アガベ(リュウゼツラン)は属の中に約299種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページではアオノリュウゼツラン・笹の雪・アテナータなどの原種と交雑種、またその園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■アガベ(リュウゼツラン)の簡易比較
名称 | サイズ | 葉の形 | 備考 |
---|---|---|---|
アオノリュウゼツラン![]() | 大型 | ・世界で最も栽培されており品種も多い。 ・大株に成長するため庭園の中でも強い存在感がある。 ・葉の途中で外側に反ったり折れ曲がる傾向がある。 | |
笹の雪![]() | 小型 | ・株のサイズが小型なため鉢植えの中やスモールガーデンで育てやすい。 ・ロゼットの中に葉の数が多く緻密に規則正しく並ぶため洗練された見た目をしている。 ・葉の表面に目立つ白色の稜があり多面体のような見た目をしている。 | |
アテナータ![]() | ・花の形状がキツネの尻尾や白鳥の首等に例えらる個性的な見た目をしている。 ・茎が長く古い葉は脱落するため、茎の下部は剥き出しになる。 ・葉の質感は柔軟で先端に棘がない。 | ||
ポタトルム![]() | 小型~中型 | ・花穂の形状がユニーク ・葉は上部が幅広で鋭い赤褐色の棘をもちます。 | |
パリー![]() | 小型~中型 | ・花穂の形状がユニーク ・比較的に寒かに強く暖地や平地であれば冬も屋外で管理する事も可能です。 | |
フィリフェラ![]() | 小型~中型 | ・葉の形状が剣のように細くシャープな見た目をしている。 ・葉の縁部分の繊維が剥がれるため糸状の毛が、葉の間を蜘蛛の巣のように張り巡ります。 | |
ジェミニフローラ![]() | 中型 | ・株はロゼット状に葉が付いていて、球形の見た目になる。 ・葉の縁部分の繊維が剥がれるため糸状の毛が、葉の間を蜘蛛の巣のように張り巡ります。 ・葉の形状が針のように細くシャープで鋭く長い棘がある。 | |
アプラナータ![]() | 中型 | 披針形・線形 | ・葉に鋭く長い棘ある |
ホリダ![]() | 小型~中型 | ・葉の形状が細くシャープで鋭く長い棘がある。 | |
テキーラ![]() | 大型 | 披針形・剣形 | ・大株に成長するため庭園の中でも強い存在感がある。 ・花穂の形状がユニーク ・葉の形状が剣のように細くシャープな見た目をしている。 |
■アガベ(リュウゼツラン)の主な種と園芸品種の紹介
アオノリュウゼツラン
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アオノリュウゼツランの学名はAgave americana、別名では「センチュリープラント(century plant)」や「アガベ・アメリカーナ」等とも呼ばれる多年草です。
原産地は北アメリカおよびメキシコ、また原産地以外にもアフリカ・インド・オーストラリア・中国などの広い地域に帰化しています。自生地は岩や砂の多い乾燥地帯です。
アオノリュウゼツランの特徴は、世界で最も栽培されているアガベの一つで園芸品種が豊富にある所、葉のサイズが200cmに達する事があり大株になると遠くからでも強い存在感を感じさせる所、葉は外側に反ったり折れ曲がる傾向がある所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化するため草姿がドーム状になる所、葉の縁部分や先端に鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、葉の色が白粉を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり約10~30年ほど生きた後に生涯に一度だけ約300~900cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成長するに従い根元に子株をつくる所などにあります。
アオノリュウゼツランは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アオノリュウゼツランの園芸品種の紹介
マルギナータ
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学名:Agave americana ‘marginata’
葉の形:披針形から狭楕円形で、上部が外側に曲がる傾向にある。
葉の長さ:最大180cm
葉の色:緑色(~青緑色)と黄色の複色で、縁部分に黄色の覆輪が入る。
株のサイズ:株の高さ約100~180cm(花茎の長さは最大900cm)、株張り約200~400cmになる。
備考:青緑色と黄色の葉は、南国の海や果物の鮮やかな色を想像させるためトロピカルなお庭などによくあう。大株に成長すると巨大になるため庭園の中でも強い存在感を感じさせることが出来る。
メディオピクタ・オーレア
学名:Agave americana ‘mediopicta aurea’
葉の形:披針形から狭楕円形で、上部が外側に緩く湾曲する傾向にある。
葉の色:白粉を帯びる青緑色と黄色の複色で、葉の中央に黄色の中班が入る。
