原産:日本/中国/朝鮮/東南アジア/ポリネシア/オーストラリア 科:シソ(Lamiaceae) 属:ハマゴウ(Vitex) 種:ハマゴウ(rotundifolia) 別名:ハマハイ/ハマボウ/ハマツバキ 開花時期:7月~9月 花の色:紫色●青色● 葉色:緑色●白色〇 分類:落葉低木 樹高:約30~70cm 誕生花:8月3日 花言葉:「愛の喜び」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ハマゴウは学名Vitex rotundifolia、別名「ハマハイ」や「ハマツバキ」とも呼ばれる日本及び中国、朝鮮、東南アジア、ポリネシア、オーストラリアが原産の落葉低木で、日本では本州から九州(沖縄)まで分布して海岸の砂地等に自生しています。和名「ハマゴウ」の由来は浜に生え花や葉、茎が香る事から浜香(ハマゴウ)と呼ばれる様になったという説や、浜を這う姿からハマホウ(浜這)と呼ばれていたものが転訛してハマゴウと呼ばれる様になったいう説があらはます。種小名の「rotundifolia」はラテン語で円形の葉を意味します。
ハマゴウの茎は匍匐し砂表もしくは砂中を這うように伸び、途中で茎が立ち上がり花期の夏から秋に淡い紫色の小花を円錐状(円錐花序)に咲かせます。また匍匐する茎は不定根を出して無制限に広がり、また直立する茎を出して集まるため大きな群生(群落)が見られます。葉は微毛で覆われるため葉表は灰緑色、葉裏は灰白色をしており、潰すとセージの様なスパイシーな芳香があります。また花後に出来る球状の果実は、ミツバハマゴウの果実と同様に蔓荊子(まんけいし)と呼ばれる生薬で、鎮静・鎮痛作用があるとされています。
開花時期は夏から秋、花色は青色もしくは紫色、個々の小花は唇形で上唇が2裂して下唇が3裂して中央裂片が大きく、花序は円錐花序に咲きます。樹形は匍匐性で地面を這う茎から不定根を出して無制限に広がり高さ約30(70)cm × 幅は約60(500)cmに成長します。葉色は緑色(葉裏は灰白色)、葉身は卵形もしくは楕円形、葉序は対生葉序につきます。
ハマゴウは一般的に挿し木や植え替え時の株分けによって増やされますが、種によって増やす事も出来ます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
ハマゴウ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。