シルバーリーフとは白色(~銀色)の葉色をもっているカラーリーフの中の1種です。シルバーリーフをお庭に植えたり鉢植えに植えて飾るだけで、穢れを感じさせない美しい白色の葉色が清潔感ある印象を与えたり、また太陽の光を反射する事で全体の雰囲気を明るくする等の働きをもちます。
また洗練された印象も与えやすく、特に重厚感のある黒色の葉や花と、明るく軽やかなシルバーリーフが組み合わされれば、スタイリッシュでモダンな格好いい雰囲気を作ったりします。またシルバーリーフはどんな色の花や葉とも合わせやすいため、単体でも魅力的ですが優れた名脇役になる事も出来ます。
このページではビギナーズガーデンで紹介している植物の中から余すこと無く全てのシルバーリーフを紹介しています。良かったら最後まで見ていってください٩(。•ω<。)و
シルバーリーフの種類一覧 | |
名称:アカシア
分類:常緑低木/常緑高木
開花時期:2月~4月
葉色:緑色●紫色●白色〇
草丈:約300~1000cm
耐寒性:普通
耐暑性:強い
アカシアの種類/育て方
特徴:アカシアは花が乾燥しても色褪せを殆どせずに長持ちする事からドライフラワーやフラワーアレンジメントなどに、よく使用されている植物です。花は円錐状に沢山の球状の花が集まるため、非常にボリュームのある花姿をつくり、また花は香りがよく、幾つかの種では精油が香水に利用されています。
葉の形は種によって、シダ植物のように羽状していたり、三角形の形をしているなど、全然違う形をしています。一方で葉の色は多くの場合で白塗りされたような葉色をしているため、シルバーリーフのように楽しむ事が出来て、また幾つかの品種では紫色の葉色をしているため、上品な印象を与えるカラーリーフとして楽しむ事もできます。
また幾つかの品種では、葉のふち部分に白色または黄色の班が入るため、明るい印象や洗練された印象を与えるカラーリーフとして楽しむことも出来ます。※品種について詳しくは種類の方からご覧下さい。
名称:ウエストリンギア
分類:常緑低木
開花時期:4月~11月(環境が合えば周年)
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約100~200cm
草姿:ドーム状
耐寒性:普通
耐暑性:強い
ウエストリンギアの種類/育て方
特徴:ウエストリンギアはローズマリーを連想させる様なふさふさした樹形をつくり高さ幅ともに大きく育つ常緑低木です。魅力は薄紫色の上品な花や長い開花期間、また幾つかの品種ではシルバーやイエローグリーン等の美しい葉色がありカラーリーフとしてと楽しめる所にあります。主に生垣等に利用されますが、寒さに弱く強い霜に当たると枯れるため、暖地以外では屋外での越冬が難しいかもしれません。管理がしやすい鉢植えで育てる方がいいでしょう。
名称:エリンジウム
分類:多年草
開花時期:6月~8月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約20~60cm
耐寒性:強い
耐暑性:普通
エリンジウムの種類/育て方
特徴:エリンジウムは一般的に卵形の可愛らしい青色の花や、花の下に付く襟の様な装飾的な苞を鑑賞する目的で育てられる事が多い多年草ですが、幾つかの種や品種では葉が灰白色だったり黄色だったりするためカラーリーフとして楽しまれる事もあります。例えば、エリンジウムのマリティマム種は葉の形が柊の様な形をしており、葉の色は灰白色でシルバーリーフとして楽しむ事が出来ます。またザベリー種の園芸品種であるネプチューンズゴールドは、葉の色が輝く様な色鮮やかな黄色(~黄緑色)をしているためイエローリーフとして楽しむ事が出来ます。
エリンジウムを育てる際に注意する事は「ジメジメとした多湿」です。基本的には乾燥に強く肥料も殆ど必要としないため、理想的な環境では放ったらかしで育てる事も出来ますが、長雨等でジメジメした環境が続くと多湿で根腐れを引き起こし枯れてしまう事も多いです。そのため長雨に当たらない様な場所で育てたり、土壌の排水性を高めておくなどの対策も必要になるでしょう。
名称:オレアリア
分類:常緑低木
開花時期:春・秋
葉色:緑色●白色〇
草丈:約30~200cm
草姿:ドーム状
耐寒性:普通
耐暑性:強い
オレアリアの種類/育て方
特徴:オレアリアはふさふさ密に茂る樹形と、白色の毛で覆われた茎葉で作られる美しいシルバーリーフが魅力の常緑低木です。育てる際は非常に乾燥に強く夏の暑さに耐えますが、長雨等によるじめじめした過湿を苦手にしており、また冬も強い霜で枯れるため季節ごと管理に注意が必要です。
