切り花とは、植物の花を茎や葉をつけた状態で切り取り、葉を落としたり切り口を整えた後で、花瓶等に挿して楽しまれる花の事です。切り花の魅力は手軽に様々な用途で利用出来る所にあり、例えば室内で花瓶に生けて飾って楽しんだり、切り花を花束にして花言葉等を添えながらプレゼントとしたり、また仏前にそえる花として利用されたりもします。
このページでは切り花の水揚げや管理の仕方、切り花に使われる花の種類等を沢山紹介しています。良かったら最後まで見ていってください٩(。•ω<。)و
アイリスの紹介
名称:アイリス
分類:多年草
開花時期:4月~5月
花色:紫色●青色●桃色●赤色●黄色●橙色●茶色●白色〇黒色●
草丈:約60~120cm
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
花言葉:使者/情熱/恋のメッセージ/燃える思い
アイリスの種類/育て方
特徴:アイリス属は属の中に約280種があり「ドイツアヤメ」「アヤメ」「ハナショウブ」等が鑑賞用としてよく育てられます。どれも切り花として利用されますが、日本にも自生するアヤメや、園芸品種が豊富で花の大きさが直径約8~15cmと巨大なドイツアヤメが人気です。
アイリスの切り花は、巨大な花と非常に豊富な花色が魅力です。また1番花が終わった後も花がらを摘むと横に控える蕾から2番花が咲く事もあるところも人気の高い秘密でしょう。
アイリスの水揚げは一般的な水切りでおこないます。2番花の蕾は乾燥すると咲きにくくなる事もある事から、直接水につけられる事もあり、また明るい場所に置くと開花しやすいようです。水揚げ後は必要に応じて数日(約3日)ごとに水切りと花瓶の水を変えて上げると切り花を長く楽しめるでしょう。
アガパンサスの紹介
名称:アガパンサス
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:紫色●青色●白色〇
草丈:約30~100cm
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
花言葉:恋の訪れ/誠実な愛/ラブレター/知的な装い
アガパンサスの種類/育て方
特徴:アガパンサスはスラリと伸びる花茎の頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花を鑑賞する目的で育てられたり、中央から外側へとロゼット状に優雅に広がる葉を鑑賞する目的で育てられる多年草です。
アガパンサスを切り花として利用する際は、収穫した後は蕾が開きにくい事から、蕾がある程度開いたものを選んで収穫するといいでしょう。切り花は、水切りしたり、花瓶の水を換えたりしながら管理すると1週間程度の日持ちがあります。
アゲラタムの紹介
名称:アゲラタム
分類:一年草・二年草
開花時期:5月~10月(霜が降りるまで)
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
草丈:約15~100cm
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:信頼/安楽/幸せを得る
アゲラタムの種類/育て方
特徴:アゲラタムはアザミの様な小さな花が多数集まり半球状に咲くボリューミーな花姿が魅力で、春から霜が降りるまで持続的に開花する花が見られます。一般的には背が低くこんもりドーム状に茂る品種が花壇の縁どり等として親しまれますが、幾つかの品種は背が高く成長するため切り花として利用する事が出来ます。
アゲラタムを切り花として利用する際は、花が4分の3くらい開いたものを選んで収穫するといいでしょう。収穫した花は水切りを行い花瓶に生けて、その後、湯上げ・水揚げしたり花瓶の水を換えたりしながら管理すると1週間程度の日持ちがあります。
アザミの紹介
名称:アザミ
分類:多年草
開花時期:5月~8月(10月)
花色:紫色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約50~100cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
花言葉:独立/権利/触れないで/素直になれない恋
アザミの種類/育て方
特徴:アザミは刺々しい葉の見た目とふわふわした花の見た目のギャップが魅力的で、可愛いらしい花を観賞する目的だったり、蝶々や蜜蜂が飛び交うようなお庭(ビオトープ・バタフライガーデン等)をつくる目的で育てられる事が多いです。
アザミは茎は垂直に伸び背が高くなるため切り花として利用しやすく、また昔から日本にある植物で野花の様な素朴な雰囲気をつくるため茶花等にもおすすめです。
アジサイの紹介
名称:アジサイ
分類:落葉低木
開花時期:5月~8月(四季咲き品種6月~10月/早咲き2月~4月)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約120~300cm
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り・深水・燃焼
花言葉:「冷淡」「無情」「高慢」「移り気」「辛抱強さ」
アジサイの種類/育て方
特徴:アジサイは小花(装飾花)が球状や円錐状に集まり最大30cmまでの非常に大きな花を咲かせる低木の植物です。花が非常に大きく豪華なため切り花としても人気が高く、存在感の高さから花瓶に生けて飾るだけで、飾り付けた場所が華やかで豪華な雰囲気になります。
アジサイは切り花としてとても魅力的ですが、やや水揚げが悪いため適切な管理を行わないと直ぐに萎れてします。そのため飾る前に適切な処理と飾った後の管理が大切になります。適切な管理を行った場合は約10日楽しめるため、しっかり処理と管理をしましょう。
- アジサイを飾る前に茎の切り口から5cm上の場所にナイフを当てて切り口の方に斜めにカットします。
- 切り口部分の綿をナイフ等で取り除きます。
- 切り口以外の部分の茎の表皮を必要に応じてナイフで軽く剥きます。
- 延命剤(クリザール等)を入れた花瓶に挿します。
