開花期間の長い花とは、季節を問わずに花を長く咲かせる植物です。開花期間の長い花をお庭に取り入れる事で、お庭の景観の維持が簡単になります。何故なら、長く花を咲かせることから植え替えのコスト・手間を省くことが出来るからです。
そのため、開花期間の長い植物は、お庭を気軽に楽しみたい人や、ひとつの花を長く楽しみたい人、お庭の景観を長く綺麗に維持したい人などに向く植物になります。
ここでは、開花期間の長い花を、オススメと一覧に分けて紹介しています。更に植物について詳しく知りたい場合は、種類と育て方のリンクからご覧ください。
おすすめの開花期間の長い花
開花期間の長い花にも様々な花があります。例えば、一年を通して温暖な南アフリカ等では年間を通じて花を咲かせますが、理想的な環境ではない日本では短い期間しか花を咲かせなかったりする事があります。その他にも、水やりなどの維持管理が簡単だったり大変だったり、病害虫・暑さ寒さに強く丈夫だったりと様々な植物があります。
ここでは、花がしっかり咲いて維持管理も楽な植物を中心におすすめを幾つか紹介していきます。おすすめ以外の植物も魅力的な植物がおおいです。おすすめ植物の下で紹介するため、そちらも良ければご覧ください。
アンゲロニア

名称:アンゲロニア
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アンゲロニアは、開花期間がとても長いことはもちろん、季節を通して殆ど休むことなく花を咲かせ続けます。また基本的に花がらを自ら落とす自浄作用があるため、ペチュニアやブッドレアなどのように花がらが残り腐敗したり枯れて見た目を悪くする心配がありません。そのため、維持管理がとても楽です。
草姿は直立して行儀よく成長する習慣があり、また葉は細いため、雑多な印象を与え難く洗練された雰囲気をつくります。そのため、他の植物と合わせやすく寄せ植え等に使いやすかったり、上品な雰囲気をつくるエレガントガーデンなどで使いやすかったりします。
デメリットは「寒さに弱い所」「株が広がらない所」などにあります。寒さに弱いため、冬が来る前に霜対策が必要になります。また株が広がらないため花壇に並べたりしたい場合は数が必要になり、コストがかかる場合があります。
ランタナ

名称:ランタナ
分類:常緑低木
開花時期:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~500cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ランタナは、開花期間がとても長いことはもちろん、季節を通して殆ど休むことなく花を咲かせ続けます。また基本的に花がら摘みは不要で、枯れた花を隠すように茎を伸ばし次の花を咲かせるため、維持管理が楽な植物です。
樹形は枝分かれをしてブッシュ状に広がります。そのため、育てる際はある程度の広さと空間が必要になります。植物によって高さはまちまちですが、園芸品種は草丈が抑えられてることが殆どです。そのため、花壇や植え込みの縁どりとして使用したり、鉢植えの中で育てやすくなっています。
ランタナは別名では「七変化」とも呼ばれており、花が咲き進むにつれて、花の色が変化する事で知られています。そのため、明るくカラフルで元気いっぱいのお庭をつくりたい時などに取り入れると良いかもしれません。また蝶々が好む花としても知られており、バタフライガーデンに取り入れたい花として必ずランクインしてくる植物です。そのため、ひらひらと優雅に翔ぶ蝶々をお庭に招きたい人は必ず取り入れたい植物のひとつになるでしょう。
ランタナのデメリットは「寒さに弱い所」「種子が有毒な所」「茎に棘がある所」等です。ただし、園芸品種では棘がなかったり、種がなかったりするため、あまり気にする必要はないかもしれません。また寒さも軽い霜程度であれば耐えることができます。
センニチコウ

名称:センニチコウ
分類:一年草・多年草(プルケラ種)
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:センニチコウは、開花期間がとても長いことはもちろん、季節を通して殆ど休むことなく花を咲かせ続けます。また一個一個の花の日持ちが長く、乾燥しても色褪せすることなく1ヶ月以上、綺麗な外観を保ち続けます。そのため、花がら摘みが比較的に楽に行える所が魅力です。
草姿は直立または分枝して広がります。基本的に茎や葉は細くて雑多な印象を与えませんが、茎が何度も分枝すると奔放に成長して散らかったように広がる事があります。そのため、大きく成長する品種などでは注意が必要でしょう。
花は一部の品種を除いて飴玉のような丸い外観をしています。丸い花は可愛らしい印象を与えるため、スイーツガーデンやロマンチックガーデンなどにピッタリです。また花(苞)は乾燥しても型崩れせず色褪せも少なく落ちたりもしません。そのため、植物上でも長持ちしますし、収穫してドライフラワーとしても親しまれています。
デメリットは「一年草(一部除き)」「寒さに弱い所」などがあります。基本的には一年草のため、寒さなどは関係ありませんが、プルケラ種のファイヤーワークス等は多年草のため、冬越しする場合は寒さ対策が必要になってきます。
エリゲロン

名称:エリゲロン
分類:多年草
開花時期:4月~12月
花色:桃・黄・白
葉色:緑
草丈:約20~40cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:エリゲロンは、たまに小休止することがありますが、基本的に開花期間が非常に長く、株を覆うように沢山の花を咲かせます。沢山の花を咲かせるため、基本的に花がら摘みは出来ません。草姿を整える目的等で切り戻しして花がら摘みがされることがあります。
草姿はドーム状、茎は分枝しながらこんもりと茂り、匍匐枝も伸ばしながら横にも広がります。そのため、花壇の縁どりや地被植物にピッタリな植物です。また土の少ない空間でも生き残る丈夫さがあるため、ロックガーデン等に使用されたりもします。
花は咲き進むにつれて舌状花が白色から桃色へと変化します。そのため、白色・桃色・黄色の三色の花が株の中に入り交じり、カラフルで明るく、また可愛らしくロマンチックな雰囲気を演出します。
デメリットは「こぼれ種」「逸出」「開花の途切れ」等です。基本的には非常に魅力的な植物ですが、こぼれ種が凄いため身に覚えのない場所からエリゲロンが出てきたり、匍匐枝を伸ばしてどんどん広がるため決められた範囲を逸出する事があります。また小休止を挟みながら複数回の開花になるため開花が途切れることもあります。
キダチルリソウ(ヘリオトロープ)