名称:ガザニア
分類:多年草
開花時期:4月~10月(理想的な環境では周年)
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐性
耐寒性:普通
耐暑性:強い
ガザニアの種類・育て方
特徴:ガザニアは、マット状に広がる草姿と、蜘蛛の巣状に白色の毛が生えて白銀色の外観となる所、季節わ通して花が開花する所、直径10cmを超える事もある巨大な花が魅力的な植物です。
草姿は匍匐性または叢生(株を近くに沢山作る)して、マット状に広がるため、グランドカバーとしてよく利用されます。また茎や葉には白色の毛が蜘蛛の巣状に生えるためシルバーリーフとしても利用されます。
花は頭花、直径が10cmを超えることもあるため存在感が強く豪華な雰囲気をつくり、花の色は普通は黄色と橙色、舌状花の基部に黒色の班が入るため円環模様が出来るのが一般的です。
ガザニアは乾燥に強く、肥料も殆ど不要で育てられるため、環境を整えてあげれば非常に育てやすい植物です。
名称:カランコエ
分類:多年草
開花時期:1月~5月
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐性
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
カランコエの種類・育て方
特徴:カランコエは属の中に約73種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。例えば、ベニベンケイなどは開花期間の長さや華やかな花が魅力のため花を鑑賞する目的で育てられます。またコダカラベンケイなどは葉の縁部分に子株をつくるため、子株をつくる姿を楽しむ目的で育てられます。
シルバーリーフとしても幾つかの種が利用出来ます。例えば、カランコエ・プミラは葉全体が白粉を帯びたような毛で覆われているため葉の色は白銀色をしています。またカランコエ・トメントーサなども品種を選べばシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
名称:グミ(ヤナギバグミ)
分類:落葉小高木
開花時期:4月~6月
葉色:緑色●白色〇黄色●
草丈:約500~700cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
グミの種類/育て方
特徴:グミは一般的に甘さと渋みのある赤色の果実を鑑賞もしくは収穫して食べる目的で育てられる低木もしくは小高木ですが、いくつかの種や品種ではカラーリーフとして楽しめるものもあります。
例えば、ナワシログミは葉のふち部分や中央部に黄色(~白色)の班が入る品種があります。またヤナギバグミは茎や葉が白色の毛で覆われシルバーリーフとして楽しまれます。
名称:コマクサ
分類:多年草
開花時期:4月~6月・(10月~11月に再開花する事がある)
葉色:緑色●白色〇
草丈:約15~40cm
草姿:ロゼット状
耐寒性:強い
耐暑性:普通
コマクサの種類/育て方
特徴:コマクサは属の中に約8種があり、一般的にハートの形をした袋状の可愛らしい花を鑑賞する目的で育てられる事が多い多年草(宿根草)ですが、幾つかの種や園芸品種では白色の粉を吹いた様な白銀色の葉色もありシルバーリーフとして楽しむ事も出来ます。
育てる際は「夏の暑さ」「乾燥」「多湿」の3つに注意が必要です。基本的に夏の暑さや乾燥等に弱いため日向を避けた場所で管理したり、水やりをしっかりする等の対策が必要になるでしょう。また高温多湿によって根が腐敗して枯れる事もあるため、長雨に当たる事を避けたり土壌の排水性を高める等の対策も必要です。
四季咲きコマクサ(バーニングハーツ)は学名Dicentra ‘burning hearts’、日本の塩崎晃氏によって、コマクサ(Dicentra peregrina)とヒメケマンソウ(Dicentra eximia)が交配され生まれた交雑種です。
四季咲きコマクサ(バーニングハーツ)の特徴は、ハート形に膨らむ花の形と、花弁の先が強くカールする所、葉がパセリの様に細く裂けて白銀色の葉色がシルバーリーフとしても魅力的な所等があり、ヒメケマンソウからは四季咲きを受け継いでおり春と秋に花を咲かせます。
開花時期は春から初夏(秋に再開花する場合もある)、花色は赤色個々の花は花弁が4個で外側の2個は外向きにカールし内側の2個は下側に突き出ており、花序は総状花序に花が集まり咲きます。草姿は直立して高さ約15(30)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色(~白緑色)、葉身は2~3回羽状に浅裂~深裂、葉序は根生葉につきます。
