フェアリーガーデンとは、ファンタジー世界の住人である妖精と、妖精が住んでいる草原や森林をテーマにして作られるお庭です。そのため、植物は妖精サイズの小さな植物や繊細な植物、魔法の力を感じさせるような植物等が求められます。
ここでは、フェアリーガーデンにピッタリな植物を一覧にして紹介しています。更に植物について詳しく知りたい場合は、種類と育て方のリンクからご覧ください。
目次
フェアリーガーデンに求められる植物の機能
小さな形
フェアリーガーデンでは、小さな形の植物が求められます。何故なら、妖精が、手に植物を持って愛でたり育てるとしたら、バランス的にも小さな植物になるからです。また小さな植物であれば、植物の中に妖精を置いても、妖精が埋もれることなくメインになる事が出来ます。
平べったい植物
平べったい植物はフェアリーガーデンによく合います。何故なら、妖精は植物を椅子に見立てて座ったり寝転んだりする事があるからです。そのため、花が頂部に集まり平べったく咲く植物や、キノコ等はフェアリーガーデンによく合います。
隠れる場所
妖精はファンタジー世界の中で、悪い人間や魔族などに利用される存在として捕獲されることがあります。そのため、臆病に描かれる事があります。フェアリーガーデンでも妖精が隠れるための場所として、大きめの葉っぱを持っている植物や、花の花弁が外側に膨らみカップ状になる植物等を植えて上げると、妖精の隠れ家として演出する事が出来ます。もちろん、その時は妖精の置物も植物と一緒に設置しましょう。
繊細な形
フェアリーガーデンには繊細な植物がよく合います。何故なら、妖精には繊細なイメージがあるため、植物も繊細なものを揃える事でお庭の中に統一感が出るからです。
幻想的な雰囲気
フェアリーガーデンには幻想的な雰囲気が非常によくあいます。何故なら、妖精の世界はファンタジーの中にあり、現実世界とは隔離される世界だからです。現実世界では普通見られないような植物を取り入れる事で、訪れる人に異世界に迷い込んだような感覚を与え、妖精が居ても不思議ではない!と言う気分にさせてくれます。
幻想的な印象を与える植物には、視界を覆うように成長するユグドラシルのような「木」や壁面を覆い開花期には沢山の花を咲かせる「ツル植物」等があります。また現実的な感覚から逸脱するような大きな花を咲かせる植物、夜に光る植物(キノコ等)、日陰の中で美しく咲く花なども幻想的な雰囲気を盛り上げる植物になります。
蝶々が好む植物
蝶々は羽根が美しく、翔ぶ姿がひらひらと優雅なため、妖精のモデルとして描かれる事があります。そのため、お庭の中を蝶々が優雅に飛び回る事で、妖精が飛び回っているかのような幻想的な雰囲気を演出する事ができます。
フェアリーカラー
フェアリーカラーとは妖精と「妖精に関連する色を集めたカラーパレットです。フェアリーカラーを使う事で、妖精がもつ繊細なイメージやファンタジー感等を演出する事が出来ます。
パステルカラー | 緑色 |
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パステルカラーは繊細で柔らかく、優しい印象わ与えるカラーの集まりです。夢かわいいカラーとしても使われており、ユニコーンなどのメルヘンチックな配色にも登場します。 妖精は軽やかで繊細な雰囲気があり、また幻想世界の住人です。そのため、軽やかで繊細、幻想的な雰囲気を作るパステルカラーはフェアリーガーデンに非常によく合います。 | 緑色は木々や草花、苔の色など、自然をイメージさせる色です。そのため、妖精が住んでいる場所に欠かせない色のひとつになります。 また妖精は植物の葉っぱ等を洋服にすることがあるため、妖精をイメージさせる色でもあります。 |
紫色 | 白色 |
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紫色は神秘的な雰囲気や幻想的な雰囲気を作るのに一役かいます。何故なら、紫色は魔法の色として認知されていて、また月明かりに照らされた森の中のような幻想的な雰囲気も作るからです。 妖精や精霊がいる、フェアリーガーデンも神秘的で幻想的な空間です。そのため、紫色は非常によく合う色のひとつとなります。 | 白色は多くの宗教で象徴的な色として扱われており、神聖な色として認知されています。またファンタジーの世界では回復魔法の色としても知られています。神聖な印象を与える妖精にピッタリの色です。 また基本的にフェアリーガーデンは明るく開放感があります。そのため、光を反射して広がりを感じさせる白色は、フェアリーガーデンに欠かせない色と言えます。 |
水色 | 金色・銀色 |
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水色は空や水の色など、自然をイメージさせる色です。そのため、妖精が住んでいる場所に欠かせない色のひとつになります。 | 金色や銀色は、魔法の煌めきや、月あかり、星の煌めきなど、神秘性を感じさせることが出来る色です。そのため、アクセントカラーとして使う事で、フェアリーガーデンの神秘的で幻想的な雰囲気を作るのに一役かうことが出来ます。 |
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フェアリーガーデンに合う植物一覧
名称:アガパンサス 園芸では、上品さを演出する花としてエレガントガーデンの中で楽しまれたり、また花を収穫して切り花として利用されたりしています。 | 名称:アキレア 草姿は直立、地面から何本も茎を出して群生してをつくります。葉は、一個の葉が羽状に分かれて細かい小葉が集まるため、ギザギザとした外観を作り「ノコギリ」のような見た目をしています。 花はキク科でよく見られる頭花、頭花は茎の頂部に集まるため、球状または平面的な花姿を作ります。また花色が豊富にあるため、お庭のデザインにあわせて色選びが出来る所も魅力です。 |
