球根植物とは、地下または地際にある茎または根か葉に養分を蓄えて、球状に肥大する器官(球根)をもっている植物の総称です。球根は一般的に植物の成長するのに適さない寒気や乾期などを休眠して乗り越える為のものであり、休眠後に球根に貯めていた豊富なエネルギーを使い、新たな芽を出して成長を再開します。
球根植物は、球根に栄養を貯蔵しているため、一般的な植物とは違う多くの魅力があります。例えば、球根の栄養で成長するため管理が楽で園芸初心者でも比較的簡単に育てやすい傾向にあります。また球根から伸びる茎や葉はあまり広がらないため省スペースで栽培しやすいメリットがあります。一方で、一部の球根植物は自然分球を繰り返す事で群生を作るため開花期には美しい花姿が楽しめたりします。加えて、アマリリスなどの一部の植物は球根の栄養だけを利用して開花するため、皿に乗せたまま何もせずに花まで鑑賞できる珍しい性質があります。これらは球根植物を栽培するメリットの一部であり、球根植物にはこれ以外にも沢山の魅力があります。
このページでは、球根植物の種類を紹介している他に、球根の分類や、貯蔵方法や、植え付け時期などを紹介しています。また紹介する球根植物の種類は、基本的に属ごとに分類しています。そのため、さらに細かな種や品種に関して知りたい場合は、別途に用意している種類のリンクからご確認下さい。購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■球根の分類
●鱗茎


鱗茎とは、養分を蓄えて肥大した葉が、短縮茎に鱗片状に重なっている球根です。また鱗茎は有皮鱗茎と無皮鱗茎の2種類にさらに細かく分類することができます。有皮鱗茎は球根の外側に薄い外皮があり、無皮鱗茎は球根の外側に外皮がありません。一般的に有皮鱗茎は外皮に保護されているため、無皮鱗茎と比べて乾燥に強い傾向があります。
●球茎

球茎とは、地下または地際にある茎が養分を蓄えて卵形または球状に肥大化していて、外側が薄皮で包まれている球根の一種です。一個の球茎からは複数の芽がでることもあります。
●塊茎

塊茎とは、地下または地際にある茎が養分を蓄えて塊状(球形・不定形)に肥大化した球根の一種です。塊茎と球茎は似ていますが、塊茎は外側に薄皮がありません。一個の塊茎からは複数の芽がでることもあります。
●根茎

根茎とは、一般的に鱗茎・球茎・塊茎のような特殊化が見られない、普通の根のように見える地中にある茎です。多くの場合、根茎は球根として扱われる事はありません。ただし一部の根茎は球根のように肥大化して貯蔵器官になるため、園芸分野で球根として扱われる事もあります。
●塊根

塊根とは、根の部分に養分を蓄えて肥大化した球根の一種です。塊根は茎が肥大化した球根と違い、基本的に単体で繁殖することが出来ないため、繁殖させる際は塊根の先端にある成長点(クラウン)を残して分割するなどの注意が必要です。
■球根の増やし方
球根の増やし方は一般的に「自然分球」「切断」「鱗片ざし」の三種類があります。繁殖させる際に参考にしてみてください。
●自然分球

自然分球とは、自然に球根が分かれる球根です。一般的に、親球の周りに子球を形成したり、親球が消えるかわりに複数の子球を形成したりします。分球は、この成長した子球を分けたり、また必要に応じて剥がしたりして増やします。
●切断

切断による分球とは、一般的に自然に分離しない球根をハサミやナイフを使い分割する方法です。球根を切断する場合は、成長点がどの位置にあるか確認して、必ず成長点を残した状態で切断する事が大切です。何故なら、成長点のない球根は芽を出さないからです。球根の中で切断が必要になるのは、一般的に塊根・塊茎・根茎です。特に、塊根は球根の部分にふつう成長点をもたない事が多いため球根にクラウンを残して分割するなどの慎重な作業が必要になります。
●鱗片ざし

