- 原産:中央アメリカ/南アメリカ
- 科:サトイモ(Araceae)
- 属:カラジウム(Caladium)
- 種:バイカラー(Caladium bicolor)
- 同義語:ホルトラナム(Caladium hortulanum)
- 別名:カラジューム/エンジェルウィング(angel wings)/ハートオブジーザス・プラント(Heart of Jesus plant)
- 品種:フレイミングホット(Caladium bicolor ‘Flaming Hot’)
- 開花時期:7月~9月頃※滅多にない
- 花の色:淡緑色・クリーム色・白色
- 葉の色:緑色・暗緑色・赤色・白色
- 香り:
- 生活形:多年草
- 草丈:約30~50cm
- 誕生花:7月5日/9月3日/9月11日
- 花言葉:歓喜/喜び/爽やかさ
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/インドアグリーン/球根植物/日陰植物
- 購入方法:カラジウム(フレイミングホット)を楽天で購入
■カラジウム(フレイミングホット)の特徴
- 学名:Caladium bicolor ‘Flaming Hot’
- 葉の形:矢尻形
- 葉の分類:ファンシーリーフ
- 葉の色:緑色・暗緑色・赤色・白色
- 葉の模様:基本色(緑色)・脈斑(緑色・黒色)・脈間斑(赤色・桃色・白色)
- 草丈:約30~50cm
- 色彩効果:葉の色は葉の成熟度や環境での差異が大きいですが、葉の中央部の大部分が赤色または桃色か白色で、葉脈が黒色(暗緑色)をしています。そのため、若い果実または熟した果実のような色合いをしており、トロピカルな雰囲気を演出するのに役立ちます。
■カラジウム・バイカラーとは!?


カラジウム・バイカラー(学名: Caladium bicolor)は、別名で「カラジューム」「エンジェルウィング(angel wings)」「ハートオブジーザス・プラント(Heart of Jesus plant)」とも呼ばれるサトイモ科カラジウム属に分類される多年草の種です。
カラジウム・バイカラーの原産地は熱帯・亜熱帯の中央アメリカと南アメリカで、自生地は林床や河畔林などにあります。
■カラジウム・バイカラーの語源(由来)

- Caladiumの語源:マレー語の「Keladi」に由来し、これはサトイモ科のタロイモ類の塊茎をさしています。
- bicolorの語源:ラテン語で「2回」を意味する「bis」と、ラテン語で「色」を意味する「color」の二語で構成されており、本種の葉の色が複色であることに由来しています。
■カラジウム・バイカラーの特徴(魅力)

- 形態:草丈は約30~75cm、生育型は【叢生型】で、地中の塊茎から芽を出し短縮茎を形成し葉をつけます。葉序は束生し、葉柄は長さ約30~60cm、直立後に途中で湾曲して外側へと広がり、葉身は長さ約15~40cm、概形は心形・矢尻形、色は緑色・赤色・桃色・紫色・ 白色などがあり、基本的に複色で【星斑・散斑・脈斑・中斑・脈間斑】などの斑が見られます。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が直立して包みます。
- ライフサイクル:生活形は多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、新芽と葉を展開します。
- 夏:高温期も生育旺盛に成長し、新しい葉が次々と展開しながら、野生下では開花も見られます。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると生育がやや鈍り、日本では冬前に地上部が枯れます。
- 冬:休眠期のこの時期は塊茎の状態で土中で過ごします。
- 優美な葉姿:本種の葉は、土中の塊茎(短縮茎)から葉柄を長く伸ばして、地表を覆うように広がります。またこの葉は長さ40cmに達することもあり、非常に巨大なため強い存在感で見応えがあり、葉の質感は紙質で葉縁部が波打つため、揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
- かわいいハート型:葉の形は基本的にハート型をしています。そのため、乙女心をくすぐるようなロマンチックなお部屋や、メルヘンチックなかわいいお部屋のインテリアとしておすすめの観葉植物です。
- カラーリーフ:本種の葉は観葉植物の中でも一際多彩で、その色は緑色・赤色・桃色・紫色・白色などがあり、様々な斑入り(星斑・散斑・脈斑・中斑・脈間斑)が見られます。そのため、お部屋の雰囲気に合わせて、かわいいお部屋には桃色の品種を選んだり、清潔感のある上品なお部屋には白色の品種を選んだりすると良いでしょう。
- 寄せ植え:本種の生育型は「ロゼット型」で、地際から葉が広がるため、寄せ植えの中でボリューム感を出すことができます。この葉は非常に巨大で、色が鮮やかなため、寄せ植えの中で主役として働かせることが可能です。組み合わせる他の植物は、生育型の異なる匍匐型のダイコンドラやツル型のヘデラを選んでみたり、また熱帯植物を選んでみたりすると素敵な寄せ植えが作成できるでしょう。
- シェードガーデン:本種は耐陰性があるため、明るい日陰での栽培が可能です。ただし、熱帯・亜熱帯以外での屋外での年間を通じた栽培は難しいため、冬は球根(塊茎)を掘り起こして屋内で管理するなどの対策が必要です。
- インドアグリーン:本種は高い耐陰性があり、インドアグリーンとして栽培することも可能です。本種を栽培するのに必要な光量の目安は5000~20000Luxまたは92.25~370μmol/m2・sで、生存ラインは2000Luxです。そのため、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培しましょう。
■カラジウム・バイカラーの生活形と形態

