- 原産:マダガスカル
- 科:キョウチクトウ(Apocynaceae)
- 属:ニチニチソウ/カタランサス(Catharanthus)
- 種:ニチニチソウ/ロゼウス(Catharanthus roseus)
- 同義語:ビンカ・ロゼウス(Vinca rosea)
- 別名:カタランサス・ロゼウス/ビンカ/ブライト・アイズ(bright eyes)/ケープ・ペリウィンクル(Cape periwinkle)/グレーブヤード・プラント(graveyard plant)/マダガスカル・ペリウィンクル(Madagascar periwinkle)
- 品種:フェアリースター・パステルピンク(Catharanthus roseus ‘Fairy star pastel pink’)
- 開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
- 花の色:桃色・白色
- 葉の色:緑色
- 香り:
- 生活形:多年草・亜低木
- 草丈:約20~30cm
- 株張り:約30~40cm
- 誕生花:7月30日
- 花言葉:友情/生涯の友情/楽しい思い出
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
- 購入方法:ニチニチソウ(フェアリースター・パステルピンク)を楽天で購入
■ニチニチソウ(フェアリースター・パステルピンク)の特徴
- 学名:Catharanthus roseus ‘Fairy star pastel pink’
- 開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
- 花の形:一重咲き、花弁の形は倒披針形です。
- 花の色:桃色・白色
- 葉の色:緑色
- 生育型:分枝型
- 草丈:約20~30cm
- 株張り:約30~40cm
- ボリューミーな草姿:分枝に優れ株にボリューム感があり、花数も多くなります。
- 小輪多花性:花のサイズは直径約2~2.5cmと小さいですが、株を覆うように沢山の花が咲き誇るため豪華な花姿が楽しめます。
- 色彩効果:桃色を基調として白色のアイ模様が入ります。そのため、女性的な可愛らしさを感じさせる品種です。
- 長い開花期間:低温に強く秋の遅くまで花が楽しめます。
- 連続開花性:夏も休みなく花を咲かせ、連続開花性に優れています。
- 受賞:フェアリースター・シリーズは複数の品種がジャパンフラワーセレクションで様々な賞を受賞しています。
●ニチニチソウ(フェアリースター・シリーズ)の品種
園芸ネット プラス 品種名:クリアホワイト 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:白色 | ![]() 品種名:コーラルピンク 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:濃桃色を基調として白色のアイ模様が入ります。 備考:ジャパンフラワーセレクション(2017~2018)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞を受賞しました。 |
![]() 園芸ネット プラス 品種名:パープル 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:濃桃色を基調として赤色のアイ模様が入ります。 備考:ジャパンフラワーセレクション(2016~2017)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞を受賞しました。 | 園芸ネット プラス 品種名:パステルピンク 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:桃色を基調として白色のアイ模様が入ります。 |
園芸ネット プラス 品種名:ピンクウィズアイ 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:淡い桃色を基調として赤色のアイ模様が入ります。 | ![]() 園芸ネット プラス 品種名:ブルー 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:青紫色を基調として濃紫色のアイ模様が入ります。 備考:ジャパンフラワーセレクション(2020~2021)のガーデニング部門でグッドパフォーマンス特別賞、カラークリエイト特別賞を受賞しました。 |
![]() 品種名:ホワイト 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:白色を基調として赤色のアイ模様が入ります。 備考:ジャパンフラワーセレクション(2017~2018)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞を受賞しました。 | ![]() 園芸ネット プラス 品種名:ミルキーピンク 花形:一重咲き 花弁:倒披針形 花色:淡い桃色を基調として桃色のアイ模様が入ります。 備考:ジャパンフラワーセレクション(2009~2010)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)、モーストジョイ特別賞を受賞しました。 |
■ニチニチソウとは!?