株のサイズ:株の高さ約100~150cm、株張り約150~250cmになる。
備考:緑色と黄色の葉は、南国の海や果物の鮮やかな色を想像させるためトロピカルなお庭などによくあう。
ストリアータ
学名:Agave americana ‘Striata’
葉の形:披針形から狭楕円形で、上部が外側に曲がる傾向にある。
葉の色:白粉を帯びる青緑色と黄色の複色で、葉の中に黄色の縞班が入る。
株のサイズ:株の高さ約100~200cm、株張り約200~400cmになる。
備考:葉の中に黄色の縦縞の模様が入るため明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる。大株に成長すると巨大になるため庭園の中でも強い存在感を感じさせることが出来る。
メディオピクタ・パリーダ
学名:agave americana var. expansa ‘mediopicta Pallida
葉の形:披針形から狭楕円形で、上部が外側に湾曲する傾向にある。
葉の色:青白色と淡い緑色の複色で、葉の中央に淡い緑色の中班が入る。
備考:従来のアオノリュウゼツランと比べて白色をしているためシルバーリーフとして楽しめる。
アガベ・笹の雪(ササノユキ)
アガベ・笹の雪(ササノユキ)の学名はAgave victoriae-reginae、別名では「アガベ・ビクトリアレジーナ」「クイーンビクトリア・アガベ(Queen Victoria agave)」「ロイヤル・アガベ(royal agave)」とも呼ばれる多年草です。
アガベ・笹の雪(ササノユキ)の原産地はメキシコ北東部、自生地は砂漠~半砂漠地帯や渓谷の岩の多い斜面等にあります。
アガベ・笹の雪(ササノユキ)の特徴は、株のサイズが多くのアガベと比べて小さくコンパクトなため鉢植えやスモールガーデンで育てやすい所、草姿はロゼット状で葉は規則正しく密に並ぶため緻密で洗練された外観となる所、葉は多肉質で表面に白色の稜があり多面体になる所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化するため草姿が綺麗なドーム状になる所、葉の先端に鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり約10~30年ほど生きた後に生涯に一度だけ約200~400cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成長するとまれに根元に子株をつくる所などにあります。
アガベ・笹の雪(ササノユキ)は、ロゼット状に緻密に並ぶ葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・笹の雪(ササノユキ)の園芸品種の紹介
アガベ・ビクトリアレジーナ
アガベ・ビクトリアレジーナは学名Agave victoriae-reginae、一般的に笹の雪(ササノユキ)の名称で流通しているメキシコが原産の多年草です。
バスタマンテ
学名:Agave victoriae-reginae ‘Bustamante’
葉の形:披針形・狭楕円形(多面体)
葉の色:緑色・白色(稜の部分)
株のサイズ:株の高さ約30cm、株の幅は約30~50cm
備考:メキシコのヌエボ・レオン州で採取されたアガベです。バスタマンテは従来のアガベ・笹の雪(ササノユキ)と比べて葉が細長い傾向があるためシャープな印象を感じさせます。
ポーキュパイン
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学名:Agave victoriae-reginae ‘porcupine’
葉の形:披針形・狭楕円形(多面体)
葉の色:緑色・白色(稜の部分)
株のサイズ:株の高さ約20~30cm、株の幅は約30~45cm
備考:従来のアガベ・笹の雪よりもコンパクトに成長するため鉢植えの中やスモールガーデンで育てやすい。
ロッキー 白山
学名:Agave victoriae-reginae ‘Rocky hakusan’
葉の形:披針形・狭楕円形(多面体)
葉の色:緑色・白色(稜の部分)・白色~クリーム色(縁部分)
株のサイズ:
備考:葉の縁部分に白色~クリーム色の覆輪が入るため、明るく柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。
アガベ・アテナータ
アガベ・アテナータの学名はAgave attenuata、別名では「フォックステイル・アガベ(Fox Tail Agave)」「ライオン・テイル・アガベ(Lion’s Tail Agave)」「スワンズ・ネック・アガベ(Swan’s Neck Agave)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・アテナータの原産地はメキシコのハリスコ州、自生地は岩多い斜面や崖地にあります。