名称:キダチルリソウ(ヘリオトロープ)
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~120cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:キダチルリソウ(ヘリオトロープ)は、開花期間がとても長くて殆ど休みなく霜が降りる前まで花を咲かせ続けます。また個々の花持ちがとても良いため、花がら摘みもそこまで大変ではない所も魅力です。
草姿はドーム状、茎は枝分かれして横へも広がるため、育てる際はある程度の空間が必要になるかもしれません。また横への広がりがある事から、花壇のふち取り等に使いやすく、花壇のふち取りに使うことで、花が近くなり香りを楽しみやすくなります。
花は茎の頂部に集まり、半球状のボリュームの良い花房をつくります。紫色から青紫色の花色は上品で優雅な印象を与えます。紫色の花は濃い緑色の葉との相性も抜群によく重厚感と格式の高さを感じさせたり、また優雅でエレガントな雰囲気を演出したりする事が可能です。さらに魅力的な事に、花の香りがとてもよく、開花期は数メートル先までバニラの甘い香りを漂わせます。そのため、花壇のふち取りとして利用したり、ガーデンファニチャーの近くに植えてあげたりすると良いかもしれません。
デメリットは「寒さが苦手な所」「肥料を欲しがる所」等です。基本的にあまり寒さに強くありません。冬の間に葉が落ちても茎が無事であれば翌年また芽を出しますが、霜対策はしておいた方が良いでしょう。
キャットテール

名称:キャットテール
分類:多年草
開花時期:4月~11月(理想的な環境では周年)
花色:赤
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:キャットテールは、開花期間がとても長いことはもちろん、季節を通して殆ど休むことなく花を咲かせ続ける所が魅力です。また花の日持ちが長く、雨などで汚れなければ1ヶ月以上は綺麗な外観のまま楽しむことが出来ます。そのため、花がら摘みが比較的に楽に行えます。
草姿は匍匐性です。そのため、地被植物として花壇のふち取りに利用したり、ハンギング仕立てに鉢植えやハンギングバスケット等に植えて上げるのがおすすめです。
花は猫の尻尾のようにふさふさとして、触りたくなるような可愛らしさがあります。また赤色の花色も女性的で愛情深い印象を与えるため、花の外観ともよくマッチします。そのため、可愛い雰囲気のお庭やロマンチックガーデンなどによくあう植物です。
デメリットは「寒さに弱い所」「雨や泥で花が汚れる所」等があります。寒さに弱いため、冬越しさせる場合は霜に当てない等の対策が必要になります。また花持ちがとてもよいですが、雨が降った際に泥水等で花が汚れやすく、外観が汚くなりやすいです。そのため、雨の当たりにくい場所で管理すると良いかもしれません。
サルビア



名称:サルビア(スプレンデンス)
分類:多年草・常緑低木
開花時期:5月~11月
花色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
葉色:緑
草丈:約30~60cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:サルビアは属の中に約1000種近くあり、園芸でも様々な種が親しまれています。そのため、サルビアと一概に言っても開花期間や草姿・花姿等が全然違います。従って開花期間の長いサルビアが欲しい場合はきちんと選ぶことが重要です。
開花期間の長いサルビアは「スプレンデンス種」「ファリナセア種」「ディスカラー種」「ローズマリー」「チェリーセージ」「ガラニチカ種」「インディゴスパイヤー」「ブルーチル」等があります。非常に沢山の種があり、またこの下に沢山の園芸品種があるため、詳しくは種類のリンクからご覧ください。
開花期間の長い植物一覧
アカシア
名称:四季咲きアカシア
分類:常緑低木/常緑高木
開花時期:周年
花色:黄
葉色:緑
草丈:約150~700cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アカシアは属の中に約1380種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。例えば、ギンヨウアカシアは青みを帯びた白緑色の上品な葉色と、レースの編み物を思わせる様な繊細な葉の形からカラーリーフとして楽しまれることが多い種です。またパールアカシアは丸みを帯びる葉の形と白色の葉色から真珠に例えられる美しい葉が特徴です。ただし、開花期間の長いアカシアを欲しい場合は四季咲きアカシアやパールアカシアを選ぶ必要があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。


アガスターシェ
名称:アガスターシェ(ルゴサ)
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約90~150cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アガスターシェは、小さな花が沢山集まり円柱状に咲くボリュームの良い花姿と、スラリと上に伸びる葉の少ない茎が作るシルエットが特徴的な植物です。草姿は直立、葉は大きいものの、節間が長いため鬱蒼とせず、スラリと伸びる茎のシルエットが目立ちます。花はシソ科でよく見られる唇形花、唇形花は円筒型に非常に密に集まるため、ボリュームのよい花姿を作ります。また花には他のシソ科の花と同様に、花蜂が沢山集まります。そのため開花期間は花の周りを元気に飛び回る蜜蜂の姿や、花に乗り蜜を集める可愛らしい蜜蜂の姿を観察する事が出来ます。
アゲラタム
分類:一年草
開花時期:5月~10月(霜が降りるまで)
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15cm~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アゲラタムは、開花期間が長く春から秋にかけて長くお庭の中を彩ることから、人気の高い園芸植物の一つです。花はアザミを小さくしたような花が、茎の頂部に集まるためモコモコとしたボリュームのある可愛らしい花姿をつくります。また花からは、長い雄蕊が突出するため、全体としてふさふさとした柔らかな外観になります。草姿はドーム状になるタイプと、茎がスラリと伸びて草丈が高くなるタイプがあります。花壇で育てる場合は草丈が低く花が沢山咲くタイプを選んだり、切り花にしたい場合は草丈が高い品種を選んだりすると良いでしょう。


アジサイ
名称:アジサイ(四季咲きアジサイ)
分類:落葉低木
開花時期:5月~8月(四季咲き品種5月~10月/早咲き2月~4月)
花色:赤・桃・青・紫・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~200cm(稀に400cmに達する)
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アジサイは、非常に大きく豪華な花を咲かせる事で知られており、開花期には視界を覆うほどに沢山の花が咲くため、美しい景観を作り出すことが出来る魅力的な植物です。開花期間は一般的に晩春から夏頃、前年の枝に花を咲かせますが、新枝に花を咲かせる品種もあります。新枝にも花が咲くアジサイを、四季咲きアジサイと呼んでおり、エンドレスサマーを初め様々な品種が出ています。詳しくは種類のリンクからご覧ください。





アンゲロニア
名称:アンゲロニア
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:アンゲロニアは、開花期間が非常に長く、初夏頃から晩秋頃まで長く花を咲かせ続ける所、垂直に行儀よく成長する習慣がある所などが魅力の植物です。
草姿は直立で、茎は殆ど横に倒れることなく垂直に伸びるため、雑多な印象を与えず洗練された雰囲気を作ります。
花は上に向かって成長しながら次々と花を咲かせます。また自ら花を落とす自浄作用があるため、基本的に花がら摘みをせずに育てる事が出来ます。また雨に当たっても花が腐敗するなど、汚れる事が少ないため、雨の当たる屋外でも育てやすいです。アンゲロニアは常に綺麗な外観を保ち続ける事から、手入れの行き届いた清潔感のあるお庭や、洗練された雰囲気のあるお庭などによくあいます。


