枝垂れる植物とは、茎が柔軟で枝垂れる性質をもっている植物です。一般的に匍匐型やツル型の植物でみられます。
枝垂れる植物は、一般的にハンギング仕立てにされたり、ロックガーデンなどに植えられたり、斜面に植栽されたり、樹木に着生させて、優雅に枝垂れる姿が鑑賞されます。
このページでは、枝垂れる植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■枝垂れる植物一覧
●あ行
アジアンタム属



学名:Adiantum
生活形:多年生植物
開花:-
花色:-
葉色:緑・黄・赤
草丈:約15~50cm
草姿:叢生型
主な原種:クジャクシダ/コバホウライシダ/アラゲクジャク 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジアンタムは種や品種が豊富にあるため形態も様々ですが、一般的には、美しい葉を観賞する目的で栽培されます。葉は羽状に細かくわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、葉が優雅に広がるため様々な空間をお洒落に彩るリーフとして楽しむことが出来ます。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
アシスタシア属

学名:Asystasia
生活形:多年草
開花:周年※最も多く開花するのは9月~3月です。
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~60cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ガンゲティカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アシスタシアは、地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また花は高密度には咲きませんが、理想的な環境では周年開花し、一般的には9月~3月頃が見頃となります。またいくつかの品種では、葉の中に白色の班が入るためカラーリーフとして楽しむこともできます。
アプテニア属



学名:Aptenia
生活形:匍匐型
開花:5月~10月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナツルソウ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アプテニアは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。花は高密度には咲きませんが、開花期は5月~10月頃と長く楽しめます。葉は多肉質で可愛らしい外観をしており、幾つかの品種では白・黄の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。また葉は水分・養分を蓄えているため、乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てる事も可能です。
アブチロン属

学名:Abutilon
生活形:常緑低木
開花:周年※最も多く開花するのは4月~11月です
花色:赤・桃
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~200cm
草姿:ツル型(スクランブリング・シュラブ)
主な原種:ウキツリボク/ショウジョウカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アブチロンは、開花期間が長い所や提灯を思わせるようなユニークな花を咲かせる所が魅力の植物です。アブチロンの生活形や形態は種や品種で変わりますが、一般的に栽培されているウキツリボクは、樹形がツル型になり、壁面に誘引するなどして楽しまれます。開花期が長く、主に春から晩秋にかけて花が咲きますが、理想的な環境では花が周年咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花は提灯に似たユニークな外観をしてるため、変わった植物が好きな人におすすめになり、また赤と黄の花色がカラフルな印象を与えるから色をテーマにするカラフルなお庭、南国を想像させるようなトロピカルガーデンなどにおすすめです。アブチロンの葉はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色の班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
アラビス属



学名:Arabis
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:フェルディナンディ・コブルギ/ニワハタザオ/プロクレンス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラビスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、草姿が匍匐型で地面を覆うように茎が横に広がったり下垂したりする種や品種が栽培されています。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりする事が多いです。花は比較的に多花性で、開花期には地面を覆うように花が咲いて、美しい花絨毯をつくります。また葉の中に班が入る品種もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アリッサム属



学名:Lobularia
同義語:Alyssum
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/プリザーブドフラワー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
イベリス属



学名:Iberis
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:白・桃
葉色:緑
草丈:10~15cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:トキワマガリバナ/アマラ/ウンベラータ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イベリスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、草姿が匍匐型で地面を覆うように茎が横に広がったり下垂したりする種や品種が栽培されています。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりする事が多いです。花は非常に多花性で、開花期には地面を覆うように花が咲いて美しい花絨毯を作るため、広範に植え付けをする事で景観として際立たせることも出来ます。
イポメア属



学名:Ipomoea
生活形:一年草/多年草
開花(アサガオ):7月~9月
開花(モミジヒルガオ):周年※一般的に4月~12月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:約200~500cm
草姿:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:アサガオ/モミジヒルガオ/マルバアサガオ 等
用途:開花期間長い/枝垂れる植物/ツル植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イポメアは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、草姿がツル型で他物に茎を巻き付けて成長して上に伸びていきます。そのため、壁面緑化などに利用される事もおおいです。開花期はアサガオ等の有名な花は夏頃ですが、初夏から秋頃まで咲いたり、周年咲く種(モミジヒルガオ)も見られます。そのため、種や品種を選べば花を長く楽しめます。花の形は基本的にアサガオと同様に漏斗形です。ただし、一部の種(ミナ・ロバータ)は管状の花が総状花序につき華やかな花姿がみられます。
エキナンサス属
学名:
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:
草姿:
主な原種:マルモラタス・ラディカンスなど
用途:枝垂れる植物/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキナンサスは、熱帯雨林の樹木や岩面に着生して成長する習慣があり、上から下へと枝垂れる美しい草姿が魅力的な植物です。そのため、園芸でもハンギング仕立て等で楽しまれます。また花がとても華やかで美しく、口紅を想像させるような花姿をしていることから、英名ではlipstick plantと呼ばれていたりします。そのため、花を見るのもこの植物の楽しみ方のひとつになっています。
エピスシア属



学名:Episcia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月
花色:赤・桃・橙・黄
葉色:緑・桃・紫・茶・白
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:リラキナ/クプレアタ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エピスシアは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には優雅に枝垂れる草姿と多様な色をもっている葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。一般的に草姿は匍匐型で、茎が地面を覆うように横に広がったり、また茎は柔軟なため下垂します。そのため、 温暖な地域では地被植物として利用されたり、その他に植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。開花期間は周年ですが、花は疎らに咲くため、あまり重要視されません。基本的に葉の色が緑・桃・紫・茶・白と多彩であり、葉の中に入る模様も独特なためカラーリーフとしての価値が高い植物です。
エボルブルス属

学名:Evolvulus
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:アメリカンブルー/アサガオカラクサ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エボルブルスは、植物の世界では珍しい青花が見られる植物の一つになります。開花期間も春から晩秋頃まであり、多花性ではないものの適切な管理をすれば、 花を長く楽しめます。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎が横に広がったり下垂する事もあるため、花壇などで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりすることもあります。
エリゲロン属



学名:Erigeron
生活形:多年草
開花:4月~12月(カルビンスキアヌス)
花色:桃・黄・白・青・紫
葉色:緑
草丈:約30~75cm
草姿:匍匐型・分枝型
主な原種:カルビンスキアヌス/スペシオサス/グラウカス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリゲロンは属の中に約457種があり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron karvinskianus)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋、その途中で開花が途切れる事もありますが、基本的には花を長く楽しめる事から、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。また頭花を構成している舌状花の色が、成熟するにつれて白色から桃色へと変化するため、一株の中で色の異なる花が同時に咲き乱れるため、カラフルな色彩効果をうみだしています。そのため、お庭で栽培するとポップで明るい雰囲気を作り出したり、子供が好むような元気で可愛らしい雰囲気を作り出してくれるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、株はこんもりと盛り上がりながは横に広がります。そのため、花壇のお洒落な縁どりとして利用したり、ロックガーデンなどで地被植物として利用したり、また乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てたりするのがおすすめです。エリゲロン・カルビンスキアヌスは非常に強健で乾燥に強く放ったらかしでも育てられるため初心者におすすめの植物です。しかし、繁殖力がとても強く、種で広がり雑草化しやすいため、不要なエリゲロンはこまめに除草するなどの対策が必要になってくるでしょう。
オリヅルラン属



学名:Chlorophytum
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オリヅルラン
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オリヅルランは、葉を放射状に流れるように伸ばしロゼットを形成する優雅な草姿と、匍匐茎を伸ばしてかわいい子株をつくる姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型またはロゼット型になり、根茎または匍匐茎を伸ばし株を増やし群生をつくります。そのため、温暖な地域では地面を覆う地被植物として利用されることもあります。個々の株はロゼットを形成して、葉が中心から外側に向かって放射状に広がります。葉の概形は細長い線形で、途中で湾曲しながら横へと広がるため、シャープさと優雅さを兼ね備える外観となります。また葉の色は緑色の他、白色や黄色があるため、カラーリーフとして楽しまれることも多いです。オリヅルランは耐陰性が高いため、インドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多い植物です。NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できます。
オレガノ属