アガベ・アテナータの特徴は、花の形状が「狐の尻尾(Fox Tail Agave)」や「白鳥の首(Swan’s Neck Agave)」に似ており、花茎の根元の方までふさふさに花がびっしりついていて途中で湾曲する所、アガベでは珍しく150cmに達する長い茎を持っていて、古い葉は脱落するため下部の茎が剥き出しになる所、葉の向きが成熟するに従い斜上・水平へと変化して緩めのロゼットを形成するため薔薇の花のようなお洒落な外観となる所、葉の質感は肉厚で柔軟、先端に棘がないため他のアガベと比べて安全な所、葉の色が白粉を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり数年から十年ほど生きた後に生涯に一度だけ約200~300cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所などにあります。
アガベ・アテナータは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・アテナータの園芸品種の紹介
レイオブライト
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学名:Agave attenuata ‘ray of light’
葉の形:披針形・卵形
葉の色:明度の高い青緑色・明度の高い黄色(覆輪)
株のサイズ:株の高さ最大100~150cm、株張り約100~150cmになる。
備考:青緑色と黄色の複色の葉は南国の澄んだ海と砂浜の色を想像させるため、開放感あるトロピカルなお庭などによくあう園芸品種です。他のアガベ・アテナータと同様に葉の集まりは薔薇の花のような華やかな見た目をしており、生涯に一度だけ花茎を長く伸ばして豪華な花を咲かせます。
ボーチンブルー
学名:Agave attenuata ‘boutin blue’
葉の形:披針形・卵形
葉の色:白粉を帯びる青緑色
株のサイズ:株の高さ最大100~150cm、株張り約100~150cmになる。
備考:葉の色は青みが強い青緑色をしているため、上品さや落ち着きを感じさせます。他のアガベ・アテナータと同様に葉の集まりは薔薇の花のような華やかな見た目をしており、生涯に一度だけ花茎を長く伸ばして豪華な花を咲かせます。
バリエガータ
学名:Agave attenuata ‘variegated’
葉の形:披針形・卵形
葉の色:青緑色・黄色~白色
株のサイズ:
備考:葉の中に黄色から白色の班がはいるため、明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる。
アガベ・ポタトルム
アガベ・ポタトルムの学名はAgave potatorum、別名では「アガベ・雷神」や「バタフライ・アガベ(Butterfly Agave)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・ポタトルムの原産地はメキシコのプエブラ州からオアハカ州にかけて、自生地は乾燥した砂漠地帯にあります。
アガベ・ポタトルムの特徴は、花穂の形状が総状と散形が組み合わさるようなユニークな見た目をしている所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化してロゼットを形成するため薔薇の花のようなお洒落な外観となる所、葉の形状は上部がやや幅広で質感は多肉質、先端や縁部分に赤褐色の鋭い棘がある所、葉の色が白粉を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、株のサイズが多くのアガベと比べて小さくコンパクトなため鉢植えやスモールガーデンで育てやすい所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約200~300cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所などにあります。
アガベ・ポタトルムは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的、メスカルと呼ばれるお酒の原料に使う目的などで栽培されている植物です。
アガベ・ポタトルムの園芸品種の紹介
キュービック
学名:Agave potatorum ‘cubic’
葉の形:不定形
葉の色:パステル調の明るい青緑色
株のサイズ:
備考:二枚の葉が合着しているようで、ユニークな形状をしています。葉の中央部の合着部分からも棘が出るため、普通とは違うユニークな外観となる。
コンパクタ
学名:Agave potatorum ‘compacta’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:パステル調の明るい青緑色
株のサイズ:株の高さ約20~30cm
備考:アガベ・ポタトルムの矮性品種です。
怒雷神錦
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学名:Agave potatorum var. verschaffeltii ‘variegated’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:パステル調の明るい青緑色とクリーム色の複色で、縁部分にクリーム色の覆輪が入る。
株のサイズ:
備考:葉の色が全体的にパステル調をしているため柔らかで優しい雰囲気があり、明るい青緑色とクリーム色の複色の葉が、子供っぽく可愛らしい雰囲気をつくります。ただし、他のアガベ・ポタトルムと同様に葉の先端や縁部分には鋭い棘をもちます。
スーパークラウン
