エレガントガーデンに合う植物とは、優雅さや上品さをテーマにしているお庭の中に合う植物です。例えば、グレイッシュトーンの落ち着いた色合いの植物があれば大人っぽく落ち着いた雰囲気をお庭に添える事が出来て、またレースのような葉をもつ植物を植栽すると繊細で上品な雰囲気をお庭の中に添えることが出来ます。
このページでは、エレガントガーデンにピッタリな植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■エレガントをイメージさせるもの
●エレガントなカラー

●グレイッシュトーン
グレイッシュトーンは彩度が低く、全体的に灰色みを帯びている色の集まりです。全体的に落ち着いていて、大人の雰囲気を醸すため、エレガントな雰囲気のお庭によく合う色合いとなります。
●紫色
紫色は貴族を象徴する色であるため、高貴さや上品さを感じさせることが出来ます。そのため、お庭の中にエレガントな印象を添える事ができるでしょう。
●青色
青色は湖や空などを想像させる色になるため、清涼感やさわやかさを感じさせたり、心を落ち着かせる鎮静効果があります。そのため、クールな印象を与えるお庭や、心を癒すヒーリングガーデンなどによく合う色となります。
●赤紫色
赤紫色は、高級品や宝飾品、赤ワインなどをイメージさせる色です。エレガントガーデンに赤紫色の植物を植栽すると、華やかさやラグジュアリーな印象を与えることができるでしょう。
●灰色・銀色
灰色・銀色は、全体的に落ち着いていて、大人の雰囲気を醸し出します。加えて、シルバーの宝飾品を見ているような、ラグジュアリー感を出せます。また他の色との調和もしやすく、取り入れやすい所が魅力となります。
●白色
白色は、神殿やウエディング等によく利用されているカラーです。そのため、明るさや神聖さ、清潔感や清楚さを感じさせることが出来ます。そのため、エレガントなお庭にもよく合う色となるでしょう。
●エレガントな形と質感
●シンメトリー
シンメトリーとは、左右対称になる事です。一般的に、調和がとれていて、洗練された印象を感じさせるためエレガントなお庭によくあいます。
●曲線
曲線とは、一般的に曲がった形ですが、エレガントなお庭では、植物の枝や葉が湾曲しながら広がる事で優雅な印象を感じさせることがあります。ただし、枝葉が奔放に広がると雑多な印象を与えるため、剪定などできちんと管理して流れを作ってあげる事が大切です。
●直線
茎・葉・花穂などが直線的に真っ直ぐ伸びると、行儀の良い印象をあたえます。また何本も直立に茎などが伸びる姿は整然としていて、洗練された印象を感じさせるため、エレガントなお庭によくあうでしょう。
●ロゼット
ロゼットの定義は様々ですが、葉が地際で束生して薔薇の花のように広がる葉姿をさすことにします。葉が薔薇の花のように広がる姿は、優美な印象を与えるため、エレガントなお庭によく合うでしょう。
●レース
レースの模様は、繊細さと上品さを感じさせるお洒落なシルエットを作り出します。植物では、羽状複葉の葉をもっているシダ植物などがレースに似た見た目をしています。そのため、これらの植物をお庭に植栽するとエレガントな雰囲気を添える事が出来ます。
●その他
●ベルベット
ベルベットの繊維が高密度に揃い柔らかな質感をもっている織物です。植物では、茎・葉・萼などにベルベット状の毛が生えている事があり、これらは非常に高級感があるため、エレガントなお庭にもよくあいます。
■エレガントガーデンにピッタリな植物の種類
●あ行
アイリス属(アヤメ属)



学名:Iris
生活形:多年草
開花:4月~6月※一部の品種は10~12月にも二期咲きする
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ドイツアヤメ/ハナショウブ/アヤメなど
用途:カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アイリスの花はサイズが15cmに達して巨大な事もあり、強い存在感で見る人を魅了します。また花の形は原種・品種で違いますが鳥が羽ばたいてるような優雅な見た目をしている所も魅力です。球根植物になり、球根が増える事で群生をつくります。花茎・葉ともに真っ直ぐと上に伸びるため整然としていて、洗練された雰囲気をつくる所も魅力です。
アガスターシェ属



学名:Agastache
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色
葉色:緑色
草丈:30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ルゴサ/フォニキュラム/オーランティアカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガスターシェは、スラッと上に伸びるボリュームのよい花穂と、直立して行儀よく成長する草姿が、洗練された魅力を感じさせる植物です。一般的に花を鑑賞する目的で栽培されており、品種により変わりますが青色や紫色の花が上品さと気品を感じさせます。また品種を選べば葉の色が黄色をしているため、カラーリーフにもなり、葉を潰すとアニスを思わせる心地よい香りがあるため、香りを楽しむ植物としても栽培できます。
アガパンサス属



学名:Agapanthus
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:青・紫・白
葉色:緑・白
草丈:30~100cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ムラサキクンシラン/プラエコクス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガパンサスは花が球形に集まり、大きさが約15cmの巨大な花房をつくります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また剣のような概形をした葉にも魅力があり、葉は直立した後に湾曲して広がるため、優雅さを演出したり、また幾つかの品種では葉の色が白色をしてるため明るさと上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめたりします。アガパンサスは球根植物で、球根が増えると群生をつくります。そのため、地被植物として利用する事も可能です。
アガベ属



学名:Agave
生活形:多年草
開花:生涯に一度咲く
花色:緑・黄・赤・紫
葉色:緑・黄・赤・青・紫・白
草丈:15~200cm
草姿:ロゼット型
主な原種:アオノリュウゼツラン/ポタトルム/笹の雪/アテナータ/パリー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガベは種や品種が非常に豊富で形態も様々ですが、一般的には、美しい葉を観賞したり、乾燥に強い性質を利用してゼリスケープやロックガーデン等で楽しむ目的で栽培されます。アガベの葉は短い茎に葉を束生させて、薔薇の花を想像させるようなロゼットを形成します。そのため、お庭で栽培すると空間に優雅な雰囲気を添えることが出来ます。また葉の色が緑・黄・赤・青・紫・白と多彩なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力です。
アジアンタム属



学名:Adiantum
生活形:多年生植物
開花:-
花色:-
葉色:緑・黄・赤
草丈:約15~50cm
草姿:叢生型
主な原種:クジャクシダ/コバホウライシダ/アラゲクジャク 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジアンタムは種や品種が豊富にあるため形態も様々ですが、一般的には、美しい葉を観賞する目的で栽培されます。葉は羽状に細かくわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、葉が優雅に広がるため様々な空間をお洒落に彩るリーフとして楽しむことが出来ます。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
アジサイ属(ハイドランジア属)

学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型(付着根)
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アスター属



学名:Aster
生活形:多年草
開花:4月~6月※ミヤマヨメナの開花期
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ミヤマヨメナ/アルペンアスター/イタリアンアスター 等
用途:切り花/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスターは、細く華奢な茎が垂直に伸びて、頂部に可憐なキク科の花(頭花)の花を咲かせる、楚々とした雰囲気を感じさせる魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は基本的に直立茎で垂直に伸びるため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、頂部に可愛い花を咲かせる事から、日本人好みの可憐な雰囲気を感じさせる植物となります。また耐陰性が優れているため日陰のお庭を花で彩る事も出来て、花を収穫すれば切り花として利用出来る所も魅力となります。さらに、花の色も豊富にあるため、紫・青の花を上品なお庭などに取り入れたり、桃の花を可愛い雰囲気のお庭などに取り入れるとよいかもしれません。
アストランティア属



学名:Astrantia
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・紫・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:マヨール/マキシマ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アストランティアは、宝飾品を想像させるような美しい花と、楓の葉を思わせる美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、下部に葉が集まる傾向があります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が殆どなくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。アストランティアの花は、ブローチを思わせるた目をしており、中央に集まる小さな花が、光で輝き宝石のように見えることがあります。そのため、お庭で栽培すると高級感あるラグジュアリーな雰囲気を空間に添えることが出来たり、また花を収穫してお部屋に飾れば宝石を見てるような気分にさせてれるでしょう。※ただし、アストランティアの切り花は水揚げを行わないと直ぐに茎や花が萎れてしまうため、水揚げを手順通りしっかり行いましょう。
アリウム属



学名:Allium
生活形:多年草
開花:5月~7月/6月~8月
花色:桃・青・紫・茶・白・銀
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ギガンテウム/クリストフィ/シクラム 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリウムは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、垂直に長く伸びる花茎の先に、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花のサイズは最大30cmになり、基本的に綺麗な球形になります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 花の色は多様なため好みで花色を選べますが、植物の世界では珍しい綺麗な青花や、ラメを塗ったような銀色の花を咲かせるアリウム・クリストフィなどは、アリウムを育てるなら一見する価値があるでしょう。また開花した花は収穫して切り花として楽しむ事もできます。
アリッサム属