学名:Origanum
生活形:多年草
開花:5月~9月※ロツンディフォリウムの開花
花色:緑・黄緑・クリーム・赤紫・白
葉色:緑色・白緑色
草丈:約10~30cm※ロツンディフォリウムの草丈
草姿:叢生型
主な原種:ロツンディフォリウム/マジョラム/ブルガリ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オレガノは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オレガノ・ロツンディフォリウムは花を鑑賞する目的で栽培されており、ホップの花を思わせるようなピンクの苞が重なる花姿が魅力の植物となります。また枝は湾曲しながら枝垂れるためハンギング仕立てにして、優雅な草姿が楽しまれます。その他、オレガノ・マジョラムやオレガノ・ブルガリ等は葉を収穫して調味料として利用する目的で栽培されています。そのため、ハーブガーデンなどで栽培される事が多いです。
●か行
カキドオシ属(グレゴマ属)



学名:Glechoma
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:カキドオシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カキドオシは属の中に約7種があり種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的にカキドオシ(Glechoma hederacea subsp. grandis)の班入り品種をカラーリーフとして利用されたり、また若い茎葉を収穫して食用に利用されたりしています。草姿は匍匐型または叢生型、茎は柔軟で地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇で地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は白・桃・黄の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。
ガザニア属



学名:Gazania
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~10月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:リゲンス/リネアリス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガザニアは属の中に約19種があり種や品種により形態に差異がありますが、園芸では一般的に地面を覆うように広がりながら咲く、太陽を思わせるような美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型または匍匐型になり、地際に台木状の木質化した茎があり、そこから複数の茎がでて匍匐しながら広がります。そのため、地面を覆う地被植物として利用される事が多いです。開花期間は温暖な地域では一年を通して咲くこともあり、花はサイズが約5~10cmと大きくて、形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。また、葉の色はふつう緑色ですが、毛が多い種や品種では殆ど白色をしています。そのため、品種を選べば上品な印象を与えるカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
カランコエ属



学名:Kalanchoe
生活形:多年草
開花:11月~5月※ベニベンケイの開花時
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・赤・紫・茶・銀・白・黒
草丈:約15~50cm(ベニベンケイ)
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ベニベンケイ/プミラ/コダカラベンケイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カランコエは、属の中に約175種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ベニベンケイは美しい花を鑑賞する目的で栽培されますが、開花期が晩秋頃から春までと長くて、また短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られるため長く花を楽しみたい人に好まれます。またカランコエ・プミラは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるためロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。さらに葉の色が殆ど銀色をしているため宝飾品を見てるような美しいシルバーリーフとして楽しめる所も魅力です。その他にも、多肉植物として魅力的な種がコダカラベンケイや月兎耳など数多くカランコエにはあります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
カリシア属



学名:Callisia
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:白
葉色:緑・紫・桃・黄・白
草丈:約10cm
草姿:匍匐型
主な原種:レペンス/フラグランス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリシアは属の中に約19種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には観葉植物として美しい葉や枝垂れる草姿などを鑑賞する目的で栽培されています。例えばカリシア・レペンスは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため温暖な地域では地被植物として利用される事もあり、また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿が鑑賞できます。また葉のサイズが小振りで丸みを帯びることから緻密で可愛らしい見た目となり、葉の色が緑色の他に桃色やクリームなどもあるため可愛らしいカラーリーフとして飾ることも出来ます。
カリブラコア属



学名:Calibrachoa
生活形:多年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~80cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリブラコアは、人気の高いペチュニアと非常によく似ている事で知られている植物です。近年の研究でカリブラコアの染色体が18本に対してペチュニアの染色体が14本である事が判明するまでは、同属とするべきという考えもありました。カリブラコアは一般的なペチュニアと比べて、花のサイズが2~3cm前後と小ぶりで可愛らしい見た目をしており、多花性で雨による傷みが少ないです。そのため、ペチュニアよりもカリブラコアを選んで育てる人も多いです。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花のサイズは前述の通り小さいため、可愛らしさがあり、花弁は雨に強く丈夫なため、汚れることなく清潔感のある外観を長く保つ事ができます。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりするとよいでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎がこんもりと盛り上がるようにしながら横に広がります。そのため、花壇の縁どりとして利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。さらに、いくつかの品種は葉の色が白色またはクリーム色をしているため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだり出来る点も魅力のひとつとして数える事が出来るでしょう。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
キク属





学名:Chrysanthemum
生活形:多年草
開花:10月~11月
開花(夏菊):5月~6月/7月~8月
開花(寒菊):12月~2月
開花(二度咲き菊):6月・10月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:イエギク/ノジギク 等
用途:枝垂れる植物/切り花/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キクは日本で古くから栽培されており、特に江戸時代では盛んに品種改良が行われて地域特有の古典菊が多数生み出されました。また海外に渡ったキクも独自の発展を遂げており日本では洋菊として親しまれています。草姿は一般的に直立型ですが分枝型になる事もあり、また栽培中は摘芯で分枝を促して様々な形に仕立てられることもあります。キクの花は一般的に秋に開花します。ただし、品種改良が進んだことで夏頃に花が咲く「夏菊」や冬に咲く「冬菊」や初夏と秋に花を咲かせる「二度咲き菊」などもあります。そのため、それぞれの菊を準備して育てる事で一年を通してキクの花を楽しむことも出来ます。キクは花のサイズ・形・色が非常に多様にあります。そのため豊富な選択肢の中から好みの品種が選びたのしむことができます。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。キクの切り花はエチレンに強い耐性があり、花持ちがよいため、エチレンの含まれる線香の煙が漂う仏花としての人気が高いです。
ギヌラ属(サンシチソウ属)



学名:Gynura
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:黄・橙
葉色:緑・紫
草丈:約30~60cm
草姿:直立型・ツル型 等
主な原種:ビロードサンシチ/スイゼンジナ
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギヌラは属の中に約55種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ビロードサンシチは茎・葉にビロードのような紫色の毛が密生していて、光の反射で発光しているようにも見えます。そのため、自然界の植物では無く異世界からきたような独特な外観をしているカラーリーフとして楽しめる植物です。その他に、スイゼンジナは葉の色が表面は緑色、裏面は紫色をしているためカラーリーフとして鑑賞用に楽しむ事ができます。さらに鑑賞用としてだけではなく、茎・葉を収穫して炒めものやお浸しとして食べる事もできます。
キャットテール(アカリファ属)



学名:Acalypha
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:レプタンス/ベニヒモノキ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キャットテールは、猫の尻尾を思わせる可愛い花を咲かせる事で知られている植物です。開花期間はほぼ周年で、花穂が萎れ枯れるまでの期間も長いため、花を長く楽しみたい人などにおすすめの植物です。花には花弁がなく赤色の雄蕊が突出していて、花が穂状に連なります。そのため、花穂の中にある雄蕊が猫のしっぽの様なふさふさとした柔らかな外観と質感を生み出して愛らしい雰囲気をつくります。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では白色(クリーム色)の斑がはいります。そのため、品種を選べば明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しむこともできる点も魅力です。草姿は匍匐型または半匍匐型になり、地面を覆うように広がります。そのため、温暖な地域では地被植物として利用される事があります。また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿も鑑賞できるでしょう。
クサギ属(クレロデンドラム属)



学名:Clerodendrum
生活形:低木・ツル性木本
開花:周年(ゲンペイカズラ)
花色:赤・白・桃
葉色:緑
樹高:400cm(ゲンペイカズラ)
樹形:
主な原種:ゲンペイカズラ/クラリンドウ
用途:開花期間長い/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クサギは属の中に約242種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲンペイカズラは紅白の華やかな花を鑑賞する目的で栽培されています。開花は一般的に6月から9月にかけてありますが、理想的な環境では周年開花することもあります。花は白色の萼と赤色の花弁で構成されており、白色の萼から赤色の花弁が開花する様子は心臓から出血するようにも見えるため海外ではbleeding-heart vineとも呼ばれています。またクラリンドウは、側枝が湾曲して広がり、そこから花穂を真下に垂らして真っ白な花を連ね咲かせます。その美しい花姿から、この植物は結婚式で花嫁が被るブライダルヴェールに例えられる事もあり、開花期に見られる花は清楚な印象を感じさせる植物として鑑賞価値が高いでしょう。
クラッスラ属