イソトマ
名称:イソトマ
分類:多年草
開花時期:5月~10月(夏場は休む)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:イソトマは、茎葉が細く立ち上がるため華奢な印象を与える外観をしており、海外では「blue star」とも呼ばれる花の形がシャープで洗練された雰囲気をつくる魅力的な植物です。
草姿は直立または匍匐性に広がるためふんわりとしたドーム状の外観になります。葉は細くふち部分が裂けるためシャープでカッコいい外観をしており、また細いためあまり目立ちません。
花は細い花弁が5個、放射状に広がる形から海外では「blue star」と呼ばれています。細く繊細な外観をしているため、上品で楚々とした優しい雰囲気をつくります。



エキナセア
名称:エキナセア
分類:多年草
開花時期:5月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約60~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:エキナセアは、花の中央が盛り上がり花弁が垂れ下がる個性的な花姿と、茎が殆ど枝分かれする事なく真っ直ぐ伸びる洗練された草姿が特徴的な植物です。
草姿は直立、茎は殆ど分枝することなく垂直に伸びます。そのため洗練された外観をしており、また比較的に背が高くなるため、花壇の中央などで立体感や高さを出したい時に使えます。
花は中央の筒状花が球状に盛り上がり、外周の舌状花が下がります。そのため、手に持って応援する時に使うポンポンを思わせるような可愛らしい花姿をつくります。


エリゲロン
名称:エリゲロン(カルビンスキアヌス)
分類:多年草
開花時期:4月~12月
花色:桃・黄・白
葉色:緑
草丈:約20~40cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:エリゲロンは、たまに小休止しますが開花期間が非常に長い事から、お庭全体の印象を決める花としておすすめの植物です。
エリゲロンの花は、白色から桃色へと花弁の色が変化していきます。そのため、一株の中に白色+桃色+黄色(筒状花)の三色の花が入り交じり、ロマンティックな印象を与えたり、カラフルで元気の良い印象を与えたりする事ができます。
草姿は、こんもりと盛り上がるドーム状の外観をつくります。そのため、花壇の縁どり等におすすめです。また強健で岩の隙間等でも容易に育つためロックガーデン等に使われることもあります。
オキザリス
名称:オキザリス(トリアングラリス)
分類:多年草
開花時期:4月~10月(開花は疎ら)
花色:紫・桃・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約15~50cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:オキザリスは属の中に、約500種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、イモカタバミやシボリカタバミは地面をこんもりと覆うため地被植物にもなり、また開花期間が長く可愛らしい花を長期に渡り咲かせます。また、トリアングラリス種は葉(小葉)の形が三角形をしているため、シャープで洗練された印象をしており、葉色が暗紫色をしているためエレガントな雰囲気を作ったり、ミステリアスで魔王が出てくるお城のような怪しい雰囲気を作ったりします。
上記の他にもオキザリス属の中には様々な種や園芸品種があります。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。


オステオスペルマム
名称:オステオスペルマム
分類:多年草
開花時期:4月~11月(周年)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~50cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:オステオスペルマムは開花期間が長く、理想的な環境では一年を通して花を咲かせる能力があるため、長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。オステオスペルマムは、園芸品種が多くあり花の色や花の形が豊富です。そのため、お庭のデザインに合わせて品種選びができます。例えば、ピンク色やパステル調の花色の品種を選んでロマンチックな雰囲気を作ったり、色の対比をいかしてカラフルなデザインのお庭を作ったり出来ます。また基本的に草丈はあまり高くならず、横に広がる傾向があるため、花壇の縁どり等に使いやすいです。
オキシペタラム
名称:オキシペタラム(ブルースター)
分類:多年草・亜低木
開花時期:5月~10月
花色:青・桃・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:オキシペタラム(ブルースター)は、ふわふわとした柔らかな印象を与える花や葉、ツルのように伸びる茎が特徴の植物です。
草姿は半ツル性、茎は少し柔軟なため、支えがない場合、一定の長さまで成長すると倒れ、アーチ状に横に広がる傾向があります。そのため、支柱などの支えが合った方がよいでしょう。
花や葉は滑らかな白色の毛が生えています。そのため、触り心地がよく、また柔軟なため布のような質感をしています。花の色はパステル調の水色、水色は清潔感や清涼感を感じさせたり、クールで爽やかな印象を与えることが出来ます。また気分を落ち着かせる鎮静効果があるため、リラックス出来る空間を作ることが出来ます。そのため、エレガントガーデンにもよく合うでしょう。


ガーベラ
名称:ガーベラ
分類:多年草
開花時期:4月~11月(理想的な環境で周年)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ガーベラは、理想的な暖かな環境では一年を通して花を咲かせる事が出来ます。また花は、とても大きく華やかで、花瓶の中での日持ちがとても良い事から、切り花として商業的によく栽培される植物です。
ガーベラは、基部から出る根生葉と、花(花茎)のみで構成されているため、雑多な印象を与えにくく洗練された雰囲気の草姿を作ります。また花の形や色が豊富にあるため、お庭のデザインに合わせて品種選びができます。例えば、ピンク色やパステル調の花色の品種を選んでロマンチックな雰囲気を作ったり、色の対比をいかしてカラフルなデザインのお庭を作ったり出来ます。ただし長雨やジメジメした環境を嫌うため、育てる場所には注意が必要かもしれません。


ガウラ
名称:ガウラ
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・紫・白
草丈:約50~150cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ガウラは、花の形が蝶々のような形状をしており、細い茎と花が風に揺れると、蝶々が舞う姿に見える事から、別名では白蝶草と呼ばれている植物です。
草姿は叢生、地面から複数の茎を出し、群生をつくるようにふんわりと広がります。そのため、自然風のお庭との相性が良いです。また茎は細く華奢なため繊細な印象を与えやすく、やや倒伏しやすい傾向があります。
花は開花期間はとても長く、晩春から秋の終わりにかけて花が咲き続けます。そのため長く花を楽しみたい人に人気があります。花は茎に沿って次々と咲きますが、一度に咲く花は数個程度です。そのため、ボリューム感はなく、控えめで楚々とした繊細な雰囲気を演出します。また一個一個の花が蝶々のような外観をしていて、風で揺れると蝶々が舞うように見えるため優雅な雰囲気をつくる所も魅力です。
ガザニア
名称:ガザニア
分類:多年草
開花時期:5月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ガザニアは、マット状に広がる草姿と、蜘蛛の巣状に白色の毛が生えて白銀色の外観となる所、季節わ通して花が開花する所、直径10cmを超える事もある巨大な花が魅力的な植物です。
草姿は匍匐性または叢生(株を近くに沢山作る)して、マット状に広がるため、グランドカバーとしてよく利用されます。また茎や葉には白色の毛が蜘蛛の巣状に生えるためシルバーリーフとしても利用されます。
花は頭花、直径が10cmを超えることもあるため存在感が強く豪華な雰囲気をつくり、花の色は普通は黄色と橙色、舌状花の基部に黒色の班が入るため円環模様が出来るのが一般的です。
ガザニアは乾燥に強く、肥料も殆ど不要で育てられるため、環境を整えてあげれば非常に育てやすい植物です。