学名:
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/プリザーブドフラワー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アンゲロニア属



学名:多年草
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:アングスティフォリア 等
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンゲロニアは、開花期間が春から晩秋頃まで殆ど休みなく咲き続けるため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花の形は大きく口を開いているような、唇形花になり、花序は無限花序(総状花序)で、茎が上に成長し続ける限り花を咲かせ続けます。ただし花が少し落ちやすい傾向があるため剪定でコンパクトにしないと間延びした外観になりやすい所が欠点となります。草姿は分枝型ですが、茎の基部付近で枝分かれした後は、上部では殆ど枝分かれすることなく、垂直に伸びるて叢生してるような行儀よい見た目となります。そのため、エレガントで洗練されたお庭などによくあいますし、寄せ植え素材としても重宝されます。
イトスギ属



学名:Cupressus
生活形:常緑高木
開花:4月~5月
花色:黄・緑
葉色:緑・青・白
樹高:500~3500cm
樹形:単幹(直立型)
主な原種:ホソイトスギ/アリゾナイトスギ/シダレイトスギ 等
用途:カラーリーフ/生垣/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イトスギは、円錐形または円柱形に成長する美しい樹形と、羽状に広がる枝に鱗片葉が集まり美しい葉が魅力的な植物です。イトスギは円錐形に美しく成長する姿から、気品を感じさせるようなエレガントなお庭によくあいます。また株を等間隔に並べて生垣にしたり、並木にしたりするのもよいでしょう。葉は鱗片葉ですが、羽状に広がる末端の小枝に密生してるため、レース模様のようなお洒落な見た目をしています。また葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種は青緑色・青白色・黄色をしてるため、品種を選ぶことでカラーリーフとして楽しむことも可能です。
イボタノキ属(リグストルム属)

学名:Ligustrum
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:5月~6月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約200~700cm
樹形:分枝型・叢生型
主な原種:オオバイボタ/コミノネズミモチ/ヨウシュイボタ 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イボタノキは、強健で剪定に強いことから生垣などで広く栽培されている植物です。樹形は叢生型または分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣やトピアリー仕立てで栽培される事が多いです。葉のサイズは大きめのため緻密さはありませんが、葉には光沢があり美しく、また幾つかの品種では黄色・白色をしてるためカラーリーフとして楽しめたりします。また開花期には白花が円錐状に集まることでボリュームよく咲き誇り、花には強い香りがあります。香りの印象は不快と感じる人もいて評価がわかれます。花は蜜源として蜜蜂がよく遊びにくるようになります。生き物との共生を意識したお庭などに取り入れるのもよいかもしれませんが、生垣として利用する場合は歩行者に怖い思いをさせる事があるかもしれないため注意が必要になります。
ウラハグサ属



学名:Hakonechloa
生活形:多年草
開花:9月~11月
花色:緑・黄
葉色:緑・黄
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型
主な原種:フウチソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ウラハグサは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には地面を覆うように優雅に広がる草姿が魅力の植物となります。草姿は叢生型で、根茎・匍匐茎で緩やかに広がりながら、地上茎が放射状に伸びて、茎と葉で低いドームを形成します。そのため、優雅な印象を感じさせる地被植物として活用される事が多いです。また品種の中には葉の色が黄色のものもあるため、品種を選び明るさを感じさせるカラーリーフとして楽しむ事もできます。
オキザリス属(カタバミ属)

学名:Oxalis
生活形:多年草
開花:10月~4月※オキザリス・グラブラの開花
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・紫・桃・黒
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型
主な原種:トリアングラリス/フヨウカタバミ/グラブラ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキザリスは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オキザリス・トリアングラリスは葉を構成する小葉が三角形で、色が紫色(黒色)をしており、根茎で広がります。そのため、高貴さを感じさせるエレガントな庭の地被植物として利用できます。また、オキザリス・グラブラは冬の期間に株を覆うように高密度に咲く花が魅力的な植物になり、鱗茎が成長に伴い広がるため、地被植物としても利用できます。
オダマキ属



学名:Aquilegia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:セイヨウオダマキ/カエルレア/カナディンシス
用途:切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オダマキは種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、女性のドレスを見てるような美しい花姿、地面を覆うように広がるお洒落な葉を楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎・根生葉を伸ばして群生をつくります。根生葉は地面を覆うように広がり、また葉は天狗の団扇のような見た目でお洒落なため上品な地被植物として働きます。花は基本的に俯くように下向きに咲き、萼片が外側で花弁状に広がり、花弁が内側で筒状になっています。そのため、花姿はお洒落なドレスを見てるような優雅さがあり、お庭で栽培すればエレガントさを添える植物となります。
オドリコソウ属(ラミウム属)



学名:Lamium
生活形:
開花:3月~6月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~80cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:マクラツム/ツルオドリコソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オドリコソウ(ラミウム)は、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特にラミウム・マクラツムは、草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物として活用することが出来ます。また葉の色が銀色にも見える光沢のある白色をしてるため、宝飾品を想像させるようなラグジュアリーな雰囲気があるカラーリーフとしても楽しめる植物です。オドリコソウは比較的に耐陰性があるため、日陰の庭で楽しめる所も魅力となります。
●か行
カスミソウ属




学名:Gypsophila
生活形:一年草・多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:分枝型
主な原種:エレガンス/宿根カスミソウ/ヌカイトナデシコ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カスミソウは種や品種により形態に差異が見られますが、一般的には、直径数ミリの小さな花がふんわりと疎らに集まって咲く、ボリュームのよい花姿が魅力の植物となります。茎は細く華奢で、花序の中には葉がなくて小さな苞しかつかないため花の姿が際立ちます。また茎の節間が長くて花どうしが離れて咲くため、花姿はボリューム感がありながら、空気を含んだような柔らかな見た目をしています。そのため、開花期には霞を見てるような幻想的な雰囲気を添える事ができます。また花は収穫すれば様々な用途に使えます。例えば、切り花やドライフラワーとして利用したり、花を様々な色に着色してプリザーブドフラワーとして楽しんだり、フラワーアレンジメントにして主役の花材を引き立てる名脇役として働かせたり、結婚式のブーケに利用されたりします。
カラジューム属



学名:Caladium
生活形:多年草
開花:殆どない
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
草丈:約30~75cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:バイカラー/リンデニー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラジュームは、葉のサイズが巨大で強い存在感を感じさせる点や、葉の概形がユニークで”天使の翼”や”象の耳”に例えられる点、葉の色が多彩でカラーリーフとして楽しめる点などが魅力の植物となります。草姿はロゼット型で、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠後の春に沢山の葉を伸ばして叢生をします。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の形状はハート形または矢尻形をしており、可愛らしさとシャープなカッコ良さを兼ね備える見た目をしています。そのため、お洒落でユニークな葉として楽しめます。さらに、カラジュームは葉の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、派手さや華やかさが好きなら赤色や橙色を選んだりできる所も魅力となります。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
カリブラコア属

学名:Calibrachoa
生活形:多年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~80cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリブラコアは、人気の高いペチュニアと非常によく似ている事で知られている植物です。近年の研究でカリブラコアの染色体が18本に対してペチュニアの染色体が14本である事が判明するまでは、同属とするべきという考えもありました。カリブラコアは一般的なペチュニアと比べて、花のサイズが2~3cm前後と小ぶりで可愛らしい見た目をしており、多花性で雨による傷みが少ない傾向にあります。開花期間は一般的には春から晩秋までですが、理想的な環境下では周年開花する能力があります。そのため、花を長く楽しみたい人にとても好まれる植物です。また花の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、エレガントさを演出したいなら紫色を選んだりできる所も魅力の一つとなります。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎がこんもりと盛り上がるようにしながら横に広がります。そのため、花壇の縁どりとして利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。さらに、いくつかの品種は葉の色が白色またはクリーム色をしているため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだりもできます。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)



学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ギボウシ属(ホスタ属)



学名:Hosta
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・青・白
草丈:約15~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オオバギボウシ/コバギボウシ/レンゲギボウシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギボウシは、一般的に薔薇の花のようにロゼット型に広がる優雅な葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿はロゼット型または叢生型になり、地面下にある根茎で緩やかに広がり、沢山の葉や花(花茎)を出して群生をつくります。葉のサイズは長さ3cm~71cmまで多様にあり、巨大な葉は遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。そのため、広い庭園の中でもフォーカルポイントとして働かせることが可能です。また葉の色は緑色の他、黄色・青緑色・クリーム色・白色と多様です。そのため、品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。開花期は初夏から秋頃、花はユリを想像させるような上品な見た目をしており、一日花のため朝に開花した花は、夕方には萎れます。ただし、花序は総状花序になり、花茎の下から上に向かいエネルギーが続く限り開花し続けるため、花全体としては長く楽しめます。ギボウシは一般的に鑑賞用として栽培されますが、オオバギボウシ等の食味のよい幾つかの種は春の新芽がウルイと呼ばれて山菜として収穫して食べられることもあります。食味は淡白で食べやすく、シャキシャキとした食感と独特なヌメリがあります。
キダチルリソウ属(ヘリオトロープ属)



