カラーリーフ(color leaf plants)を紹介しているページの続きです。このページでは「な行」から「わ行」を紹介しています。
前ページでは、カラーリーフの分類や「あ行」から「た行」の植物を紹介しています。ご覧になる際は下記のリンクもご活用ください。
■カラーリーフ植物を種類(な行~わ行)
●あ行
- アオキ属
- アカシア属
- アガスターシェ属
- アガパンサス属
- アガベ属
- アグラオネマ属
- アジサイ属(ハイドランジア属)
- アジュガ属(キランソウ属)
- アスチルベ属
- アストランティア属
- アプテニア属
- アブラナ属
- アベリア属
- アマドコロ属
- アマランサス属
- アラビス属
- アリッサム属
- アルケミラ属(ハゴロモグサ属)
- アルテルナンテラ属
- イカリソウ属
- イトスギ属
- イボタノキ属(リグストルム属)
- イワナンテン属
- ウエストリンギア属
- ウツギ属
- ウラハグサ属
- エピスシア属
- エリカ属
- エリンジウム属
- オキザリス属(カタバミ属)
- オシダ属
- オドリコソウ属(ラミウム属)
- オリヅルラン属
- オレアリア属
- オレガノ属
●か行
- ガウラ属
- カキドオシ属(グレゴマ属)
- ガザニア属
- カナメモチ属
- カラジューム属
- カラテア属
- カラミンサ属
- カランコエ属
- カリシア属
- カリブラコア属
- カルーナ属
- カレックス属
- カンナ属
- ギボウシ属(ホスタ属)
- ギヌラ属(サンシチソウ属)
- キャットテール(アカリファ属)
- ギョリュウバイ属(レプトスペルマム属)
- クナウティア属
- グミ属
- クラッスラ属
- クリプタンサス属
- クローバー(トリフォリウム属)
- クロトン属
- クロベ属
- クワズイモ属(アロカシア属)
- ケイトウ属(セロシア属)
- ゲラニウム属
- ケマンソウ属
- コウスイハッカ属(メリッサ属)
- コキア属(バッシア属)
- コリウス属(プレクトランサス属)
- コルジリネ属
- コンボルブルス属(セイヨウヒルガオ属)
●さ行
- サルスベリ属
- サルビア属
- シェフレラ属
- シクラメン属
- シモツケ属
- ジャスミン属
- ジャノヒゲ属
- シレネ属
- シロタエギク(ヤコバエア属)
- シンゴニウム属
- スイカズラ属(ロニセラ属)
- スタキス属(イヌゴマ属)
- ストロビランテス属(イセハナビ属)
- スミレ属(ビオラ属)
- スモークツリー(ハグマノキ属)
- スモモ属(サクラ属)
- セダム属
- ゼラニウム属
- セントーレア属(ヤグルマギク属)
●た行
- タイム属
- ダイコンドラ属
- ダリア属
- ダンギク(カリオプテリス属)
- チガヤ属
- ツゲ属
- ツタ属
- ツルニチニチソウ属(ビンカ属)
- ツルバギア属
- テイカカズラ属
- ディスキディア属
- ディフェンバキア属
- デュランタ属
- トウヒ属
- トキワマンサク属
- ドラセナ属(リュウケツジュ属)
- ドウダンツツジ属
●は行
- バイカウツギ属
- ハイビスカス属(フヨウ属)
- パキラ属
- ハナミョウガ属
- バコパ属
- ヒノキ属
- ヒポエステス属
- ビャクシン属
- ヒューケラ属
- ヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)
- ピラカンサ属(トキワサンザシ属)
- ピレア属(ミズ属)
- ブーゲンビリア属
- フィカス属(イチジク属)
- フィットニア属
- フィロデンドロン属
- ブッドレア属
- プラチーナ(カロケファルス属)
- ブルーデージー(フェリシア属)
- プルモナリア属(ヒメムラサキ属)
- ブルンネラ属
- プロスタンテラ属
- フロックス属
- ヘーベ属
- ベゴニア属
- ペチュニア属
- ヘデラ属
- ペトレア属
- ヘリクリサム属(ムギワラギク属)
- ベロニカ属
- ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)
- ペンステモン属(イワブクロ属)
- ヘンルーダ属(ルタ属)
- ポーチュラカ属
- ポーチュラカリア属
- ホップ(カラハナソウ属)
- ボケ属
- ポトス(ハブカズラ属)
- ホヤ属(サクララン属)
- ポリゴナム(イヌタデ属)
- ポリシャス属
●ま行
●や・ら・わ行
※リンクが無い【あ行~た行の植物の紹介】は1ページ目にあります。
カラーリーフ植物の紹介1ページ目
●な行
ナンテン属

学名:Nandina
生活形:常緑低木
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
樹高:100~300cm
樹形:叢生型
主な原種:ナンテン
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ナンテンは、その名称から「難(災難)を転じる」と考えられており、風水では鬼門や裏鬼門に植栽するとよいと考えられています。樹形は叢生型、成長するに従い地面から複数の茎が伸びます。葉は3回羽状複葉、葉は横へと大きく広がるため、生垣として利用すると目隠しとしても働きます。葉の色はふつう緑色ですが、品種によっては赤・桃・橙・黄・白などもあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。また、お正月には果実と同様に葉を収穫して飾りとして利用されることもあります。開花期は5月~7月、白花が円錐状に密に集まるため豪華な花姿が楽しめます。また花後には赤色の果実をたわわに実らせるため、これを鑑賞して楽しむ事もできます。
ニシキギ属(ユオニマス属)



学名:Euonymus
生活形:落葉低木/常緑低木/常緑小高木/常緑ツル性木本
開花:5月~7月
花色:緑・黄・赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・紫・白
樹高:約100~800cm
樹形:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(付着根)
主な原種:マサキ/ニシキギ/ツルマサキ/セイヨウマユミ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニシキギ属は約146種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に庭木や生垣などに利用されており、美しい葉・花・果実などを鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはマサキ(Euonymus japonicus)やニシキギ(Euonymus alatus)などがあります。例えば、マサキは一般的に剪定で概形が整えられて生垣やトピアリーなどによく利用されている植物になります。生活形は常緑小高木、樹形は叢生型(株立ち)になる。葉は革質で強い光沢があり、日陰になるほどに色は濃くなる傾向があります。また葉の色は緑色の他、黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。一方で、ニシキギの樹形も叢生型(株立ち)ですが、側枝は横へと大きく広がって傘状となるため、大株は非常に優雅な雰囲気を醸し出します。また秋になると葉の色が真っ赤に紅葉するため、株全体が燃え上がっているような圧巻の景観を作り出します。さらに紅葉が終わり、葉が落ちると、枝のシルエットが浮かびあがります。ニシキギの枝には、最大4枚の翼が張り出しており、個性的な外観をつくりだしているため、これを観察するのも楽しいでしょう。また、この枝は収穫して茶花として利用される事もあるようです。この他にも、ニシキギ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
ニワトコ属



学名:Sambucus
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黒・黄・白
樹高:約400~600cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:セイヨウニワトコ/ニワトコ/セイヨウアカミニワトコ 等
用途:カラーリーフ/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニワトコ属は約22種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に果実を収穫してジャムなどで利用したり、レースフラワーを思わせる上品な花を鑑賞したり、美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)は樹形が叢生型で樹冠は円形に近い見た目になります。葉は羽状複葉で優雅に広がるため、レース模様をみているような上品な印象を与えます。また葉の色が品種により緑色・黄色・黒色と多様なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力でしょう。花はレースフラワーのように、小さな花が散房花序に集まります。そのため、庭木として栽培するとお庭の中にエレガントさを添えるはずです。花が終わると黒色の果実が豊かに実りますが、食用とすることができます。ただし、果実には有毒成分が含まれているため生で食べると吐き気や嘔吐などの中毒を引き起こす可能性があります。そのため、必ず加熱調理して、ジャムなどに加工をして食べるようにしましょう。この他にも、ニワトコ属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ネペタ属



学名:Nepeta
生活形:多年草
開花:4月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型・分枝型
主な原種:ファーセニー/ネルボサ/キャットニップ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネペタは一般的にキャットミントと呼ばれており、この植物に含まれているネペタラクトンが、猫を陶酔させる事で広く知られています。そのため、猫好きな人が、猫がリラックスする様子を観察するために、この植物を栽培する事も多いです。また花や葉は上品さな美しさがあるため、鑑賞価値も抜群に高く、エレガントな雰囲気のお庭よく調和します。草姿は叢生型または分枝型で、多数の直立茎がスっと真っ直ぐ伸びるため整然とした印象を与えます。葉は小振りで白緑色をしているため、柔らかな雰囲気を与えるカラーリーフとして働きます。さらに、葉には甘い香りがあるため、芳香のある植物として楽しむのも良いでしょう。開花期は種で差異がありますが、鑑賞用として人気のキャットミント(Nepeta × faassenii)は春と秋に2回ほど開花を楽しめます。紫色の花が穂状に連なり咲き誇る花姿は、豪華さと気品を感じさせるため、お庭にエレガントな雰囲気を添える事ができるでしょう。
●は行
バイカウツギ属