ニチニチソウ(学名: Catharanthus roseus)は、別名で「カタランサス・ロゼウス」「ビンカ」「ブライト・アイズ(bright eyes)」「ケープ・ペリウィンクル(Cape periwinkle)」「グレーブヤード・プラント(graveyard plant)」「マダガスカル・ペリウィンクル(Madagascar periwinkle)」とも呼ばれキョウチクトウ科ニチニチソウ属(カタランサス属)に分類される種です。
ニチニチソウの原産地はマダガスカルで、自生地は沿岸地や荒れ地などに見られパイオニア植物としての性質もあります。

■ニチニチソウの語源(由来)
- Catharanthusの語源:古代ギリシア語で「清潔」「純粋」を意味する「καθαρός(katharós)」と、古代ギリシア語で「花」を意味する「ἄνθος(anthos)」の2語で構成されており、この花の汚れなく美しいことに由来します。
- roseusの語源:ラテン語で「ピンク」「バラ色」を意味しており、本種の花の色に由来しています。
- ニチニチソウの語源:一個一個の花は比較的短命ですが、毎日絶え間なく花が咲き続けることに由来します。
■ニチニチソウの特徴(魅力)

- 形態:草丈は約15~100cm、生育型は初期は直立型で後に分枝型になり、品種により茎が匍匐する匍匐型の場合もあります。葉は楕円形・長楕円形・倒卵形で、葉表面は光沢があり、色は緑色です。花序は集散花序で、花は高杯形花冠で直径が約2~5cmです。
- ライフサイクル:生活形は多年草または亜低木ですが、寒さに弱い本種は日本では冬に枯れる一年草として扱われます。春は生育と開花が始まり、夏と秋も春と同様に成長しながら花を咲かせます。冬は気温5度以上を保てば冬越しさせることが可能です。
- 開花期間:開花期間は周年、ただし日本では開花に必要な十分な温かさが確保できないため、5月~11月が主な開花期間となります。個々の花は、数日程度と短命ですが、毎日絶え間なく開花し続けるため、連続開花性も抜群に高いです。そのため、花を長く楽しみたい人に人気がある植物です。
- 花の魅力:花は直径約2~5cmと大きく存在感があり、株表面を覆うように咲くため華やかな花姿が楽しめます。また花の色は赤色・桃色・紫色・白色・黒色(濃紫色)などがあり、お庭の雰囲気や好みに合わせて色を選べる点も魅力となります。
- 寄せ植え:ニチニチソウの生育型は直立型・分枝型・匍匐型があります。そのため、高さやボリューム感を出したい場合は直立型・分枝型の品種を選び、鉢植えから垂れさせたい場合は匍匐型の品種を選ぶと良いでしょう。本種は開花期間が非常に長いため、長く楽しめる寄せ植え素材になります。
- 花壇の縁取り:株を一定間隔に並べることで、華やかな花が楽しめる花壇の縁取りをつくることができます。花は色の種類が非常に豊富なため、色が持つイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることも出来るでしょう。
- 枝垂れ植物:ニチニチソウは匍匐型の性質がある品種もあるため、品種を選べば枝垂れる植物として仕立てることも出来ます。例えば、吊り鉢やハンギング鉢などに植えると鉢縁から真下に枝垂れる草姿が鑑賞できたり、ロックガーデンや石垣の側に植えると岩肌を被覆するように枝垂れる草姿が鑑賞できたりします。これらの仕立て方で、人工物などが植物に覆われていく様は、優美な雰囲気を演出するだけでなく、時の流れや、自然の脅威や荒廃を演出するのにも一役買い、独特な演出をする事が可能です。
- 苗の増殖:ニチニチソウは、種子から簡単に苗を増やすことができます。そのため、花壇の縁取りとして利用したり、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように苗を植えて毛氈花壇を作ってみたり、余った苗で寄せ植えを作ったり、手軽に挑戦しやすい点が魅力です。
- 毒性:本種は全草に有毒なアルカロイドを多数含有しており、誤って摂取した場合は嘔吐・胃痛・全身麻痺・骨髄抑制などを引き起こし、摂取した量によっては最悪死に至る可能性もあります。そのため、食べてはいけません。その一方で、インドや中国の伝統医学で本種の根や新芽が疾患の治療薬として利用されてきた歴史があり、また本種に含まれるビンクリスチン (Vincristine) とビンブラスチン (Vinblastine)は抗ガン治療に用いられます。ただし、これらは専門家の知識の元で行われる治療であり、素人が安易に利用するものではありません。
■ニチニチソウの生活形と形態
●生活形・茎の形態


- 生活形:多年草・亜低木