学名:
生活形:多年草/常緑低木
開花:夏~秋※一部を除く
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・桃・赤・紫・茶・白
草丈:
草姿:直立型・叢生型・匍匐型 等
主な原種:金のなる木・乙女心・スプリングワンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クラッスラは属の中に約218種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
クラッスラの主な種
- 金のなる木:新芽に5円硬貨を通して、成長させると、側枝にお金が実っているように見えたため、これが縁起の良い植物として流通していました。また現在でも、縁起のよい植物として新築祝いや開業祝いなどの贈答として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。多肉植物になり、幹・側枝・葉は肉厚でむちむちとしており、可愛らしい外観をしてます。
- クラッスラ・キャピテラ:葉は多肉質で概形に変異が多く、個体により葉の形が三角形・卵形・披針形・長楕円形などになります。葉の色が多彩で緑・赤・黄・橙・紫などがあり、また強光や低温等のストレスでも変化しやすいため、カラーリーフとして楽しまれる事が多い植物です。茎は横臥茎で直立した後に倒れる傾向があるため、地面の上を広がったり、枝垂れたりしやすい傾向にあります。
- その他:クラッスラ・銀揃は葉に白色の毛が密生しているため光の反射により銀色に輝いているように見えます。クラッスラ・ペルシダは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのクラッスラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コリウス属(プレクトランサス属)





学名:Plectranthus
同義語:Coleus
生活形:多年草
開花:8月~11月(モナラベンダー)
花色:桃・紫・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:コリウス/アロマティカス/モナラベンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/観葉植物/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プレクトランサスは属の中に約83種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
プレクトランサス属の主な種
- コリウス:葉の色が緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒と非常に多彩であり、葉の中に入る模様も多様なためカラーリーフとしての人気が抜群に高い植物です。また耐暑性や耐病性などが高くて強健なため初心者でも育てやすく、耐陰性が高いため日陰のお庭などでも楽しめます。
- モナラベンダー:花の色が透き通るような薄い紫色をしいる一方で花軸が殆ど黒色をしているため、重厚感と気品を感じさせる花姿が楽しめます。また葉の色も表面が濃い緑色、裏面が紫色をしてるため、花との相性も抜群によく、格式高い雰囲気を感じさせます。
- その他:上記の他にも、アロマティカスには葉にオレガノに似た香りと風味があるため肉料理などの香り付けに利用されたりします。またミントリーフは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのプレクトランサスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コンボルブルス属(セイヨウヒルガオ属)



学名:Convolvulus
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~9月
花色:桃・黄・紫・青・白
葉色:緑・白
草丈:約10~20cm
草姿:ツル型・分枝型
主な原種:サバティウス/クネオルム/トリカラー
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コンボルブルスは属の中に約203種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コンボルブルス・サバティウスは草姿がツル型になり、茎は地面を匍匐したり斜面を垂れ下がったりします。そのため、地面を覆う地被植物として利用されたり植木鉢などで育ててハンギング仕立てにされたりします。花の見た目は朝顔に似ていて、花の色は紫色をしてるため上品な印象を感じさせやすい植物です。また、コンボルブルス・クネオルムは樹形が分枝型で側枝が多いため、温暖な地域では庭木の他、生垣として栽培されたりもしています。茎・葉は白色の毛で覆われていて、光が反射すると輝いているようにも見えるため宝飾品のような美しさがあるシルバーリーフとして楽しめます。また開花期になると白花が咲き、より明るさと華やかさが強調されます。この他にも、コンボルブルス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●さ行
サポナリア属

学名:Saponaria
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルコザクラ/サボンソウ
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サポナリアは属の中に約35種を含んでおり、種や品種により形態に差異がありますが、一般的に園芸では、ツルコザクラが美しい花姿が見られる地被植物として栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は春から夏にかけてあり、花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をツルコザクラで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。
サルビア属





学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
サンビタリア属

学名:Sanvitalia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:橙・黄
葉色:黄
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:プロクンベンス/スペシオサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サンビタリアは、春から晩秋にかけて、次々と黄色の花が株を覆うように咲き誇るため、この植物で広範を覆えば、花絨毯の美しい景観が作り出せる植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇や斜面などで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また開花が長く続くため、花を長く楽しみたい人などに好まれる植物となるでしょう。
シモツケ属



学名:Spiraea
生活形:落葉低木/半常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・橙
樹高:約100~200cm
樹形:叢生型
主な原種:シモツケ/コデマリ/ユキヤナギ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シモツケは属の中に約110種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シモツケ(Spiraea japonica)は小さな花が半球状に高密度に集まりボリューム感のある花が咲きます。また花の色も他のシモツケ属の種と比べて赤・桃・白と多様です。葉の色も緑の他に、赤や黄などもあるためカラーリーフとして楽しめたり、樹形は叢生型で分枝が多いため花木の他、自然風の生垣として活用されることがあります。またユキヤナギ(Spiraea thunbergii)は樹形が叢生型で、枝が途中でしなやかに湾曲しながら外側へと広がるため優雅な外観となります。さらに開花期になると、枝を覆うように白花が咲き誇り株を覆い尽くすため、美しい景観として楽しめます。この他にも、シモツケ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
シレネ属



学名:Silene
生活形:多年草
開花:5月~8月(スイセンノウ)
花色:赤・桃・橙・茶・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm(スイセンノウ)
草姿:分枝型・匍匐型・叢生型
主な原種:ユニフローラ/スイセンノウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シレネ属は約907種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)は草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物や、ハンギング仕立てに利用出来ます。また葉が多肉質で「ぷにっ」としてるため可愛らしさがあり、いくつかの品種は葉の色が緑色の他に、白色やクリーム色の葉色をもつ品種もあるため、カラーリーフとしてお庭の中に柔らかさや明るさを添えることが出来ます。一方で、スイセンノウ(silene coronaria)は草姿が分枝型になり高さ30~90cmに成長します。茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色です。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせます。また、これらの茎の色は、赤・桃・白の花との組み合わせにより、一層魅力が引き立ちます。例えば、桃花であればシルバーの宝飾品の中にピンクダイヤモンドが煌めいてるようなラグジュアリー感と可愛らしさがあり、また赤花であればシルバーとルビーが織り成すような派手で豪華なラグジュアリー感を演出できます。この他にも、シレネ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
シンゴニウム属

学名:Syngonium
生活形:多年草
開花:夏頃
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白
草丈:約100~1000cm
草姿:ツル型
主な原種:ポドフィルム/エリスロフィルム 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シンゴニウム属は約41種を含み、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている観葉植物です。草姿はツル型で他物に気根を付着させて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、園芸ではヘゴ支柱などの誘引資材に誘引して栽培されたり、ハンギング仕立てでツルを枝垂れさせて優雅な草姿を鑑賞しながら育てられたり、剪定で株をコンパクトに保ったりしながら栽培されます。葉は矢尻形またはハート形をしていて、見る人によってシャープな印象や可愛らしい印象を感じさせます。葉の色も緑・黄・黄緑・赤・桃・紫・白と多彩なため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、桃色の葉であれば可愛らしい雰囲気を演出出来ますし、白色の葉であれば明るさや清楚さを演出することができます。シンゴニウムは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ジンチョウゲ属