鱗片ざしとは、鱗茎から鱗片を丁寧に根元から剥がし、培養土に鱗片を挿して繁殖させる方法です。主にユリの球根で行われています。
■球根の保管方法

球根の貯蔵とは、球根を土壌の中から掘りあげて、次の植え付け時期まで保管しておく事です。
球根は基本的に植えたまま放ったらかしで育てられる事が多いですが、栽培環境が球根に適さない場合は掘りあげて保管する事が必要です。例えば、球根植物が栽培環境の寒さに耐えられないと冬の間に枯れてしまいますし、過湿に弱い植物は休眠期に球根が腐敗して消失することもあります。また極端な乾燥によって球根が干からびたり、球根が増えすぎて過密になる事で生育不良になる事も考えられます。このような場合は、休眠期に球根を掘りあげて、適切な場所に保管した後、休眠後に植え付けを行う方が良いこともあります。
球根を保管する方法には「乾燥貯蔵」と「湿潤貯蔵」の二種類があります。間違った貯蔵を行うと球根が腐敗したり、乾燥して状態が悪くなったりするので、球根に合わせた正しい貯蔵を行いましょう。
●乾燥貯蔵
乾燥貯蔵とは、球根を乾燥させた状態で保存する方法です。
乾燥貯蔵の方法の例
- 掘りあげ時期:休眠期※一般的に寒気の冬と乾期の夏にある。
- 球根の掃除:球根を出来るだけ傷つけないように土を落とします。必要に応じて、ブラシや流水などを使い綺麗にしましょう。また球根についている茎や根も必要に応じて整理します。
- 乾燥:球根が湿った状態では雑菌が繁殖して腐敗するリスクがあります。そのため、球根を貯蔵する前に、外側を乾燥させて、傷ついている部分にはカルスを形成させましょう。球根を乾燥させる場所は、直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所です。その場所に数日から1週間程度、仮置きして乾燥させます。
- 球根の保管:球根が乾燥したら、球根をネットに入れる等して、通気性をよくした状態で、植え付け時期まで、直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に保管します。
●湿潤貯蔵
湿潤貯蔵とは、球根を完全に乾燥させずに湿潤状態で保存する方法です。
湿潤貯蔵の方法の例
- 掘りあげ時期:休眠期※一般的に寒気の冬と乾期の夏にある。
- 球根の掃除:球根を傷つけないように土を落として、必要に応じて水で洗い流しましょう。休眠期に過度に球根が濡れると腐敗する原因になる事もあるため、水洗い慎重に行い、濡らした場合はしっかり乾燥させて、球根の腐敗を防いで下さい。また球根についている茎や根は雑菌の繁殖場所になり腐敗の原因となる事があるため基本的には整理します。球根の腐敗を防ぐために必要に応じて球根の消毒※1も行いましょう。
- 球根の保管:通気性が良い植木鉢・箱・袋などに、適度に湿らせた資材(バーミキュライト・おがくず・ピートモス等)を入れて、その中に球根を入れます。保管場所は湿度や温度が保たれている冷暗所が最適です。
- 球根の管理: 球根の保管中は定期的に球根の状態を確認します。球根が腐敗している場合は、近くの球根に感染しないように取り除くか、移動させて別個に管理します。また乾燥により球根に皺が寄っていることがあります。その場合は球根を水で軽く湿らせて、資材の中にもう一度入れてください。
※1 球根の消毒:球根はカビ(腐敗)・ウィルス病・ダニ等の被害にあうと腐敗してダメになることがあります。球根の種類により、被害のあいやすさは変化しますが、貯蔵前や植え付け前に、オーソサイド水和剤・ベンレート水和剤・マラソン等の薬剤で消毒または殺虫しておくと安心です。製品に規定された使用法を守り消毒を行いましょう。
■球根の植え付け時期