●生活形・茎の形態
- 生活形:多年草
- 生活場所:地生植物
- ラウンケルの生活形:地中植物
- 草丈:約30~75cm
- 生育型:地中の塊茎から芽を出し短縮茎を形成し葉を束生させる【叢生型】です。
- 茎の種類:短縮した茎が肥大化して球状または塊状になる【塊茎】を形成します。これは球茎のように薄皮で包まれておらず、塊根と比較し芽を発生させるもので、本種の塊茎はシクラメンなどと違い更新があります。
- 茎の色:クリーム色・暗褐色・薄褐色
●葉の形態
- 葉の位置:根生葉
- 葉序:束生(ロゼット)
- 低出葉:葉柄の基部に位置し、芽(葉芽・花芽)を保護しています。
- 葉鞘:葉柄の基部にあり、茎を包むように付着して成長点を保護しています。
- 葉柄:向きは直立し途中で湾曲しながら外側に広がります。長さは約30~60cm、色は緑色・淡緑色・赤褐色です。
- 葉身の長さ:約15~40cm
- 葉身の幅:約10~25cm
- 葉身の概形:心形・矢尻形
- 葉先:: 鋭尖形・鋭形
- 葉の基部:心形・矢尻形※基部の裂片が合着しないものと僅かに合着して楯着するものがあります。
- 葉縁:全縁・波状
- 葉脈:羽状脈※側脈は外周で繋がります。
- 葉の質感:紙質
- 葉の毛:無毛
- 葉の色:緑色・赤色・桃色・紫色・白色
- 備考:基本的に複色で【星斑・散斑・脈斑・中斑・脈間斑】などの制御された様々な斑が見られます。
●花の形態
- 花序:肉穂花序
- 肉穂花序の概要:花序軸は太く多肉質で、花序軸に多数の花被のない花をつけます。最下部に雌花が集まり、中央付近に不稔性の花、上部に雄花が集まります。
- 肉穂花序の形状:細長い円柱形で、直立します。
- 肉穂花序の色:クリーム色・白色
- 仏炎苞:花序の基部に位置し、直立します。
- 苞の形:概形は楕円形・広楕円形で、縁部分が内側に湾曲して舟形状で、上部と下部の間に明瞭なくびれがあり、向きは肉穂花序を包むように直立します。
- 苞の質感:蝋質の光沢があります。
- 苞の色:淡緑色・クリーム色・白色※稀に赤紫色を帯びます。
●果実・種子の形態
- 果実の分類:複数の花が集まってついており、花の雌蕊が漿果になり、複数の漿果が癒着してひとまとまりになる事で、ひとつの果実のように見られる【漿果型多花果】です。個々の漿果は、果皮が柔らかく多肉多汁です。
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■カラジウム・バイカラーの不調の原因
| 原因 | 葉の変色 | 葉先の枯れ | 落葉 |
|---|---|---|---|
| 強光 | 〇 | ||
| 光不足 | 〇 | ||
| 水不足 | 〇 | 〇 | |
| 過湿 | 〇 | 〇 | |
| 湿度不足 | 〇 | ||
| 低温 | 〇 | 〇 | |
| 欠乏症 | 〇 | ||
| 肥焼け | 〇 | 〇 | |
| 老化 | 〇 | 〇 | |
| 休眠 | 〇 | 〇 |
■カラジウム・バイカラーの園芸品種を紹介
- アルーレ
- オータムチャーム
- カルーセル
- キャンディランド
- サンシャイン
- サンセットピンク
- スカーレットフレーム
- スプラッシュ オブ ワイン
- スノードリフト
- ティグレス
- ニューウェーブ
- ハートトゥハート・シリーズ
- パルマータ
- ピンククラウド
- ピンクシンフォニー
- ピンクビューティ
- ブラックナイト
- フラッシュ
- フラミンゴ
- プリンセスムーン
- フレイミングホット
- ボトルロケット
- ボムシェル
- ホワイトクィーン
- ホワイトクリスマス
- ホワイトダイヤモンド
- ホワイトデライト
- マウントレダン
- マッチャ
- ムーンライト
- モニュメント
- ラズベリー ムーン
●アルーレ
学名:Caladium bicolor ‘Allure’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・白色
葉の模様:基本色(白色)・脈斑(緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉はほぼ白色をしています。この色は、ウェディングに使われたり神様の色として使われたりしており、純粋無垢さや神聖さを感じさせる色です。そのため、清潔感があり明るさを感じさせるエントランスガーデン、洗練された気品を感じさせるエレガントなお庭などによく合います。
●オータムチャーム
学名:Caladium bicolor ‘Autumn Charm’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・茶色・黒色
葉の模様:基本色(茶色)・覆輪(緑色)・脈斑(黒色)
草丈:約40~60cm
色彩効果:葉の色はほぼ茶色をしています。この色は、高級車のような格調の高さを感じさせるため、ラグジュアリーなお部屋、格調高い雰囲気の部屋によく調和します。
●カルーセル
学名:Caladium bicolor ‘Carousel’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・白色・赤色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(白色)・脈斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:緑色・赤色・白色の構成はまるでクリスマスを想像させる華やかな配色をしています。そのため、明るくカラフルなお部屋のインテリアにピッタリな品種です。
●キャンディランド
学名:Caladium bicolor ‘Candyland’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・白色・レッドピンク色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(白色)・斑点(レッドピンク)
草丈:約20~40cm
色彩効果:緑色・赤色・白色の構成はまるでクリスマスを想像させる華やかな配色をしています。そのため、明るくカラフルなお部屋のインテリアにピッタリな品種です。
優美な葉姿:葉縁部が緩やかに大きく波打つため、ダンスで揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
●サンシャイン
学名:Caladium bicolor ‘Sunshine’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:黄緑色(黄色)・赤橙色
葉の模様:基本色(黄緑色・黄色)・脈間斑(赤橙色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:若葉はほぼ黄緑色をしていますが、成熟するにつれて葉脈間を中心にほぼ赤橙色に変化します。そのため、一株の中で複数の色の葉が混在するのことがあり、カラフルな色彩が楽しめます。
●サンセットピンク
学名:Caladium bicolor ‘Sunset Pink’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・赤桃色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(赤桃色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:緑色と赤桃色の組み合わせはクリスマスやエキゾチックな国をイメージさせる配色です。そのため、明るくカラフルなお部屋のインテリアにピッタリな品種です。
●スカーレットフレーム

