クワズイモ属(アロカシア属)の種は約91種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは21種類の原種と、33種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■クワズイモ属(アロカシア属)の簡易比較
ジュエル・アロカシア系(Jewel Alocasias)![]() 草丈が15~60cm程度の小型種の系統です。 葉は宝石に例えられる美しい金属光沢またはベルベットのような質感があり、成長速度が緩やかで、多くの原種が岩生植物または岩隙植物として痩せ地で自生している傾向があり、他の系統と比べて環境変化に敏感で栽培難度がやや高く上級者向けです。 | ・アロカシア・アズラニー ・アロカシア・クプレア ・アロカシア・ジャックリン(学名:アロカシア・タンドゥルサ) ・アロカシア・シヌアータ ・アロカシア・スーヒルマニアナ ・アロカシア・スカルプラム ・アロカシア・ネブラ ・アロカシア・バギンダ ・アロカシア・ヘテロフィラ ・アロカシア・ミコリッチアナ ・アロカシア・メロ ・アロカシア・レギヌラ(別名:アロカシア・ブラックベルベット) |
ジャイアント・アロカシア系(Giant Alocasias)![]() 草丈が150~400cmに達することがあり、葉も巨大で1mを超えます。そのため、庭園のフォーカルポイントなどに利用されています。また他の系統と比べて生育旺盛で強健のため、初心者でも栽培が容易です。 | ・クワズイモ ・アロカシア・マクロリザ |
ゼブリナ系(Zebrina Group)![]() 葉柄にシマウマのような縞模様が入ります。 環境変化に敏感で栽培難度がやや高く上級者向けです。 | ・アロカシア・ゼブリナ |
ロンギロバ系 (longiloba group)![]() 葉の基部に深い切れ込みが入り先端が尖る細長い矢尻形・鉾形をしており、葉脈が白く浮き出る特徴を持った、変異に富んだ種群(Alocasia longiloba complex)及び上記の特徴を持っている原種や品種の総称です。生息環境に応じた変異の幅が広く、葉表面に金属光沢があったり、葉裏が鮮やかな紫色をしていたり、斑入り個体などが見られます。 | ・アロカシア・サンデリアナ ・アロカシア・ロンギロバ |
交配系 (Hybrids Group)![]() 異なる原種を人工的に交配または自然交雑して作出された系統です。 親種の良い特徴(光沢・葉脈の色彩・葉縁部の波打ち等)をバランス良く、またはさらに超越して受け継ぎ、栽培難度が比較的緩和され栽培しやすくなっている傾向があります。 | ・アロカシア・アマゾニカ |
| その他 上記に属さないグループです。 | ・シマクワズイモ ・アロカシア・ブランキフォリア ・アロカシア・ラウテルバキアナ |
■クワズイモ属(アロカシア属)の主な種と園芸品種の紹介
主な原種
その他の品種
ジュエル・アロカシア

