- 原産:アフリカ南部
- 科:サトイモ(Araceae)
- 属:オランダカイウ/ザンテデスキア(Zantedeschia)
- 系統:畑地性カラー(GroupⅡ)
- 品種:フローズンクイーン(Zantedeschia ‘Frozen Queen’)
- 開花時期:5月~8月
- 肉穂花序の色:橙色・黄色
- 仏炎苞の色:濃紫色
- 葉の色:緑色
- 香り:
- 生活形:多年草
- 草丈:約30~50cm
- 誕生花:5月31日/6月27日
- 花言葉:清浄/愛情/歓喜/壮大な美/夢のような恋/すばらしい美/乙女の清らかさ/夢のように美しい/乙女のしとやかさ
- 用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
- 購入方法:カラー(フローズンクイーン)を楽天で購入
■カラー(フローズンクイーン)の特徴
- 学名:Zantedeschia ‘Frozen Queen’
- 育種:Bram Breugem
- 園芸分類:畑地性カラー
- 開花時期:5月~8月
- 肉穂花序の色:橙色・黄色
- 仏炎苞の色:濃紫色
- 葉の形:披針形・狭楕円形
- 葉縁部:全縁で上下にウェーブします。
- 葉の色:緑色・白色(中斑・縞斑)
- 生育型:叢生型
- 草丈:約30~50cm
- 色彩効果:濃紫色の花と白色の葉色は、高貴さと純真さ、洗練された印象を与えるため、格調高いエレガントなお庭を演出したり、神秘的で秘密の花園のようなミステリアスなお庭を演出するのにおすすめです。
- カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の中斑(縞斑)の模様が入ります。この白色の斑は明るさや清潔感を感じさせます。
■畑地性カラーとは!?

畑地性カラー(GroupⅡ)は、オランダカイウ属の中でも乾燥気味の草原などに自生している原種や品種の総称です。主に「キバナカイウ」「ザンテデスキア・ジュクンダ」「シラボシカイウ」「モモイロカイウ」などが該当します。
■畑地性カラーの特徴(魅力)
- 形態:草丈は約30~80cm、生育型は叢生型で地中の塊茎の芽から短縮茎を伸ばし叢生します。葉は根生・束生し、葉の概形は矢尻形・鉾形・心形・卵形・披針形です。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が漏斗形に包みます。
- ライフサイクル:生活形は多年草です。
- 春:暖かくなってくると代謝が活発になり、塊茎から新芽が伸び、葉を形成し、早ければ晩春頃から開花が見られます。
- 夏:開花は最盛期、高温期も生育旺盛に成長し、短縮茎を伸長させながら、新しい葉も展開させます。※ただし、過湿・多湿を苦手にしているため栽培時は高温多湿に注意が必要です。
- 秋:この時期も生育期間中ですが、気温が低くなり始めると代謝が落ちて生育がやや鈍り、葉が枯れ始めます。
- 冬:休眠期になり地上部は枯れて地中の塊茎で過ごします。
- 畑地性カラー(GroupⅡ)の特徴:この系統は自生地が乾燥した草原などにあり、過湿を苦手にしています。地中に栄養を貯蔵した塊茎があり、水が十分に得られない乾季などの過酷な期間、葉を落とし地中の塊茎で休眠し過ごします。また湿地性カラーと比べて花の色が多彩で品種も豊富です。
- 花の魅力:花は肉穂花序を漏斗形の仏炎苞が包んでおり、まるで綺麗な包装紙でギフトを包んでいるようなお洒落な花姿が楽しめる植物です。
- カラーリーフ:葉の色は緑色の単色または、基調として白色の星斑の模様が入ったりするため、水玉模様のような可愛らしいカラーリーフとしても楽しめます。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して花瓶に生けて切り花として楽しんだり、ブーケなどのフラワーアレンジメントの素材としても活用できます。切り花とする場合は、 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に約7~10日ほどです。
- ロックガーデン:自生地が乾燥した草原や岩場などにあり、乾燥気味の環境にも比較的適応します。ロックガーデンで植栽することで、ゴツゴツとした荒々しい岩肌に生える、白色や黄色や桃色の花が独特なコントラストを生み出すでしょう。
■畑地性カラーの生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 生活形:多年草
- 生活場所:地生植物
- ラウンケルの生活形:地中植物
- 草丈:約30~80cm
- 生育型:地中の塊茎の芽から短縮茎を伸ばし叢生する【叢生型】です。
- 茎の種類:塊茎・短縮茎
- 塊茎:短縮した茎が肥大化して【扁平な球状】になり、薄皮で包まれておらず、芽を発生させます。
- 短縮茎:節間が極端に短い茎です。節間が短いため葉が密生して、ロゼットを形成しやすい傾向にあります。
●葉の形態
- 葉の付き方:根生葉
- 葉序:短縮茎に束生します。
- 低出葉:葉柄の基部に位置し、芽(葉芽・花芽)を保護しています。
- 葉鞘:葉柄の基部が鞘状に変化したもので、内側の芽を包むように付着しています。
- 葉柄:生育初期は上向き、途中で斜上へと変化します。
- 葉身の概形:矢尻形・鉾形・心形・卵形・披針形
- 葉先:鋭頭・鋭尖頭
- 葉縁:全縁・波状
- 葉脈:羽状脈
- 葉の色:緑色・黄色・白色
●花の形態
- 花序:肉穂花序
- 肉穂花序の概要:花序軸は太く多肉質で、花序軸に多数の花被のない花をつけます。下部に雌花が集まり、上部に雄花が集まります。
- 肉穂花序の形状:細長い円柱形で、直立します。
- 仏炎苞:花序の基部に位置し、直立します。
- 苞の形:概形は漏斗形で、側面が重なり、向きは肉穂花序を包むように直立します。
- 苞の質感:蝋質の光沢があります。
●果実・種子の形態
- 果実の分類:果皮が柔らかな多肉多汁な【液果】です。
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
畑地性カラーの切り花の楽しみ方
切り花の作り方