(´・ω・)p楽天で購入q
名称:シレネ(スイセンノウ)
分類:多年草(短命)
開花時期:5月~8月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約30~90cm
草姿:直立
耐寒性:強い
耐暑性:普通
シレネの種類/育て方
特徴:シレネは属の中に約424種がありますが、一般的にシルバーリーフとして楽しまれる種は「スイセンノウ」や「ユニフローラ種」になります。特にスイセンノウは写真からも分かる通り、まるで化粧をしているかのような非常に上品な花姿をしており、お庭に植えておけば気品ある雰囲気をつくります。
更に詳しくシレネ属に関して知りたい方は種類/育て方の方に書いてあるためそちらをご覧下さい((꜆꜄•௰•)꜆꜄꜆ぽちぽち【凸】
シレネ(バリエガータ)は子供の玩具の色を連想させる様な柔らかなパステル調の葉色が特徴の園芸品種です。葉は全体が白色に近い明るい色調で、青緑色の葉の縁部分に白色(~薄黄色)の明るい覆輪が入り、開放感のある明るいお庭やピュアで可愛らしいロマンチックなお庭等によく合うでしょう。高さは約15cm × 幅は約40cmまで成長します。
(´・ω・)p楽天で購入q
名称:シロタエギク
分類:常緑多年草
開花時期:6月~8月
葉色:緑色●白色〇
草丈:15cm~60cm
草姿:直立/ドーム状
耐寒性:強い
耐暑性:強い
シロタエギクの種類/育て方
特徴:シロタエギクは、別名「ダスティーミラー(dusty miller)」とも呼ばれるシルバーリーフの美しい常緑の多年草です。他のカラーリーフと比べると葉色のバリエーションが少ないもののシロタエギクはどんな色の花とも合わせやすく名脇役として花壇の中や寄せ植えで活躍します。また寒さにも強いため冬花壇でも活躍する貴重なカラーリーフとなるでしょう。一方で、時間の経過や雨に濡れる等すると葉の白色を構成している毛が落ちてしまい、緑色に戻る事があります。そのため、水に当てないように管理したり、切り戻しする等の管理が必要になってくるでしょう。
名称:セントレーア
分類:多年草
開花時期:5月~7月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約80~100cm
耐寒性:強い
耐暑性:普通
セントレーアの種類/育て方
特徴:セントレーアは一般的に「矢車」を連想させるような花を鑑賞する目的で育てられる植物ですが、属の中には約687種があり、幾つかの種はカラーリーフ(シルバーリーフ)として楽しまれる種があります。例えば、セントレーア・ギムノカルパは茎や葉が白色の毛で覆われるため殆ど白色の外観をしており、葉がレースの様に細かく裂ける所と桃色の花を咲かせる所が特徴です。またセントレーア・シネラリアも茎や葉が白色の毛で覆われるためシルバーリーフとして楽しまれており、ヨモギの様に羽状に裂ける葉と黄色の花を咲かせる所が特徴です。その他、園芸品種の種類や育て方など詳しくは上記のリンクからご覧下さい。
分類:常緑亜低木
開花時期:5月~8月
葉色:緑色●黄色●白色〇
長さ:約10~30cm
草姿:グランドカバー/直立
耐寒性:強い
耐暑性:普通
タイムの種類/育て方
特徴:タイムは一般的に香りの良い枝葉を料理に利用する目的であったり、華やかな花を鑑賞する目的で育てられます。一方、幾つかの種や品種ではカラーリーフとして楽しめるものもあります。例えばレモンタイムでは、葉の縁部分に黄色の覆輪が入る「ゴールデン・レモンタイム」や葉の縁部分に白色の覆輪が入る「シルバークィーン」等があり、どちらもお庭の雰囲気を明るくする効果があるカラーリーフです。
タイムの育て方は、ラベンダーに似ます。アルカリ性で排水性の良い土壌を必要として、ジメジメとした過湿する環境をきらいます。一方で肥料も水やりも殆ど必要ないため環境が合えばほったらかしでも育ちます。
レモンタイム(シルバークィーン)は、葉の縁部分に白色の覆輪が入りカラーリーフとしても楽しめる魅力的な園芸品種です。また白色の覆輪に太陽の光が当たる事で、光が反射して輝きお庭の雰囲気を明るくします。
(´・ω・)p楽天で購入q
名称:トウヒ
分類:常緑高木
開花時期:4月~6月
葉色:緑色●青色●黄色●白色〇
草丈:約100~5000cm
草姿:円錐形
耐寒性:強い
耐暑性:普通
トウヒの種類/育て方