学名:Agave potatorum ‘super crown’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:パステル調の明るい青緑色とクリーム色の複色で、縁部分にクリーム色の幅広な覆輪が入る。
株のサイズ:
備考:葉の色が全体的にパステル調をしているため柔らかで優しい雰囲気があり、明るい青緑色とクリーム色の複色の葉が、子供っぽく可愛らしい雰囲気をつくります。
鳳凰
学名:Agave potatorum ‘houou’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:パステル調の明るい青緑色と白色~クリーム色の複色で、縁部分に白色~クリーム色の幅広な覆輪が入る。
株のサイズ:
備考:葉の色が全体的にパステル調をしているため柔らかで優しい雰囲気があり、明るい青緑色と白色~クリーム色の複色の葉が、明るく可愛らしい雰囲気をつくります。
アガベ・パリー
アガベ・パリーの学名はAgave parryi、別名では「パリーズ・アガベ(Parry’s agave)」や「メスカル・アガベ(mescal agave)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・パリーの原産地は北アメリカおよびメキシコ北部、自生地は岩の多い斜面や開けた草原などにあります。
アガベ・パリーの特徴は、花穂の形状が総状と散形が組み合わさるようなユニークな見た目をしている所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化してロゼットを形成するため薔薇の花のようなお洒落な外観となる所、葉の質感は肉厚で表面に張りがあり滑らかな所、葉の縁部分や先端に鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、葉の色が白粉を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり10年から30年ほど生きた後に生涯に一度だけ約200~400cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所、冬の寒さに比較的に強いため屋外でも育てやすい所などにあります。
アガベ・パリーは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・パリーの園芸品種の紹介
トルンカータ
学名:Agave parryi var. truncata
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:白粉を帯びる明るい青緑色
株のサイズ:株の高さ30~60cm、株張りは約60~80cm
備考:アガベ・トルンカータはメキシコのドゥランゴ州とサカテカス州に自生するアガベ・パリー(Agave parryi)の変種です。葉が幅広で丸みを帯びている所が魅力的です。
コウエシー
学名:Agave parryi var. couesii
葉の形:披針形
葉の色:白粉を帯びる明るい青緑色
株のサイズ:株の高さ30~60cm、株張りは約60~80cm
備考:アガベ・コウエシーは北アメリカのアリゾナ州に自生するアガベ・パリー(Agave parryi)の変種です。葉の横幅が狭く、先端も尖るためシャープでカッコイイ見た目をしている。
ホーチエンシス
学名:Agave parryi var. huachucensis
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:白粉を帯びる明るい青緑色
株のサイズ:株の高さ40~80cm、株張りは約60~90cm
備考:アガベ・ホーチエンシスは別名では「吉祥天」や「ファチューカ・アガベ(Huachuca agave)」とも呼ばれるアガベ・パリー(Agave parryi)の変種です。アガベ・ホーチエンシスはパリー種よりも葉のサイズが30~65cm程度と大きくなる傾向があり、花のサイズも大きくなる。
ライムストリーク
学名:Agave parryi var. truncata ‘lime streak’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:明るい青緑色・クリーム色(覆輪~縞班)
株のサイズ:
備考:葉の色は全体的にパステル調をしているため柔らかで優しい雰囲気があり、また葉の中にクリーム色の班が入るためカラーリーフとして楽しめる。
ホワイトブルー
学名:Agave parryi var. truncata ‘White blue’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:白粉を帯びる明るい青緑色または白緑色
株のサイズ:
備考:ホワイトブルーの葉をもつ個体を選抜した品種です。葉の色は白色が強く出ているため、シルバーリーフのように楽しめます。
ハンティントン
学名:Agave parryi var. truncata ‘huntington’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:灰白色にも見える青緑色