- 収穫:切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げ:葉は水揚げを悪くするため、必要な葉以外を全て取り除きます。茎の切り口は水切りを行います。
- 花を生ける:花瓶の中に浅く水(浅水法)を入れて花を生けます。
- 管理:直射日光を避けた15~20度の涼しい環境で管理すると日持ちがよくなります。また徐々に水揚げが悪くなるため、必要に応じて水切りを再度して水換えをしましょう。管理の方法にも左右されますが日持ちは7~10日程度です。
水切り法

水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水切り法のやり方
- 準備:花材と水の入った容器を準備する
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
浅水法

浅水法とは、花瓶などの花器に入れる水の量を少なくして、浅い水で花を生ける方法です。一般的に、茎が柔らかく水に浸かると腐敗しやすい植物において、水に浸かる面積を減らして腐敗リスクを下げるために行われます。
■畑地性カラーの園芸品種を紹介
●おすすめ
●主な原種
●キバナカイウ

原産地:南アフリカ
学名:Zantedeschia elliottiana
開花時期:5月~8月
花の色:黄色
葉の色:緑色・白色
生活形:多年草
草丈:約30~75cm
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
形態:草丈は約30~75cm、生育型は叢生型で地中の塊茎の芽から短縮茎を伸ばし叢生します。葉は根生・束生し、葉柄は約20~60cm、葉の長さは約20~27cm、葉の概形は卵形・矢尻形・心形、葉先の向きは成熟度に合わせて上・斜上・水平です。花序は黄色の肉穂花序で、この花序を黄色の仏炎苞が漏斗形に包みます。
近縁種との比較:花の色が黄色で内部内側基部に暗紫色の斑があり、葉の概形は卵形・矢尻形・心形、葉の中に白色の星斑の模様が入る点が特徴です。
●ザンテデスキア・ジュクンダ
原産地:南アフリカ
学名:Zantedeschia jucunda
開花時期:5月~8月
花の色:黄色
葉の色:緑色・白色
生活形:多年草
草丈:約50~80cm
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
形態:草丈は約50~80cm、生育型は叢生型で地中の塊茎の芽から短縮茎を伸ばし叢生します。葉は根生・束生し、葉柄は約10~30cm、葉の長さは約10~40cm、葉の概形は矢尻形・鉾形、葉先の向きは成熟度に合わせて上・斜上、色は緑色を基調として白色の星斑が入ります。花序は黄色の肉穂花序で、この花序を黄色の仏炎苞が漏斗形に包みます。
近縁種との比較:花の色が黄色で内部内側基部に暗紫色の斑があり、葉の概形は矢尻形・鉾形で上向きに付き、葉の中に白色の星斑の模様が入る点が特徴です。
●シラボシカイウ
原産地:アフリカ東部・南部・西部・中部
学名:Zantedeschia albomaculata
開花時期:5月~8月
花の色:白色
葉の色:緑色・白色
生活形:多年草
草丈:約30~75cm
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
形態:草丈は約30~75cm、生育型は叢生型で地中の塊茎の芽から短縮茎を伸ばし叢生します。葉は根生・束生し、葉柄は約20~60cm、葉の長さは約15~50cm、葉の概形は矢尻形・鉾形、葉先の向きは成熟度に合わせて上・斜上・水平・斜下です。花序は肉穂花序で、この花序を仏炎苞が漏斗形に包みます。
近縁種との比較:花の色が白色で内部内側基部に紫色の斑があり、葉の長さが最大50cm程度と大きく矢尻形・鉾形をしている点が特徴です。
●主な品種
●ガーネットグロー
学名:Zantedeschia ‘Garnet Glow’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:白色・桃色(赤紫色)
葉の形:狭楕円形・狭披針形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色
生育型:叢生型
草丈:約40~60cm
スラッとした葉:葉の概形は細長い狭披針形・狭楕円形をしており、真っ直ぐ伸びます。そのため、シャープで洗練された雰囲気を感じさせる葉姿が楽しめます。
●クリスタルブラッシュ
学名:Zantedeschia ‘Crystal Blush’
交配:Zantedeschia rehmanniiなどが親となる交雑種です。
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:白色・淡い桃色
葉の形:狭楕円形・狭披針形
葉縁部:全縁で上下にウェーブします。
葉の色:緑色
生育型:叢生型
草丈:約40~60cm
色彩:花の色は咲き始め白色をしていますが、咲き進むと淡い桃色が乗り、可愛らしさを感じさせます。
●ゴールドラベル

学名:Zantedeschia ‘Gold Label’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:黄色
葉の形:卵形・矢尻形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約30~40cm
色彩:黄色の花は、まるで太陽やランプ等の光源のような明るさを感じさせたり、また心理的にはポジティブな気持ちにさせたりする効果があります。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の星斑の模様が入ります。
●トーキョー
学名:Zantedeschia ‘Tokyo’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:赤色・暗赤色
葉の形:披針形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約40~60cm
色彩:鮮やかな赤色の花は、高級な「赤ワイン」や「絨毯」の色を想像させる他、また心理的には「情熱」を抱かせます。そのため、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭や、情熱的な愛を彷彿とさせるロマンチックなお庭によく調和します。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の星斑の模様が入ります。
●ピカソ

