アオキ属の種は約10種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは1種類の原種と、9種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■アオキ属の主な種と園芸品種の紹介
アオキの特徴



アオキとは!
アオキ(学名: Aucuba japonica)は、別名で「アオキバ」「ヤマタケ」「スポット・ローレル(spotted laurel)」「ジャパニーズ・ローレル(Japanese laurel)」「ジャパニーズ・アウクバ(Japanese aucuba)」「ゴールドダスト・プラント(gold dust plant)」とも呼ばれるガリア科アオキ属に分類される常緑低木の種です。
アオキの原産地は日本(本州・九州・四国・南西諸島)、中国(南部)、朝鮮半島(南部)、台湾で、自生地は森林の林床や谷沿いです。
アオキの特徴
- 形態:樹高は約50~300cm、生育型は分枝型、茎は長期に渡り緑色を保ちます。葉の形は楕円形・長楕円形・卵形、色は緑色の単色または緑色を基調として黄色の星斑が入り、質感は革質で光沢があります。花序は集散花序ですが見た目から円錐花序にも分類され、花は4枚の花弁が平開する離弁花冠で、色は濃赤色・赤紫色です。
- ライフサイクル:生活形は常緑低木です。
- 春:暖かくなってくると新芽が展開し、生育旺盛に枝を伸長させながら新しい葉を展開し、また早春頃から晩春にかけて花が咲きます。
- 夏:高温期も生育旺盛に枝を伸長させ、葉を展開します。また翌春に向けて花芽の分化が始まり、雌株の受粉した花は果実を形成し始めます。
- 秋:生育は緩慢になり、果実が赤色に色付き始めます。
- 冬:常緑のため葉を残し、果実を付けたまま、生育がほぼ止まり緩やかな休眠状態になります。
- 樹形の魅力:本種は樹高が約50~300cm、成長が緩やかで樹冠は卵形・広卵形・傘状形を形成します。ほぼ剪定をしなくても美しい樹形を維持するため庭木として人気が高いです。
- 花の魅力:開花は3月~5月、花は小ぶりですが、色鮮やかな濃赤色・赤紫色の花は、光沢のある緑色と黄色の葉と強く対比するため、華やかな色彩を楽しませてくれます。
- 実の魅力:本種は雌雄異株のため、雌株だけしか実をつけませんが、この実は多くの植物が休眠する冬の時期に実り、色鮮やかな赤色をしており装飾的です。またこの赤色は、光沢のある緑色・黄色の葉と強く対比するため、冬の寂しい時期のお庭を華やかに彩り、またこの実が野鳥の餌となり、お庭に活気を生み出します。
- カラーリーフ:葉は通常緑色を基調として、鮮やかな黄色の星斑が入るため、明るい雰囲気を演出できるカラーリーフです。そのため、ポジティブで元気な雰囲気をお庭に演出したい、または他の鮮やかな原色と組み合わせてカラフルでポップなお庭を演出したい時などに重宝します。
- 生垣:本種は樹高約50~300cm、生育型が分枝型で、枝葉は密に茂りブッシュ状になります。一般的に、株は暴れにくいため、剪定はほぼ不要で、自然風の生垣として利用されており、開花期にはしっかりと花が楽しめます。生垣として利用する場合は、品種により変わりますが、株同士の間隔は50~100cm程に植栽します。※株間が近いほど生垣の完成速度が早い。
- シェードガーデン:本種は非常に高い耐陰性があるため、間接光が入らない暗い日陰でも栽培が可能です。ただし、茎が徒長し樹形が乱れることがあるため、半日陰から明るい日陰で栽培するのが理想です。
- インドアグリーン:本種は非常に高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。ただし、大きく成長するため定期的な剪定が必要です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は2500~5000Luxまたは46.25~92.5μmol/m2・sで、生存ラインは500Luxです。そのため、窓越しに直射日光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培が可能です。
アオキの園芸品種の紹介
●スターダスト

学名:Aucuba japonica ‘Star dust’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約100~200cm
カラーリーフ:葉は表面に強い光沢があり、まるで宝飾品のように輝きます。葉の色は緑色を基調として、明るい黄色の星斑が入ります。そのため、星の輝きを思わせるような明るさを感じさせる品種です。
鋸歯:ギザギザとした特徴的な鋸歯があります。
●駿河弁天

学名:Aucuba japonica ‘Surugabenntenn’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約100~200cm
カラーリーフ:葉は表面に光沢があり、葉の色は緑色を基調として、黄色の掃け込み斑または星斑が入ります。そのため、星の輝きを思わせるような明るさを感じさせる品種です。黄色は光を反射しパッと明るくして、心理的にもポジティブで元気な気持ちにさせるため、活発で元気な雰囲気を感じさせるお庭、また他の鮮やかな原色と組み合わせるとカラフルでポップなお庭に演出することもできます。
鋸歯:ギザギザとした特徴的な鋸歯があります。
●長台寺
学名:Aucuba japonica ‘Tyoudaizi’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約100~200cm
カラーリーフ:葉は表面に光沢があり、葉の色は緑色を基調として、境界を分けるように黄色の切斑が入ります。黄色は光を反射しパッと明るくして、心理的にもポジティブで元気な気持ちにさせるため、活発で元気な雰囲気を感じさせるお庭、また他の鮮やかな原色と組み合わせるとカラフルでポップなお庭に演出することもできます。
鋸歯:ギザギザとした特徴的な鋸歯があります。
●夏の雲
学名:Aucuba japonica ‘Natunokumo’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・白色(淡緑色)
樹高:約100~200cm
カラーリーフ:葉の色は新芽展開時は白色(淡緑色)をしていますが、成熟するに連れて緑色に変化します。
●フイリアオキ

学名:Aucuba japonica ‘Variegated’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約50~300cm
カラーリーフ:葉は表面に光沢があり、葉の色は緑色を基調として、黄色の星斑が入ります。そのため、星の輝きを思わせるような明るさを感じさせる品種です。
●富士川
学名:Aucuba japonica ‘Fuzikawa’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色
樹高:約100~200cm
洗練された葉姿:従来のアオキの葉と比べて、葉の形が長楕円形と細長いため、シャープで洗練された雰囲気を感じさせる品種です。
●ホソバアオキ
学名:Aucuba japonica cv.
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:濃緑色
樹高:約100~300cm
洗練された葉姿:従来のアオキの葉と比べて、葉の形が長楕円形と細長いため、シャープで洗練された雰囲気を感じさせる品種です。
●満月

学名:Aucuba japonica ‘Manngetu’
開花時期:3月~5月
花の色:濃赤色・赤紫色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約100~200cm
カラーリーフ:葉は表面に光沢があり、葉の色は緑色を基調として、黄色の中斑と星斑が入ります。そのため、星の輝きを思わせるような明るさを感じさせる品種です。
鋸歯:ギザギザとした特徴的な鋸歯があります。