カラミンサ
名称:カラミンサ(ネペタ)
分類:多年草
開花時期:6月~10月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約40cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:カラミンサは、地面から真っ直ぐ茎が立ち上がり行儀よく成長する習慣と、小さな花が多数つきカスミソウのような雰囲気をつくる上品な花姿が魅力の植物です。
草姿はふんわりと丸みを帯びた草姿をしており、茎は直立するため上品な外観をしています。
花は穂状に並ぶためシャープな印象を与えやすく、また花と花との間に空間があり、光がよく通るためレースの編物ような上品な印象を与えます。白色の花は光を最も反射する色です。そのため、明るく輝くような印象を与え、神々しい雰囲気を感じさせる植物です。
カランコエ
名称:カランコエ
分類:多年草
開花時期:11月~5月(短日処理を行うことで周年)
花色:赤・桃・橙・黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
リンク:種類・育て方
特徴:カランコエは多肉質な葉や華やかな花を鑑賞する目的で育てられる事が多い植物で、カランコエ属の中には約73種があります。
園芸でも幾つかの種が親しまれており、例えば、ベニベンケイは開花期間の長さや華やかな花姿から花を楽しむ目的で育てられます。また、月兎耳は葉がぷにぷにと多肉質でベルベットを思わせるような毛で覆われる事から葉を鑑賞する目的で育てられたりしています。
上記の他にも、葉の葉縁部分に子株を沢山つくり子孫繁栄の縁起の良い植物として人気の高いコダカラベンケイやシャンデリアのような花姿が魅力的なカランコエ・マンギニーなど様々な種と園芸品種が親しまれています。詳しくは種類のリンクからご覧下さい。


カリブラコア
名称:カリブラコア
分類:多年草
開花時期:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約10~25cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:カリブラコアは、元々はペチュニア属にあった事からも分かる通り、ペチュニアと非常に似た外観をしており、またペチュニアとの属間交雑なども行われ沢山の品種がうまれています。
カリブラコアは花の直径が2~3cmと小さく可愛らしい外観をしており、ペチュニアと比べて雨による花弁の傷みが少なく育てやすい所が魅力です。
草姿は丸みを帯び、ふんわりとするため可愛らしい印象を与える外観となります。またその草姿から花壇の縁どりやハンギング仕立てなどにされる傾向が強い植物です。




キャットミント
名称:キャットミント
分類:多年草
開花時期:4月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:キャットミントは、茎葉にネペタラクトンと呼ばれる猫を陶酔させる物質を含んでいる事から、猫はキャットミントの茎葉を噛んだり、体を擦り付けたりして、マタタビを与えた時のような仕草をする事があります。そのため猫を愛する家庭で、植えられる事が多い植物です。
草姿は直立、茎は上部で殆ど分枝する事なくスッと上に伸びるため、洗練された印象を与えやすく、またふさふさとした外観もしているため柔らかな印象も与えます。
花は穂状に並ぶためシャープな印象を与えやすく、青色または紫色の花を咲かせます。青色や紫色の花は、落ち着いた印象を与えたり、上品な雰囲気をつくります。そのため、エレガントガーデンなどによく合うでしょう。
キンセンカ
名称:キンセンカ
分類:一年草・短命多年草
開花時期:12月~6月
花色:黄・橙・桃・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


クサギ
名称:クサギ(ゲンペイカズラ)
分類:常緑ツル性木本・常緑低木
開花時期:5月~9月
花色:白・赤
葉色:緑・黄
草丈:約300~700cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:クサギは、属の中に約141種以上があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、クラリンドウは別名ではブライダルヴェールとも呼ばれており、上から下へと優雅に垂れ下がる花穂と、真っ白な花が結婚式のヴェールを思わせる花姿が魅力の植物です。またゲンペイカズラは、清潔感を感じさせる白色の萼から上品な印象を与える濃い赤色を咲かせるためエレガントな雰囲気をつくる花姿が楽しめます。
上記の他にも、クサギ属の中にはボタンクサギやベニバナクサギ等の多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。


ケイトウ
名称:ケイトウ
分類:一年草/多年草(短命)
開花時期:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約30~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ケイトウは「トサカケイトウ」「フサゲイトウ」「ヤリゲイトウ」と呼ばれる三種類の花の形があります。
トサカケイトウは鶏の鶏冠に例えられる個性的な花姿をしており、切り花やフラワーアレンジメントとして楽しまれる事が多い種類です。
フサゲイトウは花穂が炎のように立ち上がり円錐状に集まるため、ふさふさとボリュームある花姿をつくります。そのため、お庭の中で育てていても非常によく目立ち、花壇の中で育てるのにおすすめの種類です。
ヤリゲイトウは細長い円筒形の花の形をしています。他のケイトウと比べると花姿は地味ですが、沢山の花を咲かせ開花期間も長くなる傾向があります。そのため、お庭で育てるケイトウとしておすすめの種類です。
お庭の雰囲気に合わせて、好みのケイトウを選ぶと良いでしょう。


ゲラニウム
名称:ゲラニウム(ロザンネ)
分類:多年草
開花時期:5月~10月
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約60~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ゲラニウムは属の中に約420種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、ゲラニウム・ロザンネは開花期間がとても長く直径5cmに達することもある大きな花と、青色の花色が華やかな印象を与えたり落ち着いた雰囲気を作ります。また、ワリキアナム種はロザンネの親種として知られており開花期間の長さや大きな花が魅力的です。
上記の他にもゲラニウム属の中には八重咲き品種があるプラテンセ種など様々な種と品種があります。詳しくはリンクの種類からご覧ください。


サルスベリ
名称:サルスベリ
分類:常緑小高木
開花時期:6月~10月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:約100~800cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:サルスベリは沢山の花が咲く多花性の性質と、花弁が縮れる個性的な花姿、樹皮が剥がれ滑らかになる幹が特徴的な植物です。
樹形は育て方で変わり、木のような単幹または地際付近から枝分かれして沢山の茎が伸び株立ち状になります。樹皮は古くなると剥がれて、人肌のような滑らかな薄橙色の樹皮が現れます。そのため、古い樹皮と新しい樹皮のまだら模様を鑑賞して楽しむ事も出来ます。
花は多花性、開花期には枝を覆うように沢山の花が咲くため、桜の花の様な美しい景観をつくりだします。個々の花は花弁が縮れ、波打つため、フリルドレスのような優雅な花姿をしている所も特徴です。



