原産:南アメリカ 科:サトイモ(Araceae) 属:カラジューム(Caladium) 種:バイカラー(bicolor) 同義語(syn.):caladium hortulanum 英名:エンジェルウィング(angel wings) 品種:スカーレットフレーム(scarlet flame) 開花時期:殆どない 花の色:白色〇黄色● 葉色:赤色●緑色●桃色●黄色● 分類:多年草 草丈:約30~75cm 誕生日:7月5日/9月3日/9月11日 花言葉:「歓喜」「喜び」「爽やかさ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カラジューム(スカーレットフレーム)は、燃え上がる炎を連想させる様な赤い葉色が魅力の園芸品種です。葉は全体が鮮やかな赤色で縁部分のみ緑色の覆輪が入り、また中央部の赤色の部分には不規則に黄色(~薄黄色)と桃色の小さな班が入ります。
開花は殆どなく、花は白色の仏炎苞が黄色の肉穂花序を包む様に開花します。草姿は高さ約30(75)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は全体的に赤色で中央で不規則に黄色と桃色の斑が入りまた縁部分には緑色の覆輪が入り、葉身は矢尻形もしくは腎臓形(ハート形)です。
カラジュームは学名Caladium bicolor(syn.caladium hortulanum)、和名「エンジェルウィング(angel wings)」とも呼ばれる南アメリカが原産の多年草(宿根草)です。一般的に園芸植物として親しまれるカラジュームは本種(C.bicolor)になります。
カラジュームの最大の特徴(魅力)は、葉の大きさや形、豊富な葉色にあり、最大45cmにもなる大きな葉は「天使の翼」や「象の耳」に例えられる個性的な葉形をしており、赤色や橙色、黄色等の様々な色が混在して明るくトロピカルな雰囲気を作ります。葉(葉柄)は地面下にある里芋の様な塊根から出て最大75cmまで成長し、花は白色の苞葉に包まれたクリーム色の棒状(肉穂花序)の花を稀に咲かせます。しかし一般的には葉の成長を促すために、花を咲かせる事なく花芽の段階で花は取り除かれます。
園芸では強い日差しを苦手にして耐陰性が強い事から主にシェードガーデン等に利用され、また鉢植えに植えて観葉植物として利用される事もあります。非常に豊富にある葉色は3色以上が合わさるカラフルでトロピカルな葉色から、白色が主体の清楚な葉色まであるためお庭の雰囲気に合わせて品種選びをする事が出来ます。また美しい葉はカットして水につけておけば数週間は持ち、フラワーアレンジメントの素材としても利用出来ます。
カラジュームはシュウ酸カルシウム結晶を含み全草が有毒(吐き気や嘔吐、口周りの腫れ等)な為、子供や犬猫のいる家庭等では間違って食べないように注意する必要があるでしょう。
カラジュームは冬から春に分球して増やす事が出来ます。基本的には丈夫ですが、強い日差しで葉がボロボロになったり冬の寒さに弱いため夏や冬は管理に注意が必要でしょう。
カラジュームの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。