球根の植え付け時期は一般的に春・夏・秋があり、それぞれの球根は「春植え球根」「夏植え球根」「秋植え球根」の3種類に分類されています。
●春植え球根
春植え球根とは、3月から5月頃に植え付けを行う球根です。この球根は一般的に寒さを苦手にしており、寒冷期を休眠して過ごします。
春植え球根の原産地は、熱帯地方に多くあり、日本の寒さに耐えられない球根も存在します。そのため、冬の寒さを越えられないと判断される球根は、植えっぱなしで栽培するのは難しいでしょう。地上部が枯れ休眠状態になったら球根を掘りあげ保管して、球根の植え付け時期である3月から5月頃に、再度植え付けする必要があります。
●夏植え球根
夏植え球根は(6月)8月から8月頃までに植え付けを行う球根です。
夏植え球根は、秋植え球根と比べて早くから流通する事が多い傾向にあります。夏植え球根と秋植え球根は生育条件がよく似ており、植える時期も被り気味になりますが、夏植え球根は休眠から目覚めるのが早く、開花時期が秋から初冬になります。また夏植え球根は、丈夫な球根が多く植えっぱなしで管理される事が多い傾向にあります。
●秋植え球根
秋植え球根は一般的に9月から11月頃に植え付けを行う球根です。これらの球根は花を咲かせるために、一定期間の低温を必要とするため植え付け時期を守る事が大切です。
秋植え球根は、一般的に自生地では乾期を耐える為に、休眠していますが、日本では真逆の高温多湿環境になるため、過湿で腐敗する事も多いです。そのため、球根が過湿を耐えられないと判断される場合は、休眠したら掘りあげて適切な場所で保管して、球根の植え付け適期である9月か11月頃に、再度植え付けてあげるとよいでしょう。
■球根の植付け深さと間隔
●球根の植付け深さ
球根の植え付け深さは、植え付け場所(花壇・鉢植え)や、球根のサイズで変化します。
球根を十分な深さで植付ける事で、茎や葉が風雨や花の重みなどで倒れにくくなり、球根が育つのに十分なスペースが与えられる事で、親球や子球も肥大しやすくなります。そのため、適切な深さで球根を植えることは大切です。
植え付け方
- 地植え:一般的に、球根の大きさの二倍から三倍程度の深さに植え付けます。
- 鉢植え:一般的に、球根の頭が隠れる程度の深さから、球根の大きさの二倍程度の深さに植え付けます。
●球根の植付け間隔
球根の植え付け間隔は、球根植物の種類や、球根のサイズ、植え付け場所(花壇・鉢植え)で変化します。
球根同士の間隔を十分開けて植付ける事で、植物同士が競合することなく、太陽光をしっかり浴びたり、栄養を確保して球根が大きく肥大しやすくなります。
一方で、球根同士の間隔が開きすぎると、植物同士の間が疎らになって見た目が良くなかったり、風雨にさらされて倒れやすくなる事もあるため、植え付け間隔のバランスも大切になるでしょう。
- 花壇:一般的に球根同士は球根3個分以上離して植え付けられます。
- 鉢植え:一般的に球根同士は球根1個分以上離して植えられる事が多いです。
■球根植物の種類
●あ行
アイリス属(アヤメ属)



学名:Iris
生活形:多年草
開花:4月~6月※一部の品種は10~12月にも二期咲きする
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け:秋植え球根・根茎アイリス花後が多い
球根種類:鱗茎・根茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ドイツアヤメ/ハナショウブ/アヤメなど
用途:カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アイリスの花はサイズが15cmに達して巨大な事もあり、強い存在感で見る人を魅了します。また花の形は原種・品種で違いますが鳥が羽ばたいてるような優雅な見た目をしている所も魅力です。球根植物になり、球根が増える事で群生をつくります。花茎・葉ともに真っ直ぐと上に伸びるため整然としていて、洗練された雰囲気をつくる所も魅力です。
アガパンサス属



学名:Agapanthus
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:青・紫・白
葉色:緑・白
草丈:30~100cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け:春植え球根
球根種類:根茎
球根保存:
主な原種:ムラサキクンシラン/プラエコクス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガパンサスは花が球形に集まり、大きさが約15cmの巨大な花房をつくります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また剣のような概形をした葉にも魅力があり、葉は直立した後に湾曲して広がるため、優雅さを演出したり、また幾つかの品種では葉の色が白色をしてるため明るさと上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめたりします。アガパンサスは球根植物で、球根が増えると群生をつくります。そのため、地被植物として利用する事も可能です。
アネモネ属



学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:塊茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アマリリス属



学名:Amaryllis/Hippeastrum
生活形:多年草
開花:4月~7月※休眠させる事で開花時期を制御できる
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け時期:春植え球根(幾つかの原種は夏植え球根・秋植え球根)
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵(おがくずを入れ完全に乾燥させない)
主な原種:ベラドンナリリー/パピリオ/レティキュラータム 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマリリスは、球根の植付けから6~8週間程度で花が開花します。花は巨大で直径10~20cm程度になり、寸胴な茎の頂部に2~6個の花をつけます。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花は収穫して切り花として楽しむ事ができます。
アリウム属





学名:Allium
生活形:多年草
開花:5月~7月/6月~8月
花色:桃・青・紫・茶・白・銀
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ギガンテウム/クリストフィ/シクラム 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリウムは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、垂直に長く伸びる花茎の先に、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花のサイズは最大30cmになり、基本的に綺麗な球形になります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 花の色は多様なため好みで花色を選べますが、植物の世界では珍しい綺麗な青花や、ラメを塗ったような銀色の花を咲かせるアリウム・クリストフィなどは、アリウムを育てるなら一見する価値があるでしょう。また開花した花は収穫して切り花として楽しむ事もできます。
アルストロメリア属