サンビタリア
名称:サンビタリア
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:橙・黄
葉色:緑
草丈:約15~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:サンビタリアは、茎が匍匐性に広がる性質があるためグランドカバーとして利用される事が多く、また花は開花期間が長く、株を覆うように黄色の花が咲く事から、地面を覆う黄色の絨毯のような美しい景観をつくる魅力的な植物です。
草姿は匍匐性、茎は地面を這うように広がり、また盛り上がりながら下垂するため、地被植物として利用されたり、また壁面を覆う植物として花壇の縁どりやハンギング仕立てにされたりします。
花はキク科でよく見られる頭花、頭花は黄色の舌状花と黄緑色または褐色の筒状花で構成されており、花の大きさは直径約2cm、多花性で株を覆うように沢山の花を咲かせるため、開花期間中は花の絨毯を敷いたような美しい景観をつくり出す事ができます。

ジニア
名称:ジニア
分類:一年草
開花時期:5月~11月(6月~9月に最も開花)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ジニアは開花期間が長く、夏の暑さにも負けずに持続的に花が咲き続け、また種から容易に育てられるため大量植栽がしやすいです。そのため、花壇の花または切り花として人気の高い植物の一つです。
ジニアは園芸品種が豊富にあります。例えば、茎が殆ど分枝せずにスラッと伸びるため花壇の中で高さを出したり切り花とするに向く品種、分枝が多く地面を覆うように広がる草姿を作るため地被植物として使える品種等です。また花の形や色も豊富にあります。そのため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びが出来る所も魅力です。
ジャスミン
名称:ジャスミン(ソケイ)
分類:落葉ツル性木本
開花時期:5月~10月
花色:桃・白
葉色:緑・黄
草丈:約400~800cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ジャスミンは「バラ」「スズラン」と並んで、三大フローラルと呼ばれており飛び抜けて人気の高い香りの1つです。
花は香りが非常に高く、開花期には数メートル先まで香りが届きます。香りは官能的で刺激的な蜂蜜のような甘い香りがあり、催淫作用や気分の高揚などの効果があるとされています。そのため海外では花を収穫してベットの周りに散らしたり、花瓶に生けてベットの横に飾り楽しまれたりするようです。
樹形はツル性、他の植物や物体に接触すると茎先端が旋回するように動き、他の植物や構造物に茎を巻き付けて体を固定します。そのため、巻き付く物がある場所、またはトレリスやオベリスク等の資材を準備して育てる必要があります。



スパティフィラム
名称:スパティフィラム
分類:多年草
開花時期:5月~10月(環境が合えば周年)
花色:白・黄
葉色:緑・黄
草丈:約30~180cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:スパティフィラムはギボウシのように優雅に広がる大きく存在感のある葉も、環境が合えば周年咲く気品のある花が魅力的な植物です。
草姿は直立、葉は根元から出る根生葉と茎葉で構成されており、大きな葉では60cmを超える事もあります。そのため、遠くからでも目立ち雄大な存在感を放ちます。
花は環境が良ければ周年咲き、サトイモ科でよく見られる白色の仏炎苞に包まれたバナナのような花を咲かせます。白色の花は神聖さも感じさせ、非常に気品があるため、エレガントなお庭などによく似合うでしょう。


ゼニアオイ
名称:ゼニアオイ
分類:多年草
開花時期:4月~10月(5月~7月が最も開花)
花色:桃・紫
葉色:緑
草丈:約60~120cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ゼニアオイは属の中に約26種があり、幾つかの種が園芸で親しまれています。
例えば、ジャコウアオイは開花期間が晩春から秋までと長いため、長く花を楽しむ事が出来ます。また花には麝香のような心地よい香りがあるため、香りの花としても楽しめます。また、ウスベニアオイは地面から垂直に伸びる行儀の良い草姿と、上品な印象を与える薄い紫色または桃色の花が特徴です。開花期間も長いため、お庭を長く彩る事が出来ます。
上記の他にも、ゼニアオイ属の中にはマルバアオイやモクアオイ等の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。
ゼラニウム
名称:ゼラニウム
分類:多年草
開花時期:3月~12月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・茶
草丈:約30~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ゼラニウムは属の中に約57種があり、園芸では一般的に「ゾナル系」「アイビーゼラニウム系」「センテッド系」「リーガル系」の四系統が育てられています。
・ゾナル系は開花期間の長さや、花が球状に集まりボリュームよく咲く花姿、花色と葉色の豊富さが魅力です。
・アイビーゼラニウム系はカスケードする草姿や、アイビーに似たカッコ良い葉の形、開花期間の長さと、花の美しさが魅力です。
センテッド系は非常に強い香りと、香りの種類の豊富さ、シダ植物のように葉が裂ける装飾的な葉の形などが魅力です。
・リーガル系はゾナル系と比べて一個一個の花が大きいため豪華で、葉の形が個性的です。
そのため、開花期間の長いゼラニウムを選ぶ場合は、一部のセンテッド系を除いてゾナル系とアイビーゼラニウムを選ぶ必要があります。


セントランサス
名称:セントランサス
分類:多年草
開花時期:5月~6月(9月)
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:セントランサスは、大きく目立つ美しい花穂、人々を魅了する甘い香り、洗練されている上品な草姿が魅力的な植物です。草姿は株立ち状、茎は上部で殆ど分枝する事なく真っ直ぐ伸びるため、行儀の良い印象を与えます。花の色は濃い赤色・桃色・白色があり、円錐状に密に花が集まるため、非常にボリューム良い花姿を作ります。そのため、遠くからでもよく目立ち、お庭の中でアクセントとして働く事ができます。また花には甘い香りがあるため、開花期間中は、数メートル先まで花の香りが楽しめます。花は昆虫の蜜源になっており、開花中は蝶々などが蜜を求めて花の周りをよく飛び回っています。蝶々は羽根が美しく、またひらひらと優雅に翔ぶ姿は幻想的な雰囲気をつくるため、ロマンチックガーデンやエレガントガーデンなどによく合い、雰囲気を盛り上げる要素になります。

タチノウゼン
名称:タチノウゼン(テコマ)
分類:常緑小高木
開花時期:5月~11月(理想的な環境では周年)
花色:黄・橙
葉色:緑
草丈:約300~800cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:タチノウゼン(テコマ)は属の中に約10種があり、幾つかの種が園芸で親しまれています。
例えば、キンレイジュ(金鈴樹)は理想的な環境であれば一年を通して花を咲かせる開花能力があり、枝先に房状に咲くボリューミーな花姿と、明るく開放感を感じさせる鮮やかな黄色または橙色の花色が魅力的な植物です。また、ヒメノウゼンカズラも理想的な環境であれば一年を通して花を咲かせる能力があり、枝を引っ掛けて壁面を登りながら、ラッパのような個性的な花を咲かせます。


