アロカシア(クワズイモ)は属の中に約79種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、クワズイモは日本にも自生していてシェードガーデンや観葉植物として親しまれており巨大で優雅な印象を与えるハート形の葉が魅力になります。またシマクワズイモはクワズイモ属の近縁の種と比較して株の大きさが小型のため狭い空間でも育てやすい所が魅力になります。
また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
クワズイモの特徴や園芸品種
- 原産:日本/東アジア/東南アジア
- 学名:Alocasia odora
- 草丈:約50~150cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~8月
- 花色:黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:7月26日
- 花言葉:復縁・仲直り
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物/切り花/シェードガーデン
- 購入方法:クワズイモを楽天で購入
クワズイモとは!?
クワズイモは学名Alocasia odora、別名では「ナイト・センテッドリリィ(night-scented lily)」や「アジアンタロ(Asian taro)」等とも呼ばれる日本および東アジア、東南アジアが原産の多年草です。
クワズイモの語源(由来)
- 属名のAlocasiaは、否定を意味する接頭語の「a」と、サトイモ属をいみする「Colocasia」の2語で構成されており、サトイモ属の植物と違うことを意味します。
- 種小名のodoraはラテン語で「香り」「匂い」を意味しています。
- クワズイモの由来は、サトイモと似ていますが食べられない所からきています。
クワズイモの特徴(魅力)
- クワズイモは、サトイモと似た外観をしていながら、食べると中毒症状を引き起こし食べられない事からクワズイモと呼ばれている植物です。
- クワズイモの特徴は、強い存在感を示す巨大な葉と、フリルドレスのような優雅な雰囲気を演出する葉縁部分の波打ち、可愛らしい印象を与えるハートの形をした葉っぱにあり、またサトイモと違い根茎が棒状に長く伸びる所も特徴のひとつになります。
- 草姿は叢生、根茎は棒状で分枝しながら広がり先端で立ち上がります。先端部には数個の葉がついて株をつくります。
- そのため、増やすときは株と株の間の根茎を切り分けて株分けが行われます。
- 葉柄は長さが50~150cmと非常に長く、葉柄は直立または斜上に広がります。そのため、植物全体に動きが出てダイナミックさを演出することが出来たりします。
- 葉は長さが60~130cmに達する事もあり非常に巨大で存在感があります。また葉の形はハート形で葉縁部分が波打つため、可愛らしさや優雅さを感じさせることも可能です。
- 葉っぱは、葉物の切り花として利用されることもあります。
- 開花は晩春頃から夏、花はサトイモ科でよく見られる仏炎苞に包まれる肉穂花序、ただし仏炎苞は緑色のためあまり装飾性はありません。
- クワズイモはシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しているため、毒性があり食べる事は出来ません。
- クワズイモを摂取すると、シュウ酸カルシウムの針状結晶が原因で口内が炎症して荒れたり、嘔吐を引き起こしたり、尿路結石になる等のリスクが生じる可能性があります。また肌に樹液に触れた場合もシュウ酸カルシウムの針状結晶が原因で炎症を引き起こす事があります。
- また人だけではなく猫や犬にとっても有毒なため、誤って食べないように注意する必要があります。
- 園芸では、耐陰性の高さからシェードガーデンの地被植物として利用されたり、またインドアガーデンで観葉植物としてお部屋に飾られたりします。
- クワズイモは葉が巨大で株は大きく広がるため、お部屋の空間が緑で満たされてリラックスした雰囲気を演出する事が出来ます。また南国や熱帯を想像させる姿をしているためエキゾチックな雰囲気を演出するのに一役買うことができます。
- クワズイモは花言葉に「復縁」「仲直り」と人との関係性を深める縁起のよい言葉が並びます。そのため、大切な人にプレゼントとして贈るのもよいかもしれません。
クワズイモの草丈は約50(~250)cm、草姿は叢生、根茎は棒状、根茎は分枝しながら地面を這い途中で立ち上がる。
葉は根茎の先端部に集まり、葉柄は長さ約50(~150)cm、葉身の長さ約60(~130)cm、葉身の形は心形または矢尻形、葉縁部分には波状縁がある。
花序は肉穂花序、肉穂花序は長さ約4(~8)cm、多肉質な花軸に花柄のない小さな花が多数密生するようについており、肉穂花序を包む様に外周には仏炎苞があります。肉穂花序の色は白色から薄い黄色、仏炎苞の色は緑色をしています。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の形は球形、液果の色は赤色です。
クワズイモの園芸品種の紹介
楽天で購入 オキナワシルバー(alocasia odora ‘okinawa silver)は、葉の色が緑色と白色、葉の中に綺麗な境界で分かれる真っ白な切班が入る所が特徴です。そのため、清潔感や上品さを感じさせることが出来る園芸品種です。 | 楽天で購入 班入りクワズイモ(alocasia odora ‘variegated’)は、葉の色が緑色と黄色または白色、葉の中に班が入る品種の総称です。そのため、明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめます。 |
シマクワズイモの特徴や園芸品種
- 原産:熱帯・温帯アジア
- 学名:Alocasia cucullata
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:滅多に咲かない
- 花色:黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物/切り花/シェードガーデン
- 購入方法:シマクワズイモを楽天で購入
シマクワズイモとは!?