学名:Zantedeschia ‘Picasso’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:白色・紫色
葉の形:披針形・鉾形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約40~60cm
色彩効果:花の色は白色を基調として、喉部が紫色をしています。この配色は、高貴さと純真さ、洗練された印象を与えるため、格調高いエレガントなお庭を演出したり、神秘的で秘密の花園のようなミステリアスなお庭を演出するのにおすすめです。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の星斑の模様が入ります。
●フローズンクイーン
学名:Zantedeschia ‘Frozen Queen’
育種:Bram Breugem
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:橙色・黄色
仏炎苞の色:濃紫色
葉の形:披針形・狭楕円形
葉縁部:全縁で上下にウェーブします。
葉の色:緑色・白色(中斑・縞斑)
生育型:叢生型
草丈:約30~50cm
色彩効果:濃紫色の花と白色の葉色は、高貴さと純真さ、洗練された印象を与えるため、格調高いエレガントなお庭を演出したり、神秘的で秘密の花園のようなミステリアスなお庭を演出するのにおすすめです。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の中斑(縞斑)の模様が入ります。この白色の斑は明るさや清潔感を感じさせます。
●フローレックスゴールド
学名:Zantedeschia ‘Florex Gold’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:黄色
葉の形:披針形・矢尻形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約30~50cm
色彩:黄色の花は、まるで太陽やランプ等の光源のような明るさを感じさせたり、また心理的にはポジティブな気持ちにさせたりする効果があります。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の星斑の模様が入ります。
●モーツァルト
学名:Zantedeschia ‘Mozart’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:クリーム色(淡橙色)・濃桃色
葉の形:披針形・矢尻形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約40~60cm
色彩効果:濃桃色とクリーム色(淡橙色)の配色は、南国の果物や元気な子供を連想させます。そのため、トロピカルなお庭、また無邪気な可愛らしさを感じさせるお庭などを演出できます。
●モンテカルロ
学名:Zantedeschia ‘Monte Carlo’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色
仏炎苞の色:黄色
葉の形:披針形・矢尻形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約30~50cm
多花性:花上がりがよく賑やかな花姿が楽しめます。
色彩:黄色の花は、まるで太陽やランプ等の光源のような明るさを感じさせたり、また心理的にはポジティブな気持ちにさせたりする効果があります。
●レッドアラート

学名:Zantedeschia ‘Red Alert’
園芸分類:畑地性カラー
開花時期:5月~8月
肉穂花序の色:黄色・橙色
仏炎苞の色:赤橙色・黄色
葉の形:矢尻形
葉縁部:全縁
葉の色:緑色・白色
生育型:叢生型
草丈:約30~50cm
色彩効果:花の色は赤橙色を基調として黄色のボカシ模様が入ります。この配色は、唐辛子のような辛いスパイスやエキゾチックな国の色彩を想像させます。そのため、異国を感じさせるエキゾチックなお庭や、フォーカルポイントとして注目を引きたい場所に植えると良いかもしれません。
カラーリーフ:葉の色は緑色を基調として、白色の星斑の模様が入ります。
■オランダカイウ属(ザンテデスキア属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■畑地性カラーの育て方