ジュエル・アロカシアとは!
ジュエル・アロカシア(英名:Jewel Alocasias)は、アロカシア属の中でも草丈が低く小型種であることが特徴になる原種や品種の総称です。
主にアロカシア・アズラニー、アロカシア・クプレア、アロカシア・スーヒルマニアナ、アロカシア・スカルプラム、アロカシア・バギンダ、アロカシア・ヘテロフィラ、アロカシア・メロ、アロカシア・レギヌラなどが該当し、これらはジュエルの名前に相応しく宝石のように美しい葉をもっています。
ジュエル・アロカシアの特徴
- 形態:草丈は約30~60cm(例外的に野生下で100cmに達する原種もあります)。生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し、葉の概形は矢尻形・卵形・披針形・広楕円形、多くの種と品種は葉の基部の裂片が合着し楯着します。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、晩春頃から開花が見られることもあります。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- ジュエル系の特徴:最大の特徴は草丈が一部の例外を除き株が成熟しても草丈が30~60cm程度にしかならず小型種であることです。葉は宝石に例えられる美しさがあり、葉表面に金属光沢・ビロード・マットな質感があります。他の系統と比べて、成長速度が緩やかで、環境変化に敏感で栽培難度がやや高く上級者向けです。
- シェードガーデン:耐高い陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、環境変化に敏感で寒さにも弱いため屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは1000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- ⚠️毒性⚠️:全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
主な原種と品種
●主な原種
主な原種
●アロカシア・アズラニー
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia azlanii
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色※赤紫色を帯びることもあります。
葉の色:緑色・濃緑色・桃色・赤紫色・暗紫色・赤茶色・黒色
生活形:常緑多年草
草丈:約10~30cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約10~25cm、葉の長さは約15~20cm、葉の概形は卵形・披針形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:葉の概形に丸みと美しい金属光沢があります。葉の色彩はほぼ黒色に見える濃緑色を基調に、葉脈に桃色(赤紫色)の脈斑が入るため、夜に輝くネオンサインのような色彩が楽しめる点が最大の特徴です。
●アロカシア・クプレア
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia cuprea
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・濃緑色・桃色・赤紫色・暗紫色・茶色・赤茶色・黒色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~60cm※野生下では80cmに達します。
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~70cm、葉の長さは約40~60cm、葉の概形は卵形・広楕円形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:株が大きく成長し野生下で草丈が80cm程度に達し、葉も60cmに達することがあります。また葉の概形に丸みがあり、葉脈(主脈・側脈)周辺が深く凹むため、まるでカブトガニを想像させるような造形をしています。また環境や成熟度によっても差異がありますが、種名にも入る銅色の金属光沢や、緑色を基調とした葉脈の濃緑色のコントラスト、葉裏面の鮮やかな赤紫色の対比も非常に美しいです。
●アロカシア・ジャックリン(学名:アロカシア・タンドゥルサ)
原産地:インドネシア(スラウェシ島)
学名:Alocasia tandurusa
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色
葉の色:緑色・暗緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~90cm※野生下で150cmに達します。
形態:草丈は約30~90cm(野生下で150cmに達します)。生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~75cm、葉の長さは約30~70cm、葉の概形は矢尻形で羽状中裂する分裂葉、葉先の向きは斜上・水平・斜下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:野生下では例外的に草丈が150cmに達することがあり、葉も70cmに達することがあります。葉が分裂葉でオークの葉のような見た目をしており、葉脈が隆起し、マットな質感があり、アロカシアでは珍しい短い剛毛が生えています。
●アロカシア・シヌアータ
原産地:インドネシア(スラウェシ島)
学名:Alocasia suhirmaniana
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・暗緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~40cm
形態:草丈は約30~40cm、生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約10~20cm、葉の長さは約15~30cm、葉は異型葉性で幼葉は卵形、成葉は矢尻形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:葉の概形が幼葉(卵形)と成葉(矢尻形)で変わり、葉脈周辺が深く凹むため、凹凸のある独特な造形をしています。
●アロカシア・スーヒルマニアナ
原産地:インドネシア(スラウェシ島)
学名:Alocasia suhirmaniana
開花時期:5月~8月
花の色:赤褐色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・濃緑色・黄緑色・濃赤紫色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~60cm※野生下では100cmに達します。
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~60cm、葉の長さは約30~80cm、葉の概形は矢尻形(楯着)、葉先の向きは斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:株が大きく成長し野生下で草丈が100cm程度に達し、葉も60cmに達することがあります。葉は葉脈(主脈・側脈)の色が黄緑色をしており、濃緑色の葉色と強い対比が生まれ、葉裏面が濃赤紫色をしています。
●アロカシア・スカルプラム
原産地:フィリピン
学名:Alocasia scalprum
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~60cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約5~15cm、葉の長さは約15~25cm、葉の概形は矢尻形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:葉の形が細長いシャープな矢尻形をしており、見た目がカッコイイです。葉脈が大きく凹むため独特な造形をしており、葉表面は金属光沢があり光を反射し強く輝きます。
●アロカシア・ネブラ
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia nebula
開花時期:5月~8月
花の色:赤褐色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・暗緑色・銀灰色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約20~40cm
形態:草丈は約20~40cm、生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約10~15cm、葉の長さは約15~25cm、葉は異型葉性で幼葉は卵形、成葉は矢尻形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:葉柄や仏炎苞に赤褐色の斑点が入る点が特徴です。また葉の概形が幼葉(卵形)と成葉(矢尻形)で変わり、葉脈周辺が深く凹むため、凹凸のある独特な造形をしており、葉の色は主要な色が緑色(銀灰色)をしています。
●アロカシア・バギンダ
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia baginda
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:黄緑色・濃緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約20~60cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約10~25cm、葉の長さは約15~25cm、葉の概形は卵形・披針形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:葉の概形は細長い卵形から披針形でマットな質感をしており、葉脈(主脈・側脈)が深く凹んで竜の鱗に例えられる独特な造形をしています。
●アロカシア・ヘテロフィラ
原産地:フィリピン(ルソン島・ミンダナオ島・ポリロ島)
学名:Alocasia heterophylla
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・濃緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~50cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約20~35cm、葉の長さは約20~27cm、葉は異型葉性で幼葉は矢尻形、成葉は卵形・披針形へと変化します。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:葉の概形が幼葉(矢尻形)と成葉(卵形・披針形)へと変化する点と、葉の表面に金属光沢があり、白色に輝く点に違いがあります。
●アロカシア・ミコリッチアナ