- 管理は数日(1~3日)ごとに水切りと綿取りと水交換を行い、水揚げが悪い場合は必要に応じて燃焼と深水を行いしっかり水揚げして下さい。
アストランティアの紹介
名称:アストランティア
分類:多年草
開花時期:5月~9月(6月~7月に最も開花)
花色:紫色●桃色●赤色●緑色●白色〇
草丈:約60~90cm
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:知性/愛の渇き
アストランティアの種類/育て方
特徴:アストランティアの花の構成は、外側を囲む総苞片(葉)と、中央でドーム状に集まる多数の直径0.1cmの小花からなり、その個性的な花姿から「ピンクッション(針山)」によく例えられます。また、花はしばしば光の反射や目の錯覚で輝いている様にも見えるため非常に美しく、宝石の様に感じる事もあります。
アストランティアの花は結婚式のブーケ等、フラワーアレンジメントの素材として高い人気があります。また花は色褪せても型崩れが少ない事からドライフラワーにも利用されます。切り花としても利用されますが、やや水が下がりやすく、水揚げをしっかり行わないと茎が萎れ花が下向きになりやすいです。
アストランティアの水揚げは基本的にはに水切りを行い延命剤を入れた花瓶につけます。数日(1~3日)ごとに水切りと水交換を行い、必要に応じて水揚げが悪くなっている場合は湯上げ等でしっかり水揚げをした方が良いでしょう。
アスチルベの紹介
名称:アスチルベ
分類:多年草
開花時期:5月~9月
花色:紫色●桃色●赤色●橙色●白色〇
草丈:約60~90cm
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:「自由きまま」「楽しい恋の訪れ」「繊細」「自由」
アスチルベの種類/育て方
特徴:アスチルベは泡を思わせる様なふわふわとしたボリューミーな花が魅力の多年草です。花はフラワーアレンジメントとして利用されたり、また乾燥してもふわふわとした質感が残る事からドライフラワーとしても利用されたりしています。
切り花として利用する場合は、やや水が下がりやすい傾向があるため、数日(1~3日)ごとの水切りと水換えでをしっかり行いましょう。水揚げが悪くなった場合は必要に応じて湯上げを行ってください。
アネモネの紹介
名称:アネモネ(コロナリア種)/アネモネ(シュウメイギク)
分類:多年草
開花時期:1月~6月(コロナリア種)/8月~11月(シュウメイギク)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約20~50cm(コロナリア種)/約30~120cm(シュウメイギク)
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:希望/期待/真実/恋の苦しみ/はかない夢/薄れゆく希望/はかない恋/あなたを愛す/嫉妬の為の無実の犠牲
アネモネの種類/育て方
特徴:アネモネと言うと、一般的には色鮮やかな花色が魅力的で冬から春にかけて楽しむコロナリア種をさすことが多いですが、広義にはアネモネ属全体をさしているため、シュウメイギク等も入っています。
アネモネの切り花は管理の仕方でも変わりますが概ね3~7日程度の日持ちがあります。管理は茎が腐敗して水揚げが悪くなりやすいため、水換えや水切りはこまめに毎日した方が良いでしょう。また茎が腐敗しやすい事から浅水(花瓶の中の水少なめ)がおすすめです。
アネモネは光に敏感で明るさにより花が開いたり閉じたりする性質があります。なので、夜になって萎れたと思ってもそこまで心配する必要はありません。逆に夜になっても花が開きっぱなしになっている場合は、そろそろ花が終わるのかなと感じる事が出来ます。
アネモネ(コロナリア種)は発色の良い色鮮やかな花色が魅力のため、複数の花色を組み合わせてカラフルな切り花をつくるといいかもしれません。
シュウメイギクは長い花茎に咲く楚々とした花姿が魅力で、茶花として古くから親しまれています。
アリウムの紹介
名称:アリウム
分類:多年草
開花時期:5月~6月(種により異なる)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●茶色●白色〇黒色●
草丈:約30~150cm
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
花言葉:正しい主張/くじけない心
アリウムの種類/育て方
特徴:アリウムと言うと一般的には花茎が垂直に伸びて頂部で小花が球状に集まり咲くアリウム(ギガンテウム)等が知られていますが、その他にも花柄が不規則な長さで花火を思わせる様な個性的な花姿をつくるアリウム(シュベルティ)や、アンティークな置物を連想させる様な花色(茶色)と花姿(シャンデリア)が魅力的なアリウム(シクラム)等があり、何れも魅力的な切り花になります。
アリウムの切り花は非常に水揚げがよいため、水切りや水換え等の管理をしっかり行えば7~14日の日持ちがあります。また1部のアリウムでは乾燥しても花の形が崩れにくく色褪せも少ない事からドライフラワーにも利用されており、個性的な花姿からフラワーアレンジメントの素材としても人気が高いです。
エキナセアの紹介
名称:エキナセア
分類:多年草
開花時期:5月~9月(6月~8月に最も開花)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●茶色●白色〇
草丈:約60~120cm
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り
花言葉:優しさ/ただよう気品/深い愛/あなたの痛みを癒します
エキナセアの種類/育て方
特徴:エキナセアは個性的な花を咲かせる多年草です。花は直径7~15cmと非常に大きく、また中央部の筒状花が円錐状もしくは半球状に大きく盛り上がるため豪華で華やかな雰囲気をつくります。エキナセアの花は非常に長持ちで硬い茎の上で3週間程度保持されます。まあ切り花としても管理の仕方でもかわりますが、通常7~10日程度の日持ちがあり長く楽しめます。