学名:Daphne
生活形:常緑低木/落葉低木
開花:2月~4月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約100~150cm(ジンチョウゲ)
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:ジンチョウゲ/チョウジザクラ/クネオルム等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジンチョウゲ属は約97種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ジンチョウゲ(daphne odora)は、開花期になると数メートル先まで花から甘く繊細な香りが漂います。そのため、香りの高い花として楽しまれます。樹形は分枝型になり、自然樹形のまま美しいドーム状の外観となります。そのため、剪定はあまりされません。全草が有毒になり、樹液を触ると炎症を引き起こすことがあり、また間違えて摂取してしまうと悪心・嘔吐・吐き気・昏睡などの症状がでたり、最悪の場合は死ぬこともあります。そのため、ペットや子供のいる家庭で育てる場合には注意が必要でしょう。一方で、チョウジザクラ(Daphne genkwa)は、樹形は叢生型、開花期になると枝を覆うように沢山の花が咲いて、桜の花を見ているような美しい花姿が楽しめます。花の色は桃色をしてるため、庭木として栽培するとお庭の中にロマンチックな雰囲気を添えることができます。
ストレプトカーパス属

学名:Streptocarpus
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月になる。
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型・ロゼット型 等
主な原種:サクソルム/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストレプトカーパス属は約184種を含む多様な属であり、一般的に美しい花をインドアグリーンとして鑑賞する目的で栽培される事が多い植物です。例えば、ストレプトカーパス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして枝垂れる優雅な姿を鑑賞されたりします。開花期間は理想的な環境で周年咲くため、長く花を楽しみたい人に好まれる植物です。ただし、花の数は少なめで株の中での開花は疎らになります。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他に、黄色や白色になるためカラーリーフとしても楽しめます。一方で、ストレプトカーパス・ヒブリダス(Streptocarpus × hybridus)は草姿がロゼット型になり、パンジーを想像させるような大きく華やかな花を鑑賞する目的で栽培されています。耐陰性も高くインドアグリーンで楽しまれます。
セダム属



学名:Sedum
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・白・桃
葉色:緑・黄・桃・赤・橙・紫・茶・黒・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型・叢生型 等
主な原種:スプリングワンダー/エゾノキリンソウ/玉つづり/マツノハマンネングサ等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セダム属は約483種を含む多様な属であり、ぷにっとした多肉質な葉を鑑賞する目的や、花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、セダム・スプリングワンダー(Sedum versadense)は葉がロゼット状に高密度につくため、株姿が薔薇の花や松ぼっくりを想像させる外観をしており、また葉の色も緑色・赤色・桃色・紫色と多彩なためユニークなカラーリーフとして楽しめます。一方で、エゾノキリンソウ(Sedum kamtschaticum)は多肉質な葉も可愛らしいですが、開花期に株を覆うように咲き誇る黄色の花も魅力的な植物となります。上記の他にもセダム属には、草姿が匍匐型で茎が枝垂れる性質があるためハンギング仕立てにピッタリな玉つづり(Sedum morganianum)や、松の葉のような針形の葉を持っているマツノハマンネングサ(Sedum hakonense)等の多様な種があります。種類のリンク先にはセダム属の41の原種と57の品種を紹介しているためよければご覧下さい。
ゼラニウム属



学名:Pelargonium
生活形:低木/多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~12月になる。
花色:赤・桃・紫・橙・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~100cm
草姿:分枝型・匍匐型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:ゾナルゼラニウム/アイビーゼラニウム/センテッドゼラニウム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼラニウム属は約286種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的だったり、お洒落な形と多彩な色の葉をカラーリーフとして鑑賞する目的だったり、葉の香りを楽しむ目的などで栽培されている植物です。
ゼラニウムの主な種
- ゾナルゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。個々の花が大きくて、たくさんの花が球状に集まるため、ボリューム感のある豪華な花姿が楽しめる植物です。また葉の概形は殆ど円形をしてるため、可愛らしい見た目をしており、葉の中に帯状の黒色の模様が出来たり、また幾つかの品種では桃・黄・橙・黒・白等の模様がはいるためカラーリーフとして楽しめます。草姿は分枝型になります。
- アイビーゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。花は大きめですが、ゾナル系と比べると花の数が少ないためボリューム感はやや劣ります。葉の形はアイビーのように掌状に裂けているため非常にお洒落な外観をしており、いくつかの品種では黄・桃・白等の班がはいります。草姿はツル型、茎はやや柔軟で垂れ下がる傾向があるためハンギング仕立てにして鑑賞されることが多い植物です。
- その他:センテッド・ゼラニウムは葉にローズやフルーツ系等の強い香りがあるため、芳香の植物として栽培されています。また葉の概形が多様で、色も多彩なためカラーリーフとしても楽しめる植物です。またリーガル・ゼラニウムは個々の花が大きいのはもちろん、花の数が多いため開花期になると株を覆い尽くすように花が咲き誇ります。そのため、豪華な花姿が楽しめる植物です。上記の他にも、数多くのゼラニウムが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
センニチコウ属



学名:Gomphrena
生活形:一年草/多年草
開花:5月~11月
花色:紫・桃・赤・橙・白・黄
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:分枝型
主な原種:センニチコウ/プルケラ/キバナセンニチコウ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:センニチコウは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の見た目の可愛らしさ、花もちの良さ、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から、非常に高い人気を誇る植物です。代表的な種には、センニチコウ(Gomphrena globosa)やキバナセンニチコウ(Gomphrena haageana)があり、最近では多年草タイプのゴンフレナ・プルケラ(Gomphrena pulchella)の人気が高まっています。草丈は約30~120cm、草姿は分枝型または一部の品種は匍匐型(ちなつ・シリーズ)になります。そのため、矮性品種は花壇の縁どりや寄せ植え素材に利用したり、高性品種は花壇の中で立体感やボリューム感を出したり、匍匐型であれば地被植物として利用するのも面白いかもしれませんね。開花期間は春から晩秋と非常に長いため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。また個々の花もちも抜群にいいため、気づけば古い花を隠すように次の花が咲いていて、花がら摘みをしなくてもよかったりします。花序は頭花で、集散状に次々と分枝を繰り返して沢山の花を咲かせます。頭花の形は種により差異がありますが、基本的には綺麗な球形をしているため、棒付きのキャンディを見てるような可愛らしい印象を感じさせます。花の色は紫・桃・赤・橙・白・黄と非常に多様なため好みに合わせて品種を選ぶとよいでしょう。例えば、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりする事ができます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。さらに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも出来るため、挑戦してみるのもよいかもしれませんね。ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方は用途の所にあるリンクで紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
●た行
ダールベルグデージー(ティモフィラ属)

学名:Thymophylla
生活形:一年草/短命の多年草
開花:5月~11月
花色:黄・橙
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダールベルグデージーは地面をマット状に広がりながら、花絨毯のように黄色の花を咲かせる植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉は羽状複葉、葉を構成してる小葉は細長い線形をしているため、綿のように空気をたくさん含んだ軽やかな見た目をしており、ふわふわとしたボリューム感があります。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があるため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花は小輪で、キク科でよく見られる頭花が株を覆うように咲き誇るため、開花期は花絨毯が見られます。
タイム属



学名:Thymus
生活形:常緑亜低木
開花:5月~8月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ブルガリス/ヨウシュイブキジャコウソウ/レモンタイム 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タイム属は約269種を含む多様な属であり、一般的に枝葉を収穫して料理の香りづけや、地面を覆う地被植物や、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはタイム・ブルガリスやヨウシュイブキジャコウソウ等があります。例えば、タイム・ブルガリス(Thymus vulgaris)は枝葉や花にオレガノにも含まれるチモールとカルバクロール等の精油が含まれています。そのため、オレガノに似た強い香りがあり、肉料理や魚料理等の香り漬けとしてよく利用されます。草姿は匍匐型または叢生型、茎の種類は直立茎・傾状茎・匍匐茎があり、こんもりと盛り上がるようなマット状に広がります。そのため、地被植物として利用されており、特にクリーピングタイムは踏圧に強く、踏むと心地よい香りが広がるため、タイムの中で最も地被植物に向いています。また開花期になると、株を覆うように沢山の花が咲き誇るため、花絨毯を見てるような美しい景観が楽しめたりもします。一方で、レモンタイム(Thymus citriodorus)は枝葉にレモンを思わせるような爽やかな香りがあります。枝葉は収穫すれば肉料理や魚料理等の香りづけにしたり、ハーブティーに利用されたりします。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。タイム属には上記以外にもヨウシュイブキジャコウソウやウーリータイム等の多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ダイコンドラ属