学名:Alstroemeria
生活形:多年草
開花:4月~7月※一部の品種は5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:塊茎・根茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:ユリズイセン/バーシカラー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルストロメリアの草姿は叢生型、地面下にある根茎または塊茎が成長に伴ってゆっくり広がりながら、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期はふつう4月~7月ですが、一部の品種は四季咲きで5月~11月の範囲で長く開花します。そのため、花を長く楽しみたい人にもおすすめできる植物です。花の形はユリに似ており上品な見た目をしています。また花は茎の頂部に複数集まり咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力です。花の色は色が鮮やかで多彩です。また花の中には独特なスポットが入るため、どこか南国のような雰囲気も感じさせます。そのため、トロピカルな雰囲気のお庭などによく合うでしょう。また開花した花を収穫して切り花としてたのしむ事も可能です。
イヌサフラン属(コルチカム属)

学名:Colchicum
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け時期:夏植え球根
球根種類:球茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:イヌサフラン/スペシオサム 等
用途:球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イヌサフランは葉の展開と花の展開が別の時期にあり、地面から花が生えてきたようなユニークな花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、秋頃に地面から花を咲かせて、春から夏にかけて地面から葉を伸ばして群生をつくります。植物にはコルヒチンと呼ばれる成分が含まれています。コルヒチンは専門家が薬品に利用する事がありますが、非常に強い毒性があり致死性もあるため、子供やペットがいる家庭で育てる場合は特に注意が必要になります。
エレムルス属


学名:Eremurus
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約150~300cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け:秋植え球根
球根種類:塊茎
主な原種:ロブスタス 等
用途:背が高い花/球根植物/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エレムルスは、開花期になると花茎を300cm程度まで垂直に伸ばし、ボトルブラシを想像させるような長さ100cm程度の花穂をつけます。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる豪華さがあります。また花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
オーニソガラム属



学名:Ornithogalum
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:橙・黄・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:オオアマナ/ダビウム
用途:切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オーニソガラムは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくり、美しい花を咲かせます。開花時期は概ね春頃になり、黄色・橙色・黒色・白色の花を咲かせます。
オキザリス属(カタバミ属)



学名:Oxalis
生活形:多年草
開花:10月~4月※オキザリス・グラブラの開花
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・紫・桃・黒
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型
植え付け時期:春植え球根・秋植え球根
球根種類:鱗茎・根茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:トリアングラリス/フヨウカタバミ/グラブラ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキザリスは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オキザリス・トリアングラリスは葉を構成する小葉が三角形で、色が紫色(黒色)をしており、根茎で広がります。そのため、高貴さを感じさせるエレガントな庭の地被植物として利用できます。また、オキザリス・グラブラは冬の期間に株を覆うように高密度に咲く花が魅力的な植物になり、鱗茎が成長に伴い広がるため、地被植物としても利用できます。
オランダカイウ属



学名:Zantedeschia
生活形:多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・茶・白色・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け時期:春植え球根
球根種類:塊茎・根茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:オランダカイウ/モモイロカイウ/シラボシカイウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オランダカイウは別名で「カラー」呼ばれている植物になり、一般的に色紙をロール状に巻いたようなお洒落な花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下に根茎または塊茎があり成長に伴い広がりながら、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。花はサトイモ科でよく見られる肉穂花序になり、肉穂花序を仏炎苞がロール状に囲っています。仏炎苞はその外観からギフトを包む包装紙のような見た目をしており、色が非常に多様です。そのため、高級感を感じさせてラグジュアリーな印象を与えます。また開花した花は、切り花やフラワーアレンジメントなど幅広く活用出来る所も魅力となります。
●か行
カラジューム属



学名:Caladium
生活形:多年草
開花:殆どない
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
草丈:約30~75cm
草姿:叢生型・ロゼット型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:バイカラー/リンデニー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラジュームは、葉のサイズが巨大で強い存在感を感じさせる点や、葉の概形がユニークで”天使の翼”や”象の耳”に例えられる点、葉の色が多彩でカラーリーフとして楽しめる点などが魅力の植物となります。草姿はロゼット型で、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠後の春に沢山の葉を伸ばして叢生をします。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の形状はハート形または矢尻形をしており、可愛らしさとシャープなカッコ良さを兼ね備える見た目をしています。そのため、お洒落でユニークな葉として楽しめます。さらに、カラジュームは葉の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、派手さや華やかさが好きなら赤色や橙色を選んだりできる所も魅力となります。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
カンナ属