学名:Heliotropium
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:アルボレンシス 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キダチルリソウ(Heliotropium)は、属の中に約255種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではキダチルリソウ(Heliotropium arborescens)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、適切な管理の元で開花期間が5月~11月頃と長くあり、開花期にはバニラを想像させる甘く強い香りが数メートル先まで漂います。そのため、芳香性の花としてガーデンファニチャーの傍にこの植物を植栽して、リラックスしながら甘い香りを楽しむのもおすすめです。花は小さいですが、多数の小さな花が散房状に高密度に集まる事で直径15cmの巨大な花房になる事もあります。そのため、この植物の花姿はとても豪華です。花の色は基本的に紫色から青紫色をしているため、貴族を想像させるような高貴な雰囲気を感じさせるでしょう。そのため、格式の高さを演出したいお庭や、エレガントガーデンなどによく合うでしょう。また葉の色は多くが濃い緑色をしており、重厚感があります。そのため、紫色の花色とも調和して格式高い雰囲気をより強く感じさせるでしょう。
キンギョソウ属

学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
グラジオラス属



学名:Gladiolus
生活形:多年草
開花(春咲き):6月~9月
開花(夏咲き):6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約30~180cm
草姿:叢生型
主な原種:アシダンセラ/オポシティフロールス/ダレニー 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グラジオラスは、大きく存在感のある豪華な花が、茎の下から上に向かって高密度に咲き続けて、豪華な花姿を作り出す植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠のあける春に地上から茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り上に向かい花を高密度に咲かせ続けるため花穂は長くなる傾向があります。また個々の花のサイズも約6~14cm以上と巨大で強い存在感があり、さらに花の形は一重咲きから八重咲きまであるため非常に豪華な花姿となります。花の色も豊富なため、ピンクであれば可愛いお庭に、紫色であればエレガントなお庭というように、好みに合わせて品種選びをするとよいでしょう。開花した花はお庭の中で楽しむことも出来ます。草丈が30~180cm程度になるため、花壇の中に高さと立体感を出すことが出来るでしょう。また花は収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
クリスマスローズ(ヘレボロス属)



学名:Helleborus
生活形:多年草
開花(ハイブリッド):2月~4月
開花(ニゲル):12月~2月
花色:桃・橙・黄・緑・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:ニゲル/レンテンローズ/オドルス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クリスマスローズ(ヘレボロス)は、花の形が薔薇のように豪華な一方で、地面の方を向くように俯き咲くため、可憐な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型になり、葉が地面を覆うように広がるため、開花期以外は地被植物として利用できます。また葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしています。そのため、開花期以外も上品なお庭を彩るファンシーリーフとなります。さらに、品種を選べば葉の中に黄色・白色の班が入るものもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花期はニゲル種では12月~2月、ハイブリッド種は2月~4月になります。花はサイズが約5~10cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。切り花として利用する場合は、茎がしっかりしているものを選んで収穫すれば14日程度の日持ちがあります。クリスマスローズは基本的に耐陰性が高い植物です。そのため、日陰の庭で活用される数少ない植物の一つとなります。
クレマチス属



学名:Clematis
生活形:多年草
開花:5月~6月※10月まで返り咲きすることもある
花色:赤・桃・紫・青・黄・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:
草姿:ツル型(巻きひげ)・叢生型
主な原種:ヴィオルナ/モンタナ 等
用途:開花期間長い/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クレマチスは属の中に約396種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
クレマチスの種または系統の種類
- パテンス系(早咲き大輪系):草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花のサイズは20cmに達することがあり、花の形・色ともに多様です。
- ヴィオルナ:草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花の形はツボ形をしていてぷっくりと膨らむ可愛い外観をしています。
- モンタナ:草姿はツル型、ツルは長さ1200cmに伸びる事もあり圧倒的な被覆力があります。開花期は4月~5月、株を覆うように花が咲き誇るため視界を遮るような圧倒的な景観となる。
- その他:この他にもインテグリフォリアやタングチカ等の多数のクレマチスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
クローバー(トリフォリウム属)



学名:Trifolium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黒・灰・白
草丈:約5~15cm(シロツメクサ)
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:シロツメクサ/ストロベリーキャンドル/ルーベンス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クローバーは属の中に約299種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にシロツメクサが人気で、よく栽培されています。シロツメクサは草姿が匍匐型になり、地上茎は匍匐茎のみで地面を這うように広がります。そのため、草丈の低い絨毯のような外観になりやすく、人通りの多い場所を含めて様々な場所の地被植物として重宝されます。葉を構成する小葉は3枚または4枚以上ある事もあり、小葉が4枚あるシロツメクサは「四葉のクローバー」とも呼ばれていて幸運を呼ぶ葉になるため、見付けたら収穫してお守りにされる事も多いようです。さらに園芸品種が豊富で、葉の色が緑・赤・桃・紫・黒・灰・白と多彩にあります。そのため、好みに合わせて桃色の葉で可愛らしいクローバー絨毯を作ったり、紫色の葉でエレガントな雰囲気を出すクローバー絨毯を作ったり出来るところも魅力の一つとなるでしょう。
クロベ属



学名:Thuja
生活形:常緑高木
花色:緑・黄・茶
葉色:緑・黄
樹高:1500~2000cm
樹形:単幹(直立型)
主な原種:ニオイヒバ/クロベ 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クロベは、円錐形に成長する美しい樹形と、羽状に広がる枝に鱗片葉が集まる美しい葉姿が魅力的な植物となります。特に園芸ではニオイヒバの人気が高く、葉にレモンやパイナップルを想像させる爽やかでフルーティーな香りがあります。樹形は多くの針葉樹と同様に円錐形に美しく成長する傾向があります。そのため、株を等間隔に並べて生垣にしたり、並木にしたりすると気品を感じさせる生垣や並木になります。葉は鱗片葉ですが、羽状に広がる末端の小枝に密生してるため、レース模様のようなお洒落な見た目をしています。また葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種は黄色をしてるため、品種を選ぶことでカラーリーフとして楽しむことも可能です。また前述したようにニオイヒバにはレモンを思わせる爽やかな香りがある事から、ガゼボやガーデンファニチャーの傍に植物を植えてリラックスしながら香りを楽しみ休憩するのもよいかもしれませんね。
ゲッカコウ属


学名:Polianthes
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:チューベローズ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲッカコウは属の中に約23種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にチューベローズが人気で、よく栽培されています。チューベローズ(Polianthes tuberosa)は、夜になるとイランイランノキを思わせる甘く濃厚なエキゾチックな香りを漂わせる事で知られています。草姿は叢生型、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。花は百合の花を思わせるような上品な見た目をしており、蝋質で独特な光沢を持っています。そのため、宝飾品をみてるようなラグジュアリーな印象を感じさせます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
コリウス属(プレクトランサス属)

学名:Plectranthus
同義語:Coleus
生活形:多年草
開花:8月~11月(モナラベンダー)
花色:桃・紫・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:コリウス/アロマティカス/モナラベンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/観葉植物/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プレクトランサスは属の中に約83種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
プレクトランサス属の主な種
- コリウス:葉の色が緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒と非常に多彩であり、葉の中に入る模様も多様なためカラーリーフとしての人気が抜群に高い植物です。また耐暑性や耐病性などが高くて強健なため初心者でも育てやすく、耐陰性が高いため日陰のお庭などでも楽しめます。
- モナラベンダー:花の色が透き通るような薄い紫色をしいる一方で花軸が殆ど黒色をしているため、重厚感と気品を感じさせる花姿が楽しめます。また葉の色も表面が濃い緑色、裏面が紫色をしてるため、花との相性も抜群によく、格式高い雰囲気を感じさせます。
- その他:上記の他にも、アロマティカスには葉にオレガノに似た香りと風味があるため肉料理などの香り付けに利用されたりします。またミントリーフは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのプレクトランサスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コンボルブルス属(セイヨウヒルガオ属)