- ライフサイクル:春は越冬した株の成長が再開し、茎葉を伸長させ花を開花させたり、また種子が発芽したりします。夏は生育旺盛で茎葉はどんどん伸長し、開花は続きます。秋は成長が緩やかになりますが開花は続きます。冬は暖かな地域では開花が続きますが、日本では成長が止まり休眠したり、寒さの厳しい地域では枯れるため一年草扱いされることもあります。
- 草丈:約15~100cm
- 生育型:直立型ですが、開花後は主茎の頂芽の成長が止まり分枝型となります。また品種により匍匐型が見られます。
- 直立型:主軸が明瞭で直立です。
- 分枝型:主軸が不明瞭で分枝が多いものです。
- 匍匐型:地面を這うように茎が伸びるものです。
- 茎の種類:直立茎・傾状茎・斜上茎
- 直立茎:茎がほとんど垂直に伸びる。
- 傾状茎:茎は横に張って伸びて途中で先端が立ち上がる。
- 斜上茎:茎は斜めに伸びる。
- 茎の性質:茎は成熟すると木質化することがあります。
- 茎の色:一般的に緑色ですが、アントシアニンの影響で赤紫色になることもあります。
- 備考:傷つけると有毒なアルカロイドを含む白色の乳液が出ます。
●葉の形態

- 葉序:対生葉序
- 葉柄:有柄
- 葉身の長さ:約2.5~9cm
- 葉身の幅:約1~3.5cm
- 葉身の概形:楕円形・長楕円形・倒卵形
- 葉先:円形・鈍角
- 葉縁:全縁
- 葉の毛:無毛
- 葉の光沢:有
- 葉の色:表面は緑色で、裏面は淡い緑色です。
●花の形態

- 花序:集散花序
- 花柄:有柄で色は緑色または赤紫色です。
- 花:花托・萼・花冠・雄蕊・雌蕊で構成されています。
- 花托:萼・花冠・雄蕊・雌蕊を支えています。
- 萼:合片萼で、裂片は5個あり、裂片の形は線形で、色は緑色です。
- 花冠:花冠の直径は約2~5cm、分類は高杯形花冠、花冠筒部は細長い筒状、花冠裂片は開出して平開している。花冠裂片の数は5枚、裂片の形は倒卵形・倒披針形・ヘラ形などが見られ、色は赤色・桃色・紫色・白色・黒色(濃紫色)です。
- 雄蕊:5本で、花冠筒部に着生し、花冠筒部から突出しない。
- 雌蕊:子房は2個、花柱は1本、柱頭は円筒型です。
- 蜜腺:左右の子房に、それぞれ黄色の蜜腺があります。
●果実・種子の形態
- 果実の分類:袋果
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■ニチニチソウ属(カタランサス属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■ニチニチソウの育て方
花壇の土づくり
●バイオーム
- 主なバイオーム:乾燥性灌木地・サバンナ
- 原産地:マダガスカル
- 自生地:沿岸地や荒れ地などに見られパイオニア植物としての性質もあります。
- 気候:主にサバナ気候・ステップ気候に属します。気温は温暖で年平均気温が18度以上あり、冬は氷点下になりません。降水量は少なく、乾季が長い傾向にあります。
- 日照:日向から半日陰
- 土壌:アレノソル(Arenosols)・レゴソル(Regosol)・レプトソル(Leptosol)などが見られます。一般的に、表層は砂質で肥沃度が低い傾向にあります。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
●日照条件
ニチニチソウは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
●土壌の土質
- 土質:基本的に高い通気性と排水性を兼ね備える土壌を好みます。そのため土質は水捌けのよい砂壌土が適します。水分が停滞してジメジメと湿りやすい粘土質の土質は許容せず、根腐れを引き起こすため避けた方が良いでしょう。
- 肥沃さ:過度な肥沃さは必要ありません。土壌の状態を見ながら、痩せていると感じる場合は適度に堆肥を入れるとよいでしょう。肥沃すぎる土壌は、特に夏場に蒸れやすく、根腐れの原因となるため注意が必要です。
- pH:pHは5.5~7.0の弱酸性から中性を好みます。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
- 元肥:本種は痩せ地に自生しており、栄養の少ない土壌でも栽培可能ですが、園芸品種は肥料食いであり、栄養(リン酸)が少ない土壌では花付きが悪くなります。そのため、植え付け前に、リン酸が多く含まれる緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておきましょう。
- 植え付け:苗は浅植え・深植えせずに、標準植えします。標準植えは、根鉢の肩の部分と地面を水平に合わせて、植物の根っこが完全に土に覆われるように植え付けます。また直根性で移植を嫌うため、根鉢が崩れないように丁寧に植え付けを行いましょう。
土壌診断と改善の行い方(参考)