名称:アゲラタム 花はアザミを小さくしたような花が、茎の頂部に集まるためモコモコとしたボリュームのある可愛らしい花姿をつくります。また花からは、長い雄蕊が突出するため、全体としてふさふさとした柔らかな外観になります。 草姿はドーム状になるタイプと、茎がスラリと伸びて草丈が高くなるタイプがあります。花壇で育てる場合は草丈が低く花が沢山咲くタイプを選んだり、切り花にしたい場合は草丈が高い品種を選んだりすると良いでしょう。 | 名称:アジュガ アジュガは葉色が非常に豊富にあります。そのため、可愛らしい印象を与える桃色の葉を選んだり、上品な印象を与える紫色の葉を選んだり出来る所も魅力です。園芸品種については、種類のリンクの方からご覧下さい。 |
名称:アスター(ミヤコワスレ) 草姿は直立、根茎で広がるため、年を追うごとに群生を作り自然な雰囲気となります。また耐陰性が強く日陰でも花を咲かせる事からシェードガーデンなどにも利用されることが多いです。 | 名称:アストランティア 草姿は叢生して地際から多数の葉または茎を伸ばして、ドーム状の外観をつくります。葉はふち部分が大きく避けるため「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしており、地面を覆うように放射状に広がる事から地被植物として利用される事も多いです。 花は、中央に小花が集まりドーム状の外観を作るため、ピンクッション(針山)とも呼ばれます。花は光を反射して煌めくこともあるため、宝石のような美しさがあり、上品な雰囲気をつくります。またその美しさから収穫されて切り花にされることも多い植物です。 |
名称:アネモネ(秋明菊) 秋明菊は真っ直ぐ伸びた茎の先に、花が咲くため楚々とした印象を与える花姿をしています。また花は、花弁が丸みを帯びて形が不均一でアンバランスな外観をしているため可愛らしいと感じやすく、また桃色の花色も同様に柔らかで可愛らしい印象を与えます。 秋明菊は上品な印象を与える花姿と、可愛らしい印象を与える花の形と色が魅力です。 | 名称:アリウム(クリストフィー) 花は繊細な印象を与える星形の小さな花が球状に集まり、直径20~30cmに達することもある巨大な花を咲かせます。巨大な花は、細い茎と強く対比します。そのため、アンバランスさが際立つ花姿となり、品種改良を積み重ねられて作られたかのような洗練された印象を与えることができます。 |
名称:アリッサム 花は茎の頂部に集まるように次々と開花するため、半球状の可愛らしい外観の花姿をつくり、また多花性で株を花を咲かせる事から、開花期間中は花の絨毯を敷いたような美しい景観をつくり出す事ができます。 アリッサムは背が高くならず、小振りで可愛らしい花を咲かせます。そのため、妖精のオブジェを花の中に置いて花の周りで遊ぶ妖精の姿を演出することが出来ます。そのため、アリッサムはフェアリーガーデンにピッタリの植物のひとつです。 | 名称:イソトマ 草姿は直立または匍匐性に広がるためふんわりとしたドーム状の外観になります。葉は細くふち部分が裂けるためシャープでカッコいい外観をしており、また細いためあまり目立ちません。 花は細い花弁が5個、放射状に広がる形から海外では「blue star」と呼ばれています。細く繊細な外観をしているため、上品で楚々とした優しい雰囲気をつくります。 |
名称:エキナセア 草姿は直立、茎は殆ど分枝することなく垂直に伸びます。そのため洗練された外観をしており、また比較的に背が高くなるため、花壇の中央などで立体感や高さを出したい時に使えます。 花は中央の筒状花が球状に盛り上がり、外周の舌状花が下がります。そのため、手に持って応援する時に使うポンポンを思わせるような可愛らしい外観となります。 エキナセアは園芸品種が、とても多く様々な花色があります。そのため、同系統の植物で違和感なくグラデーションを作ったり、カラフルな雰囲気に作ったり出来ます。 | 名称:エリゲロン エリゲロンの花は、白色から桃色へと花弁の色が変化していきます。そのため、一株の中に白色+桃色+黄色(筒状花)の三色の花が入り交じり、ロマンティックな印象を与えたり、カラフルで元気の良い印象を与えたりする事ができます。 草姿は、こんもりと盛り上がるドーム状の外観をつくります。そのため、花壇の縁どり等におすすめです。また強健で岩の隙間等でも容易に育つためロックガーデン等に使われることもあります。 |
名称:オキザリス(トリアングラリス) 例えば、開花期間が長く可愛らしい花を咲かせるイモカタバミやシボリカタバミ、葉の班が魅力的なモンカタバミ、暗紫色の葉が上品で優雅な雰囲気をつくるトリアングラリス種などがあります。 上記の他にもカタバミは様々な魅力があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 | 名称:オダマキ 草姿は直立、葉は放射状に広がり地面を覆う事から、お洒落な地被植物として使われることもあります。※ただし暑さに弱く夏になると多くの場合で枯れます。 花は、ふつう俯き気味に咲くため、可憐な雰囲気を作りますが、園芸品種によっては花が上向き咲いて八重咲きする事もあり、非常にお洒落で華やかな印象を与える品種もあります。また花色も豊富にあるためお庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力です。 |
名称:オドリコソウ(ラミウム) 例えば、可愛らしいハート型の葉の形とシルバーリーフが美しいマクラツム種、上部の葉(苞葉)が紫色になるヒメオドリコソウ等です。 上記の他にもオドリコソウ(ラミウム)には様々な種や園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 | 名称:ガウラ 草姿は叢生、地面から複数の茎を出し、群生をつくるようにふんわりと広がります。そのため、自然風のお庭との相性が良いです。また茎は細く華奢なため繊細な印象を与えやすく、やや倒伏しやすい傾向があります。 花は開花期間はとても長く、晩春から秋の終わりにかけて花が咲き続けます。そのため長く花を楽しみたい人に人気があります。花は茎に沿って次々と咲きますが、一度に咲く花は数個程度です。そのため、ボリューム感はなく、控えめで楚々とした繊細な雰囲気を演出します。また一個一個の花が蝶々のような外観をしていて、風で揺れると蝶々が舞うように見えるため優雅な雰囲気をつくる所も魅力です。 |