特徴:トウヒの特徴は、剪定を殆どしなくても円錐形に成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)と、短い針形の葉が螺旋状に密について葉が円柱形の外観をつくる所、葉に目立つ白色の気孔があり葉色が灰緑色や青白色になる所、個性的な花を咲かせたり個性的な形の松かさ(松ぼっくり)を実らせたりする所にあります。
トウヒは属の中に約40種がありますが、幾つかの種やその品種が園芸で親しまれています。例えばクリスマスツリーとして最も一般的に親しまれており美しい円錐形の樹形と沢山の園芸品種が魅力的な「ドイツトウヒ」や、葉に多数の白色の気孔があり殆ど白色に見える美しい葉色が魅力的な「カナダトウヒ」や「コロラドトウヒ」とその園芸品種等です。
鑑賞目的では一般的に、円錐形に成長する洗練された樹形を庭木として鑑賞する目的や、円錐形のトウヒを並べてちょっとお洒落な生垣として利用したり、また底の浅い鉢で成長を制御しながら盆栽として楽しむ目的等で育てられます。
カラーリーフとしては幾つかの種(ドイツトウヒやコロラドトウヒ等)の品種が、青色や黄色や白色(~灰色)の葉色をもつため、これらをカラーリーフとして楽しむ事が出来ます。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。
名称:ピレア
分類:常緑多年草
開花時期:滅多に咲くない
葉色:緑色●茶色●黄色●橙色●黒色●銀色●白色〇
草丈:15~30cm(インボルクラータ種)/15~60cm(カディエレイ種)/10cm(グラウカ種)
草姿:直立性/這性
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
ピレアの種類/育て方
特徴:ピレアは他のカラーリーフと比べるとバリエーションは少ないものの独特な葉の模様や尖った葉色が魅力ある常緑多年草です。例えば、インボルクラータ種には銀色と白色の2色の葉色がシックな「シルバーツリー」があり、またカディエレイ種では塗装が剥がれた様な光沢ある葉色からアルミニウム・プラントとも呼ばれカラーリーフとして楽しまれています。
ピレアはあまり寒さに強くないため、一般的には鉢植えで管理される事が多く、観葉植物として育てられており、春から秋は屋外の半日影で、冬は屋内で育てられています。
名称:フィットニア
分類:常緑多年草
開花時期:6月~8月(開花は稀)
葉色:緑色●赤色●桃色●黄色●白色〇
草丈:10~15cm
草姿:ドーム状
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
フィットニアの種類/育て方
特徴:フィットニアは葉脈の部分に入る網目状の班が魅力的な常緑多年草です。比較的に簡単に入手出来る事から、花壇の縁ぞいに並べて縁どりとして利用されたり、また寄せ植えの素材として利用されたり、屋内の窓際等に飾り観葉植物として利用されたりします。
フィットニアは、基本的に日当りを気にせず育てられるため、屋外や屋内の好きな所で楽しめます。ただし寒さに弱いため、冬越しする場合は屋内に入れる必要があるでしょう。
名称:ブッドレア(シルバーアニバーサリー)
分類:落葉低木
開花時期:7月~10月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約100~150cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
ブッドレア(シルバーアニバーサリー)の種類/育て方
特徴:ブッドレアは一般的に蝶々を呼ぶ目的だったりボリュームある花を鑑賞する目的の為に育てられる事が多いですが、幾つかの種や品種ではカラーリーフを目的として栽培されるものもあります。その中でもブッドレア(シルバーアニバーサリー)は茎や葉、花に至るまで真っ白でシルバーリーフとして非常に魅力あるカラーリーフです。
またブッドレア(シルバーアニバーサリー)は夏の暑さや冬の寒さにも強く、ほったらかしで育てる事が出来る所も魅力でしょう。
名称:プラチーナ(カロケファルス)
分類:常緑低木
開花時期:5月~7月
葉色:緑色●白色〇
草丈:20~100cm
草姿:ドーム状
耐寒性:普通
耐暑性:普通
プラチーナ(カロケファルス)の種類/育て方
特徴:プラチーナは枝のみの様な丸みを帯びたドーム状の樹形や、光を反射して輝く様な美しさあるシルバーの茎葉を鑑賞する目的で育てられる常緑低木です。一般的に長雨や冬の寒さに弱い事から、管理のしやすい鉢植えの中で育てられる事が多く、寄せ植えの素材として利用されたり単体で利用されたりして、玄関先等に飾られて楽しまれます。