シマクワズイモは学名Alocasia cucullata、別名では「アロカシア・ククラタ」や「仏陀の掌(Buddha’s Palm)」等とも呼ばれる熱帯・温帯アジアが原産の多年草です。
シマクワズイモの語源(由来)
- 属名のAlocasiaは、否定を意味する接頭語の「a」と、サトイモ属をいみする「Colocasia」の2語で構成されており、サトイモ属の植物と違うことを意味します。
- 種小名のcucullataはラテン語で「フード付き」を意味しており、葉の形に由来します。
シマクワズイモの特徴(魅力)
- シマクワズイモは、クワズイモ属の近縁の種と比較して株の大きさが小型な所が特徴です。そのため、大型のクワズイモと比べて室内の狭い空間でも育てやすい所が魅力になります。
- 草姿は叢生、根茎で広がりながら、太さが6cmに達する太い茎を直立に伸ばして葉をつけます。そのため、地上部に球根が飛び出してきたような独特な雰囲気をつくります。
- 葉はクワズイモと比較すると小振りですが、葉の長さは約10~40cmになり大きく存在感があります。また葉の形はハート形をしているため、小ぶりな感じともあいまり可愛らしい雰囲気を演出します。
- シマクワズイモの葉は、風に吹かれると仏陀の掌に見える事から、英名でBuddha’s Palmと呼ばれることがあるようです。
- 葉っぱは、葉物の切り花として利用されることもあります。
- 開花が殆どありませんが、花はサトイモ科でよく見られる仏炎苞に包まれる肉穂花序です。
- 園芸では、耐陰性の高さからシェードガーデンの地被植物として利用されたり、またインドアガーデンで観葉植物としてお部屋に飾られたりします。
- シマクワズイモは葉はハート形をしているため、可愛らしいお部屋によく合います。また南国や熱帯を想像させる独特な姿をしているためエキゾチックな雰囲気を演出するのに一役買うこともできます。
シマクワズイモの草丈は約50(~100)cm、草姿は叢生、根茎があり、茎は直径3(~6)cm、基部付近でよく分枝する。
葉柄は長さ約20(~30)cm、葉身の長さ約10(~40)cm、葉身の幅は約7(~28)cm、葉身の形は心形または卵形です。
花序は肉穂花序、肉穂花序は長さ約8(~14)cm、多肉質な花軸に花柄のない小さな花が多数密生するようについており、肉穂花序を包む様に外周には仏炎苞があり、仏炎苞の長さは約9(~15)cm。肉穂花序の色は白色から黄色、仏炎苞の色は黄緑色または薄い黄色をしています。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の形は球形、液果の色は赤色です。
シマクワズイモのよくある不調の原因
- 葉が黄色くなる原因
- 葉が古い順番で落ちてる場合があります。ライフサイクルの一環のため心配はありません。
- 根腐れを引き起こしてる可能性があります。水をやり過ぎていたり、土壌の状態が悪い可能性があります。
- 日光に十分当たっていない可能性があります。照度(lux)が足りない、または光合成に向かない人工照明で育てている可能性があります。
- 葉が茶色になる原因
- 直射日光に当たり葉焼けを引き起こしてる可能性があります。特に気温が高くなる午後からの直射日光には要注意です。
- 乾燥で葉が枯れている可能性があります。水のやり忘れ、または湿度が低いなどが原因として考えられます。
- 葉が垂れる原因
- 日光に十分当たっていない可能性があります。照度(lux)が足りない、または光合成に向かない人工照明で育てている可能性があります。
- 乾燥で元気がなくなっている可能性があります。水のやり忘れ、または湿度が低いなどが原因として考えられます。
シマクワズイモの園芸品種の紹介
インドクワズイモの特徴や園芸品種
- 原産:東南アジア/ニューギニア/オーストラリア
- 学名:Alocasia macrorrhiza
- 草丈:約100~150cm(稀に500cm)
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~8月
- 花色:黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物/切り花/シェードガーデン
- 購入方法:インドクワズイモを楽天で購入
インドクワズイモとは!?