原産地:フィリピン(ルソン島)
学名:Alocasia micholitziana
開花時期:5月~8月
花の色:黄緑色・クリーム色
葉の色:緑色・濃緑色・黄緑色・白緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約50~90cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約45cm、葉の長さは約40cm、葉の概形は矢尻形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:野生下で草丈が90cmに達し、中型のアロカシアに成長することがあります。また葉の表面の光沢がほぼ無くビロードのような質感があり、濃緑色を基調とした白緑色の脈の対比が非常に美しいです。
●アロカシア・メロ
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia melo
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:濃緑色・暗緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~50cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約15~20cm、葉の長さは約20~25cm、葉の概形は卵形・心形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:葉は主脈・側脈が凹み、細脈が隆起して独特な造形をしており、マット(カーボンの様)な質感をしています。
●アロカシア・レギヌラ(別名:アロカシア・ブラックベルベット)
原産地:ボルネオ島
学名:Alocasia reginula
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:濃緑色・暗緑色・灰緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~45cm
形態:生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約10~25cm、葉の長さは約15~20cm、葉の概形は卵形・広楕円形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:葉の表面の光沢がほぼ無くビロードのような質感があり、黒色に近い濃緑色を基調とした白色の脈の対比が非常に美しいです。
園芸品種
●インペリアリス
学名:Alocasia nebula ‘Imperialis’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色・赤褐色
葉の形:卵形・矢尻形
葉の色:緑色(銀灰色)・暗緑色
草丈:約20~40cm
カラーリーフ:緑色(銀灰色)を基調として、葉脈に幅広い濃緑色の脈斑が入ります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、シルバーの宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
●エレーン
学名:Alocasia nebula ‘Elaine’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム・赤褐色
葉の形:卵形・矢尻形
葉の色:銀灰色・暗緑色
草丈:約20~40cm
カラーリーフ:原種のアロカシア・ネブラと比べて、色彩がよりシルバー色をしており、金属光沢があります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、シルバーの宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
●グリーンドラゴン
学名:Alocasia baginda ‘Green dragon’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の形:卵形
葉の色:濃緑色・黄緑色
草丈:約20~60cm
備考:彫刻で彫られたのような造形と、黄緑色を基調として葉脈に入る幅広い濃緑色の脈斑が、竜の鱗を思わせる独特なテクスチャーを生み出す品種です。
●グリーンベルベット

学名:Alocasia micholitziana ‘green velvet’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:矢尻形・心形
葉の色:青緑色(濃緑色)・白色
草丈:約30~90cm
高級感:ベルベットの名前が示す通り、高級な織物(ベルベット)を思わせる均一に羽毛が立ったような見た目をしています。そのため、インテリアとして部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
色彩効果:葉の色は青緑色(濃緑色)を基調として、白色の脈斑が入ります。この配色は、深い森に降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせる効果があります。
●グリーンベルベット・バリエガータ
学名:Alocasia micholitziana ‘Green velvet variegata’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:矢尻形・心形
葉の色:緑色・白色
草丈:約30~90cm
高級感:ベルベットの名前が示す通り、高級な織物(ベルベット)を思わせる均一に羽毛が立ったような見た目をしています。そのため、インテリアとして部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
色彩効果:葉の色は緑色を基調として、白色のモザイク斑が入ります。この配色は、深い森に降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせる効果があります。
●シルバードラゴン
学名:Alocasia baginda ‘silver dragon’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の形:卵形
葉の色:濃緑色・白色
草丈:約20~60cm
カラーリーフ:白色を基調として、葉脈に幅広い濃緑色の脈斑が入ります。この配色は、まるで自然に降り積もる雪をイメージさせるため、光を反射する明るさ、凛とした静寂、何色にも染まらない潔癖さ等を感じさせます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると明るい雰囲気や清潔感等を演出することができるでしょう。
●シルバーネブラ
学名:Alocasia ‘Silver nebula’
交配親:Alocasia bagindaとジュエル系の複数の原種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:卵形・広楕円形(基部裂片がほぼ合着し楯着します)
葉の質感:厚い革質でマットな質感があり光沢もあります。
葉の色:濃緑色・鈍い白色(シルバー)
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約15~30cm
カラーリーフ:鈍い白色(シルバー)を基調として、葉脈に幅広い濃緑色の脈斑が入ります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、シルバーの宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
●ドラゴンスケイル
学名:Alocasia baginda ‘dragon scale’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の形:卵形
葉の色:濃緑色・黄緑色
草丈:約20~60cm
備考:葉表面に強い金属光沢があり、また彫刻で彫られたのような造形と、黄緑色を基調として葉脈に入る幅広い濃緑色の脈斑が、竜の鱗を思わせる独特なテクスチャーを生み出す品種です。
●ドラゴンブレス
学名:Alocasia heterophylla ‘Dragon’s breath’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の概形:矢尻形・披針形
葉の色:緑色・白色
草丈:約30~40cm
備考:従来のアロカシア・ヘテロフィラと比べて葉幅が狭くシャープな外観をしているため、モダンでカッコイイ雰囲気のお部屋によく調和します。
●ニンジャ
学名:Alocasia reginula ‘Ninja’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色
葉の形:卵形・広楕円形
葉の色:濃緑色・白緑色(白色)
草丈:約30~45cm
高級な質感:葉の表面の光沢がほぼ無くビロードのような質感があり、黒色に近い濃緑色を基調とした白緑色(白色)の脈の対比が非常に美しいです。そのため、高級感あるラグジュアリーなお部屋にピッタリな観葉植物です。
●ニンジャミント
学名:Alocasia reginula ‘Ninja Mint’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色
葉の形:卵形・広楕円形
葉の色:濃緑色・白色・クリーム色
草丈:約30~45cm
高級な質感:葉の表面の光沢がほぼ無くビロードのような質感があるため、高級感あるラグジュアリーなお部屋にピッタリな観葉植物です。
カラーリーフ:葉の色は濃緑色を基調として、白色の脈斑と、クリーム色の散斑の模様が入ります。そのため、まるで闇に照らされる光のような明るさを感じさせる品種になります。
●ピンクドラゴン
学名:Alocasia baginda ‘Pink Dragon’
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の形:卵形
葉の色:濃緑色・黄緑色・紫色(裏面)
草丈:約20~60cm
備考:葉柄の色が明るいピンク色をしていて、可愛らしさをかんじさせる品種です。葉の色は表面が濃緑色で、裏面が紫色をしているため、上品な雰囲気を感じさせます。
●メタリックブルー
学名:Alocasia heterophylla ‘Metallic blue’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の概形:矢尻形・披針形
葉の色:青緑色・白色
草丈:約30~40cm
宝飾品のような葉:葉表面は独特な金属光沢があり、光の反射により強く輝きます。そのため、まるで宝飾品を見てるような高級感を演出できる品種です。
カラーリーフ:葉の色は青緑色を基調として、白っぽい色合いをしています。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとシルバーの宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を演出できます。
●レッドシークレット
学名:Alocasia cuprea ‘Red Secret’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の色:濃緑色・暗紫色・赤褐色・茶色
草丈:約30~60cm
宝飾品のような葉:葉表面は独特な金属光沢があり、光の反射により強く輝きます。そのため、まるで宝飾品を見てるような高級感を演出できる品種です。
カラーリーフ:葉の色は全体的に明度の低い色彩で、濃緑色から赤褐色をしています。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると重厚感があり格調高い雰囲気を演出できます。
ジャイアント・アロカシア
ジャイアント・アロカシアとは!
ジャイアント・アロカシア(英名:Giant Alocasias)は、アロカシア属の中でも草丈が150~400cmに達することがあり、葉も巨大で1mを超える原種や品種の総称です。主にクワズイモやアロカシア・マクロリザなどが該当し、これらは比較的強健で栽培しやすくもあります。
ジャイアント・アロカシアの特徴
- 形態:草丈は約100~400cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く多肉質で、古い茎は葉痕と膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約50~150cm、葉の長さは約50~130cm、葉の概形は心形・矢尻形、葉先の向きは成熟するにつれて直立・斜上・水平・斜下へと変化します。花序は肉穂花序です。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、晩春頃から開花が見られることもあります。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- ジャイアント・アロカシア系の特徴:この系統は草丈が200cm以上に成長し、葉も巨大で100cmを超えます。また他の系統と比べて生育旺盛で強健のため、初心者でも栽培が容易な所が魅力です。
- 葉の魅力:葉が非常に巨大で、この葉が太く短い茎に密生して放射状に広がるため、非常に雄大で優雅さを感じさせる葉姿を楽しめます。そのため、お部屋やお庭にこの植物を取り入れると、ジャングルの中にいるような雰囲気を演出したり、また強いフォーカルポイントとして機能させることができます。
- シェードガーデン:高い耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、寒さに弱いため熱帯・亜熱帯・温帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいかもしれません。
- インドアグリーン:高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~15000Luxまたは46.25~277.5μmol/m2・sで、生存ラインは1000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒドなど)を吸収し、植物や土壌微生物などの働きで分解するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- ⚠️毒性⚠️:全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
主な原種と品種
●主な原種
●クワズイモ