学名:philadelphus
生活形:落葉低木
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~300cm
樹形:叢生型
主な原種:セイヨウバイカウツギ/バイカウツギ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バイカウツギ属は約45種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的にコロンとした可愛らしい花と、花の心地よい芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。代表的な種にはセイヨウバイカウツギ(Philadelphus coronarius)やバイカウツギ(philadelphus satsumi)などがあります。例えば、セイヨウバイカウツギは樹高が約300cm、樹形は叢生型、側枝が多くブッシュ状になる。開花期は5月~7月、花は4枚の白色の花弁が皿状にひらきます。花は柑橘系の芳香があることから、香りの花として楽しめる。葉の色はふつう緑色ですが、品種により白色・黄色などがあるためカラーリーフとしても楽しめます。 バイカウツギ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ハイビスカス属(フヨウ属)



学名:Hibiscus
生活形:多年草・低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~300cm
草姿:叢生型 等
主な原種:ブッソウゲ/アメリカフヨウ/ムクゲ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハイビスカス属(フヨウ属)は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ハイビスカス属の主な種
- ブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis):染色体数が多く、突然変異による変化に富むため、品種改良が盛んにおこなわれていて、品種も多い。開花期間は温暖な地域では周年、花はサイズが約5~15cmと巨大なため遠くからでも目立つ強い存在感があり、花の中央から長く突き出る花柱が南国にいるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。
- タイタンビカス(Hibiscus x taitanbicus):アメリカフヨウとモミジアオイの交雑種になり、とにかく花のサイズが約10~25cmと巨大です。そのため、遠くからでも目を引きつける存在感があります。花が巨大なため、相対的に花の中央にある花柱は短く見えます。
- フヨウ(Hibiscus mutabilis):開花期間が温暖な地域では周年、花のサイズは約10~15cmと巨大で強い存在感がある。花の色が成熟にするにつれて白色・薄い桃色・深紅色と変化する所が最大の特徴となります。
- ローゼル(Hibiscus sabdariffa):花も他のハイビスカス属と同様に大きく華やかで魅力的ですが、一般的には花後にできる果実が食用となるため、これを収穫して利用する目的で栽培されています。
パキラ属

学名:Pachira
生活形:常緑高木
開花:ほとんどない
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~1800cm
樹形:直立型
主な原種:グラブラ・アクアティカ
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:パキラは英名では「ラッキー・ツリー(lucky tree)」や「マネーツリー(Money Tree)」とも呼ばれており、繁栄や幸運の象徴として人気の高い観葉植物のひとつとなります。樹高は400~1800cm、樹形は直立型です。葉は掌状複葉、葉を構成する小葉は楕円形をしていて、表面に光沢があります。そのため、スタイリッシュなリーフとして楽しめます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色や白色もあるため品種を選べばカラーリーフにもなるでしょう。開花は一年を通してありますが、ほとんど見られません。パキラは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ハナミョウガ属



学名:Alpinia
生活形:多年草
開花(レッドジンジャー):周年※一般的な開花は6月~10月になる
開花(ゲットウ):4月~6月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~700cm
草姿:叢生型
主な原種:レッドジンジャー/ゲットウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナミョウガ属は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはレッドジンジャー(Alpinia purpurata)やゲットウ(Alpinia zerumbet)などがあります。例えば、レッドジンジャーは、派手な花を鑑賞したり、切り花にして楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の茎を伸ばし群生をつくります。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花は穂状花序に並びます。ただし花は鱗状に重なる苞に保護され隠れています。そのため、一般的に苞が鑑賞されており、苞の色は赤・桃・白があり、非常に大きな花姿となるため豪華な印象を与えます。また花は収穫すれば切り花にもなるため試してみるのも良いでしょう。一方で、ゲットウは大きく優雅に広がる葉を鑑賞したり、花を鑑賞したり、沖縄では食物を葉で包む目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の偽茎を伸ばし群生をつくります。葉はサイズが約30~60cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色の他に、黄色・白色とあるため、カラーリーフとして楽しめたりもします。花は蕾の時期は白桃に似てるため「月桃(ゲットウ)」と呼ばれており、蝋質で光沢があるため宝飾品を見てるような印象を感じさせるでしょう。
バコパ属



学名:Chaenostoma
生活形:多年草
開花:周年※春頃に最も開花して夏は休む傾向にある
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:バコパ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バコパ地表面を絨毯のように覆いながら、株一杯に咲き誇る豪華な花姿を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。理想的な環境下では周年開花しますが、一般的には春に最も花が咲き、夏に花は休む傾向があります。花は2~3cm程度と小ぶりですが、一方で非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花絨毯を見てるような美しい花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ヒノキ属





学名:Chamaecyparis
生活形:常緑高木
開花:2月~5月
花色:赤・緑・黒
葉色:緑・黄・青
樹高:約3000~6000cm
樹形:直立型(単幹)
主な原種:ローソンヒノキ/ヒノキ/サワラ
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/プリザーブドフラワー/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒノキは、自然樹形のまま円錐形に成長する美しい樹形と、羽状に広がる枝に鱗片葉が集まる美しい葉姿が魅力的な植物となります。野生では樹高が約3000~6000cmに達しますが、園芸品種では100cm程度しか成長しないものも多く、コニファーとして広く親しまれています。樹形は直立型(単幹)で、基本的に多くの針葉樹と同様に端正な円錐形に成長する性質があります。そのため、株を等間隔に並べる事で洗練された生垣や並木をつくることができます。葉は鱗片葉ですが、羽状に広がる末端の小枝に密生してるため、レース模様のような繊細でお洒落な見た目の葉姿となります。そのため、葉もエレガントな雰囲気を醸す一つの要素となるでしょう。また葉の色は一般的な青緑色の他に、品種を選べば鮮やかな黄色もあります。そのため、カラーリーフとしても楽しめるでしょう。ヒノキ属には、様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ヒポエステス属



学名:Hypoestes
生活形:多年草
開花:9月~12月
花色:紫
葉色:緑・赤・桃・黄・白
草丈:約15~75cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:フィロスタキア 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒポエステスは、絵の具で描いたような模様が出来る、多彩な葉色が魅力的な植物です。草姿は直立型または分枝型になり、茎は直立・傾状に伸び、コンパクトに成長する性質があります。そのため、他の植物の成長をあまり邪魔せず、寄せ植え素材として活用しやすいです。葉の色は緑・赤・桃・黄・白と多彩なため好みの色を探せる点も魅力の一つでしょう。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の品種を選んだり、明るく清楚な雰囲気を添えたい場合は白色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。
ビャクシン属





学名:Juniperus
生活形:常緑高木
開花:2月~5月
花色:赤・緑・黒
葉色:緑・黄・青
樹高:10~3000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型
主な原種:イブキビャクシン/ネズ/ハイネズ/アメリカネズ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ビャクシン属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ビャクシン属の主な種
- イブキビャクシン(Juniperus chinensis):生活形は常緑高木、樹高は約2500cm、樹形は単幹で円錐形に成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。
- ハイネズ(Juniperus conferta):生活形は常緑低木、樹高は約10~50cm、樹形は匍匐型で地面を這うように成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。葉の形は針形で、葉の色はふつう緑色で上面に白色の気孔帯がある。また品種の中には青緑色や黄色もあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。園芸では地被植物として利用されています。
- エンピツビャクシン(Juniperus virginiana):生活形は常緑高木、樹高は約500~3000cm、樹形は円柱形または円錐形、葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になり、葉の色は緑色・青緑色・灰緑色がある。園芸では、庭木や生垣や並木などに利用されており、葉色が豊富なためカラーリーフとしても楽しめる。
ヒューケラ属



学名:Heuchera
生活形:多年草
開花:5月~7月(9月)
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒
草丈:約15~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ビローサ/ミクランサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒューケラは、楓の葉を思わせるお洒落な葉の形や、非常に多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型になり、地中にある根茎で緩やかに広がりながら、多数の葉と花茎を出して叢生します。また多数の葉は地面を覆うように広がるため、地被植物として活用されます。葉の形は掌状浅裂・掌状中裂になり、楓やアイビーを思わせるお洒落な見た目をしています。葉の色も緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の葉を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。開花は春から夏頃にあり、花のサイズ(約0.5~1.2cm)や花序(総状花序・円錐花序)は品種により、かわります。花を楽しみたい場合は、花のサイズと花序、花の数と密度に注目して品種を選ぶとよいでしょう。またヒューケラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)



