切り花を紹介しているページの続きです。このページでは「な行」から「わ行」を紹介しています。
前ページでは、切り花の水揚げ方法や、延命剤の種類、切り花に使える植物の「あ行」から「た行」を紹介しています。ご覧になる際は下記のリンクをご活用ください。
■カラーリーフ植物を種類(な行~わ行)
●あ行
- アイリス属(アヤメ属)
- アカシア属
- アガパンサス属
- アカンサス属
- アキレア属
- アゲラタム属
- アザミ属
- アジサイ属(ハイドランジア属)
- アスター属
- アスチルベ属
- アストランティア属
- アネモネ属
- アブラナ属
- アマドコロ属
- アマランサス属
- アマリリス属
- アリウム属
- アルストロメリア属
- アルメリア属
- アンスリウム属
- エキナセア属
- エキノプス属(ヒゴタイ属)
- エリカ属
- エリンジウム属
- エレムルス属
- オーニソガラム属
- オキシペタラム属
- オダマキ属
- オトギリソウ属
- オランダカイウ属
- オルラヤ属
●か行
- ガーベラ属
- カスミソウ属
- ガマズミ属(ビバーナム属)
- カラマツソウ属(タリクトラム属)
- カンパニュラ属(ホタルブクロ属)
- キク属
- キツネノマゴ属
- キンギョソウ属
- キンセンカ属
- クチナシ属
- グラジオラス属
- クラスペディア属
- クリスマスローズ(ヘレボロス属)
- グロリオサ属
- ケイトウ属(セロシア属)
- ゲッカコウ属
- ケマンソウ属
- コスモス属
●さ行
- サルスベリ属
- ジギタリス属
- ジニア属
- シモツケ属
- シラー属
- シレネ属
- スイートピー(レンリソウ属)
- スイセン属
- スカビオサ属(マツムシソウ属)
- スズラン属
- スターチス(リモニウム属)
- ストケシア属
- ストック(アラセイトウ属)
- スノードロップ(ガランサス属)
- スノーフレーク属
- スモークツリー(ハグマノキ属)
- セントーレア属(ヤグルマギク属)
- センニチコウ属
●た行
- ダイアンサス属(ナデシコ属)
- タチアオイ属(アルセア属)
- ダリア属
- ダンギク(カリオプテリス属)
- チューリップ属
- ツルバギア属
- デルフィニウム属
- トリトマ属(クニフォフィア属)
●は行
●日持ちする切り花
- アルストロメリア属
- アンスリウム属
- エキナセア属
- カスミソウ属
- キク属
- クラスペディア属
- クリスマスローズ(ヘレボロス属)
- スターチス(リモニウム属)
- スモークツリー(ハグマノキ属)
- センニチコウ属
- ダイアンサス属(ナデシコ属)
- ネリネ属
- バンクシア属
- ヒヤシンス属
- ブルニア属
- プロテア属
- ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)
- ユーカリ属
- ユーコミス属(パイナップルリリー)
- ユウギリソウ属(トラケリウム属)
- ユリ属
- ライスフラワー(オゾタムヌス属)
- リューコスペルマム属
- リュウカデンドロン属
- ワックスフラワー(カメラウキウム属)
※リンクが無い【あ行~た行の植物の紹介】は1ページ目にあります。
切り花に使える植物の紹介1ページ目
●な行
ナンテン属

学名:Nandina
生活形:常緑低木
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
樹高:100~300cm
樹形:叢生型
主な原種:ナンテン
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ナンテンは、その名称から「難(災難)を転じる」と考えられており、風水では鬼門や裏鬼門に植栽するとよいと考えられています。樹形は叢生型、成長するに従い地面から複数の茎が伸びます。葉は3回羽状複葉、葉は横へと大きく広がるため、生垣として利用すると目隠しとしても働きます。葉の色はふつう緑色ですが、品種によっては赤・桃・橙・黄・白などもあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。また、お正月には果実と同様に葉を収穫して飾りとして利用されることもあります。開花期は5月~7月、白花が円錐状に密に集まるため豪華な花姿が楽しめます。また花後には赤色の果実をたわわに実らせるため、これを鑑賞して楽しむ事もできます。
ニゲラ属



学名:Nigella
生活形:一年草
開花:4月~7月
花色:桃・青・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:直立型
日持ち:
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:ニオイクロタネソウ/クロタネソウ/パピロサ 等
用途:切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニゲラ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞したり、種を収穫して調味料として使用する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはニオイクロタネソウ(Nigella sativa)やクロタネソウ(Nigella damascena)などがあります。例えば、ニオイクロタネソウは、種子を収穫してサラダやスープなどに風味付けとして利用する目的で栽培する事ができる植物になります。一方で、クロタネソウやその他の近縁の種や品種は、種子に有毒成分が含まれているため、食用には出来ません。ニオイクロタネソウの葉を構成する小葉の形が線状披針形になるのに対して、クロタネソウの小葉は糸状で幅が狭くなります。そのため、クロタネソウと区別することが出来ます。クロタネソウは、ニオイクロタネソウよりも品種が豊富にあり花の形や色が多様です。そのため、鑑賞用として楽しむ場合はクロタネソウの方が人気があります。花は平開する萼片の中央から雄蕊と雌蕊が突出する特徴的な形をしていて、雌蕊の柱頭は糸状でクネクネと不規則に伸びるため、花から葉が生えてきたような独特な花姿を呈します。そのため、ユニークな花が好きな人に好まれる傾向にあります。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ニシキギ属(ユオニマス属)



学名:Euonymus
生活形:落葉低木/常緑低木/常緑小高木/常緑ツル性木本
開花:5月~7月
花色:緑・黄・赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・紫・白
樹高:約100~800cm
樹形:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(付着根)
主な原種:マサキ/ニシキギ/ツルマサキ/セイヨウマユミ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニシキギ属は約146種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に庭木や生垣などに利用されており、美しい葉・花・果実などを鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはマサキ(Euonymus japonicus)やニシキギ(Euonymus alatus)などがあります。例えば、マサキは一般的に剪定で概形が整えられて生垣やトピアリーなどによく利用されている植物になります。生活形は常緑小高木、樹形は叢生型(株立ち)になる。葉は革質で強い光沢があり、日陰になるほどに色は濃くなる傾向があります。また葉の色は緑色の他、黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。一方で、ニシキギの樹形も叢生型(株立ち)ですが、側枝は横へと大きく広がって傘状となるため、大株は非常に優雅な雰囲気を醸し出します。また秋になると葉の色が真っ赤に紅葉するため、株全体が燃え上がっているような圧巻の景観を作り出します。さらに紅葉が終わり、葉が落ちると、枝のシルエットが浮かびあがります。ニシキギの枝には、最大4枚の翼が張り出しており、個性的な外観をつくりだしているため、これを観察するのも楽しいでしょう。また、この枝は収穫して茶花として利用される事もあるようです。この他にも、ニシキギ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
ネリネ属