学名:Canna
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・白・黒
草丈:約50~300cm
草姿:叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:根茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:ダンドク/グラウカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンナは属の中に約12種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはジャングルの中にいる気分にさせるような巨大な葉と豪華な花を鑑賞する目的で栽培されます。開花期は初夏から中秋頃まであり、長く咲くため花を長く楽しみたい人にも好まれます。花序は総状花序または円錐花序、個々の花は大きく豪華なため、遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。また一枚の葉も約20~70cmと視界を塞ぐほどに巨大なため、株が群生になるとジャングルの中にいるような気分にさせられます。また葉の色が緑の他、黄・赤・橙・紫・白・黒と多彩なためカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
グラジオラス属



学名:Gladiolus
生活形:多年草
開花(春咲き):6月~9月
開花(夏咲き):6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約30~180cm
草姿:叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:アシダンセラ/オポシティフロールス/ダレニー 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グラジオラスは、大きく存在感のある豪華な花が、茎の下から上に向かって高密度に咲き続けて、豪華な花姿を作り出す植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠のあける春に地上から茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り上に向かい花を高密度に咲かせ続けるため花穂は長くなる傾向があります。また個々の花のサイズも約6~14cm以上と巨大で強い存在感があり、さらに花の形は一重咲きから八重咲きまであるため非常に豪華な花姿となります。花の色も豊富なため、ピンクであれば可愛いお庭に、紫色であればエレガントなお庭というように、好みに合わせて品種選びをするとよいでしょう。開花した花はお庭の中で楽しむことも出来ます。草丈が30~180cm程度になるため、花壇の中に高さと立体感を出すことが出来るでしょう。また花は収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
クロッカス属



学名:Crocus
生活形:多年草
開花:春頃
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~15cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:球茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ハナサフラン/トマシニアヌス/サフラン
用途:球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クロッカスは地面から花が直接生えてきたようなユニークな花姿が楽しめる植物です。草姿は叢生型、地面下にある根茎または球茎が成長に伴って少しずつ増えながら広がります。春頃になると、球茎から葉と花を出して、地面の近くで上向きに花を開花させるため、ユニークな花姿が楽しめます。クロッカス属の一種であるサフランの雄蕊は高級な調味料として知られています。そのため、雄蕊を採取する目的で栽培されることもあります。
グロリオサ属



学名:Gloriosa
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:赤・黄・橙・桃
葉色:緑
草丈:約200cm
草姿:ツル型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊茎
球根保存:乾燥貯蔵(乾燥させた後におがくずやバーミキュライトの中に入れる)
主な原種:スペルバ 等
用途:ツル植物/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グロリオサは、炎の揺らめきを想像させるユニークな花の形と、鮮やかな赤色と黄色の複色の花色が特徴の植物です。草姿はツル型になり、他物に巻きひげを絡めさせて自らを支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材を準備して栽培されます。花は下向きに開花して、6枚の花被片が上側に反り返り、弁縁部分が波打ち、色が赤色と黄色の複色となります。その花姿は炎の揺らめきのような独特な外観を呈するため、変わった花やかっこいい花を好きな人に好まれる植物です。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。注意する点は、グロリオサには有毒なアルカロイド(コルヒチン/グロリオシン)が高レベルで含まれている所です。特に、地面下にある球茎が山芋に似ているため、誤飲して死亡する事故も多数報告されています、栽培する際は絶対に摂取しないよう厳重な注意が必要となります。
クワズイモ属(アロカシア属)



学名:Alocasia
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:緑・黄・白
葉色:緑・青緑・黄・黒・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:クワズイモ/シマクワズイモ/インドクワズイモ 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クワズイモは属の中に約91種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に地面から発生する葉が優雅に広がる葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉、多彩な葉色をカラーリーフとして鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型、地面下にある根茎または球茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。葉のサイズは長さ30cm~130cmと巨大ため遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。また幾つかの品種では、葉の色が黄色・白色・黒色などを呈していたり、表面に強い光沢があるため、カラーリーフとして楽しんだりする事もできます。クワズイモは耐陰性が高いため屋外のシェードガーデンで楽しまれたり、またインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事もあります。
ゲッカコウ属