花壇の土づくり

●バイオームと植生
- 主なバイオームと植生:サバナ・温帯草原
- サバナ(savanna):明確な雨季と乾季があり、特に乾季は長く続くこともあるため、森林は発達せず、疎林または草原が広がるバイオームです。
- 温帯草原:主に温帯または乾燥帯を中心に広がる草原の総称です。樹木が成長するのに十分な降水量が無いものの、砂漠化しない程度の十分な降水量があり、イネ科を中心とした草本類が優占します。
- 原産地:アフリカ南部
- 自生地:草原・岩場
- 気候:主に温帯冬季少雨気候・サバナ気候に属します。
- 日照:日向・半日陰
- 土壌:ルビソル(Luvisols)・レプトソル(Leptosol)など
- ルビソル:下層に粘土が集積し、この集積層の粘土は陽イオン交換容量が高く、塩基飽和度50%以上あります。そのため、肥沃度が高い傾向がある。土壌は表層が適度な通気性を持ち、下層の粘土で良好な保水性を兼ね備えています。カルシウムやマグネシウムなどの養分を保持する力が強く、肥沃度も高い傾向にあります。
- レプトソル:連続した岩石の上にある非常に浅い土壌の層で深さ25cm未満です。土壌は岩と砂礫質が主体のため通気性・排水性は非常に高いです。砂礫は水を留める力が弱く、さらに土層も薄いため保水性は皆無に等しいです。有機物も少なく、保肥力・肥沃度ともに低いです。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
●日照条件
畑地性カラーは【日向】から【半日陰】の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が6時間以上当たる場所です。主として全方位に遮蔽物がない、または遮蔽物を背にして開けた空が南向き・西向き(午後から日向)にある場所です。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所ですが、西日の当たる半日陰は夏場の強光と地温の上昇が日向と変わらないため、一般的に午前中に日が当たる場所が半日陰と考えます。主として遮蔽物を背にして開けた空が東向きにある場所、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が2時間程度当たる場所、または間接光だけが当たる比較的明るい場所です。主として、遮蔽物を背にして開けた空が北向きにある場所、または樹木から木漏れ日が当たる場所や周囲が開けているが太陽が当たらない場所などになります。
- 暗い日陰:直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。主に高い建物に囲まれているような、深い森の中にいるような場所になります。
●土壌の土質
- 概要:原種の自生地は亜熱帯から温帯の草原や岩場などで、この地域の代表的な土壌(WRB)はルビソル(Luvisols)・レプトソル(Leptosol)などで、肥沃な土壌から痩せた土壌まであります。
- 土質:基本的に高い通気性と排水性を兼ね備える土壌を好みます。日照条件・周囲の水捌け具合などを考慮して、土質は水捌けのよい【砂壌土から壌土】に調節すると良いでしょう。水分が停滞してジメジメと湿りやすい粘土質の土質は適さず、軟腐病や根腐れを引き起こすため避けて下さい。
- 肥沃さ:適度に肥沃な土壌を好みます。腐葉土などの有機物を入れることで、土壌の団粒化が促されて物理性(通気性・排水性・保水性)が向上したり、陽イオン交換容量が高くなり保肥力が向上したり、植物が必要とする栄養分を含有するため成長を補助したりする効果が期待出来ます。そのため、土壌の状態にもよりますが土壌診断を通じて肥沃さが足りないと感じたら【腐葉土・完熟牛糞堆肥】などを2割程度を目安に混ぜこみましょう。
- pH:pHは5.5~6.5の弱酸性を好みます。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
- 元肥:本種は栄養が適度に含まれる土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を混和しておきましょう。
- 植え付け:球根(塊茎)のサイズに合わせて深さ5~10cmの穴に植え付けます。
土壌診断と改善の行い方(参考)

