アガベ(リュウゼツラン)の珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2022】

アガベ(リュウゼツラン)は属の中に約196~270種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、優雅に大きく広がる草姿と園芸品種の多さが魅力的なアオノリュウゼツラン、葉の稜に白色の線分が入り球体をつくるように広がる草姿が魅力的なササノユキ(笹の雪)、ロゼット状に広がる葉がバラの花を連想させるアガベ・アテナータ、白粉を帯びたような青緑色の葉色とコンパクトな草姿が魅力的なアガベ・雷神等が親しまれています。

アガベ(リュウゼツラン)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。

目次

アガベ(リュウゼツラン)の主な種の目次


アオノリュウゼツランの特徴や園芸品種

  • 原産:北アメリカ
  • 学名:Agave americana
  • 草丈:約100~200cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:普通
  • 耐寒性:普通
  • 花言葉:繊細/気高い貴婦人
  • 用途:カラーリーフ

アオノリュウゼツランとは!?

アオノリュウゼツランは学名Agave americana、別名では「ブルーアガベ(blue agave)」や「アガベ・アメリカーナ」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アオノリュウゼツランの語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のamericanaは「アメリカ」を意味しており自生地に由来しています。

アオノリュウゼツランの特徴(魅力)

  • アオノリュウゼツランはロゼット状に広がる大きな葉、美しい葉色等を楽しむ目的で育てられる多肉植物です。
    • 葉は初め直立していますが成熟するにつれて優雅に広がり最大300cmまでの広さのロゼットをつくります。
    • 葉は多肉質で細長く長さ80~200cmになります。
    • 葉の先端やふち部分には鋭い棘をもちます。
    • 葉色は通常青緑色ですが幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入りカラーリーフとして楽しめます。
  • 株は成熟(10年以上)すると高さ800~900cmの花茎を伸ばし筒状の花を多数咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)は長い間、花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに沢山の子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます。
  • アオノリュウゼツランの棘に刺されたり樹液を触ると皮膚炎(被れや水膨れ)を引き起こす可能性があります。
    • 樹液などに含まれるシュウ酸の結晶が皮膚に刺さり強い痒みや皮膚炎を引き起こします。
    • アオノリュウゼツランを扱う際は長袖や手袋を着用して、葉の先にある棘は事前に剪定して取り除いておく方がよいでしょう。
  • 開花前の花の茎からはアガベシロップが採られます。
    • アオノリュウゼツランから採れるアガベシロップは発酵させるとプルケ(Pulque)と呼ばれるメキシコの伝統的なアルコール飲料となります。
  • アオノリュウゼツランは乾燥に強い一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アオノリュウゼツランの草丈は一般的に約100(~200)cm、草姿はロゼット状、太く短い茎から放射状に葉を広げます。葉は多肉質、葉色は緑色(~青緑色)もしくは黄色の班が入り、葉身の大きさは長さ約80(~200)cm、幅約15(~25)cm、葉身の形は剣形、縁部分や先端に棘があります。花序は散房総状花序の様、花茎は長さ最大800(~900)cm、花は黄色もしくは緑色、形は漏斗形です。

アオノリュウゼツランの園芸品種の紹介

  • マルギナータ(agave americana ‘marginata’)は不規則にカールする個性的な葉の形が優雅な印象を与えて、また青緑色とクリーム色(覆輪)の2色の葉色がトロピカルな明るい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約180cm、幅は約240cmまで成長します。
  • メディオピクタ・アルバ(agave americana mediopicta ‘alba’)は葉の中央に白色(薄黄色)の幅広い班が入り、灰緑色と白色(薄黄色)の2色の葉色が上品な雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約100~150cm、幅は約50~100cmまで成長します。
  • メディオピクタ・オーレア(agave americana ‘mediopicta aurea’)は葉の中央に黄色(薄黄色)の幅広い班が入り、青緑色と黄色(薄黄色)の2色の葉色がトロピカルな明るい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約100~150cm、幅は約100~180cmまで成長します。
  • トリマンブルー(agave americana ‘toliman blue’)は淡い青緑色の葉色と、高さ約200cm、幅が最大400cmにも広がるロゼット状の優雅な草姿が魅力的な園芸品種です。
  • バリエガータ(agave americana ‘Variegata’)は葉のふち部分に入るクリーム色の覆輪と、青緑色の2色の葉色が、トロピカルな雰囲気をつくるカラーリーフとして魅力的な園芸品種です。草丈は約150cm、幅は約150cmまで成長します。

ササノユキ(笹の雪)の特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave victoriae-reginae
  • 草丈:約30~70cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:普通
  • 用途:カラーリーフ

ササノユキ(笹の雪)とは!?