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
●日照条件
ニチニチソウは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
●培養土
ニチニチソウの培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土よりも少し通気性・排水性を高めた培養土がおすすめです。※一般的な培養土に通気性・排水性を高める改良用土を混ぜるのも良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 培養土の特性:自生地がサバナ気候・ステップ気候の沿岸地や荒れ地などにあり、土壌は基本的に砂質です。そのため、培養土を作成する場合は、通気性・排水性を重視しながら、水やりの頻度も考えて適度な保水性も確保することが大切です。また堆肥も適度に入れる事で植物の成長がよくなります。
- 土壌改良材(無機質):一般的な植物の培養土よりも、特に通気性と排水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を7割を目安にして多めに配合します。土壌改良材の土粒は小粒・細粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
- 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥は、一般的な植物よりも少なめに3割を目安にしながら培養土の中に配合します。腐葉土などの有機物は培養土の水分・養分を保持して、根の活着を助け、生育を促進する効果がありますが、本種の場合は堆肥を入れ過ぎると、夏場に蒸れて過湿状態になり根腐れを引き起こす原因ともなります。そのため、バランスを考えて必要量を入れる事が大切です。
- 元肥:本種は痩せ地に自生しており、栄養の少ない土壌でも栽培可能ですが、園芸品種は肥料食いであり、栄養(リン酸)が少ない土壌では花付きが悪くなります。そのため、植え付け前に、リン酸が多く含まれる緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておきましょう。
培養土の配合例
- 基本の配合:赤玉土(小粒)7割+腐葉土3割+元肥適量
- 培養土が劣化しにくい配合:日向土(細粒・小粒)4割+硬質赤玉土(小粒)3割+ピートモス(調整済)2割+くん炭1割+元肥適量
- 比重が軽い配合:赤玉土(小粒)4割+パーライト3割+バーミキュライト1割+腐葉土2割+元肥適量
水やりの仕方
ニチニチソウは、自生地が乾燥した沿岸地や荒れ地などにあり耐乾性が強い植物です。そのため、地植えで栽培する場合は、基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、雨が全く降らずに土壌が乾燥していたり、極端な暑さで乾燥が早くなっている場合は水やりが必要となります。鉢植えで育てる場合は、地植えと比べて乾燥がかなり早いため、定期的な水やりが必要です。培養土の状態を見ながら水やりをする必要があるでしょう。注意する事は、極端な過湿にしないことです。過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因になったり、根の呼吸を邪魔して根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、水やりの頻度には十分な注意が必要です。
●栽培環境
- 地植え:基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、夏の季節は高温や強光で乾燥しやすいため水切れしやすく、また雨が降らず土壌が乾燥していたり、土壌が砂質で乾燥しやすい状態にあったり、日向などの乾燥しやすい場所で育てたりしている場合は水やりが必要となります。
- 鉢植え:地植えと比べて、土の容量が限られるため乾燥がかなり早いです。そのため、定期的な水やりが必要となります。
●水やりの方法
- 春の水やり:株は生育旺盛で、十分な水を必要とします。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 夏の水やり:この時期は、特に乾燥しやすいため、水やりの頻度が多くなる傾向があります。朝の涼しい時間帯に土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えることが基本ですが、夏場は乾燥が早く、水切れして株が弱りやすいため、土壌や株の状態を見ながら、必要に応じて夕方にも水を与えましょう。ただし、真昼の高温時に水やりを行うと、土の中で水がお湯になり根を傷めることがあるため避けてください。