学名:Caladium bicolor ‘Scarlet Flame’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・赤色・白色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(赤色)・脈間斑(白色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色は緑色を基調として、葉の中心から外側にかけて、白色の脈間斑を覆い隠すように大きな中斑が入ります。この配色は、クリスマスを想像させる華やかな配色をしているため、明るくカラフルなお部屋のインテリアにピッタリな品種です。
●スプラッシュ オブ ワイン

学名:Caladium bicolor ‘Splash Of Wine’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:白色・緑色・桃色・赤色
葉の模様:基本色(白色)・脈斑(緑色)・ボカシ(桃色)・散斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:色彩は葉の成熟度や環境差での差異が大きく、ほぼ白色または桃色をしており、赤色の星斑と緑色の脈斑の模様がはいります。そのため、清潔感や可愛らしさを感じさせるインテリアにピッタリな品種です。
優美な葉姿:葉縁部が緩やかに大きく波打つため、ダンスで揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
●スノードリフト

学名:Caladium bicolor ‘Snow Drift’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:白色・緑色
葉の模様:基本色(白色)・脈斑(緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:白色を基調に、緑色の脈斑が入ります。この配色は、凛とした「静寂」と「品格」を漂わせ、また白色の部分に光が反射することで明るさが強調されます。
●ティグレス
学名:Caladium bicolor ‘Tigress’
葉の形:卵形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:黄緑色・黄色・赤色・赤橙色
葉の模様:基本色(黄緑色・黄色)・脈斑(赤色・赤橙色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:若葉は黄緑色を基調に赤色の脈斑が入りますが、成熟するにつれて赤色(赤橙色)の脈斑が広がります。
●ニューウェーブ
学名:Caladium bicolor ‘New Wave’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:赤橙色・黄色(黄緑色)
葉の模様:基本色(赤橙色)・脈斑(黄色・黄緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:赤橙色と黄色の組み合わせは、太陽や柑橘系の果実の色を想像させます。そのため、開放感のある南国をイメージさせるお部屋や、カラフルでポップな雰囲気のお部屋のインテリアなどにおすすめです。
●ハートトゥハート・シリーズ
![]() 園芸ネット プラス 品種名:ボトルロケット 葉の形:矢尻形 葉の分類:ファンシーリーフ 葉色:緑色・白色・桃色・赤色 葉の模様:中斑(白色)・ボカシ(桃色)・脈斑(赤色) | ![]() 園芸ネット プラス 品種名:スノーフルーリー 葉の形:心形 葉の分類:ファンシーリーフ 葉色:緑色・白色 葉の模様:散斑(白色) |
![]() 園芸ネット プラス 品種名:エクスプロージョン 葉の形:矢尻形 葉の分類:ストラップ 葉色:緑色・白色・赤色 葉の模様:中斑(白色)・ボカシ(赤桃色)・脈斑(赤色) | ![]() 園芸ネット プラス 品種名:スカーレットフレイム 葉の形:緑色・赤色・白色 葉の分類:ストラップ 葉色:中斑(赤色)・脈間斑(白色) 葉の模様:中斑(赤色)・脈間斑(白色) |
学名:Caladium bicolor ‘Heart To Heart’
葉の形:心形・矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ・ストラップ
葉の色:緑色・赤色・桃色・白色
草丈:約30~50cm
●パルマータ
学名:Caladium bicolor cv.
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:赤色・緑色・白色
葉の模様:基本色(赤色)・覆輪(緑色)・散斑(白色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色はほぼ赤色をしているため、高級な「赤ワイン」や「絨毯」の色を想像させたり、また心理的には「情熱」を抱かせます。そのため、高級感を感じさせるラグジュアリーなお部屋や、情熱的な愛を彷彿させるロマンチックなお部屋などを演出するのに役立ちます。
●ピンククラウド

学名:Caladium bicolor ‘Pink Cloud’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:黄緑色・白色・桃色
葉の模様:基本色(黄緑色)・脈斑(白色)・中斑(白色・桃色)・散斑(白色・桃色)
草丈:約30~50cm
備考:色彩は葉の成熟度や環境差での差異が大きく、黄緑色・白色・桃色の斑の入り方や面積が変化します。
優美な葉姿:葉縁部が緩やかに大きく波打つため、ダンスで揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
●ピンクシンフォニー