学名:Convolvulus
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~9月
花色:桃・黄・紫・青・白
葉色:緑・白
草丈:約10~20cm
草姿:ツル型・分枝型
主な原種:サバティウス/クネオルム/トリカラー
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コンボルブルスは属の中に約203種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コンボルブルス・サバティウスは草姿がツル型になり、茎は地面を匍匐したり斜面を垂れ下がったりします。そのため、地面を覆う地被植物として利用されたり植木鉢などで育ててハンギング仕立てにされたりします。花の見た目は朝顔に似ていて、花の色は紫色をしてるため上品な印象を感じさせやすい植物です。また、コンボルブルス・クネオルムは樹形が分枝型で側枝が多いため、温暖な地域では庭木の他、生垣として栽培されたりもしています。茎・葉は白色の毛で覆われていて、光が反射すると輝いているようにも見えるため宝飾品のような美しさがあるシルバーリーフとして楽しめます。また開花期になると白花が咲き、より明るさと華やかさが強調されます。この他にも、コンボルブルス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●さ行
サルビア属





学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、花が少なくなる冬の季節を秋から春頃まで長く彩ることができるため、冬の季節の代表的な花の一つとして数えられます。シクラメンの草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。葉はロゼットのように広がり、薔薇の花のような葉姿になる傾向があるため、優雅な印象を感じさせやすいです。また葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、高級感も感じさせます。そのため、ラグジュアリー感のあるお庭のカラーリーフとしてもおすすめです。開花は秋頃から翌春頃まであり、花の少ない冬の季節を長く彩ります。花は基本的に俯いて咲くため可憐な雰囲気があり、また反り返る花弁が華やかな雰囲気も添えます。シクラメンは耐陰性が高いため、シェードガーデンなどで育てることも可能です。またインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てることも可能です。シクラメンは種や品種で耐寒性が大きく変わるため、育て方などをしっかり確認してから栽培した方がよいでしょう。
シバ

学名:
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:赤・黄・茶
葉色:緑
草丈:10~20cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:
用途:グランドカバー/種から育てる植物
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備考:芝とは、一般的に芝生に使われる特定のイネ科植物の総称です。芝生には、主にシバ属(Zoysia)の植物が使われることが多いですが、その他の属(イチゴツナギ等)の植物も使われています。芝は、使われる種類により、草姿は匍匐型または叢生型になり、地表面をマット状に広がります。耐踏性が非常に高く、踏み心地もよいため、お庭の中を子供が走って遊ぶ空間をつくりたい時は、真っ先に選択肢にはいる地被植物です。またヨーロッパのガーデンなどでもよく取り入れられている地被植物のため、イングリッシュガーデン等のお洒落なガーデンを作りたい時は芝を取り入れるとよいでしょう。
ジャスミン属

学名:Jasminum
生活形:落葉ツル性木本/常緑ツル性木本
開花:5月~10月※一般的な開花は3月~5月にある(ソケイ)
花色:白・桃・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~800cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ソケイ/ハゴロモジャスミン/マツリカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ツル植物/香りが良い
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備考:ジャスミンは、花の香りが非常に強いことから三大フローラルの一つとして数えられている植物です。樹形はツル型、他物に自らの茎を絡めさせて支えを得ながら上に成長します。そのため、一般的にトレリスやアーチなどの誘引資材に誘引して栽培されます。開花期間はジャスミン属の種で差異があり、例えばソケイであれば開花期が5月~10月、一般的に3月~5月頃に開花します。花は多花性で枝を覆うように咲き誇るため、ジャスミンの枝で広範を覆っておけば美しい景観が見られます。また開花すると数メートル先まで官能的で蜂蜜を思わせるような強烈な香りを漂わせるため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。例えば、ガーデンファニチャーやガゼボなどの傍にジャスミンを植栽しておけば、休憩しながら香りを楽しめます。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他、黄色や白色もあるため、カラーリーフとしてたのしむ事も可能です。
シラー属



学名:Scilla
生活形:多年草
開花:4月~6月(オオツルボ)
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~40cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オオツルボ/シラー・シベリカ/ツルボ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シラー(Scilla)は属の中に約87種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、オオツルボ(Scilla peruviana)は、花が円錐形に集まり、茎の下から順に開花していきます。そのため、外側に開花した花が集まり、内側に蕾が集まる傾向にあります。花の色は紫・青・白の範囲であり、一般的に蕾の方が色が濃い傾向となるため、花房を上から見ると円環状の美しい模様が浮かびます。一方で、シラー・シベリカ(Scilla siberica)は、花の形が鐘形をしていて、俯くように開花します。そのため、可憐な雰囲気があり、また青色(紫色)の花色が気品と落ち着いた雰囲気を空間に添えます。
シロタエギク(ヤコバエア属)

学名:Jacobaea
生活形:多年草/低木
開花:6月~8月
花色:黄
葉色:緑・白
草丈:約50~100cm
草姿:分枝型 等
主な原種:シロタエギク 等
用途:カラーリーフ/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤコバエア属は約67種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にシロタエギクが人気で、よく栽培されています。シロタエギクは葉が羽状にわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、また茎や葉には白色の毛が高密度に密生してるため、見た目は殆ど白色になりシルバーリーフとして楽しめます。また光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シロタエギクはシルバーの宝飾品を見てるような美しさも感じさせます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
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備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
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備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
スノードロップ(ガランサス属)

学名:Galanthus
生活形:多年草
開花:2月~3月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約10~25cm
草姿:叢生型
主な原種:マツユキソウ/エルウェシー 等
用途:切り花/球根植物
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備考:スノードロップは、雪の残る地面からも葉や花茎を伸ばして、水の雫が落ちる瞬間を見てるような可愛らしい花を咲かせる植物です。草姿は叢生型、地面下にある球茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に2月~3月頃にあり、花茎の先に1個の花を下向きに咲かせます。花は花被片が6枚、開花が進むと外側の3枚の白色の花被片は緩く外側に広がり、内側は3枚の花被片は筒を作り緑色の班が入ります。そのため、明るさと爽やかさを感じさせる色彩効果があります。
スノーフレーク属

学名:Leucojum
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
主な原種:オオマツユキソウ 等
用途:切り花/球根植物
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備考:スノーフレークは、可憐なスズランの花を思わせるような花を、花茎の先に3~8個程度つけて咲かせる植物です。そのため、草姿は叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に3月~5月頃にあり、花茎の先に白色に緑色の斑点の入る3~8個の花を下向きに咲かせます。花の形は、鐘形でやや膨らみのある概形をしており、花被片の6枚は先端があまり開かず、蕾のような見た目を保ちます。そのため、可愛らしさと可憐さを感じさせる花姿となります。
スミレ属(ビオラ属)



学名:Viola
生活形:一年草/多年草
開花:10月~5月(パンジー)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白
葉色:緑・黒
草丈:約15~25cm
草姿:分枝型・叢生型
主な原種:パンジー/ラブラドリカ/ニオイスミレ/スミレ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物/日陰植物/
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スミレ属は約690種を含む多様な属です。園芸では、一般的に冬を彩る植物が少なくなる季節において美しい花で庭を彩る目的、スミレ形花冠と呼ばれるビオラ属特有のユニークな花形を鑑賞する目的などで栽培される事が多い植物です。例えば、パンジー(Viola × wittrockiana)またはビオラは秋頃から翌年の晩春頃まで長く花を咲かせることで知られる植物です。そのため、花を咲かせる植物が少なくなる冬の季節を彩る花として人気があります。草姿は分枝型で、基部付近からよく分枝して沢山の茎を叢生するように伸ばし、茎の頂部に花を咲かせます。株は基本的に行儀よくコンパクトに成長するため、寄せ植え素材でも重宝されます。花は非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花姿は非常に豪華です。花のサイズ・形・色も非常に多様で好みに合わせて品種を選ぶことが出来るため、冬の花としての人気が他の植物と比べても抜群に高いのも納得です。一方で、スミレ属にはこの他にも、重厚的な印象を与える黒葉と紫色の花が格式高い雰囲気をつくるビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)や、花や葉にキャンディを思わせる香りがあるニオイスミレ(Viola odorata)等の多様な種があります。スミレ属のより詳しい情報は種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ゼニアオイ属(マルバ属)

学名:Malva
生活形:多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は5月~7月になる。
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:ジャコウアオイ/ウスベニアオイ/モクアオイ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼニアオイ属は約53種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ジャコウアオイ(Malva moschata)は、開花期が春から秋と長く、花に麝香に似た独特な香りがあるため、芳香のある花として楽しめます。また葉は掌状に細かく分裂してるためシャープでお洒落な見た目をしています。一方で、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)は、開花期が春から秋と長く、花の色が桃色と濃い紫色の複色になり、花脈に濃い紫色の模様がはいる所が特徴となります。
セントーレア属(ヤグルマギク属)