ササノユキ(笹の雪)は学名Agave victoriae-reginae、別名では「アガベ・ビクトリアレジーナ」や「クイーンビクトリア・アガベ(Queen Victoria agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

ササノユキ(笹の雪)の語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のvictoriae-reginaeはイギリスのビクトリア女王(1819-1901)への献名です。

ササノユキ(笹の雪)の特徴(魅力)

  • ササノユキ(笹の雪)は厚みのある葉の形と、稜(物の角、多面体においては隣り合う二つの面が交わり出来る直線)に白色の線分(班)が入る個性的な葉色、球状にまとまるコンパクトな草姿が魅力の多肉植物です。
    • 葉は小ぶりで厚みがあり長さは約10~22cm、幅は約3.5~5cmの大きさになります。
    • 株には葉が非常に密につき、成熟した株には最大500個の葉がつくことがあります。
    • 葉は先端部分にのみ黒色(暗褐色)の棘を1~3本もちます。
    • 葉は稜(物の角、多面体においては隣り合う二つの面が交わり出来る直線)に規則正しくつく白色の線分があり多面体の様な印象を与えます。
  • 株は成熟すると高さ400mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは何年も花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに子株をつくります。
    • ササノユキ(笹の雪)は他のアガベと比べて子株が出来にくいため種で増やされることがおおいです。
  • ササノユキ(笹の雪)は乾燥に強く長期間の干ばつに耐える一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

ササノユキ(笹の雪)の高さは約30(~70)cm、幅は約40(~60)cm、草姿はロゼット状、球状に葉を密につけます。葉は多肉質、葉色は灰緑色(~青緑色)で稜に白色の筋が入る、葉身の大きさは長さ約10(~22)cm、幅約3.5(~5)cm、葉身の形は剣形もしくは披針形、縁部分に棘は無く先端に1~3個の暗色の棘があります。花序は総状花序、花茎は長さ最大400cm、花は黄色もしくは緑色、形は漏斗形です。

ササノユキ(笹の雪)の園芸品種の紹介

  • コンパクタ(agave victoriae-reginae subsp. swobodae ‘Compacta’)はササノユキの亜種のスワボダエ種の園芸品種です。コンパクタの名前からも分かる通り矮性品種で、一般的な種と比べて、小ぶりな葉が密にギュッと詰まったコンパクトな草姿をしています。
  • バスタマンテ(agave victoriae-reginae ‘Bustamante’)はメキシコのバスタマンテ地方に自生する植物です。個々の葉の幅が狭く稜に沿って均一に線分が入り、大株に成長します。
  • ファステカ・キャニオン(agave victoriae-reginae ‘huasteca canyon’)はメキシコのモンテレイにあるファステカ渓谷に由来する植物です。一般的なササノユキと比べて葉の稜の白色の線分が太い所が特徴で、球状にまとまった直径約50cmの美しい姿が魅力です。
  • ポーキュパイン(agave victoriae-reginae ‘porcupine’)は成長が非常に緩やかで、高さ幅ともに30cm程度までにしかならず、鉢植えなどでも育てやすい魅力的な園芸品種です。

 


 


 


 

 

 


アガベ・アテナータの特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave attenuata
  • 草丈:約50~150cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:普通
  • 花言葉:繊細/気高い貴婦人
  • 用途:カラーリーフ

アガベ・アテナータとは!?