エキノプス(ヒゴダイ)
名称:エキノプス(ヒゴタイ)
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:紫色●青色●白色〇
草丈:約60~120cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
花言葉:鋭敏/権威/傷つく心/豊かな感情
エキノプス(ヒゴタイ)の種類/育て方
特徴:エキノプス(ヒゴタイ)は球形の個性的な花姿と、上品な青色(~紫色)の花色が特徴の多年草です。茎が垂直に伸びるため、切り花として使いやすく、また乾燥しても花の形が崩れなかったり、色が残ることからドライフラワー等としてよく利用されます。
エキノプス(ヒゴタイ)を切り花として利用する場合は花の色が付き始める頃か、完全に花の色が乗った時に収穫しましょう。葉は水揚げが悪く、直ぐに萎れるため基本的には全ての葉を取り除いた後に、水切りを行い花瓶に生けて楽します。管理の仕方にも左右されますが、概ね7~10日程度の日持ちがあります。
エリンジウムの紹介
名称:エリンジウム
分類:多年草
開花時期:6月~8月
花色:紫色●青色●黄色●白色〇
草丈:約30~100cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:無言の愛/秘密の恋/秘めた愛/光を求める
エリンジウムの種類/育て方
特徴:エリンジウムは卵形の可愛らしい花の下に、細長い苞が襟のようにつく個性的な花姿が特徴の多年草です。花色は成熟するにつれて一般的に緑色から青色へと変わり爽やかで落ち着いた雰囲気をつくります。また茎が垂直に伸びるため、切り花として使いやすく、乾燥しても花の形が崩れなかったり、色が残ることからドライフラワー等としてよく利用されます。
エキノプス(ヒゴタイ)を切り花として利用する場合は花の色が付き始める頃か、完全に花の色が乗った時に収穫しましょう。基本的には全ての葉を取り除いた後に、水切りを行い花瓶に生けて楽します。管理の仕方にも左右されますが、概ね7~10日程度の日持ちがあります。
エレムルスの紹介
名称:エレムルス
分類:多年草
開花時期:3月~4月
花色:桃色●黄色●白色〇
草丈:約150~300cm
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り
花言葉:忍耐/高き理想/大きな希望/変わらぬ心
エレムルスの種類/育て方
特徴:エレムルスは長さ約90~120cmの鉄塔を思わせる様な長い花穂をもつ魅力的な多年草です。非常に大きく豪華な花は、切り花としてはもちろん、フラワーアレンジメントの花材等としても高い人気があります。
ガーベラの紹介
名称:ガーベラ
分類:多年草
開花時期:4月~11月(理想的な環境で周年)
花色:桃色●赤色●黄色●橙色●白色〇
草丈:約15~75cm
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:希望/神秘/常に前身/崇高な美/光溢れる
ガーベラの種類/育て方
特徴:ガーベラの花はシンプルで親しみやすい花形をしており、また花の直径が7~12cmと大きく豪華な花姿をしている所が魅力です。花茎は基本的に葉が付かず垂直に高さ75cmまで伸びるため切り花として利用しやすく、またフラワーアレンジメント等にも利用されます。
ガーベラを切り花として利用する場合は花の根元から収穫して、水切り後に花瓶に生けて楽しみましょう。ガーベラは水揚げがいいものの、花茎につく白色の毛が水を汚しやすく、バクテリアが増えて水揚げを悪くする場合があります。そのため3日~4日ごとに水切りと水換えが必要です。またバクテリアの増殖を抑制するために漂白剤を水の中に1滴垂らしたり、水揚げが上手くいかない場合は湯揚げをすると水揚げが回復することもあります。
カスミソウの紹介
名称:カスミソウ
分類:一年草/多年草
開花時期:5月~8月
花色:紫色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約20~120cm
日持ち:約7~14日
水揚げ:延命剤・水切り・湯揚げ
花言葉:幸福/親切/感激/感謝/無邪気/清らかな心
カスミソウの種類/育て方
特徴:カスミソウは属の中に約151種があり、種の中には草姿が直立するタイプや匍匐するタイプ等と様々ありますが、一般的に切り花では一年草タイプのカスミソウと多年草のタイプの宿根カスミソウが親しまれています。
カスミソウの魅力は茎や葉が細く目立たず、一方で大量に咲く小さな花がスプレーで吹いた様に撒き散らされる花姿にあります。軽量でふんわりした外観は雲を思わせる様な柔らかな雰囲気をつくり、また風通しや光の通りがよい事から、他の花と組み合わせやすく主役の花を引き立てる添えの花として利用されたりします。
カスミソウの花は様々な場面で頻繁に利用されており、ウェディング関係や仏花等で特に利用されています。また海外では赤ちゃんを出産した母親に贈る花として知られており英名「baby’s breath」の由来にもなっています。花言葉もそれに準じて「幸福」「無邪気」「感謝」等と非常によいものが並びます。そのため大切な人に贈る花として利用するのも良いでしょう。
カスミソウの切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約7~14日の日持ちがあります。基本的には水切りと水換えを定期的に行うのみで良いですが、水揚げが悪いと感じる場合は湯揚げしてあげると水揚げが復活する事があります。また延命剤がよく効くため、長く花を楽しみたい場合は必要に応じて利用するのも良いでしょう。
カラー(オランダカイウ)
名称:カラー(オランダカイウ)
分類:多年草
開花時期:4月~7月
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●白色〇黒色●