名称:ブルンネラ
分類:多年草
開花時期:4月~6月
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約30~45cm
草姿:ドーム状
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ブルンネラの種類/育て方
特徴:ブルンネラは葉全体(脈間)に白色の班が入り清楚な雰囲気をつくる多年草です。ブルンネラは基部(根生葉)にハート形の大きな葉をもっており、地面に大きく広がるため地被植物として機能します。また春から咲く涼やかな花は勿忘草の花の様な可憐な雰囲気があり、白色の葉との相性もよくクールで落ち着いた雰囲気のお庭等によく合うでしょう。
ブルンネラは、強い日差しを苦手にしているため西日の当たらない半日影や間接光のみが当たるような明るい日陰を好みます。そのためシェードガーデン等にもよく利用されており、また地面を美しく被覆するため花壇の縁どりやグランドカバーにも最適です。
ブルンネラ(シーハート)は強い日差しに対して耐性があるため葉焼けし難い所や、基部の葉は大きく、脈間にはっきりとした白色の班がはいる所等が魅力の園芸品種です。高さは約30cm × 幅は約45cmまで成長します。
ブルンネラ(ジャックフロスト)は脈間にはっきりとした白色の班がはいる所と、基部の大きな葉が地面を密に覆い優れた地被植物となる所が魅力の園芸品種です。高さは約45cm × 幅は約45cmまで成長します。
名称:ヘリクリサム(カレープラント)
分類:多年草
開花時期:7月~9月
葉色:緑色●白色〇
長さ:約30~60cm
草姿:ドーム状
耐寒性:普通
耐暑性:強い
ヘリクリサム(カレープラント)の種類/育て方
特徴:ヘリクリサム(カレープラント)は茎や葉に白色の毛が密生しているため、美しいシルバーリーフの外観をつくる魅力的な多年草です。またその「カレープラント」の名前からも分かる通り、葉や茎からは「カレー粉」や「焦げたキャラメル」を連想させるスパイシーな香りがあり、またその香りは乾燥しても長続きし一年はもつと言われます。また別名では「イモーテル(immortelle)」の名で呼ばれており、乾燥しても色褪せない美しい黄色の花からきています。
名称:ベロニカ
分類:多年草
開花時期:6月~9月
葉色:緑色●白色〇黄色●紫色●茶色●
草丈:約30~60cm
草姿:直立/匍匐
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ベロニカの種類/育て方
特徴:ベロニカは属の中に約198種がありますが、一般に園芸でカラーリーフとして親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。
例えば、ベロニカ・インカナ種やベロニカ・トウテイランは茎や葉が白色の毛で覆われるためスッキリとした洗練された雰囲気があり、一般的にシルバーリーフとして親しまれます。またベロニカ・ペドゥンクラリス種は匍匐するような草姿をしているためグランドカバーや花壇の縁どり等に使いやすく、葉色が銅色や紫色になるため落ち着いた雰囲気のお庭等によくあいます。その他にもベロニカ・プロストラータ種やベロニカ・カラフトヒヨクソウ種やベロニカ・ロンギフォリア種の中にもカラーリーフとして楽しめる品種がたくさんあります。詳しくは種類の方に記載しているため、リンクから飛んでみてください。
名称:マツ
分類:常緑高木/常緑低木
開花時期:3月~5月頃
葉色:緑色●青色●黄色●灰色●
草丈:約100~5000cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
マツの種類/育て方
特徴:マツの特徴は先の尖った針形の葉や受粉した後、数年後に実る松かさ(松ぼっくり)等にあり、また幾つかの種の松かさの種子は食用として利用する目的で栽培されていたりもします。
マツは属の中に約122種がありますが、幾つかの種やその品種が園芸で親しまれています。例えば円錐形に洗練された形で成長するマツを庭木として観賞する目的や、匍匐する様に成長する樹形のマツを地被植物として利用する目的、底の浅い鉢で成長を制御しながら盆栽として楽しむ目的等で育てられます。
またカラーリーフとしては幾つかの種(アカマツやモンタナマツ等)の品種が、青色や黄色や白色(~灰色)の葉色をもつため、これらをカラーリーフとして楽しむ事が出来ます。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。