学名:Dichondra
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・白・銀
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型
主な原種:アルゲンティア
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイコンドラは、草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。特に、ディコンドラ・アルゲンティア(Dichondra argentea)は、茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色となります。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、この植物はシルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせて、空間にラグジュアリーな雰囲気を添えることができます。そのため、シルバーリーフとして高い人気のある植物です。
ツタ属



学名:Parthenocissus
生活形:落葉ツル性木本
開花:6月~7月
花色:緑
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・白
樹高:約800~3000cm
樹形:ツル型(吸盤)
主な原種:ツタ/アメリカヅタ/ヘンリーヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツタ属は約12種を含む多様な属であり、一般的に壁面などの他物を覆うように成長するツル性の樹形や、美しい葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形はツル型で、茎が非常に長く伸びて広範を覆う被覆力があります。ツルのまきヒゲの先端にある吸盤を他物に付着させて自らの支えにしながら成長します。そのため、園芸では壁面等の大きな構造物を覆うのに役立ちます。ただし、吸盤が接着剤のように他物につくため、撤去する時は他物を劣化させたり破壊する可能性があるため利用する場合は注意が必要でしょう。葉は株の中で高密度についているため、薮のような生い茂った印象を与えます。人工的な構造物が葉で覆われていく様はある種の荒廃を想像させるため、自然をテーマにするお庭をつくる場合は重宝するかもしれませんね。一方で、個々の葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしており、季節により春・夏は若々しい緑色、秋は赤色・橙色に紅葉して、冬になると落葉して這うように広がる茎のシルエットを浮かび上がらせます。そのため、季節の移り変わりを感じさせる植物として楽しめます。花や果実は数が少なくて葉に隠れているため鑑賞価値は殆どありません。ただし、蜜源として蜜蜂などの昆虫がたくさん遊びにきたり、果実を野鳥が食べきたり、ツルと葉の間に生き物がかくれるスペースを作ったりするため、生き物と共生する自然風のお庭を作りたい場合はおすすめの植物のひとつとなるでしょう。
ツタバウンラン属(シンバラリア属)



学名:Cymbalaria
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約5~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:ツタバウンラン/アエクイトリロバ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツタバウンラン属は約10種を含む属であり、一般的にツル性に成長する草姿や、可愛らしい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはツタバウンラン(Cymbalaria muralis)やシンバラリア ・アエクイトリロバ(Cymbalaria aequitriloba)等があります。例えば、ツタバウンランは草姿が匍匐型になり、茎が地面や岩の隙間などを這って進みながら不定根を伸ばして定着しながら広がります。そのため、園芸ではロックガーデンなどで岩の隙間などに偽着生させて育てられたりします。葉は長さ1~3cmと小さくて、形は丸みのある外観をしていて可愛らしい見た目をしています。花は金魚草と同じ仮面状花冠で、下唇の喉部が膨らむ可愛らしい外観をしており、色は紫色で上品な印象を感じさせます。また花は開花中は正の光屈性があるため太陽に向かって伸びますが、結実すると負の光屈性になり、種を地面や岩の隙間に埋め込もうとする、変わった性質をもっています。そのため、そのユニークな性質を観察するために栽培してみるのもよいかもしれませんね。
ツルニチニチソウ属(ビンカ属)



学名:Vinca
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~50cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルニチニチソウ/ヒメツルニチニチソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルニチニチソウは、一般的に地面を覆うように広がる植物になり、園芸では日陰などの被覆植物として利用され、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は匍匐型または叢生型で、茎の種類には匍匐茎と直立があります。そのため、花壇や斜面などで地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また地被植物として利用する場合は、根からアレロパシー物質が溶出しているため雑草の発生を抑制する効果が期待できます。開花は3月~6月頃にあり、花の大きさは種により差異がありますが、一般的に花径は2~6cm程度あり、紫色の花が咲きます。そのため、上品な雰囲気を演出します。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色があるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しむ事も可能です。さらに、耐陰性が高いため木の下の下草として利用したり、シェードガーデンでに利用する事も可能です。ツルニチニチソウの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
ディアスキア属



学名:Diascia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディアスキアは、開花期間の長さや、2個の距が角のように後ろに突き出るユニークな花の形が特徴になる植物です。草姿は一般的に分枝型ですが、品種により匍匐型を呈する場合もあります。分枝型は寄せ植えなどに使いやすく、匍匐型は地被植物やハンギング仕立てに向きます。開花は春から晩秋にかけて長く咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り、花が上に向かい咲き続けます。ただし、開花した個々の花は落ちやすいため、花穂はそれほど長くなりません。花の形は唇形、裂片が丸いため可愛らしい見た目をしています。花の色は赤・桃・橙・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
テイカカズラ属



学名:Trachelospermum
生活形:常緑ツル性木本
開花:5月~6月
花色:桃・黄・白
葉色:緑・桃・赤・橙・黄・白
樹高:約30~600cm
樹形:ツル型(巻き付き茎/付着根)
主な原種:テイカカズラ/キョウチクトウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:テイカカズラ属は約11種を含む属であり、一般的に他物を覆うように成長するツル性の植物で、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはテイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)やトウキョウチクトウ(Trachelospermum jasminoides)等があります。たとえば、テイカカズラは、花にジャスミンを思わせる香りがあり、園芸品種のハツユキカズラがよく栽培されています。樹形はツル型で、他物に茎を巻き付けたり、気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではトレリスなどに誘引してツル植物として栽培されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。花は集散状に次々と咲き、株を覆うようにクリーム色の花が咲き誇ります。花にはジャスミンの香りがあるため、芳香性の花としてたのしむのもよいかもしれませんね。また葉の色はふつう緑をしていますが、品種により桃・赤・橙・黄・白等の色があります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできる所も魅力です。テイカカズラ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ディスキディア属



学名:Dischidia
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:ツル型
主な原種:ルスキフォリア/メジャー/ペクテノイデス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディスキディア属は約116種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に樹木などに着生して、ツル性の茎をよじ登らせたり枝垂れさせながら成長する植物です。代表的な種にはディスキディア・ルスキフォリア(Dischidia ruscifolia)やディスキディア・メジャー(Dischidia major)等があります。例えば、ディスキディア・ルスキフォリアは葉のサイズが非常に小さくて、形がハート形をしています。また多肉質でぷにっとした外観をしてるため、非常に可愛らしい見た目をしており、葉がツル性の茎に連なる姿は、まるでネックレスのような宝飾品にも見えます。草姿がツル型で枝垂れる性質があるため、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿を鑑賞される事が多いです。一方で、ディスキディア・メジャーは別名でアリ植物とも呼ばれており、自生地では葉の中に、アリの隠れ家が作られる事があります。葉はサイズが約6~12cmと巨大で、風船のように膨らんで中が空洞になっており、葉の一部には蟻が出入りできる穴があります。ディスキディア・メジャーと蟻は共生関係にあり、隠れ家を提供する代わりに有害な昆虫から守って貰ったり、蟻の排泄物を葉の中にある根で吸収して栄養としているようです。ディスキディア属には上記以外にも多様な種と品種が存在します。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
●な行
ニチニチソウ属



学名:Catharanthus
生活形:多年草/亜低木
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~100cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ニチニチソウ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニチニチソウ属は約9種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に長期間に渡り咲き誇る華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されています。代表的な種であるニチニチソウ(Catharanthus roseus)は、理想的な環境下では花が周年咲くため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。草姿は分枝形と匍匐形があり、品種により茎の向きは直立するものや匍匐するものがあります。そのため、直立する茎の品種は花壇や寄せ植えの中で高さや立体感を出せたり、匍匐する茎の品種は地被植物やハンギング仕立てにして楽しむと良いでしょう。花の形は高杯形で、裂片の丸みが可愛らしい印象を添え、腋生に次々と開花してたくさんの花が咲く事で豪華な花姿を作り出します。花の色も赤・桃・紫・黄・白と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)