学名:Nerine
生活形:多年草
開花:10月~12月
花色:赤・桃・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ボウデニー/サルニエンシス 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネリネ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に上品さを感じさせる花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。草姿はロゼット型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる細長い葉と、垂直に伸びる花茎が整然とした外観をつくります。花は細長い6個の花被片が外側にカールしながら漏斗状に広がるため、優雅な見た目をしており、さらに花が散形花序に複数集まり咲くため豪華な花姿となります。そのため、お庭に植えると開花した花がエレガントな雰囲気を空間に添えてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品とラグジュアリー感を演出してくれるでしょう。
●は行
バイカウツギ属



学名:philadelphus
生活形:落葉低木
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~300cm
樹形:叢生型
日持ち:約5日
水揚げ:根元割り・湯揚げ
主な原種:セイヨウバイカウツギ/バイカウツギ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バイカウツギ属は約45種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的にコロンとした可愛らしい花と、花の心地よい芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。代表的な種にはセイヨウバイカウツギ(Philadelphus coronarius)やバイカウツギ(philadelphus satsumi)などがあります。例えば、セイヨウバイカウツギは樹高が約300cm、樹形は叢生型、側枝が多くブッシュ状になる。開花期は5月~7月、花は4枚の白色の花弁が皿状にひらきます。花は柑橘系の芳香があることから、香りの花として楽しめる。葉の色はふつう緑色ですが、品種により白色・黄色などがあるためカラーリーフとしても楽しめます。 バイカウツギ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ハナミョウガ属



学名:Alpinia
生活形:多年草
開花(レッドジンジャー):周年※一般的な開花は6月~10月になる
開花(ゲットウ):4月~6月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~700cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り
主な原種:レッドジンジャー/ゲットウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナミョウガ属は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはレッドジンジャー(Alpinia purpurata)やゲットウ(Alpinia zerumbet)などがあります。例えば、レッドジンジャーは、派手な花を鑑賞したり、切り花にして楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の茎を伸ばし群生をつくります。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花は穂状花序に並びます。ただし花は鱗状に重なる苞に保護され隠れています。そのため、一般的に苞が鑑賞されており、苞の色は赤・桃・白があり、非常に大きな花姿となるため豪華な印象を与えます。また花は収穫すれば切り花にもなるため試してみるのも良いでしょう。一方で、ゲットウは大きく優雅に広がる葉を鑑賞したり、花を鑑賞したり、沖縄では食物を葉で包む目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の偽茎を伸ばし群生をつくります。葉はサイズが約30~60cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色の他に、黄色・白色とあるため、カラーリーフとして楽しめたりもします。花は蕾の時期は白桃に似てるため「月桃(ゲットウ)」と呼ばれており、蝋質で光沢があるため宝飾品を見てるような印象を感じさせるでしょう。
バンクシア属



学名:Banksia
生活形:常緑低木・常緑高木
開花(エリキフォリア):11月~5月
開花(マルギナータ):5月~11月
花色:黄・橙・赤・桃
葉色:緑
樹高:約100~2500cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型
日持ち:約14日
水揚げ:根元割り
主な原種:インテグリフォリア/エリキフォリア/グランディス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バンクシアは、ボトルブラシを想像させる個性的な花を鑑賞したり、また収穫してアレンジメントの花材として利用する目的で主に栽培される植物です。樹形は直立型(単幹)または分枝型で、品種や仕立て方などで変化します。葉の形は多種多様で針形・線形・長楕円形・羽状複葉などがあり、バンクシア属の種を識別するのにも役立ちます。開花期は種や品種により差異があり、例えばバンクシア・エリキフォリアは11月~5月に花が咲き、バンクシア・マルギナータは5月~11月に花が咲きます。基本的に開花期が長いため、花を長く楽しみたい人に好まれる植物です。花は花被片と雄蕊が融合して細長く伸びており、長い花軸に高密度に咲く事で、ボトルブラシを思わせるユニークな花の形を作り出しています。花は乾燥してもユニークな外観を保つ事から、切り花・ドライフラワーなどにして、高級な花材としてフラワーアレンジメントなどに用いられます。
パンパスグラス(シロガネヨシ属)



学名:Cortaderia
生活形:多年草
開花:9月~10月
花色:白・黄・桃・紫
葉色:緑・黄
草丈:約120~400cm
草姿:叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:パンパスグラスは、高さ120~400cmに成長する大型の多年草です。園芸では一般的に綿のようにふわふわした巨大な花穂を鑑賞したりフラワーアレンジメントに利用したりする目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の葉が垂直または成熟するにつれて湾曲しながら優雅に広がります。葉の縁部分の鋸歯は鋭く棘状になっているため、肌に辺り擦れると容易に切れて怪我をする可能性があります。そのため、子供やペットのいる家庭では怪我をさせないように注意する必要があるでしょう。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は長さ30~130cmと巨大になるため、遠くから見ても強い存在感があり、人の目を引きつけるフォーカルポイントとなるでしょう。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ヒアシントイデス属



学名:Hyacinthoides
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
主な原種:ブルーベル/ツリガネズイセン
用途:グランドカバー/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒアシントイデスは、鐘形の花が下向きに穂状に連なり、可憐な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。花の形は鐘形で、先端の裂片が外側にクルンと強くカールして下向きに開花します。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、上部で弧状に湾曲する花茎に連なり咲くため、優雅さと豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は、ふつう青色ですが、種や品種によって桃色や紫色や白色もあります。青色は心を落ち着けるためヒーリングガーデンなどにピッタリですが、桃色の花を選んだら可愛い雰囲気をお庭に添えることが出来るでしょう。
ヒマワリ属(ヘリアンサス属)



学名:Helianthus
生活形:一年草/多年草
開花:7月~9月
花色:赤・橙・黄・茶
葉色:緑
草丈:約100~400cm※ギネスでは917cmに達する
草姿:直立型・分枝型・叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・浅水・延命剤
主な原種:ヒマワリ/キクイモ/ヒメヒマワリ/ミクロケファルス 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒマワリ属は約56種を含む属であり、園芸でも草丈・花形・花色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種の一つであるヒマワリ(Helianthus annuus)は生活形が一年草で、草姿が直立型になり高さ約100~400cmに成長します。そのため、お庭の中で高さや立体感を演出するのに役立ちます。開花期は7月~9月にあり、花はサイズが約10~40cmと巨大になるため、遠くから見ても太陽を見てるような強い存在感があります。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができるでしょう。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると豪華で華やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。さらに、花後に出来る種子は軽く焙煎してスナックとして食べたり、サラダに入れて食べたりする事ができます。ヒマワリを食用としてして利用する場合は、タイタンやマンモスロシアなどのおすすめ品種があります。ヒマワリ属の種と品種に関して詳しくは、種類のリンク先でも紹介してるため、よければ参考にしてください。
ヒヤシンス属