名称:メシダ
分類:シダ植物(夏緑性)
開花時期:-
葉色:緑色●赤色●紫色●黄色●灰色●白色〇
草丈:約30~50cm
草姿:ドーム状
耐寒性:強い
耐暑性:強い
メシダの種類/育て方
特徴:メシダは約180種があるシダ植物の仲間ですが、一般的にカラーリーフとして親しまれているのは日本にも自生しているイヌワラビです。羽根の様な美しい葉を広げる姿が特徴で葉色は一般的に緑色ですが、園芸品種の中にはメタリックなシルバーや紫色の葉色をもつ品種があります。
メシダは夏の強い日差しや乾燥を苦手にしているため、一般的に間接光のみが当たるような日陰で育てられる事が多く、土壌も保水性の良い土が使われて育てられます。
ニシキシダ(シルバー フォールズ)は気品を感じさせる赤紫色の葉脈とスタイリッシュなシルバーリーフが魅力的な園芸品種です。三角形を形どった長い葉が地際から何本も出てアーチ状に広がり作る美しい草姿は優美で上品な雰囲気があり、シルバー(赤紫色)の葉色とも相性が良く、エレガントなお庭やスタイリッシュでかっこいいお庭等によく合うでしょう。
名称:ユーカリ
分類:常緑低木/常緑高木
開花時期:種により様々
葉色:緑色●黄色●銀白色●
草丈:1.5m~100m(種により様々)
耐寒性:普通
耐暑性:普通
ユーカリの種類/育て方
特徴:ユーカリは、銀白色の美しい葉色やローズマリーを連想させる爽やかな香りを楽しむ目的等で育てられる事が多い常緑低木もしくは常緑高木です。ユーカリの美しい葉は乾燥しても色褪せが少なく形の崩れも少ない事から花材としての人気も高く、花束やリース等に利用されます。ユーカリのシルバーリーフはどんな色の花とでも合わせやすく、紫色の花と合わせれば上品な雰囲気の花束になり、濃い赤色と合わせれば高級感と大人の雰囲気を感じさせる魅力的な花束となるでしょう。
育てる際は背の低い種や品種もありますが、高い種や品種でも強く切り戻す事でコンパクトな樹形で楽しめます。基本的にユーカリは夏の高温多湿がやや苦手です。冬の寒さに関しては種によってそれぞれ耐性が違うため、確認が必要です。詳しい育て方に関しては写真を押すか種類の方から育て方に飛べば見れる様になるので良ければご覧下さい。
分類:多年草
開花時期:夏から秋
葉色:緑色●白色〇
草丈:15~90cm
草姿:ドーム状/直立
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ヨモギ(アルテミシア)の種類/育て方
特徴:ヨモギ(アルテミシア)は属の中に約300種がありますが、園芸では主にシルバーリーフを目的に「シロヨモギ」や「アサギリソウ」や「ルドビシアナ種」等が親しまれています。上記の3つは主に草姿が違い、シロヨモギはどちらかと言うと地面を覆うように広がりますが、アサギリソウはクッションの様にドーム状に茂り花壇の縁どり等に利用されます。またルドビシアナ種は垂直に茎が伸びて背が高くなる所が主な特徴です。
ヨモギ(アルテミシア)は基本的に屋外の花壇等で育てられるほど丈夫で育てやすいですが、高温多湿を苦手にしており長雨等による浸水が苦手です。そのため、雨の当たらない場所で育てたり土壌の排水性を高めておく事が、育てる際は重要でしょう。
アサギリソウ(ナナ)は非常に背が低く沢山の茎が出る事で、コンパクトでボリュームある草姿をつくる魅力的な園芸品種です。葉には絹の様な白色の毛が密生するためシルバーリーフとして人気があり、また光が当たると反射してキラキラと輝くため足元を明るく彩ります。高さは約15cm × 幅は約30cmに成長します。
(´・ω・)p楽天で購入q
アルテミシア(シルバークィーン)はスラリと伸びる背の高い茎と、白色の毛で覆われた美しいシルバーリーフが魅力的な園芸品種です。銀白色の美しい葉はどんな色の葉や花との相性よく同調するため優れた名脇役となり、紫色の花と合わせれば上品でエレガントな雰囲気の花壇となったり、濃い赤色の花と合わせれば高級感と大人の雰囲気を感じさせる魅力的な花壇となったりするでしょう。高さは約60(90)cm × 幅は約60(90)cmに成長します。
(´・ω・)p楽天で購入q
名称:ヨモギギク(タンジー)
分類:多年草
開花時期:5月~9月(種により様々)
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約30~90cm
草姿:ドーム状
耐寒性:強い
耐暑性:強い
ヨモギギク(タンジー)の種類/育て方