原産地:アジア(日本含む)
学名:Alocasia odora
別名:アロカシア・オドラ/ナイト・センテッドリリィ(night-scented lily)/アジアンタロ(Asian taro)/ジャイアント・アップライト・エレファントイヤー(giant upright elephant ear)
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色・緑色
葉の色:緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約100~250cm
形態:草丈は約100~250cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎があり、見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存しています。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約50~150cm、葉の長さは約50~130cm、葉の概形は心形・矢尻形、葉先の向きは成熟するにつれて直立・斜上・水平・斜下へと変化します。花序は肉穂花序です。
同系統との比較:同系統のアロカシア・マクロリザと比べると、草丈は約100~250cmと控えめですが、光沢のある美しい葉と、甘い香りがする花が楽しめます。
●アロカシア・マクロリザ

原産地:フィリピン/インドネシア/マレーシア/ニューギニア/オーストラリア
学名:Alocasia macrorrhizos
別名:インドクワズイモ/ジャイアント・タロ(giant taro)/ジャイアント・アロカシア(giant alocasia)
開花時期:5月~8月
花の色:黄緑色・クリーム色
葉の色:緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約200~400cm
形態:草丈は約200~400cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く多肉質で、古い茎は葉痕と膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約50~130cm、葉の長さは約60~120cm、葉の概形は心形・矢尻形、葉先の向きは成熟するにつれて直立・斜上・水平・斜下へと変化します。花序は肉穂花序です。
同系統との比較:同系統のクワズイモ(A. odora)と比べると、本種は直立茎が長く伸びることで野生下で草丈が400cmに達することがあり巨大化します。
●園芸品種
●オーレア バリエガータ
学名:Alocasia odora ‘Aurea Variegated’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・クリーム色・黄色
草丈:約100~250cm
色彩効果:葉の色は緑色・クリーム色・黄色の複色で、散斑の模様が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせるような効果があります。
●オキナワシルバー
学名:Alocasia odora ‘Okinawa silver’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・白緑色・白色
草丈:約100~250cm
色彩効果:葉の色は緑色・白緑色・白色の複色で、モザイク状の斑が入ります。そのため、迷彩服のような色彩が楽しめます。
●スティングレイ
学名:Alocasia macrorrhiza ‘Stingray’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:矢尻形・心形
葉の色:緑色
草丈:約100~200cm
備考:葉の先端が尾形になり、エイが泳いでいるみたいな、ユニークな葉の形が楽しめる園芸品種です。
●斑入りクワズイモ