学名:Hyacinthus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り・ 浅水・延命剤
主な原種:オリエンタリス 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヤシンスは、百合を想像させる優美な花が、穂状に高密度に連なり豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は直立する傾向があり、葉の形は線形で肉厚です。そのため、スタイリッシュな中に可愛らしさも感じさせるリーフとして楽しめます。開花は2月~4月、花の形はユリ形花冠で、花被片の先端が外側にクルンと強くカールします。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、穂状に高密度に連なり咲くため、優雅さの中に豪華さを感じさせる花姿となるでしょう。花の色は、赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多様で、また強い光沢があり、光が反射すると宝石のように輝いて見えます。そのため、ヒヤシンスを楽しむ場所にはラグジュアリー感を添えることができるでしょう。その他、ヒヤシンスは花に心地よいフレッシュな香りがあったり、花を収穫して切り花として利用出来たりします。非常に豪華な花姿だけではなく、多様な使い道のあるヒヤシンスはとても人気の高い植物となります。
ヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)



学名:Eupatorium
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼・延命剤
主な原種:マクラツム/スイートジョーパイ/フジバカマ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヨドリバナは、すっと伸びる直立茎が整然と並ぶ洗練された姿と、茎頂で咲き誇る華やかな花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は、種により差異がありますが、花序の下での分枝が少ないため、整然とした草姿になりやすいです。花は頭花が散房状に集まる複合花序になり、頭花は雌蕊が長く突出してるため、ボリューム感の中にふんわりとした柔らかな印象をあたえる花姿となります。また花は収穫して切り花としても楽しめる、お部屋に飾ると華やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。
フウセントウワタ属

学名:Gomphocarpus
生活形:常緑低木
開花:6月~10月
果期:8月~11月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
主な原種:フウセントウワタ 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フウセントウワタは、叢生して整然と並ぶ直立茎に、風船のような果実が沢山並びつく姿が独特な外観を作り出す植物です。草姿は叢生型、茎の種類は直立型で分枝がほとんどないため整然とした姿になる。花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、たくさん咲きます。ただし、果実と比べて小さくあまり目立たないため鑑賞価値は低めです。一方で、花後の果実は大きく膨らみ装飾性が高いため、一般的にこちらを鑑賞する目的地で栽培されます。また果実は収穫してフラワーアレンジメントなどにも利用されます。
ブラシノキ属(カリステモン属)



学名:Callistemon
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤色・桃色・白色
葉色:緑・白
樹高:約100~500cm
樹形:分枝型/叢生型
日持ち:
水揚げ:根元割り
主な原種:
用途:開花期間長い/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラシノキは、ボトルブラシを想像させる個性的な花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形は分枝型または叢生型、側枝がおおくブッシュ状に茂る。そのため、温暖な地域では株を等間隔に並べて生垣として利用される事もあります。理想的な環境下では花が周年咲くため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は花弁が早く落ちて、長く突出する赤色の雄蕊は花弁が落ちた後も長く残ります。また花は穂状に高密度に連なり咲くため、花穂はボトルブラシのような独特な花姿となります。さらに、非常に多花性で花穂が株を覆うように咲き誇るため、美しい景観としても楽しめるでしょう。
フランスギク属(レウカンセマム属)



学名:Leucanthemum
生活形:多年草/一年草
開花:12月~7月(ノースポール)
花色:白・黄
葉色:緑
草丈:約15~25cm(ノースポール)
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
主な原種:ノースポール/シャスタデイジー/フランスギク 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランスギク属は約51種を含む属であり、園芸でも生活形・開花期・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フランスギク属の主な種
- ノースポール(Leucanthemum paludosum):開花期が12月~7月頃まであり、花が少なくなる冬の季節を彩る事が出来る貴重な植物の一つです。花は直径2~4cmの頭花で、開花後は下の節から分枝が進んでさらに開花が続きます。草姿は叢生型または分枝型、株の概形は半球形に盛り上がる形になる。そのため、花壇の縁どりなどにおすすめです。
- シャスタデイジー(Leucanthemum × superbum):株は根茎を介して広範に広がりながら直立茎を何本も伸ばし、沢山の花を咲かせます。花は品種改良が進んでいるため多種多様な花の形と色があり、好みで選べる点も魅力の一つとなります。
フランネルフラワー(アクチノタス属)



学名:Actinotus
生活形:多年草
開花(一期咲き):4月~6月
開花(四季咲き):4月~6月・9月~12月
花色:緑・白
葉色:緑・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼・延命剤
主な原種:ヘリアンセ 等
用途:開花期間長い/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランネルフラワーは、植物全体に羊毛状の毛が生えており、フランネルのような柔らかな質感があります。その独特な見た目と、開花期間の長さから、人気の高い植物です。草姿は叢生型になり、地際から直立茎が何本も伸びます。葉は羽状にわかれているため、レース模様をみているような繊細で上品な雰囲気があり、また葉には白色の毛が密生して白緑色になるため、上品な印象を与えるシルバーリーフとしても楽しめます。開花期は春のみ咲く一期咲きと、春と秋に咲く四季咲きがあり、品種により差異があります。花はキク科でよく見られる頭花に見えますが、花びらに見える部分は苞になり、実際の花は中央部で散形花序に密集しています。花は触るとフランネルのような柔らかな質感をしており、また色は白色と緑色をしているため、明るさと爽やかさを印象を感じさせてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品と清楚な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
フリージア属

学名:freesia
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ハイブリッド/ヒメヒオウギ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フリージアは、漏斗形の花が基本的に上向きに開花して、集散状(かたつむり形花序)に分枝を繰り返しながら水平に咲き続けるため、花姿がとてもユニークです。また花は甘く心地よい芳香を漂わせるため、香りの花として楽しむ事が出来たり、花を収穫することで切り花として部屋の中で楽しむ事も可能です。草姿は叢生型で、球茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし群生をつくります。球茎から伸びる葉は直立して扇状に広がるため洗練された葉姿となるでしょう。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添える事ができます。
ブルニア属


学名:Brunia
生活形:低木
開花:夏から秋
花色:黄・白
葉色:緑
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り・根元割り
主な原種:アルビフローラ/シルバーブルニア 等
用途:切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルニアは、球状の頭花が茎の上部に集まり非常にユニークな花姿をつくる植物です。そのユニークな花姿は、植物上でも楽しまれますが、主に切り花やフラワーアレンジメントの花材として利用されています。樹形は分枝型で、針形の葉が枝に鱗片状につくため、枝のシルエットを邪魔することなく際立たせます。開花は夏から秋頃、花序は球形の頭花が散房状につく複合花序になり、個性的な花姿をつくります。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
プロテア属