名称:カスミソウ 草姿は直立、茎はよく分枝してこんもりとした外観を作ります。 葉は細く、節間も長いため殆ど目立ちません。そのため、開花期間中は茎と花だけのような外観をつくります。 カスミソウの花は、花柄が長く一個一個の花が離れています。そのため、花と花との間に空間があり、光がよく通るためレースの編物ような上品な印象を与えます。また白色は光を最も反射する色です。そのため、カスミソウは明るく輝くような印象を与え、神々しい雰囲気を感じさせる植物です。 カスミソウは切り花として高い人気があります。何故なら花瓶の中での日持ちが二週間以上あり、また白色の小さな花は、他の花と競合する事なく逆に引き立てる力があるからです。 上記の他にもカスミソウは様々な魅力があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 | 名称:カラジューム 草姿はロゼット状、球根から多数の葉を出して、優雅に広がります。葉は最大45cmに達する事もあり非常に大きく、遠くから見ても強い存在感を感じさせます。葉の形はハート型、ハート型は愛を象徴する形のため、可愛らしい印象を与えます。また葉のふち部分は波打つため優雅な雰囲気をつくる所も魅力です。 |
名称:カリブラコア カリブラコアは花の直径が2~3cmと小さく可愛らしい外観をしており、ペチュニアと比べて雨による花弁の傷みが少なく育てやすい所が魅力です。 草姿は丸みを帯び、ふんわりとするため可愛らしい印象を与える外観となります。またその草姿から花壇の縁どりやハンギング仕立てなどにされる傾向が強いです。 カリブラコアは園芸品種が、とても多く様々な花色があります。そのため、同系統の植物で違和感なくグラデーションを作ったり、カラフルな雰囲気に作ったり出来ます。またお庭のデザインに合わせて、ピンク色やパステル調の花色を選んでロマンチックな雰囲気を作ったり、紫色を選んで上品でエレガントな雰囲気を作ったりする事ができる所が魅力です。 | 名称:カンパニュラ(フウリンソウ) 例えば、フウリンソウは風船のように膨らむ花の形と、真っ直ぐ伸びる茎に連なり咲く花姿が、可愛らしくボリューミーな雰囲気を作ります。また、オトメギキョウは匍匐するように茎が広がり岩の隙間等にも自生するため地被植物やロックガーデン等にも利用されており、星のように広がる青紫色の花弁が上品な雰囲気を作ります。 上記の他にも、カンパニュラには様々な種と園芸品種があります。良ければ種類のリンクの方からご覧ください。 |
名称:キャットミント 草姿は直立、茎は上部で殆ど分枝する事なくスッと上に伸びるため、洗練された印象を与えやすく、またふさふさとした外観もしているため柔らかな印象も与えます。 花は穂状に並ぶためシャープな印象を与えやすく、青色または紫色の花を咲かせます。青色や紫色の花は、落ち着いた印象を与えたり、上品な雰囲気をつくります。 | 名称:キンギョソウ 草姿は直立、茎は殆ど横に倒れることなく垂直に伸びるため、雑多な印象を与えず洗練された雰囲気を作ります。草丈は品種などでも変わりますが、花壇の中で高さや立体感を出すのにおすすめです。 花は、上唇と下唇の間に大きな膨らみがあります。そのため、金魚や龍の口に例えられる個性的な外観をしており、花は穂状に並びボリュームよく咲くため、遠くからでも分かるほど非常によく目立ちます。また花色が豊富にあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力です。 |
名称:クサギ 例えば、クラリンドウは別名ではブライダルヴェールとも呼ばれており、上から下へと優雅に垂れ下がる花穂と、真っ白な花が結婚式のヴェールを思わせます。そのため、神聖な雰囲気とエレガントな雰囲気をつくりだします。またゲンペイカズラは、清潔感を感じさせる白色の萼から上品な印象を与える濃い赤色を咲かせるためエレガントな雰囲気をつくる花姿が楽しめます。 上記の他にも、クサギ属の中にはボタンクサギやベニバナクサギ等の多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。 | |
名称:クリスマスローズ 草姿はロゼット状、葉が放射状に広がり優雅な姿をつくるため、花のない時期は地被植物として利用される事もあります。葉は小葉が7~11個集まり一個の葉をつくっており、小葉は細長く、手のひら状に集まるため、シャープでお洒落な雰囲気のリーフとして楽しめる所が魅力です。 花は大きさが10cmに達する事もあり、バラのような華やかな外観をしています。一方で、俯くように控えめに咲くため可憐な雰囲気が感じられる所も魅力です。花は開花後も、1ヶ月以上も外観を保ち、非常に長く楽しむ事が出来ます。そのため、切り花としても人気の高い植物です。 | 名称:クレマチス(モンタナ系) 例えば、花が巨大で品種によっては直径約20cmに達する事もあり存在感のある花姿が楽しめる「パテンス系」や、花の筒部がぷっくりと風船のように膨らみ可愛らしい雰囲気をつくる「ヴィオルナ系」など、様々な系統があるため、お庭の雰囲気に合わせてクレマチス選びができます。 上記のように様々な種がありますが、フェアリーガーデンにおすすめしたいのは、モンタナ種です。モンタナは、他のクレマチスと比べてもツルが著しく長いため、高い被覆能力があり、家などの大きな構造物でも覆い尽くす事ができます。そのため、人工物が自然に覆われて荒廃していく様子や、人の営みと自然が調和する様子を表現することが出来ます。また春には、ツルを覆うように沢山の花を咲かせるため、花が視界を覆ってしまい幻想的な空間を作ることができます。そのため、幻想的な雰囲気を作りたいお庭などにおすすめの植物です。 |