草丈:約50~100cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:浅水・水切り
花言葉:清浄/愛情/歓喜/壮大な美/夢のような恋/すばらしい美/乙女の清らかさ/夢のように美しい/乙女のしとやかさ
カラー(オランダカイウ)の種類/育て方
特徴:カラー(オランダカイウ)は、クレープを巻いたかのような個性的な花の形と、縁部分がフリルのドレスの様に波打つ優雅な葉の形が魅力の多年草です。カラー(オランダカイウ)の花は、花の様に見える白色の葉(仏炎苞)の中央部にあり、実際の花は棒状のものに黄色の小花が多数集まり咲いています。
カラー(オランダカイウ)の切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約7~10日の日持ちがあります。カラー(オランダカイウ)の茎は、やや腐敗しやすいため花瓶に入れる水の量(浅水)は少なめです。水切りと水換えを定期的に行い管理しましょう。
キクの紹介
名称:キク
分類:多年草
開花時期:10月~11月(夏菊、5月~6月もしくは7月~8月/寒菊、12月~2月/二度咲き菊、6月・10月)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●白色〇
草丈:約20~100cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:延命剤・水折り
花言葉:高貴/高潔/高尚/白色限定「真実」/黄色限定「破れた恋」/赤色限定「あなたを愛します」
キクの種類/育て方
特徴:キクは古くから品種改良が盛んに行われており非常に多くの栽培品種がある多年草です。キクは花の大きさが直径1cm~20cm前後まであり小輪から大輪に分類されています。また花形も豊富にあり、日本では江戸時代に盛んに品種改良されて数多くの個性的な花形を生み出して古典菊として親しまれています。また洋菊では花形が12~13種類に分類されておりそれぞれが親しまれています。
キクの花は一般的に仏花として切り花で利用されており、日本では切り花の出荷数が1番です。キクの切り花の日持ちは管理の仕方等にも左右されますが、約7~10日の日持ちがあります。基本的には水折りと水換えを定期的に行うのみで良いですが、花瓶の水に糖(小さじ1杯)もしくは延命剤(栄養入り)を入れると花が大きく咲いたり、小輪のキクの蕾が開きやすくなったりします。
キンギョソウの紹介
名称:キンギョソウ
分類:多年草(短命)
開花時期:4月~9月(5月~6月に最も開花)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●白色〇
草丈:約20~100cm
日持ち:約5~10日
水揚げ:延命剤・水切り・湯揚げ
花言葉:おしゃべり/でしゃばり/おせっかい/図々しい/騒々しい
キンギョソウの種類/育て方
特徴:キンギョソウは「金魚」や「ドラゴンの口」等に例えられる個性的な花が特徴の多年草(短命)です。キンギョソウには非常に豊富な花色があります。そのため色鮮やかな花を組み合わせてカラフルな切り花を作ったり、パステル調の柔らかな花色を合わせて優しくロマンチックな雰囲気を作ったりと出来ます。また直立に伸びる茎は20cm程度の矮性品種から100cmに達する高性な品種まであります。切り花として利用する場合は高性な品種を選ぶのが一般的ですが、花壇の縁取りとして利用する場合や寄せ植えとして利用する場合は矮性品種もおすすめです。
キンギョソウの切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約5~10日の日持ちがあります。基本的には水切りと水換えを定期的に行うのみで良いですが、水揚げが悪いと感じる場合は湯揚げしてあげると水揚げが復活する事があります。また延命剤(栄養入り)を利用する事で花穂上部の蕾も開きやすくなるため基本的には延命剤を利用する方がよいでしょう。
クチナシの紹介
名称:クチナシ
分類:常緑低木
開花時期:6月~7月
花色:黄色●白色〇
草丈:約30~300cm
日持ち:約2~3日
水揚げ:根元割り
花言葉:沈黙/清潔/洗練/喜びを運ぶ/とても幸せです
クチナシの種類/育て方
特徴:クチナシは花にココナッツやジャスミン等に例えられるフローラルな香りがある魅力的な常緑低木です。また花は香りだけでなく、直径が最大10cmと非常に大きくなり八重咲き(~一重咲き)して豪華な雰囲気をつくる所も魅力です。またクチナシの花は1部地域(中国)でお茶の香り漬けや花弁を蜂蜜漬けにして食べられる事もあります。
クチナシの切り花はあまり日持ちがよくなく約2~3日程度です。基本的には根元割りを行い花瓶に生けて花が枯れるまで楽しみます。
グラジオラスの紹介
名称:グラジオラス
分類:多年草
開花時期:6月~9月(7月~8月に最も開花)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●白色〇
草丈:約30~180cm
日持ち:約3~10日
水揚げ:延命剤・水切り
花言葉:全体「たゆまぬ努力・ひたむきな愛・満足・勝利・密会・用心」/赤色「堅固・用心深い」/桃色「たゆまぬ努力・ひたむきな愛・満足」/紫色「情熱的な恋」
グラジオラスの種類/育て方
特徴:グラジオラスは直径約5~15cmの大きな花を穂状に咲かせる豪華な花姿が魅力の多年草です。グラジオラスは非常に豊富な花色があるため色鮮やかな花を組み合わせてカラフルな切り花を作ったり、パステル調の柔らかな花色を合わせて優しくロマンチックな雰囲気を作ったりと出来ます。
グラジオラスの切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約3~10日の日持ちがあります。基本的には水切りと水換えを定期的に行うのみで良いです。また延命剤(栄養入り)を利用する事で花穂上部の蕾も開きやすくなるため延命剤を利用する方がよいでしょう。
クラスペディアの紹介
名称:クラスペディア