学名:Protea
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
樹高:30~800cm
樹形:叢生型・分枝型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:キングプロテア/クイーンプロテア/エキシミア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プロテアは、直径30cmにも達する超巨大な花を咲かせる事もある植物で、花持ちが抜群に良いことから豪華な印象を添える切り花やフラワーアレンジメントなどに使用されています。プロテアの樹形は叢生型または分枝型、叢生型は地中に太い塊茎をもち、地面から複数の茎を出します。理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、個々の花も長く鑑賞出来るため、長期間にわたり花を楽しみたい方にとって魅力的です。花序は頭花になりますが、花弁のように見える部分は色鮮やかな苞が鱗状に重なったものです。この苞は一般的にビロードのような毛が生えているため、プロテアに高級感と華やかさを添えています。実際の花は中央部で密集していて、長く突出した雄蕊が綿のような柔らかな印象を添えているのが特徴です。花のサイズや形は種や品種で差異で差異がありますが直径は3~30cmあり、花の形は皿状に大きく開いた豪華なものや、長球形の蕾のような可愛らしい見た目をしているものがある。購入する際は自身の好みで形や色を選ぶとよいでしょう。プロテアの種と品種に関しては種類のリンクからも9種類の原種と、14種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、ツル仕立て・ハンギング仕立て・トピアリー仕立て・地被植物などの多様な仕立てが出来る点、お洒落でカッコイイ葉の形が楽しめる点、カラーリーフとして楽しめる点、切り花やプリザーブドフラワーなどの用途の多さ等から安定して高い人気を誇る植物です。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるような洗練された見た目をしているため、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれます。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。ヘデラは耐陰性が高い植物のため、日陰の庭で楽しんだり、インドアグリーンとして楽しんだりできます。また基本的に強健で管理も楽なため初心者でも失敗が少なく簡単に育てられる植物の一つでしょう。
へレニウム属



学名:Helenium
生活形:多年草
開花:7月~10月
花色:赤・桃・黄・橙
葉色:緑
草丈:約50~130cm
草姿:直立型・叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:ダンゴギク/マツバハルシャギク 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:へレニウムは、花の中心部に丸い団子のような部分があり独特な花姿を楽しめる植物です。へレニウムは種や品種で差異があり、一般的に生活形は一年草または多年草で、茎は地表から一本だけ伸びる直立型または複数の茎が伸びる叢生型になります。直立茎は基本的に下部での分枝が少ないため、スっとした外観をしていますが、上部ではよく分枝して沢山の花が咲きます。花はキク科でよく見られる頭花で、中央部が球形に盛り上がる独特な形状をしています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな方に好まれる植物となります。開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、エキゾチックな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)



学名:Hylotelephium
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・紫・茶・黒・白
草丈:約50cm
草姿:叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
主な原種:オオベンケイソウ/ムラサキベンケイソウ/ミセバヤ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベンケイソウは茎や葉の表面が滑らかで光沢もあるため、プラスチック製の玩具を見てるような可愛らしさがあり、また秋にはボリュームのよい花を咲かせるため、これを鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型または匍匐型の二種類があります。叢生型は地中にある根茎が成長に伴い広がりながら、複数の茎を伸ばし群生をつくるため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて種や品種を選ぶとよいでしょう。開花期は種により差異がありますが、普通は晩夏から秋頃に咲きます。星型の小さな花が散房状に高密度に集まり咲くため半球状の大きな花房となります。その大きな花房は遠くからでもよく目立ち目を引きつけるため、フォーカルポイントとしても働くでしょう。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋にも飾れます。インテリアとして飾れば、お部屋の中に豪華さと可愛らしさを添えることができるできます。。
ボタン属



学名:Paeonia
生活形:多年草/落葉低木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型・分枝型
日持ち:約33日~6日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼・ 深水・延命剤
主な原種:
用途:切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ボタン属は約37種を含む属であり、園芸でも生活形・ 花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはボタン(Paeonia suffruticosa)とシャクヤク(Paeonia lactiflora)の二種類があります。例えば、ボタンは生活形が落葉低木で、分枝しながらブッシュ状に成長します。花は約10~25cmと大きいため強い存在感があり、薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしている点が魅力です。花が散る時は、花弁が一枚ずつ離れるため、花弁が丸ごとドサッと落ちるシャクヤクと比較される事もあります。一方で、シャクヤクは生活形が多年草になり、草姿は叢生型で地中から沢山の茎を出します。花のサイズは約8~16cmですが、ボタンと比べると花弁が多い傾向があり、より豪華な花姿が楽しめることが多いです。
ポピー(ケシ属)

学名:Papaver
生活形:一年草/二年草/多年草
開花:春・夏※播種時期や種により差異がある
花色:赤・桃・橙・黄・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約3~7日
水揚げ:水切り
主な原種:ヒナゲシ/オリエンタルポピー 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポピーは、コーヒーカップを思わせるような丸みのある花が、可愛らしい雰囲気を添える魅力的な植物です。花の色は鮮やかで赤・桃・橙・黄・黒・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、太陽を見てるような暖かな雰囲気を添えたい場合は橙色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。
ボロニア属

学名:Boronia
生活形:常緑低木
開花:3月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:アネモニフォリア/クレヌラタ/ピナータ 等
用途:切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ボロニアは、春に開花する可愛らしい花を鑑賞したり、アニスや柑橘類に例えられる葉の香りを楽しんだりする目的で栽培される植物です。樹形は分枝型になり、側枝が多くブッシュ状に茂ります。細い側枝には、小さな葉をつけるため緻密で繊細な雰囲気を呈し、葉の形は多様で種により単葉や羽状複葉がありますが、特に羽状複葉になるものはレースの模様を見てるようなお洒落な葉として楽しめます。花は春から初夏にかけて一斉に開花して、枝を覆うように咲き誇るため、豪華な花姿が楽しめる所もこの植物の魅力となります。
●ま行
マーガレット(モクシュンギク属)

学名:Argyranthemum
生活形:多年草
開花:11月~6月※3月~5月に最も多く開花する
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~80cm
草姿:分枝型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マーガレットは「好き」「嫌い」と唱えながら花弁を一枚づつ千切り恋の行方を占う花として知られている植物です。草姿は分枝型で、側枝が多く外観はドーム状に盛り上がる姿になります。そのため、花壇や鉢植えの中で立体感とボリューム感を出すことが出来ます。葉の形は2~3回羽状に深く裂けていて、裂片が細いため、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気があり、大きく華やかな花との対比をうみだしています。花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲きと多様で、また花の色も赤・桃・黄・橙・白と非常に多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。また花は散房状に株の表面を覆うように咲き誇るため、非常に豪華な花姿が楽しめます。この多様な魅力が、マーガレットが広く愛され続けている理由のひとつとなっているのでしょう。
マリーゴールド属(コウオウソウ属)