- 秋の水やり:秋は生育が穏やかになりますが生育期です。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 冬の水やり:本種は寒さに弱いため、日本では一年草扱いされますが、越冬中は植物が完全に水切れしないように管理しましょう。冬は生育が緩慢になる季節のため、植物は水をそれほど必要としません。土壌の乾燥も他の季節と比べると緩やかに進み、水やりの頻度も少なくなります。そのため、土壌の表層が乾燥した数日後に水を与えると良いでしょう。
注意点
- 水やり時間帯:水やりの時間帯は、基本的に植物が水を欲しがりだす朝に与えるのが最適です。昼や夕方に与える事も出来ますが、季節によっては高温で水がお湯のようになり蒸れて根腐れを引き起こす可能性があります。また夕方に水やりを行うと、植物が水分をあまり必要としない夜間にも水がたっぷり残り呼吸を邪魔するなどして根腐れを引き起こす原因になる事があります。そのため、基本的に朝に水をやることが正しいですが、植物が萎れている場合は時間に関係なく直ぐに水やりを行って下さい。
- 水を与える量:1回に与える水の量はたっぷりです。鉢植えで植物を栽培している場合は、鉢底から水がしっかり流れるまで与えます。その際、水を与える場所が1箇所になると水の道が出来てしまい、特定の場所に水が流れないこともあるため水を与える場所を変えながら与えましょう。地植えで水やりを行う場合は、土壌の表面だけでなく奥まで水を染み込ませるつもりでしっかりと水を与えて下さい。
- 水を与える場所:水を与える場所は基本的に株元から少し離れた場所で、植物に直接かけないようにします。植物上に水が溜まると、そこから真菌などが植物の中に侵入し、病気を引き起こし腐敗させる原因になるため注意して下さい。
- 梅雨の管理:植物を軒下に移動したり、雨避けをつくり、株に梅雨の長雨が植物に当たり、傷むことを防ぎましょう。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。※土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土の表面から5cm程度の深さと定義しています。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
ニチニチソウの自生地は砂質の沿岸地や荒れ地などに見られ栄養の乏しい土壌に生育しており、肥料が殆どない土壌でも育てられます。
ただし、園芸品種は花を沢山咲かせるため肥料食いです。栄養が足らないと、花数が減り、生育も衰えるため、適切な肥料を与えて生育を促進することが大切です。一方で、窒素の多い肥料を与え過ぎると葉ばかりが茂り、花数が減るため注意が必要です。
●肥料の与え方
- 元肥:元肥は植付け前または植付け時に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリが同程度の割合で入る肥料、または花付きを良くするためにリン酸が多く含まれる肥料を選びます。
- 肥料の製品:緩効性肥料・配合肥料がおすすめです。
- 施し方:基本的に全面施肥です。全面施肥とは、植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。※全面施肥は肥料が植物の根に触れて肥焼けを引き起こす可能性があるため、肥効が緩やかに出る肥料を選ぶ。例として緩効性肥料や配合肥料などです。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を施すことで補います。
- 肥料を与える時期:生育期の春から秋に追肥を施します。
- 肥料の成分:リン酸が多く入る肥料を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約7~10日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定のやり方
ニチニチソウは剪定せずに育てる事も出来ますが、より健康で美しい株を維持するために剪定が推奨されます。例えば、摘芯を行うことで分枝が促されボリューム感のある草姿になります。また切り戻しを行うことで草姿が整い、花がら摘みを行うことで種子が作られないため次の花が形成されやすくなります。
剪定をするかは剪定理由を見ながら決めるとよいでしょう。
●剪定方法
- 摘芯:春の生育初期に、株を観察して草丈が約10~15cmになったら、成長点をハサミで切り取りましょう。成長点は柔らかいため、指でも簡単に折ることが出来ますが、有毒なアルカロイドを含む乳液が炎症を引き起こすこともあるため注意が必要で、必要に応じ手を洗いましょう。これを行うことで、摘芯した箇所付近の節から分枝が促されて、ボリューム感のある株となります。