学名:Alocasia odora ‘variegated’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・白色
草丈:約100~250cm
色彩効果:葉の色は緑色を基調として白色の散斑が入ります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせることができます。
●ブラックステム
学名:Alocasia macrorrhiza ‘black stem’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:矢尻形・心形
葉の色:緑色
草丈:約100~300cm
備考:その名前が示す通り、葉柄と葉脈(裏側)が黒色になる品種です。そのため、格調高い雰囲気があり、インテリアとしてお部屋に飾るとモダンでシックな雰囲気を演出したり、高級感とラグジュアリー感を演出したりできます。
ゼブリナ系・アロカシア

ゼブリナ系・アロカシアとは!
ゼブリナ系・アロカシア(英名:Zebrina Group)は、アロカシア属の中でも葉柄にシマウマのような縞模様が入る原種や品種の総称です。主にアロカシア・ゼブリナ、アロカシア・ラウテルバキアナなどが該当します。
ゼブリナ系・アロカシアの特徴
- 形態:草丈は約100~300cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~110cm、葉の長さは約20~100cm、葉の概形は矢尻形など、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、晩春頃から開花が見られることもあります。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- ゼブリナ系の特徴:この系統は葉柄にシマウマのような縞模様が入ることが最大の特徴です。またジュエル系統と同様に環境変化に敏感で栽培難度がやや高く上級者向けです。
- スタイリッシュな葉姿:細長く伸びる葉柄に、褐色の虎斑(ボーダー)の模様が入るため、モダンな印象も与えます。そのため、現代的でスタイリッシュな雰囲気のお部屋のインテリアとしておすすめです。
- シェードガーデン:耐陰性が高いため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、環境変化に敏感で寒さにも弱いため屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:耐陰性が高いため、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは1000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- ⚠️毒性⚠️:全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
ゼブリナ系・アロカシアの園芸品種の紹介
●主な原種
主な原種
●アロカシア・ゼブリナ

原産地:フィリピン
学名:Alocasia zebrina
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約100~300cm
形態:草丈は約100~300cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約50~110cm、葉の長さは約40~100cm、葉の概形は矢尻形、葉先の向きは水平・斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:葉柄の長さは110cmに達し、暗褐色の虎斑の模様が入ります。
アロカシア・ロンギロバ系

アロカシア・ロンギロバ系とは!
アロカシア・ロンギロバ系(英名:Longiloba Group)は、アロカシア属の中でも葉の基部に深い切れ込みが入り先端が尖る細長い矢尻形・鉾形をしており、葉脈が白く浮き出る特徴を持った、変異に富んだ種群(Alocasia longiloba complex)及び上記の特徴を持っている原種や品種の総称です。生息環境に応じた変異の幅が広く、葉表面に金属光沢があったり、葉裏が鮮やかな紫色をしていたり、斑入り個体などが見られます。
アロカシア・ロンギロバ系の特徴
- 形態:草丈は約30~200cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し、葉の概形は矢尻形・鉾形、葉縁部は波状で、葉先の向きは斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、晩春頃から開花が見られることもあります。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- ロンギロバ系の特徴:この系統は葉の基部に深い切れ込みが入り先端が尖る細長い矢尻形・鉾形をしており、葉脈が白く浮き出る特徴を持った、変異に富んだ種群(Alocasia longiloba complex)及び上記の特徴を持っている原種や品種の総称です。生息環境に応じた変異の幅が広く、葉表面に金属光沢があったり、葉裏が鮮やかな紫色をしていたり、斑入り個体などが見られます。
- カラーリーフ:本種の葉は、宝飾品のような金属光沢や、鮮やかな紫色をしていたりするため、美しいカラーリーフとしてお部屋に飾ることができます。また葉は矢尻のように鋭利で、葉縁部が波打つため、シャープさと優美さを感じさせるカッコイイ葉姿を楽しめます。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、環境変化に敏感で寒さにも弱いため屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは1000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- ⚠️毒性⚠️:本種は全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
アロカシア・ロンギロバ系の園芸品種の紹介
●園芸品種
主な原種
●アロカシア・サンデリアナ