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:黄色●
草丈:約60~120cm
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
花言葉:心の扉を叩く/永遠の幸福/個性的
クラスペディアの種類/育て方
特徴:クラスペディアは球形の個性的な花姿と、色鮮やかな花色、枝分かれすることなくスラリと伸びる茎が特徴の多年草です。クラスペディアは茎が垂直に伸びるため、切り花として使いやすく、また乾燥しても花の形が崩れなかったり、色が残ることからドライフラワー等として高い人気があります。
クリスマスローズの紹介
名称:クリスマスローズ
分類:多年草
開花時期:2月~4月(ニゲル種12月~2月)
花色:紫色●桃色●黄色●緑色●白色〇黒色●
草丈:約15~45cm
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・水折り・湯揚げ・深水・燃焼
花言葉:大切な人/固い友情
クリスマスローズの種類/育て方
特徴:クリスマスローズはバラにも例えられる華やかな花形と、俯き気味に咲く可憐な花姿が魅力的な多年草です。また深い切れ込みのある装飾的な葉は、中央から外側へと優雅に広がり1年を通してある事から地被植物としも働き、また幾つかの品種では白色(~薄黄色)の班が入る品種もあるためカラーリーフとしても楽しまれています。
クリスマスローズの切り花は収穫時期や管理の仕方等にも左右されますが、約7~14日の日持ちがあります。収穫時期は、花がある程度成熟したものを選んだ方が茎が丈夫になり花もちがよくなります。一般的には雄蕊が落ちて種鞘が出来る頃が1番良いとされます。管理は基本的には水切りと水換えを行い、水揚げが悪い時は湯揚げもしくは燃焼等を行い水揚げしましょう。
ケイトウの紹介
名称:ケイトウ
分類:一年草もしくは多年草(短命)
開花時期:6月~11月
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●
草丈:約30~100cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
花言葉:気取り/オシャレ/風変わり
ケイトウの種類/育て方
特徴:ケイトウは「ヤリゲイトウ」「トサカケイトウ」「フサゲイトウ」の3通りの形をした花があり、それぞれヤリゲイは細く槍(ヤリ)の様な花形、トサカケイトウは鶏の鶏冠(トサカ)を思わせる様な花形、フサゲイトウはふさふさとした円錐状の花形をしている所が特徴です。ケイトウの花は非常に色鮮やかで開花期間が非常に長く、また花持ちがよい事からフラワーアレンジメントやドライフラワー等にも利用されます。
ケイトウの切り花は収穫の時期や管理の仕方等にも左右されますが、約7~10日の日持ちがあります。基本的には花が完全に開き、茎がある程度硬くなってから収穫します。何故なら茎が柔らかい時に収穫すると萎れやすくなるからです。管理に特別な事は必要なく水切りと水換えを定期的に行うのみで問題ありません。
ゲッカコウ(チューベローズ)
名称:ゲッカコウ(チューベローズ)
分類:多年草
開花時期:7月~9月
花色:白色〇
草丈:約30~100cm
日持ち:約7日
水揚げ:延命剤・水切り
花言葉:冒険/危険な戯れ/危険な関係
ゲッカコウ(チューベローズ)の種類/育て方
特徴:ゲッカコウ(チューベローズ)はイランイランノキ等にも例えられる甘く濃厚な香りがする純白の花が魅力的な多年草です。またゲッカコウ(チューベローズ)の花を切り花にすれば屋内で香りを楽しむ事も出来ます
ゲッカコウ(チューベローズ)の切り花は収穫の時期や管理の仕方等にも左右されますが、約7日の日持ちがあります。花の収穫は半分以上開花している時に行い、水切りと水換えを定期的に行うのみで良いです。また延命剤(栄養入り)を利用する事で花穂上部の蕾も開きやすくなるため延命剤を利用する方がよいでしょう。
ケマンソウの紹介
名称:ケマンソウ(タイツリソウ)
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:桃色●赤色●白色〇
草丈:約60~90cm
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・燃焼
花言葉:恋心/失恋/従順/冷め始めた恋/あなたに従います
ケマンソウ(タイツリソウ)の種類/育て方
特徴:ケマンソウ(タイツリソウ)は赤色(~桃色)のハート形をした花が穂状に連なり、ロマンチックな雰囲気をつくる魅力的な多年草です。また深い切れ込みのある装飾的な葉は、幾つかの品種で黄色いためカラーリーフとしても楽しまれています。
ケマンソウ(タイツリソウ)の切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約5~7日の日持ちがあります。基本的には水切りもしくは燃焼で水揚げを行い管理します。
コスモスの紹介
名称:コスモス
分類:一年草・多年草(チョコレートコスモス)
開花時期:早咲きコスモス(6月~9月)・秋咲きコスモス(9月~10月)・キバナコスモス(6月~10月)・チョコレートコスモス(5月~11月)
花色:桃色●赤色●黄色●茶色●白色〇黒色●
草丈:約30~200cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:浅水・水切り・湯揚げ
花言葉:優美/愛情/乙女の真心/少女の純潔/たおやかさ
コスモスの種類/育て方
特徴:コスモスは属の中に約42種がありますが、一般に切り花として利用される種はコスモス(オオハルシャギク)とキバナコスモスとチョコレートコスモスの3種類です。コスモスの魅力は華奢な細い茎と葉の先に咲く直径5~10cmのシンプルで可愛らしい花です。コスモスは一般的に花柄が長いため、花柄の下から切って切り花として楽しむ事も出来ます。また茎を長めに切れば幾つも蕾がついているため花が終わった後も次々と咲く花を楽しむ事が可能です。