学名:Caladium bicolor ‘Pink Symphony’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・桃色・白色
葉の模様:基本色(桃色)・脈斑(緑色・白色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色は、ほぼ桃色をしています。この色は甘い果物の桃を想像させたり、女性らしい優しさを感じさせる色です。そのため、恋心を抱かせるようなロマンチックなお部屋や、絵本を切り取ったようなメルヘンチックな世界観のお部屋を演出するのにおすすめです。
優美な葉姿:葉縁部が緩やかに大きく波打つため、ダンスで揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
●ピンクビューティ
学名:Caladium bicolor ‘Pink Beauty’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・桃色・赤色
葉の模様:基本色(緑色)・散斑(桃色)・脈斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:色彩は葉の成熟度や環境差での差異が大きく、桃色の斑の入り方や面積が変化します。
●ブラックナイト
学名:Caladium bicolor ‘Black Knight’
葉の形:心形・卵形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:赤黒色・赤紫色・黒色
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色が黒色にもなる珍しい品種で、色は葉の成熟度や環境差での差異が大きく、斑の入り方や面積が変化します。
●フラッシュ
学名:Caladium bicolor ‘Flash’
葉の形:心形・卵形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:黄緑色(黄色)・赤橙色
葉の模様:基本色(黄緑色・黄色)・ボカシ(赤橙色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:若葉はほぼ黄緑色(黄色)をしていますが、成熟するにつれて中心から外側に向かい赤橙色にボカシ模様が広がります。この配色は、太陽や柑橘系の果実の色を想像させます。そのため、開放感のある南国をイメージさせるお部屋や、カラフルでポップな雰囲気のお部屋のインテリアなどにおすすめです。
●フラミンゴ
学名:Caladium bicolor ‘Flamingo’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・赤桃色・赤色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(赤桃色)・脈斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:緑色・赤桃色・赤色は、南国の果物のスイカを想像させます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとトロピカルな雰囲気を演出できます。
●プリンセスムーン
学名:Caladium bicolor ‘Princess Moon’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・赤色・茶色・白色
葉の模様:脈斑・中斑
草丈:約30~50cm
●フレイミングホット
学名:Caladium bicolor ‘Flaming Hot’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・暗緑色・赤色・白色
葉の模様:基本色(緑色)・脈斑(緑色・黒色)・脈間斑(赤色・桃色・白色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色は葉の成熟度や環境での差異が大きいですが、葉の中央部の大部分が赤色または桃色か白色で、葉脈が黒色(暗緑色)をしています。そのため、若い果実または熟した果実のような色合いをしており、トロピカルな雰囲気を演出するのに役立ちます。
●ボトルロケット

学名:Caladium bicolor ‘Bottle Rocket’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・赤色・桃色
葉の模様:基本色(緑色)・脈斑(赤色)・散斑(桃色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の中に血管のような赤色の脈斑の模様が入るため生き物を見てるような独特な色合いをしており、赤色と桃色の組み合わせが可愛らしさを感じさせる品種です。
●ボムシェル
学名:Caladium bicolor ‘Bombshell’
葉の形:心形・卵形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・赤色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:緑色と赤色は、南国の果物のスイカを想像させます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとトロピカルな雰囲気を演出できます。
●ホワイトクィーン

学名:Caladium bicolor ‘White Queen’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・白色・赤色
葉の模様:基本色(白色)・内側の脈斑(赤色)・外側の脈斑(緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:基本色の白色が明るさと清潔感を演出し、2次色の赤色と緑色が強いコントラストと華やかさを演出します。そのため、上品さの中に豪華な雰囲気も感じさせるインテリアとしておすすめです。
●ホワイトクリスマス

学名:Caladium bicolor ‘White Christmas’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・白色
葉の模様:基本色(白色)・脈斑(緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:基本色の白色が明るさと清潔感を演出し、お部屋に飾るとエレガントな雰囲気を醸し出します。
●ホワイトダイヤモンド
学名:Caladium bicolor ‘White Diamond’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・白色
葉の模様:基本色(緑色)・脈斑(白色)・散斑(白色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:緑色と白色の複色が、降り注ぐ木漏れ日を見ているようで、心身を深くリラックスさせる効果がある品種です。
●ホワイトデライト
学名:Caladium bicolor ‘White Delight’
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:緑色・白色・赤色
葉の模様:基本色(緑色)・中斑(白色)・アイ模様(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色はほぼ白色をしているため明るさと清潔感が最も感じられ、また緑色の爽やかさと赤色の華やかさも感じさせる品種です。
●マウントレダン
学名:Caladium bicolor cv.
葉の形:心形
葉の分類:ストラップ
葉の色:黄緑色・白色・赤色
葉の模様:基本色(黄緑色)・ボカシ(白色)・星斑(赤色)
草丈:約30~50cm
●マッチャ
学名:Caladium bicolor ‘Matcha’
葉の形:心形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:緑色・黄緑色・赤色
葉の模様:基本色(黄緑色)・星斑(赤色・緑色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:黄緑色を基調として、緑色や赤色の星斑の模様が入り、モザイクのような独特な模様を作り出します。そのため、まるで絵画を見てるような楽しさを感じさせる品種です。
●ムーンライト

学名:Caladium bicolor ‘Moonlight’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:白色・緑色
葉の模様:基本色(白色)・脈斑(緑色)
草丈:約30~50cm
備考:葉の色は中央部を中心にほぼ白色を呈し明るさと清潔感を感じさせるため、気品のあるエレガントなお部屋などによく合う品種です。
●モニュメント
学名:Caladium bicolor ‘Monument’
葉の形:心形・矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ・ストラップ
葉の色:緑色・白色・桃色
葉の模様:基本色(緑色)・脈間斑(白色・桃色)
草丈:約30~50cm
備考:緑色を基調として、白色や桃色の脈間斑の模様が入り、コマ割りのような独特な模様を作り出します。そのため、まるで絵画を見てるような楽しさを感じさせる品種です。
●ラズベリー ムーン