- 排水性の診断:診断したい場所に深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘ります。一度穴を水で満たし、完全に排水されるまで待ちます。再度、穴の中を水で完全に満たし、一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になり、それ以下またはそれ以上である場合は排水が不良、または排水が過剰すぎる可能性があります。
- 排水性の改善:環境に合う植物を栽培するか、レイズドベッド(背の高い花壇)やロックガーデンを作るか、縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる方法などがあります。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を垂直に押し込み、ほとんど抵抗なく入る深さが20~30cm(樹木50cm)前後あれば、一般的な園芸植物が根を張るのに十分な作土層があります。それ以下であれば通常改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って必要な深さまで掘り起こして土を解します。また石や異物がある場合は【土ふるい】等を使用して取り除きましょう。
- 土性の診断:土壌の通気性・排水性・保水性・保肥力を知るために、土壌の土性を【砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土】に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。診断法は適度に湿らせた土を触った時の感触と、こねた時の様子から判断します。
- 砂土:排水性と通気性が非常に高く乾燥しやすい土壌です。土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触があり、手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れます。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く比較的乾燥しやすい土壌です。土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触があり、手のひらや指で捏ねると、緩く土を固めることが出来ますが、簡単に土塊は崩れます。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高い土壌です。土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触があり、手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来ます。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しいです。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい土壌です。土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じます。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが可能で、緩く曲げることも可能です。
- 埴土:保水性・保肥力が非常に高い乾燥しにくい土壌です。土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触のみがあり、手のひらや指で捏ねて伸ばすと、コヨリ程度の太さまで伸ばすことが可能で、輪っかに曲げても殆ど切れません。
- 土性の改善:土性の診断をしたら、栽培する園芸植物に合わせて土性を改善します。
- 通気性・排水性の改善:植物の自生地の環境に適した通気性・排水性を向上させる園芸用土(硬質赤玉土・硬質鹿沼土・パーライト・日向土・川砂・軽石・ゼオライト・腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・くん炭・木炭・籾殻)を土壌の状態に合わせて必要量(1~3割程度またはそれ以上)の土壌改良材を入れて、スコップを使い作土層の部分を混和します。
- 保水性の改善:植物の自生地の環境に適した保水性を向上させる土壌改良用土(赤玉土・バーミキュライト・荒木田土・ゼオライト・腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を土壌の状態に合わせて必要量(1~3割程度またはそれ以上)の土壌改良材を入れて、スコップを使い作土層の部分を混和します。
- pHの診断:土壌のpHを【土壌酸度計・pH試験紙・ペーハー測定器・アースチェック液】などを利用して診断します。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご確認ください。
- pHの改善:pHを診断後に植物の適正なpHに合わせて、土壌改良材を入れてpHの改善をおこないます。
- pHを酸性に改善:酸度未調整のピートモスを使用する場合はpHを約1下げるために、一般的に1㎡あたり約10L~15L(乾燥重量で約1〜2kg)を入れて、よく混和します。
- pHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してpHを約1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて、よく混和します。
- 肥沃度の診断:肥沃度は【土壌の色・触感・香り・団粒構造の有無】によりある程度診断できます。土壌の色は黒色や茶色の場合は腐植が多く肥沃度が高い傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃度が低い傾向があります。また触るとふわふわとした質感がありますが、肥沃でない土壌は粘土質で乾いているとガチガチに硬かったり、砂質でザラザラとして握っても固まらない質感があります。また土粒を観察すると小さな団子のように団粒構造を形成している場合は土粒を観察すると粘土や腐植がくっつき小さな団子のようになっておりコロコロとしています。
- 肥沃度の改善:診断を元にして、栽培する植物の生育環境に合わせた土壌改良を行います。
- 痩せ地を好む植物:土壌に有機物が多く肥沃な場合は、土壌を取り除き新しい通気性・排水性が高い土壌で栽培するか、鉱物系の通気性の高い園芸資材(硬質赤玉土・硬質鹿沼土・パーライト・日向土・川砂・軽石・ゼオライト)を混和します。
- 肥沃な土壌を好む植物:土壌に有機物が少なく痩せている場合は、土壌に有機質資材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・牛糞堆肥・馬糞堆肥・黒土・くん炭・木炭(竹炭)・籾殻等)を1~3割程度混ぜて混和します。堆肥を入れる量は、通気性を好む植物であれば程々に1割程度、湿潤を好む植物であれば2~3割程度を目安に入れて混和しましょう。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢の培養土づくり

