原産:中央・南アメリカ 科:イワタバコ(Gesneriaceae) 属:エピスシア(Episcia) 種:リラキナ(lilacina) 別名:フレーム・バイオレット(flame violet) 開花時期:5月~8月 花の色:桃色●紫色●白色〇 葉色:緑色●茶色●白色〇 分類:常緑多年草 草丈:約10~15cm 誕生花:11月12日 花言葉:「可憐」「強調」「子まめ」「可愛い女性」 用途:開花期間長い/グランドカバー/カラーリーフ | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
エピスシア(リラキナ)は学名Episcia lilacina、別名「フレーム・バイオレット(flame violet)」とも呼ばれる中央・南アメリカ原産の常緑多年草です。
エピスシア(リラキナ)の語源(由来)
- 属名のEpisciaはギリシャ語で「陰影」を意味する「επισκισς(episkios)」からきており、自生している場所に由来します。
- 種小名のlilacinaは「ライラックの」を意味しており花色に由来しています。
エピスシア(リラキナ)の特徴(魅力)
- エピスシア(リラキナ)は種小名の由来にもなる薄紫色の上品な花色が魅力です。
- 葉は濃い緑色(~茶色)と薄緑色の2色の個性的な葉色をしており
- ↳茶色の葉色は素朴な雰囲気をつくり遠い昔を思い出させる様な「ノスタルジックなお庭」やカフェテラスを連想させる様な「渋くオシャレな雰囲気のお庭」等によく合います。
- 茎は匍匐して伸びるため地面を被覆する植物として利用されたりしますが
- ↳一般的には寒さに弱いため管理のしやすい鉢植えの中で育てられます。
↳鉢植えに植えると茎葉が下垂する優雅な草姿が見られます。 - ↳葉は常緑のため一年を通して楽しめます。
- 花は一般的に春から秋にかけて咲きますが
- ↳理想的な環境では通年開花します。
- 耐陰性があり室内で観葉植物として育てられます
- ↳シェードガーデンにも利用出来ます。
エピスシア(リラキナ)の茎は肉質で地面に沿って這うように広がり、節からは不定根が出ます。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は濃い緑色(~茶色)で葉脈が薄緑色(~白色)で白色の毛が生えており、葉の大きさは長さ約4~10cmあり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯をもちます。花序は葉腋(腋生)に花をつけて咲き、花は筒状で裂片は5個あり花色は紫色から桃色、白色をしています。
開花時期は晩春から晩夏、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花は筒状で裂片は5個、花序は腋生します。草姿は匍匐して高さ約10(15)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や茶色や白色があり、葉身は卵形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
エピスシア(リラキナ)の栽培
園芸では、エピスシア(リラキナ)の個性的な葉色をカラーリーフとして楽しむ目的であったり、優雅に枝垂れる草姿を鑑賞する目的で育てられます。一般的に寒さに弱いため、管理のしやすい鉢植えやハンギングバスケットの中で育てられる事が多く、室内で観葉植物として育てられたり、玄関先等に飾られたりして楽しまれます。また耐陰性が強いため、シェードガーデンにもおすすめです。
エピスシア(リラキナ)を育てる際に注意する事は「強い日差し」「寒さ」「乾燥」の三つです。エピスシア(リラキナ)は強い日差しの当たると環境で育てると葉やけを引き起こし葉がボロボロになりやすいため、基本的には日向を避けて管理します。また乾燥すると葉が茶色く枯れやすいため、有機物のたっぷり入る保水性のある土壌に植えたり、必要に応じて水やりをする事が大切です。また基本的に寒さに耐えられないため、冬は10度以上を保てる室内に取り込む必要があります。
エピスシアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。