学名:Polianthes
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:チューベローズ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲッカコウは属の中に約23種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にチューベローズが人気で、よく栽培されています。チューベローズ(Polianthes tuberosa)は、夜になるとイランイランノキを思わせる甘く濃厚なエキゾチックな香りを漂わせる事で知られています。草姿は叢生型、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。花は百合の花を思わせるような上品な見た目をしており、蝋質で独特な光沢を持っています。そのため、宝飾品をみてるようなラグジュアリーな印象を感じさせます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
コスモス属



学名:Cosmos
生活形:一年草/多年草
開花(秋咲きコスモス):9月~10月
開花(春咲きコスモス):6月~10月
開花(チョコレートコスモス):5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・赤茶・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊根
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:コスモス/キバナコスモス/チョコレートコスモス 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コスモスは属の中に約35種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コスモス(Cosmos bipinnatus)は、茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズが5~10cmと大きく華やかな見た目をしています。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、コスモスの洗練された美しさとなり、花の魅力をいっそう引き出しています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。また、チョコレートコスモスは多年草タイプのコスモスとなります。チョコレートを思わせる花の色と香りが特徴になり、開花期間が5月~11月と長い点も魅力になります。
●さ行
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、大理石の模様を想像させる美しい葉や、多数の花茎が並び整然と咲く篝火のような花姿が、気品のある雰囲気を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。多数の葉は薔薇の花のように広がるため、葉姿だけでも優雅で美しい外観をしています。その上で、さらに葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。開花期間は秋頃から翌春頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。塊茎からは多数の花茎が伸びて、花弁の反り返ったユニークな花を多数咲かせます。昔の人はその花姿が篝火にも見えたようで、カガリビバナの和名の由来ともなっています。基本的に耐陰性が高いため、シェードガーデンで育てることが出来ます。ただし、一部の種や品種(ガーデンシクラメン等)を除いて耐寒性が低いことから屋外で育てる場合は注意が必要でしょう。シクラメンの多くはインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てられています。その美しい外観から、屋内で栽培するとラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働いてくれるでしょう。
シラー属



学名:Scilla
生活形:多年草
開花:4月~6月(オオツルボ)
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~40cm
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:
主な原種:オオツルボ/シラー・シベリカ/ツルボ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シラー(Scilla)は属の中に約87種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、オオツルボ(Scilla peruviana)は、花が円錐形に集まり、茎の下から順に開花していきます。そのため、外側に開花した花が集まり、内側に蕾が集まる傾向にあります。花の色は紫・青・白の範囲であり、一般的に蕾の方が色が濃い傾向となるため、花房を上から見ると円環状の美しい模様が浮かびます。一方で、シラー・シベリカ(Scilla siberica)は、花の形が鐘形をしていて、俯くように開花します。そのため、可憐な雰囲気があり、また青色(紫色)の花色が気品と落ち着いた雰囲気を空間に添えます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スノードロップ(ガランサス属)

学名:Galanthus
生活形:多年草
開花:2月~3月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約10~25cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:球茎
用途:球根植物
主な原種:マツユキソウ/エルウェシー 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スノードロップは、雪の残る地面からも葉や花茎を伸ばして、水の雫が落ちる瞬間を見てるような可愛らしい花を咲かせる植物です。草姿は叢生型、地面下にある球茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に2月~3月頃にあり、花茎の先に1個の花を下向きに咲かせます。花は花被片が6枚、開花が進むと外側の3枚の白色の花被片は緩く外側に広がり、内側は3枚の花被片は筒を作り緑色の班が入ります。そのため、明るさと爽やかさを感じさせる色彩効果があります。
スノーフレーク属

学名:Leucojum
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:オオマツユキソウ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スノーフレークは、可憐なスズランの花を思わせるような花を、花茎の先に3~8個程度つけて咲かせる植物です。そのため、草姿は叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に3月~5月頃にあり、花茎の先に白色に緑色の斑点の入る3~8個の花を下向きに咲かせます。花の形は、鐘形でやや膨らみのある概形をしており、花被片の6枚は先端があまり開かず、蕾のような見た目を保ちます。そのため、可愛らしさと可憐さを感じさせる花姿となります。
●た行
ダリア属





学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊根
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
チューリップ属



学名:Tulipa
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~70cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:チューリップは、水を注ぐコップを想像させるような可愛らしい花を咲かせるユニークな植物です。草姿は叢生型で、地中にある鱗茎が成長に伴い増えながら群生をつくります。葉の形は楕円形で縁部分がフリル状に波打つ傾向があり、肉厚でぽっちゃりとした雰囲気を与え、茎を抱くようについています。そのため、チューリップの葉は可愛らしさを感じさせます。開花は春頃、花序は単頂花序、つまり茎の先端に一個だけ花を咲かせます。花は品種改良が進んでいて、一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲き・パーロット咲きなどの様々な花形があり、また花の色も多様です。そのため、好みに合わせて品種を選ぶ事ができます。チューリップの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
ツルバギア属