学名:Caladium bicolor ‘Raspberry Moon’
葉の形:矢尻形
葉の分類:ファンシーリーフ
葉の色:黄緑色・赤色
葉の模様:基本色(黄緑色)・脈間斑(赤色)・中斑(赤色)
草丈:約30~50cm
色彩効果:葉の色は葉の成熟度や環境での差異が大きいですが、葉の中央の脈間を中心に赤色の斑が入ります。黄緑色と赤色は、スイカの断面のような色合いをしているため、南国のトロピカルな雰囲気を感じさせる品種です。
優美な葉姿:葉縁部が緩やかに大きく波打つため、ダンスで揺れるドレスのような優美な姿を見せます。そのため、インテリアとしてお部屋に飾るとエレガントな雰囲気やラグジュアリーな雰囲気を演出出来るでしょう。
■カラジウム属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■カラジウム・バイカラーの育て方
花壇の土づくり

●バイオームと植生
- 主なバイオームと植生:
- 熱帯雨林(Tropical forests): 一年を通して温暖で、雨季と乾季の区別がなく降水量の多い地域に見られるバイオームです。生命の宝庫と呼ばれるほどに、生物の多様性が高く、数十mに達するほどの高木が多数密生しています。生物の多様性がある一方で、高温による分解の早さや、降水量の多さから、腐植層は浅く肥沃さがほぼない土壌となります。
- モンスーン林(monsoon forest):熱帯の中で長い雨季と明瞭な乾季(数ヶ月)がある森林のバイオームです。熱帯雨林と違い、乾季があるため落葉する樹木が見られ、一時的に林内が開け明るくなる時期があります。またサバンナと違い樹木が生い茂り森林を形成します。
- 河畔林(Riparian Forest):河川や湖沼などの水域に沿って帯状に分布する陸域で、移行帯(エコトーン)としての特性をもつ森林です。水面からの蒸発や植物の蒸散で、周囲の陸域より遥かに湿度が高く独自の【微気象】を形成し、高温・乾燥を抑制しています。そのため、湿潤を好む植生が多く見られます。
- 原産地:熱帯・亜熱帯の中央アメリカと南アメリカです。
- 自生地:林床や河畔林などにあります。
- 気候:主に熱帯雨林気候・モンスーン気候に属します。
- 日照:半日陰・明るい日陰
- 土壌:アクリソル(Acrisol)・フェラルソル(Ferralsols)・フルヴィソル(fluvisol)など
- アクリソル:下層に粘土の集積層があり、塩基飽和度が低く、強い酸性の土壌です。土壌は粘土層の影響で排水性が悪く、保水性は比較的高い傾向にあります。塩基飽和度が低く養分が乏しいため、肥沃度は低い傾向があります。
- フェラルソル:高温多雨の気候下での長年の風化と溶脱作用によって酸化鉄やアルミニウムが集積し土の色が赤褐色をしています。土壌は酸化鉄の結合により砂礫構造を作るため、通気性・透水性は高めで、保水性は低い傾向にあります。有機物の分解が早く腐植層が浅いため保肥力が極めて弱く、肥沃度はほぼありません。
- フルヴィソル:沖積堆積物を由来とするフルビック物質(Fluvic material)をもつ土壌と定義されています。土性は様々ですが、肥沃度が高いことが多いです。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
●日照条件
カラジウム・バイカラーは【半日陰(西日無し)・明るい日陰】の範囲で育てることができます。西日は、光飽和点を超えて植物に強いストレスを与えます。さらに夏場は高温ストレスと重なり複合ストレスとなるため、葉焼けを引き起こしたり、株を弱らせて生育不良を引き起こしたりして、最悪の場合は枯れる原因をつくります。そのため、適した生育環境で栽培することが大切です。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が6時間以上当たる場所です。主として全方位に遮蔽物がない、または遮蔽物を背にして開けた空が南向き・西向き(午後から日向)にある場所です。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所ですが、西日の当たる半日陰は夏場の強光と地温の上昇が日向と変わらないため、一般的に午前中に日が当たる場所が半日陰と考えます。主として遮蔽物を背にして開けた空が東向きにある場所、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が2時間程度当たる場所、または間接光だけが当たる比較的明るい場所です。主として、遮蔽物を背にして開けた空が北向きにある場所、または樹木から木漏れ日が当たる場所や周囲が開けているが太陽が当たらない場所などになります。
- 暗い日陰:直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。主に高い建物に囲まれているような、深い森の中にいるような場所になります。
●土壌の土質
- 概要:自生地は熱帯・亜熱帯の林床や河畔林などです。熱帯・亜熱帯の土壌は痩せていますが、循環が早く栄養の供給が十分にあり、また河畔林は肥沃です。この地域の代表的な土壌(WRB)はアクリソル(Acrisol)・フェラルソル(Ferralsols)・フルヴィソル(fluvisol)等です。【注意点】栽培時は自然環境のように持続的な栄養供給が出来ません。そのため、基本的には肥沃な土壌を作成した方が良いでしょう。
- 土質:基本的に通気性と排水性が高めの土壌を好みます。ただし、一定の湿潤環境を好むため、直ぐに乾くような土壌、過湿が続くような土壌も避けた方が良いです。日照条件・周囲の水捌け具合などを考慮して、土質は水捌けのよい【砂壌土・壌土】に調節すると良いでしょう。
- 肥沃さ:有機物をしっかりと含む肥沃な土壌を好みます。腐葉土などの有機物を入れることで、土壌の団粒化が促されて物理性(通気性・排水性・保水性)が向上したり、陽イオン交換容量が高くなり保肥力が向上したり、植物が必要とする栄養分を含有するため成長を補助したりする効果が期待出来ます。そのため、土壌の状態にもよりますが土壌診断を通じて肥沃さが足りないと感じたら【腐葉土・完熟牛糞堆肥】などを2~3割程度を目安に混ぜこみましょう。
- pH:pHは5.5~6.5の弱酸性を好みます。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
- 元肥:本種は栄養がしっかり含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を混和しておきましょう。
- 植え付け:球根(塊茎)のサイズに合わせて深さ3~7cmの穴に植え付けます。
土壌診断と改善の行い方(参考)