コスモスを切り花として利用する場合は傷みやすい葉を出来るだけ取り除き、水切りもしくは湯揚げで水揚げを行いましょう。コスモスの茎はやや傷みやすい事から、花瓶の水は浅水がおすすめです。また茎が傷みやすいと言うことは水揚げも悪くなりやすいと言うことから、水換え水切りもこまめに行った方が良いでしょう。
ジニアの紹介
名称:ジニア
分類:多年草
開花時期:5月~11月(6月~9月に最も開花)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●白色〇
草丈:約15~90cm
日持ち:約7~10日
水揚げ:延命剤・水切り・深水・
花言葉:絆/幸福/高貴な心/友への思い/遠くの友を思う
ジニアの種類/育て方
特徴:ジニアは直径約3~15cmの大きな花や、個性的な花の形(ダリア咲き・ビーハイブ咲き・カクタス咲き等)、春から秋にかけて長く開花する所、夏の暑さに強く初心者でも育てやすい所等が魅力の一年草です。またジニアは苗が安価で、種からも容易に育てられてられるため大量植栽もしやすく、草丈に合わせて花壇の縁どりとして利用出来たり、花壇の背景として利用出来たりする所も魅力でしょう。
ジニアは開花期間の長さや大量植栽しやすい所等から切り花を沢山を収穫出来る所が魅力です。ただし、ジニアは水揚げがやや悪いため花瓶の中で長く楽しむ場合は管理に手間がかかるかもしれません。ジニアの水揚げは水切りと深水を行うのが一般的です。また茎の毛等が原因で雑菌が増殖しやすいため、水換えはこまめに行う必要があり、また必要に応じて漂白剤(1滴)もしくは延命剤(抗菌剤)を利用して、水揚げを悪くしたり腐敗の原因となる雑菌の増殖を抑制した方が良いでしょう。
スイートピーの紹介
名称:スイートピー
分類:一年草/多年草(宿根スイートピー)
開花時期:4月~6月(春撒き6月~7月)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約50~240cm
日持ち:約5日~7日
水揚げ:延命剤・水切り・湯揚げ
花言葉:門出/別離/ほのかな喜び/優しい思い出
スイートピーの種類/育て方
特徴:スイートピーは、蝶々を思わせる様なひらひらとした優美な花と、花が連なり咲く豪華な花姿、甘い香りがする花が魅力的な多年草です。スイートピーは葉に巻きひげをもち、巻きひげを構造物等に巻き付けながらツル性に成長します。そのため、育てる際は支柱やネットを準備して育てられるのが一般的です。
スイートピーの切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約5~7日の日持ちがあります。基本的には水切りと水換えを定期的に行うのみで良いですが、水揚げが悪いと感じる場合は湯揚げしてあげましょう。また延命剤(栄養入り)を利用する事で花穂上部の蕾も開きやすくなるため基本的には延命剤を利用する方がよいでしょう。
スイセンの紹介
名称:スイセン
分類:多年草
開花時期:3月~5月/12月~3月(1部のスイセン)
花色:黄色●橙色●白色〇
草丈:約15~45cm
日持ち:約5月~7日
水揚げ:水切り
花言葉:思い出/記念(フサザキスイセン)
スイセンの種類/育て方
特徴:スイセンはラッパを思わせる様な個性的な花姿と、花にスイセン特有の甘い香りがある所が魅力の多年草です。またスイセンの香りは切り花でも楽しめるため、部屋に飾れば心地よい芳香が広がります。
スイセンの切り花は管理の仕方等にも左右されますが、約5~7日の日持ちがあります。基本的な管理は水切りと水換えを定期的に行うのみです。ただしスイセンは花茎に1個の花を咲かせるものや複数の花を咲かせる種(フサザキスイセン等)があります。複数の花を咲かせる種や園芸品種は萎れたら花を摘むと次の花が咲きやすくなるため、花がら摘みをしっかり行いましょう。
スカビオサの紹介
名称:スカビオサ
分類:一年草・多年草
開花時期:5月~9月
花色:紫色●青色●桃色●赤色●黄色●白色〇黒色●
草丈:約30~100cm
日持ち:約3~5日
水揚げ:エチレンの感受性が高い・水切り・湯揚げ
花言葉:風情/魅力/不幸な恋
スカビオサの種類/育て方
特徴:スカビオサは、花がピンクッション(針山)にも例えられる中央が盛り上がる個性的な花姿をしており、また外側の小花が基本的に大きくフリルドレスの様に波打つ形になる所が特徴の一年草もしくは多年草(短命)です。
スカビオサの切り花の管理方法
- スカビオサの収穫は外側の花弁が開いてきたタイミングです。
- 水揚げは水切りと必要に応じて湯揚げを行います。
- 管理場所は低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)でエチレン発生源から離した場所に置きましょう。
- 数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
- 水揚げが悪いと感じる場合は必要に応じて湯揚げします。
スズランの紹介
名称:スズラン
分類:多年草
開花時期:4月~5月
花色:桃色●白色〇
草丈:約15~30cm
日持ち:約3~5日
水揚げ:水切り
花言葉:純粋/純潔/繊細/幸福が再来
スズランの種類/育て方
特徴:スズランは、花の形が「鈴」や「涙の雫」に例えられる可憐な形をしており、花は5~15個連なり吊り下がる様につき楚々とした雰囲気をつくります。また、スズランの花は瑞々しい若草や優しいジャスミンにも例えられる繊細な甘い香りがあり、「バラ」や「ジャスミン」と並べられて三大フローラルに指定されています。
すずらんの花は楚々とした雰囲気があり、切り花やフラワーアレンジメントの花材として高い人気があります。また海外では、スズランが「恋」や「幸運」をもたらすと考えられているため、ウェディングブーケの花としてよく利用されています。
スズランの切り花の管理方法
- スズランの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 管理場所は低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