学名:Eupatorium
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
主な原種:マクラツム/スイートジョーパイ/フジバカマ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヨドリバナは、すっと伸びる直立茎が整然と並ぶ洗練された姿と、茎頂で咲き誇る華やかな花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は、種により差異がありますが、花序の下での分枝が少ないため、整然とした草姿になりやすいです。花は頭花が散房状に集まる複合花序になり、頭花は雌蕊が長く突出してるため、ボリューム感の中にふんわりとした柔らかな印象をあたえる花姿となります。また花は収穫して切り花としても楽しめる、お部屋に飾ると華やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。
ピラカンサ属(トキワサンザシ属)



学名:Pyracantha
生活形:常緑低木・常緑小高木
開花:4月~5月
花色:白
葉色:緑・桃・黄・白
樹高:約100~600cm
樹形:分枝型・叢生型
主な原種:トキワサンザシ/タチバナモドキ/カザンデマリ 等
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ピラカンサは、一般的にたわわに実る果実を鑑賞する目的で、花木や生垣として栽培される植物です。樹形は分枝型または叢生型、側枝がおおくブッシュ状に茂り、茎には鋭い棘が生えている。園芸では、花木や生垣として活用されますが、枝に鋭い棘があるため、子供や生垣の傍を歩く歩行者が怪我をしないように注意する必要があるでしょう。葉は類似点の多いナンテンと異なり単葉になる。葉の色はふつう緑色ですが、品種によっては白色や桃色の品種もあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。開花期は4月~5月、白花が円錐状に密に集まるため豪華な花姿が楽しめます。また花後には赤色または橙色の果実をたわわに実らせるため、これを鑑賞して楽しんだり、また野鳥が果実を食べに来るためこれを観察することもできます。
ピレア属(ミズ属)



学名:Pilea
生活形:多年草
開花:滅多に咲かない
花色:桃・黄・白
葉色:緑・黄・白・銀・茶・黒
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:カディエレイ/ペペロミオイデス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ピレア属は約609種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ピレア属の主な種
- ピレア・カディエレイ(Pilea cadierei):葉に濡れたような光沢感があり、緑色と白色の複色となるため、ラグジュアリーな印象を添えるカラーリーフになります。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は倒卵形、葉の色は緑色・白色(銀色)で光沢がある。
- ピレア・ペペロミオイデス(Pilea peperomioides):は直立茎に円形の葉を沢山つけるため、可愛らしい印象を与える観葉植物です。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は楯形で円形、葉の色は緑色で濡れたような光沢がある。
- ピレア・グラウカ(Pilea glauca):茎が地表面を張ったり、壁面を枝垂れる性質があるため、園芸では主にハンギング仕立てで楽しまれます。葉の色も白色を帯びて美しくカラーリーフとして楽しまれます。草姿は匍匐型、茎の種類は匍匐茎、葉の形は円形、葉の色は白緑色・白色をしている。
ブーゲンビリア属



学名:Bougainvillea
生活形:常緑ツル性木本
開花:周年※一般的に春と秋に開花する
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~1200cm
樹形:ツル型(鈎・刺/スクランブリングシュラブ)
主な原種:スペクタビリス/テリハイカダカズラ/ブティアナ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブーゲンビリアは、一般的に優雅に広がる樹形や、紙吹雪のように咲き誇る美しい花を鑑賞する目的で栽培されている常緑ツル性木本です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。また茎は成熟すると太く頑丈になり、自立するようになるため、最初だけ誘引してあげるとよいでしょう。またコンパクトで誘引不要の品種などもあります。理想的な環境下では開花が周年あり、数ヶ月ごとに開花と休息を繰り返しますが、一般的には春と秋に花が咲き誇ります。花序は集散花序に3個の花が並びます。ただし花は3枚の苞に保護され隠れているため、一般的には苞が鑑賞されており、苞はひらひらとして紙のような見た目をしており、色は赤・桃・黄・橙・紫・白と多様です。また非常に多花性になり、株を覆うように咲き誇るため、紙吹雪のような圧巻の景観を作り出す事ができます。さらに、複数の株を並べて植栽すれば視界を覆うように花が咲くため幻想的な空間を創り出すこともできるでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、品種により黄・白などの葉色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめるでしょう。
フィカス属(イチジク属)





学名:Ficus
生活形:常緑高木/常緑低木
開花:滅多に咲かない
花色:赤・橙・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:最大6000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型・ツル型(付着根)
主な原種:ガジュマル/ベンジャミン/インドゴムノキ/ベンガレンシス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィカス属は約881種を含む属であり、園芸でも樹形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィカス属の主な種
- ガジュマル(Ficus microcarpa):支柱根が幹の基部や側枝から発生するため独特な樹形となる。特に、幹の基部から発生する支柱根は、タコ足のようになり、幹を支えるため、その独特な見た目から観葉植物で人気です。また精霊が住むと考えられているため、逸話を知って栽培すればメルヘンチックな気分にさせてくれるかもしれません。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、幹や側枝は支柱根を出す事があり、葉の形は楕円形、葉の色は緑色になる。
- インドゴムノキ(Ficus elastica):樹脂で作られたような光沢のある大きい葉が魅力の植物です。一般的に観葉植物として栽培されており、花言葉が「永遠の幸せ」と素敵な事から、結婚祝いなどで贈られる。生活形は常緑高木、樹形は単幹、幹や枝から支柱根が出る事もあり、葉は長さ約5~15cm、葉の色は緑・黄・赤・白・黒と多様で、光沢がある。
- フィカス・プミラ(Ficus pumila):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフにもなります。
フィットニア属

学名:Fittonia
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・白
草丈:約10月~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:アルビウェニス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィットニアは、葉の色が多彩で、葉の中に独特な模様が入る観葉植物です。草姿は匍匐型になり、茎は匍匐茎と傾状茎(匍匐後に立ち上がる)があります。そのため、地被植物として栽培されたり、また鉢植えや寄せ植えでは手前でボリューム感を出す植物として活用されます。葉の色は緑・赤・桃・黄・白と多彩で、基本的に葉脈に脈班が入るため複色となります。そのため、独特な色彩が好きな人に好まれます。フィットニアは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が一般的になります。
フィロデンドロン属



学名:Philodendron
生活形:多年草/ツル性木本
開花:夏頃
花色:緑・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・黒・白
草丈:約50~500cm
草姿:直立型/匍匐型 等
主な原種:ヒトデカズラ/エルベセンス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィロデンドロンは約623種を含む属であり、園芸でも生活形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィロデンドロン属の主な種
- ヒトデカズラ(Philodendron selloum):太い直立茎に、多数の羽状に分裂する葉をつける。また直立茎には葉が落ちた後に葉痕が残るため、独特な葉姿を鑑賞する事ができます。
- フィロデンドロン・エルベセンス(Philodendron erubescens):葉は大きく存在感があり、葉の色は緑・赤・桃・黄・橙・黒・白と多彩で、樹脂で作らたような強い光沢がある。そのため、ラグジュアリーな雰囲気を添えるカラーリーフとして楽しめる観葉植物です。
- オキシカルジウム(Philodendron oxycardium):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。
ブッドレア属



学名:Buddleja
生活形:落葉低木
開花:6月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約180~500cm
樹形:分枝型
主な原種:ダビディ/ウェイエリアナ/アルテニフォリア
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブッドレア属は約111種を含む属であり、園芸でも樹形・花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。特に代表的な種であるブッドレア(Buddleja davidii)は、開花期の長さやボリューム感のある円錐形の花房が魅力で広く栽培されている植物です。ブッドレアの樹形は分枝型、やや節間が広めで側枝が奔放に伸びる傾向があるため、雑多な印象を感じさせる事があります。開花期は6月~10月頃までと長くあり、花を長期間たのしみたい人に好まれるでしょう。花序は円錐花序で、長さが最大50cmに達します。その大きな花穂は、遠くから見ても強い存在感があるため、庭園などの広い空間の中でもフォーカルポイントとして働くでしょう。一方で、円錐花序は集散状に上から下に開花が進み、分枝が繰り返されるため、株が奔放に茂りすぎて雑多な印象をあたえる原因にもなります。また開花後の花は枯れても残るため、花がら摘みをしないと清潔感が損なわれる原因にもなります。これらはブッドレアを栽培する際の悩みのひとつになるかもしれません。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選べます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりすることができます。また、ブッドレアは別名でバタフライブッシュと呼ばれており、蝶々を引き寄せる花として知られています。そのため、蝶々を呼ぶ花として栽培してみるのもよいかもしれませんね。
プラチーナ(カロケファルス属)