学名:Tropaeolum
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月
花色:赤・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~240cm
草姿:ツル型(巻きひげ)
主な原種:ナスタチウム/カナリークリーパー/トリカラー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ノウゼンハレン属は約94種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花やユニークな形の葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、ナスタチウム(Tropaeolum majus)は南国を想像させるような鮮やかな花、円形の可愛らしい葉が特徴になる植物です。生活形は一年草または短命の多年草で、草姿はツル型で枝垂れる性質があります。そのため、花壇の地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされる事が多くなります。葉は葉柄が葉の中心に付く楯形で、綺麗な円形をしてるため、可愛らしい見た目をしています。また葉はロータス効果があるため雨上がりには葉の上でコロコロと踊る可愛らしい水玉を観察することが出来ます。開花期は種まき時期などに左右されますが4月~10月と長い期間楽しめます。花は丸い花弁が5個並び、花の後ろに向かい距が突き出る個性的な見た目をしており、また花の色は品種や個体差がありますが、色鮮やかな赤・橙・黄・白などをしてるため、派手でトロピカルな印象を感じさせるでしょう。そのため、南国をイメージさせるお庭などによく合いそうです。この他にも、ノウゼンハレン属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
●は行
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約160種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
ハーデンベルギア属

学名:Hardenbergia
生活形:常緑ツル性木本
開花:3月~5月※夏に咲く事もある
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
樹高:約200cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ビオラセア/コンプトニアナ 等
用途:枝垂れる植物/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハーデンベルギアは鉢植えなどのコンパクトな樹形のまま、フジの花のような優雅な花姿が楽しめる植物です。樹形はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸では支柱やトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。開花期は3~5月にあり、しばしば夏の間も花が咲きます。花はサイズが1cm程度あり、形は蝶形花冠になり、見た目は小さな蝶々のようで優雅な印象を感じさせます。花は総状花序に高密度に連なり、垂れ下がって咲くため、豪華さに加えて優雅さを感じさせる花姿となります。そのため、お庭にエレガントな雰囲気を添える植物となるでしょう。
バコパ属



学名:Chaenostoma
生活形:多年草
開花:周年※春頃に最も開花して夏は休む傾向にある
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:バコパ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バコパ地表面を絨毯のように覆いながら、株一杯に咲き誇る豪華な花姿を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。理想的な環境下では周年開花しますが、一般的には春に最も花が咲き、夏に花は休む傾向があります。花は2~3cm程度と小ぶりですが、一方で非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花絨毯を見てるような美しい花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ビデンス属



学名:Bidens
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:橙・黄・桃・白
葉色:緑
草丈:15~50cm
草姿:分枝型
主な原種:フェルリフォリア/ウィンターコスモス
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ビデンス属は約222種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種の一つであるビデンス・フェルリフォリア(Bidens ferulifolia)は、ドーム状にコンパクトに成長しながら、株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物です。草丈は約15~50cm、草姿が分枝型になり、茎は匍匐茎・傾状茎・斜上茎・直立茎があります。一般的に株はドーム状に盛り上がりながら広がるため、花壇でボリューム感をだしたり縁どりに使ったりするのに適します。開花期間は一般的に5月~11月ですが、理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれるでしょう。さらに花は多花性で、頭花が集散状に次々と咲くため、株を覆うように咲き誇る豪華な花姿が楽しめるでしょう。この他にも、ビデンス属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ビャクシン属





学名:Juniperus
生活形:常緑高木
開花:2月~5月
花色:赤・緑・黒
葉色:緑・黄・青
樹高:10~3000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型
主な原種:イブキビャクシン/ネズ/ハイネズ/アメリカネズ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ビャクシン属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ビャクシン属の主な種
- イブキビャクシン(Juniperus chinensis):生活形は常緑高木、樹高は約2500cm、樹形は単幹で円錐形に成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。
- ハイネズ(Juniperus conferta):生活形は常緑低木、樹高は約10~50cm、樹形は匍匐型で地面を這うように成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。葉の形は針形で、葉の色はふつう緑色で上面に白色の気孔帯がある。また品種の中には青緑色や黄色もあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。園芸では地被植物として利用されています。
- エンピツビャクシン(Juniperus virginiana):生活形は常緑高木、樹高は約500~3000cm、樹形は円柱形または円錐形、葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になり、葉の色は緑色・青緑色・灰緑色がある。園芸では、庭木や生垣や並木などに利用されており、葉色が豊富なためカラーリーフとしても楽しめる。
ピレア属(ミズ属)



学名:Pilea
生活形:多年草
開花:滅多に咲かない
花色:桃・黄・白
葉色:緑・黄・白・銀・茶・黒
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:カディエレイ/ペペロミオイデス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ピレア属は約609種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ピレア属の主な種
- ピレア・カディエレイ(Pilea cadierei):葉に濡れたような光沢感があり、緑色と白色の複色となるため、ラグジュアリーな印象を添えるカラーリーフになります。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は倒卵形、葉の色は緑色・白色(銀色)で光沢がある。
- ピレア・ペペロミオイデス(Pilea peperomioides):は直立茎に円形の葉を沢山つけるため、可愛らしい印象を与える観葉植物です。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は楯形で円形、葉の色は緑色で濡れたような光沢がある。
- ピレア・グラウカ(Pilea glauca):茎が地表面を張ったり、壁面を枝垂れる性質があるため、園芸では主にハンギング仕立てで楽しまれます。葉の色も白色を帯びて美しくカラーリーフとして楽しまれます。草姿は匍匐型、茎の種類は匍匐茎、葉の形は円形、葉の色は白緑色・白色をしている。
フィカス属(イチジク属)





学名:Ficus
生活形:常緑高木/常緑低木
開花:滅多に咲かない
花色:赤・橙・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:最大6000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型・ツル型(付着根)
主な原種:ガジュマル/ベンジャミン/インドゴムノキ/ベンガレンシス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィカス属は約881種を含む属であり、園芸でも樹形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィカス属の主な種
- ガジュマル(Ficus microcarpa):支柱根が幹の基部や側枝から発生するため独特な樹形となる。特に、幹の基部から発生する支柱根は、タコ足のようになり、幹を支えるため、その独特な見た目から観葉植物で人気です。また精霊が住むと考えられているため、逸話を知って栽培すればメルヘンチックな気分にさせてくれるかもしれません。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、幹や側枝は支柱根を出す事があり、葉の形は楕円形、葉の色は緑色になる。
- インドゴムノキ(Ficus elastica):樹脂で作られたような光沢のある大きい葉が魅力の植物です。一般的に観葉植物として栽培されており、花言葉が「永遠の幸せ」と素敵な事から、結婚祝いなどで贈られる。生活形は常緑高木、樹形は単幹、幹や枝から支柱根が出る事もあり、葉は長さ約5~15cm、葉の色は緑・黄・赤・白・黒と多様で、光沢がある。
- フィカス・プミラ(Ficus pumila):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフにもなります。
フィロデンドロン属



学名:Philodendron
生活形:多年草/ツル性木本
開花:夏頃
花色:緑・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・黒・白
草丈:約50~500cm
草姿:直立型/匍匐型 等
主な原種:ヒトデカズラ/エルベセンス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィロデンドロンは約623種を含む属であり、園芸でも生活形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィロデンドロン属の主な種
- ヒトデカズラ(Philodendron selloum):太い直立茎に、多数の羽状に分裂する葉をつける。また直立茎には葉が落ちた後に葉痕が残るため、独特な葉姿を鑑賞する事ができます。
- フィロデンドロン・エルベセンス(Philodendron erubescens):葉は大きく存在感があり、葉の色は緑・赤・桃・黄・橙・黒・白と多彩で、樹脂で作らたような強い光沢がある。そのため、ラグジュアリーな雰囲気を添えるカラーリーフとして楽しめる観葉植物です。
- オキシカルジウム(Philodendron oxycardium):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。
ブルーファンフラワー(スカエボラ属)

