ユーフォルビアは属の中に約2000種以上があり、多肉や低木、多年草や一年草等があります。一般的に園芸で親しまれる種は丈夫で育てやすく美しい葉と花が魅力的なカラキアス種やアミグロダイデス種、矮性でこんもりドーム状に茂り明るい黄色の苞葉や赤色の葉が楽しめるポリクロマ種、クリスマスシーズンを彩るポインセチア等があります。
ユーフォルビアは一般的に夏の暑さや寒さに強く、丈夫で育てやすいものの種によっては耐寒性が低い種や暑さに弱い種などがあります。
このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
種毎の育て方は写真や育て方をクリックしてご覧下さい。
![]() 開花時期:4月~6月 | ![]() 開花時期:4月~6月 |
![]() 開花時期:4月~6月 | ![]() 開花時期:7月~9月 |
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⑦その他の種や園芸品種 |
原産:ヨーロッパ/コーカサス/トルコ
学名:euphorbia amygdaloides
草丈:約30~60cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:緑色●紫色●黒色●
分類:常緑低木
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(アミグロダイデス種)は地下茎によって地面下を広がりながら、多肉質な茎を直立させ濃い緑色や紫色、黒色の長い葉を螺旋状(互生)につける美しいカラーリーフです。また春に咲く花は非常に豪華で存在感があり、黄緑色の小花(苞葉)を穂状(多出集散花序)に咲かせます。
開花時期は春から初夏、黄色もしくは黄緑色の花(杯状花序)を穂状(多出集散花序)に咲かせます。草姿は直立で地下茎によって広がり高さ約30(60)cm × 幅は約20(45)cmまで成長して、葉色は明るい黄緑色もしくは紫色か黒色で葉形は線形、互生葉序につきます。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)は直立してこんもりと広がる美しいカラーリーフとして利用する事ができ、また高さを出す寄せ植えの素材としておすすめです。葉色は明るいライムグリーンから濃い紫色や黒色等があり、フレッシュで明るいお庭ならライムグリーンの品種を選び、重厚感あるモダンなお庭なら黒色や濃い紫色の葉を選ぶといいでしょう。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)は傷付くと白色の乳液を出します。これは触るとかぶれ、目に入ると失明等を起こす危険がある有毒物質です。取り扱いは手袋やメガネをする等して注意して行いましょう。基本的には暑さや寒さに強く耐乾性があり、お世話を殆ど必要としない育てやすい植物です。
![]() ユーフォルビア(パープレア)の黒みがかった深い紫色の葉と明るい黄緑色の花は補色関係にあり、コントラストが非常に美しくシャープでモダンな雰囲気がある園芸品種です。高さ約50cm × 幅は約30cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ユーフォルビア(ブラックバード)は直立する茎を地面から多数出してこんもり茂り、黒色の美しいカラーリーフが魅力的な園芸品種です。高さ約60cm × 幅は約60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() フロステッドフレーム (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:南ヨーロッパ/トルコ/バルカン半島
学名:euphorbia characias
草丈:約60~120cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:青色●緑色●白色〇
分類:常緑低木
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(カラキアス種)は地下茎によって地面下を広がりながら、多肉質な茎を高く伸ばして青緑色の葉を螺旋状(互生)に付ける低木植物です。また円筒形に咲くクリーム色の花は非常に豪華で存在感があり、お庭のフォーカルポイントになります。
開花時期は春から初夏、黄色もしくは緑色の花(杯状花序)を穂状(多出集散花序)に咲かせます。草姿は直立で地下茎によって広がり高さ約60(120)cm × 幅は約45(60)cmまで成長して、葉色は青緑色もしくはクリーム色の班が入り葉形は線形で互生葉序につきます。
ユーフォルビア(カラキアス種)は背が高く直立する草姿をしており、花壇に植える事で高さを出して高低差のある魅力的な花壇作りが出来ます。また円筒形に咲くクリーム色の豪華な花は、お庭のフォーカルポイントとして働き、花のない時期も青緑色の美しいカラーリーフで明るくトロピカルな雰囲気をお庭に与えるでしょう。
ユーフォルビア(カラキアス種)は傷付くと白色の乳液を出します。これは触るとかぶれ、目に入ると失明等を起こす危険がある有毒物質です。取り扱いは手袋やメガネをする等して注意して行いましょう。基本的には暑さや寒さに強く耐乾性があり、お世話を殆ど必要としない育てやすい植物です。
![]() ユーフォルビア(ドワーフ)は非常に巨大な黄緑色の花を咲かせ、2頭身にも見えるアンバランスな見た目が魅力的な園芸品種です。高さ約75cm × 幅は約75cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ユーフォルビア(ブラックパール)は黄緑色の苞葉の中央に黒色の腺体があり、コントラストの美しい花を咲かせる園芸品種です。高さ約75cm × 幅は約75cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ユーフォルビア(ウルフェニー)の螺旋状(互生)に付く青緑色の長い葉と黄色い豪華な花が、開放的で明るくフレッシュな印象を与える園芸品種です。高さ約60(90)cm × 幅は約45(60)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ユーフォルビア(シルバースワン)は花や葉に白色の班が入り、光が反射して輝いているように見える園芸品種です。高さ約100cm × 幅は約100cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ユーフォルビア(タスマニアンタイガー)の青緑色にクリーム色の班が入る葉は、ふんわりマシュマロの様な柔らかな雰囲気があり心を癒すようなお庭によく合う園芸品種です。高さ約90cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/アジア