株のサイズ:株の高さ30~60cm、株張りは約60~80cm
備考:
ホーチエンシス・バリエガータ
学名:Agave parryi var. huachucensis ‘variegata’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:明るい青緑色・淡いライムグリーン(中班)
株のサイズ:
備考:葉の色は全体的にパステル調をしているため優しい雰囲気があり、また葉の中にライムグリーンの班が入るため明るい印象を与えます。
吉祥天錦
学名:Agave parryi var. huachucensis ‘variegata’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:明るい青緑色・淡いライムグリーン(中班)
株のサイズ:
備考:葉の色は全体的にパステル調をしているため優しい雰囲気があり、また葉の中にライムグリーンの班が入るため明るい印象を与えます。
オリザバ
学名:Agave parryi var. truncata ‘Orizaba’
葉の形:ヘラ形・倒卵形
葉の色:パステル調の淡い青緑色・クリーム色(覆輪)
株のサイズ:株の高さ30~60cm、株張りは約60~80cm
備考:葉の色は全体的にパステル調をしているため優しい雰囲気があり、また淡い青緑色とクリーム色がお菓子を想像させるような可愛らしさを感じさせます。
アガベ・フィリフェラ
アガベ・フィリフェラの学名はAgave parryi、別名では「アガベ・乱れ雪」や「スレッド・アガベ(thread agave)」等とも呼ばれるメキシコが原産の多年草です。
アガベ・フィリフェラの特徴は、葉の形状が剣のように細くシャープな見た目をしていてカッコイイ所、葉の先端に赤褐色の鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、葉の縁部分の繊維が剥がれるため糸状の毛が葉の間を蜘蛛の巣のように張り巡る所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化して球状のロゼットを形成する所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約200~350cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所などにあります。
アガベ・フィリフェラは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・フィリフェラの園芸品種の紹介
シジゲラ
学名:Agave filifera ver. schidigera
葉の形:剣形・披針形
葉の色:緑色
株のサイズ:株の高さ約30~60cm、株の幅は約60~90cm
備考:アガベ・シジゲラは別名では「アガベ・シディゲラ」メキシコのドゥランゴ州やチワワ州等に自生するアガベ・フィリフェラ(Agave filifera)の変種です。葉の縁部分から剥がれる繊維状の毛が長く白銀色で美しい所が魅力です。
バリエガータ
学名:Agave filifera ver. compacta ‘variegated’
葉の形:剣形・披針形
葉の色:緑色・クリーム色
株のサイズ:株の高さ約20~30cm、株の幅は約20~30cm
備考:葉の中にクリーム色の班が入るため、明るさと可愛らしさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる。
アガベ・ジェミニフローラ
アガベ・ジェミニフローラの学名はAgave geminiflora、別名では「アガベ・ゲミニフローラ」や「ツインフラワー・アガベ(twin flower agave)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・ジェミニフローラの原産地はメキシコのナヤリット州・ハリスコ州にあり、自生地はオークの木々の間の岩の多い場所などにあります。
アガベ・ジェミニフローラの特徴は、葉の形状が針のように細くシャープで、先端に鋭い暗褐色の棘をもっている所、葉の縁部分の繊維が剥がれるため糸状の毛が葉の間を蜘蛛の巣のように張り巡る所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平・斜下へと変化して球状のロゼットを形成する所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約200~350cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、花穂は最大600cmに達する事もあり、花はペアで束生する所、多くのアガベと違い殆ど子株を作らない、または稀につくる所などにあります。
アガベ・ジェミニフローラは、球状に広がる刺々しい葉を鑑賞する目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・ジェミニフローラの園芸品種の紹介
スパゲッティストラップ
育て方・楽天で購入
学名Agave geminiflora ‘spaghetti strap’
葉の形:線形・針形
葉の色:緑色
株のサイズ:株の高さ約30~60cm