学名:Leucophyta
生活形:低木
開花:5月~7月
花色:黄・白
葉色:緑・白
草丈:約20~100cm
草姿:分枝型
主な原種:ブラウニー 等
用途:カラーリーフ/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プラチーナは、プラチナの宝飾品を見てるような、美しい樹形のシルエットが魅力的な植物です。プラチーナの樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状に茂りながら、綺麗なドーム状に成長する傾向があります。枝は白色の綿毛が密生しているため、見た目はほとんど白色になります。また光が当たると反射するため、宝飾品のプラチナを思わせる外観となるでしょう。そのため、お庭や寄せ植えに使用すると、ラグジュアリーな雰囲気を演出する事ができます。葉は鱗片葉になり、極小さく枝に鱗状に張り付いて目立ちません。そのため、葉が美しい枝のシルエットを邪魔することなく際立たせます。また春から夏頃にかけては、黄色と白色の球形の花が多数咲くため、枝とのコントラストも楽しめるでしょう。
ブルーデージー(フェリシア属)



学名:Felicia
生活形:多年草
開花:3月~11月
花色:青
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:アメロイデス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーデージーは、空の色を見てるような明るい青色の花を長期間に渡り咲かせる所が魅力の植物です。草姿は分枝型になり、基部付近での分枝が多くこんもりとマット状に茂ります。葉は花と比べると小さくてスッキリとした印象を与え、株元で茂るため、地被植物として株を並べて植えるのも良いでしょう。また葉の色は緑色の他に、品種を選べば黄色や白色もあるため、カラーリーフとしても楽しめます。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花を支える花梗は非常に長く伸びて、葉のさらに上で開花する性質があり、キク科でよく見られる頭花を株いっぱいに咲かせるため豪華な花姿を見せてくれます。青色の花は植物の世界では珍しい色になり、また心を落ち着かせる鎮静効果がある色です。そのため、青色をあつめたブルーガーデンに活用したり、癒し効果のあるヒーリングガーデンなどに植えてみるのもよいかもしれませんね。
プルモナリア属(ヒメムラサキ属)



学名:Pulmonaria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・白
草丈:約10~40cm
草姿:叢生型
主な原種:サッカラータ/ロンギフォリア 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プルモナリアは、一つの花序の中で異なる色の花が混在してカラフルな色彩が楽しめる植物です。プルモナリアは、種により形態が変化しますが、一般的に草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。そのため、草丈が10~40cm程度の地被植物として利用されること事もあります。葉の色はふつう緑色ですが、品種により白色の斑点が入る事があります。そのため、品種を選ぶ事で可愛らしいカラーリーフとして楽しむ事もできます。開花は3月~5月頃になり、漏斗形の花が、サソリ形花序にジグザグに配置されて咲きながら密集します。花の色が成熟するにつれて桃・紫・青と変化するため、花序の中で色の違う花が混在して、グラデーションのような色彩効果をうみだします。またプルモナリアは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ブルンネラ属



学名:Brunnera
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:マクロフィラ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルンネラは、美しい青花や、幾つかの品種で見られる白色の班が入る美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、多数の根生葉が地面を覆うように広がったり、茎を複数伸ばして群生をつくります。葉のサイズは5~20cmと大きいため、遠くからでも目立つ強い存在感があり、葉はふつう緑色ですが、園芸品種の多くは白色の班が入るため、明るさや清楚さを感じさせるカラーリーフとして楽しめます。花の形は合弁花冠で裂片に丸みがある可愛らしい見た目をしており、集散状に次々と咲きます。明るい青色の花が咲き誇る春の季節は、湖面を見ているような涼やかで爽やかな雰囲気を添える事ができるでしょう。またブルンネラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
プロスタンテラ属


学名:Prostanthera
生活形:低木
開花:4月~6月
花色:桃・紫・青紫
葉色:緑・白
樹高:約50~500cm
樹形:分枝型
主な原種:ミントブッシュ/オバリフォリア 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プロスタンテラは、春に紫色の花が一斉に咲いて上品な花姿が楽しめる所や、枝葉を触るとミントを想像させる香りがある所等が特徴になる植物です。樹形は分枝型、細い側枝が多くブッシュ状に茂ります。そのため、株を等間隔に並べて生垣として利用される事もあります。葉のサイズが小さいため、剪定後の概形が緻密になり洗練された外観となります。また葉の色は緑色の他に、品種を選べば白色もあるため明るさを感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。開花は4月~6月になり、株を覆うように花が咲き誇ります。花の色は桃色・紫色・青色があるため、好みに合わせて品種を選ぶと良いでしょう。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ヘーベ属



学名:Hebe
生活形:常緑低木
開花:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白
樹高:約30~150cm
樹形:分枝型
主な原種:アルビカンス/スペシオサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘーベは、規則正しく並んだ葉姿や多彩な葉色が魅力となる植物です。ヘーベの樹形は分枝型になり、基部でよく分枝してドーム状に茂る傾向がある。葉は基本的に十字対生に並ぶため、規則正しく洗練された葉姿をしており、葉の色は緑・黄・赤・桃・紫・白と非常に多様で、また光沢があるため宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気を添えるカラーリーフとして楽しめます。開花は夏頃、花は極小さいですが、穂状に高密度に密集して咲くため、豪華な花穂となります。また花の色も赤・桃・紫・白と多様なため、自身の好みで色をえらべる点も魅力のひとつとなるでしょう。
ベゴニア属



学名:Begonia
生活形:多年草
開花:周年※一部の種
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:
草姿:分枝型・叢生型 等
主な原種:センパフローレンス/ボリビエンシス/マクラータ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベゴニア属は約1500種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベゴニア属の主な種
- ベゴニア・センパフローレンス(Begonia × semperflorens):開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があります。花は葉と比べると小さいため、脇役のような印象をあたえる事もありますが、非常に華やかで集散状に次々とよく咲きます。また光沢のある葉に囲まれているため、輝く宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気も感じさせる事もあるでしょう。耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しまれる事が多いです。
- リーガスベゴニア(Begonia × hiemalis):薔薇のような花を株いっぱいに咲かせるため、豪華な花姿が楽しめる植物です。短日植物のため一般的に開花期は10月~翌5月頃までになりますが、品種改良が進んで四季咲きする品種も出てきています。基本的に寒さに弱いため屋内で鑑賞されるのが一般的です。
- レックスベゴニア(Begonia × rex cultorum):品種により差異がありますが、基本的に葉のサイズが大きくて、多様な形と多彩な葉色をもっている事から、観葉植物として重に栽培されています。
ペチュニア属





学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、花数の多さ等から、 非常に高い人気を誇る植物です。草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花はエネルギーが続く限り茎が長く伸びて腋生するため、ほとんど休みなく花が咲き続けます。ただし茎が長く伸びると花を咲かせる速度が遅くなったり、茎の下部がスカスカになり間延びした外観になるため、定期的に剪定した方が見た目が良いコンパクトな外観を保てるでしょう。また非常に多花性で、開花期間中も株を覆うように次々と花を咲かせて豪華な花姿を作り続ける事から、開花期間の長い植物の中でもペチュニアは別格の存在感を感じさせます。ただし、その開花を持続するために沢山の肥料を必要とします。花の形は一重咲きと八重咲きがあり、花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため自身の好みに合わせて、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりすると良いでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
このように、ペチュニアは多様な魅力が植物ですが、一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、ツル仕立て・ハンギング仕立て・トピアリー仕立て・地被植物などの多様な仕立てが出来る点、お洒落でカッコイイ葉の形が楽しめる点、カラーリーフとして楽しめる点、切り花やプリザーブドフラワーなどの用途の多さ等から安定して高い人気を誇る植物です。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるような洗練された見た目をしているため、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれます。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。ヘデラは耐陰性が高い植物のため、日陰の庭で楽しんだり、インドアグリーンとして楽しんだりできます。また基本的に強健で管理も楽なため初心者でも失敗が少なく簡単に育てられる植物の一つでしょう。
ヘリクリサム属(ムギワラギク属)



学名:Helichrysum
生活形:一年草/多年草
開花:5月~7月(ムギワラギク)
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:ムギワラギク/カレープラント/アリーナリウム
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘリクリサム属(ムギワラギク属)は約564種を含む属であり、園芸でも生活形・草姿・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ヘリクリサム属の主な種
- ムギワラギク(Helichrysum bracteatum):麦わら帽子のような花を咲かせる事で知られる植物になり、乾燥しても色あせや型崩れが少ないことからドライフラワーなどにして楽しまれます。
- カレープラント(Helichrysum italicum):その名前が示す通りカレーを想像させる香りがある植物です。枝葉は白色の毛が密生してるためシルバーリーフとして楽しまれたり、また開花期には黄色の花がら摘み咲くため、これを鑑賞する目的で栽培されます。開花した花は花壇の中で楽しむ事も出来ますが、収穫してドライフラワーにすればさらに長く楽しめます。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)