インドクワズイモは学名Alocasia macrorrhiza、別名では「アロカシア・マクロリザ」や「ジャイアント・タロ(giant taro)」等とも呼ばれる東南アジアおよびニューギニア、オーストラリアが原産の多年草です。
インドクワズイモの語源(由来)
- 属名のAlocasiaは、否定を意味する接頭語の「a」と、サトイモ属をいみする「Colocasia」の2語で構成されており、サトイモ属の植物と違うことを意味します。
- 種小名のmacrorrhizaはラテン語で「大きい根茎」を意味しています。
インドクワズイモの特徴(魅力)
- インドクワズイモは、クワズイモと同様にシュウ酸カルシウムを含有していますが、長時間調理することで食用可能となります。そのため、東南アジアおよび太平洋諸島の人々は主食のひとつとして栽培して食べています。
- 日本では大きく優雅な印象を与える葉を鑑賞する目的で観葉植物として栽培されることが殆どです。
- インドクワズイモの特徴は、地下茎が円錐型に肥大した巨大な球茎にあります。
- またインドクワズイモの魅力は強い存在感を示す巨大な葉と、フリルドレスのような優雅な雰囲気を演出する葉縁部分の波打ち、可愛らしい印象を与えるハートの形をした葉っぱ、巨大で美しい花にあります。
- 草姿は叢生、高さは平均100~150cmですが、稀に500cmに達する事があります。地下茎は円錐型、地上茎は太く高さ100cmに達する事があります。
- 葉柄は長さが50~100cmと非常に長く、葉柄は直立または斜上に広がります。そのため、植物全体に動きが出てダイナミックさを演出することが出来たりします。
- 葉は長さが30~100cmに達する事もあり非常に巨大で存在感があります。また葉の形はハート形で葉縁部分が波打つため、可愛らしさや優雅さを感じさせることも可能です。
- 葉っぱは、葉物の切り花として利用されることもあります。
- 開花は晩春頃から夏、花はサトイモ科でよく見られる仏炎苞に包まれる肉穂花序、肉穂花序は長さが30cmを超える事もあり巨大なため存在感があり、また仏炎苞もクリーム色と美しいため鑑賞するのにも適します。
- インドクワズイモは東南アジアや太平洋諸島の人々の主食として栽培されており、でんぷん源となっています。ただし、他のクワズイモと同様に全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており、また若い葉からはシアン化水素が検出されたとの報告もあるようです。
- そのため、基本的に十分な乾燥や加熱を行ったあとに食用とされます。
- 園芸では、耐陰性の高さからシェードガーデンの地被植物として利用されたり、またインドアガーデンで観葉植物としてお部屋に飾られたりします。
- インドクワズイモは葉が巨大で株は大きく広がるため、お部屋の空間が緑で満たされてリラックスした雰囲気を演出する事が出来ます。また南国や熱帯を想像させる姿をしているためエキゾチックな雰囲気を演出するのに一役買うことができます。
インドクワズイモの草丈は約100(~500)cm、草姿は叢生、地下茎のタイプは球茎(球形に肥大した地下茎)、地上茎は太く高さ100cmまで成長することがある。
葉柄は長さ約50(~100)cm、葉身の長さ約30(~100)cm、葉身の形は心形または矢尻形、葉縁部分には波状縁がある。
花序は肉穂花序、肉穂花序は長さ約11(~32)cm、多肉質な花軸に花柄のない小さな花が多数密生するようについており、肉穂花序を包む様に外周には仏炎苞があります。肉穂花序の色は白色から薄い黄色、仏炎苞の色は緑色をしています。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の形は球形、液果の色は赤色です。
インドクワズイモのよくある不調の原因
- 葉が黄色くなる原因
- 葉が古い順番で落ちてる場合があります。ライフサイクルの一環のため心配はありません。
- 根腐れを引き起こしてる可能性があります。水をやり過ぎていたり、土壌の状態が悪い可能性があります。