- 花がら摘みの方法:花がら摘みを行う時期は開花期間中です。株を観察して、花が咲き終わったタイミングで分枝している場所の上、または花の下にある葉の上で剪定します。これを行うことで、次の花芽に栄養が回り、次の花が咲きやすくなり開花期間が伸びます。
- 切り戻し:切り戻しは、梅雨の時期を除いた生育期間中であればいつでも行えます。株を観察して、茎が徒長していて節間が長く葉が疎らについていたり、予め決めていた範囲から茎が逸脱していたりする際に切り戻しするとよいでしょう。剪定の方法は、茎に葉を最低でも数枚残して、節のすぐ上で茎をカットします。カット後も、しばらくしたら切り口の節の近くから新しい成長が始まるため安心してください。※切り落とした茎は、水に挿したり無菌の培養土に挿す事で増やす事もできます。
夏越しする方法
ニチニチソウの原産地はマダガスカルで、気候はステップ気候やサバナ気候に属し、水捌けのよい土壌で生育しています。そのため、高温や乾燥に比較的強いです。ただし、日本の高温多湿はやや苦手にしているため、夏越し対策としては多湿対策を重点に行うことが大切になります。
●夏越し対策一覧
- 水やり:夏は高温で土壌が乾燥しやすいため、土壌の表層が乾燥したのを確認したら水遣りをしっかり行います。ただし、過湿を苦手にしているため、過剰な水分が根腐れを引き起こす原因ともなるため土壌の状態を見ながら水やりを行いましょう。
- 鉢植えの移動:長雨で株が傷むことがあるため、必要に応じて軒下などに移動します。
- 雑草の除去:この対策法は多湿対策になります。周囲の雑草は風の流れや太陽光を遮り、育てている植物の成長を妨げたり、多湿を生み出す原因になったりします。そのため、不要な雑草は抜きます。ただし、土壌が剥き出しになることで乾燥が早まる場合もあります。
- 排水性の改善:この対策法は多湿対策になります。雨水などが周囲から集まりやすい環境にあったり、硬盤があったりすると排水が上手くいかない場合があります。対策として排水溝をつくったり、縦穴暗渠(縦穴排水)をつくり雨水が外に流れる仕組みをつくります。
- 花壇を高くする:この対策法は多湿対策になります。花壇をレイズドベッドにしたり、岩を並べてロックガーデンなどにしたりして、植物を植える環境を周囲よりも高くすることで排水性が改善されます。
- 雨避けをつくる:この対策法は多湿・病気対策になります。植物の上に雨が当たらないように雨避けを張り、雨から植物を守ります。
- 土壌の改善:この対策法は多湿対策になります。植物の植え付け時や植え替え時に、土壌改良材を用いて、土壌の通気性・排水性を高めます。
冬越しする方法

Hardiness:10~11
ニチニチソウは、基本的に冬の低温を苦手にしており、気温が10度を下回ると株が弱る可能性があり、氷点下を下回る環境では枯れてしまいます。そのため、熱帯・亜熱帯地域に住んでいる場合を除いて、しっかりと冬越し対策をしてあげる必要があるでしょう。
●冬越しの条件
- 屋内環境:植物を育てるのに十分な光量があり、生育に必要な温度を十分に保てる場所です。
- 温度:理想的な温度は10度以上です。
- 光量の目安:10000~20000Lux/185~370μmol/m2・s ※光量を確保できない場所で栽培したい場合は、植物育成ライトが基本的に必要となります。
- 水やり頻度:低温で生育が非常に緩やかになり、水の必要料は減ります。土壌の表面が乾燥し数日経ったら、水やりを行いましょう。
●冬越し対策一覧
- 軒下に移動する:植物を植えている鉢植えを軒下に移動する事で、霜を避けることができます。霜があまり降りない地域であれば、霜を避けるだけで冬越し出来ることもあります。
マルチング:株の周囲にマルチング資材を入れて株元と根を保護する。根を凍結や霜から守ったり、乾燥対策になったりします。- 方法:霜が降りる前の11月頃に行います。バーク堆肥や藁などのマルチング資材を準備します。育てている植物の周りに、マルチング資材を5~8cmほどの厚みになるように入れます。
植物にカバー:植物にビニールや寒冷紗などをかけます。植物を寒風から保護したり、霜から保護したり、昼夜の急激な温度変化を防ぐ働きがあったりします。- ビニール・寒冷紗:植物の周りに支柱を立てて、ビニールまたは寒冷紗を支柱に巻き付けます。巻き付けたビニールまたは寒冷紗が落ちないように洗濯バサミや紐などを使い固定しましょう。※ビニールを巻く場合は穴を開けて通気性を確保してください。
- 苗キャップ:透明のカバーで苗や小さな植物を保護するための専用の製品です。専用のカバーを苗または小さな植物の上に被せて、風などで飛んでいかないように固定して利用します。