- 排水性の診断:診断したい場所に深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘ります。一度穴を水で満たし、完全に排水されるまで待ちます。再度、穴の中を水で完全に満たし、一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になり、それ以下またはそれ以上である場合は排水が不良、または排水が過剰すぎる可能性があります。
- 排水性の改善:環境に合う植物を栽培するか、レイズドベッド(背の高い花壇)やロックガーデンを作るか、縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる方法などがあります。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を垂直に押し込み、ほとんど抵抗なく入る深さが20~30cm(樹木50cm)前後あれば、一般的な園芸植物が根を張るのに十分な作土層があります。それ以下であれば通常改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って必要な深さまで掘り起こして土を解します。また石や異物がある場合は【土ふるい】等を使用して取り除きましょう。
- 土性の診断:土壌の通気性・排水性・保水性・保肥力を知るために、土壌の土性を【砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土】に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。診断法は適度に湿らせた土を触った時の感触と、こねた時の様子から判断します。
- 砂土:排水性と通気性が非常に高く乾燥しやすい土壌です。土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触があり、手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れます。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く比較的乾燥しやすい土壌です。土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触があり、手のひらや指で捏ねると、緩く土を固めることが出来ますが、簡単に土塊は崩れます。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高い土壌です。土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触があり、手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来ます。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しいです。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい土壌です。土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じます。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが可能で、緩く曲げることも可能です。
- 埴土:保水性・保肥力が非常に高い乾燥しにくい土壌です。土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触のみがあり、手のひらや指で捏ねて伸ばすと、コヨリ程度の太さまで伸ばすことが可能で、輪っかに曲げても殆ど切れません。
- 土性の改善:土性の診断をしたら、栽培する園芸植物に合わせて土性を改善します。
- 通気性・排水性の改善:植物の自生地の環境に適した通気性・排水性を向上させる園芸用土(硬質赤玉土・硬質鹿沼土・パーライト・日向土・川砂・軽石・ゼオライト・腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・くん炭・木炭・籾殻)を土壌の状態に合わせて必要量(1~3割程度またはそれ以上)の土壌改良材を入れて、スコップを使い作土層の部分を混和します。
- 保水性の改善:植物の自生地の環境に適した保水性を向上させる土壌改良用土(赤玉土・バーミキュライト・荒木田土・ゼオライト・腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を土壌の状態に合わせて必要量(1~3割程度またはそれ以上)の土壌改良材を入れて、スコップを使い作土層の部分を混和します。
- pHの診断:土壌のpHを【土壌酸度計・pH試験紙・ペーハー測定器・アースチェック液】などを利用して診断します。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご確認ください。
- pHの改善:pHを診断後に植物の適正なpHに合わせて、土壌改良材を入れてpHの改善をおこないます。
- pHを酸性に改善:酸度未調整のピートモスを使用する場合はpHを約1下げるために、一般的に1㎡あたり約10L~15L(乾燥重量で約1〜2kg)を入れて、よく混和します。
- pHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してpHを約1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて、よく混和します。
- 肥沃度の診断:肥沃度は【土壌の色・触感・香り・団粒構造の有無】によりある程度診断できます。土壌の色は黒色や茶色の場合は腐植が多く肥沃度が高い傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃度が低い傾向があります。また触るとふわふわとした質感がありますが、肥沃でない土壌は粘土質で乾いているとガチガチに硬かったり、砂質でザラザラとして握っても固まらない質感があります。また土粒を観察すると小さな団子のように団粒構造を形成している場合は土粒を観察すると粘土や腐植がくっつき小さな団子のようになっておりコロコロとしています。
- 肥沃度の改善:診断を元にして、栽培する植物の生育環境に合わせた土壌改良を行います。
- 痩せ地を好む植物:土壌に有機物が多く肥沃な場合は、土壌を取り除き新しい通気性・排水性が高い土壌で栽培するか、鉱物系の通気性の高い園芸資材(硬質赤玉土・硬質鹿沼土・パーライト・日向土・川砂・軽石・ゼオライト)を混和します。
- 肥沃な土壌を好む植物:土壌に有機物が少なく痩せている場合は、土壌に有機質資材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・牛糞堆肥・馬糞堆肥・黒土・くん炭・木炭(竹炭)・籾殻等)を1~3割程度混ぜて混和します。堆肥を入れる量は、通気性を好む植物であれば程々に1割程度、湿潤を好む植物であれば2~3割程度を目安に入れて混和しましょう。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢の培養土づくり

●日照条件
カラジウム・バイカラーは【半日陰(西日無し)・明るい日陰】の範囲で育てることができます。西日は、光飽和点を超えて植物に強いストレスを与えます。さらに夏場は高温ストレスと重なり複合ストレスとなるため、葉焼けを引き起こしたり、株を弱らせて生育不良を引き起こしたりして、最悪の場合は枯れる原因をつくります。そのため、適した生育環境で栽培することが大切です。
インドアグリーンの光環境