学名:Tagetes
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:直立型・分枝型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:フレンチマリーゴールドアフリカンマリーゴールド/ミントマリーゴールド 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マリーゴールドは、春から秋にかけて長期間にわたり花を咲かせる点や、品種改良が進んでいて非常に多種多様な花の形と色がある点等から高い人気を誇る植物です。草姿は一般的に直立型になり、羽状複葉の葉を横へ大きく広げて地面を覆う効果があります。そのため、コンパクトな品種であれば株を並べて地被植物にする事が可能です。花のサイズは一般的に2.5~10cmの範囲であり、花の形も一重咲き・半八重咲き・八重咲き・丁字咲きがあり、花の色も赤・桃・黄・紫・緑・白と多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。またマリーゴールドの根からはα-ターチエニルという物質を分泌しており、線虫に対して殺虫効果・抑制効果があります。そのため、野菜などと一緒に植えるとセンチュウ被害を抑制することができます。
ミズキ属







学名:Cornus
生活形:落葉高木
開花:3月~6月
花色:赤・桃・黄・緑・白
葉色:緑
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
日持ち:
水揚げ:水切り・深水・根元割り
主な原種:ミズキ/ハナミズキ/シラタマミズキ/常緑ヤマボウシ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミズキ属は約51種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ミズキ属の主な種
- ヤマボウシ(Cornus kousa):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、春から初夏にかけて株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が尖っていて、ハナミズキと区別することが可能です。ヤマボウシの果実は多数の果実が集まる集合果で、ボコボコと隆起した球形をしており、収穫してたべることが出来ます。
- ハナミズキ(Cornus florida):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、早春から初夏にかけて葉が展開する前から株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が凹んでいて、ヤマボウシと区別することが可能です。果実は毒性があるため食べられませんが野鳥の貴重な食料源となります。
- シラタマミズキ(Cornus alba):生活形は落葉低木、樹形は株立ち、細い側枝が多くブッシュ状になり、枝の色は赤色・紫色・黒色などをしている。園芸では自然風の生垣として利用されたり庭木として楽しまれており、冬季には葉が落葉した後に見られる色鮮やかな枝のシルエットは海で見られるような珊瑚を想像させます。
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
モナルダ属



学名:Monarda
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:タイマツバナ/ヤグルマハッカ/レモンベルガモット 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モナルダは、松明を想像させるような個性的な花を鑑賞したり、柑橘系(ベルガモット)の香りがある葉を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は基本的に分枝が少なく垂直に伸びるため、モナルダは群生をしていても洗練とした印象を感じさせます。開花は6月~9月頃で、花序は節間と花梗が極短い輪散房花序に密集して咲きます。個々の花は細長く伸びる上唇と下唇がツンツンとした独特な見た目をしているため、花姿は燃え上がる松明のような個性的な見た目となっています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな人に好まれるでしょう。また葉には芳香があり、その香りは種や品種で差異がありますが、ベルガモット・レモン・オレガノに似た芳香をもちます。この香りを楽しむ目的で、葉をぽぷりにしたり、ハーブティーにして飲まれることもあります。
モンステラ属



学名:Monstera
生活形:多年草
開花:夏頃(稀に咲く)
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約200~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:
用途:カラーリーフ/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モンステラは、ジャングルの中にいるような雰囲気を醸しだす巨大な葉を鑑賞する目的で栽培される観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、長く伸び過ぎた茎をカットしてコンパクトなままで栽培されるのが一般的です。葉はサイズが約25~90cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉が成熟にするにつれて葉縁部や葉の中に穴が空いて個性的な外観を呈します。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
●や・ら・わ行
ヤマブキ属



学名:Kerria
生活形:落葉低木
開花:3月~5月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~300cm
樹形:叢生型
日持ち:
水揚げ:水切り・根元割り・燃焼・逆さ水
主な原種:ヤマブキ
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤマブキは、砂金の大粒が散りばめらてるような黄色の花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形は叢生型で分枝が多いため花木の他、自然風の生垣として活用されることがあります。開花期は春頃にあり、黄色の花が長枝を覆うように次々と咲きます。そのため、明るく開放的な雰囲気を添える豪華な花姿が楽しめるでしょう。葉の色は一般的に緑色ですが、品種を選ぶことで黄色や白色もあるためカラーリーフとしても楽しむ事も可能です。
ユーカリ属







学名:Eucalyptus
生活形:常緑高木
開花:
花色:赤・黄・白
葉色:緑・白・灰
樹高:約100~10000cm※種により差異が大きい
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
日持ち:14日以上
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:シネレア/ウェブステリアナ/レモンユーカリ等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーカリ属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーカリの主な種
- ユーカリ・シネレア(Eucalyptus cinerea):幼木・若木の葉は銀貨のように円形で銀色をしているため、高級感を感じさせます。また他の円形の葉をもつユーカリと比べてサイズが最大8cmと大きくなるため豪華さがある。
- ユーカリ・ウェブステリアナ(Eucalyptus websteriana):葉の形状がハート形をしているため、恋心をくすぐられるような可愛らしい印象を与えます。他のユーカリと同様にアレンジメント素材として重宝されます。
- ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus bridgesiana):他のユーカリと一線を画すほどの強烈な香りがあります。精油にはシネオールが約50~70%とその他にα-ピネンやp-シメン等が含まれており、これを抽出する目的で栽培もされています。家庭で栽培する際は、かなり大きくなるため萌芽更新等を繰り返して育てるのがよいでしょう。
- レインボーユーカリ(Eucalyptus deglupta):樹皮が緑色・鶯色・赤色・橙色・紫色・青色・茶色・灰色のペンキで色を塗ったような色彩をしているため、一見するとフェイク植物のような見た目をしています。そのため、この植物をお庭で栽培すると強く目を引きつけるかもしれませんね。
ユーコミス属(パイナップルリリー)

学名:Eucomis
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・紫・赤・黒
草丈:
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
主な原種:オータムナリス/ホシオモト/バンデルメルウェイ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーコミスは、パイナップルを見てるようなユニークな見た目の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は斜上に優雅に広がる傾向があり、葉の形は長楕円形または線形で肉厚です。太い花茎に花が高密度に咲くため、円筒型の豪華な花姿となり、また花序の頂部に苞がロゼットのように束生します。そのため、パイナップルを想像させるような見た目となり、お庭で栽培すると南国の雰囲気を演出できます。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、トロピカルな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ユウギリソウ属(トラケリウム属)



学名:Trachelium
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ・深水・延命剤
主な原種:カエルレウム 等
用途:切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユウギリソウは、上品さと柔らかさを感じさせる花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地際から複数の茎を伸ばし群生をつくります。
花は半球状に高密度に集まるため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また花からは糸状の長い雌蕊が突出しているため、綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、お庭で栽培すると、霞をみてるような幻想的な雰囲気や、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気を添えることができます。
ユーフォルビア属