名称:クローバー 草姿は匍匐性、茎が地面を這うように広がり、葉柄を垂直に伸ばして葉をつけます。そのため、草丈は殆ど高くならず、地面をカーペットのよう覆います。またクローバーは踏圧にとても強いため、通行量が多い小道に使っても問題が起きることはほとんどありません。 クローバーの葉は、丸く可愛らしい小葉が三個集まり、一個の葉(三出複葉)をつくっています。また稀に三個以上の小葉がくっついて一個の葉をつくることもあるようです。葉の色は、緑色の他にも、桃色や赤色、紫色や灰色と豊富にあります。そのため、お庭のデザインに合わせて、葉の色を選び桃色の絨毯や紫色の絨毯を作ってみるのも面白いかもしれません。 | 名称:ゲッケイジュ(ローレル) 樹形は育て方により単幹または株立ちします。剪定に強く枝葉を密に茂らせる事から、生垣やトピアリー等に使われる事が多いです。葉は光沢があり、オリーブグリーンから濃い緑色と美しく、またシネオールやリナロールを由来とする甘くスパイシーな香りと風味があります。そのため、古くから枝葉は地中海料理などの調味料として利用されます。 ゲッケイジュは古代ギリシアでは、ダフネがアポロンから逃れる為に、川の神のペニオスに頼んで、ゲッケイジュに変身したと言われます。その事で、アポロンはダフネに会えなくなった事を悲しみ、ゲッケイジュを神聖な樹木として扱いました。また古代ギリシアやローマではゲッケイジュ(葉で作られた冠)は勝利の象徴として扱われており、知恵や学問のシンボルとしても扱われていました。 上記のことからもわかる通り、ゲッケイジュは神聖な樹木です。従って神聖な雰囲気があるフェアリーガーデンやエンジェルガーデンにおすすめの植物です。 |
名称:ゲラニウム 例えば、開花期間がとても長く直径5cmに達することもある大きな花と、青色の花色が華やかな印象を与えたり落ち着いた雰囲気を作る雑種のゲラニウム・ロザンネ、ロザンネの親種で開花期間の長さや大きな花が魅力的なワリキアナム種などがあります。 上記のように、ゲラニウム属の中には様々な種がありますが、フェアリーガーデンで特におすすめしたいのは、プラテンセ種です。ゲラニウム・プラテンセ種は、葉のふち部分が強く裂けているためシャープで洗練された外観をしています。また花は小さく八重咲きする品種もあるため、可愛らしさの中に華やかな雰囲気がある所も魅力です。 | 名称:コレオプシス 草姿は直立、地面から茎を何本も出して群生するような外観を作るため、開花期には沢山の花が咲きます。 花はキク科でよく見られる頭花、舌状花と筒状花で構成されており、花の大きさは約3~5cmあります。品種が豊富で様々な花色があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種選び出来る所も魅力です。 |
名称:サクラ(スモモ属) 例えば、単にサクラとも呼ばれるソメイヨシノは扇状に広がる優雅な樹形と春に一斉に開花する花姿が魅力で、開花期は非常に幻想的な空間を作り出します。またサクラより前に開花する梅は小振りで丸い可愛らしい花を咲かせる所や初夏頃に果実を付ける事でも知られます。 上記の他にも、サクラ(スモモ)属の中には果実が魅力的なブラックチェリーやスモモ、花が魅力的なニワザクラやオヒョウモモ等の多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。 | 名称:サルビア(ペインテッドセージ) 例えば、スプレンデンス種は開花期間がとても長く春から秋にかけて大きく華やかな花を沢山咲かせます。またロシアンセージは水色の花と白色の茎葉の組み合わせが爽やかで涼やかな雰囲気を作ります。 上記の他にも、サルビア属の中には多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。 |
名称:シクラメン そのため、葉がラグジュアリーで高級感を感じさせたり、また花束のように咲く花が華やかな雰囲気を演出します。園芸では、一般的に屋内で楽しまれる事が多いですが、耐寒性の高い原種や原種との交配で耐寒性が高いガーデンシクラメンなどは屋外の花壇等で楽しまれたりもします。 | |
名称:シモツケ 花は散房状に茎の頂部に集まるため、丸みを帯びたドーム状の可愛らしい外観をつくります。また一個一個の花は雄蕊が長く突出するため、霞がるようなふんわりした見た目をしている所も特徴です。また幾つかの品種では、葉の色が黄色や橙色をしています。そのため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びができます。 | 名称:ジャスミン 花は香りが非常に高く、開花期には数メートル先まで香りが届きます。香りは官能的で刺激的な蜂蜜のような甘い香りがあり、催淫作用や気分の高揚などの効果があるとされています。そのため海外では花を収穫してベットの周りに散らしたり、花瓶に生けてベットの横に飾り楽しまれたりするようです。 樹形はツル性、他の植物や物体に接触すると茎先端が旋回するように動き、他の植物や構造物に茎を巻き付けて体を固定します。そのため、巻き付く物がある場所、またはトレリスやオベリスク等の資材を準備して育てる必要があります。 |
名称:スイートピー 草姿はツル性、茎は柔軟なため支える物がない場合は地面に倒れますが、葉の先端にある、まきヒゲを構造物や植物に絡めながら植物体を固定して、上に登る事ができます。そのため、トレリスやアーチ等に絡めて植物を楽しむ事が出来ます。 花はマメ科特有の蝶形花、蝶形花は花弁が蝶々のようにひらひらとしており、非常に優雅な外観をしています。また花には甘く繊細な香りがあることから、香りの花として楽しまれたり、また切り花として親しまれています。 | 名称:スイセン 園芸では、花を鑑賞する目的で育てられたり、香りの花としてガーデンファニチャーの近くに植えて楽しまれたり、花を収穫して切り花として楽しむ目的で育てられたりします。 |