原産地:フィリピン
学名:Alocasia sanderiana
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色
葉の色:緑色・黄緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~90cm※野生下では200cmに達します
形態:草丈は約30~90cm※野生下では200cmに達します。生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約20~60cm、葉の長さは約30~40cm、葉の概形は矢尻形、葉縁部は波状で、葉先の向きは斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:本種は葉の表面に強い金属光沢またはビニール光沢があり、葉縁部の波状が大きいです。
●アロカシア・ロンギロバ
原産地:中国/東南アジア
学名:Alocasia longiloba
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色・白色
葉の色:緑色・黄緑色・赤紫色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約50~150cm
形態:草丈は約50~150cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~120cm、葉の長さは約30~90cm、葉の概形は矢尻形・鉾形、葉縁部は波状で、葉先の向きは斜下・下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
同系統との比較:本種は葉柄が長く1mを超えることがあり、また葉も長さ90cmに達することがあり巨大になります。
園芸品種
●ワトソニアナ
学名:Alocasia longiloba ‘Watsoniana’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:卵形・矢尻形(葉基部の裂片さほぼ合着し楯着します)
葉の質感:厚い革質で、乳頭突起がありベルベットのような見た目をしています。
葉の色:緑色を基調として葉脈に白色(白緑色)の脈斑が入ります。
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約50~100cm
高級な質感:葉の表面の光沢がほぼ無くビロードのような質感があるため、ジュエル・アロカシア系と記載されることもあります。その美しさから、高級感あるラグジュアリーなお部屋にピッタリな観葉植物です。
アロカシア・交配系

アロカシア・交配系とは!
アロカシア・交配系(英名: Hybrids Group)は、異なる原種を人工的に交配または自然交雑して作出された系統です。主にアロカシア・アマゾニカ(学名:Alocasia × amazonica)などが該当しており、親種の良い特徴をバランス良く、またはさらに超越して受け継いでいます。
アロカシア・交配系の特徴
- 形態:草丈は約30~100cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎があり、見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~80cm、葉の長さは約30~60cm、葉の概形は矢尻形、葉先の向きは斜下から下です。花序は肉穂花序で、仏炎苞に包まれます。
- ライフサイクル:生活形は常緑多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽が展開し、晩春頃から開花が見られることもあります。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し、茎を伸長させながら、新しい葉も展開させ、開花が見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍ります。
- 冬:温暖な地域では、この時期も茎葉が成長しますが、日本などの寒さが厳しい地域では代謝が落ちて生育がほぼ止まります。
- 交配系の特徴:異なる原種を人工的に交配または自然交雑して作出された系統です。親種の良い特徴(光沢・葉脈の色彩・葉縁部の波打ち等)をバランス良く、またはさらに超越して受け継ぎ、栽培難度が比較的緩和され栽培しやすくなっている傾向があります。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、寒さに弱いため熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいです。
- インドアグリーン:本種は高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~10000Luxまたは46.25~185μmol/m2・sで、生存ラインは1000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
- 空気清浄効果:本種は密閉された空間の中で、シックハウス症候群の原因になる有害物質(ホルムアルデヒドなど)を吸収し、分解(植物や土壌微生物など)するなどして空気を綺麗にする効果が期待できます。そのため、観葉植物として栽培すると健康な生活にも寄与するでしょう。
- ⚠️毒性⚠️:本種は全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており有毒です。樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があり、粘膜に付くと激しい痛みを伴います。また食べても有毒で【口内の炎症】【嘔吐】等の症状を引き起こす可能性があります。
アロカシア・交配系の園芸品種の紹介
交雑種
●アロカシア・アマゾニカ

学名:Alocasia × amazonica
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色・緑色
葉の色:緑色・濃緑色・黄緑色・白色・黒色
生活形:常緑多年草
草丈:約30~100cm
形態:草丈は約30~100cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎があり、見た目は太く短い多肉質で、膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~80cm、葉の長さは約30~60cm、葉の概形は矢尻形、葉先の向きは斜下から下です。花序は肉穂花序で、仏炎苞に包まれます。
同系統との比較:葉には宝飾品を思わせる金属光沢があり、光の反射でキラキラ輝きます。また葉と葉脈の色彩の対比が強く、葉縁部の大きく波打ち、原種の栽培難度が緩和され栽培しやすくなっている傾向があります。
園芸品種
●ヴェノム
学名:Alocasia × amazonica ‘Venom’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:濃緑色・白色(灰白色)
草丈:約40~60cm
宝石のような光沢:葉には強い金属光沢があり、エメラルドの宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
色彩効果:濃緑色と白色(灰白色)の複色で、個体差がありますが葉脈とその周辺を中心に幅広く白色(灰白色)が分布します。そのため、シルバーのアクセサリーのような美しさを感じさせます。
エイのような個性的な葉:葉は、矢尻形ですが、基部裂片が半分程度合着しており、葉先端が細長く伸びます。また葉縁部が強く波打つため、まるでエイが泳いでる姿のような個性的な葉姿をしている品種です。
●グリーンユニコーン
学名:Alocasia ‘Green Unicorn’
交配親:アロカシア・アズラニー(Alocasia azlanii)とアロカシア・ドラゴンスケール(Alocasia baginda ‘dragon scale’)の交雑種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:卵形・矢尻形(幼葉は基部裂片がほぼ合着して楯着し、成葉になると合着部が半分程度になります)
葉の質感:革質で金属光沢があります。
葉の色:濃緑色・赤紫色(裏面)
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約30~50cm
宝石のような光沢:葉には強い金属光沢があり、エメラルドの宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
●ゴールデンボーン
学名:Alocasia ‘golden bone’
交配親:アロカシア・ミコリッチアナ(Alocasia micholitziana ‘Velvet’)とアロカシア・クプレア(Alocasia cuprea)の交雑種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形(基部裂片が半分程度合着し楯着します)
葉の質感:革質でマットな質感があり光沢もあります。
葉の色:緑色・黄色・紫色(裏面)
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約30~100cm
カラーリーフ:緑色を基調として、葉脈に黄色の脈斑の模様が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、明るさを感じさせます。
●タイニーダンサー
学名:Alocasia ‘Tiny dancer’
交配親:クワズイモ(Alocasia odora)とアロカシア・ブリスバネンシス(Alocasia brisbanensis)の交雑種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:披針形
葉の質感:革質で光沢があります。
葉の色:緑色
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約30~50cm
強健:親種の強健さを受け継いでおり、ジャイアント・アロカシアと同様に耐寒性が高く、屋外での栽培も比較的行いやすいです。
矮性品種:タイニーの名前が示すとおり、親種と比べて株の高さが30~50cm程度にしかならず小型です。そのため、屋内で栽培がしやすくなっています。
小葉多葉性:葉は小ぶりですが、非常にたくさんの葉がつきます。この葉は短縮茎に密生するためロゼットのような葉姿となり、また葉先が成熟するにつれて上・斜上・水平・斜下へと変化するため、まるで踊っているかのような葉姿が楽しめます。
●ドワーフ