学名:Euphorbia
生活形:多年草・低木
開花:4月~6月(カラキアス)
花色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・橙・白
葉色:緑・青・黄・橙・赤・桃・紫・黒・白
草丈:約50~120cm(カラキアス)
草姿:直立型・叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
主な原種:カラキアス・ソテツキリン・初雪草・ポインセチア・雪華草 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーフォルビア属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーフォルビア属の主な種
- ユーフォルビア・カラキアス(Euphorbia characias):たくさんの花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿が魅力的な植物です。また草丈は50~120cm、株は叢生して沢山の茎を伸ばし、大株に成長します。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができます。
- ユーフォルビア・アミグロダイデス(Euphorbia amygdaloides):花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿と、緑・赤・紫・黒と多様な葉色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。
- ユーフォルビア・蘇鉄キリン(Euphorbia bupleurifolia):多肉質な幹と、幹の頂部でロゼットを形成する葉が、果物のパイナップルを想像させる多肉植物です。そのため、ユニークな植物が好きな人に好まれ、栽培されています。
ユリ属





学名:Lilium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:オニユリ/ヒメユリ/ササユリ/カノコユリ 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリは豪華さや優美さを感じさせる花を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に茎を伸ばし群生をつくります。開花は6月~8月、花のサイズは30cmに達する事もある大輪で強い存在感があり、花の形は6枚の花被片が漏斗形に開きながら先端が外側に湾曲するため、豪華さと優美さを兼ね備える花姿が楽しめます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、高級感のあるラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
ヨモギギク属



学名:Tanacetum
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:黄・白
葉色:緑・白
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:タンジー/ナツシロギク/シルバーレース 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考: ヨモギギク属は約135種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ヨモギギク属の主な種
- タンジー(Tanacetum vulgare):花や葉に樟脳やローズマリー等に例えられる爽やかな香りがある事から、これを収穫してポプリに活用されたりします。また花は乾燥後も色褪せが少ないことからドライフラワーやフラワーアレンジメントに利用されることもあります。この植物はツジョンを多く含有しており毒性がありますが、それが認知される前までは食用ハーブとして用いられていました。現在は食用としての利用は基本的にありません。鑑賞用途としても、レースのように広がる上品な葉がエレガントな雰囲気をお庭に添えたり、ボリューム感のある黄色の花が見る人を元気にさせるため人気です。
- タナセタム・シルバーレース(Tanacetum ptarmiciflorum):葉は2~3回羽状複葉で、葉を構成してる小葉がごく小さいため、緻密で繊細なレースのようなお洒落な外観をしており、また植物全体が白色の毛で密に覆われているため、上品なシルバーリーフとなります。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添える植物として働かせることができます。
ライスフラワー(オゾタムヌス属)


学名:Ozothamnus
生活形:常緑低木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑
樹高:100~200cm
樹形:分枝型
日持ち:約5~14日
水揚げ:水切り・ 浅水
主な原種:ライスフラワー
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライスフラワーは、米粒のような見た目をした蕾が、茎頂で密集して咲く花姿が、豪華な印象を与える魅力的な植物です。樹形は分枝型になり、基部付近でよく分枝してブッシュ状に茂ります。また細い側枝には、線形の葉が沿うようについているため、枝のシルエットが際立つ独特な外観を呈します。花序は頭花と散房花序の組み合わさる複合花序になり、頭花が蕾の時は紙のような総苞に包まれています。総苞は乾燥しても色褪せや型崩れが少ない事から、ライスフラワーをフラワーアレンジメントで使用する場合は、頭花が蕾の時に収穫して利用されるのが一般的になります。
ライラック(シリンガ属)



学名:Syringa
生活形:落葉小高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約300~600cm
樹形:単幹・分枝型・株立ち
日持ち:約4日~7日
水揚げ:根元割り・根元叩き
主な原種:ライラック/ヒメライラック/ペルシャライラック 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライラックは、ボリューム感のある豪華な花房と、花から香る果物のような甘い芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ約300~600cm程度に成長します。開花は4月~6月、花序は円錐花序で、長さが7~25cm程度あり、花が高密度に密集してモコモコと盛り上がる豪華な花姿を呈します。さらに、花には果物を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。その他にも、この香りを砂糖や蜂蜜に移して、ライラックハニーやライラックシュガーとして楽しまれることもあります。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色をしている品種があります。この品種を選ぶことで開花期以外もカラーリーフとしてたのしむこともできます。
ラグラス属(ウサギノオ属)



学名:Lagurus
生活形:一年草
開花:4月~8月
花色:黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ウサギノオ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラグラスは、ウサギの尾を想像させるような可愛らしい花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の稈が直立に伸びて群生をつくります。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は寸胴で丸みのある可愛らしい外観をしており、その外観からウサギの尾に例えられています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)







学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
日持ち:約2日~3日
水揚げ:水切り・ 浅水
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
リコリス属(ヒガンバナ属)



学名:Lycoris
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ヒガンバナ/シロバナマンジュシャゲ/ナツズイセン 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リコリスは、複数の大きな花が散歩散形状に集まり咲く姿が豪華さと、長く突出する雄蕊と、外側にカールする花被片が優美さを感じさせる植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。
リシマキア属(オカトラノオ属)



学名:Lysimachia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・紫
葉色:緑・黄
草丈:
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:プンクタータ/コバンコナスビ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リシマキア属は約288種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リシマキア属の主な種
- リシマキア・プンクタータ(Lysimachia punctata):黄色の花が連なり咲く豪華な花や、葉に覆輪の入る品種をカラーリーフとして楽しむ目的で栽培される品種です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は5月~7月、花序は総状花序、花は直径が約2.5cm、花は5枚の黄色の花弁が漏斗形にひらきます。
- コバンコナスビ(Lysimachia nummularia):草姿が匍匐型になり、茎が地表面を覆うように広がるため、地被植物に仕立てられたり、鉢から枝垂れる姿を鑑賞する目的でハンギング仕立てで栽培される植物です。開花期は5月~7月、小さな黄花が腋生に咲きます。
- オカトラノオ(Lysimachia clethroides):花穂が途中で折れてお辞儀してるように見える個性的な植物です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は6月~8月、花序は総状花序、花は非常に小さく、5枚の白色の花弁が皿状にひらきます。
リューコスペルマム属



学名:Leucospermum
生活形:常緑低木
開花:3月~5月
花色:赤・橙・黄
葉色:緑
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:コルディフォリウム/オレイフォリウム 等
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リューコスペルマムは、外側で真っ直ぐと伸びる長い雌蕊と、中央部で湾曲している雌蕊が作り出す独特な花姿が、遊び心と優美な印象を与える魅力的な植物です。樹形は分枝型で、側枝は直立・斜上・傾状(匍匐後に直立)するなど不規則に成長して、個性的な外観となります。花は花被片と雄蕊が融合して、雌蕊の先端が雄蕊の中に格納されています。この雌蕊は咲き進むと雄蕊から分離して真っ直ぐに伸びるため、花序の中央部は雌蕊が湾曲していて、外側にいくと雌蕊が真っ直ぐと伸びる花姿となっています。この2パターンの雌蕊の形状が、花の見た目に遊び心を加えて優雅さを感じさせます。また花は直径が10~12cm程の大輪となるため、強い存在感と豪華さも感じさせます。開花した花は収穫して切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾ることができます。リューコスペルマムは、宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を添えたり、エキゾチックな雰囲気を添えたりするインテリアとして働かせることが出来るでしょう。
リュウカデンドロン属