特徴:ヨモギギク(タンジー)属は主に色鮮やかな花や香り、ドライフラワー等を楽しむ目的で育てられる事が多い多年草ですが、幾つかの種や品種ではカラーリーフとして楽しまれます。例えばタンジーでは明るいイエローグリーンの葉をもった「イスラ ゴールド」と呼ばれる品種があったり、また流通名でシルバーレースと呼ばれ親しまれている種(Tanacetum parthenium)があったりします。
ヨモギギク(タンジー)は基本的にはほったらかし育つ程に丈夫で育てやすいですが、高温多湿をやや苦手にしており長雨等による浸水に気をつける必要があるかもしれません。詳しい育て方に関しては写真を押すか種類の方から育て方に飛べば見れる様になるので良ければご覧下さい。
タンジー(イスラ ゴールド)はシダ植物を連想させる様な細く裂けた繊細な葉の形をしており、また明るいイエローリーフが魅力的な園芸品種です。光をよく通す葉の形と輝く様に美しい黄色の葉はお庭を明るく爽やかな雰囲気にします。高さは約90cm × 幅は約90cmまで成長します。
名称:ユリオプス
分類:常緑低木
開花時期:11月~5月(理想的な環境では周年)
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約50~150cm
草姿:ブッシュ状
耐寒性:普通
耐暑性:強い
葉の種類・育て方・楽天で購入
特徴:ユリオプスの特徴は、開花期間が長いため、お庭の中を長く彩る事が出来る所や、葉の縁部分に深い切れ込みが入るためお洒落なリーフとして楽しめる所、葉の表面に白色の毛が生えている種と品種があるためシルバーリーフとしても楽しめる所、非常に丈夫で水やりも肥料も殆ど必要としないため初心者でも育てやすい所等にあります。
カラーリーフとしてはユリオプスデージーが葉の表面に白色の毛が生えるため、シルバーリーフとして楽しむ事が出来ます。また幾つかの品種では葉の中に黄色の班が入るため、品種を選べば明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しむことも出来ます。
名称:ラミウム
分類:多年草
開花時期:3月~6月
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:15~30(80)cm
草姿:這性
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ラミウムの種類/育て方
特徴:ラミウム(オドリコソウ)属は約50種ある多年草もしくは一年草ですが、一般に園芸では這うように広がる草姿とシルバーリーフが魅力的なマクラツム種が親しまれています。ラミウムは地植えすると足元を明るく彩るグランドカバーとなり、またハンギングバスケットや鉢植えで育てれば茎葉が下垂する優雅な草姿が見られます。また早春から初夏にかけて咲く紫色や桃色の花も魅力的で、シルバーリーフとの相性もとてもよく、紫色の花であれば上品な雰囲気のお庭に桃色の花であれば可愛らしくロマンチックな雰囲気のお庭によく合うでしょう。
ラミウムは強い日差しに当たると葉焼けを起こすため、直射日光の当たらない日陰や西日の当たらない半日影等で育てます。冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため、育てる際は夏の管理に注意が必要でしょう。
ラミウム(ラミー ダークパープル)は非常に背が低く匍匐する様に地面をよく広がり、白色の班は葉全体を占めて美しいシルバーリーフとして楽しめる魅力的な園芸品種です。足元を彩る白色の美しい葉は清潔感を感じさせ、またウェディングロードを連想させる様な明るい雰囲気を作ります。高さ約10(20)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。
ラミウム(ホワイト ナンシー)は非常に背が低く匍匐する様に地面をよく広がり、真っ白な花とシルバーリーフが足元を明るく彩り、清潔感を感じさせる魅力的な園芸品種です。高さ約10(30)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。
(´・ω・)p楽天で購入q
ラミウム(ビーコンシルバー)は非常に背が低く匍匐する様に地面をよく広がり、紫色の花とシルバーリーフが足元を明るく彩り、上品でエレガントな雰囲気を感じさせる魅力的な園芸品種です。高さ約10(20)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。
(´・ω・)p楽天で購入q
名称:ラムズイヤー(スタキス属)
分類:多年草
