- 原産:マダガスカル
- 科:キョウチクトウ(Apocynaceae)
- 属:ニチニチソウ/カタランサス(Catharanthus)
- 種:ニチニチソウ/ロゼウス(Catharanthus roseus)
- 別名:ビンカ/カタランサス・ロゼウス/ブライト・アイズ(bright eyes)/ケープ・ペリウィンクル(Cape periwinkle)/グレーブヤード・プラント(graveyard plant)/マダガスカル・ペリウィンクル(Madagascar periwinkle)
- 品種:夏花火・シリーズ
- 開花時期:5月~11月(理想的な環境では周年)
- 花の色:赤色●桃色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草/亜低木
- 被覆方法:匍匐
- 草丈:約20~30cm
- 株幅:約50~60cm
- 誕生花:7月30日
- 花言葉:友情/生涯の友情/楽しい思い出
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
- 購入方法:夏花火・シリーズを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)とは!?
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、花の大きさが直径2~3cmと小振りで可愛らしい外観をしており、株を覆うように花が沢山咲く、小輪多花性の性質を持っています。また葉も普通のニチニチソウと比べて小さいため野暮ったい印象を与えにくく緻密で、草姿はドーム状で茎が暴れにくく、綺麗にまとまるため洗練された雰囲気のお庭にとても使いやすい園芸シリーズです。
夏花火・シリーズの品種
ニチニチソウとは!?
ニチニチソウは学名Catharanthus roseus、別名では「ビンカ」や「カタランサス・ロゼウス」とも呼ばれる多年草もしくは亜低木です。原産地はマダガスカル、自生地は海岸沿いの砂地などにあります。野生では焼畑農業などが原因で絶滅危惧種になっていますが、世界では広く栽培されており、熱帯地域などでは栽培されていたものが野生に帰化している事もあるようです。
ニチニチソウの語源(由来)
- 属名のCatharanthusは古代ギリシア語で「キレイ」を意味する「καθαρoς(katharós)」と、古代ギリシア語で「花」を意味する「ἄνθος(anthos)」の2語で構成されており、花の綺麗さに由来します。
- 種小名のroseusはラテン語で「ピンク」「バラ色」を意味しており、花の色に由来しています。
- ニチニチソウは、一個一個の花の寿命が短命で、花が日に日に移り変わる姿から、名前の由来がきています。
- ビンカの名前の由来は、ニチニチソウが元々はビンカ属(Vinca)に合った事からきており、現在も流通名でビンカと呼ばれる事があります。
ニチニチソウの特徴(魅力)
- ニチニチソウは、開花期間が長さや、丸みを帯びる可愛らしい花の形、光が反射する光沢のある葉色、直立や匍匐する多様性のある草姿などが特徴の植物です。
- そのため園芸では、お庭の中で長く花を楽しみたい人や、花壇の縁どりやハンギング仕立てなどで花を楽しみたい人、安価で種子でも増やせるため大量植栽して花壇を彩りたい人などに好まれます。
- 草姿は直立またはマット状に広がる性質があり、園芸品種の場合は多くの場合で茎が匍匐します。そのため地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てで鉢植えやハンギングバスケットなどに植えられる事が多いです。
- 葉は光を強く反射して光沢があります。そのため、花よりも目立つ傾向があります。
- 開花期間がとても長く、理想的な環境では周年、通常は春から晩秋まで夏も休みなく花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花は腋性、茎の頂部の葉腋から花を次々と咲かせます。ただし一個一個の花の寿命が短めです。
- 花は咲き終わると自ら落ちるセルフクリーニングの性質があります。そのため、花がら摘みが基本的に不要で、管理が楽です。
- ニチニチソウは薬用植物として栽培される事もあり「漢方」に使われたり、幾つかの成分が「糖尿病」や「がん」の治療に使われています。
- しかし、全草に有毒なアルカロイドを含んでおり、素人が間違えて摂取した場合、嘔吐・下痢・胃の痙攣・全身麻痺等を引き起こし、最悪の場合は死に至る事もあります。そのため、基本的に食べられません。
- ニチニチソウの仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「花壇の縁取り」「ハンギング仕立て」「大量植栽」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- 花壇の縁取りとは、花壇の外縁に沿って、または花壇の外縁を作るように、草丈の低い植物を並べて植えて、花壇外縁のデザインを作る方法です。花壇の中に統一感やリズムを作り、美しい景観を作り出す事が出来ます。
- ハンギング仕立てとは、植物をハンギングバスケットや吊り鉢に入れて上や横の目線から、鑑賞出来るようにする仕立て方です。
- ニチニチソウは品種によっては茎が匍匐して枝垂れる習慣があります。そのため、鉢植えやハンギングバスケットに植えると、茎葉が縁部分から溢れるように枝垂れ下垂して、人工的な壁面を茎葉が覆い隠し、ナチュラルな美しい見た目を作り出します。
- 大量植栽とは、お庭や花壇などの一定の範囲に大量に植物を植えて、景観を美しくする目的で行われる仕立て方です。
- ニチニチソウは、苗が安価で求めやすく、種から育てる事が出来るため、大量植栽を行いやすい植物です。
- ニチニチソウは自生地が砂の多い場所にあり、乾燥や栄養の少ない土壌に強いです。そのため、環境を整えてあげれば放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし、冬の寒さにとても弱いです。そのため、霜の降りる環境で冬越しさせる場合は冬越し対策が必要になります。
ニチニチソウの草丈は約15(~100)cm、草姿は直立またはマット状に広がる。茎は直立または匍匐か匍匐した後に立ち上がる。茎の色は若い時は緑色または赤みを帯び、茎が成熟すると赤褐色から灰褐色に変化します。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約2.5(~9)cm、葉身の幅は約1(~3.5)cm、葉身の形は楕円形または長楕円形、葉の表面に強い光沢があります。