●日照条件
畑地性カラーは【日向】から【半日陰】の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
インドアグリーンの光環境

- 屋内環境:窓越しに直射日光が届く範囲から、窓際から1m以内のレース越しに太陽光が届く範囲までで栽培が可能です。窓から離れていて間接光が全く当たらない場所で栽培したい場合は【植物育成ライト】の導入を検討しましょう。
- 生存ライン:10000Lux/185μmol/m2・s
- Lux※1:15000~40000Lux
- PPFD※2:277.5~740μmol/m2・s
- DLI※3:12~30mol·m⁻²·d⁻¹
- 注意点:植物が求める光は基本的には光飽和点を目安にしながら、これを超えない光強度の範囲で、適切な時間を確保して栽培するのが最適(暗い時間も重要)となります。ただ生き残るためであれば光補償点を上回る程度の光の強さでも栽培可能ですが、光が足りないと日照不足で植物の外観が悪くなることもあるため適切な光を知っておくことが大切です。
【日照積算量(DLI)の照射時間の算出】
※1 Lux:人間の目が感じる明るさに基づいて数値化された単位です。照度では人間の目が最も明るいと感じる緑色(555nm)の光を最も高く評価しており、植物が光合成で必要とする赤色光(600~700nm)や青色光(400~500nm)はやや過小評価されています。そのため、照度(Lux)は光の量を測る手法として最も広く用いられていますが、植物の成長に必要な光の質(光合成有効放射)と量を厳密に測る手法としては不十分と言えます。
※2 PPFD:植物の光合成に有効な波長域である【光合成有効放射(PAR):400~700nm】の光の量(密度)を測定した指標です。この単位は【μmol/m2・s】で示されており、この値が大きいほど植物に供給する光の量が多いことを示します。
※3 DLI:植物が1日で受け取る光合成有効放射(PAR)の総量で、これは光合成光量子束密度(PPFD)と時間(照射時間)の累積値です。植物を健康に栽培する上での最も重要な指標になり、これを活用してPPFDの値と照射時間を調整することもできます。
植物育成ライト
室内で十分な光を確保出来ない場合は植物育成ライトの購入を検討しましょう。植物育成ライトでは、PPFDが指標として使われているため、光合成に必要な赤色光(600~700nm)や青色光(400~500nm)といった波長の強さが分かり、植物に必要な光の量を十分に確保・調整することができます。
植物育成ライトを購入する場合はPPFDや色温度などが重要になります。詳しくは観葉植物のページをご覧下さい。
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●培養土
畑地性カラーの培養土は、一般的な草花の培養土よりも少し排水性を高めた培養土がおすすめです。自作する場合は、pHは弱酸性、通気性・排水性を重視したバランスの良い配合にしましょう。
培養土の配合例
- 基本配合:赤玉土(小粒)5割+日向土(小粒)2割+腐葉土3割+元肥適量
- 排水性高めの配合:日向土(小粒)4割+硬質赤玉土(小粒)3割+腐葉土2割+ゼオライト1割+元肥少量
- CECの高い配合: 赤玉土(小粒)4割+日向土(小粒)2割+ ピートモス(酸度調節済)3割+ゼオライト1割+元肥少量
水やりの方法