学名:Leucadendron
生活形:常緑低木
開花:11月~4月
花色:緑・黄・橙・赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・銀・白
樹高:
樹形:直立型・分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リュウカデンドロン属は約85種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リュウカデンドロン属の主な種
- リュウカデンドロン・サリグナム(Leucadendron salignum):開花期になると花の周辺にある苞と葉が、黄・赤・紫・白などに色付いて鑑賞価値を高める植物です。生活形は常緑低木、樹形は分枝型、開花期は11月~4月、花序は長さ1~2cmの球形の頭花になり、花序の下に多彩な苞がある。
- シルバーアフリカーナ(Leucadendron argenteum):葉に絹糸状の白色の毛が密生しているため、葉の色は白緑色をしています。また絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつです。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、開花期は春、花序は頭花です。
リンドウ属(ゲンチアナ属)



学名:Gentiana
生活形:多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水折り
主な原種:リンドウ/チャボリンドウ/ルテア 等
用途:グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リンドウ属は約344種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リンドウ属の主な種
- リンドウ(Gentiana scabra var. buergeri):植物の世界では珍しい鮮やかな青花を咲かせます。花の形は漏斗形で、上向きに開花して、茎の頂部で密集します。そのため、豪華な花姿が楽しめる植物です。開花した花は切り花として利用されることもあります。
- チャボリンドウ(Gentiana acaulis):地面をマット状に広がるため地被植物となり、開花期には鐘形の青花を上向きに開花させる植物です。
ルドベキア属



学名:
生活形:一年草/多年草
開花:7月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約30~250cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・深水
主な原種:アラゲハンゴンソウ/フルギダ/サブトメントーサ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルドベキアは、花の中央にある筒状花の集まりが球状に盛り上がるため、個性的な花形をしています。また花の中央にある筒状花は黒色をしているため、黄色の舌状花と組み合わさると危険を知らせる看板のような色彩効果をうみだします。そのため、お庭で栽培するとよく目立つ植物となるでしょう。生活形は一年草と多年草があり、種により差異がある。草姿は叢生型で、地際から直立茎が何本も伸びて群生をつくり、直立茎は基本的に分枝が少ないため、整然と並び洗練された外観になりやすい傾向にあります。開花期は7月~9月頃、花序は頭花です。頭花は直径が3~12cm程とサイズが多様にあり、基本的に花托が球形のため、中央部にある筒状花の集まりは団子のような個性的な外観をしてます。頭花の外側にある舌状花の色は赤・桃・黄・橙・白と多様なため、好みに合わせて色を選ぶと良いでしょう。
ルピナス属



学名:Lupinus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:ラッセルルピナス/ぺレニス/アルバス 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルピナスは、花が高密度に穂状に連なり、鉄塔を想像させるような豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の根生葉と茎を出して群生をつくります。葉は掌状に分裂していて、楓の葉のようなお洒落な見た目をしているため、ファンシーリーフとしても楽しめるでしょう。開花期は春から夏、花は丸みのある蝶形花で、穂状に高密度に連なります。その花穂は垂直に伸びて咲くため、花壇の中で育てると高さと立体感を出して、また豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、豪華でラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
レンギョウ属



学名:Forsythia
生活形:落葉低木
開花:3月~4月
花色:黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~300cm
樹形:叢生型
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り・根元割り
主な原種:レンギョウ/アイノコレンギョウ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レンギョウは、葉が展開する前の早春頃に一斉に開花する黄色の花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は叢生型で分枝が多くブッシュ状に茂る。園芸では庭木や生垣として活用されます。花は枝の節に1個または数個が束生して、枝を覆うように黄色の花が咲き誇る。また葉の色は一般的に緑色ですが、幾つかの品種は黄色または白色の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。
ロウバイ属



学名:Chimonanthus
生活形:落葉低木
開花:12月~2月
花色:赤・黄・紫・白
葉色:緑
樹高:約200~500cm
樹形:分枝型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・根元割り
主な原種:ロウバイ 等
用途:切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ロウバイは、蝋質で透明感のある花が宝飾品のような美しさを感じさせる植物です。樹形は叢生型で分枝が多くブッシュ状に茂る。花被片の色は薄い黄色と中心部の赤紫色の対比が美しく、丸みのあるカップのような形状を作り下向きに開花します。開花期の冬には前年枝の節に沢山の花を咲かせ、華やかな花姿が作られます。花は蝋質で光沢と透明感があり、輝いても見えるため、お庭で栽培すると宝飾品を飾っているようなラグジュアリーな雰囲気を添えてくれるでしょう。またロウバイの花には甘く濃厚な香りがある事から英名で「wintersweet」ともよばれています。この香りを楽しむために、ガーデンファニチャーの傍などに植えて、コーヒーなどを飲みながら甘い芳香をたのしむのも良いかもしれませんね。
ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)



学名:Muehlenbeckia
生活形:落葉ツル性木本/落葉低木
開花:6月~7月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:コンプレクサ/アキシラリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワイヤープランツは、柔軟なワイヤーを思わせるような茎が作り出す独特な樹形と、緻密で可愛らしい印象を与える葉が魅力的な植物です。樹形はツル型で、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、ツルを誘引して誘引資材に仕立てられたりしますが、多くは地被植物のように仕立てられたり、鉢に植えてワイヤー状のツルを枝垂れさせて仕立てられる事が多いです。葉は約0.5~2cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、繁茂しても薮を見てるような野暮ったさを感じさせにくいです。葉の形は丸みを帯びるため、可愛らしさがあり、葉の色は緑色の他に品種を選ぶと黄・桃・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。また枝葉は収穫して切り花やフラワーアレンジメントの素材として利用する事ができます。ワイヤープランツの枝葉は、アレンジメントの中でボリューム感を出したり、容器の目隠しとして働かせたり、流れを演出したりして多様な活用方法があるため人気の花材です。
ワックスフラワー(カメラウキウム属)



学名:Chamelaucium
生活形:常緑低木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約15~300cm
樹形:分枝型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り
主な原種:ウンキナツム
用途:生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワックスフラワーは、宝飾品をみているような光沢のある美しい花を鑑賞する目的で一般的に栽培されている植物です。樹形は分枝型で、細い側枝がブッシュ状に多く茂り、線形または針形の葉がつきます。そのため、枝葉の間から光が通り、霞がかったような印象を与えたり、繊細で洗練された印象を感じさせます。開花は春から初夏にかけて、花は円形の5枚の花弁と淡い桃色の花色が可愛らしさを演出する効果があり、またワックスで塗られたような光沢と、雄蕊で作られる王冠のような偽副冠が宝飾品を見てるようなラグジュアリー感を演出します。開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ることが出来るため、ラグジュアリー感を演出するインテリアとして取り入れてみるのも良いでしょう。
ワレモコウ属