学名:Scaevola
生活形:多年草
開花:4月~10月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーファンフラワーは、地表面を這うように広がりながら、扇子を思わせるようなユニークな花を咲かせる植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は楕円形の花弁が片側に扇状に広がり、穂状に高密度に連なるため、円環状の個性的な花穂となる傾向にあります。また次々と花がよく咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力の一つとなります。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ベゴニア属



学名:Begonia
生活形:多年草
開花:周年※一部の種
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:
草姿:分枝型・叢生型 等
主な原種:センパフローレンス/ボリビエンシス/マクラータ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベゴニア属は約1500種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベゴニア属の主な種
- ベゴニア・センパフローレンス(Begonia × semperflorens):開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があります。花は葉と比べると小さいため、脇役のような印象をあたえる事もありますが、非常に華やかで集散状に次々とよく咲きます。また光沢のある葉に囲まれているため、輝く宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気も感じさせる事もあるでしょう。耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しまれる事が多いです。
- リーガスベゴニア(Begonia × hiemalis):薔薇のような花を株いっぱいに咲かせるため、豪華な花姿が楽しめる植物です。短日植物のため一般的に開花期は10月~翌5月頃までになりますが、品種改良が進んで四季咲きする品種も出てきています。基本的に寒さに弱いため屋内で鑑賞されるのが一般的です。
- レックスベゴニア(Begonia × rex cultorum):品種により差異がありますが、基本的に葉のサイズが大きくて、多様な形と多彩な葉色をもっている事から、観葉植物として重に栽培されています。
ペチュニア属





学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、花数の多さ等から、 非常に高い人気を誇る植物です。草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花はエネルギーが続く限り茎が長く伸びて腋生するため、ほとんど休みなく花が咲き続けます。ただし茎が長く伸びると花を咲かせる速度が遅くなったり、茎の下部がスカスカになり間延びした外観になるため、定期的に剪定した方が見た目が良いコンパクトな外観を保てるでしょう。また非常に多花性で、開花期間中も株を覆うように次々と花を咲かせて豪華な花姿を作り続ける事から、開花期間の長い植物の中でもペチュニアは別格の存在感を感じさせます。ただし、その開花を持続するために沢山の肥料を必要とします。花の形は一重咲きと八重咲きがあり、花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため自身の好みに合わせて、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりすると良いでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
このように、ペチュニアは多様な魅力が植物ですが、一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、ツル仕立て・ハンギング仕立て・トピアリー仕立て・地被植物などの多様な仕立てが出来る点、お洒落でカッコイイ葉の形が楽しめる点、カラーリーフとして楽しめる点、切り花やプリザーブドフラワーなどの用途の多さ等から安定して高い人気を誇る植物です。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるような洗練された見た目をしているため、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれます。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。ヘデラは耐陰性が高い植物のため、日陰の庭で楽しんだり、インドアグリーンとして楽しんだりできます。また基本的に強健で管理も楽なため初心者でも失敗が少なく簡単に育てられる植物の一つでしょう。ヘデラはギリシャ神話の中で、結婚を司る女神の祭壇の飾りに使われており、この植物は永遠の愛や不滅を象徴しています。そのため、現代でも結婚式の飾りに利用されたり、また大切な人へのギフトとして贈られることがあります。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)



学名:Hylotelephium
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・紫・茶・黒・白
草丈:約50cm
草姿:叢生型
主な原種:オオベンケイソウ/ムラサキベンケイソウ/ミセバヤ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベンケイソウは茎や葉の表面が滑らかで光沢もあるため、プラスチック製の玩具を見てるような可愛らしさがあり、また秋にはボリュームのよい花を咲かせるため、これを鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型または匍匐型の二種類があります。叢生型は地中にある根茎が成長に伴い広がりながら、複数の茎を伸ばし群生をつくるため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて種や品種を選ぶとよいでしょう。開花期は種により差異がありますが、普通は晩夏から秋頃に咲きます。星型の小さな花が散房状に高密度に集まり咲くため半球状の大きな花房となります。その大きな花房は遠くからでもよく目立ち目を引きつけるため、フォーカルポイントとしても働くでしょう。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋にも飾れます。インテリアとして飾れば、お部屋の中に豪華さと可愛らしさを添えることができるできます。。
ポーチュラカ属



学名:Portulaca
生活形:一年草/多年草
開花:5月~10月(ハナスベリヒユ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~25cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナスベリヒユ/マツバボタン/ウェルデルマニー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカは、茎が匍匐性に広がるため地被植物として主に利用されており、ぷにぷにとした可愛らしい茎・葉や、鮮やかな色の花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。茎や葉は肉厚でぷにっとしていて可愛らしい見た目をしており、また多肉の部分には養分や水分を貯蔵しているため栄養や水分の少ない環境に適応することができます。開花期は種により差異がありますが、ハナスベリヒユでは5月~10頃まで花が見られます。花の色は鮮やかで赤・桃・黄・橙・白とあるため、カラフルでポップな雰囲気をお庭に添えることができるでしょう。また葉の色は緑色の他に、桃・黄・白とあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ポーチュラカリア属
学名:portulacaria
生活形:常緑低木
開花:5月~7月
花色:黄
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約200~500cm
樹形:直立型・匍匐型
主な原種:アフラ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカリアは、多肉質でぷにぷにとした可愛らしい茎と葉を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、また盆栽のように仕立てて楽しまれたりしています。
ポトス(ハブカズラ属)



学名:Epipremnum
生活形:多年草
開花:自然開花は稀
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約300~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:ポトス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポトスは、多様な仕立て方をして、美しい葉を鑑賞できる観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は緑・黄・白があり、葉の中に散班や切班などの班が入り、多彩な葉色を楽しめるため、一般的にカラーリーフとして楽しまれています。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。さらに、NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できるでしょう。
ホヤ属(サクララン属)



学名:Hoya
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・桃・白
草丈:
草姿:ツル型(巻き付き茎/付着根)・叢生型 等
主な原種:カルノーサ/カーリー/レツーサ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ホヤは、自生地では樹木に着生しており、ツル性の茎で樹木をよじ登ったり、また枝垂れさせたりして成長する植物です。そのため、園芸で栽培する際も誘引資材を準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の形は多種多様にあり、種や品種により楕円形・線形・試形(ハート形)などがあります。特に、ハート形の葉はそれ自体が可愛いため、それを鑑賞する目的で栽培されたりします。また葉の色も緑・黄・桃・白などがあるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事もできます。花は肉厚でワックスで塗ったような光沢があり、多数の花が半球状にあつまるため、ボリューム感のある花姿となります。そのため、開花期には宝飾品を見てるような豪華な花姿が楽しめます。ホヤは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ポリゴナム(イヌタデ属)



学名:Persicaria
生活形:多年草
開花:周年※春と秋に最も多く開花する
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ポリゴナム/ヒマラヤトラノオ/アプレキシコール 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリゴナムは属の中に約131種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではポリゴナム(Persicaria capitata)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、地被植物として主に利用されていますが、その中でも開花期間が際立って長く、株を覆い尽くすように花が咲き誇るため、花絨毯の美しい景観を作り出す所が魅力の植物となっています。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、園芸で栽培される際は花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されており、また岩の隙間に偽着生させたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりしています。開花期は周年で、春と秋に最も花が咲きます。そのため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気がある植物です。花は頭花で、頭花の形は球状で、ゴツゴツとした金平糖のような見た目をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇るため、お庭などで栽培すれば花絨毯を敷いてるような豪華さや、お菓子が散りばめられてるような可愛らしさを感じる事が出来るでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種によっては桃色・黄色・白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
●ま行
マツ属