アガベ・アテナータは学名Agave attenuata、別名では「フォックステイル・アガベ(Fox Tail Agave)」や「スワンズ・ネック・アガベ(Swan’s Neck Agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・アテナータの語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のattenuataはラテン語で「先細り」「弱くなる」「減少する」「縮む」を意味しており、葉が徐々に細く減少することに由来すると言われています。

アガベ・アテナータの特徴(魅力)

  • アガベ・アテナータの葉は幅広くポテッとした見た目をしており、ロゼット状に広がる草姿が「バラ」などの花をイメージさせます。
    • アガベ・アテナータは他のアガベの様に葉の先端やふち部分に鋭い棘をもちません。
    • 葉は柔らかく長さは約50(~70)cmで幅は約12(~16)cmあります。
    • 葉色は通常青緑色ですが幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入りカラーリーフとして楽しめます。
  • 株は成熟すると高さ250~300cmの花茎を伸ばし総状花序に密に花を咲かせます。
    • ふさふさとした花姿が動物の尻尾にもみえる事から「ライオン・テイル・アガベ(Lion’s Tail Agave)」や「フォックステイル・アガベ(Fox Tail Agave)」の別名ももちます。
    • 株は生涯で一度だけ花を咲かせて枯れる一稔性(一回結実性)です。
  • 株は成熟すると親株の周りに沢山の子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます。
  • アガベ・アテナータは乾燥に強い一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなるため注意が必要です。

アガベ・アテナータの草丈は一般的に約50(~150)cm、草姿はロゼット状、太く短い茎から放射状に葉を広げます。葉は多肉質、葉色は緑色(~青緑色)もしくは黄色の班が入り、葉身の大きさは長さ約50(~70)cm、幅約12(~16)cm、葉身の形は剣形もしくは披針形、縁部分や先端に棘がありません。花序は密な総状花序、総状花序は長さ250(~300)cm、花は黄色もしくは緑色、形は筒状です。

アガベ・アテナータの園芸品種の紹介

  • レイ・オブ・ライト(agave attenuata ‘ray of light’)は南国の海を思わせるような青緑色の葉色と、甘い果物の果肉を連想させる様なクリーム色の葉色(覆輪)が、カラーリーフとして明るくトロピカルな印象を与える魅力的な園芸品種です。草丈は約120~150cm、幅は約180~240cmまで成長します。
  • ボーチンブルー(agave attenuata ‘boutin blue’)は殆ど青色にみえる美しい青緑色の葉色と、バラの花の様に優雅に広がるロゼット状の葉が魅力的な園芸品種です。草丈は約120cm、幅は約120cmまで成長します。
  • バリエガータ(agave attenuata variegated)は葉に青緑色と黄色(~薄黄色)の2色の葉色があり、葉の中に縞模様(ストライプ状)が作られる園芸品種です。青緑色と黄色(~薄黄色)の2色の葉色は、南国のリゾート等を連想させるため、開放感のあるカジュアルなお庭などによくあうでしょう。草丈は約120cm、幅は約150cmまで成長します。

 

 

 



アガベ・雷神の特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave potatorum
  • 草丈:約20~50cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:赤色黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:普通
  • 用途:カラーリーフ

アガベ・雷神とは!?

アガベ・雷神は学名Agave potatorum、別名では「アガベ・ポタトルム」や「バタフライ・アガベ(Butterfly Agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・雷神の語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のpotatorumはラテン語で「飲酒」と「醸造」を意味しています。
    • アガベ・雷神はメキシコ特産のアルコール飲料のメスカル(Mezcal)の原料になっています。

アガベ・雷神の特徴(魅力)