学名:Sanguisorba
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・紫・茶・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約30~120cm
樹形:叢生型
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:ワレモコウ/カライトソウ/サラダバーネット 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワレモコウ属は約35種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ワレモコウ属の主な種
- ワレモコウ(Sanguisorba officinalis):長い花梗と、長球形の花穂が作り出す、独特な花姿と、上品さと華やかさを感じさせる赤紫色(赤黒色)の花が、魅力的な植物です。開花した花は収穫して切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾ることができます。
- カライトソウ(Sanguisorba hakusanensis):日本の固有種で、桃色の花穂が途中で湾曲しながら咲く独特な花姿が魅力の植物です。
- サラダバーネット(Sanguisorba minor):キュウリの風味がする葉を収穫して食べる目的で、一般的に栽培されている植物です。
■水揚げの方法一覧
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水切り法のやり方
- 準備:花材と水の入った容器を準備する
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
水折り法
水折り法とは、切り花の切り口を水中に付けた状態で茎を指でポキッと折り、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水折り法は、ハサミと相性の悪い植物や、茎が硬い植物、茎の繊維が多い植物等に向いている水揚げ方法になります。水折りする事で茎の繊維の多くが剥き出しになるため、特定の植物では水切りよりも水揚げがよくなったりします。
水折り法は、水中で茎を折るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水折りを行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水折りの方法
- 準備:花材と水の入った容器を準備する。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約5cmの場所で両手の親指を付けて、反対側に押すようにポキッと茎を折ります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
根元割り法・根元叩き法
根元割り法・根元叩き法とは、硬い茎や枝の根元に縦にハサミを入れて割る、または金槌などで硬い茎や枝の根元を叩いて潰す水揚げ方法です。
根元割り・根元叩きを行う事で、吸水する場所の面積が増えて、吸水力が高まり水揚げしやすくなります。
根元割り法のやり方
- 切り花の根元をハサミを使って斜めにカットします。
- カットした切り口に対して垂直に、ハサミを入れて、十時に切れ込みをいれます。
根元叩き法のやり方
切り花の切り口を、金槌で叩いて潰します。
湯揚げ法
湯揚げ法とは、切り花の切り口をお湯の中と冷水につけて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
湯揚げは、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があります。また熱のショックで一気に吸水する効果があります。またお湯で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
湯揚げの方法
- 準備:容器・お湯(約60~100度)・冷水を準備します。
- 花材の保護:花や葉が蒸気で弱らないように、切り花の上部を新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分はお湯につけるため、茎の下部は新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- お湯に浸ける:お湯(約60~100度)の中に切り口を浸して、切り口から空気が出てこなくなるのを待ちます。お湯につける時間は約20~60秒の間です。
- 冷水に浸ける:お湯から切り花を出した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
燃焼法
燃焼法とは、切り花の切り口の先端を火で炙り炭化させた後に、冷水に漬けて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
燃焼は、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果が期待できます。また火で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
燃焼は湯揚げと原理が似ていますが、燃焼な向いているのは、茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含んでいるような柔らかい茎の花材には向きません。
燃焼の方法
- 花材の保護:切り花の花や葉が熱気で弱らないように、切り花の上部を濡れた新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分は火で炙るため、茎の下部は濡れた新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- 切り口を炙る:切り口の先端から約1~3cmを火で炙り、炭化させます。
- 冷水に浸ける:切り口が炭化した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
深水法
深水法とは、容器の深くまで水を入れておき、切り花の大部分を水中に漬けて水揚げする方法です。一般的に、水揚げが苦手な植物や水切りなどをしても水揚げが上手くいかない場合に行われます。
深水は、切り花を深くまで水に浸けるため、高い水圧により水上がりがとてもよくなります。また茎や葉からも水分を吸水するため、萎れも素早く改善する効果も期待できます。
深水は基本的に茎葉が丈夫で、水の吸い上げが弱い花材(バラ・ダリア・ラナンキュラス等)でよく行われる方法です。茎や葉が繊細な植物で深水をすると傷んで腐敗する原因にもなるため、深水が出来る花材が確認してから行う事も大切になります。
深水のやり方
- 容器に水を入れる:バケツの中に切り花の半分程度浸かる水をいれておきます。
- 花材を保護する:切り花の花や葉が潰れないように注意しながら、新聞紙で固定するように優しく包みます。その際、茎の下部数cmを新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 水揚げ:バケツの中に切り花が半分以上浸かる様にして、数時間程度放置して水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
浅水法
浅水法とは、花瓶などの花器に入れる水の量を少なくして、浅い水で花を生ける方法です。一般的に、茎が柔らかく水に浸かると腐敗しやすい植物において、水に浸かる面積を減らして腐敗リスクを下げるために行われます。
逆さ水法
逆さ水法とは、切り花を逆さに持った状態で、花に水がかからないように気をつけながら、葉の裏に霧吹きで水をかけて吸水させる水揚げ方法です。
逆さ水は、一般的に葉が沢山ついている花材や、葉が大きい花材で行われる事が多い方法になり、葉から水分を効率よく吸収させたり、蒸散を抑制したりする事で、萎れを防ぐ効果が期待できます。
逆さ水のやり方
- 水をかける:切り花の根元を持ちながら、花の部分を下に向けて、葉の裏に向けて、霧吹きまたはシャワーをかけます。その時に、花に水が出来るだけ当たらないようにしましょう
- 新聞紙に包む:切り花を新聞紙の中にくるんで、霧吹きで軽く水をかけて新聞紙を濡らします。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 水揚げ:水を入れたバケツの中に切り花を漬けて、数時間程度放置して休ませます。
- 水を落とす:新聞紙を外して余分な水分を落とします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
アルコール法
アルコール法とは、水切りをした後に、切り口をアルコール(エタノール)の中に浸して、水の吸い上げを促しで同時に抗菌を行い雑菌の発生を抑制する水揚げ方法です。
アルコール法のやり方
- 準備:コップの中に、切り花の切り口をつける程度のエタノールを入れます。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- エタノールに浸す:エタノールの中に切り口を浸して10秒程度待ちます。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
ハッカ油法
ハッカ油法とは、水切りをした後に、切り口をハッカ油に浸して殺菌して雑菌を抑制する水揚げ方法です。
ハッカ油法のやり方
- 準備:コップの中に、切り花の切り口をつける程度のハッカ油を入れます。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- エタノールに浸す:ハッカ油の中に切り口を数秒程度浸します。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
ミョウバン法
ミョウバン法とは、水切りをした後に、切り口にミョウバンを塗り込む水揚げ方法です。ミョウバンを切り口につける事で、灰汁が抜けて水の吸い上げがよくなる効果があり、また殺菌効果があるため微生物の増殖も抑えられます。
ミョウバン法のやり方
- ミョウバンの用意:ミョウバンを必要量だけ準備する。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- ミョウバンを付ける:切り口をミョウバンにつけるか、または塗り込みます。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。