- 屋内環境:窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く場所から、太陽光が直接届きませんが太陽の反射光などで十分に明るい場所までで栽培が可能です。窓から離れていて間接光が全く当たらない場所で栽培したい場合は【植物育成ライト】の導入を検討しましょう。
- 生存ライン:2000Lux/37μmol/m2・s
- Lux※1:5000~20000Lux
- PPFD※2:92.25~370μmol/m2・s
- DLI※3:4~16mol·m⁻²·d⁻¹
- 注意点:植物が求める光は基本的には光飽和点を目安にしながら、これを超えない光強度の範囲で、適切な時間を確保して栽培するのが最適(暗い時間も重要)となります。ただ生き残るためであれば光補償点を上回る程度の光の強さでも栽培可能ですが、光が足りないと日照不足で植物の外観が悪くなることもあるため適切な光を知っておくことが大切です。
【日照積算量(DLI)の照射時間の算出】
※1 Lux:人間の目が感じる明るさに基づいて数値化された単位です。照度では人間の目が最も明るいと感じる緑色(555nm)の光を最も高く評価しており、植物が光合成で必要とする赤色光(600~700nm)や青色光(400~500nm)はやや過小評価されています。そのため、照度(Lux)は光の量を測る手法として最も広く用いられていますが、植物の成長に必要な光の質(光合成有効放射)と量を厳密に測る手法としては不十分と言えます。
※2 PPFD:植物の光合成に有効な波長域である【光合成有効放射(PAR):400~700nm】の光の量(密度)を測定した指標です。この単位は【μmol/m2・s】で示されており、この値が大きいほど植物に供給する光の量が多いことを示します。
※3 DLI:植物が1日で受け取る光合成有効放射(PAR)の総量で、これは光合成光量子束密度(PPFD)と時間(照射時間)の累積値です。植物を健康に栽培する上での最も重要な指標になり、これを活用してPPFDの値と照射時間を調整することもできます。
植物育成ライト
室内で十分な光を確保出来ない場合は植物育成ライトの購入を検討しましょう。植物育成ライトでは、PPFDが指標として使われているため、光合成に必要な赤色光(600~700nm)や青色光(400~500nm)といった波長の強さが分かり、植物に必要な光の量を十分に確保・調整することができます。
植物育成ライトを購入する場合はPPFDや色温度などが重要になります。詳しくは観葉植物のページをご覧下さい。
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●培養土
カラジウム・バイカラーの培養土を購入する場合は通常の観葉植物の培養土より排水性が高めのものを購入すると良いでしょう。自作する場合は、pHは弱酸性~中性、通気性・排水性を重視しながら、保水性も保ったバランスの良い配合にしましょう。また屋内で栽培する場合は清潔(無機質・難分解性有機物・CEC適正)で雑菌や害虫の発生しにくい用土を重視し、屋外で栽培する場合は成長を促進させるため肥沃度を向上させる用土(有機物)を重視すると良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 基本の配合:硬質赤玉土(小粒)5割+ピートモス(酸度調整済)4割+ゼオライト1割+元肥適量
- 培養土が長持ちする配合:日向土(細粒・小粒)5割+ベラボン2割+ピートモス2割+軽石1割+元肥適量
- 肥沃な配合(屋外推奨):赤玉土(小粒)5割+ 腐葉土3割+完熟牛糞堆肥1割+ゼオライト1割+元肥適量
- 水捌け重視:ヤシ殻チップ(ベラボン等)9割 +ゼオライト1割
水やりの方法

カラジウム・バイカラーは、自生地が熱帯雨林の林床などにあり、基本的に一定の湿り気がある環境を好みます。ただし停滞水は嫌うため、排水性の高い培養土で栽培する必要があります。
過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因となったり、根の呼吸を妨げて根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、水やりの頻度にも十分な注意が必要です。
●水やりの方法

- 生育期(春・夏・秋):株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表面が乾燥したタイミングで、土中の古い空気(ガス)も全て抜いて空気を入れ替えるイメージで水をたっぷり与えましょう。
- 冬の水やり:地上部が完全に枯れて休眠します。休眠期は水分を必要としないため完全に断水します。この時期に水分が多いと球根(塊茎)の腐敗を引き起こす原因になります。
●湿度
基本的に熱帯雨林に自生している植物で、基本的に約50~80%の高湿度を好む植物です。低湿度の環境では、葉の先端が変色したり、葉が乾燥してパリパリになったり、葉が変形したり、最悪の場合は葉が落ちてしまい、本来の魅力である葉の鑑賞価値を落とす事があります。そのため、一定の湿度を保つ事が大切です。
高湿度を保つ方法
- 霧吹き:霧吹きを利用して葉の表面と裏面に水を吹き掛ける方法です。霧吹きの効果は一時的となりますが、植物の周りの湿度を上げたり、乾燥した葉の水分補給が期待できます。霧吹きを行う頻度は、冬場などの乾燥しやすい季節は多めになりますが、基本的には数日に1回程度を目安に行うとよいでしょう。霧吹きを行う時間帯は、光合成が始まる早朝に行うのがベストです。夕方以降に行うと水滴が植物上に長く残り、真菌性の病気になるリスクを高めるため避けた方がよいでしょう。
- 受皿に水をためる:観葉植物の鉢は基本的に受皿に乗せて管理しますが、その受皿に水をためておきます。ただし、鉢底に水が触れてしまうと、培養土が水を吸い上げて過剰に湿った状態になり植物が根腐れを引き起こす原因になるため、受皿の上に化粧石などを置いて、その上に鉢を乗せて水と鉢底が接触しないようにするとよいでしょう。トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕組みです。
- 加湿器:加湿器は、空気中の湿度を調節する装置です。手軽に広範囲の湿度を維持できることから、たくさんの観葉植物を栽培してる人にとって最も有効な方法となります。
- グルーピング:グルーピングとは、複数のものをひとまとめにすることです。観葉植物をグルーピングする事で、それぞれの植物が放出する蒸散で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くにまとめて置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
肥料の与え方