- 日光に十分当たっていない可能性があります。照度(lux)が足りない、または光合成に向かない人工照明で育てている可能性があります。
- 葉が茶色になる原因
- 直射日光に当たり葉焼けを引き起こしてる可能性があります。特に気温が高くなる午後からの直射日光には要注意です。
- 乾燥で葉が枯れている可能性があります。水のやり忘れ、または湿度が低いなどが原因として考えられます。
- 葉が垂れる原因
- 日光に十分当たっていない可能性があります。照度(lux)が足りない、または光合成に向かない人工照明で育てている可能性があります。
- 乾燥で元気がなくなっている可能性があります。水のやり忘れ、または湿度が低いなどが原因として考えられます。
インドクワズイモの園芸品種の紹介
スティングレイは、葉の半分が切れてしまったかのような個性的な形状をしており、また葉の先端にシッポのように長く伸びる突起があります。そのため、ユニークな植物が好きな人に人気が高い園芸品種です。 | Branches and Leaves 楽天市場店 ブラックステムは、その名前からも分かる通り葉柄の部分や葉脈部分か黒色をしています。そのため、重厚的で高価な印象を与えたり、モダンでスタイリッシュな印象を与える事が出来る園芸品種です。 |
ルテアは、葉柄の部分や葉脈部分か黄色をしています。そのため、明るく輝くような印象を与えたり、元気のよい雰囲気を演出できる園芸品種です。 | グリーンベルベットは、葉の色が濃い緑色と白色の二色で構成されていて、葉の表面にベルベットのような質感があります。そのため、お部屋にインテリアとして飾ることでラグジュアリーな雰囲気や高級感を感じさせることが出来る園芸品種です。 |
その他の種や園芸品種
アロカシアのその他の種
アロカシア・ラウテルバキアナは学名Alocasia lauterbachiana、別名では「パープルソード・プラント(purple sword plant)」等とも呼ばれるニューギニアが原産の多年草です。 アロカシア・ラウテルバキアナの特徴は、剣に例えられる細長くシャープに伸びる葉の形、フランベルジェのように葉の葉縁部分が波打つ所、若い葉が直立に立ち上がり細長く伸びる葉の外観を際立たせる所、葉の裏が紫色をしており気品と上品さを演出する所などにあります。園芸ではインドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中に洗練されたカッコ良さや、シンプルでモダンな雰囲気を演出したい時などにおすすめの植物になります。 草丈は約50(~150)cm、草姿は叢生、根茎があります。葉身の形は矢尻形、葉縁部分に波状縁がある、花序は肉穂花序です。 | アロカシア・スカルプラムは学名Alocasia scalprum、フィリピンが原産の多年草です。 アロカシア・スカルプラムの特徴は、矢尻を想像させるような細長くシャープな葉の形、葉が成熟するにつれて青みを帯びる濃い青緑色の葉色、金属を想像させるような葉表面の美しい光沢、株は小型でコンパクトな草姿などが特徴になります。園芸ではインドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中に洗練されたカッコ良さや、シンプルでモダンな雰囲気を演出したい時などにおすすめの植物になります。 草姿は叢生、球茎があります。葉身の形は矢尻形、葉身の長さ約15~25cm、花序は肉穂花序です。 |
アロカシア・ゼブリナは学名Alocasia zebrina、別名では「ゼブラ・アロカシア(zebrina alocasia)」とも呼ばれるフィリピンが原産の多年草です。 アロカシア・ゼブリナの特徴は、葉柄の色が緑色と黒色(暗褐色)の二色で構成されておりシマウマのように縞模様になる所にあります。また葉が巨大で長さが100cmに達する事がある所、葉の形が矢尻を想像させる細長くシャープなカッコイイ形状をしている所なども魅力になります。園芸ではインドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中に洗練されたカッコ良さや、黒色と緑色の縞模様で作られる独特な雰囲気を演出したい時などにおすすめの植物になります。 