畑地性カラーは、自生地が乾燥気味の草原、岩場などにあり、気候はやや乾燥気味の温帯冬季少雨気候やサバナ気候などに分布します。基本的に停滞水を嫌い、過湿が続くと塊茎の腐敗を招くため、排水性の高い培養土で栽培する必要があります。そのため、水やりの頻度にも十分な注意が必要です。
●水やりの方法

- 生育期(春・夏):株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表面が乾燥したタイミングで、土中の古い空気(ガス)も全て抜いて空気を入れ替えるイメージで水をたっぷり与えましょう。
- 秋の水やり:気温が下がってくると代謝が下がり生育が緩慢になります。冬の休眠に備えて水やりの頻度も減らしていきます。土壌の表層(土表面から3~5cm程度)が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えましょう。
- 冬の水やり:地上部が完全に枯れて休眠します。休眠期は水分を必要としないため完全に断水します。乾燥した状態で球根(塊茎)を管理します。
肥料の与え方

畑地性カラーは大きな葉の展開維持と、花の開花を促すために、生育期に適量の肥料を必要とします。そのため、肥料を定期的に与えることが大切です。ただし、過剰な肥料が肥焼けを招くため、適切な施肥を心がけましょう。
●肥料の与え方
- 元肥:元肥は植え付け前または植付け時に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素を含む、リン酸・カリの含有率が多い肥料を選びます。
- 肥料の製品:緩効性肥料・配合肥料がおすすめです。
- 施し方:植物を植え付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和します。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を施すことで補います。
- 肥料を与える時期:生育期の春から夏に追肥を施します。休眠期の冬は肥料を完全に止めます。
- 肥料の成分:窒素を含む、リン酸・カリの含有率が多い肥料を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定方法

畑地性カラーは剪定せずに育てることも出来ますが、より健康で美しい株を維持するために剪定が推奨されます。例えば、花がら摘みを行うことで開花期間の花数が増えます。また古葉を取ることで病気予防や外観的に清潔感を保ちます。
⚠️注意点⚠️本種は全草に有毒なシュウ酸カルシウムの針状結晶を含有しており、特に樹液は皮膚に付くと炎症を引き起こす可能性があります。さらに粘膜に付くと激しい痛みを伴います。そのため、誤って樹液に触れないように手袋や長袖で作業すると安心です。
●剪定方法
- 花がら摘み:花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした花を摘みとることです。これを行うことで、花が種作りをすることを防ぎ、次の花芽に栄養が回り咲きやすくなります。花がら摘みの方法は、株を観察して仏炎苞が変色していたり、肉穂花序が萎れている花を探します。これらの花を見つけたら、株元から取り除きましょう。
- 古葉取り:古葉取りを行う時期は春から秋にかけてです。株を観察して、【枯れた葉】【変色した葉】【病気にかかっている葉】を探して、これらの不要な葉を見つけたら、株元から取り除きましょう。これを行うことで、風通りが良くなり病害虫の発生を抑制し、栄養が若い芽や葉に集中するため生産性も高まり、外観も綺麗に保ち清潔感を保ちます。
夏越し方法