学名:Centaurea
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・紫・青・黒・白
葉色:緑・白
草丈:約40~90cm
草姿:直立型・分枝型・叢生型
主な原種:ヤグルマギク/ヤマヤグルマギク/ギムノカルパ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントーレア(ヤグルマギク)属は約774種を含む多様な属であり、一般的に上品さを感じさせるお洒落な花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)は、生活形が一年草です。花序は頭花で、花序の外側にある筒状花は大きく発達して横向きに広がり、花序の中央部にある筒状花は小さいため花序の中央は凹んだように見える傾向があります。また他のセントレーア属の花と比べて外側の筒状花の数が多い傾向があるため、花姿にボリューム感があり豪華な見た目をしています。花の色も赤・桃・紫・青・黒・白と多様なため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んだり出来る所もおすすめポイントとなります。一方で、セントレーア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa)は、葉が羽状に分裂してるため、レース模様のようなオシャレな外観をしており、また葉に白色の毛が密生してるため、殆ど白色をしています。そのため、お洒落なシルバーリーフとして楽しめる植物になります。上記の他にも、セントレーア属が多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●た行
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タイム属

学名:Thymus
生活形:常緑亜低木
開花:5月~8月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ブルガリス/ヨウシュイブキジャコウソウ/レモンタイム 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タイム属は約269種を含む多様な属であり、一般的に枝葉を収穫して料理の香りづけや、地面を覆う地被植物や、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはタイム・ブルガリスやヨウシュイブキジャコウソウ等があります。例えば、タイム・ブルガリス(Thymus vulgaris)は枝葉や花にオレガノにも含まれるチモールとカルバクロール等の精油が含まれています。そのため、オレガノに似た強い香りがあり、肉料理や魚料理等の香り漬けとしてよく利用されます。草姿は匍匐型または叢生型、茎の種類は直立茎・傾状茎・匍匐茎があり、こんもりと盛り上がるようなマット状に広がります。そのため、地被植物として利用されており、特にクリーピングタイムは踏圧に強く、踏むと心地よい香りが広がるため、タイムの中で最も地被植物に向いています。また開花期になると、株を覆うように沢山の花が咲き誇るため、花絨毯を見てるような美しい景観が楽しめたりもします。一方で、レモンタイム(Thymus citriodorus)は枝葉にレモンを思わせるような爽やかな香りがあります。枝葉は収穫すれば肉料理や魚料理等の香りづけにしたり、ハーブティーに利用されたりします。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。タイム属には上記以外にもヨウシュイブキジャコウソウやウーリータイム等の多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ダイコンドラ属



学名:Dichondra
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・白・銀
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型
主な原種:アルゲンティア
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイコンドラは、草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。特に、ディコンドラ・アルゲンティア(Dichondra argentea)は、茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色となります。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、この植物はシルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせて、空間にラグジュアリーな雰囲気を添えることができます。そのため、シルバーリーフとして高い人気のある植物です。
タチアオイ属(アルセア属)

学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ダリア属



学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
ツゲ属



学名:Buxus
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:3月~4月
花色:黄・緑
葉色:緑・黄・白
樹高100~900cm
樹形:分枝型
主な原種:ツゲ/セイヨウツゲ
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツゲ属は約70~104種を含む多様な属であり、一般的に生垣やトピアリーなどに利用する目的で栽培される植物です。樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用されたり、またトピアリー仕立てで栽培されたりします。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後の概形が緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。ツゲの花は緑色や黄緑色をしていて、非常に小さいため、鑑賞価値は殆どありません。ただし、蜜源として蜜蜂などの昆虫がたくさん遊びにくるため、昆虫と共生しながら、お庭の中で蜂が飛び回る姿を観察したい人には好まれるでしょう。ただし、生垣として利用した場合は歩行者に蜂が恐怖を感じさせる場合もあるため注意が必要です。
ツルニチニチソウ属(ビンカ属)



学名:Vinca
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~50cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルニチニチソウ/ヒメツルニチニチソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルニチニチソウは、一般的に地面を覆うように広がる植物になり、園芸では日陰などの被覆植物として利用され、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は匍匐型または叢生型で、茎の種類には匍匐茎と直立があります。そのため、花壇や斜面などで地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また地被植物として利用する場合は、根からアレロパシー物質が溶出しているため雑草の発生を抑制する効果が期待できます。開花は3月~6月頃にあり、花の大きさは種により差異がありますが、一般的に花径は2~6cm程度あり、紫色の花が咲きます。そのため、上品な雰囲気を演出します。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色があるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しむ事も可能です。さらに、耐陰性が高いため木の下の下草として利用したり、シェードガーデンでに利用する事も可能です。ツルニチニチソウの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
デュランタ属



学名:Duranta
生活形:
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる。
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:常緑低木/常緑小高木
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:デュランタ属は約56種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に優雅に枝垂れながら咲く美しい花を鑑賞されている植物です。樹高は200~600cm、樹形は直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)になり、仕立て方で変化します。また若い側枝は花の重みなどで湾曲する傾向があり、優雅に広がる傾向があります。開花期間は理想的な環境で周年咲くため、長く花を楽しみたい人に好まれる植物です。花は裂片が丸い合弁花冠になり、総状花序に次々と開花して長い花穂をつくります。花穂は下垂して咲く傾向があるため、空間に優雅な印象を添えます。花の色は青・紫・白があり、落ち着いた雰囲気や気品を感じさせるため、エレガントなお庭によく合う植物となるでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種を選べば黄色や白色などもあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。デュランタ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
デルフィニウム属



学名:Delphinium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型
主な原種:エラータム/ベラドンナ/シネンセ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:デルフィニウムは、一般的に垂直に長く伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、高さ約100~200cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができるでしょう。開花は4月~6月頃、大輪の花が穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。 花の色は桃・青・紫・白と多彩で好みで品種を選ぶことが出来ますが、デルフィニウムで最も美しい色は青色と言われています。青色は植物の世界では珍しい色になり、また心を沈める鎮静効果があるため、ブルーガーデンやヒーリングガーデンなどを作る際に取り入れるのも良いかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、非常に豪華な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
トウヒ属





学名:Picea
生活形:常緑高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・紫・緑
葉色:緑・青・黄・白
樹高:500~5000cm
樹形:直立型(単幹)
主な原種:ドイツトウヒ/カナダトウヒ/コロラドトウヒ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ドライフラワー/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トウヒ属は約37種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、ヨーロッパではクリスマスツリーに使われる主要な樹木であり、また一般的に円錐形に成長する美しい樹形を鑑賞したり、美しい葉やユニークな花を鑑賞する目的で栽培されています。代表的な種にはカナダトウヒ(Picea glauca)やコロラドトウヒ(Picea pungens)等があります。例えば、カナダトウヒは樹形が単幹で端整な円錐形に成長するため、株を等間隔に並べると、お洒落な生垣になったり、エレガントな並木にすることが出来ます。葉の形は針形で枝に密生してるため、緻密で洗練された見た目になります。葉の色は青白色の気孔線が影響して、全体的に白っぽくなる傾向があり、個体や品種により色は緑色・青緑色・青白色・黄色・白色等の多様な色彩を呈します。そのため、カラーリーフとして楽しまれる事も多いです。トウヒ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
●な行
ニゲラ属



学名:Nigella
生活形:一年草
開花:4月~7月
花色:桃・青・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:直立型
主な原種:ニオイクロタネソウ/クロタネソウ/パピロサ 等
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニゲラ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞したり、種を収穫して調味料として使用する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはニオイクロタネソウ(Nigella sativa)やクロタネソウ(Nigella damascena)などがあります。例えば、ニオイクロタネソウは、種子を収穫してサラダやスープなどに風味付けとして利用する目的で栽培する事ができる植物になります。一方で、クロタネソウやその他の近縁の種や品種は、種子に有毒成分が含まれているため、食用には出来ません。ニオイクロタネソウの葉を構成する小葉の形が線状披針形になるのに対して、クロタネソウの小葉は糸状で幅が狭くなります。そのため、クロタネソウと区別することが出来ます。クロタネソウは、ニオイクロタネソウよりも品種が豊富にあり花の形や色が多様です。そのため、鑑賞用として楽しむ場合はクロタネソウの方が人気があります。花は平開する萼片の中央から雄蕊と雌蕊が突出する特徴的な形をしていて、雌蕊の柱頭は糸状でクネクネと不規則に伸びるため、花から葉が生えてきたような独特な花姿を呈します。そのため、ユニークな花が好きな人に好まれる傾向にあります。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ネペタ属