学名:Alocasia × amazonica ‘dwarf’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:濃緑色・黄緑色
草丈:約30~60cm
矮性:通常のアロカシア・アマゾニカと比べて矮性のため、鉢植えで栽培がしやすい品種です。
宝石のような光沢:葉には強い金属光沢があり、エメラルドの宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
色彩効果:濃緑色を基調として、黄緑色の脈斑が入ります。そのため、深い森に注ぐ光をイメージさせる色彩が楽しめます。
●パラソル
学名:Alocasia ‘Parasol’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形(基部裂片が半分程度合着し楯着します)
葉の質感:厚い革質で金属光沢があります。
葉の色:濃緑色・白緑色(白色)
草丈:約20~30cm
宝飾品のような光沢:葉には強い金属光沢があり、宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
色彩効果:濃緑色を基調として、白緑色(白色)の脈斑が入ります。そのため、強い対比が生まれモダンな雰囲気を演出することが出来ます。
●バンビーノ

学名:Alocasia × amazonica ‘Bambino’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:濃緑色(黒色)・黄緑色(白色)・紫色(裏面)
草丈:約30~45cm
矮性:通常のアロカシア・アマゾニカと比べて矮性のため、鉢植えで栽培がしやすい品種です。
強い光沢:葉には強い光沢があり、宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
色彩効果:黒色にも見える濃緑色を基調として、黄緑色(白色)の脈斑が入ります。そのため、強い対比が生まれモダンな雰囲気を演出することが出来ます。
●ポリー

学名:Alocasia × amazonica ‘polly’
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:濃緑色・黄緑色(白色)
草丈:約40~60cm
矮性:通常のアロカシア・アマゾニカと比べて矮性のため、鉢植えで栽培がしやすい品種です。
宝石のような光沢:葉には強い金属光沢があり、エメラルドの宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
色彩効果:濃緑色を基調として、黄緑色(白色)の脈斑が入ります。そのため、深い森に注ぐ光をイメージさせる色彩が楽しめます。
●マハラニ
学名:Alocasia ‘Maharani’
交配親:アロカシア・レギヌラ(学名:Alocasia reginula)とアロカシア・メロ(学名: Alocasia melo)の交雑種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:卵形(基部裂片が半分程度合着し楯着します)
葉の質感:厚い革質で、主脈・側脈が凹み、細脈が隆起して独特な造形をしており、マット(カーボンの様)な質感をしています。
葉の色:緑色・濃緑色
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約30~50cm
カラーリーフ:緑色を基調として、葉脈に黄色の脈斑の模様が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、明るさを感じさせます。
●ローライダー