名称:スカビオサ(コルムバリア) 例えば、コーカシカ種は他のスカビオサと比べて花が非常に大きく外周の花弁が大きく広がっており、優雅にフリルします。そのため、エレガントな雰囲気を作りやすい種です。またアトロプルプレア種はスカビオサの中でも園芸品種が特に多く、赤黒色や黒色等の珍しい花色があります。そのため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びが出来る所が魅力です。 上記の他にも、スカビオサには様々な種と園芸品種があります。良ければ種類のリンクの方からご覧ください。 | 名称:スズラン すずらんの花には、甘く繊細で瑞々しい香りがあり、その香りの良さから三大フローラル(すずらん・ジャスミン・バラ)の一つとして扱われています。そのため、香りの花としても楽しまれており、花は収穫されて切り花や花束などに利用されます。 |
名称:スタキス(ラムズイヤー) 例えば、ラムズイヤーは茎・葉・花が白色の毛で覆われていて触るとフェルトのような柔らかな質感があり、モコモコとした可愛らしい見た目をしています。また茎は匍匐性または直立するため、マット状に広がり群生を作ります。そのため、園芸ではシルバーリーフが楽しめる地被植物として利用されています。またカッコウチョロギは、草姿が直立する行儀の良い見た目をしており、茎の頂部に小さな紫花が集まる円筒状の花を咲かせる所が魅力の植物です。 上記の他にも、スタキス属の中には様々な種と園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧ください。 | |
名称:スミレ 例えば、パンジーやビオラは冬を代表する花として親しまれており、顔を思わせるような個性的な花姿と、豊富な花色が魅力です。またラブラドリカは株が充実すると秋から翌年の6月まで花を咲かせる事があり、シックな雰囲気を作る黒葉と紫色の花が魅力です。 上記の他にもスミレ属には様々な種や園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 | 名称:セントーレア(ヤグルマギク) 花は頭花、頭花は筒状花のみで構成されており、外周の筒状花が中心部よりも大きくラッパの様な外観をしているため、個性的な花姿を作ります。 また花は様々な用途で利用されます。例えば、花を収穫して切り花として楽しまれる事もあり、花瓶の中で約5~7日もちます。また食用花(エディブルフラワー)のため、サラダ等にいれて食べられることもあります。 |
名称:センニチコウ 花は沢山の小花(苞)が集まる事で球状の外観をつくっています。また一般的に触ると硬く、花弁のように見られる部分は苞と呼ばれる部分です。苞は触ると硬くパサパサとした乾燥した紙質の質感をしており、そのため水分が抜けても色褪せや型崩れを起こしにくいです。そのため植物の上でも1ヶ月以上、鑑賞価値を保ち続け、また収穫するとドライフラワーとしても楽しめます。 草姿は分枝、茎は途中で分枝する事が多いことから不安定な形をつくる事が多いです。そのため管理されてない印象を与える場合があります。一方で、茎は節と節の間が長く、葉が少ないため、風通しのよい空間をつくるため、そこまで雑多な印象を与えることはありません。 | 名称:ダイアンサス(カーネーション) 例えば、母の日に贈る花としても知られるカーネーション、直立する洗練された草姿と球状に集まり咲く可愛らしい花姿が魅力的なアメリカナデシコなどです。 |
名称:タイム 分類:常緑多年草・常緑亜低木 開花時期:5月~8月 花色:桃・紫・白 葉色:緑・黄・白 草丈:約5~10cm リンク:種類・育て方 特徴:タイムは絨毯のように地面を広がる草姿、株を覆うように花が咲き花の絨毯のような美しい景観をつくる所、独特な芳香と薬効がある所からハーブとして利用出来る所などが魅力的な植物です。 | 名称:ダリア 例えば、ロマンチックガーデンに合うダリアを探す場合は花の色がピンク色で花の形は小さく丸いフォルムの品種を探したいはずです。その場合は「ポンポン」や「ボール」咲きに分類されているダリアを探してあげると、素早く好みのダリアが探せます。逆にエレガントガーデンに合うダリアを探したい場合は花の色は紫色または濃い赤色、優雅な印象を与える花を探します。その場合は花が八重咲きで花弁に動きのある「インフォーマル咲き」のダリアの中から花の大きさや色を選ぶと素早く好みのダリアが探せるようになっています。 分類化する事でダリアは好みの品種を選びやすくなっています。詳しくは種類の方からご覧ください。 |
名称:テイカカズラ(ハツユキカズラ) 草姿はツル性、茎は気根を使い壁面を登る事が出来る事から、壁面緑化として使用される事があり、また茎は柔軟で地面を這うように広がるため、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにされて枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。 また幾つかの品種では葉の色が白色や桃色をしているため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力です。 | 名称:ドウダンツツジ 例えば、ホンコンドウダンは風船のようにぷっくりと膨らむ花が釣鐘のように垂れ下がる可愛らしい外観をしており、蝋細工のように光沢のある桃色と白色の二色の花色がロマンチックな雰囲気を作ります。また、ドウダンツツジは、春は鈴蘭のような可愛らしい白色の花を楽しめて、秋になると燃え盛るように真っ赤に染まる紅葉が楽しめます。 上記の他にも、ドウダンツツジ属の中にはサラサドウダンやベニドウダン等の多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。 |
