
原産:ソシエテ諸島
科:サトイモ(Araceae)
属:ハブカズラ(Epipremnum)
種:オウゴンカズラ(aureum)
英名:ポトス(Pothos)
別名:オウゴンカズラ/エピプレムヌム・アウレウム
品種:ネオン(epipremnum aureum ‘neon’)
開花時期:自然開花は稀
花の色:黄色●白色〇
葉色:黄色●緑色●
分類:常緑多年草
長さ:約300~600cm
誕生花:4月17日
花言葉:「長い幸」「永遠の富」「華やかな明るさ」
用途:カラーリーフ/グランドカバー/壁面緑化/日陰食物
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ポトス(ネオン)は発光しているかの様な明るく光沢のある黄色い葉色と、優雅に広がる草姿が魅力の園芸品種です。フレッシュな魅力があるイエローリーフは、単体でもお庭を明るく彩りポジティブな雰囲気を作りますが、対比する赤色や青色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。
開花はジベレリンに関する遺伝的障害があるため非常に稀、花は白色の仏炎苞が黄色の肉穂花序を包む様に開花する。草姿はツル性で長さ約300~600cmまで成長します。葉色は黄色(~黄緑色)で、葉身は卵形もしくは心形、葉序は互生葉序につきます。
ポトスとは!?
ポトスは学名Epipremnum aureum、別名では「オウゴンカズラ」や「エピプレムヌム・アウレウム」とも呼ばれるソシエテ諸島が原産の常緑多年草です。
ポトスの語源(由来)
- 属名のEpipremnumはギリシャ語で「上に」を意味する「epi」と、「茎」を意味する「premnom」の2語の造語です。
- 種小名のアウレウム(aureum)は「黄金」を意味しており、葉の色が黄金の様に見える事に由来しています。
- オウゴンカズラの由来は葉の色が「黄金」を連想させて、ツル状に伸びる草姿が「カズラ」を思わせる所からきています。
- ポトスの由来は以前の属がポトス(Pothos)属にあった事から、現在もこの名称で親しまれています。
ポトスの特徴(魅力)
- ポトスは種小名や和名からも分かる通り黄金を連想させる美しい葉色が魅力です。
- ↳また幾つかの品種では白色の班もはいります。
- ポトスの葉は一般的には長さ10cm前後ですが、成熟して大きく育った株では長さ100cmに達す事もあります。
- ↳また茎の太さも直径4cmに達します。
- 茎はツル性で優雅に広がるため鉢植え等で育てられる事が多く下垂する草姿が鑑賞されます。
- ↳また茎は気根を出して壁等を登る事もあります。
- 花は遺伝的障害があり自然に開花する事は殆どありません。
- ↳ジベレリンを噴霧すると開花する事もあるようです。
- ポトスは以前はポトス属にありましたが、開花した花を調べた所、ハブカズラとの類似性が高まり現在のハブカズラ属に移動されています。
- ポトスは耐陰性が高く屋内で観葉植物として楽しまれたり
- ↳シェードガーデンで楽しむ事が可能です。
ポトスの茎はツル性で、茎から粘着質な気根を出すことで樹木や壁を登ったり、不定根を出して地面を這うように広がり長さ約300(~2000)cmまで成長します。葉は茎に交互につく互生葉序で、葉色は緑色もしくは黄色か白色、葉身は卵形もしくは心形(ハート形)をしており、葉の大きさは一般的に長さ10cm程度ですが、成熟した株では葉の大きさが長さ100cm幅45cmに達する事もあります。花は自然環境では滅多に咲きませんが、白色の仏炎苞が黄色の肉穂花序を包む様に開花します。
ポトスの栽培方法
園芸では、ポトスの美しい葉色をカラーリーフとして楽しむ目的であったり、優雅に枝垂れる草姿を鑑賞する目的であったり、観葉植物や壁等に這わせて楽しまれたりします。一般的に冬も管理がしやすい鉢植えで育てられる事が多く、屋内の明るい場所に飾られたり、また屋外のシェードガーデンで楽しまれる事もあります。
ポトスを育てる際に注意する事は「強い日差し」や「乾燥」です。ポトスは基本的に強い日差しに当たると葉やけを引き起こし葉がボロボロになりやすいため、直射日光が当たらない明るい日陰で育てられます。ポトスはそこまで水や肥料を必要とせず低メンテナンスで育てられる植物ですが、水やりを忘れてしまうと枯れる事もあるため注意しましょう。
ハブカズラ(ポトス)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ハブカズラ(ポトス)の珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】
ポトス(ネオン)の育て方
花壇の土づくり
ポトス(ネオン)は直射日光が何時間も当たる環境では、光合成能力を越えてしまい葉焼けする事があります。そのため通常は間接光のみが当たる日陰で育てられます。
ポトス(ネオン)は通気性が良く適度に肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を良くするパーライトや肥沃さを上げる腐葉土等をいれて土壌を改善するといいでしょう。
冬越しする方法
Hardiness:10b~12a
ポトス(ネオン)は基本的に冬の寒さと霜に耐えられないため、冬越しさせたい場合は気温が10度を下回らない屋内に入れて管理するのが一般的です。
- 鉢植えで育てている場合は、明るい間接光が当たり、気温が10度を下回らない室内もしくは温室に入れて管理しましょう。
- 地植えしている場合は株を掘り起こして鉢植えに植え直し室内か温室に入れます。