草丈は約100~180cm、草姿は叢生、球茎があります。葉柄は長さ約110cm、葉柄の色は緑色と暗褐色(黒色)で縞模様になる。葉身の形は矢尻形、葉身の長さ約45~100cm、葉の色は緑色です。花序は肉穂花序、肉穂花序の色は白色、仏炎苞の色は緑色です。 | アロカシア・アマゾニカは学名Alocasia × amazonica、ナガバクワズイモ(Alocasia longiloba)とサンデリアナ種(alocasia sanderiana)の交雑種と言われています。 アロカシア・アマゾニカの特徴は、葉の形が槍の穂先のように細長くシャープな形状をしている所、葉の葉縁部分に波打つ凹凸があり優雅な雰囲気を演出する所、葉の色が殆ど黒色に見える濃い緑色と白色の二色で構成されておりシックな雰囲気をつくる所などにあります。園芸ではシェードガーデンまたは、インドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中にインテリアのように飾ることで、洗練されたカッコ良さや、シンプルでモダンな雰囲気を演出することが出来ます。 草丈は30~45cm、草姿は叢生、根茎があります。葉身の形は矢尻形、葉の葉縁部分に波状縁があり、葉の色は濃い緑色(黒色)と白色(薄い黄緑色)で、葉の中に白色の脈班が入ります。 |
アロカシア・ブラックベルベットは学名Alocasia reginula、別名では「アロカシア・レギヌラ」とも呼ばれるマレーシアが原産の多年草です。 アロカシア・ブラックベルベットの特徴は、葉柄が葉の中程についているため他のアロカシアのように葉の基部に凹みがない所、葉の表面にベルベットのような質感がある所、葉の色が殆ど黒色に見える濃い緑色と白色の二色で構成されている所、草丈が高くならずコンパクトに成長する習慣などが特徴になります。園芸ではシェードガーデンに利用されたり、インドアガーデンとしてお部屋の中に飾られたりする事が多いです。お部屋の中にインテリアとして飾ることで、モダンで落ち着いた雰囲気を演出したり、高級感やラグジュアリーな雰囲気を演出したりすることが出来ます。 草丈は約30~45cm、草姿は叢生、球茎があります。葉柄の色は薄い緑色から白色、葉身の形は楯形、葉の色は濃い緑色(黒色)と白色、葉の葉脈の色は白色です。花序は肉穂花序、肉穂花序の色は白色、仏炎苞の色は緑色からクリーム色です。 | アロカシア・ドラゴンスケールは学名Alocasia baginda、英名では「ドラゴン スケール プラント(dragon scale plant)」とも呼ばれ、学名の「アロカシア・バギンダ」で呼ばれる事もあるインドネシアが原産の多年草です。 アロカシア・ドラゴンスケールは、葉の葉脈が凹んで、葉脈間が盛り上がる性質があり、また葉の葉脈間が白緑色になります。そのため、この植物の葉は竜の鱗(dragon scale plant)に例えられています。園芸ではシェードガーデンに利用されたり、インドアガーデンの観葉植物としてお部屋の中に飾られたりする事が多いです。お部屋の中にインテリアとして飾ることで、モダンで落ち着いた雰囲気を演出したり、熱帯のトロピカルな雰囲気を演出したりすることが出来ます。 草丈は約30~70cm、草姿は叢生、球茎があります。葉身の形は楯形、葉の色は濃い緑色と白緑色、葉の葉脈間は白緑色です。花序は肉穂花序、肉穂花序の色は白色、仏炎苞の色はクリーム色です。 |
アロカシア・アズラニーは学名Alocasia reginula、ブルネイが原産の多年草です。 アロカシア・アズラニーの特徴は、葉の色が濃い緑色(黒色)と赤色(桃色)の二色で構成されていて、葉の葉脈に赤色(桃色)の脈班が入る所にあります。桃色と黒色は、桃色の子供っぽさや女性らしさ、黒色の落ち着きと大人っぽさを演出する事が出来ます。そのため、悪戯っぽく小悪魔的な雰囲気を感じさせるコケティッシュガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などによくあいます。 草丈は約30~45cm、草姿は叢生、根茎があります。