学名:Hylotelephium
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・紫・茶・黒・白
草丈:約50cm
草姿:叢生型
主な原種:オオベンケイソウ/ムラサキベンケイソウ/ミセバヤ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベンケイソウは茎や葉の表面が滑らかで光沢もあるため、プラスチック製の玩具を見てるような可愛らしさがあり、また秋にはボリュームのよい花を咲かせるため、これを鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型または匍匐型の二種類があります。叢生型は地中にある根茎が成長に伴い広がりながら、複数の茎を伸ばし群生をつくるため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて種や品種を選ぶとよいでしょう。開花期は種により差異がありますが、普通は晩夏から秋頃に咲きます。星型の小さな花が散房状に高密度に集まり咲くため半球状の大きな花房となります。その大きな花房は遠くからでもよく目立ち目を引きつけるため、フォーカルポイントとしても働くでしょう。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋にも飾れます。インテリアとして飾れば、お部屋の中に豪華さと可愛らしさを添えることができるできます。。
ペンステモン属(イワブクロ属)



学名:Penstemon
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約30~180cm
草姿:叢生型
主な原種:ジギタリス/バルバタス/ヘテロフィルス
用途:カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペンステモンは直立茎が生前と並ぶ洗練された草姿と、筒状の花が穂状に並んで咲く華やかな花姿を鑑賞する目的で栽培されている植物です。一般的に草姿は叢生型で地中にある地下茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。直立茎は分枝が少ないため、雑多な印象を感じさせず、また複数の茎が整然と並ぶため行儀の良い洗練された姿となります。開花は5月~8月頃になり、花は筒部が漏斗形をしていて、穂状に連ねて豪華な花姿をつくります。また花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多様なため、好みに合わせて色を選べる所も魅力のひとつとなるでしょう。巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。葉の色はふつう緑色をしていますが、品種により紫色や黒色もあります。そのため、品種を選べば高貴な印象を添えるカラーリーフとして楽しんだりもできます。
ヘンルーダ属(ルタ属)

学名:Ruta
生活形:多年草
開花:6月~7月
花色:黄
葉色:緑・青緑
草丈:約60~90cm
草姿:分枝型
主な原種:グラベオレンス/コヘンルーダ
用途:カラーリーフ/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘンルーダは、レースを想像させる繊細で上品な葉姿や、開花期に観られる華やかな花、柑橘類を思わせる葉の甘い香りを楽しむ目的で栽培されています。草姿は分枝型で、株元からよく分枝してドーム状の姿となります。そのため、花壇に植えてボリューム感と立体感を出したり、花壇の縁どりなどに利用したりすると良いでしょう。葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉はとても小さいです。そのため、レースの模様を見てるような上品な雰囲気や、また空気をたくさん含んでる綿のようなふわふわとしたボリューム感を感じさせます。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えたり、またふわふわとしたメルヘンチックな雰囲気を演出したりする事が出来るでしょう。また葉の色は青緑色をしているため、南国の海を見てるようなトロピカルな印象を感じさせる所も魅力のひとつとなります。開花は6月~7月で、黄色の花が集散状に咲き、株の頂部に花の集まるため、ボリューム感のある花姿も楽しめます。この植物は毒性がありますが、それが認知される前までは食用ハーブとして用いられていました。現在は食用としての利用は基本的にありません。一方で、蝶々の食草になるため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方におすすめの植物となります。
ポーチュラカ属



学名:Portulaca
生活形:一年草/多年草
開花:5月~10月(ハナスベリヒユ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~25cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナスベリヒユ/マツバボタン/ウェルデルマニー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカは、茎が匍匐性に広がるため地被植物として主に利用されており、ぷにぷにとした可愛らしい茎・葉や、鮮やかな色の花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。茎や葉は肉厚でぷにっとしていて可愛らしい見た目をしており、また多肉の部分には養分や水分を貯蔵しているため栄養や水分の少ない環境に適応することができます。開花期は種により差異がありますが、ハナスベリヒユでは5月~10頃まで花が見られます。花の色は鮮やかで赤・桃・黄・橙・白とあるため、カラフルでポップな雰囲気をお庭に添えることができるでしょう。また葉の色は緑色の他に、桃・黄・白とあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ポーチュラカリア属
学名:portulacaria
生活形:常緑低木
開花:5月~7月
花色:黄
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約200~500cm
樹形:直立型・匍匐型
主な原種:アフラ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカリアは、多肉質でぷにぷにとした可愛らしい茎と葉を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、また盆栽のように仕立てて楽しまれたりしています。
ホップ(カラハナソウ属)



学名:Humulus
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:緑・黄
葉色:緑・黄
草丈:約600~1200cm
草姿:ツル型(巻き付き茎/鈎・刺)
主な原種:セイヨウカラハナソウ/カナムグラ 等
用途:カラーリーフ/ツル植物/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ホップは、花を収穫してビールの風味漬けに使用する目的で商業的に栽培がされており、また園芸用途的には壁面の緑化や可愛らしい花を鑑賞したりする目的で栽培されています。草姿はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めたり鉤爪を引っ掛けて自ら支えながら成長します。またツルは非常に長く伸びるため、広範を覆い尽くすことができます。葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしていますが、葉のサイズが大きく繁茂するため薮の中にいるような暑苦しい印象を与える場合があります。葉の色は一般的に緑色ですが、品種によって黄色もあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花は夏から秋で、苞が鱗状に重なる松かさのような花を咲かせます。また花は様々な用途で使用されます。例えば、柑橘類を想像させる香りを楽しんだり、収穫をした花をお湯で蒸らしてハーブティーとして楽しんだり、フラワーアレンジメントとして利用されたりします。
ボケ属

学名:Chaenomeles
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:3月~5月(ボケ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約200~1000cm
樹形:叢生型
主な原種:ボケ/クサボケ/カリン 等
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ボケ属は約4種を含む属であり、園芸でも生活形・草姿・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ボケ属の主な種
- ボケ(Chaenomeles speciosa):ウメの花を想像させるようような、丸みのあるコロンとした花を鑑賞したり、花後に実る果実を収穫してジャムなどにして食べたり、生垣にする目的で栽培されます。
- カリン(Chaenomeles sinensis):幹にまだら模様ができることから、これを鑑賞したり、花後に実る果実を収穫してジャムなどに加工して食べる目的で栽培されています。
ポトス(ハブカズラ属)



学名:Epipremnum
生活形:多年草
開花:自然開花は稀
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約300~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:ポトス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポトスは、多様な仕立て方をして、美しい葉を鑑賞できる観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は緑・黄・白があり、葉の中に散班や切班などの班が入り、多彩な葉色を楽しめるため、一般的にカラーリーフとして楽しまれています。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。さらに、NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できるでしょう。
ホヤ属(サクララン属)



学名:Hoya
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・桃・白
草丈:
草姿:ツル型(巻き付き茎/付着根)・叢生型 等
主な原種:カルノーサ/カーリー/レツーサ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ホヤは、自生地では樹木に着生しており、ツル性の茎で樹木をよじ登ったり、また枝垂れさせたりして成長する植物です。そのため、園芸で栽培する際も誘引資材を準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の形は多種多様にあり、種や品種により楕円形・線形・試形(ハート形)などがあります。特に、ハート形の葉はそれ自体が可愛いため、それを鑑賞する目的で栽培されたりします。また葉の色も緑・黄・桃・白などがあるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事もできます。花は肉厚でワックスで塗ったような光沢があり、多数の花が半球状にあつまるため、ボリューム感のある花姿となります。そのため、開花期には宝飾品を見てるような豪華な花姿が楽しめます。ホヤは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ポリゴナム(イヌタデ属)



学名:Persicaria
生活形:多年草
開花:周年※春と秋に最も多く開花する
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ポリゴナム/ヒマラヤトラノオ/アプレキシコール 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリゴナムは属の中に約131種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではポリゴナム(Persicaria capitata)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、地被植物として主に利用されていますが、その中でも開花期間が際立って長く、株を覆い尽くすように花が咲き誇るため、花絨毯の美しい景観を作り出す所が魅力の植物となっています。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、園芸で栽培される際は花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されており、また岩の隙間に偽着生させたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりしています。開花期は周年で、春と秋に最も花が咲きます。そのため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気がある植物です。花は頭花で、頭花の形は球状で、ゴツゴツとした金平糖のような見た目をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇るため、お庭などで栽培すれば花絨毯を敷いてるような豪華さや、お菓子が散りばめられてるような可愛らしさを感じる事が出来るでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種によっては桃色・黄色・白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ポリシャス属