備考:葉の質感が柔軟で垂れ下がる傾向にあります。
アガベ・アプラナータ
アガベ・アプラナータの学名はAgave Applanata、別名では「マゲイ・デ・イストレ(Maguey de Ixtle)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・アプラナータの原産地はメキシコのベラクルス州とプエブラ州、自生地は溶岩流の風化した場所などにあります。
アガベ・アプラナータの特徴は、花穂の形状が総状と散形が組み合わさるようなユニークな見た目をしている所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化してロゼットを形成するため薔薇の花のようなお洒落な外観となる所、葉の質感は肉厚で表面に張りがあり滑らかな所、葉の縁部分や先端に鋭利な棘があり特に先端の棘は7cmの長さに達する事がある所、葉の色が白粉を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約400~800cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所などにあります。アガベ・アプラナータは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、
アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・アプラナータの園芸品種の紹介
アガベ・ホリダ
アガベ・ホリダの学名はAgave horrida、別名では「メキシカルメトル(Mexcalmetl)」や「ウィキッド・アガペ(wicked agave)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・ホリダの原産地はメキシコのベラクルス州・モレロス州・オアハカ州など、自生地は岩の多い斜面などにあります。
アガベ・ホリダの特徴は、葉の形状が細くシャープな見た目をしていてカッコイイ所、葉の表面が僅かに凹んだり、上部が内側に湾曲したりする傾向がある所、葉の縁部分や先端に鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化して球状のロゼットを形成する所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約300~500cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、株は成熟したり開花すると根元に子株をつくり叢生する所などにあります。
アガベ・ホリダは、ロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・ホリダの園芸品種の紹介
ペロテンシス
学名:Agave horrida ssp. perotensis
葉の形:披針形・剣形
葉の色:緑色
株のサイズ:ペロテンシスは株の高さ約30~60cm、株張りは約60~90cm
備考:メキシコのベラクルス州のペロテとプエブラ州に自生するアガベ・ホリダ(Agave horrida)の亜種です。葉の縁部分や先端に鋭い棘を持っており危険な武器を想像させます。
アガベ・ホリダ(班入り)
学名:Agave horrida ‘variegata’
葉の形:披針形
葉の色:緑色・黄色~白色
株のサイズ:
備考:葉の中に黄色から白色の班が入るため明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる。
アガベ・テキーラ
アガベ・テキーラの学名はAgave tequilana、別名では「ブルーアガベ(blue agave)」「テキーラ・アガベ(tequila agave)」「アガベ・アズール(agave azul)」等とも呼ばれる多年草です。
アガベ・テキーラの原産地はメキシコにあり、ハリスコ州・コリマ州・ナヤリット州・ミチョアカン州・アグアスカリエンテス州に分布しています。
アガベ・テキーラの特徴は、株は大型で太く短い茎がある所、葉のサイズが120cmに達する事があり大株になると遠くからでも強い存在感を感じさせる所、葉の形状が剣のように細くシャープな見た目をしていてカッコイイ所、葉の先端や縁部分に褐色の鋭利な棘があるため取り扱いに注意が必要な所、葉の向きが成熟するに従い直立・斜上・水平へと変化するため草姿がドーム状になる所、葉の色が白色を帯びる青緑色をしているためトロピカルな雰囲気をつくる所、茎・葉は多肉質で貯水組織があるため乾燥に非常に強い所、一稔性(一回結実性)の性質があり生涯に一度だけ約300~900cmまで花茎を伸ばして花を咲かせる所、花穂の形状が総状と散形が組み合わさるようなユニークな見た目をしている所、株は成長するに従い根元に子株をつくる所、株の中心部にアガビンと呼ばれる糖が豊富に含まれておりテキーラの原料とされている所などにあります。
アガベ・テキーラは、アメリカの荒野の美しい景観を再現する目的、乾燥に強いためロックガーデン・ドライガーデン・ゼリスケープで利用する目的、カラーリーフとして楽しむ目的、テキーラの原料として採取する目的などで栽培されている植物です。
アガベ・テキーラの園芸品種の紹介