名称:トキワマンサク 樹形は株立ち状、地際から茎が何本も伸びて、上部で弧を描くように優雅に広がります。そのため、大株になると、トキワマンサクに包まれているような幻想的な空間をつくる事も可能です。 トキワマンサクの花は長いひも状の花弁が特徴的です。一個の花には花弁が四個から十個以上付いており、また枝先に花が密に集まるため、ホウキのようなふさふさとした花姿をつくります。また開花期には枝を覆うように沢山の花が咲くため、桜のような幻想的な花姿が楽しめることもあります。 また幾つかの品種では、葉の色が緑色の他にも、重厚感を感じさせる黒色、可愛らしい印象を与える桃色をしている事があります。そのためお庭のデザインに合わせて、品種を選びカラーリーフとして楽しむ事も可能です。 | 名称:ネメシア 草姿は直立、茎の下部でよく分枝するため直立する茎が何本も並ぶように立ち上がります。そのため、行儀のよい雰囲気を演出します。 開花は種や品種により変わりますが、普通は夏を避けた時期に咲きます。花は下唇の中心部が膨れるため金魚草のような個性的な外観をしており、茎頂に集まるように咲く傾向があります。そのため、とてもボリュームよく華やかな花姿をつくる所が魅力です。 |
名称:ハニーサックル(スイカズラ) 例えば日本にも自生しており、開花期には黄色の花を株一面に咲かせて甘くフルーティーな香りを数メートル先まで漂わせるスイカズラや、樹形が低木で主に生垣として利用されるロニセラ・ニティダ種等です。 上記のようにスイカズラ属には様々な種がありますが、フェアリーガーデンでおすすめなのは「ニオイテンドウ」と「ゴールデンフレーム・ハニーサックル」です。上記ふたつの種はツル性の成長習慣があり、柔軟な茎を旋回させて構造物などに巻き付けながら成長します。花は王冠のような外観をしており、花の色は桃色または金色か白色をしています。そのため、非常に華やかでお洒落な雰囲気をつくります。またスイカズラと同様に花には甘くフルーティーな香りがあるため、開花期には数メートル先まで強い香りが立ち込めます。甘い香りは、草原で花々に囲まれる雰囲気を盛り上げるため、フェアリーガーデンで欠かせない要素のひとつになります。 | 名称:バコパ 園芸では、地被植物として利用して花絨毯のように仕立てられたり、またハンギング仕立てにして上から下へと下垂する優雅な草姿と花が楽しまれたりします。 |
名称:葉牡丹(アブラナ属) 園芸では、冬の花壇を長く彩る代表的な植物として利用されており、花壇に並べて植えられたり、寄せ植え素材として利用されたり、切り花として利用されたり、幅広く活用されています。 | |
名称:ヒアシントイデス また、自生地のイギリスでは、ブルーベルの花は真夜中に鐘を鳴らして悪戯好きの妖精を引き寄せると言われていたり、悪戯好きの妖精がブルーベルの花に魅了の魔法の罠をかけて、ブルーベルの森に入った人間を魅了で帰られなくさせる等の伝承があります。そのため、妖精の森をイメージして作られるフェアリーガーデン等におすすめの植物になります。 | 名称:ヒヤシンス 花は花被片が外側に緩くカールするため、優雅な雰囲気をつくり、穂状に密に連なるためボリュームよく豪華な花姿をつくります。また花にはフレッシュでスパイシーな心地よい香りがあります。そのため、香りの花としても楽しまれており、またその香りの良さから精油は香水等にも利用されています。 |
名称:ブーゲンビリア 樹形はツル性、茎は構造物などに棘や新鞘をかけながら登る事が可能で、また柔軟な茎は優雅に広がります。 ブーゲンビリアは理想的な環境であれば一年を通して開花する能力があります。ただし基本的には数ヶ月ごとに周期的に花が咲く性質があります。花は大部分が苞葉、苞葉は赤色や桃色に色付き色紙のような外観をしています。そのため、開花期になると紙吹雪が舞うような美しい景観を見る事が出来ます。 | |
名称:フジ 樹形は基本的にツル性。ただし仕立て方により成熟すると木のようになる事もあります。フジは視界を覆うように上手く仕立てると、現実世界から切り離されたかのような幻想的な空間をつくる事ができます。そのため、幻想的な雰囲気が漂うフェアリーガーデンを作りたい時などにおすすめの植物です。 | 名称:フィカス(ガジュマル) フィカス属の中にあるガジュマルは、その美しい樹形から東南アジアでは精霊が住む場所として考えられており、また日本の沖縄でもキジムナーという妖精が住んでいると考えられています。そのため、妖精をテーマにしたお庭を作る時には取り入れたい植物のひとつになります。 ガジュマルに住むキジムナーは人間の事が大好きと言われており、ガジュマルを愛情をもって育てていると、キジムナーがたくさんの幸せを運んでくると信じられています。 |
名称:ブッドレア 樹形はブッシュ状、枝分かれがよく、沢山の花を咲かせます。ただし節間が長いため枝が不規則に交差する所が見えやすく、やや雑多な印象をあたえやすい所が欠点かもしれません。 開花は長く初夏から秋にかけて咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれます。また品種によっては花の長さが50cmに達する事もあるため、遠くからでもよく目立ち、お庭の中でフォーカルポイントとして働く事ができる所も魅力です。ただし花は、枯れた花がらを長く残すため、花がら摘みをしないと清潔感を損ねたり管理されていない印象を与える事があります。そのため花がら摘みで手のかかる植物でもあります。 蝶々は非常に美しく優雅なため、妖精のモデルにもなります。そのため、お庭に蝶々を呼ぶと妖精が舞っているかのような演出をすることが出来ます。従って、蝶々を呼ぶブッドレアはフェアリーガーデンにピッタリの植物のひとつとなります。 | 名称:ブラキカム 園芸では、草丈が低くて匍匐するように広がる性質があるため、苗を等間隔に並べて、地被植物として利用されることがあります。地被植物にすると、花が株一面に咲くため、花の絨毯のような美しい景観をつくることができます。また開花期間が長い事から、寄せ植え植物としても重宝されます。 |
