開花期間の長い植物とは、一般的な植物と比べて花を長く楽しめる植物の総称です。開花期間が長いため、植え替えの手間が省けたり、苗の代金が節約できたり、お庭を長く彩れる等のメリットがあります。ただし、季節による変化が乏しくなり同じ景色が続くため、これだけだと飽きてしまうかもしれません。そのため、開花期の長い植物をメインとしながら、季節の花もお庭に取りいれると良いかもしれませんね。
このページでは、開花期間の長い植物を属ごとに分類して多数紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■開花期間の長い花を選ぶ前の注意点
植物の開花期間は、同じ植物でも環境や管理状況などで大きく変化します。このページでは、植物が理想的な環境下で適切な管理の元、育てられた時の開花期間を載せています。また紹介している植物は、属ごとの紹介になるため、種や品種で開花期間が異なることがあります。そのため、気に入った植物がある場合は種類のリンクで開花期間の長さを再度ご確認下さい。
開花期間の長い植物も、季節により花の数が減ったり、一斉に開花した後に開花を少し休んだり、一年を通して花が疎らにしか咲かなかったり、暑さや寒さに弱く上手く開花しなかったりする事があります。
このページでは、開花期間の長い植物を一律にあ行~わ行まで紹介していますが、開花持続性が高い植物や花の数が多い植物、おすすめの植物などを別途で分類して目次で紹介しているため、そちらも植物選びの参考にしてみて下さい。
■開花期間の長い植物

目次
●あ行
●か行
●さ行
●た行
●は行
●開花持続性が高い
●花の数が多い
●あ行
アカシア属



学名: Acacia
生活形:常緑高木
開花:2月~4月※一部の種と品種は四季咲き
花色:黄色
葉色:緑・白緑・青緑・紫・白
樹高:単幹・株立ち
樹高:約300~1600cm※種によって変わる
主な原種:ギンヨウアカシア/フサアカシア/アカシア・デアネイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アカシアは種や品種で魅力的な部分や用途が変わりますが、一般的には、豪華な花や美しい葉を観賞したり、切り花などの花材として利用するために栽培される植物です。アカシアの花は球形の頭花が円錐状に高密度に集まるためボリュームよく豪華な花房になります。そのため、開花期に見られる花姿は非常に豪華で、また収穫後に花が乾燥しても型崩れや色褪せが殆どないためフラワーアレンジメントに重宝されます。また葉は羽状に細かく分裂しているため、レース模様をみてるような繊細なお洒落さがあり、幾つかの品種では白色・紫色の葉色があるためカラーリーフとして楽しむ事ができます。葉は花と同様に乾燥しても型崩れや色褪せがほとんどありません。そのため、葉をメインにするアカシアでもフラワーアレンジメントに利用する事が出来ます。
アガスターシェ属



学名:Agastache
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色
葉色:緑色
草丈:30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ルゴサ/フォニキュラム/オーランティアカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガスターシェは、スラッと上に伸びるボリュームのよい花穂と、直立して行儀よく成長する草姿が、洗練された魅力を感じさせる植物です。一般的に花を鑑賞する目的で栽培されており、品種により変わりますが青色や紫色の花が上品さと気品を感じさせます。また品種を選べば葉の色が黄色をしているため、カラーリーフにもなり、葉を潰すとアニスを思わせる心地よい香りがあるため、香りを楽しむ植物としても栽培できます。
アキレア属



学名:Achillea
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ミレフォニウム/プタルミカ/フィリペンデュリナ
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アキレアは小さな花がドーム状に密集して咲く豪華な花房が魅力の植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に直立茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢で繊細な見た目をしていますが、倒伏することなく頂部に平面状・半球状の大きな花房をつけます。そのため、株の上部と下部で非常にアンバランスな見た目をしていますが、それが洗練された美しさとなり、アキレアの花の魅力をいっそう引き出しています。また葉は羽状に細かく分かれ、レース模様のような上品な見た目をしているため、花との相性が抜群によく、アキレアはエレガントな雰囲気のお庭によく合う植物となるでしょう。
アゲラタム属



学名:Ageratum
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:30~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ホウストニアナム/カッコウアザミ
用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アゲラタムは春から晩秋頃までと開花期間が長いことから一度植え付けて適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。花は頭花が茎頂部に半球状に密集するため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また頭花からは雌蕊が突出しているため綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気も感じさせる植物です。また種から簡単に増やせるため、毛氈花壇としてお庭の中に植物でイラストや模様を描くのに利用されたり、花壇の縁に苗を並べて縁どりとして利用されたり、花を収穫して切り花として利用されることもあります。
アジサイ属(ハイドランジア属)







学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型(付着根)
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アシスタシア属

学名:Asystasia
生活形:多年草
開花:周年※最も多く開花するのは9月~3月です。
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~60cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ガンゲティカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アシスタシアは、地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また花は高密度には咲きませんが、理想的な環境では周年開花し、一般的には9月~3月頃が見頃となります。またいくつかの品種では、葉の中に白色の班が入るためカラーリーフとして楽しむこともできます。
アニソドンテア属

学名:Anisodontea
生活形:低木
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:桃・赤
葉色:緑
樹高:100~150cm
樹形:分枝型
主な原種:カペンシス 等
用途:開花期間長い/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アニソドンテアは、主に春と秋に花が咲きますが、理想的な環境では花が周年咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人に好まれる植物です。樹形は分枝型になり細い側枝が多くブッシュに広がるため、温暖な地域の生垣などにもよく利用されます。花の見た目はハイビスカスを小さくしたような可愛い外観をしており、またピンク色の花を咲かせる事から、可愛いをテーマにするようなお庭などによくあいます。
アネモネ属



学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アプテニア属



学名:Aptenia
生活形:匍匐型
開花:5月~10月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナツルソウ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アプテニアは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。花は高密度には咲きませんが、開花期は5月~10月頃と長く楽しめます。葉は多肉質で可愛らしい外観をしており、幾つかの品種では白・黄の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。また葉は水分・養分を蓄えているため、乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てる事も可能です。
アブチロン属

学名:Abutilon
生活形:常緑低木
開花:周年※最も多く開花するのは4月~11月です
花色:赤・桃
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~200cm
草姿:ツル型(スクランブリング・シュラブ)
主な原種:ウキツリボク/ショウジョウカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アブチロンは、開花期間が長い所や提灯を思わせるようなユニークな花を咲かせる所が魅力の植物です。アブチロンの生活形や形態は種や品種で変わりますが、一般的に栽培されているウキツリボクは、樹形がツル型になり、壁面に誘引するなどして楽しまれます。開花期が長く、主に春から晩秋にかけて花が咲きますが、理想的な環境では花が周年咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花は提灯に似たユニークな外観をしてるため、変わった植物が好きな人におすすめになり、また赤と黄の花色がカラフルな印象を与えるから色をテーマにするカラフルなお庭、南国を想像させるようなトロピカルガーデンなどにおすすめです。アブチロンの葉はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色の班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
アベリア属



学名:Abelia
生活形:半常緑低木
開花:6月~10月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・桃・赤・橙・白
樹高:30~240cm
樹形:分枝型
主な原種:グランディフローラ/シネンシス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アベリアは、可愛い花や美しいカラーリーフ、強健で剪定に強いことから生垣や花木として広く栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用されたり、花を楽しみながら自然風の生垣として栽培されることもあり、また強健で栽培しやすいため公共の生垣にもよく利用されます。花は初夏から晩秋頃まで長く咲くため、花を長く楽しみたい人にも好まれます。また蝶々などが蜜源としてよく利用するため、生き物との共生を意識したお庭などに取り入れるのもよいかもしれません。アベリアは品種を選べば葉の色が緑・黄・桃・赤・橙・白と多彩です。そのため、カラーリーフとしての人気も高い植物になります。
アリッサム属



学名:Lobularia
同義語:Alyssum
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/プリザーブドフラワー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アルストロメリア属



学名:Alstroemeria
生活形:多年草
開花:4月~7月※一部の品種は5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:ユリズイセン/バーシカラー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルストロメリアの草姿は叢生型、地面下にある根茎または塊茎が成長に伴ってゆっくり広がりながら、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期はふつう4月~7月ですが、一部の品種は四季咲きで5月~11月の範囲で長く開花します。そのため、花を長く楽しみたい人にもおすすめできる植物です。花の形はユリに似ており上品な見た目をしています。また花は茎の頂部に複数集まり咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力です。花の色は色が鮮やかで多彩です。また花の中には独特なスポットが入るため、どこか南国のような雰囲気も感じさせます。そのため、トロピカルな雰囲気のお庭などによく合うでしょう。また開花した花を収穫して切り花としてたのしむ事も可能です。
アンゲロニア属



学名:Angelonia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:アングスティフォリア 等
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンゲロニアは、開花期間の長さや、気品のある花姿から近年高い人気が出ている植物です。草姿は分枝型ですが、基本的に茎は垂直に真っ直ぐ伸びて上部での枝分かれが少ないため、整然とした非常に洗練された外観となります。そのため、エレガントなお庭の花壇の縁どりとしてピッタリで、またコンパクトに成長して他の植物の邪魔をしにくいため寄せ植え素材としても重宝されます。開花期間は春から晩秋頃まで、花序は総状花序でエネルギーが続く限り、茎を上に伸ばし続けて花をどんどん咲かせるため、基本的に開花期が途切れる事はありません。ただし欠点として茎が長く伸びると花を咲かせる速度が遅くなったり、茎の下から花がどんどん落ちて花穂が短くなったりして間延びした外観になるため、定期的に剪定した方が見た目が良いコンパクトな外観を保てるでしょう。花の形は唇形花になり、よく見ると花冠筒部が大きく開いて、口のような個性的な見た目をしています。そのため、ユニークな植物に感じることがあるかもしれませんが、植物全体の印象としては洗練された雰囲気があり、気品のある庭によく合うでしょう。
アンスリウム属



学名:Anthurium
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白・赤・赤茶
草丈:約30~40cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:アンドレアナム/セリゼリアナム/クラリネルビウム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンスリウムは属の中に約1500種があり、花の形や葉の形などの形態の異なる種や品種が様々あります。園芸では、美しい花を鑑賞目的とするフラミンゴ系と、葉を鑑賞目的とするベルベットリーフアンスリウム系に大きく分けることが出来ますが、一般的に栽培されているのは殆どが写真にあるような美しい花(苞)をもってるフラミンゴ系です。フラミンゴフラワー系の花(苞)は宝飾品を見てるような強い光沢と反射があるため、その花をお部屋などにインテリアとして飾るとラグジュアリーな空間へと雰囲気を変えます。また適切な環境下では開花は周年あるため、花を長く楽しみたい人にも好まれており、開花した花は収穫して切り花に出来る所も魅力です。一方で、ベルベットリーフアンスリウム系はその名前の通りベルベットを見てるような高級感ある葉が魅力的な植物になり、フラミンゴ系と比べると人気は劣りますが人々を魅了する植物となるでしょう。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれる事もありますが、基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多い植物です。
イソトマ属