学名:Polyscias
生活形:常緑低木・常緑小高
開花:栽培環境では滅多に咲かない
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~600cm
樹形:直立型・叢生型
主な原種:タイワンモミジ/フリスビー 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリシャス属の中に約176種があり、多彩な葉の色と、多様な形の葉を楽しむ目的で栽培されている観葉植物です。
ポリシャス属の主な種
- タイワンモミジ(Polyscias fruticosa):生活形は常緑低木、樹形は株立ち、葉の形は1~3回羽状複葉、葉の色は緑・黄・白がある。園芸では観葉植物として栽培されており、お洒落な形や色をしてる葉を楽しまれています。
- ポリシャス・フリスビー(Polyscias balfouriana):生活形は常緑小高木、樹形は株立ち、葉の形は円形・広楕円形・心形、葉の色は緑・黄・白がある。園芸では観葉植物として栽培されており、可愛らしい形や多彩な色をしてる葉を楽しまれています。
●ま行
マツ属





学名:Pinus
生活形:常緑高木
開花:4月~5月
花色:緑・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約2000~4500cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・匍匐型
主な原種:アカマツ/クロマツ/ハイマツ/モンタナマツ/ゴヨウマツ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マツ属は約126種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
マツ属の主な種
- アカマツ(Pinus densiflora):日本庭園や盆栽などで親しまれている日本原産の常緑高木です。類似種のクロマツと較べて樹皮の色が赤みを帯びており、葉が柔らかい。樹形は単幹で、樹皮は赤褐色または灰褐色になり、鱗片状に剥がれてまだら模様ができる。葉は針形で、2本ずつ束生します。
- クロマツ(Pinus thunbergii):日本庭園や盆栽などで親しまれている日本原産の常緑高木です。類似種のアカマツと較べて樹皮の色が黒っぽく、葉が硬い。樹形は単幹で、樹皮は黒褐色または灰黒色になり、鱗片状に剥がれてまだら模様ができる。葉は針形で、2本ずつ束生します。
- ハイマツ(Pinus pumila):樹形は匍匐型で地面を這うように成長するため、園芸では地被植物として栽培されています。葉の形は針形で5本ずつ束生します。
ミズキ属







学名:Cornus
生活形:落葉高木
開花:3月~6月
花色:赤・桃・黄・緑・白
葉色:緑
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:ミズキ/ハナミズキ/シラタマミズキ/常緑ヤマボウシ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミズキ属は約51種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ミズキ属の主な種
- ヤマボウシ(Cornus kousa):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、春から初夏にかけて株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が尖っていて、ハナミズキと区別することが可能です。ヤマボウシの果実は多数の果実が集まる集合果で、ボコボコと隆起した球形をしており、収穫してたべることが出来ます。
- ハナミズキ(Cornus florida):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、早春から初夏にかけて葉が展開する前から株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が凹んでいて、ヤマボウシと区別することが可能です。果実は毒性があるため食べられませんが野鳥の貴重な食料源となります。
- シラタマミズキ(Cornus alba):生活形は落葉低木、樹形は株立ち、細い側枝が多くブッシュ状になり、枝の色は赤色・紫色・黒色などをしている。園芸では自然風の生垣として利用されたり庭木として楽しまれており、冬季には葉が落葉した後に見られる色鮮やかな枝のシルエットは海で見られるような珊瑚を想像させます。
ミヤコグサ属(ロータス属)


学名:Lotus
生活形:常緑亜低木
開花:3月~5月
花色:桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:ミヤコグサ/ベルテロティー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミヤコグサ属は、茎が匍匐性に広がるため地被植物やハンギング仕立てとして主に利用されており、蝶々や鳥の唇に似たユニークな花を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ロータス・ベルテロティー(lotus berthelotii)は、花弁の先端がカールする事で花の形がオウムの嘴のような個性的な見た目をしており、赤色と橙色の花色がトロピカルな印象を与えます。また葉の色が白緑色をしてるためカラーリーフとしても楽しめる所も魅力のひとつです。一方で、ミヤコグサ(lotus japonicus)は、蝶々を想像させる優美な花の形をしています。鑑賞用として栽培されることはあまりないですが、絶滅危惧種のシルビアシジミの食草になったり、開花期には蜜蜂を初め様々な昆虫が訪れるため、ビオトープに取り入れる植物のひとつとして検討するのもよいかもしれませんね。
ミント属(ハッカ属)





学名:Mentha
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ペパーミント/スペアミント/ヨウシュハッカ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミントは、デザートの香り漬けなどに使用される代表的なハーブのひとつとして知られている植物です。ミントの香りは種や品種で差異があり、例えば、ペパーミントはメントールを由来とするスッキリした香りがあり、アップルミントはリモネン等を由来とする甘い香り、スペアミントのスパイシーな香りなどがあります。ミント属の種や品種については、種類のリンクでも紹介してるためそちらを参考にしてください。
ミントの草姿は叢生型で、地中にある根茎で広がりながら、茎を複数伸ばして群生をつくります。生育旺盛で根茎の広がりが早いため、場所によっては植えてはイケナイ植物として扱われる事もありますが、根茎は基本的に地表近くにあるため比較的に除草は簡単です。花は小さな唇形で、節ごとに集散花序がついている複合花序になります。花穂はボリューム感があり、紫色の花が上品な印象を添えたりますが、葉の収穫のために剪定で取り除かれることも多々あるようです。
ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)



学名:Tradescantia
生活形:多年草
開花:周年※開花は散発的
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・紫・灰・白
草丈:約15~45cm
草姿:叢生型・匍匐型・ロゼット型
主な原種:ムラサキオモト/ムラサキゴテン/シマムラサキツユクサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキツユクサ属は約85種を含む属であり、枝垂れたりロゼットを形成したりする優美な草姿や、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ムラサキオモト(Tradescantia spathacea)は、草姿が叢生型になり、地中を根茎で広がりながらロゼットを形成する株を複数つくり群生をつくります。そのため、地被植物として利用されたりします。葉の色は品種により緑・黄・紫・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。一方で、シマムラサキツユクサ(Tradescantia zebrina)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は品種により緑・紫・灰・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。上記の他にも、ムラサキツユクサ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
ムラサキナズナ属(オーブリエチア属)



学名:Aubrieta
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~20cm
草姿:匍匐型
主な原種:デルトイデア 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキナズナは、地表面を這うように広がりながら、開花期に株いっぱいに花を咲かせて花絨毯を作り出す植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、岩の隙間などに偽着生させたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。開花期は春で、総状花序に花が次々と咲いて株を覆うように咲き誇ります。そのため、花絨毯が敷かれているような美しい花姿が楽しめます。また幾つかの品種は、葉に黄色(白色)の班が入るため、カラーリーフとしても楽しめます。
メギ属



学名:Berberis
生活形:落葉低木
開花:4月~5月
花色:黄
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・黒
樹高:約100~200cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:メギ/セイヨウメギ 等
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:メギ属は約617種を含む属であり、園芸でも樹形・ 葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。代表的な種である、メギ(Berberis thunbergii)は、葉の色が非常に豊富にあるため一般的にカラーリーフとして庭木や生垣として栽培されている植物となります。樹形は叢生型(株立ち)になり、鋭い棘のある細い側枝が四方に伸びてブッシュ状に茂る性質があります。そのため、株を境界線に並べると自然風の生垣として利用することができます。生垣として使用した場合、枝の鋭い棘が侵入者に対しての牽制にもなるでしょう。葉は小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の色は緑・赤・桃・黄・橙・紫・黒と多彩で園芸品種も豊富なため、自身の好みで葉色を選べる点もこの植物の魅力のひとつとなります。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の葉を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んだりするとよいかもしれませんね。花は小ぶりで葉に隠れることも多いため装飾的な価値は低めです。一方で、赤色の果実は秋から冬の落葉期にあるため、ウィンターガーデンを彩るポイントのひとつとして働くこともあるでしょう。
メシダ属(アシリウム属)



学名:Athyrium
生活形:多年草
開花:-
花色:-
葉色:緑・赤・紫・黄・灰・白
草丈:約30~80cm
草姿:叢生型
主な原種:イヌワラビ/セイヨウメシダ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:メシダは、鳥の羽根を見てるような繊細で美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で、地中を根茎で広がりながら、地面から沢山の葉が出て優雅に広がります。そのため、地被植物として活用できます。葉の形は2~3回羽状複葉になり、小葉は極小さく細長い線形から楕円形の形をしています。またメシダはオシダと比べると葉が柔軟で柔らかな見た目をしている事から、より優雅な印象を感じさせやすいです。そのため、お庭に植えるとレースの模様を見てるような上品な雰囲気や、エレガントな雰囲気を添えることが出来るでしょう。また葉の色が、緑・赤・紫・黄・灰・白と多様な点も魅力のひとつとなり、品種を選びカラーリーフとして楽しむのもよいでしょう。基本的に耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで栽培されます。
モクセイ属