  • アガベ・雷神は葉の先端やふち部分に鋭い赤褐色の棘をもち、厚みのある葉の形、白粉を帯びた様な青緑色の葉色、球状にまとまるコンパクトな草姿が魅力の多肉植物です。
    • 葉は小ぶりで厚みがあり長さは約20~35cm、幅は約8~10cmの大きさになります。
    • 株には葉が密につき、成熟した株には30~80個の葉がつきます。
    • 葉は先端や縁部分に赤褐色の鋭い棘をもちます。
  • 株は成熟すると高さ300~600mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは何年も花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます
  • アガベ・雷神はメキシコ特産のアルコール飲料のメスカル(Mezcal)の原料になっているアガベの一つです。
  • アガベ・雷神は乾燥に強く長期間の干ばつに耐える一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ・雷神の高さは約20(~50)cm、幅は約30(~60)cm、草姿はロゼット状で、球状に葉を約30(~80)個密につけます。葉は多肉質、葉色は灰緑色(~青緑色)で白粉を帯び、葉身の大きさは長さ約20(~35)cm、幅約8(~10)cm、葉身の形は剣形もしくは菱形、縁部分や先端に赤褐色の棘があります。花序は散房総状花序の様、花茎は長さ300(~600)cm、花は黄色もしくは緑色、形は漏斗形です。

アガベ・雷神の園芸品種の紹介

  • 怒雷神錦(agave potatorum var. verschaffeltii ‘variegated’)はアガベ・雷神の変種のベルシャフェルティー種の園芸品種です。非常にコンパクトな草姿と、青緑色の葉のふち部分に入るクリーム色の覆輪が特徴です。
  • 王妃雷神(agave potatorum ‘variegated’)は一般的なアガベ・雷神と比べて高さや幅がコンパクトで、また緩やかな成長をしているため鉢植えなどでも育てやすく、淡く柔らかな印象を与える薄緑色の葉色と、中班として入る薄黄色の葉色が、ロマンチックで甘い印象を与える魅力的な園芸品種です。
  • スーパークラウン(agave potatorum super crown)は、葉のふち部分に入るクリーム色(薄黄色)の班が特徴です。薄緑色と薄黄色の2色の柔らかな葉色は、柔らかで穏やかな印象を与えるため、甘く優しい雰囲気が漂うロマンチックなお庭やお部屋などによくあうでしょう。

 

 

 


 

 

 



アガベ・パリーの特徴や園芸品種

  • 原産:北アメリカ
  • 学名:Agave parryi
  • 草丈:約15~80cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:普通
  • 花言葉:繊細/気高い貴婦人
  • 用途:カラーリーフ

アガベ・パリーとは!?

アガベ・パリーは学名Agave parryi、別名では「パリーズ・アガベ(Parry’s agave)」や「メスカル・アガベ(mescal agave)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・パリーの語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のparryiはイギリス系アメリカ人で植物学者および登山家のCharles Christopher Parryへの献名です。

アガベ・パリーの特徴(魅力)

  • アガベ・パリーの葉は幅広くポテッとした見た目をしており、ロゼット状に広がる葉が球状にまとまるコンパクトな草姿をつくる所が魅力の多肉植物です。
    • 葉は多肉質で丸みを帯び長さは約10~65cm、幅は約5~20cmの大きさになります。
    • 葉の先端やふち部分には黒色(暗褐色)の鋭い棘をもちます。
    • 灰色を帯びた青緑色の葉色と黒色(暗褐色)の棘との対比は、モダンで洗練された印象を与えるため、洗練された現代的なお庭などによくあいます。
    • また幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。
  • 株は成熟すると高さ600mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは長い間、花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに沢山の子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます
  • アガベ・パリーは乾燥に強い一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ・パリーの高さは約15(~80)cm、幅は約15(~80)cm、草姿はロゼット状で、球状に葉を密につけます。葉は多肉質、葉色は灰緑色(~青緑色)、葉身の大きさは長さ約10(~65)cm、幅約5(~20)cm、葉身の形は倒卵形もしくは菱形、縁部分や先端に棘があります。花序は散房総状花序の様、花茎は長さ最大600cm、花は黄色もしくは緑色、形は漏斗形です。

アガベ・パリーの園芸品種の紹介

  • アガベ・パリー・トランカータ(agave parryi var. truncata)はパリーの変種で、パリーと比べてより葉が丸く球状にまとまった可愛らしい草姿をつくる所が魅力の多肉植物です。高さは約30~60cm、幅は約60~90cmまで成長します。
  • アガベ・パリー・コウエシー(agave parryi var. couesii)はパリーの変種で、パリーと比べてより葉が細長く剣の様な形をしており、放射状に広がった洗練された草姿をつくる所が魅力の多肉植物です。高さは約60cm、幅は約90cmまで成長します。
  • ライムストリーク(agave parryi var. truncata ‘lime streak’)は丸みのある可愛らしい葉にクリーム色のストライプが入り、青緑色とクリーム色(薄黄色)の2色の葉色がトロピカルな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約30~60cm、幅は約60~90cmまで成長します。

 



アガベ・乱れ雪の特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave filifera
  • 草丈:約30~60cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:弱い
  • 用途:カラーリーフ

アガベ・乱れ雪とは!?