学名:Nepeta
生活形:多年草
開花:4月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型・分枝型
主な原種:ファーセニー/ネルボサ/キャットニップ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネペタは一般的にキャットミントと呼ばれており、この植物に含まれているネペタラクトンが、猫を陶酔させる事で広く知られています。そのため、猫好きな人が、猫がリラックスする様子を観察するために、この植物を栽培する事も多いです。また花や葉は上品さな美しさがあるため、鑑賞価値も抜群に高く、エレガントな雰囲気のお庭よく調和します。草姿は叢生型または分枝型で、多数の直立茎がスっと真っ直ぐ伸びるため整然とした印象を与えます。葉は小振りで白緑色をしているため、柔らかな雰囲気を与えるカラーリーフとして働きます。さらに、葉には甘い香りがあるため、芳香のある植物として楽しむのも良いでしょう。開花期は種で差異がありますが、鑑賞用として人気のキャットミント(Nepeta × faassenii)は春と秋に2回ほど開花を楽しめます。紫色の花が穂状に連なり咲き誇る花姿は、豪華さと気品を感じさせるため、お庭にエレガントな雰囲気を添える事ができるでしょう。
●は行
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約68種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
ハーデンベルギア属

学名:Hardenbergia
生活形:常緑ツル性木本
開花:3月~5月※夏に咲く事もある
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
樹高:約200cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ビオラセア/コンプトニアナ 等
用途:枝垂れる植物/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハーデンベルギアは鉢植えなどのコンパクトな樹形のまま、フジの花のような優雅な花姿が楽しめる植物です。樹形はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸では支柱やトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。開花期は3~5月にあり、しばしば夏の間も花が咲きます。花はサイズが1cm程度あり、形は蝶形花冠になり、見た目は小さな蝶々のようで優雅な印象を感じさせます。花は総状花序に高密度に連なり、垂れ下がって咲くため、豪華さに加えて優雅さを感じさせる花姿となります。そのため、お庭にエレガントな雰囲気を添える植物となるでしょう。
ハイビスカス属(フヨウ属)

学名:Hibiscus
生活形:多年草・低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~300cm
草姿:叢生型 等
主な原種:ブッソウゲ/アメリカフヨウ/ムクゲ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花
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備考:ハイビスカス属(フヨウ属)は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ハイビスカス属の主な種
- ブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis):染色体数が多く、突然変異による変化に富むため、品種改良が盛んにおこなわれていて、品種も多い。開花期間は温暖な地域では周年、花はサイズが約5~15cmと巨大なため遠くからでも目立つ強い存在感があり、花の中央から長く突き出る花柱が南国にいるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。
- タイタンビカス(Hibiscus x taitanbicus):アメリカフヨウとモミジアオイの交雑種になり、とにかく花のサイズが約10~25cmと巨大です。そのため、遠くからでも目を引きつける存在感があります。花が巨大なため、相対的に花の中央にある花柱は短く見えます。
- フヨウ(Hibiscus mutabilis):開花期間が温暖な地域では周年、花のサイズは約10~15cmと巨大で強い存在感がある。花の色が成熟にするにつれて白色・薄い桃色・深紅色と変化する所が最大の特徴となります。
- ローゼル(Hibiscus sabdariffa):花も他のハイビスカス属と同様に大きく華やかで魅力的ですが、一般的には花後にできる果実が食用となるため、これを収穫して利用する目的で栽培されています。
バコパ属



学名:Chaenostoma
生活形:多年草
開花:周年※春頃に最も開花して夏は休む傾向にある
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:バコパ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バコパ地表面を絨毯のように覆いながら、株一杯に咲き誇る豪華な花姿を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。理想的な環境下では周年開花しますが、一般的には春に最も花が咲き、夏に花は休む傾向があります。花は2~3cm程度と小ぶりですが、一方で非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花絨毯を見てるような美しい花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ヒアシントイデス属



学名:Hyacinthoides
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ブルーベル/ツリガネズイセン
用途:グランドカバー/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒアシントイデスは、鐘形の花が下向きに穂状に連なり、可憐な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。花の形は鐘形で、先端の裂片が外側にクルンと強くカールして下向きに開花します。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、上部で弧状に湾曲する花茎に連なり咲くため、優雅さと豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は、ふつう青色ですが、種や品種によって桃色や紫色や白色もあります。青色は心を落ち着けるためヒーリングガーデンなどにピッタリですが、桃色の花を選んだら可愛い雰囲気をお庭に添えることが出来るでしょう。
ヒノキ属





学名:Chamaecyparis
生活形:常緑高木
開花:2月~5月
花色:赤・緑・黒
葉色:緑・黄・青
樹高:約3000~6000cm
樹形:直立型(単幹)
主な原種:ローソンヒノキ/ヒノキ/サワラ
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒノキは、自然樹形のまま円錐形に成長する美しい樹形と、羽状に広がる枝に鱗片葉が集まる美しい葉姿が魅力的な植物となります。野生では樹高が約3000~6000cmに達しますが、園芸品種では100cm程度しか成長しないものも多く、コニファーとして広く親しまれています。樹形は直立型(単幹)で、基本的に多くの針葉樹と同様に端正な円錐形に成長する性質があります。そのため、株を等間隔に並べる事で洗練された生垣や並木をつくることができます。葉は鱗片葉ですが、羽状に広がる末端の小枝に密生してるため、レース模様のような繊細でお洒落な見た目の葉姿となります。そのため、葉もエレガントな雰囲気を醸す一つの要素となるでしょう。また葉の色は一般的な青緑色の他に、品種を選べば鮮やかな黄色もあります。そのため、カラーリーフとしても楽しめるでしょう。ヒノキ属には、様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ビャクシン属





学名:Juniperus
生活形:常緑高木
開花:2月~5月
花色:赤・緑・黒
葉色:緑・黄・青
樹高:10~3000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型
主な原種:イブキビャクシン/ネズ/ハイネズ/アメリカネズ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ビャクシン属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ビャクシン属の主な種
- イブキビャクシン(Juniperus chinensis):生活形は常緑高木、樹高は約2500cm、樹形は単幹で円錐形に成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。
- ハイネズ(Juniperus conferta):生活形は常緑低木、樹高は約10~50cm、樹形は匍匐型で地面を這うように成長する。葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になる。園芸では、生垣や盆栽などに利用されている。葉の形は針形で、葉の色はふつう緑色で上面に白色の気孔帯がある。また品種の中には青緑色や黄色もあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。園芸では地被植物として利用されています。
- エンピツビャクシン(Juniperus virginiana):生活形は常緑高木、樹高は約500~3000cm、樹形は円柱形または円錐形、葉の形は幼木と成木の下部では針形、成木になると基本的に鱗片葉になり、葉の色は緑色・青緑色・灰緑色がある。園芸では、庭木や生垣や並木などに利用されており、葉色が豊富なためカラーリーフとしても楽しめる。
ヒヤシンス属



学名:Hyacinthus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オリエンタリス 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヤシンスは、百合を想像させる優美な花が、穂状に高密度に連なり豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は直立する傾向があり、葉の形は線形で肉厚です。そのため、スタイリッシュな中に可愛らしさも感じさせるリーフとして楽しめます。開花は2月~4月、花の形はユリ形花冠で、花被片の先端が外側にクルンと強くカールします。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、穂状に高密度に連なり咲くため、優雅さの中に豪華さを感じさせる花姿となるでしょう。花の色は、赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多様で、また強い光沢があり、光が反射すると宝石のように輝いて見えます。そのため、ヒヤシンスを楽しむ場所にはラグジュアリー感を添えることができるでしょう。その他、ヒヤシンスは花に心地よいフレッシュな香りがあったり、花を収穫して切り花として利用出来たりします。非常に豪華な花姿だけではなく、多様な使い道のあるヒヤシンスはとても人気の高い植物となります。
フジ属



学名:Wisteria
生活形:落葉ツル性木本
開花:3月~11月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
樹高約1000~3000cm:
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:フジ/シナフジ/ヤマフジ 等
用途:ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フジは、一般的に優雅に枝垂れながら咲く美しい花穂を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めて自らを支えながら成長します。ツルは非常に長く伸びて広範を覆い尽くす能力がある事から、視界を覆うように上手く仕立てると、圧巻の景観を作り出す事が出来るかもしれません。フジの仕立て方は、一般的に藤棚に仕立てて花穂が垂れ下がる姿が鑑賞されるのですが、その他にも壁面などにツルを誘引してエスパリエ仕立てにされたり、またツルは成熟すると頑強になり自立するため立木仕立てで栽培される事もあります。それぞれの写真も掲載してるため参考にしてください。花は蝶々を思わせる優美な見た目をしており、穂状に高密度に連なります。その花穂は地面に向かい垂れ下がるため、豪華さの中に優雅さも兼ね備える花姿となります。そのため、お庭で栽培すればエレガントな雰囲気を添える事が出来るでしょう。また、フジの花には豊かな甘い香りがあるため、視界を覆うような花姿とも相まって、別の世界にいるような気分にさせてくれるかもしれませんね。
ブラキカム属