学名:Osmanthus
生活形:常緑高木
開花:9月~10月
花色:黄・橙
葉色:緑・黄・桃・橙・白
樹高:約300~1800cm
樹形:分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:キンモクセイ/ヒイラギ/ヒイラギモクセイ 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モクセイ属は約26種を含む属であり、園芸でも葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。代表的な種にはキンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)とヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)があります。例えば、キンモクセイは花に蜂蜜や杏子を想像させる甘い香りがあり、香りが非常に強いため開花期は数メートル先まで芳香が届きます。花は節から束生してボリューム感たっぷりに咲くため、花姿も豪華で、また太陽を見てるような橙色の花色が南国を思わせるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。また樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多いため、生垣に仕立てられることもあります。一方で、ヒイラギは、葉縁部にある凹凸と鋭い棘が特徴となる植物です。日本では、この鋭い棘が、邪気を祓ったり、鬼の目を刺すと考えられていた事から、魔除けや縁起木として親しまれています。樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多くて萌芽力も高いため、生垣に仕立てられたり、また玉散らし等のトピアリーとして栽培されることもあります。上記の他にも、モクセイ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
モチノキ属(イレックス属)



学名:Ilex
生活形:常緑低木・常緑高木
開花:
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約200~1000cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:カラーリーフ/生垣/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モチノキ属は約569種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。代表的な種にはイヌツゲ(Ilex crenata)やソヨゴ(Ilex pedunculosa)などがあります。例えば、イヌツゲは樹形は叢生型または分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用されたり、またトピアリー仕立てで栽培されたりします。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後のシルエットが緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。一方で、ソヨゴは風に吹かれると葉が「シャカ シャカ」と心地よい音を響かせる事で知られています。音を鳴らす植物は珍しいため、これを楽しむ目的で庭木や生垣などに仕立て栽培されています。上記の他にも、モチノキ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
モンステラ属



学名:Monstera
生活形:多年草
開花:夏頃(稀に咲く)
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約200~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:
用途:カラーリーフ/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モンステラは、ジャングルの中にいるような雰囲気を醸しだす巨大な葉を鑑賞する目的で栽培される観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、長く伸び過ぎた茎をカットしてコンパクトなままで栽培されるのが一般的です。葉はサイズが約25~90cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉が成熟にするにつれて葉縁部や葉の中に穴が空いて個性的な外観を呈します。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
●や行
ヤブラン属



学名:Liriope
生活形:多年草
開花:7月~10月
花色:紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ヤブラン
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤブランは、ロゼット状に優美に広がる美しい葉姿や、上品な印象を添える紫花が魅力的な植物です。草姿は叢生型またはロゼット型、根茎で緩やかに広がりながら株が増えます。株は葉が外側へと放射状に広がる事でロゼットを形成して、葉が線形で細長いためシャープな外観を呈します。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色もあるため品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。また開花期に見られる紫花は、優美に広がる葉とも調和して、お庭にエレガントな雰囲気を添えてくれるでしょう。基本的に耐陰性が高い植物のため、シェードガーデン等で栽培することも可能です。
ヤマブキ属



学名:Kerria
生活形:落葉低木
開花:3月~5月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~300cm
樹形:叢生型
主な原種:ヤマブキ
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤマブキは、砂金の大粒が散りばめらてるような黄色の花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形は叢生型で分枝が多いため花木の他、自然風の生垣として活用されることがあります。開花期は春頃にあり、黄色の花が長枝を覆うように次々と咲きます。そのため、明るく開放的な雰囲気を添える豪華な花姿が楽しめるでしょう。葉の色は一般的に緑色ですが、品種を選ぶことで黄色や白色もあるためカラーリーフとしても楽しむ事も可能です。
ユーカリ属







学名:Eucalyptus
生活形:常緑高木
開花:
花色:赤・黄・白
葉色:緑・白・灰
樹高:約100~10000cm※種により差異が大きい
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:シネレア/ウェブステリアナ/レモンユーカリ等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーカリは、宝飾品を想像させる美しい葉色、円形やハート形等の多様な葉の形、柑橘類などを想像させる心地よい芳香、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から高い人気を誇っている植物となります。
ユーカリは属の中に700種以上を含んでおり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。ここでは、その中から人気の高いユーカリの種を幾つか紹介します。
ユーカリの主な種
- ユーカリ・シネレア(Eucalyptus cinerea):幼木・若木の葉は銀貨のように円形で銀色をしているため、高級感を感じさせます。また他の円形の葉をもつユーカリと比べてサイズが最大8cmと大きくなるため豪華さがあります。精油の中にはシネオールの含有量が多いため、葉を揉んだりするとレモンや柑橘類を想像させる心地よい芳香が広がります。
- ユーカリ・ウェブステリアナ(Eucalyptus websteriana):葉の形状がハート形をしているため、恋心をくすぐられるような可愛らしい印象を与えます。他のユーカリと同様にアレンジメント素材として重宝されます。
- レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora):葉の形や色には装飾性がそれほど無いですが、幼木・若木の枝や葉は表面に精油を分泌する腺毛が生えているため触るとザラザラとしておりレモンを想像させる香りが強く広がります。他のユーカリと同様にアレンジメント素材として重宝されており、香りも一緒に楽しめる点が魅力です。
- ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus bridgesiana):他のユーカリと一線を画すほどの強烈な香りがあります。精油にはシネオールが約50~70%とその他にα-ピネンやp-シメン等が含まれており、これを抽出する目的で栽培もされています。家庭で栽培する際は、かなり大きくなるため萌芽更新等を繰り返して育てるのがよいでしょう。
- レインボーユーカリ(Eucalyptus deglupta):樹皮が緑色・鶯色・赤色・橙色・紫色・青色・茶色・灰色のペンキで色を塗ったような色彩をしているため、一見するとフェイク植物のような見た目をしています。そのため、この植物をお庭で栽培すると強く目を引きつけるかもしれませんね。
ユーフォルビア属





学名:Euphorbia
生活形:多年草・低木
開花:4月~6月(カラキアス)
花色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・橙・白
葉色:緑・青・黄・橙・赤・桃・紫・黒・白
草丈:約50~120cm(カラキアス)
草姿:直立型・叢生型
主な原種:カラキアス・ソテツキリン・初雪草・ポインセチア・雪華草 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーフォルビア属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーフォルビア属の主な種
- ユーフォルビア・カラキアス(Euphorbia characias):たくさんの花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿が魅力的な植物です。また草丈は50~120cm、株は叢生して沢山の茎を伸ばし、大株に成長します。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができます。
- ユーフォルビア・アミグロダイデス(Euphorbia amygdaloides):花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿と、緑・赤・紫・黒と多様な葉色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。
- ユーフォルビア・蘇鉄キリン(Euphorbia bupleurifolia):多肉質な幹と、幹の頂部でロゼットを形成する葉が、果物のパイナップルを想像させる多肉植物です。そのため、ユニークな植物が好きな人に好まれ、栽培されています。
ユッカ属(イトラン属)



学名:Yucca
生活形:多年草・常緑低木・常緑高木
開花:6月~8月
花色:白・黄・桃・紫
葉色:緑・黄・白・青緑・紫
草丈:約30~1200cm
草姿:直立型・ロゼット型・叢生型
主な原種:イトラン/メキシコチモラン/キミガヨラン 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユッカ属は約52種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユッカ属の種類
- イトラン(Yucca filamentosa):葉がロゼットを形成して、成熟するに連れて葉の向きが直立・斜上・水平へと変化するため、半球形の外観となります。また葉の縁部分の繊維が剥がれて、糸状の毛が絡み合うため、葉の中で蜘蛛の巣を張っているような独特な印象を与えます。
- メキシコチモラン(Yucca elephantipes):有茎種で、茎が太く寸胴で重量感がある。葉は茎の頂部で束生するように集まるため、ヤシの木を見てるようなユニークな外観となります。ユッカでは珍しく、耐陰性が高いことから、観葉植物としてお部屋の中で楽しまれることが多い植物です。
- アツバキミガヨラン(Yucca gloriosa):シャンデリアを見ているような豪華な花姿が魅力的な植物です。花は蕾のような丸みのある外観で、円錐状に連なり、垂れ下がりながら開花します。有茎種で、葉は頂部に集まるため、開花期以外はヤシの木を見てるようなユニークな株姿が楽しめます。
ユリオプス属