学名:Tulbaghia
生活形:多年草
開花:5月~10月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊茎
球根保存:
主な原種:ルリフタモジ/シムレリ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルバギア属は約28種を含む属であり、一般的に可憐に咲く花やその香りを楽しむ目的で栽培される植物です。代表的な種にはルリフタモジやツルバギア・シムレリ等があります。例えば、ルリフタモジは夜になると花から甘く繊細な香りを漂わせることで知られる植物になります。草姿は叢生型、地面下にある根茎で広がりながら球根が成長に伴って少しずつ増殖して、株を増やし群生をつくります。地面から伸びる葉、垂直または放射状に広がるため、優雅な葉姿が楽しめます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。開花は5月~10月で四季咲き性があるため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花冠は筒部が長い高盆形花冠になり、茎頂に複数の紫花が集まり咲きます。そのため、周囲の空間に上品な雰囲気を添えます。また花には甘く繊細な香りがあり、植物を触った場合はニンニクを思わせる匂いが漂います。そのため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。ツルバギア属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
●な行
ネリネ属



学名:Nerine
生活形:多年草
開花:10月~12月
花色:赤・桃・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
球根種類:鱗茎
球根保存:
主な原種:ボウデニー/サルニエンシス 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネリネ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に上品さを感じさせる花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。草姿はロゼット型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる細長い葉と、垂直に伸びる花茎が整然とした外観をつくります。花は細長い6個の花被片が外側にカールしながら漏斗状に広がるため、優雅な見た目をしており、さらに花が散形花序に複数集まり咲くため豪華な花姿となります。そのため、お庭に植えると開花した花がエレガントな雰囲気を空間に添えてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品とラグジュアリー感を演出してくれるでしょう。
●は行
ハナニラ属(イフェイオン属)

学名:Ipheion
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・紫・青・黄・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ハナニラ/キバナハナニラ 等
用途:グランドカバー/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナニラ属は約3種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはハナニラ(Ipheion uniflorum)やキバナハナニラ(Ipheion sellowianum)などがあります。例えば、ハナニラは花の色が桃・紫・青・白と豊富にあり、好みの色を選べる所が魅力です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。開花は3月~5月、花茎の先端に1個の花がつき、6個の花被片が星形をつくります。花の色は桃・紫・青・白と多彩なため、可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品な雰囲気を添えたい場合は薄い紫色の花を選んでみるのも良いかもしれません。また球根はとても丈夫で、植えっぱなしのまま夏場の休眠期も問題を引き起こしにくく、自然分球して沢山の花を咲かせるようになります。
ハナミョウガ属



学名:Alpinia
生活形:多年草
開花(レッドジンジャー):周年※一般的な開花は6月~10月になる
開花(ゲットウ):4月~6月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~700cm
草姿:叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:塊根
球根保存:
主な原種:レッドジンジャー/ゲットウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナミョウガ属は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはレッドジンジャー(Alpinia purpurata)やゲットウ(Alpinia zerumbet)などがあります。例えば、レッドジンジャーは、派手な花を鑑賞したり、切り花にして楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の茎を伸ばし群生をつくります。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花は穂状花序に並びます。ただし花は鱗状に重なる苞に保護され隠れています。そのため、一般的に苞が鑑賞されており、苞の色は赤・桃・白があり、非常に大きな花姿となるため豪華な印象を与えます。また花は収穫すれば切り花にもなるため試してみるのも良いでしょう。一方で、ゲットウは大きく優雅に広がる葉を鑑賞したり、花を鑑賞したり、沖縄では食物を葉で包む目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の偽茎を伸ばし群生をつくります。葉はサイズが約30~60cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色の他に、黄色・白色とあるため、カラーリーフとして楽しめたりもします。花は蕾の時期は白桃に似てるため「月桃(ゲットウ)」と呼ばれており、蝋質で光沢があるため宝飾品を見てるような印象を感じさせるでしょう。
ヒアシントイデス属