花序は腋性、腋性は上部の茎に花がつく傾向があります。花冠の長さ約2.5(~3)cm、花冠の直径は2(~5)cm、花冠の形は高杯形、高杯形は筒部が長く先端が皿状に開き裂片は5個、花冠の色は赤色・桃色・紫色・白色です。
果実は袋果(1枚の心皮からなり、成熟すると果皮は乾燥して、癒合してできた縫合線から縦に裂けて種子を放出します)です。袋果は長さが約2(~4)cm、形は細長い円筒型です。
ニチニチソウの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、茎が長くなり徒長して草姿が乱れ、花が疎らになる事があります。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
土壌の土質
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、自生地が砂が多い場所にあり、栄養の少なさや乾燥に強いです。
逆に粘土質な土壌は、水分が停滞してジメジメして、根腐れを起こし生育不良になる可能性があります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性を良くしたり、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物を入れて適度に肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
ニチニチソウは移植を嫌い、根が傷つくと生育が上手くいかない事があります。そのため、苗から植付ける時は根を出来るだけ触らないようにして植え直しましょう。
鉢土づくり
日当り
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、茎が長くなり徒長して草姿が乱れ、花が疎らになる事があります。
培養土
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
植付け時の注意点
ニチニチソウは移植を嫌い、根が傷つくと生育が上手くいかない事があります。そのため、苗から植付ける時は根を出来るだけ触らないようにして植え直しましょう。
楽天で人気の高い培養土を購入する
- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
地植え
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。雨が長く降らない場合、指を入れて土壌の表面が乾燥している場合、葉や茎が萎れている場合などは、必要に応じて水やりを行いましょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
鉢植え
ニチニチソウを鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。肥料が多いと花を犠牲にして枝葉が増えたり、葉が大きくなり花が目立たなくなったりする可能性があります。
ただし、花壇で育てている場合も極端に栄養が乏しい土壌で育てていたり、鉢植えなど培養土の劣化や栄養が無くなるのが早い環境で育てている場合は、必要に応じて春に堆肥を入れたり、春に肥料を与える必要があります。
肥料の与え方
- 肥料は早春から春に与えます。
- 肥料の種類は肥効が長く続く緩効性肥料を選び、肥料の成分は山型肥料(リン成分が多く入る)または水平型肥料(肥料成分がバランスよく入る)を選ぶと良いでしょう。
- 肥料の与え方は、肥料の種類によって変わりますが、一般的には株元から少し離れた場所に置き肥します。※製品のラベルに従って肥料を与えると良いでしょう。
剪定のやり方
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)の剪定は基本的に不要ですが、種子の形成を防ぎたい場合や、外観を綺麗に保ちたい場合などでは「花がら摘み」や「切り戻し」を行うことが出来ます。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
- アンティークガーデンなどでは乾燥後の花が魅力的に映る場合があるため、植物上でドライになった花が楽しめません。
花がら摘みのやり方
ニチニチソウは基本的に、自ら花を落とすため、花がら摘みは不要です。ただし種子を形成する場合は、種子を作らせないために、花がら摘みをする事も出来ます。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 花芽を剪定する事があるため、開花が暫く(数週間)見られない可能性があります。
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- ニチニチソウの切り戻し剪定の時期は、生育期間中であれば何時でもおこなえます。
- 剪定は枯れた茎や弱々しい茎、長く伸びて外観を崩している茎などを、茎の途中の健康な茎の上、または根元から剪定しましょう。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
ニチニチソウ(夏花火・シリーズ)は一般的には冬に枯れる一年草として扱われています。基本的に霜の降りる地域では、対策を行わないと屋外での越冬はむずかしいです。そのため冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る場合があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理するか、カバー等をかけて霜から株を守ります。
- 挿し木をとり、屋内で冬越しさせた後に植え直される事もあります。
播種で増やす
ニチニチソウの種蒔の方法
播種時期:4月~6月
発芽適温:約25度
発芽日数:7~14日
発芽条件:
- 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。
- もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
- 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
- 種の上に薄く5mmほど土を被せます。
- 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。
- 発芽したら本葉が2~3枚になるのを待ち、苗と苗が近い場合は元気の無い方を間引きして取り除きます。
- 本葉が6~8枚になった段階で摘芯をすると、分枝が進み茎の数が増えて株がこんもりとします。