学名:Isotoma
生活形:多年草
開花:5月~10月
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:10~50cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:アクシラリス/フルヴィアティリス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イソトマは、風が吹けば簡単に揺れて倒れるような華奢な茎と、星の形をした美しい花が、可憐で楚々とした雰囲気を感じさせる植物です。草姿は匍匐型または叢生型になり、こんもりと盛り上がりながら横に広がります。そのため、地被植物として利用される事も多く、また岩の隙間などに偽着生させてロックガーデンに取り入れられる事もあります。開花期間は春から秋にかけてあり、適切な管理をする事で長く花を楽しめます。華奢な茎・葉・花は繊細で優しい雰囲気があることから、お庭に植えることで自然な趣を添えてくれるでしょう。
イポメア属



学名:Ipomoea
生活形:一年草/多年草
開花(アサガオ):7月~9月
開花(モミジヒルガオ):周年※一般的に4月~12月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:約200~500cm
草姿:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:アサガオ/モミジヒルガオ/マルバアサガオ 等
用途:開花期間長い/枝垂れる植物/ツル植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イポメアは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、草姿がツル型で他物に茎を巻き付けて成長して上に伸びていきます。そのため、壁面緑化などに利用される事もおおいです。開花期はアサガオ等の有名な花は夏頃ですが、初夏から秋頃まで咲いたり、周年咲く種(モミジヒルガオ)も見られます。そのため、種や品種を選べば花を長く楽しめます。花の形は基本的にアサガオと同様に漏斗形です。ただし、一部の種(ミナ・ロバータ)は管状の花が総状花序につき華やかな花姿がみられます。
インパチェンス属



学名:Impatiens
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期は5月~10月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型・直立型
主な原種:アフリカホウセンカ/ホウセンカ
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:インパチェンスは属の中に1000種以上の種があり、種によって生活形や形態も様々ですが、一般的に園芸では日陰のお庭の中で花を長く楽しめる植物として重宝されています。特にアフリカホウセンカとその品種は、理想的な環境下で花が周年咲くため、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれており、日陰で育てられる植物が少ない中で、この植物は魅力となる部分も多く重宝されています。草姿は分枝形、株元からよく分枝してドーム状に広がる傾向があるため、花壇の縁どりや地被植物として利用されており、また寄せ植えの素材として利用されることもあります。※ただしこの植物は寒さに弱いため、多年草ですが温暖な地域以外では冬に枯れる一年草として園芸的には扱われています。
ウエストリンギア属

学名:Westringia
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花時期な4月~11月になる
花色:白・桃・紫
葉色:緑・黄・白緑・白
樹高:約100~150cm
樹形:分枝型
主な原種:フルティコサ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ウエストリンギアは、ローズマリーを思わせるような見た目をしている事から別名でオーストラリアン・ローズマリーとも呼ばれている植物です。ローズマリーと比べるとウエストリンギアは花の数が控えめのため鑑賞価値はやや劣りますが、葉の色が緑・黄・白緑・白と多彩なためカラーリーフとして楽しむことができます。樹形は分枝型になり細い側枝が茂りドームを形成しながら成長する傾向があります。そのため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。また耐乾性も高いため、ロックガーデンなどに活用されることもあります。
ウルシニア属

学名:Ursinia
生活形:一年草
開花:6月~10月
花色:黄・橙・黒
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:分枝型
主な原種:アンセモイデス 等
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ウルシニアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には太陽を見てるような美しい花を鑑賞する目的で栽培されます。草姿は分枝型になり、側枝が多くてこんもりと茂る性質があります。そのため、花数も多くなる傾向があり沢山の花が鑑賞できます。また開花期間も春から晩秋頃までと長いことから適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。
エキナセア属



学名:Echinacea
生活形:多年草
開花:5月~10月※6月~8月に最も多く花が咲く
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:50~120cm
草姿:叢生型
主な原種:パープレア/パラドクサ/ホソババレンギク 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
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備考:エキナセアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には花の中央部で球状に盛り上がる筒状花と、垂れ下がる舌状花のコントラストが、ユニークでかわいい印象を与える植物となります。開花時期は5月~10月頃、開花の長さは品種差があり、分枝力が高いエキナセアほど長く花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい場合は、分枝力の高い種や品種を選ぶのが大切です。花はサイズが約5~15cmと大きくて、形や色も多用です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。草姿は叢生型、地面下にある根茎が成長に伴い広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。生育旺盛で茎を出す品種ほど花をよく咲かせるため、沢山の花を楽しみたい場合は、この点も踏まえて品種選びをすることも大切になってくるでしょう。
エピスシア属



学名:Episcia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月
花色:赤・桃・橙・黄
葉色:緑・桃・紫・茶・白
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:リラキナ/クプレアタ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エピスシアは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には優雅に枝垂れる草姿と多様な色をもっている葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。一般的に草姿は匍匐型で、茎が地面を覆うように横に広がったり、また茎は柔軟なため下垂します。そのため、 温暖な地域では地被植物として利用されたり、その他に植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。開花期間は周年ですが、花は疎らに咲くため、あまり重要視されません。基本的に葉の色が緑・桃・紫・茶・白と多彩であり、葉の中に入る模様も独特なためカラーリーフとしての価値が高い植物です。
エリカ属



学名:Erica
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:11月~4月(淡雪エリカ)
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・茶
樹高:約50~100cm(淡雪エリカ)
樹形:分枝型
主な原種:淡雪エリカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリカは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的にはウィンターガーデンを彩る数少ない花の一つとして活用され、スズランを想像させるような壺形の可愛い花を咲かせる事で知られる植物です。開花期間も冬から春頃まで、長く咲くものが多いため、長期間楽しめる所も魅力の一つになるでしょう。樹形は分枝型になり、基部付近での分枝が多く、側枝は直立に伸びる傾向があります。そのため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、寄せ植え素材として利用されることもあります。またいくつかの品種では葉の色が黄色をしてることもあるため、カラーリーフとして楽しまれることもあるようです。
エボルブルス属

学名:Evolvulus
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:アメリカンブルー/アサガオカラクサ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エボルブルスは、植物の世界では珍しい青花が見られる植物の一つになります。開花期間も春から晩秋頃まであり、多花性ではないものの適切な管理をすれば、 花を長く楽しめます。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎が横に広がったり下垂する事もあるため、花壇などで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりすることもあります。
エリゲロン属



学名:Erigeron
生活形:多年草
開花:4月~12月(カルビンスキアヌス)
花色:桃・黄・白・青・紫
葉色:緑
草丈:約30~75cm
草姿:匍匐型・分枝型
主な原種:カルビンスキアヌス/スペシオサス/グラウカス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリゲロンは属の中に約457種があり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron karvinskianus)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋、その途中で開花が途切れる事もありますが、基本的には花を長く楽しめる事から、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。また頭花を構成している舌状花の色が、成熟するにつれて白色から桃色へと変化するため、一株の中で色の異なる花が同時に咲き乱れるため、カラフルな色彩効果をうみだしています。そのため、お庭で栽培するとポップで明るい雰囲気を作り出したり、子供が好むような元気で可愛らしい雰囲気を作り出してくれるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、株はこんもりと盛り上がりながは横に広がります。そのため、花壇のお洒落な縁どりとして利用したり、ロックガーデンなどで地被植物として利用したり、また乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てたりするのがおすすめです。エリゲロン・カルビンスキアヌスは非常に強健で乾燥に強く放ったらかしでも育てられるため初心者におすすめの植物です。しかし、繁殖力がとても強く、種で広がり雑草化しやすいため、不要なエリゲロンはこまめに除草するなどの対策が必要になってくるでしょう。
オキザリス属(カタバミ属)



学名:Oxalis
生活形:多年草
開花:10月~4月※オキザリス・グラブラの開花
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・紫・桃・黒
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型
主な原種:トリアングラリス/フヨウカタバミ/グラブラ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキザリスは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オキザリス・トリアングラリスは葉を構成している小葉が三角形をしているためスタイリッシュでカッコイイ印象を与えます。また葉の色が紫色(黒色)をしてるため、貴族を想像させるような高貴な雰囲気を醸し出すカラーリーフとして楽しめるでしょう。草姿は叢生型で、根茎で広がるためお庭の中では地被植物として利用できます。一方で、オキザリス・グラブラは冬秋から春にかけて、株を覆うように高密度に咲く桃色の花が魅力的な植物になります。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴い広がり地面を覆うため、開花期には桃色の可愛らしい花絨毯が楽しめるでしょう。
オステオスペルマム属



学名:Osteospermum
生活形:多年草
開花:周年※3月~7月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~100cm
草姿:分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オステオスペルマムは、開花期間が周年で、特に花の最盛期である3月から7月は株を覆うように高密度に花が咲き誇るため、豪華な花姿を楽しむことができる植物です。花のサイズが約5~7cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲き・スプーン咲きと多様で色も多彩にあるため、豊富な選択肢の中から好みの品種が選べるという点も大きな魅力と言えるでしょう。
オキシペタラム属



学名:Oxypetalum
生活形:多年草/亜低木
開花:5月~10月
花色:青・桃・白
葉色:緑・白緑
草丈:約50~100cm
草姿:ツル型(スクランブリングシュラブ)・直立型
主な原種:カエルレウム 等
用途:開花期間長い/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキシペタラムは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特に、オキシペタラム・カエルレウムは花や葉がフェルト生地のように柔らかで、パステル調の柔らかな色合いをしており、ふわふわとしたメルヘンチックな印象を感じさせるため、かわいい植物として人気です。草姿はツル型または直立型になり、茎はやや柔軟なため、支えにする他物がない場合は成長するに従い湾曲しながら倒れる傾向があります。そのため、ツル植物として誘引して育てられることもあります。また花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やフラワーアレンジメントの花材としてお部屋などで楽しむ事も可能です。※切り花として利用する場合は切り口から出てくる白色の樹液に触れないようにして、また樹液を洗い流して切り口を塞がないように工夫する事が大切になります。
●か行
ガーベラ属



学名:Gerbera
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:ロゼット型
主な原種:ヤメソニー 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガーベラは、地際でロゼットを形成しながら、開花期に花茎を垂直に長く伸ばして、大きな花を咲かせる事で知られている植物です。草姿はロゼット型で、株はロゼットを形成しながら、根茎を短く伸ばして別の株をつくり叢生します。理想的な環境では周年開花し、一般的には4月~11月頃に花を咲かせます。花はサイズが約7~12cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲きと多様で色も多彩にあるため、豊富な選択肢の中から好みの品種が選べるという点も大きな魅力の一つと言えるでしょう。また開花した花は、切り花やフラワーアレンジメントなど幅広く活用出来る所も魅力となります。
ガイラルディア属