葉身の形は楯形、葉の色は濃い緑色・黒色・赤色・桃色、葉の全体の色は濃い緑色または黒色、葉の葉脈は赤色または桃色の脈班が入る、花序は肉穂花序、肉穂花序の色は白色、仏炎苞の色は緑色からクリーム色です。 | アロカシア・サンデリアナは学名Alocasia sanderiana、別名では「クリス・プラント(kris plant)」や「サンデーズ・アロカシア(Sander’s alocasia)」とも呼ばれるフィリピンが原産の多年草です。 アロカシア・サンデリアナは、葉の形状が細くて縁部分が波打つため、フィリピンの武器のクリスに例えられる事があります。また葉の表面にはビニールを被せたような光沢があり、濃い緑色と白色の二色の葉色も特徴のひとつになります。園芸ではシェードガーデンまたは、インドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中にインテリアのように飾ることで、豪華でラグジュアリーな雰囲気を演出することが出来ます。 草丈は100~200cm、草姿は叢生、球茎があります。葉身の形は矢尻形、葉の葉縁部分に波状縁があり、葉身の長さ約30~40cm、葉の色は濃い緑色と白色(薄い黄緑色)で、葉の中に白色の脈班が入ります。 |
アロカシアのその他の園芸品種
アロカシア・バンビーノは、葉の形が槍の穂先のように細長くシャープなためカッコよく、また殆ど黒色に見える濃い緑色と白色の二色の葉色がシックで落ち着いた雰囲気を演出する園芸品種です。 園芸ではシェードガーデンまたは、インドアガーデンとしてお部屋の中に飾られる事が多いです。お部屋の中にインテリアのように飾ることで、洗練されたカッコ良さや、シンプルでモダンな雰囲気を演出することが出来ます。 草丈は約30~45cm、草姿は叢生、根茎があります。葉身の形は矢尻形、葉の色は濃い緑色(黒色)と白色(薄い黄緑色)で葉脈に白色の脈班が入ります。 | アロカシア・ポリーは、葉の表面に濡れたような強い光沢があります。そのため高級感やラグジュアリーな印象を与えます。また葉の色は殆ど黒色に見える濃い緑色と白色の二色の葉色で構成され、葉の葉脈に白色の脈班が入ります。そのためシックで落ち着いた雰囲気も演出することが出来る園芸品種です。 また、ポリーは他のアロカシア・アマゾニカと同様に、葉の形が槍の穂先のように細長くシャープな形状をしていて、葉の葉縁部分に波打つ凹凸があります。そのため、洗練されたカッコ良さがあり、シンプルでモダンな雰囲気を演出するのにピッタリな品種となります。 |
アロカシア・アマゾニカ ドワーフは、アロカシア・アマゾニカの矮性品種です。そのため狭い空間の中でも育てやすくなっています。また葉の表面に濡れたような強い光沢があるため高級感やラグジュアリーな印象を与えることが出来たり、濃い緑色と白色の二色の葉色がシックで落ち着いた雰囲気を演出する魅力的な園芸品種です。 また、アマゾニカ ドワーフは他のアロカシア・アマゾニカと同様に、葉の形が槍の穂先のように細長くシャープな形状をしていて、葉の葉縁部分に波打つ凹凸があります。そのため、洗練されたカッコ良さがあり、シンプルでモダンな雰囲気を演出するのにピッタリな品種となります。 | アロカシア・シルバードラゴンは、従来のドラゴンスケールと比べて葉脈間の葉の色がより白く、白色の面積も広くなっています。また、一般的なドラゴンスケールと同様に葉の中心付近に葉柄が付いていて、葉の中に凹凸がある所が魅力の園芸品種です。 |
アロカシア・ローライダーは学名Alocasia reginula、ブルネイが原産の多年草です。 アロカシア・ローライダーの特徴は、葉が非常に大きいため強い存在感があり豪華な雰囲気を演出する所や、葉の葉縁部分が大きく波打ってフリルドレスのような動きのある優雅な雰囲気を演出する所などにあります。園芸ではシェードガーデンに利用されたり、インドアガーデンの観葉植物としてお部屋の中に飾られたりする事が多いです。お部屋の中にインテリアとして飾ることで、ラグジュアリーな豪華さを演出したり、熱帯のトロピカルな雰囲気を演出したりすることが出来ます。 草丈は約30~60cm、草姿は叢生、根茎があります。葉身の形は矢尻形、葉の色は濃い緑色、葉の表面に強い光沢がある。 |