学名:Euryops
生活形:常緑低木
開花(ユリオプスデージー):周年※一般的な開花は11月~5月になる
開花(マーガレットコスモス):周年※一般的な開花は4月~12月になる
花色:黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~150cm
樹形:分枝型
主な原種:ユリオプスデージー
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリオプスは、長期間にわたり咲く黄色の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形は分枝型になりブッシュ状に茂ります。そのため、花壇に植えてボリューム感と立体感を出したり、花壇の縁どりなどに利用したりすると良いでしょう。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があるため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花はキク科でよく見られる頭花になり、枝先で束生するように開花します。基本的に順番に開花するため、花が枯れたら、傍にある蕾から次の花が開花して装飾性が保ち続けられます。葉は羽状にわかれているため、レース模様をみているような繊細で上品な雰囲気があり、また幾つかの品種では葉の色が白色や黄色をしてるため、カラーリーフとして楽しめる点も魅力となります。
ヨモギ属(アルテミシア属)



学名:Artemisia
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:黄
葉色:緑・白
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:シロヨモギ/アサギリソウ/ルドビシアナ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヨモギ属は約506種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ヨモギ属の主な種
- シロヨモギ(Artemisia stelleriana):株は全体が白色の毛で覆われているため、明るさや清潔感を感じさせるシルバーリーフとして広く親しまれている植物です。また葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉に丸みがあるため、レース模様を見るような上品さと、可愛らしさが兼ね備える見た目をしています。そのため、エレガントなお庭で栽培すると上品さや優美さを添えてくれるでしょう。
- アサギリソウ(Artemisia schmidtiana): 株は丸みのあるドーム状に成長する傾向があり、光で輝き霞をみてるような幻想的な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型で、株はモコモコと盛り上がるようにドーム状に広がります。そのため、地被植物として活用できます。葉は羽状複葉、葉を構成してる小葉は細長い線形をしているため、綿のように空気をたくさん含んだ軽やかな見た目をしており、ふわふわとしたボリューム感があります。また葉は絹糸状の毛で覆われているため、基本的に色は殆ど白色です。絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつとなります。上記の理由から、この植物は、ふわふわとしたメルヘンチックなお庭や、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭などを演出するのに適した植物となります。
ヨモギギク属



学名:Tanacetum
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:黄・白
葉色:緑・白
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型
主な原種:タンジー/ナツシロギク/シルバーレース 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考: ヨモギギク属は約135種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ヨモギギク属の主な種
- タンジー(Tanacetum vulgare):花や葉に樟脳やローズマリー等に例えられる爽やかな香りがある事から、これを収穫してポプリに活用されたりします。また花は乾燥後も色褪せが少ないことからドライフラワーやフラワーアレンジメントに利用されることもあります。この植物はツジョンを多く含有しており毒性がありますが、それが認知される前までは食用ハーブとして用いられていました。現在は食用としての利用は基本的にありません。鑑賞用途としても、レースのように広がる上品な葉がエレガントな雰囲気をお庭に添えたり、ボリューム感のある黄色の花が見る人を元気にさせるため人気です。
- タナセタム・シルバーレース(Tanacetum ptarmiciflorum):葉は2~3回羽状複葉で、葉を構成してる小葉がごく小さいため、緻密で繊細なレースのようなお洒落な外観をしており、また植物全体が白色の毛で密に覆われているため、上品なシルバーリーフとなります。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添える植物として働かせることができます。
ライラック(シリンガ属)



学名:Syringa
生活形:落葉小高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約300~600cm
樹形:単幹・分枝型・株立ち
主な原種:ライラック/ヒメライラック/ペルシャライラック 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライラックは、ボリューム感のある豪華な花房と、花から香る果物のような甘い芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ約300~600cm程度に成長します。開花は4月~6月、花序は円錐花序で、長さが7~25cm程度あり、花が高密度に密集してモコモコと盛り上がる豪華な花姿を呈します。さらに、花には果物を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。その他にも、この香りを砂糖や蜂蜜に移して、ライラックハニーやライラックシュガーとして楽しまれることもあります。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色をしている品種があります。この品種を選ぶことで開花期以外もカラーリーフとしてたのしむこともできます。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)







学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ランタナ属



学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
リシマキア属(オカトラノオ属)



学名:Lysimachia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・紫
葉色:緑・黄
草丈:
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:プンクタータ/コバンコナスビ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リシマキア属は約288種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リシマキア属の主な種
- リシマキア・プンクタータ(Lysimachia punctata):黄色の花が連なり咲く豪華な花や、葉に覆輪の入る品種をカラーリーフとして楽しむ目的で栽培される品種です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は5月~7月、花序は総状花序、花は直径が約2.5cm、花は5枚の黄色の花弁が漏斗形にひらきます。
- コバンコナスビ(Lysimachia nummularia):草姿が匍匐型になり、茎が地表面を覆うように広がるため、地被植物に仕立てられたり、鉢から枝垂れる姿を鑑賞する目的でハンギング仕立てで栽培される植物です。開花期は5月~7月、小さな黄花が腋生に咲きます。
- オカトラノオ(Lysimachia clethroides):花穂が途中で折れてお辞儀してるように見える個性的な植物です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は6月~8月、花序は総状花序、花は非常に小さく、5枚の白色の花弁が皿状にひらきます。
リュウカデンドロン属



学名:Leucadendron
生活形:常緑低木
開花:11月~4月
花色:緑・黄・橙・赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・銀・白
樹高:
樹形:直立型・分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リュウカデンドロン属は約85種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リュウカデンドロン属の主な種
- リュウカデンドロン・サリグナム(Leucadendron salignum):開花期になると花の周辺にある苞と葉が、黄・赤・紫・白などに色付いて鑑賞価値を高める植物です。生活形は常緑低木、樹形は分枝型、開花期は11月~4月、花序は長さ1~2cmの球形の頭花になり、花序の下に多彩な苞がある。
- シルバーアフリカーナ(Leucadendron argenteum):葉に絹糸状の白色の毛が密生しているため、葉の色は白緑色をしています。また絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつです。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、開花期は春、花序は頭花です。
ルイヨウショウマ属(アクタエア属)



学名:Actaea
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:桃・白
葉色:緑・橙・紫・茶・黒
草丈:約60~150cm
草姿:叢生型
主な原種:サラシナショウマ/パキポダ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルイヨウショウマ属は約32種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ルイヨウショウマ属の主な種
- サラシナショウマ(Actaea simplex):お洒落なレースを見てるような羽状複葉や、幾つかの品種で見られるシックな黒葉や茶色のアンティークな葉、スラリと伸びる上品な花穂を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、葉を横に広げるため地被植物としても適します。
- アクタエア・パキポダ(Actaea pachypoda):一般的に蝋質で光沢のある、宝飾品のような果実を鑑賞する目的です。耐陰性が高いためシェードガーデンなどでも育てられます。
レウコフィルム属



学名:Leucophyllum
生活形:常緑低木
開花:周年※開花は疎らで湿度が上がると一斉に開花する傾向がある。
花色:紫・桃
葉色:緑・白
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レウコフィルムは、白色の美しい葉や、紫色の上品な花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が茂りドームを形成しながら成長するため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。葉は約2~3cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の表面には白色の腺毛があり、色はパステル調の柔らかな白緑色をしています。そのため、優しい雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花は周年咲く能力があり、特に湿度が高くなると花が一斉に咲く傾向があるため、雨を予測する植物として英名では「バロメーター・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれています。花は葉腋に単生して咲き、枝を覆うように咲き誇ることもあります。花の色は個体差により紫色または桃色をしているため、上品な印象を感じさせたり、可愛らしい雰囲気を作ったりするでしょう。
ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)



学名:Muehlenbeckia
生活形:落葉ツル性木本/落葉低木
開花:6月~7月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:コンプレクサ/アキシラリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワイヤープランツは、柔軟なワイヤーを思わせるような茎が作り出す独特な樹形と、緻密で可愛らしい印象を与える葉が魅力的な植物です。樹形はツル型で、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、ツルを誘引して誘引資材に仕立てられたりしますが、多くは地被植物のように仕立てられたり、鉢に植えてワイヤー状のツルを枝垂れさせて仕立てられる事が多いです。葉は約0.5~2cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、繁茂しても薮を見てるような野暮ったさを感じさせにくいです。葉の形は丸みを帯びるため、可愛らしさがあり、葉の色は緑色の他に品種を選ぶと黄・桃・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。また枝葉は収穫して切り花やフラワーアレンジメントの素材として利用する事ができます。ワイヤープランツの枝葉は、アレンジメントの中でボリューム感を出したり、容器の目隠しとして働かせたり、流れを演出したりして多様な活用方法があるため人気の花材です。
あ