学名:Gaillardia
生活形:多年草・一年草
開花:5月~10月※個体差がある
花色:赤・桃・黄・橙
葉色:緑
草丈:約20~90cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:グランディフローラ/アリスタータ/プルケラ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガイラルディアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、花の模様アメリカの先住民が作ったブランケットに似ていてカラフルな所、花の後にできる種が球状に集まって冠毛でふわふわとしている所等にあります。花はサイズが約6~10cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は多様にあり特に筒状花が大きく発達して八重咲きしている花形は他の植物ではあまり見られない独特な形で華やかさもあり、一見の価値があります。
ガウラ属



学名:oenothera/gaura
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:リンドハイメリ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガウラは、蝶々に似ている可愛らしい花と、華奢な茎が風で揺られて蝶々がひらひらと舞うように見せる可憐な花姿が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢でやや柔軟なため、風で揺れたり、やや倒伏しやすかったりします。開花期間が春から晩秋頃まであり、総状花序に上に向かい花を咲かせ続けます。花数はやや少なめのため、豪華さはないですが可憐で楚々とした印象を与えます。花冠は4枚の花弁が上側に扇状に並ぶため、蝶々のような見た目をしてる所が特徴となります。また葉の色は、緑色の他、品種により黄・赤・桃・紫・白があるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ガザニア属



学名:Gazania
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~10月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:リゲンス/リネアリス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガザニアは属の中に約19種があり種や品種により形態に差異がありますが、園芸では一般的に地面を覆うように広がりながら咲く、太陽を思わせるような美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型または匍匐型になり、地際に台木状の木質化した茎があり、そこから複数の茎がでて匍匐しながら広がります。そのため、地面を覆う地被植物として利用される事が多いです。開花期間は温暖な地域では一年を通して咲くこともあり、花はサイズが約5~10cmと大きくて、形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。また、葉の色はふつう緑色ですが、毛が多い種や品種では殆ど白色をしています。そのため、品種を選べば上品な印象を与えるカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
カラミンサ属



学名:Calamintha
生活形:多年草/低木
開花:6月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ネペタ/グランディフローラ
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラミンサは、属の中に約192種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は基本的に直立に伸びるため、整然とした行儀の良い見た目となります。花序はシソ科でよく見られる輪散花序、節ごとに集散花序が配置される複合花序になり、小さく可愛い花をを多数つけます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色・白色があるためカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
カランコエ属



学名:Kalanchoe
生活形:多年草
開花:11月~5月※ベニベンケイの開花時
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・赤・紫・茶・銀・白・黒
草丈:約15~50cm(ベニベンケイ)
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ベニベンケイ/プミラ/コダカラベンケイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カランコエは、属の中に約175種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ベニベンケイは美しい花を鑑賞する目的で栽培されますが、開花期が晩秋頃から春までと長くて、また短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られるため長く花を楽しみたい人に好まれます。またカランコエ・プミラは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるためロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。さらに葉の色が殆ど銀色をしているため宝飾品を見てるような美しいシルバーリーフとして楽しめる所も魅力です。その他にも、多肉植物として魅力的な種がコダカラベンケイや月兎耳など数多くカランコエにはあります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
カリブラコア属



学名:Calibrachoa
生活形:多年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~80cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリブラコアは、人気の高いペチュニアと非常によく似ている事で知られている植物です。近年の研究でカリブラコアの染色体が18本に対してペチュニアの染色体が14本である事が判明するまでは、同属とするべきという考えもありました。カリブラコアは一般的なペチュニアと比べて、花のサイズが2~3cm前後と小ぶりで可愛らしい見た目をしており、多花性で雨による傷みが少ないです。そのため、ペチュニアよりもカリブラコアを選んで育てる人も多いです。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花のサイズは前述の通り小さいため、可愛らしさがあり、花弁は雨に強く丈夫なため、汚れることなく清潔感のある外観を長く保つ事ができます。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりするとよいでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎がこんもりと盛り上がるようにしながら横に広がります。そのため、花壇の縁どりとして利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。さらに、いくつかの品種は葉の色が白色またはクリーム色をしているため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだり出来る点も魅力のひとつとして数える事が出来るでしょう。
カルーナ属



学名:Calluna
生活形:常緑低木
開花(普通):5月~10月
開花(秋咲き):9月~11月
開花(冬咲き):12月~3月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑・黄・赤・橙・白
樹高:約20~50cm
樹形:分枝型
主な原種:ブルガリス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カルーナは、属の中に約1種のみがあり、一般的にはコンパクトで行儀のよい樹形の中で美しい花を咲かせる姿や秋頃から見られる紅葉を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は分枝型になり、基部付近での分枝が多く、側枝は直立に伸びる傾向があります。そのため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、寄せ植え素材として利用されることも多くあります。また葉は0.2~0.3cm程度と極小さく、枝に鱗状についているため、葉は殆ど目立たず、枝のシルエットを綺麗にうつしだします。一方で秋から冬になると葉が紅葉するため、株全体が色づいて美しいカラーリーフとして楽しめたりもします。
カンナ属



学名:Canna
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・白・黒
草丈:約50~300cm
草姿:叢生型
主な原種:ダンドク/グラウカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンナは属の中に約12種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはジャングルの中にいる気分にさせるような巨大な葉と豪華な花を鑑賞する目的で栽培されます。開花期は初夏から中秋頃まであり、長く咲くため花を長く楽しみたい人にも好まれます。花序は総状花序または円錐花序、個々の花は大きく豪華なため、遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。また一枚の葉も約20~70cmと視界を塞ぐほどに巨大なため、株が群生になるとジャングルの中にいるような気分にさせられます。また葉の色が緑の他、黄・赤・橙・紫・白・黒と多彩なためカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
キダチルリソウ属(ヘリオトロープ属)



学名:Heliotropium
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:アルボレンシス 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キダチルリソウ(Heliotropium)は、属の中に約255種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではキダチルリソウ(Heliotropium arborescens)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、適切な管理の元で開花期間が5月~11月頃と長くあり、開花期にはバニラを想像させる甘く強い香りが数メートル先まで漂います。そのため、芳香性の花としてガーデンファニチャーの傍にこの植物を植栽して、リラックスしながら甘い香りを楽しむのもおすすめです。花は小さいですが、多数の小さな花が散房状に高密度に集まる事で直径15cmの巨大な花房になる事もあります。そのため、この植物の花姿はとても豪華です。花の色は基本的に紫色から青紫色をしているため、貴族を想像させるような高貴な雰囲気を感じさせるでしょう。そのため、格式の高さを演出したいお庭や、エレガントガーデンなどによく合うでしょう。また葉の色は多くが濃い緑色をしており、重厚感があります。そのため、紫色の花色とも調和して格式高い雰囲気をより強く感じさせるでしょう。
キツネノマゴ属



学名:Justicia
生活形:多年草/常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:分枝型
主な原種:コエビソウ
用途:開花期間長い/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キツネノマゴは属の中に約913種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コエビソウは理想的な環境では花が周年咲くため、花を長く楽しみたい人に好まれており、花を保護する苞が鱗状に重なる事で、海老を想像させるような外観をしています。そのため、ユニークな花が好きな人に人気の高い植物です。また、サンゴバナは花が上を向いて穂状に咲くため、王冠や羽飾りに例えられるユニークな花姿をしており、春から秋にかけて長く開花を楽しめる所が魅力となります。
キャットテール(アカリファ属)



学名:Acalypha
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:レプタンス/ベニヒモノキ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キャットテールは、猫の尻尾を思わせる可愛い花を咲かせる事で知られている植物です。開花期間はほぼ周年で、花穂が萎れ枯れるまでの期間も長いため、花を長く楽しみたい人などにおすすめの植物です。花には花弁がなく赤色の雄蕊が突出していて、花が穂状に連なります。そのため、花穂の中にある雄蕊が猫のしっぽの様なふさふさとした柔らかな外観と質感を生み出して愛らしい雰囲気をつくります。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では白色(クリーム色)の斑がはいります。そのため、品種を選べば明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しむこともできる点も魅力です。草姿は匍匐型または半匍匐型になり、地面を覆うように広がります。そのため、温暖な地域では地被植物として利用される事があります。また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿も鑑賞できるでしょう。
キンギョソウ属



学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
キンセンカ属



学名:Calendula
生活形:多年草・一年草
開花:12月~6月
花色:桃・黄・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~80cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:オフィキナリス/ヒメキンセンカ
用途:開花期間長い/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンセンカは、一般的に3月~5月が花の最盛期になりますが、夏に種を蒔けば12月頃から花が楽しめます。草姿は直立型または分枝型、茎の頂部で花を咲かせると、下部で分枝が進み、次の花が咲きます。花はスパイシーな香りがあり、収穫してエディブルフラワーとしてサラダなどに添える事で彩りと風味が楽しめます。また切り花としてお部屋に飾り楽しむ事もできます。
クサギ属(クレロデンドラム属)



学名:Clerodendrum
生活形:低木・ツル性木本
開花:周年(ゲンペイカズラ)
花色:赤・白・桃
葉色:緑
樹高:400cm(ゲンペイカズラ)
樹形:
主な原種:ゲンペイカズラ/クラリンドウ
用途:開花期間長い/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クサギは属の中に約242種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲンペイカズラは紅白の華やかな花を鑑賞する目的で栽培されています。開花は一般的に6月から9月にかけてありますが、理想的な環境では周年開花することもあります。花は白色の萼と赤色の花弁で構成されており、白色の萼から赤色の花弁が開花する様子は心臓から出血するようにも見えるため海外ではbleeding-heart vineとも呼ばれています。またクラリンドウは、側枝が湾曲して広がり、そこから花穂を真下に垂らして真っ白な花を連ね咲かせます。その美しい花姿から、この植物は結婚式で花嫁が被るブライダルヴェールに例えられる事もあり、開花期に見られる花は清楚な印象を感じさせる植物として鑑賞価値が高いでしょう。
クレオメ属



学名:Cleome
生活形:一年草
開花:6月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約100~150cm
草姿:直立型
主な原種:セイヨウフウチョウソウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クレオメは草姿が直立型になり、種まき後に草丈が約100~150cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすればお庭の中に高さと立体感を出すことができます。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~10月の範囲で長く咲きます。個々の花の形は扇状に広がる花弁と長く突出する雄蕊の形から、見た目を蝶々や蜘蛛に例えられます。これらの花が、エネルギーが続く限り上に向かい花を咲かせ続けるため花穂は豪華になります。ただし、個々の花は短命なため花穂はそれほど長く伸びません。また花には麝香に似た独特な香りがあります。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えてリラックスしながら花の香りを楽しむのもよいかもしれませんね。
クレマチス属