名称:ブルンフェルシア 樹形はブッシュ状、枝は横に向かったり上に向かったりと成長が変化する傾向が強いため個性的な外観になる事が多いです。 花の形は高杯形、花の色は紫色からラベンダー、ラベンダーから白色へと変化していくため、一株の中に様々な色の花が混在します。白色と紫色の二色の花色は、上品で高貴な印象を与えたり、神秘的で荘厳な印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンや、ファンタジーガーデン等におすすめの植物です。 | |
名称:プレクトランサス(モナラベンダー) 花は透き通るような紫色をしています。そのため、派手な紫色と比較して嫌味を感じさせる事がなく、爽やかでスッキリとした印象を与えやすく、また濃い紫色の茎との対比が強く出て洗練された雰囲気を演出しています。 | 名称:フロックス 例えば、草姿が匍匐性で地面を這うように広がり春になると一斉に花を咲かせお花の絨毯をつくる「芝桜」や、豊富な花の色と花の形がある事からお庭のデザインに合わせて品種選びが出来る「キキョウナデシコ」等です。 上記の他にもフロックス属の中には、様々な種と園芸品種があります。詳しく知りたい方は種類のリンクの方からご覧下さい。 |
名称:ヘデラ 草姿はツル性、茎は気根を使い壁面を登る事が出来る事から、壁面緑化として使用される事があり、また茎は柔軟で地面を這うように広がるため、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにされて枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。 葉は、ふつう葉のふち部分が掌状に裂けるため「紅葉の葉」や「掌」などを連想させるシャープな外観の葉の形をしています。しかし品種によっては「ハート型」をしている事もあり可愛らしい葉の形が楽しめる事があります。そのため、お庭のデザインに合わせて葉の形が選べます。 | |
名称:ペトレア 樹形はツル性、柔軟な茎を植物や構造物等に巻き付けながら高さ400~1200cmまで成長します。ただし、一般的には下垂する花を鑑賞するためにフジ棚等の花が垂れ下がる姿を鑑賞しやすい誘引資材が使用されます。 花は薄い紫色の萼片と濃い紫色の花の2種類で構成されています。そのため、花が穂状に並ぶとグラデーションのような美しい花色が楽しめます。また花穂は優雅に下垂しながら咲くため、シャンデリアのような美しい外観を作ります。 そのため、上品なエレガントガーデンを作りたい時、幻想的な雰囲気があるファンタジーなテーマガーデンを作りたい時などにおすすめの植物です。 | 名称:ベロニカ 例えば、透明感のある青色の花がクールで落ち着いた印象を与えて行儀のよい草姿が洗練された雰囲気をつくるゲンチアノイデス、地面を匍匐するように広がり開花期には株を覆うように花が咲く事から花絨毯のような景観を作り出すペドゥンクラリス等です。 上記の他にもベロニカ属の中には、様々な種と園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 |
名称:ベンケイソウ 例えば、オオベンケイソウはプラスチックの玩具のような可愛らしい外観をしており、茎の頂部に直径15cmにも達する巨大な花を咲かせる所が特徴です。またミセバヤは匍匐するように広がる草姿をつくるため鉢植えにすると枝垂れるような優雅な草姿が楽しめます。 上記のようにベンケイソウには様々な種と園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。 | 名称:ペンタス 花は星の形をした小花が沢山集まる事で、丸みを帯びる半球状の外観をつくっています。そのため、華やかな花姿が楽しめます。また、ペンタスは蝶々が好む花としても知られており、バタフライガーデンに取り入れたい花としてよくランクインしてくる植物です。 蝶々は非常に美しく優雅なため、妖精のモデルにもなります。そのため、お庭に蝶々を呼ぶと妖精が舞っているかのような演出をすることが出来ます。従って、蝶々を呼ぶペンタスはフェアリーガーデンにピッタリの植物のひとつとなります。 |
名称:ポリゴナム 草姿は匍匐性、地面を覆うように広がるため、一般的にグランドカバーや岩場の斜面を覆うロックガーデンなどに使用されています。 花は金平糖のようなコロンとした丸い外観をしており、花の色はピンク色をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また開花期中は株を覆うように沢山の花が咲くため、ピンクの絨毯が敷かれたようなロマンチックな景観を作り出します。 | 名称:マーガレット 花は頭花、頭花は舌状花と筒状花で構成されており、ふつうシンプルな一重咲きですが、八重咲きする華やかな品種もあります。また花は茎の下部ほど花柄が長くなり、株の表面に花が集まる傾向が強いため、株を覆い尽くす美しい花姿が楽しめる所も魅力です。 |
名称:ミズキ(ハナミズキ) ハナミズキは成熟すると樹高が1000cmに達する事があります。また成熟すると高さよりも横への広がりが強くなる傾向があるため、空間を包み込むような優雅な樹形となります。 花は桜と同様に葉が展開する前に開花が始まるため、葉に邪魔される事なく花を鑑賞できます。また枝を覆い尽くす程に沢山の花を咲かせるため、桜を思わせるような幻想的な空間を作り出す事ができます。 | 名称:ムスカリ ムスカリは球根を持っており、球根から葉と花茎を伸ばします。葉の形は種によって変わり、細長く垂れたり、行儀よく立ったり、幅広い形だったりします。花は中央が風船のように膨らむツボ形をしており、花が密に穂状に集まる事で葡萄のような外観の花姿をつくります。また普通、上部の花は不稔性、そのため色が違う事がよくあります。 ムスカリは背が高くならず、小振りで可愛らしい花を咲かせます。そのため、妖精のオブジェを花の中に置いて花の周りで遊ぶ妖精の姿を演出することが出来ます。そのため、ムスカリはフェアリーガーデンにピッタリの植物のひとつです。 |
