原産:ミャンマー 科:キツネノマゴ (Acanthaceae) 属:ストロビランテス(Strobilanthes) 種:ディエリアヌス(dyerianus) 別名:ペルシャ シールド(Persian shield)/ロイヤル パープル プラント(royal purple plant) 開花時期:11月~3月 花の色:紫色● 葉色:緑色●紫色●桃色●白色〇 分類:常緑多年草 草丈:約30~150cm 草姿:直立 誕生花: 花言葉:「真面目さ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ストロビランテス(ディエリアヌス)は学名Strobilanthes dyerianus、一般的にストロビランテスとして流通しているものは、この種をさしている事が多く、別名「ペルシャ シールド(Persian shield)」や「ロイヤル パープル プラント(royal purple plant)」とも呼ばれるミャンマー原産の多年草です。属名のストロビランテス(Strobilanthes)はギリシャ語で「球果」を意味するストロビロス(strobilos)とギリシャ語で「花」を意味するアンソス(anthos)の2語からきており球果状の花姿に由来しています。また種小名のディエリアヌス(dyerianus)の由来は英国の植物学者ウィリアム・ターナー・シセルトン(William Turner Thiselton)への献名になります。
ストロビランテス(ディエリアヌス)の特徴(魅力)は、金属を思わせる様な光沢のある葉と、気品や重厚感を感じさせる紫色や銀色の美しい葉色にあります。一方で花は秋から冬にかけ長く咲きますが、目立たず殆ど重要視されません。ストロビランテス(ディエリアヌス)の葉は新しい葉と古い葉で葉色が違っており、新しい葉は葉脈間の葉色が濃い紫色(~桃色)ですが、葉が古くなるにつれて葉色が薄くなっていき銀色(~白色)へと色変わりしていきます。
ストロビランテス(ディエリアヌス)は多年草ですが、一般的には霜に当たると枯れる一年草として育てられます。また多年草として育てる場合も年を追うごとに茎は木質化して成長が鈍くなり、葉色も悪くる傾向にあるため、冬越しするよりも挿し木等で株を更新しながら育てる方がいいかもしれません。
園芸では紫色から銀色の美しい葉を鑑賞する目的で利用される事が多く、高さ幅ともに大きく育つため花壇でボリュームを出す植物として利用されたり、鉢植えの中でコンパクトに育て観葉植物として室内で楽しまれたりします。また耐陰性が強く間接光のみが当たる日陰でも育てる事が出来るため、シェードガーデン等にも利用される事があります。
開花時期は秋から冬、花色は紫色、個々の花は筒状で花先が5裂して直径約1.5cmあり、花序は小花が集まり穂状花序に花が咲きます。草姿は直立で高さは約30(150)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。葉色は葉脈は緑色で葉脈間は紫色(~桃色)と銀色(~白色)になり、葉身は楕円形で、葉序は対生葉序につきます。
ストロビランテス(ディエリアヌス)は一般的に挿し木する事で増やされますが、種で増やす事も出来ます。育てる際は高温多湿に強い一方で乾燥や強い日差しを苦手にしているため、夏の管理に注意が必要です。また冬の寒さにも弱いため冬越しさせる場合は屋内にいれる等の対策が必要でしょう。