学名:Pinus
生活形:常緑高木
開花:4月~5月
花色:緑・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約2000~4500cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・匍匐型
主な原種:アカマツ/クロマツ/ハイマツ/モンタナマツ/ゴヨウマツ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マツ属は約126種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
マツ属の主な種
- アカマツ(Pinus densiflora):日本庭園や盆栽などで親しまれている日本原産の常緑高木です。類似種のクロマツと較べて樹皮の色が赤みを帯びており、葉が柔らかい。樹形は単幹で、樹皮は赤褐色または灰褐色になり、鱗片状に剥がれてまだら模様ができる。葉は針形で、2本ずつ束生します。
- クロマツ(Pinus thunbergii):日本庭園や盆栽などで親しまれている日本原産の常緑高木です。類似種のアカマツと較べて樹皮の色が黒っぽく、葉が硬い。樹形は単幹で、樹皮は黒褐色または灰黒色になり、鱗片状に剥がれてまだら模様ができる。葉は針形で、2本ずつ束生します。
- ハイマツ(Pinus pumila):樹形は匍匐型で地面を這うように成長するため、園芸では地被植物として栽培されています。葉の形は針形で5本ずつ束生します。
ミヤコグサ属(ロータス属)


学名:Lotus
生活形:常緑亜低木
開花:3月~5月
花色:桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:ミヤコグサ/ベルテロティー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミヤコグサ属は、茎が匍匐性に広がるため地被植物やハンギング仕立てとして主に利用されており、蝶々や鳥の唇に似たユニークな花を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ロータス・ベルテロティー(lotus berthelotii)は、花弁の先端がカールする事で花の形がオウムの嘴のような個性的な見た目をしており、赤色と橙色の花色がトロピカルな印象を与えます。また葉の色が白緑色をしてるためカラーリーフとしても楽しめる所も魅力のひとつです。一方で、ミヤコグサ(lotus japonicus)は、蝶々を想像させる優美な花の形をしています。鑑賞用として栽培されることはあまりないですが、絶滅危惧種のシルビアシジミの食草になったり、開花期には蜜蜂を初め様々な昆虫が訪れるため、ビオトープに取り入れる植物のひとつとして検討するのもよいかもしれませんね。
ミント属(ハッカ属)





学名:Mentha
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ペパーミント/スペアミント/ヨウシュハッカ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミントは、デザートの香り漬けなどに使用される代表的なハーブのひとつとして知られている植物です。ミントの香りは種や品種で差異があり、例えば、ペパーミントはメントールを由来とするスッキリした香りがあり、アップルミントはリモネン等を由来とする甘い香り、スペアミントのスパイシーな香りなどがあります。ミント属の種や品種については、種類のリンクでも紹介してるためそちらを参考にしてください。
ミントの草姿は叢生型で、地中にある根茎で広がりながら、茎を複数伸ばして群生をつくります。生育旺盛で根茎の広がりが早いため、場所によっては植えてはイケナイ植物として扱われる事もありますが、根茎は基本的に地表近くにあるため比較的に除草は簡単です。花は小さな唇形で、節ごとに集散花序がついている複合花序になります。花穂はボリューム感があり、紫色の花が上品な印象を添えたりますが、葉の収穫のために剪定で取り除かれることも多々あるようです。
ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)



学名:Tradescantia
生活形:多年草
開花:周年※開花は散発的
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・紫・灰・白
草丈:約15~45cm
草姿:叢生型・匍匐型・ロゼット型
主な原種:ムラサキオモト/ムラサキゴテン/シマムラサキツユクサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキツユクサ属は約85種を含む属であり、枝垂れたりロゼットを形成したりする優美な草姿や、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ムラサキオモト(Tradescantia spathacea)は、草姿が叢生型になり、地中を根茎で広がりながらロゼットを形成する株を複数つくり群生をつくります。そのため、地被植物として利用されたりします。葉の色は品種により緑・黄・紫・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。一方で、シマムラサキツユクサ(Tradescantia zebrina)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は品種により緑・紫・灰・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。上記の他にも、ムラサキツユクサ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
ムラサキナズナ属(オーブリエチア属)



学名:Aubrieta
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~20cm
草姿:匍匐型
主な原種:デルトイデア 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキナズナは、地表面を這うように広がりながら、開花期に株いっぱいに花を咲かせて花絨毯を作り出す植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、岩の隙間などに偽着生させたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。開花期は春で、総状花序に花が次々と咲いて株を覆うように咲き誇ります。そのため、花絨毯が敷かれているような美しい花姿が楽しめます。また幾つかの品種は、葉に黄色(白色)の班が入るため、カラーリーフとしても楽しめます。
●や・ら・わ行
ランタナ属



学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
リシマキア属(オカトラノオ属)



学名:Lysimachia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・紫
葉色:緑・黄
草丈:
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:プンクタータ/コバンコナスビ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リシマキア属は約288種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リシマキア属の主な種
- リシマキア・プンクタータ(Lysimachia punctata):黄色の花が連なり咲く豪華な花や、葉に覆輪の入る品種をカラーリーフとして楽しむ目的で栽培される品種です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は5月~7月、花序は総状花序、花は直径が約2.5cm、花は5枚の黄色の花弁が漏斗形にひらきます。
- コバンコナスビ(Lysimachia nummularia):草姿が匍匐型になり、茎が地表面を覆うように広がるため、地被植物に仕立てられたり、鉢から枝垂れる姿を鑑賞する目的でハンギング仕立てで栽培される植物です。開花期は5月~7月、小さな黄花が腋生に咲きます。
- オカトラノオ(Lysimachia clethroides):花穂が途中で折れてお辞儀してるように見える個性的な植物です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は6月~8月、花序は総状花序、花は非常に小さく、5枚の白色の花弁が皿状にひらきます。
ルリマツリ属(プルンバゴ属)



学名:Plumbago
生活形:常緑低木/常緑ツル性木本
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:青・紫・赤・白
葉色:緑
樹高:約100~600cm
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)・叢生型
主な原種:ルリマツリ/アカマツリ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルリマツリは、理想的な環境下で周年咲く青花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、一般的にはツルを誘引してトレリスなどに仕立てられますが、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、一般的に春から秋にかけて花が咲きます。花は穂状花序に高密度に集まる傾向があり、半球形のボリューム感のある花房をつくります。花の色は一般的に青色ですが、紫色や白色や赤色もあるため、好みで選ぶと良いでしょう。
ローズマリー属



学名:Rosmarinus
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は3月~11月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~180cm
樹形:分枝型
主な原種:オフィキナリス
用途: 開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ローズマリーは、樟脳の香りがある枝葉を収穫して料理に利用したり、また花を鑑賞したりする目的で栽培されている植物です。樹形は立性・匍匐性・半匍匐性の3パターンがある。立性は茎が垂直に整然と伸びるため、エレガントなお庭の庭木として最適で生垣としても活用できます。匍匐性は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。半匍匐性は匍匐茎と直立茎の両方の性質があるため、庭木としてボリューム感を出したり、自然風の生垣として活用されます。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力がありますが、開花が疎らだったり、開花が止まったりすることもあります。花は節から総状花序を出すため、一斉に開花すると株を覆うような豪華な花姿が楽しめます。また紫色の花が、お庭に上品な雰囲気を添えてくれるでしょう。
ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)



学名:Muehlenbeckia
生活形:落葉ツル性木本/落葉低木
開花:6月~7月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:コンプレクサ/アキシラリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワイヤープランツは、柔軟なワイヤーを思わせるような茎が作り出す独特な樹形と、緻密で可愛らしい印象を与える葉が魅力的な植物です。樹形はツル型で、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、ツルを誘引して誘引資材に仕立てられたりしますが、多くは地被植物のように仕立てられたり、鉢に植えてワイヤー状のツルを枝垂れさせて仕立てられる事が多いです。葉は約0.5~2cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、繁茂しても薮を見てるような野暮ったさを感じさせにくいです。葉の形は丸みを帯びるため、可愛らしさがあり、葉の色は緑色の他に品種を選ぶと黄・桃・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。また枝葉は収穫して切り花やフラワーアレンジメントの素材として利用する事ができます。ワイヤープランツの枝葉は、アレンジメントの中でボリューム感を出したり、容器の目隠しとして働かせたり、流れを演出したりして多様な活用方法があるため人気の花材です。