リモニウム(スターチス)の紹介
名称:リモニウム(スターチス)
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:紫色●青色●桃色●黄色●白色〇
草丈:約30~70cm
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
花言葉:驚き/変わらぬ心/途絶えぬ記憶
リモニウム(スターチス)の種類/育て方
特徴:リモニウム(スターチス)は、花が上向きに穂状に並ぶ個性的な花姿をしており、また一般的に白色(~薄黄色)の直ぐに散る花ではなく、紫色や桃色等の色鮮やかで装飾性が長く保たれる萼を鑑賞する目的で育てられる多年草です。
リモニウム(スターチス)の花(萼)は非常に長期間に渡り鑑賞価値が保たれるため切り花として高い人気があります。また乾燥しても色褪せや形崩れが少ない事から、ドライフラワーやプリザーブドフラワー等の花材としても利用されます。
リモニウム(スターチス)の切り花の管理方法
- リモニウム(スターチス)の収穫は出来るだけ多くの萼が色付き展開したタイミングで行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
ストック(アラセイトウ)の紹介
名称:ストック(アラセイトウ)
分類:一年草/多年草(短命)
開花時期:5月~7月(春撒き)・11月~1月(夏撒き)・2月~4月(秋撒き)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●白色〇
草丈:約30~90cm
日持ち:約5日~10日
水揚げ:延命剤・エチレンの感受性が高い・水切り・湯揚げ
花言葉:
ストック(アラセイトウ)の種類/育て方
特徴:ストック(アラセイトウ)は、垂直に伸びる太い茎に小花が密に咲くボリューミーで豪華な花姿が魅力の一年草もしくは多年草(短命)です。また花には甘くスパイシーな香りがあり、切り花にすれば屋内で香りを楽しむ事も出来ます。
ストック(アラセイトウ)の切り花の管理方法
- ストック(アラセイトウ)の収穫は3分の1以上の花が咲いたタイミングで行いましょう。
- 水揚げは水切りと必要に応じて湯揚げします。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなるため日持ちが長くなり葉の黄化も防げます。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で、ストックはエチレンの感受性が高いためエチレン発生源から離した場所で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行い、水揚げが悪いと感じる場合は必要に応じて湯揚げをしましょう。
スモークツリーの紹介
名称:スモークツリー(ハグマノキ)
分類:落葉低木
開花時期:5月~8月
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●白色〇
草丈:約200~700cm
日持ち:約10~14日
水揚げ:根元割り
花言葉:賢明/煙に巻く
スモークツリー(ハグマノキ)の種類/育て方
特徴:スモークツリー(ハグマノキ)は、その名前からも分かる通り「スモーク(煙)」に例えられる独特なフォルムの花(花柱)が特徴の落葉低木です。一般にスモークの花として見られている部分は結実しなかった雌蕊の花柱が長く伸びたもので、実際の花は黄緑色で小さく(約0.5cm)それほど装飾的ではありません。またスモークツリーは雌雄異株のため、長く伸びる雌蕊(花柱)がない雄株(雄蕊のみ)はスモークの様な花にはなりません。そのため購入する際は注意が必要でしょう。
スモークツリー(ハグマノキ)は色鮮やかな赤色や紫色等の葉をカラーリーフとして楽しめる園芸品種が沢山あります。スモークツリー(ハグマノキ)のカラーリーフは花に負けない存在感と美しさがありますが、多くの場合は花がメインのスモークツリーと比べてボリューム感がなくなるため切り花として利用したい場合は注意が必要かもしれません。
スモークツリー(ハグマノキ)の切り花の管理方法
- スモークツリー(ハグマノキ)の収穫は出来るだけ花が色付きボリュームが出たタイミングで行いましょう。
- 水揚げは切口を十時に切り根元割りで行います。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
センニチコウの紹介
名称:センニチコウ
分類:一年草/多年草
開花時期:5月~11月
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●白色〇
草丈:約15~120cm
日持ち:約10~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ
花言葉:不朽/色あせぬ愛/変わらぬ愛情
センニチコウの種類/育て方
特徴:センニチコウは、非常に開花期間が長く、また個々の花(頭花)も色褪せや型崩れなく長期間に渡り鑑賞価値を維持するため、切り花やドライフラワー(プリザーブドフラワー)の素材として非常に愛される一年草もしくは多年草です。
センニチコウの花と思われている物は、実は花ではありません。葉が変化して花弁の様になった苞葉で、苞葉は2個がくっつき筒状になっています。苞葉は赤色や桃色、紫色等に美しく色付いているため非常に装飾的で、触るとパサパサとしており紙質です。センニチコウの苞葉は一般的な花と比べて乾燥や劣化に強く耐久性があるためフラワーアレンジメント等の花材に向きます。実際の花は苞葉の中にあり、しばしば白色(~黄色の)の雄蕊が苞葉から顔を出す事もあります。
センニチコウの切り花の管理方法
- センニチコウの収穫は花が色付いて完全に開く前のタイミングで行いましょう。
- また茎の柔らかい物を選ぶと萎れやすいため硬いものを選びます。
- センニチコウは水揚げがやや苦手です。