学名:euphorbia polychroma
草丈:約30~45cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●
葉色:緑色●黄色●赤色●
分類:常緑低木
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(ポリクロマ種)は直立する茎がドームを形成する様にこんもりと茂り、葉(苞葉)は春になると頂部が黄色く秋になると美しく紅葉します。黄色の花(杯状花序)は春に咲きますが苞葉に対して小さく目立ちません。
開花時期は春から初夏、黄色の花(杯状花序)を苞葉の上に咲かせます。草姿は直立でドーム状にこんもりと茂り高さ約30(45)cm × 幅は約30(45)cmまで成長して、葉色は緑色もしくは黄色か赤色になり葉形は長楕円形で互生葉序につきます。
ユーフォルビア(ポリクロマ種)はこんもり茂る草姿をしており、花壇の縁ぞいに並べると境界線をつくれ、また並べてたくさん植えると花壇に流れが出来て美しい景観になります。また輝く様に美しい黄色の花(苞葉)はお庭と気分を明るくしてくれ、コントラストを意識しながら赤色や青色等の花と合わせるとカラフルでポップなお庭が作れるでしょう。
ユーフォルビア(ポリクロマ種)は傷付くと白色の乳液を出します。これは触るとかぶれ、目に入ると失明等を起こす危険がある有毒物質です。取り扱いは手袋やメガネをする等して注意して行いましょう。基本的には暑さや寒さに強く耐乾性があり、お世話を殆ど必要としない育てやすい植物です。
原産:ヨーロッパ/トルコ/バルカン半島
学名:euphorbia marginata
草丈:約30~90cm
開花時期:7月~9月
花色:白色〇
葉色:緑色●白色〇
分類:一年草
花言葉:「好奇心」「穏やかな生活」「祝福」
特徴:ハツユキソウは学名euphorbia marginata、ユーフォルビア(マルギナタ種)はヨーロッパ及びトルコ、バルカン半島原産の一年草です。直立する茎は上部でよく分枝してこんもりと茂り、葉は楕円形で頂部の葉は花期になると白色の班で縁取られます。
開花時期は夏から秋、白色の花(杯状花序)を苞葉と一緒に咲かせます。草姿は直立で上部で分枝してこんもりと茂り高さ約30(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長して、葉色は緑色で苞葉は白色の覆輪が入り葉形は楕円形で互生葉序につきます。
ハツユキソウは矮性で直立する草姿をしており花壇の境界や寄せ植え素材におすすめの植物です。光が反射して輝いているように見える白色の班が入る葉は、明るくリフレッシュされたような雰囲気があり、気分を明るくさせるようなお庭にピッタリの植物です。
ハツユキソウは傷付くと白色の乳液を出します。これは触るとかぶれ、目に入ると失明等を起こす危険がある有毒物質です。取り扱いは手袋やメガネをする等して注意して行いましょう。基本的には暑さや寒さに強く耐乾性があり、お世話を殆ど必要としない育てやすい植物です。
![]() ハツユキソウ(氷河)は高性で葉が大きく直立する茎は上部でよく分枝し、白色の覆輪の入る苞葉を頂部にフサフサとよくつける園芸品種です。高さ約70cm × 幅は約50cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ハツユキソウは矮性で直立する茎は上部でよく分枝し、白色の覆輪の入る苞葉をフサフサとよくつける園芸品種です。高さ約45cm × 幅は約40cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:中央アメリカ
学名:euphorbia pulcherrima
草丈:約30~60cm
開花時期:冬
花色:赤色〇 桃色〇 白色〇
分類:多年草
花言葉:「聖なる祈り」「聖夜」「祝福」
特徴:ポイセンチアは学名euphorbia pulcherrima、別名「ショウジョウボク」とも呼ばれる多年生植物です。クリスマスシーズンを彩る花として11月~12月頃に出回り、赤色や桃色、白色等に美しく色づく苞葉を室内で鑑賞する目的で育てられます。
開花時期は春から初夏、黄色の花(杯状花序)を苞葉の上に咲かせます。草姿は直立でドーム状にこんもりと茂り高さ約30(300)cm × 幅は約30(210)cmまで成長して、葉色は緑色もしくは桃色や赤色、黄色や橙色、白色があり葉形は卵形で互生葉序につきます。
ポイセンチアは冬の寒さに弱く外で育てる事は難しいため、購入した鉢植えは植え替えを行わずに室内で育てられます。室内では日中窓際に置いてしっかり光合成をしてもらい、夜間は外気から守るため窓際から離して置くのが理想です。
ポイセンチアは傷付くと白色の乳液を出します。これは触るとかぶれ、目に入ると失明等を起こす危険がある有毒物質です。取り扱いは手袋やメガネをする等して注意して行いましょう。
草丈:30~90cm
開花時期:4月~9月
誕生花:11月9日
花言葉:「早くキスして」「逆境に耐える」
特徴:ハナキリンはサボテンの様な鋭い棘をもつ低木の植物で、古くはイエスキリストが磔にあった際に被っていた茨の冠に使われた植物としての伝説をもっています。
開花時期は春から秋、花は小さくあまり目立たず黄色い苞葉の中心にあります。長さ約90cmの多肉質の茎には鋭い棘があり、葉は疎らで時が経つにつれ落ちてしまいます。
基本的に丈夫な植物ですが耐寒性は低く氷点下を下回る環境では枯れてしまいます。冬は室内にいれて育てる事になるでしょう。
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