- 植物保護カバー:不織布などの保護カバーで植物を保護するための専用の製品です。大きめの植物や複数の植物を囲うのにも対応しており、専用の製品になるため、チャックなどがついていて扱いやすい所も魅力です。
温室:内部の温度を一定に保てるようにガラスやプラスチックフィルムなどで作られた建物です。植物を温室の中に入れる事で、寒さの軽減や寒風対策、霜・凍結対策ができます。
屋内に取り込む:植物を建物の中に入れる方法です。冬の屋内は屋外と比べて温度が高く植物が凍結するリスクもありません。ただし屋内は太陽光が当たりにくくなるため、明るさなどには注意が必要になります。植物を窓辺で管理したり、植物育成ライトを活用して、植物が弱らないよう管理することが大切になるでしょう。
挿し木や株分けで増やす
ニチニチソウは挿し木によって増やす事ができます。
●挿し木の方法
- 概要:茎を採取して、この茎の長さや葉の数を調節し、切り口を土に挿して繁殖させる無性生殖の1種です。
- 挿し木時期:発根率の高い晩春から初夏頃が適します。
- 培養土の準備:培養土は切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
- 挿し穂の採取:挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。また花芽分化が始まり生殖成長をしている茎は、発根率が極端に下がるため挿し穂に使うのは避けた方がよいでしょう。
- 挿し穂の整形:挿し穂は長さを7~10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
- 水揚げ:整形した挿し穂の切り口をボウルなどに入れた水に約1時間浸し、十分に吸水させます。
- 培養土に挿し穂を挿す:挿し穂を挿す場所を決めます。培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を開けておきます。挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程度を入れます。
- 管理:明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ニチニチソウの種蒔の方法
- 播種時期:4月~6月
- 発芽適温:約25日
- 発芽日数:約7~14日
- 備考:直根性で移植を嫌うため注意が必要です。
種まき手順
- 種まきの時期:4月~6月
- 培土の準備:直根性で基本的に移植を嫌うため直播きされる事が多いですが、根を傷めないよう移植できる場合は移植栽培も可能です。
- 直播き:花壇やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどに種まき用の培養土を入れて栽培できます。おすすめは移植の際に根を傷めにくい不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどです。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き
- 点撒き:一定の間隔または一区画の中に数mmの小さな穴を1~5箇所つくります。穴の中に種を入れます。穴に種を入れたら穴を塞ぐように覆土して、土と種が密着するよう指で上から少し押し込み鎮圧※1します。※発芽後に間引きして1~3本にするため、発芽率に合わせて種を撒く数を決めるとよいでしょう。プラグトレーの場合は1粒撒きでも問題ありません。
- すじ撒き:直播きする場所に直線状の深さ数mm程度の浅い溝を作り、溝の中に数cmの間隔で種を撒いていきます。種を撒いたら溝の側面の土を寄せて、指で軽く押し込んで鎮圧※1します。※発芽後に間引きするため、種を撒く間隔は発芽率や成長後の株の大きさを考えながら決めるとよいでしょう。
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽後:発芽が揃ったら、株同士の間隔を見て、混み合う場所の苗を間引きます。いい苗を残しながら1~3本程度になるように間引きするとよいでしょう。また間引きした苗は別の場所に移植することもできます。※直播きする場合は成長に合わせて株同士がくっついているものを状態がいい方を残し間引きするとよいでしょう。
- 移植:小さなプラグトレーやポットで移植栽培をしている場合は、本葉が2枚以上になったタイミングでポットなどに移植します。出来るだけ根鉢を崩さないように注意しましょう。
- 定植:株がある程度の大きさになったら定植します。定植が遅れると移植時に根を傷付けるリスクが増えると同時に、苗が老化して定植後の成長も悪くなるリスクが高まります。
※鎮圧は土と種の密着度を高め水分の吸収をよくします。