ダリア
名称:ダリア
分類:多年草
開花時期:4月~11月(5月~6月・9月に最も開花)
花色:桃・赤・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑・黒
草丈:約30~160cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ダリアは世界に五万以上の園芸品種があります。花の色や花の形、花の大きさや草丈など品種によって様々あり、多くが分類化されて選びやすくなっています。
例えば、ロマンチックガーデンに合うダリアを探す場合は花の色がピンク色で花の形は小さく丸いフォルムの品種を探したいはずです。その場合は「ポンポン」や「ボール」咲きに分類されているダリアを探してあげると、素早く好みのダリアが探せます。逆にエレガントガーデンに合うダリアを探したい場合は花の色は紫色または濃い赤色、優雅な印象を与える花を探します。その場合は花が八重咲きで花弁に動きのある「インフォーマル咲き」のダリアの中から花の大きさや色を選ぶと素早く好みのダリアが探せるようになっています。
分類化する事でダリアは好みの品種を選びやすくなっています。詳しくは種類の方からご覧ください。


ディアスキア
名称:ディアスキア
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ディアスキアは開花期間の長さや、筒部が大きく開いていて、角のような距が後ろにのびる花の形等が特徴の植物です。
草姿は直立または半ほふく性になるため、行儀よく垂直に成長する習慣がある品種もあれば、ドーム状になったり、地面を匍匐したり、壁面を少し垂れ下がりながら途中で立ち上がる個性的な草姿をつくる品種もあります。
花は口を大きく開けたような個性的な花を、茎に沿って沢山咲かせます。開花期間が長いため、お庭の中で長く花を楽しみたい人などに向いている植物です。


トレニア
名称:トレニア
分類:一年草
開花時期:4月~11月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~45cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:トレニアは、開花期間の長さや大きく口を開くように咲く個性的な花姿、盛り上がるか匍匐するように広がる草姿が特徴の植物です。
草姿はドーム状またはマット状に広がります。そのため、トレニアは花壇の縁どりとして利用されたり、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにして茎葉が枝垂れる優雅な姿を楽しむ目的で育てられたりしています。
花は口を大きく開けたような個性的な花を、茎に沿って沢山咲かせます。開花期間が長いため、お庭の中で長く花を楽しみたい人などに向いている植物です。
ニチニチソウ
名称:ニチニチソウ
分類:多年草/亜低木
開花時期:5月~11月(理想的な環境では周年)
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ニチニチソウは開花期間の長さや、丸みを帯びる可愛らしい花の形、光が反射する光沢のある葉色、直立や匍匐する多様性のある草姿などが特徴の植物です。草姿は直立またはマット状に広がる性質があり、園芸品種の場合は多くの場合で茎が匍匐します。そのため地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てで鉢植えやハンギングバスケットなどに植えられる事が多いです。開花期間がとても長く、理想的な環境では周年、通常は春から晩秋まで夏も休みなく花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。花は腋性、茎の頂部の葉腋から花を次々と咲かせます。ただし一個一個の花の寿命が短めなため直ぐに散ります。


ネメシア
名称:ネメシア
分類:一年草・多年草
開花時期:秋・冬・春
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~60cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ネメシアは金魚草のような個性的な花が茎頂に集まるように咲く花姿と、直立する茎が行儀良い印象を与える植物です。草姿は直立、茎の下部でよく分枝するため直立する茎が何本も並ぶように立ち上がります。そのため、行儀のよい雰囲気を演出します。開花は種や品種により変わりますが、普通は夏を避けた時期に咲きます。花は下唇の中心部が膨れるため金魚草のような個性的な外観をしており、茎頂に集まるように咲く傾向があります。そのため、とてもボリュームよく華やかな花姿をつくる所が魅力です。
ノウゼンハレン
名称:ノウゼンハレン(ナスタチウム)
分類:一年草・多年草
開花時期:4月~10月(7月に最も開花する)
花色:赤・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~240cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ノウゼンハレン(ナスタチウム)は、トロピカルな印象を与える明るい花色と、蓮の葉のような丸い可愛らしい葉の形が魅力的な植物です。
草姿はツル性、茎は匍匐したり、壁面を下垂したり、トレリス等の壁面を登る事もあります。そのため、仕立て方次第で様々な楽しみ方が出来ます。
葉の形は丸い盾形、そのため可愛らしい印象を与えるリーフとして楽しむ事が出来ます。また葉は蓮の葉と同様に水を弾くロータス効果があるため、雨の日の後にはコロコロとした水滴が葉の上に乗っている事もあるようです。
花は明度が高め、または強く色鮮やかなためトロピカルな雰囲気をつくる花色をしており、またしばしば発光して見える事もあるようです。ナスタチウムが発光して見える現象をエリザベスリンネ現象ともいいます。


ハイビスカス
名称:ハイビスカス
分類:多年草・低木
開花時期:5月~10月(理想的な環境では周年)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~300cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ハイビスカスは「南国を代表する花」「夏を代表する花」として一般的に認識されている植物です。そのため、夏に園芸店などで出回ることが多く、花柱が突出する花姿や鮮やかな花色が南国の雰囲気を演出します。
ハイビスカス属は約154種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。例えば、ブッソウゲは花柱が長く突出するため、これぞハイビスカスと思わせる花姿をしていて、理想的な環境では周年開花する能力があります。またムクゲやフヨウなどは多くのハイビスカスと違い、冬の寒さに強いです。そのため、平地などでも育てやすいハイビスカスとなります。
この他にも様々な種類のハイビスカスがあります。詳しくは種類の方からご覧ください。

バコパ
名称:バコパ
分類:多年草
開花時期:3月~11月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄
草丈:約10~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:バコパは、地面を匍匐して広がる草姿と、株を覆うように咲く小さく可愛らしい花が魅力的な植物です。
草姿は匍匐性、茎は柔軟で地面を広がり、また壁面では下に下垂します。そのためグランドカバーとして利用されたり、またハンギング仕立てにされて茎葉が上から下へと下垂する優雅な草姿が楽しまれたりします。
花は直径約2.5cmと非常に小さく可愛らしい外観をしています。一方で非常に多花性で、葉腋から次々と花を出して、株を覆うように沢山の花を咲かせるため、花姿は豪華で華やかになります。

ビデンス
名称:ビデンス
分類:多年草
開花時期:5月~11月(理想的な環境では周年)
花色:橙・黄
葉色:緑
草丈:約15~30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ビデンスは、開花期間が長く理想的な環境では一年を通して花を咲かせる能力があり、多花性で株を覆うように沢山の花が咲く事から、開花中は地面を覆う花絨毯のような美しい花姿を楽しむ事が出来る魅力的な植物です。
草姿は匍匐性で途中で茎が立ち上がり花を咲かせます。茎は地面を這うように広がるため地面を覆うグランドカバーとして利用される事が多いです。
花はキク科でよく見られる頭花、頭花は黄色または橙色の舌状花と黄色の筒状花で構成されています。黄色または橙色は明るく開放感のある雰囲気をつくるため、ポップで明るいカラーガーデンや南国のリゾートを思わせるようなトロピカルガーデンにおすすめです。また多花性で株を覆うように沢山の花を咲かせるため、開花中は花の絨毯を敷いたような美しい花姿を楽しむ事が出来ます。