開花時期:5月~7月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約15~80cm
草姿:グランドカバー
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ラムズイヤー(スタキス属)の種類/育て方
特徴:ラムズイヤー(スタキス属)は美しいシルバーリーフを鑑賞する目的や、地面を被覆するグランドカバーとして利用する目的等で利用される多年草です。葉や茎には「羊毛」や「絹」に例えられる白色の毛が密生しており、葉は肉厚で柔らかな事から「子羊の耳(lamb’s-ear)」に例えられ通称として呼ばれています。
ラムズイヤーは、乾燥に強い植物ですが一方でジメジメとした過湿を苦手にしており、長雨等にあたると茎葉が腐敗し枯れる事もあります。そのため、出来るだけ雨の当たらない場所に植えたり土の排水性を高めておくなどの対策が必要でしょう。その他に関しては夏の暑さに強く、また冬の寒さにも強いため育てやすい多年草です。
名称:ラベンダー
分類:低木
開花時期:5月~6月(種により様々)
葉色:緑色●黄色●白色〇
草丈:約30~120cm
草姿:ドーム状
耐寒性:強い
耐暑性:普通
ラベンダーの種類/育て方
特徴:ラベンダーは一般的に甘い香りだったり華やかな花を鑑賞する目的で育てられる事が多く、シルバーリーフは副次的な魅力として楽しまれる事の多い低木ですが、しかしラベンダーの中には驚く程に真っ白な毛で美しいシルバーリーフが楽しめる「ウーリーラベンダー」やイングリッシュラベンダーとウーリーラベンダーの雑種で香りまで良くなった「チャイトリアエ」等があり、また最近では葉にクリーム色の縁どりのある「メルロー」等の人気品種がある事も忘れてはいけません。
ラベンダーは一般的に長雨等によって浸水したり、水滴が葉にかかる事を嫌うため、管理のしやすい鉢植えで育てたり、あまり雨の当たらない軒下などで地植えされて育てられたりする事が多いです。ただ多湿や病気に強い種や品種もあるため普通に地植えで育てられるラベンダーもあります。また多湿に弱い一方で乾燥に非常に強いため、他の植物と比べて水やりの頻度はかなり低めで、肥料も基本的に不要なため、多湿さえ気をつければ低メンテナンスで育てやすい低木と言えます。
名称:リュウカデンドロン(シルバーアフリカーナ)
分類:常緑高木
開花時期:11~4月
葉色:緑色●白色〇灰色●
草丈:約500~1500cm
耐寒性:普通
耐暑性:普通
リュウカデンドロンの種類/育て方
特徴:リュウカデンドロンは属の中に約30~80種があり、開花期になるとクリーム色や赤色などに付く総苞片と、花弁のように広がる総苞片の中央で咲く球状の花が魅力の植物です。花は一般的に総苞片(葉が変化したもの)を鑑賞するため、カット後の日持ちが非常に長く、切り花やドライフラワーとして高い人気があります。また花後に見られる松ぼっくりのような実(雌雄異株のたま雄株と雌株が必要)も魅力的です。
カラーリーフとしては、幾つかの種(シルバーアフリカーナやサリグナム種等)や、その園芸品種が楽しまれます。例えば、シルバーアフリカーナは葉に絹の様な白色(~銀色)の毛が密に生えており、光が当たると反射して煌めくような美しい外観をつくります。またサリグナム種は非常に多くの園芸品種があり、開花期になると総苞片がクリーム色や赤色などに変わる事はもちろん、覆輪のはいる品種等もあるため、これらをカラーリーフとして楽しむ事が出来ます。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。
名称:レウコフィルム
分類:常緑低木
開花時期:4月~10月
葉色:緑色●白色〇
草丈:約150~300cm
草姿:ブッシュ状
耐寒性:普通
耐暑性:強い
レウコフィルムの種類/育て方
特徴:レウコフィルムは、茎や葉が白色の毛で覆われているため外観が白緑色に見え一般的にシルバーリーフとして楽しまれます。また春から秋にかけて数回にわけて咲く上品な紫色(~桃色)の花は、シルバーリーフとの相性がとてもよく、紫色の花であれば上品でエレガントな雰囲気を作り、桃色の花であれば可愛くロマンチックな雰囲気のお庭を作ります。また高さ幅共に非常に大きく成長する事からお庭の印象を決める景観植物ともなります。
レウコフィルム(フルテスケンス)を育てる際に注意する事は「浸水や過湿」くらいです。基本的には栄養が乏しく乾燥した土壌でも育つため、環境が合えば放ったらかしでも育ちます。ただし、粘土質な土壌や浸水する様な土壌等で育てると、寿命が短くなったり枯れる事もあるため注意が必要です。