学名:Clematis
生活形:多年草
開花:5月~6月※10月まで返り咲きすることもある
花色:赤・桃・紫・青・黄・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:
草姿:ツル型(巻きひげ)・叢生型
主な原種:ヴィオルナ/モンタナ 等
用途:開花期間長い/ツル植物/香りが良い/プリザーブドフラワー
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備考:クレマチスは属の中に約396種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
クレマチスの種または系統の種類
- パテンス系(早咲き大輪系):草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花のサイズは20cmに達することがあり、花の形・色ともに多様です。
- ヴィオルナ:草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花の形はツボ形をしていてぷっくりと膨らむ可愛い外観をしています。
- モンタナ:草姿はツル型、ツルは長さ1200cmに伸びる事もあり圧倒的な被覆力があります。開花期は4月~5月、株を覆うように花が咲き誇るため視界を遮るような圧倒的な景観となる。
- その他:この他にもインテグリフォリアやタングチカ等の多数のクレマチスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ケイトウ属(セロシア属)



学名:Celosia
生活形:一年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑・暗紫・赤紫
草丈:約30~100cm
草姿:直立型
主な原種:ノゲイトウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケイトウは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸ではケイトウ(Celosia argentea)と、その変種と品種が栽培されています。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~11月の範囲で長く咲きます。花の形にはトサカケイトウ、フサゲイトウ、ヤリゲイトウの3パターンがある。例えば、トサカケイトウは花の形状が扇状または脳状になって細かく波打っており、花房がしっかりとしているため切り花やアレンジメントで重宝される。またフサゲイトウは花房の形がふさふさとした羽毛状で、炎が燃え上がるようにも見えるためボリューム感のある豪華な花姿をしている。そして、ヤリゲイトウは非常に多花性で次々と槍形の花を咲かせます。また開花した花は、切り花の他、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなど様々な用途で利用されておりケイトウは人気の高い植物になります。
ケストルム属(キチョウジ属)

学名:Cestrum
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は6月~10月
花色:白・橙
葉色:緑
樹高:約200~400cm
樹形:分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:夜香花/アウランティアクム
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケストルムは属の中に約232種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、夜香花は開花期が長くて温暖な地域では一年を通して咲き、花は夜に開花して強い香りを遠くまで運びます。香りは植物の中で最強の香りとも呼ばれており、その強い香りから一部の人は呼吸器系の異常を引き起こすことがあります。そのため、栽培する際は注意が必要かもしれません。またケストルム・アウランティアクムも開花期が長くて温暖な地域では一年を通して咲き、橙色の花を咲かせます。
ゲラニウム属



学名:Geranium
生活形:多年草
開花:5月~11月(ロザンネ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:プラテンセ/マキュラタム/ヒマライエンセ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲラニウムは属の中に約354種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲラニウム・ロザンネはゲラニウムの中でも特に開花期間が長い事で知られており、強健で育てやすい所が魅力です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり群生をつくり、耐陰性も高いため、薔薇などの下草によく利用されます。また、ゲラニウム・プラテンセは開花期間は5月~9月とロザンネと比べると短くて、花は小振りですが、八重咲き品種があったり、葉の色が緑色の他に紫色・茶色・黒色があるなど、栽培目的に合わせた品種の選択肢が豊富にあります。さらに、ゲラニウム属にはこの他にも多種多様な種と品種が存在します。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コスモス属



学名:Cosmos
生活形:一年草/多年草
開花(秋咲きコスモス):9月~10月
開花(春咲きコスモス):6月~10月
開花(チョコレートコスモス):5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・赤茶・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:コスモス/キバナコスモス/チョコレートコスモス 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コスモスは属の中に約35種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コスモス(Cosmos bipinnatus)は、茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズが5~10cmと大きく華やかな見た目をしています。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、コスモスの洗練された美しさとなり、花の魅力をいっそう引き出しています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。また、チョコレートコスモスは多年草タイプのコスモスとなります。チョコレートを思わせる花の色と香りが特徴になり、開花期間が5月~11月と長い点も魅力になります。
コレオプシス属(ハルシャギク属)



学名:Coreopsis
生活形:多年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ロゼア/ハルシャギク/イトバハルシャギク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コレオプシスは属の中に約39種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コレオプシス・ロゼアは茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズは大きめです。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、洗練された印象を与えます。また開花は一般的に6月~9月ですが、幾つかの品種は6月~11月頃まで花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれる種でもあります。また、ハルシャギクは一年草タイプとなりますが、花のサイズは5cm程度まであり比較的に大きく華やかな花姿が楽しめる植物です。品種も多くて、花の色も多様なため、好みの色を選んで育てられる所も魅力となります。この他にも、コレオプシス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●さ行
サルスベリ属



学名:Lagerstroemia
生活形:落葉小高木
開花:6月~10月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・紫・黒
樹高:約100~700cm
樹形:単幹・株立ち・分枝型
主な原種:インディカ/オオバナサルスベリ
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルスベリは、開花期に枝を覆うように咲き誇る美しい花姿が魅力となる植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ100~700cm程度に成長します。幹や太い側枝は、成熟すると薄い樹皮が剥がれて滑らかな周皮が現れます。その際、樹皮と周皮の色の違いにより美しいまだら模様が見られることがあります。開花期は初夏から秋にあり、枝を覆うように沢山の花を咲かせるため桜を思わせるような美しい景観が見られます。花を構成する花弁が縮れて丸めた紙のようにくしゃくしゃとしている所が特徴となり、沢山の花が密に円錐状に集まる事で円錐花序をつくり、ボリュームのよい花房となります。そのため、遠くから見てもよく目立つ豪華な花姿となります。葉の色は緑色の他、品種により紫色や黒色があります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しむことも可能です。
サルビア属





学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
サンタンカ属

学名:Ixora
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:コッキネア/シネンシス 等
用途:開花期間長い/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サンタンカは、開花が温暖な地域では一年を通してあり、鮮やかな色の花が約5~13cmの半球状に集まり咲く、大きく豪華な花房が魅力的な植物です。花の色も赤・桃・橙・黄・白と豊富にあるため、情熱的で派手な雰囲気が好きなら赤色の花を選んだり、かわいい雰囲気が好きなら桃色の花をを選んだりできる所も魅力の一つとなります。樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、お庭で花木として鑑賞用に栽培される他、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用されることもあります。
サンビタリア属

学名:Sanvitalia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:橙・黄
葉色:黄
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:プロクンベンス/スペシオサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サンビタリアは、春から晩秋にかけて、次々と黄色の花が株を覆うように咲き誇るため、この植物で広範を覆えば、花絨毯の美しい景観が作り出せる植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇や斜面などで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また開花が長く続くため、花を長く楽しみたい人などに好まれる植物となるでしょう。
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、大理石の模様を想像させる美しい葉や、多数の花茎が並び整然と咲く篝火のような花姿が、気品のある雰囲気を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。多数の葉は薔薇の花のように広がるため、葉姿だけでも優雅で美しい外観をしています。その上で、さらに葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。開花期間は秋頃から翌春頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。塊茎からは多数の花茎が伸びて、花弁の反り返ったユニークな花を多数咲かせます。昔の人はその花姿が篝火にも見えたようで、カガリビバナの和名の由来ともなっています。基本的に耐陰性が高いため、シェードガーデンで育てることが出来ます。ただし、一部の種や品種(ガーデンシクラメン等)を除いて耐寒性が低いことから屋外で育てる場合は注意が必要でしょう。シクラメンの多くはインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てられています。その美しい外観から、屋内で栽培するとラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働いてくれるでしょう。
ジニア属



学名:Zinnia
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:エレガンス
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から、安定して高い人気を誇る植物です。草姿は直立型・分枝型・匍匐型などがあり、種や品種により形態がかわります。そのため、栽培する時は花壇の中で高さを出したい時や切り花を取りたい時は直立型や分枝型を選び、また地被植物として利用したい時は匍匐型を選ぶと良いでしょう。花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲き・ダリア咲き・ポンポン咲き・カクタス咲き・アネモネ咲き・ビーハイブ咲きと非常に多様です。さらに花の色も赤・桃・黄・橙・紫・緑・白と多彩なため、自分好みの品種がきっと見つかるでしょう。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。さらに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも出来るため、挑戦してみるのもよいかもしれませんね。ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方は用途の所にあるリンクで紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
ジャスミン属



学名:Jasminum
生活形:落葉ツル性木本/常緑ツル性木本
開花:5月~10月※一般的な開花は3月~5月にある(ソケイ)
花色:白・桃・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~800cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ソケイ/ハゴロモジャスミン/マツリカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ツル植物/香りが良い/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジャスミンは、花の香りが非常に強いことから三大フローラルの一つとして数えられている植物です。樹形はツル型、他物に自らの茎を絡めさせて支えを得ながら上に成長します。そのため、一般的にトレリスやアーチなどの誘引資材に誘引して栽培されます。開花期間はジャスミン属の種で差異があり、例えばソケイであれば開花期が5月~10月、一般的に3月~5月頃に開花します。花は多花性で枝を覆うように咲き誇るため、ジャスミンの枝で広範を覆っておけば美しい景観が見られます。また開花すると数メートル先まで官能的で蜂蜜を思わせるような強烈な香りを漂わせるため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。例えば、ガーデンファニチャーやガゼボなどの傍にジャスミンを植栽しておけば、休憩しながら香りを楽しめます。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他、黄色や白色もあるため、カラーリーフとしてたのしむ事も可能です。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ストケシア属



学名:Stokesia
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:紫・青・桃・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型
主な原種:ラエビス 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストケシアは一般的に上品な花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花から突出する糸状の雌蕊が柔らかな雰囲気を添えています。また花の色が紫・青・桃・白と多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
ストレプトカーパス属

学名:Streptocarpus
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月になる。
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型・ロゼット型 等
主な原種:サクソルム/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストレプトカーパス属は約184種を含む多様な属であり、一般的に美しい花をインドアグリーンとして鑑賞する目的で栽培される事が多い植物です。例えば、ストレプトカーパス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして枝垂れる優雅な姿を鑑賞されたりします。開花期間は理想的な環境で周年咲くため、長く花を楽しみたい人に好まれる植物です。ただし、花の数は少なめで株の中での開花は疎らになります。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他に、黄色や白色になるためカラーリーフとしても楽しめます。一方で、ストレプトカーパス・ヒブリダス(Streptocarpus × hybridus)は草姿がロゼット型になり、パンジーを想像させるような大きく華やかな花を鑑賞する目的で栽培されています。耐陰性も高くインドアグリーンで楽しまれます。
スミレ属(ビオラ属)