名称:ムラサキナズナ 草姿は匍匐性、地面を覆うように広がるため、一般的にグランドカバーや岩場の斜面を覆うロックガーデンなどに使用されています。 花は密集するように咲くため、開花期は花絨毯のような美しい景観を作り出します。花の色は桃色・紫色・白色とあるため、お庭の雰囲気に合わせて可愛らしい印象を与える桃色の品種を選んだり、上品な印象を与える紫色の品種を選ぶとよいでしょう。 | 名称:モクレン 例えば、ハクモクレンは理想的な環境では高さが3000cmに達する事もあり、枝を覆うように花が咲く事で圧巻の景観を作り出します。サラサモクレンは直径10~20cmの大きな花が枝を覆うように咲く事でサクラのような美しい景観を作り出します。タイサンボクは花が非常に大きく直径30cmに達する事もあり、開花期にはキャンディーやプラムを思わせる香りを漂わせます。 上記のようにモクレンには様々な種がありますが、フェアリーガーデンでおすすめしたいのは、御神木として神聖視がされるオガタマノキ(招霊木)や圧巻の景観を作り出すハクモクレン等です。 |
名称:ユウギリソウ 花は薄い紫色の星型の小花が、頂部に集まるため、半球状の外観をしています。また小花からは雄蕊が突出するため霞がかったようなふんわりした花姿をつくる所が特徴です。 花は蝶々の蜜源にもなります。蝶々は羽根が美しく、またひらひらと優雅に翔ぶ姿は幻想的な雰囲気をつくります。霞がかる花との相性もよく、幻想的で神秘的な雰囲気をつくるため、ファンタジー世界を思わせるようなテーマガーデンや、上品な印象を与えることからエレガントガーデン等によく合うでしょう。 | 名称:ヨモギ(アルテミシア) 例えば、シロヨモギは小動物の指を思わせるような丸みを帯びる葉の形と真っ白な葉色が特徴で、園芸ではシルバーリーフとして親しまれています。また、アサギリソウは葉が非常に細いため葉と葉の間に光が通り、また葉が光で反射して煌めくため朝霧のような外観をしています。そのため、園芸ではシルバーリーフとして親しまれています。 上記の他にも、ヨモギ属の中には様々な種と園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧ください。 |
名称:ライラック 樹形は、仕立て方で株立ち状(根元から茎がわかれ複数の茎が立ち上がる樹形)または単幹(根元から上部まで幹が1本)になります。 花は沢山の小花が円錐状に密に集まるため、非常にボリュームよく豪華な花姿をつくります。そのため、遠くからでもよく目立ち、お庭の中で景観またはアクセントとして働く事ができます。また開花期間中は数メートル先まで果物のような甘い香りが広がります。甘い香りは、草原で花々に囲まれる雰囲気を盛り上げるため、フェアリーガーデンで欠かせない要素のひとつになります。 | 名称:ラグラス 花は丸みを帯びコロンとしており可愛らしく、風にそよぎ花が揺れる姿は優美な雰囲気をつくります。花は、花壇の中でそのまま鑑賞もされますが、収穫して切り花にされたり、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにして、フラワーアレンジメントで利用される事も多い植物です。 |
名称:ラベンダー(フレンチラベンダー) 例えば、葡萄のような可愛らしい外観の花の形と甘い香りが魅力的なイングリッシュラベンダー、花の形が兎のような外観をしているフレンチラベンダー、葉がシダ植物のように羽状するレースラベンダーなどです。 上記のようにラベンダー属には様々な種や園芸品種があります。詳しくは種類のリンクに書いてあるため、そちらからご覧下さい。 | 名称:ランタナ 樹形はブッシュ状、枝分かれがよくドーム状に成長する傾向があります。 花は、咲き進むにつれて色が変化していくため、別名「七変化」の名前でも呼ばれています。また花の色が豊富にあるため、ロマンチックガーデンではピンク色の品種を選んだり、カラーガーデンでは鮮やかな色の品種を選んだり出来る所が魅力です。また基本的に、花がら摘みが必要ありません。花が終わる頃には、花がらを隠すように枝が伸びて、次の花を咲かせてきます。そのため徒長気味になった時に切り戻す程度で、花がら摘みがいりません。そのため、低メンテナンスで育てやすいです。 また、ランタナの花は蝶々が好む花としても知られており、バタフライガーデンに取り入れたい花として必ずランクインしてくる植物です。蝶々は非常に美しく優雅なため、妖精のモデルにもなります。そのため、お庭に蝶々を呼ぶと妖精が舞っているかのような演出をすることが出来ます。従って、蝶々を呼ぶペンタスはフェアリーガーデンにピッタリの植物のひとつとなります。 |
名称:ローズマリー 樹形は品種により「立性」「匍匐性」「半匍匐性」の三種類があります。立性:茎が真っ直ぐ上に伸びるため洗練された印象を与えます。 葉は細長い線形の形をしており、触ると「針葉樹」や「薬品」などを連想させるようなスッキリとした爽やかな香りを漂わせます。そのため、ローズマリーを気軽に触れるような小道の脇やガーデンテーブルの隣等に植えると良いかもしれません。 開花期間が長く温暖な気候では一年を通して花が見られます。花の色は薄い紫色、葉腋から出る短い茎に4個~16個まとまって咲きます。花は蜜蜂に大変好まれます。そのため、ローズマリーの場所が蜜蜂に認識されたら、沢山の蜂が訪れるようになるかもしれません。 | 名称:レウコフィルム 樹形はブッシュ状、枝葉は密に茂り丸みを帯びる外観をつくるため、自然風生垣(インフォーマルヘッジ)として、境界線に並べて生垣としてよく利用されます。枝葉は白色の毛で覆われており、白色または白緑色の外観をしているため、明るい印象を与えたり、また汚れのない清潔な印象を与えたりするカラーリーフとして楽しむ事が可能です。 花は1年を通して開花する能力があり、特に湿度が高くなると開花が多くなる傾向があります。桃色または紫色の花は、白色の茎葉との相性がとても良いため、ロマンチックガーデンやエレガントガーデンなどによくマッチするでしょう。 |