学名:Hyacinthoides
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:夏植え球根・秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:
主な原種:ブルーベル/ツリガネズイセン
用途:グランドカバー/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒアシントイデスは、鐘形の花が下向きに穂状に連なり、可憐な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。花の形は鐘形で、先端の裂片が外側にクルンと強くカールして下向きに開花します。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、上部で弧状に湾曲する花茎に連なり咲くため、優雅さと豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は、ふつう青色ですが、種や品種によって桃色や紫色や白色もあります。青色は心を落ち着けるためヒーリングガーデンなどにピッタリですが、桃色の花を選んだら可愛い雰囲気をお庭に添えることが出来るでしょう。
ヒヤシンス属



学名:Hyacinthus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:オリエンタリス 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヤシンスは、百合を想像させる優美な花が、穂状に高密度に連なり豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は直立する傾向があり、葉の形は線形で肉厚です。そのため、スタイリッシュな中に可愛らしさも感じさせるリーフとして楽しめます。開花は2月~4月、花の形はユリ形花冠で、花被片の先端が外側にクルンと強くカールします。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、穂状に高密度に連なり咲くため、優雅さの中に豪華さを感じさせる花姿となるでしょう。花の色は、赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多様で、また強い光沢があり、光が反射すると宝石のように輝いて見えます。そのため、ヒヤシンスを楽しむ場所にはラグジュアリー感を添えることができるでしょう。その他、ヒヤシンスは花に心地よいフレッシュな香りがあったり、花を収穫して切り花として利用出来たりします。非常に豪華な花姿だけではなく、多様な使い道のあるヒヤシンスはとても人気の高い植物となります。
フリージア属

学名:freesia
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:球茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ハイブリッド/ヒメヒオウギ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フリージアは、漏斗形の花が基本的に上向きに開花して、集散状(かたつむり形花序)に分枝を繰り返しながら水平に咲き続けるため、花姿がとてもユニークです。また花は甘く心地よい芳香を漂わせるため、香りの花として楽しむ事が出来たり、花を収穫することで切り花として部屋の中で楽しむ事も可能です。草姿は叢生型で、球茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし群生をつくります。球茎から伸びる葉は直立して扇状に広がるため洗練された葉姿となるでしょう。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添える事ができます。
ベゴニア属



学名:Begonia
生活形:多年草
開花:周年※一部の種
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:
草姿:分枝型・叢生型 等
主な原種:センパフローレンス/ボリビエンシス/マクラータ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/球根植物/日陰植物
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備考:ベゴニア属は約1500種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベゴニア属の主な種
- ベゴニア・センパフローレンス(Begonia × semperflorens):開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があります。花は葉と比べると小さいため、脇役のような印象をあたえる事もありますが、非常に華やかで集散状に次々とよく咲きます。また光沢のある葉に囲まれているため、輝く宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気も感じさせる事もあるでしょう。耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しまれる事が多いです。
- リーガスベゴニア(Begonia × hiemalis):薔薇のような花を株いっぱいに咲かせるため、豪華な花姿が楽しめる植物です。短日植物のため一般的に開花期は10月~翌5月頃までになりますが、品種改良が進んで四季咲きする品種も出てきています。基本的に寒さに弱いため屋内で鑑賞されるのが一般的です。
- レックスベゴニア(Begonia × rex cultorum):品種により差異がありますが、基本的に葉のサイズが大きくて、多様な形と多彩な葉色をもっている事から、観葉植物として重に栽培されています。
●ま行
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
●や・ら・わ行
ユーコミス属(パイナップルリリー)

学名:Eucomis
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・紫・赤・黒
草丈:
草姿:ロゼット型・叢生型
植え付け:春植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:乾燥貯蔵
主な原種:オータムナリス/ホシオモト/バンデルメルウェイ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーコミスは、パイナップルを見てるようなユニークな見た目の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は斜上に優雅に広がる傾向があり、葉の形は長楕円形または線形で肉厚です。太い花茎に花が高密度に咲くため、円筒型の豪華な花姿となり、また花序の頂部に苞がロゼットのように束生します。そのため、パイナップルを想像させるような見た目となり、お庭で栽培すると南国の雰囲気を演出できます。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、トロピカルな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ユリ属





学名:Lilium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:叢生型
植え付け:秋植え球根
球根種類:鱗茎
球根保存:湿潤貯蔵
主な原種:オニユリ/ヒメユリ/ササユリ/カノコユリ 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリは豪華さや優美さを感じさせる花を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に茎を伸ばし群生をつくります。開花は6月~8月、花のサイズは30cmに達する事もある大輪で強い存在感があり、花の形は6枚の花被片が漏斗形に開きながら先端が外側に湾曲するため、豪華さと優美さを兼ね備える花姿が楽しめます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、高級感のあるラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。