学名:Brachyscome
生活形:多年草/一年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:桃・青・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:10~30cm
草姿:分枝型/匍匐型 等
主な原種:アングスティフォリア/イベリディフォリア 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラキカム属は約102種を含む属であり、園芸でも生活形・花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。特に代表的な種であるブラキカム・アングスティフォリア(Brachyscome angustifolia)は、理想的な環境下では花が周年咲き、非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇るため、人気の高い植物になります。花は花梗が長く伸びて、葉のさらに上で開花するため、葉に隠れることなく鑑賞できます。花のサイズは1.5~2.5cmと大きめで、個々の花をしっかり鑑賞出来る点も魅力の一つとなるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型、茎の形態は傾状茎になり匍匐した後に立ち上がりマット状に広がります。そのため、株を等間隔に並べて地被植物として利用したり、花壇の縁どりなどに利用したり、寄せ植えで活用する場合は他の植物の前方に配置してボリューム感を出すことができます。ブラキカム属には、この他にも様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
プラチーナ(カロケファルス属)

学名:Leucophyta
生活形:低木
開花:5月~7月
花色:黄・白
葉色:緑・白
草丈:約20~100cm
草姿:分枝型
主な原種:ブラウニー 等
用途:カラーリーフ/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プラチーナは、プラチナの宝飾品を見てるような、美しい樹形のシルエットが魅力的な植物です。プラチーナの樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状に茂りながら、綺麗なドーム状に成長する傾向があります。枝は白色の綿毛が密生しているため、見た目はほとんど白色になります。また光が当たると反射するため、宝飾品のプラチナを思わせる外観となるでしょう。そのため、お庭や寄せ植えに使用すると、ラグジュアリーな雰囲気を演出する事ができます。葉は鱗片葉になり、極小さく枝に鱗状に張り付いて目立ちません。そのため、葉が美しい枝のシルエットを邪魔することなく際立たせます。また春から夏頃にかけては、黄色と白色の球形の花が多数咲くため、枝とのコントラストも楽しめるでしょう。
フランスギク属(レウカンセマム属)



学名:Leucanthemum
生活形:多年草/一年草
開花:12月~7月(ノースポール)
花色:白・黄
葉色:緑
草丈:約15~25cm(ノースポール)
草姿:叢生型
主な原種:ノースポール/シャスタデイジー/フランスギク 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランスギク属は約51種を含む属であり、園芸でも生活形・開花期・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フランスギク属の主な種
- ノースポール(Leucanthemum paludosum):開花期が12月~7月頃まであり、花が少なくなる冬の季節を彩る事が出来る貴重な植物の一つです。花は直径2~4cmの頭花で、開花後は下の節から分枝が進んでさらに開花が続きます。草姿は叢生型または分枝型、株の概形は半球形に盛り上がる形になる。そのため、花壇の縁どりなどにおすすめです。
- シャスタデイジー(Leucanthemum × superbum):株は根茎を介して広範に広がりながら直立茎を何本も伸ばし、沢山の花を咲かせます。花は品種改良が進んでいるため多種多様な花の形と色があり、好みで選べる点も魅力の一つとなります。
フリージア属

学名:freesia
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ハイブリッド/ヒメヒオウギ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フリージアは、漏斗形の花が基本的に上向きに開花して、集散状(かたつむり形花序)に分枝を繰り返しながら水平に咲き続けるため、花姿がとてもユニークです。また花は甘く心地よい芳香を漂わせるため、香りの花として楽しむ事が出来たり、花を収穫することで切り花として部屋の中で楽しむ事も可能です。草姿は叢生型で、球茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし群生をつくります。球茎から伸びる葉は直立して扇状に広がるため洗練された葉姿となるでしょう。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添える事ができます。
プリムラ属



学名:Primula
生活形:多年草
開花:11月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ポリアンサ/ジュリアン/オブコニカ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プリムラ属は約545種を含む属であり、園芸でも草丈・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
プリムラ属の主な種
- プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha):開花期が11月から5月と長く、花の少なくなる冬の季節を色鮮やかに彩る事から、冬を代表する花として人気の高い植物の一つです。他のプリムラと比べて園芸品種が豊富にあり、花の形・色が多様にあるところが魅力になります。株はロゼット型で基本的に横に大きく広がらずにコンパクトに成長します。また耐寒性が高いため屋外の花壇に並べたり、寄せ植えに使用したりしやすい植物となります。
- プリムラ・オブコニカ(Primula obconica):開花期は11月~4月頃まで、ポリアンサと比べて草丈が高くなり、花も大きいため、豪華な花姿がたのしめます。ただし、寒さに弱いため、基本的に屋内で鑑賞する植物です。
- プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides):開花期は11月~4月頃まで、花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、非常に沢山の花が咲きます。そのため、花姿はボリューム感がありながら空気を含んだような柔らかな見た目をしており、霞を見てるような幻想的な雰囲気を添えることができます。
ブルーデージー(フェリシア属)



学名:Felicia
生活形:多年草
開花:3月~11月
花色:青
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:アメロイデス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーデージーは、空の色を見てるような明るい青色の花を長期間に渡り咲かせる所が魅力の植物です。草姿は分枝型になり、基部付近での分枝が多くこんもりとマット状に茂ります。葉は花と比べると小さくてスッキリとした印象を与え、株元で茂るため、地被植物として株を並べて植えるのも良いでしょう。また葉の色は緑色の他に、品種を選べば黄色や白色もあるため、カラーリーフとしても楽しめます。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花を支える花梗は非常に長く伸びて、葉のさらに上で開花する性質があり、キク科でよく見られる頭花を株いっぱいに咲かせるため豪華な花姿を見せてくれます。青色の花は植物の世界では珍しい色になり、また心を落ち着かせる鎮静効果がある色です。そのため、青色をあつめたブルーガーデンに活用したり、癒し効果のあるヒーリングガーデンなどに植えてみるのもよいかもしれませんね。
ブルーファンフラワー(スカエボラ属)

学名:Scaevola
生活形:多年草
開花:4月~10月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーファンフラワーは、地表面を這うように広がりながら、扇子を思わせるようなユニークな花を咲かせる植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は楕円形の花弁が片側に扇状に広がり、穂状に高密度に連なるため、円環状の個性的な花穂となる傾向にあります。また次々と花がよく咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力の一つとなります。
ブルンフェルシア属



学名:Brunfelsia
生活形:多年草
開花:4月~7月
花色:青・紫・白
葉色:緑
樹高:約20~300cm
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:ニオイバンマツリ/ウキフロラ 等
用途:生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルンフェルシアは、一株の中で紫色と白色の花が混在してグラデーションのような色彩効果を生み出す点や、ジャスミンを想像させる強い芳香がある点等が魅力となる植物です。樹形は分枝型または叢生型、側枝が多くブッシュ状に茂ります。そのため、株を等間隔に並べて生垣として利用される事もあります。開花は春から夏にかけて、花弁は柔らかでフリル状に波打つため優美な印象を与える花となり、また花の色は成熟するにつれて紫色から白色へと変化して、一株の中で紫色と白色の色が違う花が混在して、紫色のグラデーションのような色彩効果をうみだします。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添える事ができるでしょう。さらに、ブルンフェルシア属の一種であるニオイバンマツリは、花にジャスミンを思わせる香りがあります。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむ事もできます。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ペチュニア属





学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、ほとんど一年を通して花を咲かせる点や、品種改良が進んでいて非常に多種多様な花の形と色がある点等から圧倒的な人気を誇る植物です。ペチュニアの草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、特に春から秋にかけてはよく花が咲きます。漏斗形の花は、エネルギーが続く限り茎が勢いよく成長して節から花をどんどん咲かせます。花は非常に多花性で株を覆うように咲き誇ることから、豪華な花姿を楽しめるでしょう。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と他の植物と比べても非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。さらに、葉の色はふつう緑色ですが、品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。このように、ペチュニアは多様な魅力がある一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、用途に合わせてハンギングやトピアリーなど多種多様に仕立てる事ができて、楓の葉を思わせるようなシャープでカッコイイ見た目の葉を楽しめる所が魅力的な植物となります。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるようなシャープで洗練された見た目をしており、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれるでしょう。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも出来ます。加えて、ヘデラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力となり、基本的に強健で管理も楽なため育てやすい植物の一つでもあるでしょう。ヘデラはこのように多様な魅力がある事から、非常に人気の高い植物として広く栽培されています。
ベロニカ属