学名:Viola
生活形:一年草/多年草
開花:10月~5月(パンジー)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白
葉色:緑・黒
草丈:約15~25cm
草姿:分枝型・叢生型
主な原種:パンジー/ラブラドリカ/ニオイスミレ/スミレ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物/日陰植物/
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スミレ属は約690種を含み、生活形や形態の異なる種や品種が多数あります。代表的な種にはパンジー(Viola × wittrockiana)またはビオラがあり、これは冬を代表する花として知られています。草姿は分枝型で、基部付近からよく分枝して沢山の茎を叢生するように伸ばします。茎の向きにより株の見た目は横に広がったり、行儀よく直立して成長したりするため、用途に合わせて選択するとよいでしょう。主な用途としては花壇の縁どりや、寄せ植え素材などがあります。開花期間は10月~5月頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。花の形はスミレ形花冠と呼ばれるユニークな形状をしており、また花の中に入るブロッチ(斑)と組み合わさる事で、動物の表情を見てるような独特な感じさせます。また花は非常に多花性で株を覆うように次々と咲き誇るため、彩りの少ない冬の花壇を豪華にしてくれるでしょう。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白等があり、非常に多彩なため自分好みの色を見つけやすくなっています。また上記で紹介しているパンジー以外にも、スミレ属には、黒葉と紫色の花が重厚的な雰囲気をつくるビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)や、花や葉にキャンディを思わせる香りがあるニオイスミレ(Viola odorata)等の多様な種があります。詳しい情報は種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ゼニアオイ属(マルバ属)



学名:Malva
生活形:多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は5月~7月になる。
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:ジャコウアオイ/ウスベニアオイ/モクアオイ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼニアオイ属は約53種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ジャコウアオイ(Malva moschata)は、開花期が春から秋と長く、花に麝香に似た独特な香りがあるため、芳香のある花として楽しめます。また葉は掌状に細かく分裂してるためシャープでお洒落な見た目をしています。一方で、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)は、開花期が春から秋と長く、花の色が桃色と濃い紫色の複色になり、花脈に濃い紫色の模様がはいる所が特徴となります。
ゼラニウム属



学名:Pelargonium
生活形:低木/多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~12月になる。
花色:赤・桃・紫・橙・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~100cm
草姿:分枝型・匍匐型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:ゾナルゼラニウム/アイビーゼラニウム/センテッドゼラニウム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼラニウム属は約286種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的だったり、お洒落な形と多彩な色の葉をカラーリーフとして鑑賞する目的だったり、葉の香りを楽しむ目的などで栽培されている植物です。
ゼラニウムの主な種
- ゾナルゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。個々の花が大きくて、たくさんの花が球状に集まるため、ボリューム感のある豪華な花姿が楽しめる植物です。また葉の概形は殆ど円形をしてるため、可愛らしい見た目をしており、葉の中に帯状の黒色の模様が出来たり、また幾つかの品種では桃・黄・橙・黒・白等の模様がはいるためカラーリーフとして楽しめます。草姿は分枝型になります。
- アイビーゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。花は大きめですが、ゾナル系と比べると花の数が少ないためボリューム感はやや劣ります。葉の形はアイビーのように掌状に裂けているため非常にお洒落な外観をしており、いくつかの品種では黄・桃・白等の班がはいります。草姿はツル型、茎はやや柔軟で垂れ下がる傾向があるためハンギング仕立てにして鑑賞されることが多い植物です。
- その他:センテッド・ゼラニウムは葉にローズやフルーツ系等の強い香りがあるため、芳香の植物として栽培されています。また葉の概形が多様で、色も多彩なためカラーリーフとしても楽しめる植物です。またリーガル・ゼラニウムは個々の花が大きいのはもちろん、花の数が多いため開花期になると株を覆い尽くすように花が咲き誇ります。そのため、豪華な花姿が楽しめる植物です。上記の他にも、数多くのゼラニウムが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
セントランサス属

学名:Centranthus
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約50~80cm
草姿:叢生型
主な原種:ルバー 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントランサスは、開花期間が春から秋にかけて長く、花は非常に多花性で節ごとに散房状になって集まり咲くため、ボリュームのある華やかな花姿を作ります。そのため、花房は遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また花は強烈な香りがあるため、芳香性の花としても楽しめます。ただし、人によっては汗の匂いのように感じて不快と思う人もいるようです。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は直立茎で整然と並ぶため行儀よい見た目をしており、洗練されたお庭などにもよく調和します。
センニチコウ属



学名:Gomphrena
生活形:一年草/多年草
開花:5月~11月
花色:紫・桃・赤・橙・白・黄
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:分枝型
主な原種:センニチコウ/プルケラ/キバナセンニチコウ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:センニチコウは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の見た目の可愛らしさ、花もちの良さ、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から、非常に高い人気を誇る植物です。代表的な種には、センニチコウ(Gomphrena globosa)やキバナセンニチコウ(Gomphrena haageana)があり、最近では多年草タイプのゴンフレナ・プルケラ(Gomphrena pulchella)の人気が高まっています。草丈は約30~120cm、草姿は分枝型または一部の品種は匍匐型(ちなつ・シリーズ)になります。そのため、矮性品種は花壇の縁どりや寄せ植え素材に利用したり、高性品種は花壇の中で立体感やボリューム感を出したり、匍匐型であれば地被植物として利用するのも面白いかもしれませんね。開花期間は春から晩秋と非常に長いため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。また個々の花もちも抜群にいいため、気づけば古い花を隠すように次の花が咲いていて、花がら摘みをしなくてもよかったりします。花序は頭花で、集散状に次々と分枝を繰り返して沢山の花を咲かせます。頭花の形は種により差異がありますが、基本的には綺麗な球形をしているため、棒付きのキャンディを見てるような可愛らしい印象を感じさせます。花の色は紫・桃・赤・橙・白・黄と非常に多様なため好みに合わせて品種を選ぶとよいでしょう。例えば、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりする事ができます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。さらに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも出来るため、挑戦してみるのもよいかもしれませんね。ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方は用途の所にあるリンクで紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
●た行
ダールベルグデージー(ティモフィラ属)

学名:Thymophylla
生活形:一年草/短命の多年草
開花:5月~11月
花色:黄・橙
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダールベルグデージーは地面をマット状に広がりながら、花絨毯のように黄色の花を咲かせる植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉は羽状複葉、葉を構成してる小葉は細長い線形をしているため、綿のように空気をたくさん含んだ軽やかな見た目をしており、ふわふわとしたボリューム感があります。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があるため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花は小輪で、キク科でよく見られる頭花が株を覆うように咲き誇るため、開花期は花絨毯が見られます。
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タチノウゼン属(テコマ属)



学名:Tecoma
生活形:常緑小高木/常緑ツル性木本
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:黄・赤・桃・橙
葉色:緑
樹高:約300~800cm(キンレイジュ)
樹形:直立型・分枝型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:キンレイジュ/ヒメノウゼンカズラ 等
用途:開花期間長い/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチノウゼン属は約10種を含む属であり、一般的に長期間にわたり開花する華やかな花を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはキンレイジュやヒメノウゼンカズラ等があります。例えば、キンレイジュ(Tecoma stans)は、生活形が常緑小高木になり、樹形は単幹または分枝型に成長します。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花の形は漏斗形、総状花序に次々と花が咲き、非常に多花性で株を覆い尽くす程に咲き誇るため、非常に豪華な花姿となります。また鮮やかな黄色の花が、周囲に明るさや若々しい印象を添えるでしょう。一方で、ヒメノウゼンカズラ(Tecoma capensis)は生活形が常緑ツル性木本または常緑低木になり、樹形はツル型で他物にシュートを引っ掛けて自らを支えながら成長します。そのため、トレリス等の資材に誘引しながら育てるとよいかもしれません。理想的な環境下では周年して、花の形は漏斗形、花の色が黄・赤・桃・橙と多様なため好みで品種を選んだり出来ます。
ダリア属





学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
ツルバギア属



学名:Tulbaghia
生活形:多年草
開花:5月~10月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
主な原種:ルリフタモジ/シムレリ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルバギア属は約28種を含む属であり、一般的に可憐に咲く花やその香りを楽しむ目的で栽培される植物です。代表的な種にはルリフタモジやツルバギア・シムレリ等があります。例えば、ルリフタモジは夜になると花から甘く繊細な香りを漂わせることで知られる植物になります。草姿は叢生型、地面下にある根茎で広がりながら球根が成長に伴って少しずつ増殖して、株を増やし群生をつくります。地面から伸びる葉、垂直または放射状に広がるため、優雅な葉姿が楽しめます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。開花は5月~10月で四季咲き性があるため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花冠は筒部が長い高盆形花冠になり、茎頂に複数の紫花が集まり咲きます。そのため、周囲の空間に上品な雰囲気を添えます。また花には甘く繊細な香りがあり、植物を触った場合はニンニクを思わせる匂いが漂います。そのため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。ツルバギア属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ディアスキア属



学名:Diascia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディアスキアは、開花期間の長さや、2個の距が角のように後ろに突き出るユニークな花の形が特徴になる植物です。草姿は一般的に分枝型ですが、品種により匍匐型を呈する場合もあります。分枝型は寄せ植えなどに使いやすく、匍匐型は地被植物やハンギング仕立てに向きます。開花は春から晩秋にかけて長く咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り、花が上に向かい咲き続けます。ただし、開花した個々の花は落ちやすいため、花穂はそれほど長くなりません。花の形は唇形、裂片が丸いため可愛らしい見た目をしています。花の色は赤・桃・橙・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
デュランタ属



学名:Duranta
生活形:
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる。
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:常緑低木/常緑小高木
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:デュランタ属は約56種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に優雅に枝垂れながら咲く美しい花を鑑賞されている植物です。樹高は200~600cm、樹形は直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)になり、仕立て方で変化します。また若い側枝は花の重みなどで湾曲する傾向があり、優雅に広がる傾向があります。開花期間は理想的な環境で周年咲くため、長く花を楽しみたい人に好まれる植物です。花は裂片が丸い合弁花冠になり、総状花序に次々と開花して長い花穂をつくります。花穂は下垂して咲く傾向があるため、空間に優雅な印象を添えます。花の色は青・紫・白があり、落ち着いた雰囲気や気品を感じさせるため、エレガントなお庭によく合う植物となるでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種を選べば黄色や白色などもあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。デュランタ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
トレニア属(ツリウサクサ属)