畑地性カラーは、夏の暑さや乾燥に強いですが、多湿・過湿を苦手にしています。特に高温多湿で、株が蒸れて根腐れを引き起こしたり、病気にかかるなどして生育不良を引き起こしやすいため夏越しする際は長雨・水やりの頻度には注意が必要でしょう。
●夏越し方法
- 日照条件: 基本的に日当たりの良い場所を好みますが、極端な高温が重なる場合は、遮光ネットを利用したり、半日陰に移動した方がよい場合もあります。
- 水やり:極端な多湿・過湿が軟腐病や根腐れを引き起こす原因となるため、土壌の状態を見ながら水やりを行うことが大切です。基本的には、早朝の時間帯に、土壌の表面が乾燥したのを確認したら水やりを行いましょう。
- 雑草の除去:周囲の雑草は風の流れや太陽光を遮り、育てている植物の成長を妨げたり、多湿を生み出す原因になったりします。そのため、不要な雑草は抜きます。ただし、土壌が剥き出しになることで乾燥が早まる場合もあります。
- 排水性の改善:雨水などが周囲から集まりやすい環境にあったり、硬盤があったりすると排水が上手くいかない場合があります。対策として排水溝をつくったり、縦穴暗渠(縦穴排水)をつくり雨水が外に流れる仕組みをつくります。
- 花壇を高くする:花壇をレイズドベッドにしたり、岩を並べてロックガーデンなどにしたりして、植物を植える環境を周囲よりも高くすることで、排水性が改善されて多湿対策になります。
- 雨避けをつくる:植物に雨が当たらないように雨避けを張り、雨から植物を守ります。これを行うことで、多湿・過湿を防ぎ、また泥はねで病原菌が植物に付着・侵入することを防いで病気対策にもなります。
冬越し方法


Hardiness:8~11
畑地性カラーは、気候が温帯であれば屋外で越冬することも可能です。ただし、土壌が0度を下回り凍結する環境では枯れることもあるため、寒さが厳しい地域では、鉢植えを屋内に入れて管理するか、塊茎を掘りあげて貯蔵するなどして冬越し対策をした方が無難でしょう。
●球根の貯蔵方法
- 掘りあげ時期:霜が降りる前、地上部の葉が枯れたタイミングが最適です。
- 球根の掃除:球根を掘りあげたら、球根についている土を手やブラシで優しく落とします。水洗いも出来ますが、腐敗する原因になるため避けた方が良いでしょう。また球根についている茎や根は雑菌の繁殖場所になり腐敗の原因となることがあるため球根を傷めないよう整理しましょう。球根は数日間風通しの良い日陰で乾燥させます。
- 球根の保管:通気性が良い容器(植木鉢・箱・袋など)に資材(バーミキュライト・おがくず・ピートモス等)を入れて、その中に球根を入れて氷点下にならない冷暗所に保管します。
- 球根の管理: 球根の保管中は定期的に球根の状態を確認します。球根が腐敗している場合は、近くの球根に感染しないように取り除くか、移動させて別個に管理します。また乾燥により球根に皺が寄っていることがあります。球根の水分が過度に失われると、その後の生育に悪影響を与えるため、球根を霧吹きで軽く湿らせて、資材の中にもう一度入れてください。
種まき方法

- 播種時期:4月~6月
- 発芽適温:約20~25度
- 備考:
種まき手順
- 種まきの時期:4月~6月
- 下準備:種は果実(液果)の中にあり、この果肉は発芽を抑制する物質(発芽抑制物質)のため洗浄処理が必要です。ゴム手袋を着用し、種子を取り出して、流水またはぬるま湯で果肉を完全に洗い流して下さい。
- 培養土の準備:直播き・移植栽培※移植栽培はコストや手間が増えますが、苗を病害虫から保護したり、温度・水分の管理が楽になり成功率が高まります。
- 直播き:花壇やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:移植栽培をするため、容器(プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブン等)を準備し、その中に種まき用の培養土を入れます。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き・バラ撒き
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
※鎮圧は土と種の密着度を高め水分の吸収をよくします。