アガベ・乱れ雪は学名Agave filifera、別名では「アガベ・フィリフェラ」や「スレッド・アガベ(thread agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・乱れ雪の語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のfiliferaは「糸をもっている」を意味しており葉にからむ糸に由来します。

アガベ・乱れ雪の特徴(魅力)

  • アガベ・乱れ雪は球体を描くように放射状に伸びる剣の様な形をした葉と、葉の縁部分から伸びる糸状の細い毛、成長が非常に緩やかな所などが魅力的な多肉植物です。
    • 剣の様な形をした葉は長さは約15~30cmあり、先端部に赤褐色の鋭い棘があります。
    • 葉の側面(縁部分)に他のアガベの様な棘がない一方で糸状の長い繊維が伸びており、種小名の由来にもなっています。
    • 葉の先端には赤褐色の棘をもちます。
  • 株は成熟すると高さ350mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは何年も花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
    • 花は濃い紫色(or 黄色)をしており長さ5cmの小花が穂状に並び開花する姿は非常に装飾敵です。
  • 株は成熟すると親株の周りに子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます
  • アガベ・乱れ雪は乾燥に強く長期間の干ばつに耐える一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ・乱れ雪の高さは約30(~60)cm、幅は約45(~90)cm、草姿はロゼット状で、球状に葉を密につけます。葉は多肉質、葉色は緑色、葉身の長さ約15(~30)cm、葉身の形は剣形、葉の縁部分には糸状の長い繊維があり、先端に赤褐色の棘があります。花序は総状花序、花茎は長さ350cm、花は紫色もしくは黄色、長さ約5cmの筒状です。

アガベ・乱れ雪の園芸品種の紹介

  • コンパクタ(agave filifera var. compacta)は小さく可愛らしい外観を特徴とするアガベ・乱れ雪の変種です。個々の葉がとても短いため三角形のような外観をしていることが多く、また非常に成長が緩やかなため鉢植えなどでも育てやすい所が魅力です。高さ幅ともに10~20cmの間で成長します。
  • ピンキー(agave filifera var. compacta ‘pinky’)は白色(~薄黄色)の覆輪が入る濃い緑色と白色の2色の葉色と、厚みのある三角形の洗練された葉の形、非常に成長が緩やかで小振りの鉢でも育てやすいコンパクトな草姿などが魅力の園芸品種です。
  • バリエガータ(agave filifera ‘variegated’)は葉に黄色(~薄黄色)の班が入り、緑色と黄色の2色の葉色が明るい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。

 


 

 



アガベ・ホリダの特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave horrida
  • 草丈:約30~60cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:赤色桃色橙色黄色紫色青色緑色黒色●白色〇
  • 葉色:緑色黄色赤色桃色紫色青色橙色白色〇黒色●灰色
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:弱い
  • 用途:カラーリーフ

アガベ・ホリダとは!?

アガベ・ホリダは学名Agave horrida、別名では「メキシカルメトル(Mexcalmetl)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・ホリダの語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のhorridaはラテン語で「剛毛の」「強い棘を持つ」「トゲだらけ」を意味しており、葉の縁部分や先端に目立つ棘がある事に由来します。

アガベ・ホリダの特徴(魅力)