学名:Torenia
生活形:多年草・一年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄
草丈:約15~40cm
草姿:分枝型
主な原種:ハナウリクサ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トレニア属は約69種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に長く鑑賞できる華やかな花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種であるハナウリクサ(Torenia fournieri)は、草姿が分枝型で側枝が多く、コンパクトにドーム状に盛り上がる姿となります。そのため、花壇の縁どりやボリューム感を出す寄せ植え素材として重宝します。開花は春から晩秋にかけて長く咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。花は合弁花冠で、花冠筒部が漏斗状に広がって、花喉部が長方形になります。そのため、花の見た目は口を大きく開いたようなユニークな姿となり、人目を引きつける効果が期待できるでしょう。この他にも、トレニア属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介しています。さらに詳しい情報や、品種を選びたい場合などに是非ご活用下さい。
●な行
ニチニチソウ属



学名:Catharanthus
生活形:多年草/亜低木
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~100cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ニチニチソウ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニチニチソウ属は約9種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に長期間に渡り咲き誇る華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されています。代表的な種であるニチニチソウ(Catharanthus roseus)は、理想的な環境下では花が周年咲くため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。草姿は分枝形と匍匐形があり、品種により茎の向きは直立するものや匍匐するものがあります。そのため、直立する茎の品種は花壇や寄せ植えの中で高さや立体感を出せたり、匍匐する茎の品種は地被植物やハンギング仕立てにして楽しむと良いでしょう。花の形は高杯形で、裂片の丸みが可愛らしい印象を添え、腋生に次々と開花してたくさんの花が咲く事で豪華な花姿を作り出します。花の色も赤・桃・紫・黄・白と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ネメシア属



学名:Nemesia
生活形:一年草・多年草
開花(ネメシア):3月~6月
開花(宿根ネメシア):5月~10月※夏場に休む傾向がある
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:ネメシア/宿根ネメシア/ケイランサス
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネメシア属は約60種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。代表的な種にはネメシア(Nemesia strumosa)や宿根ネメシア(Nemesia caerulea)などがあります。例えば、ネメシア(Nemesia strumosa)は生活形が一年草になり、園芸品種が豊富で花色が多い所が魅力となります。花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。一方で、宿根ネメシア(Nemesia caerulea)は生活形が多年草です。開花期間も5~10月と長いため、花を長く楽しみたい人などに好まれます。こちらも花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。
ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)



学名:Tropaeolum
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月
花色:赤・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~240cm
草姿:ツル型(巻きひげ)
主な原種:ナスタチウム/カナリークリーパー/トリカラー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ノウゼンハレン属は約94種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花やユニークな形の葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、ナスタチウム(Tropaeolum majus)は南国を想像させるような鮮やかな花、円形の可愛らしい葉が特徴になる植物です。生活形は一年草または短命の多年草で、草姿はツル型で枝垂れる性質があります。そのため、花壇の地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされる事が多くなります。葉は葉柄が葉の中心に付く楯形で、綺麗な円形をしてるため、可愛らしい見た目をしています。また葉はロータス効果があるため雨上がりには葉の上でコロコロと踊る可愛らしい水玉を観察することが出来ます。開花期は種まき時期などに左右されますが4月~10月と長い期間楽しめます。花は丸い花弁が5個並び、花の後ろに向かい距が突き出る個性的な見た目をしており、また花の色は品種や個体差がありますが、色鮮やかな赤・橙・黄・白などをしてるため、派手でトロピカルな印象を感じさせるでしょう。そのため、南国をイメージさせるお庭などによく合いそうです。この他にも、ノウゼンハレン属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
●は行
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約160種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
ハイビスカス属(フヨウ属)



学名:Hibiscus
生活形:多年草・低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~300cm
草姿:叢生型 等
主な原種:ブッソウゲ/アメリカフヨウ/ムクゲ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハイビスカス属(フヨウ属)は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ハイビスカス属の主な種
- ブッソウゲ(Hibiscus rosa-sinensis):染色体数が多く、突然変異による変化に富むため、品種改良が盛んにおこなわれていて、品種も多い。開花期間は温暖な地域では周年、花はサイズが約5~15cmと巨大なため遠くからでも目立つ強い存在感があり、花の中央から長く突き出る花柱が南国にいるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。
- タイタンビカス(Hibiscus x taitanbicus):アメリカフヨウとモミジアオイの交雑種になり、とにかく花のサイズが約10~25cmと巨大です。そのため、遠くからでも目を引きつける存在感があります。花が巨大なため、相対的に花の中央にある花柱は短く見えます。
- フヨウ(Hibiscus mutabilis):開花期間が温暖な地域では周年、花のサイズは約10~15cmと巨大で強い存在感がある。花の色が成熟にするにつれて白色・薄い桃色・深紅色と変化する所が最大の特徴となります。
- ローゼル(Hibiscus sabdariffa):花も他のハイビスカス属と同様に大きく華やかで魅力的ですが、一般的には花後にできる果実が食用となるため、これを収穫して利用する目的で栽培されています。
ハナミョウガ属



学名:Alpinia
生活形:多年草
開花(レッドジンジャー):周年※一般的な開花は6月~10月になる
開花(ゲットウ):4月~6月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~700cm
草姿:叢生型
主な原種:レッドジンジャー/ゲットウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナミョウガ属は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはレッドジンジャー(Alpinia purpurata)やゲットウ(Alpinia zerumbet)などがあります。例えば、レッドジンジャーは、派手な花を鑑賞したり、切り花にして楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の茎を伸ばし群生をつくります。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花は穂状花序に並びます。ただし花は鱗状に重なる苞に保護され隠れています。そのため、一般的に苞が鑑賞されており、苞の色は赤・桃・白があり、非常に大きな花姿となるため豪華な印象を与えます。また花は収穫すれば切り花にもなるため試してみるのも良いでしょう。一方で、ゲットウは大きく優雅に広がる葉を鑑賞したり、花を鑑賞したり、沖縄では食物を葉で包む目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の偽茎を伸ばし群生をつくります。葉はサイズが約30~60cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色の他に、黄色・白色とあるため、カラーリーフとして楽しめたりもします。花は蕾の時期は白桃に似てるため「月桃(ゲットウ)」と呼ばれており、蝋質で光沢があるため宝飾品を見てるような印象を感じさせるでしょう。
バコパ属



学名:Chaenostoma
生活形:多年草
開花:周年※春頃に最も開花して夏は休む傾向にある
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:バコパ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バコパ地表面を絨毯のように覆いながら、株一杯に咲き誇る豪華な花姿を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。理想的な環境下では周年開花しますが、一般的には春に最も花が咲き、夏に花は休む傾向があります。花は2~3cm程度と小ぶりですが、一方で非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花絨毯を見てるような美しい花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
バンクシア属



学名:Banksia
生活形:常緑低木・常緑高木
開花(エリキフォリア):11月~5月
開花(マルギナータ):5月~11月
花色:黄・橙・赤・桃
葉色:緑
樹高:約100~2500cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型
主な原種:インテグリフォリア/エリキフォリア/グランディス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バンクシアは、ボトルブラシを想像させる個性的な花を鑑賞したり、また収穫してアレンジメントの花材として利用する目的で主に栽培される植物です。樹形は直立型(単幹)または分枝型で、品種や仕立て方などで変化します。葉の形は多種多様で針形・線形・長楕円形・羽状複葉などがあり、バンクシア属の種を識別するのにも役立ちます。開花期は種や品種により差異があり、例えばバンクシア・エリキフォリアは11月~5月に花が咲き、バンクシア・マルギナータは5月~11月に花が咲きます。基本的に開花期が長いため、花を長く楽しみたい人に好まれる植物です。花は花被片と雄蕊が融合して細長く伸びており、長い花軸に高密度に咲く事で、ボトルブラシを思わせるユニークな花の形を作り出しています。花は乾燥してもユニークな外観を保つ事から、切り花・ドライフラワーなどにして、高級な花材としてフラワーアレンジメントなどに用いられます。
ビデンス属



学名:Bidens
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:橙・黄・桃・白
葉色:緑
草丈:15~50cm
草姿:分枝型
主な原種:フェルリフォリア/ウィンターコスモス
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ビデンス属は約222種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種の一つであるビデンス・フェルリフォリア(Bidens ferulifolia)は、ドーム状にコンパクトに成長しながら、株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物です。草丈は約15~50cm、草姿が分枝型になり、茎は匍匐茎・傾状茎・斜上茎・直立茎があります。一般的に株はドーム状に盛り上がりながら広がるため、花壇でボリューム感をだしたり縁どりに使ったりするのに適します。開花期間は一般的に5月~11月ですが、理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれるでしょう。さらに花は多花性で、頭花が集散状に次々と咲くため、株を覆うように咲き誇る豪華な花姿が楽しめるでしょう。この他にも、ビデンス属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ブーゲンビリア属



学名:Bougainvillea
生活形:常緑ツル性木本
開花:周年※一般的に春と秋に開花する
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~1200cm
樹形:ツル型(鈎・刺/スクランブリングシュラブ)
主な原種:スペクタビリス/テリハイカダカズラ/ブティアナ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブーゲンビリアは、一般的に優雅に広がる樹形や、紙吹雪のように咲き誇る美しい花を鑑賞する目的で栽培されている常緑ツル性木本です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。また茎は成熟すると太く頑丈になり、自立するようになるため、最初だけ誘引してあげるとよいでしょう。またコンパクトで誘引不要の品種などもあります。理想的な環境下では開花が周年あり、数ヶ月ごとに開花と休息を繰り返しますが、一般的には春と秋に花が咲き誇ります。花序は集散花序に3個の花が並びます。ただし花は3枚の苞に保護され隠れているため、一般的には苞が鑑賞されており、苞はひらひらとして紙のような見た目をしており、色は赤・桃・黄・橙・紫・白と多様です。また非常に多花性になり、株を覆うように咲き誇るため、紙吹雪のような圧巻の景観を作り出す事ができます。さらに、複数の株を並べて植栽すれば視界を覆うように花が咲くため幻想的な空間を創り出すこともできるでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、品種により黄・白などの葉色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめるでしょう。
ブッドレア属