ブーゲンビリア
名称:ブーゲンビリア
分類:常緑ツル性木本
開花時期:4月~6月・9月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~1200cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ブーゲンビリアは、優雅に広がる樹形と、紙吹雪が舞うように咲く美しい花姿が魅力的な植物です。
樹形はツル性、茎は構造物などに棘や新鞘をかけながら登る事が可能で、また柔軟な茎は優雅に広がります。
ブーゲンビリアは理想的な環境であれば一年を通して開花する能力があります。ただし基本的には数ヶ月ごとに周期的に花が咲く性質があります。花は大部分が苞葉、苞葉は赤色や桃色に色付き色紙のような外観をしています。そのため、開花期になると紙吹雪が舞うような美しい景観を見る事が出来ます。
ブッドレア
名称:ブッドレア
分類:落葉低木
開花時期:6月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約180~500cm
リンク:種類・育て方
特徴:ブッドレアは、別名では「バタフライブッシュ」とも呼ばれており、バタフライガーデンに欠かせない花として必ずランクインしてくる植物です。
樹形はブッシュ状、枝分かれがよく、沢山の花を咲かせます。ただし節間が長いため枝が不規則に交差する所が見えやすく、やや雑多な印象をあたえやすい所が欠点かもしれません。
開花は長く初夏から秋にかけて咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれます。また品種によっては花の長さが50cmに達する事もあるため、遠くからでもよく目立ち、お庭の中でフォーカルポイントとして働く事ができる所も魅力です。ただし花は、枯れた花がらを長く残すため、花がら摘みをしないと清潔感を損ねたり管理されていない印象を与える事があります。そのため花がら摘みで手のかかる植物でもあります。


フランスギク
名称:フランスギク(ノースポール)
分類:一年草・多年草
開花時期:12月~6月
花色:白
葉色:緑
草丈:約30cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:フランスギクは、属の中に約41種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、ノースポールは冬から春にかけて開花し続けるため冬花壇を彩る代表的な植物として知られており、また一株でボリュームよくドーム状の草姿をつくり株を覆うように沢山の白色の花を咲かせます。シャスタデイジーは地面から直立する茎を何本も伸ばして群生するボリュームのよい草姿と、一重咲きから八重咲きまで華やかな印象を与える花姿が魅力的な植物です。
上記の他にも、フランスギク属の中にはフランスギクやマキシマム種等の多数の種や品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。


フランネルフラワー
名称:フランネルフラワー
分類:多年草
開花時期:4月~11月(一季咲きは春のみ)
花色:白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
プリムラ
名称:プリムラ
分類:多年草
開花時期:12月~4月
花色:青・紫・赤・桃・黄・橙・黒・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


ブルーデージー
名称:ブルーデージー
分類:多年草
開花時期:3月~11月(夏を除く)
花色:青・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
ブルーファンフラワー
名称:ブルーファンフラワー
分類:多年草
開花時期:4月~10月
花色:青・紫・桃・白
葉色:緑
草丈:約25cm~45cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


プルメリア
名称:プルメリア
分類:常緑低木・常緑小高木
開花時期:4月~10月(理想的な環境では周年)
花色:赤・桃・白・黄・橙
葉色:緑
草丈:約200~800cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:プルメリアは、開花期間が長く理想的な環境であれば一年を通して花を咲かせる能力があり、色鮮やかで明度の高いトロピカルな花色と、クチナシやバラ等を思わせる非常に強い香りが魅力的な植物です。
樹形は低木または小高木で、上部で枝が扇状に広がる傾向にあります。
花は直径約5~7.5cm、枝の頂部に房状に花が集まるため非常にボリュームの良い花姿を作ります。花の色は、明度が高めで色鮮やかなため、トロピカルな雰囲気を作ります。花の香りは強く、特に朝と夕に強い香りがあり数メートル先まで香りが漂います。そのため、香りの花としても楽しまれています。
プロテア
名称:プロテア
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:プロテアは直径が10~30cmに達する巨大な花と、花瓶の中での花持ちの良さが特徴の植物です。
樹形は不定形、茎は直立または匍匐した後に立ち上がる傾上茎です。
花は苞と小花で構成されており、花は白色(クリーム色)の部分、鮮やかな桃色の部分は葉が変形した苞です。花の部分が苞になる植物は、切り花にしても日持ちがよくドライフラワーとして優秀な事がおおいです。プロテアも同様の性質があり、花瓶の中での日持ちが7~14日、ドライフラワーにした後にフラワーアレンジメントとしても使われます。そのため、花材としての人気が高い植物です。


ペトレア
名称:ペトレア
分類:多年草
開花時期:5月~10月(理想的な環境では周年)
花色:紫・白
葉色:緑
草丈:約400~1200cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ペトレアは、ツル性に成長する習慣と、上部から下部へと垂れ下がり咲くシャンデリアのような優雅な花姿、濃い紫色と薄い紫色の二色の花色で作るグラデーションが魅力的な植物です。
樹形はツル性、柔軟な茎を植物や構造物等に巻き付けながら高さ400~1200cmまで成長します。ただし、一般的には下垂する花を鑑賞するためにフジ棚等の花が垂れ下がる姿を鑑賞しやすい誘引資材が使用されます。
花は薄い紫色の萼片と濃い紫色の花の2種類で構成されています。そのため、花が穂状に並ぶとグラデーションのような美しい花色が楽しめます。また花穂は優雅に下垂しながら咲くため、シャンデリアのような美しい外観を作ります。そのため、上品なエレガントガーデンを作りたい時、幻想的な雰囲気があるファンタジーなテーマガーデンを作りたい時などにおすすめの植物です。


ペチュニア
名称:ペチュニア
分類:多年草
開花時期:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~45cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ペチュニアは、開花期間がとても長く、また安価で育てやすいため、非常に人気の高い園芸植物の一つです。
草姿はコンパクトなドーム状または、匍匐性に広がる傾向があり、品種によって変わります。そのため、鉢植えで育てる場合はコンパクトな品種を選んだり、鉢植えから垂れさせたり地被植物として使いたい場合は匍匐性の品種を選んだりできます。
花はふつうは漏斗形、漏斗形は基部から上部に向かってラッパのように広がっていく形をしていますが、八重咲きする品種もあります。華やかな品種を選びたい場合は八重咲き品種を選ぶと良いかもしれません。