  • アガベ・ホリダはロゼット状に優雅に広がる剣の様な形をした葉と、葉の縁部分や先端にある鋭い棘、成長がとても緩やかな所などが魅力的な多肉植物です。
    • 葉の縁部分や先端にある鋭い棘は他のアガベと比べても非常によく目立ち、近寄り難い印象やカッコ良さを感じさせます。
    • 棘は初め赤褐色をしていますが徐々に灰白色へと色褪せていき、濃い緑色との対比も美しく、洗練された印象をつくります。
  • 株は成熟すると高さ200~300mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは何年も花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます
  • アガベ・ホリダは乾燥に強く長期間の干ばつに耐える一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ・ホリダの高さは約30(~60)cm、幅は約45(~90)cm、草姿はロゼット状で、球状に葉を密につけます。葉は多肉質、葉色は緑色(~青緑色)、葉身の長さ約15(~35)cm、幅約4(~7)cm、葉身の形は剣形、葉の縁部分と先端に赤褐色(~灰白色)の目立つ棘があります。花序は総状花序、花茎は長さ200(~300)cm、花は紫色もしくは黄色、長さ約5cmの筒状です。

アガベ・ホリダの園芸品種の紹介

  • ペロテンシス(agave horrida var. perotensis)はアガベ・ホリダの変種です。ホリダ種と比べて、ペロテンシスは僅かに株が大きくなる傾向があり、葉がより多く、密なロゼットを形成します。

 


 

 



アガベ・ジェミニフローラの特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave geminiflora
  • 草丈:約50~100cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:弱い
  • 用途:

アガベ・ジェミニフローラとは!?

アガベ・ジェミニフローラは学名Agave geminiflora、別名では「アガベ・フィリフェラ」や「ツインフラワー・アガベ(twin flower agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ・ジェミニフローラの語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のgeminifloraはラテン語で「双子」を意味する「gemini」と、ラテン語で「花」を意味する「flora」の2語からきており、1箇所に2個の花がペアでつく所からきています。

アガベ・ジェミニフローラの特徴(魅力)

  • アガベ・ジェミニフローラは球体を描くように放射状に伸びる棒の様に細長い葉と、葉の縁部分から長く伸び葉に絡まる糸状の繊維が特徴の多肉植物です。
    • 葉は長さ約45~60cmと細長く棒の様な形をしており、縁部分に糸状の繊維と先端に赤褐色の棘をもちます。
  • 株は成熟すると高さ400~600mの花茎を伸ばして生涯に一度だけ花を咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)とは何年も花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
    • 花は1箇所から2個の花を束生(葉・花・茎等が1箇所から束状に生える)させる事で知られており、種小名の由来にもなっています。
  • 株は成熟すると親株の周りに子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます
  • アガベ・ジェミニフローラは乾燥に強く長期間の干ばつに耐える一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ・ジェミニフローラの高さは約50(~100)cm、幅は約100(~120)cm、草姿はロゼット状で、球状に約100(~200)個の葉を密につけます。葉色は緑色、葉身の長さ約45(~60)cm、葉身の形は線形、葉の縁部分には糸状の長い繊維があり、先端に赤褐色の棘があります。花茎は長さ400(~600)cm、花茎に花が2個ずつ束生(葉・花・茎等が1箇所から束状に生える)して、花は黄色もしくは紫色、長さ約5cmの筒状です。

アガベ・ジェミニフローラの園芸品種の紹介


 



アガベ(テキーラ)の特徴や園芸品種

  • 原産:メキシコ
  • 学名:Agave tequilana
  • 草丈:約100~150cm
  • 分類:一稔性(一回結実性)
  • 花色:黄色緑色
  • 葉色:緑色黄色白色〇
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:弱い
  • 花言葉:繊細/気高い貴婦人
  • 用途:カラーリーフ

アガベ(テキーラ)とは!?