学名:Buddleja
生活形:落葉低木
開花:6月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約180~500cm
樹形:分枝型
主な原種:ダビディ/ウェイエリアナ/アルテニフォリア
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブッドレア属は約111種を含む属であり、園芸でも樹形・花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。特に代表的な種であるブッドレア(Buddleja davidii)は、開花期の長さやボリューム感のある円錐形の花房が魅力で広く栽培されている植物です。ブッドレアの樹形は分枝型、やや節間が広めで側枝が奔放に伸びる傾向があるため、雑多な印象を感じさせる事があります。開花期は6月~10月頃までと長くあり、花を長期間たのしみたい人に好まれるでしょう。花序は円錐花序で、長さが最大50cmに達します。その大きな花穂は、遠くから見ても強い存在感があるため、庭園などの広い空間の中でもフォーカルポイントとして働くでしょう。一方で、円錐花序は集散状に上から下に開花が進み、分枝が繰り返されるため、株が奔放に茂りすぎて雑多な印象をあたえる原因にもなります。また開花後の花は枯れても残るため、花がら摘みをしないと清潔感が損なわれる原因にもなります。これらはブッドレアを栽培する際の悩みのひとつになるかもしれません。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選べます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりすることができます。また、ブッドレアは別名でバタフライブッシュと呼ばれており、蝶々を引き寄せる花として知られています。そのため、蝶々を呼ぶ花として栽培してみるのもよいかもしれませんね。
ブラキカム属

学名:Brachyscome
生活形:多年草/一年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:桃・青・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:10~30cm
草姿:分枝型/匍匐型 等
主な原種:アングスティフォリア/イベリディフォリア 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラキカム属は約102種を含む属であり、園芸でも生活形や形態の異なる様々な種と品種が栽培されていますが、園芸ではブラキカム・アングスティフォリア(Brachyscome angustifolia)の品種(ブラスコバイオレット 等)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋頃まであるため、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。花のサイズはブラキカムの中では1.5~2.5cmと大きめで、小さいながらしっかりとした存在間があり、非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇るため豪華な花姿が楽しめます。また花梗が細く長く伸びた先で、可愛らしい花が色んな方向を向いて咲くため、遊び心のあるユニークな花姿が楽しめる所もこの植物の魅力となります。草姿は分枝型または匍匐型、茎の形態は傾状茎になり匍匐した後に立ち上がりマット状に広がります。そのため、株を等間隔に並べて地被植物として利用したり、花壇の縁どりなどに利用したり、寄せ植えで活用したり出来ます。用途に合わせて、ブラキカムを楽しむとよいでしょう。
ブラシノキ属(カリステモン属)



学名:Callistemon
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤色・桃色・白色
葉色:緑・白
樹高:約100~500cm
樹形:分枝型/叢生型
主な原種:
用途:開花期間長い/生垣/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラシノキは、ボトルブラシを想像させる個性的な花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形は分枝型または叢生型、側枝がおおくブッシュ状に茂る。そのため、温暖な地域では株を等間隔に並べて生垣として利用される事もあります。理想的な環境下では花が周年咲くため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は花弁が早く落ちて、長く突出する赤色の雄蕊は花弁が落ちた後も長く残ります。また花は穂状に高密度に連なり咲くため、花穂はボトルブラシのような独特な花姿となります。さらに、非常に多花性で花穂が株を覆うように咲き誇るため、美しい景観としても楽しめるでしょう。
フランスギク属(レウカンセマム属)



学名:Leucanthemum
生活形:多年草/一年草
開花:12月~7月(ノースポール)
花色:白・黄
葉色:緑
草丈:約15~25cm(ノースポール)
草姿:叢生型
主な原種:ノースポール/シャスタデイジー/フランスギク 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランスギク属は約51種を含む属であり、園芸でも生活形・開花期・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フランスギク属の主な種
- ノースポール(Leucanthemum paludosum):開花期が12月~7月頃まであり、花が少なくなる冬の季節を彩る事が出来る貴重な植物の一つです。花は直径2~4cmの頭花で、開花後は下の節から分枝が進んでさらに開花が続きます。草姿は叢生型または分枝型、株の概形は半球形に盛り上がる形になる。そのため、花壇の縁どりなどにおすすめです。
- シャスタデイジー(Leucanthemum × superbum):株は根茎を介して広範に広がりながら直立茎を何本も伸ばし、沢山の花を咲かせます。花は品種改良が進んでいるため多種多様な花の形と色があり、好みで選べる点も魅力の一つとなります。
フランネルフラワー(アクチノタス属)



学名:Actinotus
生活形:多年草
開花(一期咲き):4月~6月
開花(四季咲き):4月~6月・9月~12月
花色:緑・白
葉色:緑・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:ヘリアンセ 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランネルフラワーは、植物全体に羊毛状の毛が生えており、フランネルのような柔らかな質感があります。その独特な見た目と、開花期間の長さから、人気の高い植物です。草姿は叢生型になり、地際から直立茎が何本も伸びます。葉は羽状にわかれているため、レース模様をみているような繊細で上品な雰囲気があり、また葉には白色の毛が密生して白緑色になるため、上品な印象を与えるシルバーリーフとしても楽しめます。開花期は春のみ咲く一期咲きと、春と秋に咲く四季咲きがあり、品種により差異があります。花はキク科でよく見られる頭花に見えますが、花びらに見える部分は苞になり、実際の花は中央部で散形花序に密集しています。花は触るとフランネルのような柔らかな質感をしており、また色は白色と緑色をしているため、明るさと爽やかさを印象を感じさせてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品と清楚な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
プリムラ属



学名:Primula
生活形:多年草
開花:11月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ポリアンサ/ジュリアン/オブコニカ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プリムラ属は約545種を含む属であり、園芸でも草丈・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
プリムラ属の主な種
- プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha):開花期が11月から5月と長く、花の少なくなる冬の季節を色鮮やかに彩る事から、冬を代表する花として人気の高い植物の一つです。他のプリムラと比べて園芸品種が豊富にあり、花の形・色が多様にあるところが魅力になります。株はロゼット型で基本的に横に大きく広がらずにコンパクトに成長します。また耐寒性が高いため屋外の花壇に並べたり、寄せ植えに使用したりしやすい植物となります。
- プリムラ・オブコニカ(Primula obconica):開花期は11月~4月頃まで、ポリアンサと比べて草丈が高くなり、花も大きいため、豪華な花姿がたのしめます。ただし、寒さに弱いため、基本的に屋内で鑑賞する植物です。
- プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides):開花期は11月~4月頃まで、花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、非常に沢山の花が咲きます。そのため、花姿はボリューム感がありながら空気を含んだような柔らかな見た目をしており、霞を見てるような幻想的な雰囲気を添えることができます。
ブルーデージー(フェリシア属)



学名:Felicia
生活形:多年草
開花:3月~11月
花色:青
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:アメロイデス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーデージーは、空の色を見てるような明るい青色の花を長期間に渡り咲かせる所が魅力の植物です。草姿は分枝型になり、基部付近での分枝が多くこんもりとマット状に茂ります。葉は花と比べると小さくてスッキリとした印象を与え、株元で茂るため、地被植物として株を並べて植えるのも良いでしょう。また葉の色は緑色の他に、品種を選べば黄色や白色もあるため、カラーリーフとしても楽しめます。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花を支える花梗は非常に長く伸びて、葉のさらに上で開花する性質があり、キク科でよく見られる頭花を株いっぱいに咲かせるため豪華な花姿を見せてくれます。青色の花は植物の世界では珍しい色になり、また心を落ち着かせる鎮静効果がある色です。そのため、青色をあつめたブルーガーデンに活用したり、癒し効果のあるヒーリングガーデンなどに植えてみるのもよいかもしれませんね。
ブルーファンフラワー(スカエボラ属)

学名:Scaevola
生活形:多年草
開花:4月~10月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルーファンフラワーは、地表面を這うように広がりながら、扇子を思わせるようなユニークな花を咲かせる植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。開花期は3月~11月と非常に長いため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は楕円形の花弁が片側に扇状に広がり、穂状に高密度に連なるため、円環状の個性的な花穂となる傾向にあります。また次々と花がよく咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力の一つとなります。
プルメリア属

学名:Plumeria
生活形:常緑低木・常緑小高木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:赤・桃・白・黄・橙
葉色:緑
樹高:約200~800cm
樹形:分枝型
主な原種:インドソケイ
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プルメリアは鮮やかな花色と、クチナシなどを想像させる香りから、トロピカルな雰囲気を醸し出す植物です。プルメリアの樹形は分枝型になり、茎は太く肉質で白色の樹液(乳液)が豊富に含まれる。樹液は有毒で触ると炎症を引き起こす事があるため、剪定などの作業をする際は防護具を着用して作業した方がよいでしょう。開花期間は理想的な環境下で周年あるため、花を長期間たのしみたい人に好まれます。花は5枚の花弁が螺旋状に重なり並ぶため独特な形をしており、花の色は個体差がありますが鮮やかな赤・桃・白・黄・橙で、ワックスが塗られたような光沢があります。そのため、宝飾品を見てるようなラグジュアリー感があります。さらに、花にはクチナシや薔薇を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
プロテア属



学名:Protea
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
樹高:30~800cm
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:キングプロテア/クイーンプロテア/エキシミア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プロテアは、直径30cmにも達する超巨大な花を咲かせる事もある植物で、花持ちが抜群に良いことから豪華な印象を添える切り花やフラワーアレンジメントなどに使用されています。プロテアの樹形は叢生型または分枝型、叢生型は地中に太い塊茎をもち、地面から複数の茎を出します。理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、個々の花も長く鑑賞出来るため、長期間にわたり花を楽しみたい方にとって魅力的です。花序は頭花になりますが、花弁のように見える部分は色鮮やかな苞が鱗状に重なったものです。この苞は一般的にビロードのような毛が生えているため、プロテアに高級感と華やかさを添えています。実際の花は中央部で密集していて、長く突出した雄蕊が綿のような柔らかな印象を添えているのが特徴です。花のサイズや形は種や品種で差異で差異がありますが直径は3~30cmあり、花の形は皿状に大きく開いた豪華なものや、長球形の蕾のような可愛らしい見た目をしているものがある。購入する際は自身の好みで形や色を選ぶとよいでしょう。プロテアの種と品種に関しては種類のリンクからも9種類の原種と、14種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ベゴニア属



学名:Begonia
生活形:多年草
開花:周年※一部の種
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:
草姿:分枝型・叢生型 等
主な原種:センパフローレンス/ボリビエンシス/マクラータ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベゴニア属は約1500種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベゴニア属の主な種
- ベゴニア・センパフローレンス(Begonia × semperflorens):開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があります。花は葉と比べると小さいため、脇役のような印象をあたえる事もありますが、非常に華やかで集散状に次々とよく咲きます。また光沢のある葉に囲まれているため、輝く宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気も感じさせる事もあるでしょう。耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しまれる事が多いです。
- リーガスベゴニア(Begonia × hiemalis):薔薇のような花を株いっぱいに咲かせるため、豪華な花姿が楽しめる植物です。短日植物のため一般的に開花期は10月~翌5月頃までになりますが、品種改良が進んで四季咲きする品種も出てきています。基本的に寒さに弱いため屋内で鑑賞されるのが一般的です。
- レックスベゴニア(Begonia × rex cultorum):品種により差異がありますが、基本的に葉のサイズが大きくて、多様な形と多彩な葉色をもっている事から、観葉植物として重に栽培されています。
ペチュニア属