学名:Alocasia × portora ‘Low Rider’
交配親:アロカシア・ポルティー(学名:Alocasia portei)とクワズイモ(学名: Alocasia odora)の交雑種です。
開花時期:5月~8月
花の色:緑色・クリーム色
葉の形:矢尻形(縁部は波状)
葉の質感:厚い革質で、金属光沢があり、皺のような深い凹凸があります。
葉の色:緑色
生育型:叢生型で、根茎と球茎から短縮茎を複数伸ばします。
草丈:約50~100cm
巨大で優雅な葉:葉のサイズは通常40~60cm程度と巨大になります。またこの葉はフリルのように波打つため、優雅さのある葉姿も楽しめる品種です。
強健:親種の強健さを引き継いでおり、屋外で越冬が可能です。ただし、寒さには弱いため熱帯・亜熱帯・温帯以外での屋外での栽培は難しいです。
●その他の品種
上記に属さない系統です。
原種
●シマクワズイモ
原産地:東南アジア/南アジア
学名:Alocasia cucullata
別名:アロカシア・ククラータ/仏陀の掌(Buddha’s Palm)/チャイニーズ・タロ(Chinese taro)/フーデッド・ドワーフ・エレファントイヤー(hooded dwarf elephant ear)
開花時期:5月~8月
花の色:黄緑色・クリーム色
葉の色:緑色・黄色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約50~150cm
用途:カラーリーフ/インドアグリーン/日陰植物
形態:草丈は約50~150cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎があり、茎の見た目は太く多肉質で、古い茎は葉痕と膜状の茶色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約25~80cm、葉の長さは約10~40cm、葉の概形は心形、葉先の向きは成熟するにつれて斜上・水平・斜下へと変化します。花序は肉穂花序です。
近縁種との比較:本種はジャイアント・アロカシア系(Giant Alocasias)に近い性質を持ちますが、より小型のアロカシアです。ジャイアント・アロカシア系と同様に、生育旺盛で茎が長く伸びて成長し、強健のため初心者でも栽培が比較的容易です。一方で、草丈は50~150cm、葉の長さも40cm程度と小ぶりです。そのため、本種は屋外で比較的栽培しやすく、日陰の花壇で高さと立体感を演出することが可能です。
●アロカシア・ブランキフォリア
原産地:インドネシア(モルッカ諸島・ニューギニア)/パプアニューギニア(ニューギニア)
学名:Alocasia brancifolia
開花時期:5月~8月
花の色:黄緑色・クリーム色・茶色
葉の色:緑色
生活形:常緑多年草
草丈:約50~150cm
用途:カラーリーフ/球根植物/インドアグリーン/日陰植物
形態:草丈は約50~150cm、生育型は叢生型、茎は短縮茎・根茎・球茎があり、見た目は太く多肉質で、膜状の淡褐色の低出葉が残存する傾向があります。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約20~40cm、葉の長さは約30~50cm、葉の概形は羽状深裂・羽状全裂、葉先の向きは水平・斜下を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:本種は従来のアロカシアと違い羽状深裂・羽状全裂する分裂葉です。また葉柄に暗色の虎斑の模様が入るため、ゼブリナ系(Zebrina Group)に分類されることもあります。本種は、野生下で草丈が150cmに達し、明瞭な茎のある中型のアロカシアに成長することがあります。
●アロカシア・ラウテルバキアナ
原産地:ニューギニア/ビスマルク諸島
学名:Alocasia lauterbachiana
別名:パープルソード・プラント(purple sword plant)/バロックソード・プラント(baroque sword plant)
開花時期:5月~8月
花の色:淡緑色・クリーム色
葉の色:緑色・黄緑色・白色
生活形:常緑多年草
草丈:約100~150cm
用途:カラーリーフ/球根植物/インドアグリーン/日陰植物
形態:草丈は約100~150cm、生育型は叢生型、茎は直立茎・根茎・球茎があり、茎の見た目は太く多肉質で成熟すると木質化します。葉序は互生(節間が短いため束生にも見える)で、葉柄は直立・斜上し長さ約30~70cm、葉の長さは約20~60cm、葉の概形は狭矢尻形・矢尻形、葉縁部は波状で、葉先は若い葉は上・斜上を向き成熟した葉は水平を向きます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
近縁種との比較:本種は、葉の先端が尖り矢尻のようになる【ロンギロバ系 (Longiloba Group)】の性質、草丈が約100~150cmと比較的高くなり強健で栽培がしやすい【ジャイアント・アロカシア系(Giant Alocasias)】の性質、葉柄にシマウマのような縞模様が入る【ゼブリナ系(Zebrina Group)】の性質を持っているアロカシアです。
品種
●アロカシア・ラウテルバキアナ(バリエガータ)
学名:Alocasia lauterbachiana ‘Variegata’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の色:緑色・黄色
草丈:約50~150cm
カラーリーフ:緑色を基調として黄色の切斑と星斑が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせるような効果があります。
●ヒロビューティ
学名:Alocasia ‘Hilo Beauty’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:矢尻形
葉の色:緑色・黄色
生育型:叢生型
草丈:約60~120cm
カラーリーフ:緑色を基調として黄色のモザイク状と散斑が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせるような効果があります。
●ベイビー
学名:Alocasia ‘baby’
開花時期:5月~8月
花の色:クリーム色
葉の形:卵形・矢尻形(葉基部の裂片が半分程度合着し楯着します)
葉の色:濃緑色・黄色
生育型:叢生型
可愛い株姿:従来のアロカシアと比べて株や葉のサイズが小ぶりなため、小さなテーブルや棚などにも飾って楽しみやすい植物です。
宝石のような光沢:葉には強い金属光沢があり、エメラルドの宝石のような美しさがあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとラグジュアリーな雰囲気を演出することが可能です。
カラーリーフ:濃緑色を基調として黄緑色のの太い脈斑が入ります。この配色は、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせるような効果があります。


