ペンタス
名称:ペンタス
分類:多年草
開花時期:5月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30cm~100cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ペンタスは、開花期間が長く春から秋にかけて長くお庭の中を彩ることから、人気の高い園芸植物の一つです。
花は星の形をした小花が沢山集まる事で、丸みを帯びる半球状の外観をつくっています。そのため、華やかな花姿が楽しめます。また、ペンタスは蝶々が好む花としても知られており、バタフライガーデンに取り入れたい花としてよくランクインしてくる植物です。そのため、ペンタスを植えると、蜜を求めて蝶々が、花の周りを優雅にひらひらと飛び回るようになり、お庭全体が明るく華やかな雰囲気となります。
ポーチュラカ
名称:ポーチュラカ
分類:一年草
開花時期:5月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


ポリゴナム
名称:ポリゴナム
分類:多年草
開花時期:4月~12月(夏は途切れる)
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ポリゴナムは、匍匐するように広がる草姿と、金平糖のような可愛らしい花を咲かせる所が魅力の植物です。
草姿は匍匐性、地面を覆うように広がるため、一般的にグランドカバーや岩場の斜面を覆うロックガーデンなどに使用されています。
花は金平糖のようなコロンとした丸い外観をしており、花の色はピンク色をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また開花期中は株を覆うように沢山の花が咲くため、ピンクの絨毯が敷かれたようなロマンチックな景観を作り出します。
マーガレット
名称:マーガレット
分類:多年草
開花時期:11月~6月(3月~5月に最も多く開花する)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~80cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:マーガレットは恋占いで「好き」「嫌い」と、花弁を千切り恋の行方を占う際に利用される植物として知られています。そのため、「愛情」や「情熱」などの感情的な要素が重要になるロマンチックガーデンにおすすめの植物です。
花は頭花、頭花は舌状花と筒状花で構成されており、ふつうシンプルな一重咲きですが、八重咲きする華やかな品種もあります。また花は茎の下部ほど花柄が長くなり、株の表面に花が集まる傾向が強いため、株を覆い尽くす美しい花姿が楽しめる所も魅力です。


マリーゴールド
名称:マリーゴールド
分類:一年草
開花時期:4月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:マリーゴールドは開花期間が長いことからお庭を長く彩り、開放感のある鮮やかな花色がカジュアルで社交性のある雰囲気のお庭にしてくれる魅力的な植物です。
草姿はドーム状、茎は直立して、葉は一個の葉が羽状に分かれて細かい小葉が集まり広がります。そのため、ふんわりとした柔らかな外観を作ります。
花はキク科でよく見られる頭花、頭花は一般的に舌状花と筒状花で構成されますが、舌状花のみで構成される八重咲き品種もあります。花の色は、明度が高めの明るくポップな花色から、明度がやや低くスパイシーな雰囲気のある濃い花色まで様々です。お庭の雰囲気に合わせて花色を選ぶとよいかもしれません。
ムラサキツユクサ
名称:ムラサキツユクサ(シマムラサキツユクサ)
分類:多年草
開花時期:周年(散発的)
花色:紫・白
葉色:緑・紫・灰・白
草丈:約15~20cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ムラサキツユクサは、属の中に約75種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、ムラサキゴテンは上から下まで全てが紫色をしており肉質の茎は立ったり匍匐したりで個性的な外観をつくります。またムラサキオモトは葉が放射状に広がり行儀よく成長する習慣があり、葉の表面の緑色と裏面の紫色で色が違うツーカラーの葉色をしています。
上記のようにムラサキツユクサ属には様々な種があります。詳しくは種類のリンクからご覧ください。


ユリオプス
名称:ユリオプス(ユリオプスデージー)
分類:多年草
開花時期:4月~11月(理想的な環境では周年)
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約50~150cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


ランタナ
名称:ランタナ
分類:常緑低木
開花時期:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~500cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:ランタナは、開花期間が非常に長く殆ど休みなく咲き続けます。そのため、お庭の印象を決める花として植えておきたい植物の一つです。
樹形はブッシュ状、枝分かれがよくドーム状に成長する傾向があります。
花は、咲き進むにつれて色が変化していくため、別名「七変化」の名前でも呼ばれています。花の色が豊富にあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べます。また基本的に、花がら摘みが必要ありません。花が終わる頃には、花がらを隠すように枝が伸びて、次の花を咲かせてきます。そのため徒長気味になった時に切り戻す程度で、花から摘みがいりません。そのため、低メンテナンスで育てやすいです。また、ランタナの花は蝶々が好む花としても知られており、バタフライガーデンに取り入れたい花として必ずランクインしてくる植物です。蝶々は羽根が美しく、またひらひらと優雅に翔ぶ姿は幻想的な雰囲気をつくります。そのため、幻想的な雰囲気をつくるテーマガーデンや、エレガントな雰囲気をつくるお庭などにおすすめです。
リュウカデンドロン
名称:リュウカデンドロン
分類:常緑低木
開花時期:11月~4月
花色:赤・黄・緑
葉色:緑・黄・橙・赤・桃・白
草丈:約50~200cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:リュウカデンドロンは属の中に約30~80種があり、園芸でも様々な種が親しまれています。
例えば、シルバーアフリカーナは、葉に白色の毛が生えており絹(シルク)を思わせるような光沢のある外観をしています。そのため、上品な印象を与えるシルバーリーフの木として楽しめる植物です。また、サリグナム種は開花期になると花の周辺にある総苞が強く色付くため、カラーリーフのような美しい外観となります。またカット後も色が保たれるためフラワーアレンジメント等に重宝される植物です。
上記の他にも、リュウカデンドロン属の中には様々な種と品種があります。詳しくは種類の方のリンクからご覧下さい。


ルリマツリ
名称:ルリマツリ
分類:常緑低木
開花時期:5月~11月(理想的な環境では周年)
花色:紫・青・白
葉色:緑
草丈:約100~600cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入


レウコフィルム
名称:レウコフィルム
分類:常緑低木
開花時期:3月~10月(一年を通して疎らに咲きます)
花色:紫・桃
葉色:緑・白
草丈:約150~300cm
リンク:種類・育て方・楽天で購入
特徴:レウコフィルムは、別名「バロメータ・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」と呼ばれており、雨の日の前など湿度が高くなると花が一斉に開花する特徴をもつ植物です。
樹形はブッシュ状、枝葉は密に茂り丸みを帯びる外観をつくるため、自然風生垣(インフォーマルヘッジ)として、境界線に並べて生垣としてよく利用されます。枝葉は白色の毛で覆われており、白色または白緑色の外観をしているため、明るい印象を与えたり、また汚れのない清潔な印象を与えたりするカラーリーフとして楽しむ事が可能です。
花は1年を通して開花する能力があり、特に湿度が高くなると開花が多くなる傾向があります。桃色または紫色の花は、白色の茎葉との相性がとても良いため、ロマンチックガーデンやエレガントガーデンなどによくマッチするでしょう。