学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、花数の多さ等から、 非常に高い人気を誇る植物です。草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花はエネルギーが続く限り茎が長く伸びて腋生するため、ほとんど休みなく花が咲き続けます。ただし茎が長く伸びると花を咲かせる速度が遅くなったり、茎の下部がスカスカになり間延びした外観になるため、定期的に剪定した方が見た目が良いコンパクトな外観を保てるでしょう。また非常に多花性で、開花期間中も株を覆うように次々と花を咲かせて豪華な花姿を作り続ける事から、開花期間の長い植物の中でもペチュニアは別格の存在感を感じさせます。ただし、その開花を持続するために沢山の肥料を必要とします。花の形は一重咲きと八重咲きがあり、花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため自身の好みに合わせて、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりすると良いでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
このように、ペチュニアは多様な魅力が植物ですが、一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ペトレア属

学名:Petrea
生活形:常緑ツル性木本/常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月になる
花色:紫・白
葉色:緑
樹高:約400~1200cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ムラサキツクバネカズラ 等
用途:開花期間長い/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペトレアは、一般的に優雅に枝垂れながら咲く美しい花穂と、グラデーションのある花の色彩を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めて自らを支えながら成長します。園芸で仕立てる場合は、花穂が垂れ下がる姿をしっかり鑑賞するため藤棚を利用するのが一般的になります。開花は年に数回あり、理想的な環境下であれば何時でも花を咲かせます。ただし、一般的には晩春から秋の間で咲きます。花を構成してる花被片は大きな萼片と小さめな花弁があり、どちらも裂片が5個でプロペラのような見た目をしてます。また花は穂状に高密度に連なり地面に向かい垂れ下がるため、豪華さの中に優雅さも兼ね備える花姿となるのが特徴です。そのため、お庭で栽培すればエレガントな雰囲気を添える事が出来るでしょう。花の色は萼片が白色(薄い紫色)で、花弁が濃い紫色をしています。そのため、上品な印象を与える紫色のグラデーションが楽しめます。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ペンタス属(クササンタンカ属)



学名:Pentas
生活形:低木
開花:5月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約30~150cm
樹形:分枝型
主な原種:ランセオラテ 等
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペンタスは星形の花が半球状に集まり咲くボリュームのある花房を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形は分枝型になり、側枝葉が多くこんもりと茂ります。開花期は5月~11月頃まであるため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気があります。花は高杯形で筒部が非常に長く、先端の裂片は5個あり星形になっています。個々の花は小さいですが、散房状に集まり半球状になるため、大きく豪華な花姿が楽しめます。また花の色も赤・桃・紫・白と多彩なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
ポーチュラカ属



学名:Portulaca
生活形:一年草/多年草
開花:5月~10月(ハナスベリヒユ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~25cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナスベリヒユ/マツバボタン/ウェルデルマニー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカは、茎が匍匐性に広がるため地被植物として主に利用されており、ぷにぷにとした可愛らしい茎・葉や、鮮やかな色の花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。茎や葉は肉厚でぷにっとしていて可愛らしい見た目をしており、また多肉の部分には養分や水分を貯蔵しているため栄養や水分の少ない環境に適応することができます。開花期は種により差異がありますが、ハナスベリヒユでは5月~10頃まで花が見られます。花の色は鮮やかで赤・桃・黄・橙・白とあるため、カラフルでポップな雰囲気をお庭に添えることができるでしょう。また葉の色は緑色の他に、桃・黄・白とあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ポリゴナム(イヌタデ属)



学名:Persicaria
生活形:多年草
開花:周年※春と秋に最も多く開花する
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ポリゴナム/ヒマラヤトラノオ/アプレキシコール 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリゴナムは属の中に約131種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではポリゴナム(Persicaria capitata)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、地被植物として主に利用されていますが、その中でも開花期間が際立って長く、株を覆い尽くすように花が咲き誇るため、花絨毯の美しい景観を作り出す所が魅力の植物となっています。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、園芸で栽培される際は花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されており、また岩の隙間に偽着生させたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりしています。開花期は周年で、春と秋に最も花が咲きます。そのため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気がある植物です。花は頭花で、頭花の形は球状で、ゴツゴツとした金平糖のような見た目をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇るため、お庭などで栽培すれば花絨毯を敷いてるような豪華さや、お菓子が散りばめられてるような可愛らしさを感じる事が出来るでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種によっては桃色・黄色・白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
●ま行
マーガレット(モクシュンギク属)

学名:Argyranthemum
生活形:多年草
開花:11月~6月※3月~5月に最も多く開花する
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~80cm
草姿:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マーガレットは「好き」「嫌い」と唱えながら花弁を一枚づつ千切り恋の行方を占う花として知られている植物です。草姿は分枝型で、側枝が多く外観はドーム状に盛り上がる姿になります。そのため、花壇や鉢植えの中で立体感とボリューム感を出すことが出来ます。葉の形は2~3回羽状に深く裂けていて、裂片が細いため、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気があり、大きく華やかな花との対比をうみだしています。花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲きと多様で、また花の色も赤・桃・黄・橙・白と非常に多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。また花は散房状に株の表面を覆うように咲き誇るため、非常に豪華な花姿が楽しめます。この多様な魅力が、マーガレットが広く愛され続けている理由のひとつとなっているのでしょう。
マリーゴールド属(コウオウソウ属)



学名:Tagetes
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:フレンチマリーゴールドアフリカンマリーゴールド/ミントマリーゴールド 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マリーゴールドは、春から秋にかけて長期間にわたり花を咲かせる点や、品種改良が進んでいて非常に多種多様な花の形と色がある点等から高い人気を誇る植物です。草姿は一般的に直立型になり、羽状複葉の葉を横へ大きく広げて地面を覆う効果があります。そのため、コンパクトな品種であれば株を並べて地被植物にする事が可能です。花のサイズは一般的に2.5~10cmの範囲であり、花の形も一重咲き・半八重咲き・八重咲き・丁字咲きがあり、花の色も赤・桃・黄・紫・緑・白と多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。またマリーゴールドの根からはα-ターチエニルという物質を分泌しており、線虫に対して殺虫効果・抑制効果があります。そのため、野菜などと一緒に植えるとセンチュウ被害を抑制することができます。
●や・ら・わ行
ユリオプス属



学名:Euryops
生活形:常緑低木
開花(ユリオプスデージー):周年※一般的な開花は11月~5月になる
開花(マーガレットコスモス):周年※一般的な開花は4月~12月になる
花色:黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~150cm
樹形:分枝型
主な原種:ユリオプスデージー
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリオプスは、長期間にわたり咲く黄色の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形は分枝型になりブッシュ状に茂ります。そのため、花壇に植えてボリューム感と立体感を出したり、花壇の縁どりなどに利用したりすると良いでしょう。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があるため、花を長く楽しみたい人に好まれます。花はキク科でよく見られる頭花になり、枝先で束生するように開花します。基本的に順番に開花するため、花が枯れたら、傍にある蕾から次の花が開花して装飾性が保ち続けられます。葉は羽状にわかれているため、レース模様をみているような繊細で上品な雰囲気があり、また幾つかの品種では葉の色が白色や黄色をしてるため、カラーリーフとして楽しめる点も魅力となります。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)







学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ランタナ属



学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
リュウカデンドロン属



学名:Leucadendron
生活形:常緑低木
開花:11月~4月
花色:緑・黄・橙・赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・銀・白
樹高:
樹形:直立型・分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リュウカデンドロン属は約85種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リュウカデンドロン属の主な種
- リュウカデンドロン・サリグナム(Leucadendron salignum):開花期になると花の周辺にある苞と葉が、黄・赤・紫・白などに色付いて鑑賞価値を高める植物です。生活形は常緑低木、樹形は分枝型、開花期は11月~4月、花序は長さ1~2cmの球形の頭花になり、花序の下に多彩な苞がある。
- シルバーアフリカーナ(Leucadendron argenteum):葉に絹糸状の白色の毛が密生しているため、葉の色は白緑色をしています。また絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつです。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、開花期は春、花序は頭花です。
ルリマツリ属(プルンバゴ属)



学名:Plumbago
生活形:常緑低木/常緑ツル性木本
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:青・紫・赤・白
葉色:緑
樹高:約100~600cm
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)・叢生型
主な原種:ルリマツリ/アカマツリ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルリマツリは、理想的な環境下で周年咲く青花を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、一般的にはツルを誘引してトレリスなどに仕立てられますが、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、一般的に春から秋にかけて花が咲きます。花は穂状花序に高密度に集まる傾向があり、半球形のボリューム感のある花房をつくります。花の色は一般的に青色ですが、紫色や白色や赤色もあるため、好みで選ぶと良いでしょう。
レウコフィルム属



学名:Leucophyllum
生活形:常緑低木
開花:周年※開花は疎らで湿度が上がると一斉に開花する傾向がある。
花色:紫・桃
葉色:緑・白
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レウコフィルムは、白色の美しい葉や、紫色の上品な花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が茂りドームを形成しながら成長するため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。葉は約2~3cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の表面には白色の腺毛があり、色はパステル調の柔らかな白緑色をしています。そのため、優しい雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花は周年咲く能力があり、特に湿度が高くなると花が一斉に咲く傾向があるため、雨を予測する植物として英名では「バロメーター・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれています。花は葉腋に単生して咲き、枝を覆うように咲き誇ることもあります。花の色は個体差により紫色または桃色をしているため、上品な印象を感じさせたり、可愛らしい雰囲気を作ったりするでしょう。
ローズマリー属



学名:Rosmarinus
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は3月~11月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~180cm
樹形:分枝型
主な原種:オフィキナリス
用途: 開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ローズマリーは、樟脳の香りがある枝葉を収穫して料理に利用したり、また花を鑑賞したりする目的で栽培されている植物です。樹形は立性・匍匐性・半匍匐性の3パターンがある。立性は茎が垂直に整然と伸びるため、エレガントなお庭の庭木として最適で生垣としても活用できます。匍匐性は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。半匍匐性は匍匐茎と直立茎の両方の性質があるため、庭木としてボリューム感を出したり、自然風の生垣として活用されます。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力がありますが、開花が疎らだったり、開花が止まったりすることもあります。花は節から総状花序を出すため、一斉に開花すると株を覆うような豪華な花姿が楽しめます。また紫色の花が、お庭に上品な雰囲気を添えてくれるでしょう。