カラジウム・バイカラーは、栄養の少ない環境で育てることも可能ですが、健康な成長を促進し大きな葉を展開するために十分な肥料(栄養)を与えることがとても大切です。
【注意点】過剰な肥料が肥焼けを引き起こす原因にもなるため、適切な量の肥料を与えてください。窒素は栄養成長を促進し葉を多数展開するのに役立ちますが、葉緑素(クロロフィル)の生成を過剰に促進し、斑が綺麗に出ないこともあるため、肥料の成分比率にも注意が必要です。
●堆肥の与え方
- 堆肥を入れる時期:植え付けや株分けする早春から春に堆肥を入れます。
- 堆肥の入れ方:堆肥の入れ方は地植えと鉢植えで変わります。
- 地植え:植え付けや株分けする時などに土壌改良を行い堆肥を入れて混和します。
- 鉢植え:植え替え時に堆肥がしっかり入った新しい培養土を使う。または古い土を再利用する場合は、日光消毒などをした上で、新しい培養土または腐葉土を2割から3割を混ぜて再利用する。
●肥料の与え方
- 元肥:元肥は植え替え時または植付け時に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリが同程度の割合で入る肥料を選びます。
- 肥料の製品:緩効性肥料・配合肥料がおすすめです。
- 施し方:基本的に全面施肥です。全面施肥とは、植物を植え付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。※全面施肥は肥料が植物の根に触れて肥焼けを引き起こす可能性があるため、肥効が緩やかに出る緩効性肥料などを選ぶと良いでしょう。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を施すことで補います。
- 肥料を与える時期:生育期の春から秋に追肥を施します。冬は休眠するため肥料を止めます。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリが同程度の割合で入る肥料、カリの割合が多い肥料を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定方法

カラジウム・バイカラーは剪定せずに育てることも出来ますが、健康で美しい株を維持するために病気や枯れた葉を剪定することもできます。
⚠️注意点⚠️本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており、特に樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があります。さらに粘膜に付くと激しい痛みを伴います。そのため、誤って樹液に触れないように手袋や長袖で作業すると安心です。
夏越し方法

カラジウム・バイカラーは、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏は強光で葉焼けをしやすいため、西日の当たらない場所で管理し、土壌は乾燥しやすいため定期的に土の観察をして表面が乾燥したら水を与えるようにしましょう。
冬越し方法


Hardiness:9~11
カラジウム・バイカラーは熱帯・亜熱帯の気候の地域に自生しており冬の低温に弱い植物です。本種は基本的に、気温が15度を下回ると成長が停止して地上部が枯れます。熱帯・亜熱帯地域以外では地面下にある塊茎も腐敗し枯死する恐れがあるため、熱帯・亜熱帯気候で栽培していない場合は、塊茎を掘り起こして貯蔵(球根は微湿を保ち完全に乾燥させない)したり、鉢植えのまま屋内管理で冬越しした方が無難でしょう。
●貯蔵の方法
- 掘りあげ時期:霜が降りる前、地上部の葉が枯れたタイミングが最適です。
- 球根の掃除:球根を掘りあげたら、球根についている土を手やブラシで優しく落とします。水洗いも出来ますが、腐敗する原因になるため避けた方が良いでしょう。また球根についている茎や根は雑菌の繁殖場所になり腐敗の原因となることがあるため球根を傷めないよう整理しましょう。球根の腐敗を防ぐために必要に応じて球根の専用の殺菌剤も利用して消毒も行います。
- 球根の保管:通気性が良い容器(植木鉢・箱・袋など)に、適度に湿らせた資材(バーミキュライト・おがくず・ピートモス等)を入れて、その中に球根を入れます。保管場所は湿度が保たれており、理想の温度は15度程度を保てる場所です。
- 球根の管理: 球根の保管中は定期的に球根の状態を確認します。球根が腐敗している場合は、近くの球根に感染しないように取り除くか、移動させて別個に管理します。また乾燥により球根に皺が寄っていることがあります。球根の水分が過度に失われると、その後の生育に悪影響を与えるため、球根を霧吹きで軽く湿らせて、資材の中にもう一度入れてください。
栄養繁殖方法

カラジウム・バイカラーは分球によって増やす事ができます。
●分球の方法
- 分球時期:植え付け時期の早春から春が最適です。
- 塊茎の切断:塊茎は複数の芽を保持しています。塊茎を切断する時は、この芽が塊茎に1~2個残るように、熱やアルコールで消毒したナイフで、塊茎を切断し分球しましょう。
- カルス形成:切断した塊茎は、切り口が腐敗しやすいため、雑菌が入らないように、風通しの良い日陰で数日から一週間ほど乾燥させてカルスを形成させます。
- 植付け:霜が降りる心配がなくなった春頃に、塊茎の植付けを行いましょう。
種まき方法

- 播種時期:4月~6月
- 発芽適温:約20~25度
- 備考:
種まき手順
- 種まきの時期:4月~6月
- 下準備:種は果実(液果)の中にあり、この果肉は発芽を抑制する物質(発芽抑制物質)のため洗浄処理が必要です。ゴム手袋を着用し、種子を取り出して、流水またはぬるま湯で果肉を完全に洗い流して下さい。
- 培養土の準備:直播き・移植栽培※移植栽培はコストや手間が増えますが、苗を病害虫から保護したり、温度・水分の管理が楽になり成功率が高まります。
- 直播き:花壇やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:移植栽培をするため、容器(プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブン等)を準備し、その中に種まき用の培養土を入れます。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き・バラ撒き
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
※鎮圧は土と種の密着度を高め水分の吸収をよくします。