アガベ(テキーラ)は学名Agave tequilana、別名では「ブルーアガベ(blue agave)」や「テキーラ・アガベ(tequila agave)」等とも呼ばれるメキシコ原産の一稔性(一回結実性)です。

アガベ(テキーラ)の語源(由来)

  • 属名のAgaveは古代ギリシャ語で「高貴で輝かしい」を意味する「ἀγαυός」からきています。
  • 種小名のtequilanaはメキシコのハリスコ州にある町のテキーラ(Tequila)に由来します。

アガベ(テキーラ)の特徴(魅力)

  • アガベ(テキーラ)はロゼット状に広がる大きな葉を鑑賞する目的で育てられる多肉植物です。
    • 葉は多肉質で細長く長さ90~120cmになります。
    • 葉の先端やふち部分には鋭い棘をもちます。
    • 葉色は通常青緑色ですが幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入りカラーリーフとして楽しめます。
  • 株は数年かけて成熟すると高さ500~600cmの花茎を伸ばし筒状の花を多数咲かせ枯れる一稔性(一回結実性)です。
    • 一稔性(一回結実性)は長い間、花をつけずに成長した後に、最後に花を咲かせて枯れる植物です。
  • 株は成熟すると親株の周りに沢山の子株をつくります。
    • そのため花後に親株が枯れてしまっても子株が親株の後を引き継いでくれます。
  • アガベ(テキーラ)の特定の品種(agave tequilana ‘weber azul’)はテキーラの原料として利用されています。
  • アガベ(テキーラ)の茎からはアガベシロップと呼ばれる糖分の多いシロップが取られます。
    • 茎から葉を取り除き加熱や焙煎、プレスを行い透明な液体が取り出されます。
    • アガベシロップは砂糖と比べても非常に甘く飲料や料理などにいれて飲まれたり食べたりされます。
  • アガベ(テキーラ)の棘に刺されたり樹液を触ると皮膚炎(被れや水膨れ)を引き起こす可能性があります。
    • 樹液などに含まれるシュウ酸の結晶が皮膚に刺さり強い痒みや皮膚炎を引き起こします。
    • アガベ(テキーラ)を扱う際は長袖や手袋を着用して、葉の先にある棘は事前に剪定して取り除いておく方がよいでしょう。
  • アガベ(テキーラ)は乾燥に強い一方で湿度の高い環境を苦手にしています。
    • 湿度の高い環境では真菌(フザリウム等)や細菌(エルウィニア等)の影響をうけやすく根腐れや斑点病などの病気にかかりやすくなります。

アガベ(テキーラ)の草丈は一般的に約100(~150)cm、草姿はロゼット状、太く短い茎から放射状に葉を広げます。葉は多肉質、葉色は緑色(~青緑色)、葉身の大きさは長さ約90(~120)cm、幅約7(~12)cm、葉身の形は剣形、葉の縁部分と先端に棘があります。花序は散房総状花序の様、花茎は長さ約500(~600)cm、花は黄色もしくは緑色、形は漏斗形です。

アガベ(テキーラ)の園芸品種の紹介

  • サンライズ(agave tequilana ‘sunrise’)は、葉のふち部分に入るクリーム色の覆輪と、青緑色の2色の葉色が、トロピカルな雰囲気をつくるカラーリーフとして魅力的な園芸品種です。草丈は約120~180cm、幅は約120~180cmまで成長します。

 


アガベのその他の種や園芸品種

  • アガベ(クリームスパイク)は学名Agave ‘Cream Spike’、アプラナータ(Agave applanata)とパリー(Agave parryi)の交雑種の園芸品種です。白緑色とクリーム色(薄黄色)の2色の葉色が特徴で、葉の縁部分にクリーム色(薄黄色)の班が入ります。白緑色とクリーム色の2色の葉色は優しく心を癒すような印象を与えたり、可愛くロマンチックな雰囲気を作ったりするため、心を癒しリラックス出来るようなお庭やお部屋、恋心を抱かせるような甘い雰囲気が漂うお庭やお部屋などにおすすめです。アガベ(クリームスパイク)は成長がとても緩やかで、高さや幅が15cm程度までしか成長しないため鉢植えなどでも育てやすい多肉植物です。
  • アガベ・キシロナカンサ・ブルー(Agave Xylonacantha ‘Blue’)
  • アガベ・ビルモリニアナ(Agave Vilmoriniana)
  • アガベ・モンタナ(Agave Montana)
  • アガベ・バーントバーガンディー(Agave ‘Burnt Burgundy’)
  • ブラック&ブルー(agave titanota black and blue)

 


 


 


 


 


 

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