学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
●ま行
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)



学名:Tradescantia
生活形:多年草
開花:周年※開花は散発的
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・紫・灰・白
草丈:約15~45cm
草姿:叢生型・匍匐型・ロゼット型
主な原種:ムラサキオモト/ムラサキゴテン/シマムラサキツユクサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキツユクサ属は約85種を含む属であり、枝垂れたりロゼットを形成したりする優美な草姿や、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ムラサキオモト(Tradescantia spathacea)は、草姿が叢生型になり、地中を根茎で広がりながらロゼットを形成する株を複数つくり群生をつくります。そのため、地被植物として利用されたりします。葉の色は品種により緑・黄・紫・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。一方で、シマムラサキツユクサ(Tradescantia zebrina)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は品種により緑・紫・灰・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。上記の他にも、ムラサキツユクサ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
モナルダ属

学名:Monarda
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:タイマツバナ/ヤグルマハッカ/レモンベルガモット 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モナルダは、松明を想像させるような個性的な花を鑑賞したり、柑橘系(ベルガモット)の香りがある葉を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は基本的に分枝が少なく垂直に伸びるため、モナルダは群生をしていても洗練とした印象を感じさせます。開花は6月~9月頃で、花序は節間と花梗が極短い輪散房花序に密集して咲きます。個々の花は細長く伸びる上唇と下唇がツンツンとした独特な見た目をしているため、花姿は燃え上がる松明のような個性的な見た目となっています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな人に好まれるでしょう。また葉には芳香があり、その香りは種や品種で差異がありますが、ベルガモット・レモン・オレガノに似た芳香をもちます。この香りを楽しむ目的で、葉をぽぷりにしたり、ハーブティーにして飲まれることもあります。
●や・ら・わ行
ヤブラン属



学名:Liriope
生活形:多年草
開花:7月~10月
花色:紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ヤブラン
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤブランは、ロゼット状に優美に広がる美しい葉姿や、上品な印象を添える紫花が魅力的な植物です。草姿は叢生型またはロゼット型、根茎で緩やかに広がりながら株が増えます。株は葉が外側へと放射状に広がる事でロゼットを形成して、葉が線形で細長いためシャープな外観を呈します。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色もあるため品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。また開花期に見られる紫花は、優美に広がる葉とも調和して、お庭にエレガントな雰囲気を添えてくれるでしょう。基本的に耐陰性が高い植物のため、シェードガーデン等で栽培することも可能です。
ユーカリ属





学名:Eucalyptus
生活形:常緑高木
開花:
花色:赤・黄・白
葉色:緑・白・灰
樹高:約100~10000cm※種により差異が大きい
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:シネレア/ウェブステリアナ/レモンユーカリ等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーカリ属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーカリの主な種
- ユーカリ・シネレア(Eucalyptus cinerea):幼木・若木の葉は銀貨のように円形で銀色をしているため、高級感を感じさせます。また他の円形の葉をもつユーカリと比べてサイズが最大8cmと大きくなるため豪華さがある。
- ユーカリ・ウェブステリアナ(Eucalyptus websteriana):葉の形状がハート形をしているため、恋心をくすぐられるような可愛らしい印象を与えます。他のユーカリと同様にアレンジメント素材として重宝されます。
- ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus bridgesiana):他のユーカリと一線を画すほどの強烈な香りがあります。精油にはシネオールが約50~70%とその他にα-ピネンやp-シメン等が含まれており、これを抽出する目的で栽培もされています。家庭で栽培する際は、かなり大きくなるため萌芽更新等を繰り返して育てるのがよいでしょう。
- レインボーユーカリ(Eucalyptus deglupta):樹皮が緑色・鶯色・赤色・橙色・紫色・青色・茶色・灰色のペンキで色を塗ったような色彩をしているため、一見するとフェイク植物のような見た目をしています。そのため、この植物をお庭で栽培すると強く目を引きつけるかもしれませんね。
ユーフォルビア属

学名:Euphorbia
生活形:多年草・低木
開花:4月~6月(カラキアス)
花色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・橙・白
葉色:緑・青・黄・橙・赤・桃・紫・黒・白
草丈:約50~120cm(カラキアス)
草姿:直立型・叢生型
主な原種:カラキアス・ソテツキリン・初雪草・ポインセチア・雪華草 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーフォルビア属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーフォルビア属の主な種
- ユーフォルビア・カラキアス(Euphorbia characias):たくさんの花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿が魅力的な植物です。また草丈は50~120cm、株は叢生して沢山の茎を伸ばし、大株に成長します。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができます。
- ユーフォルビア・アミグロダイデス(Euphorbia amygdaloides):花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿と、緑・赤・紫・黒と多様な葉色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。
- ユーフォルビア・蘇鉄キリン(Euphorbia bupleurifolia):多肉質な幹と、幹の頂部でロゼットを形成する葉が、果物のパイナップルを想像させる多肉植物です。そのため、ユニークな植物が好きな人に好まれ、栽培されています。
ヨモギ属(アルテミシア属)



学名:Artemisia
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:黄
葉色:緑・白
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:シロヨモギ/アサギリソウ/ルドビシアナ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヨモギ属は約506種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ヨモギ属の主な種
- シロヨモギ(Artemisia stelleriana):株は全体が白色の毛で覆われているため、明るさや清潔感を感じさせるシルバーリーフとして広く親しまれている植物です。また葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉に丸みがあるため、レース模様を見るような上品さと、可愛らしさが兼ね備える見た目をしています。そのため、エレガントなお庭で栽培すると上品さや優美さを添えてくれるでしょう。
- アサギリソウ(Artemisia schmidtiana): 株は丸みのあるドーム状に成長する傾向があり、光で輝き霞をみてるような幻想的な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型で、株はモコモコと盛り上がるようにドーム状に広がります。そのため、地被植物として活用できます。葉は羽状複葉、葉を構成してる小葉は細長い線形をしているため、綿のように空気をたくさん含んだ軽やかな見た目をしており、ふわふわとしたボリューム感があります。また葉は絹糸状の毛で覆われているため、基本的に色は殆ど白色です。絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつとなります。上記の理由から、この植物は、ふわふわとしたメルヘンチックなお庭や、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭などを演出するのに適した植物となります。
ライラック(シリンガ属)



学名:Syringa
生活形:落葉小高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約300~600cm
樹形:単幹・分枝型・株立ち
主な原種:ライラック/ヒメライラック/ペルシャライラック 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライラックは、ボリューム感のある豪華な花房と、花から香る果物のような甘い芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ約300~600cm程度に成長します。開花は4月~6月、花序は円錐花序で、長さが7~25cm程度あり、花が高密度に密集してモコモコと盛り上がる豪華な花姿を呈します。さらに、花には果物を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。その他にも、この香りを砂糖や蜂蜜に移して、ライラックハニーやライラックシュガーとして楽しまれることもあります。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色をしている品種があります。この品種を選ぶことで開花期以外もカラーリーフとしてたのしむこともできます。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)



学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ランタナ属

学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
レウコフィルム属



学名:Leucophyllum
生活形:常緑低木
開花:周年※開花は疎らで湿度が上がると一斉に開花する傾向がある。
花色:紫・桃
葉色:緑・白
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レウコフィルムは、白色の美しい葉や、紫色の上品な花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が茂りドームを形成しながら成長するため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。葉は約2~3cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の表面には白色の腺毛があり、色はパステル調の柔らかな白緑色をしています。そのため、優しい雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花は周年咲く能力があり、特に湿度が高くなると花が一斉に咲く傾向があるため、雨を予測する植物として英名では「バロメーター・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれています。花は葉腋に単生して咲き、枝を覆うように咲き誇ることもあります。花の色は個体差により紫色または桃色をしているため、上品な印象を感じさせたり、可愛らしい雰囲気を作ったりするでしょう。
ローズマリー属



学名:Rosmarinus
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は3月~11月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~180cm
樹形:分枝型
主な原種:オフィキナリス
用途: 開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ローズマリーは、樟脳の香りがある枝葉を収穫して料理に利用したり、また花を鑑賞したりする目的で栽培されている植物です。樹形は立性・匍匐性・半匍匐性の3パターンがある。立性は茎が垂直に整然と伸びるため、エレガントなお庭の庭木として最適で生垣としても活用できます。匍匐性は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。半匍匐性は匍匐茎と直立茎の両方の性質があるため、庭木としてボリューム感を出したり、自然風の生垣として活用されます。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力がありますが、開花が疎らだったり、開花が止まったりすることもあります。花は節から総状花序を出すため、一斉に開花すると株を覆うような豪華な花姿が楽しめます。また紫色の花が、お庭に上品な雰囲気を添えてくれるでしょう。