- そのため水揚げは水切りと必要に応じて湯揚げします。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと必要に応じて水切り・湯揚げを行います。
ダリアの紹介
名称:ダリア
分類:多年草
開花時期:4月~11月(5月~6月・9月に最も開花)
花色:紫色●桃色●赤色●黄色●橙色●白色〇黒色●
草丈:約30~160cm
日持ち:約5~11日
水揚げ:延命剤・浅水・BA液剤・水切り・湯揚げ
花言葉:赤色「華麗」黄色「栄華」「優美」白色「感謝」「豊かな愛情」全体「華麗」「優雅」「気品」「感謝」「背信」「移り気」「不安定」
ダリアの種類/育て方
特徴:ダリアは5万を超える非常に豊富な園芸品種があります。そのため幅広い花形(16種類に分類)や花色、花の大きさ(約5~30cm)があります。詳しくは種類の方でご覧下さい。
ダリアの切り花は豪華な花や丸く可愛らしい花などがあり人気が高いですが、やや管理が難しい所があります。何故なら花が傷みやすかったり、茎が腐敗しやすかったり、品種により日持ちが変わったりするからです。そのためダリアの切り花を長く楽しむには適切な管理が必要です。
ダリアの切り花の管理方法
- ダリアの収穫は花が完全に開いているか殆ど開いている物を選びましょう。
- 何故なら収穫した後は花が開きにくいからです。
- 収穫したら出来るだけ葉を取り除きましょう。
- 何故ならダリアの葉は傷みやすく水揚げも悪くするからです。
- ダリアの水揚げは水揚げは水切りと必要に応じて湯揚げとBA液剤の散布(花や葉の老化抑制)を行います。
- ダリアは花や葉が傷みやすいですがBA液剤を散布する事で老化(傷み)が抑制出来ます。
- ダリアは茎が腐敗しやすいため花瓶に入れる水は水は少なめにします。
- 浅水にする事でに水に浸る茎の面積を減らし茎の腐敗リスクを低減します。
- 花瓶の水に延命剤(栄養・抗菌剤入り)を入れて切り花を生けましょう。
- 延命剤の効果(栄養・抗菌)によって日持ちが長くなり茎が腐敗(抗菌効果)しにくくなります。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと必要に応じて水切りと湯揚げを行います。
ツルバギアの紹介
名称:ツルバギア
分類:多年草
開花時期:5月~10月
花色:紫色●桃色●白色〇
草丈:約30~60cm
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
花言葉:残り香/小さな背信/落ち着きある魅力
ツルバギアの種類/育て方
特徴:ツルバギアの花は非常に開花期間が長く、晩春から秋まで開花します。花は紫色の星型をした小花が花茎の頂部に8(~20)個集まり、アガパンサスを思わせる様な上品な花姿をつくります。また花には甘く繊細な香りがあるため、収穫して切り花として屋内に飾ると心地よい芳香が広がり楽しめる所も魅力です。その他にもロゼット状に広がる葉は、地被植物として働くため花壇の縁どり等にも利用する事も出来て、幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。
ツルバギアの切り花の管理方法
- ツルバギアの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行い、萎れた花を個々に摘み、蕾が開花する様に手入れをします。
ベロニカの紹介
名称:ベロニカ
分類:多年草
開花時期:6月~10月(6月~7月に最も開花)
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
草丈:約30~120cm
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
花言葉:忠実/名誉
ベロニカの種類/育て方
特徴:ベロニカは属の中に約198種があり様々な種が園芸で親しまれますが、一般に切り花として親しまれている種はベロニカ(ロンギフォリア)とベロニカ(スピカータ)です。特徴は垂直に茎が伸びて洗練された草姿をしている所と、小花が密に集まり細長い花を咲かせる所にあります。また他の花では、あまり見られないような綺麗な青色の花を咲かせる所も魅力です。
ベロニカの切り花の管理方法
- ベロニカの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 飾る場所は出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行い、萎れた花を個々に摘み、蕾が開花する様に手入れをします。
トリトマの紹介
名称:トリトマ
分類:多年草
開花時期:4月~8月(様々な時期に開花)/8月~10月
花色:桃色●赤色●黄色●橙色●緑色●白色〇
草丈:約90~150cm
日持ち:約5日~7日
水揚げ:延命剤・水切り
花言葉:
トリトマの種類/育て方
特徴:トリトマは、トーチ(松明)やボトルブラシを連想させる様なボリュームある花の形と、咲き進むにつれて赤色(赤橙色)から黄色(黄緑色)へと変化する花色が魅力的な多年草です。草姿は非常に細長い葉が、地面から放射状に広がりロゼットの様な草姿をつくり、開花期になると太い花茎が最大150cmまで伸びて大きな円柱状の花を咲かせます。
トリトマの切り花の管理方法
- トリトマの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫したら水切りで水揚げを行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~7日程度です。
ナデシコの紹介
名称:ナデシコ
分類:多年草
開花時期:4月~10月(4月~6月に最も開花)
花色:紫色●青色●桃色●赤色●黄色●緑色●白色〇
草丈:約20~90cm
日持ち:約5~14日
水揚げ:延命剤・エチレンの感受性が高い・水切り
花言葉:愛情/魅惑/魅力/名声
ナデシコの種類/育て方
特徴:ナデシコは属の中に約300種があり様々な種が園芸で親しまれますが、一般に切り花として親しまれている種はカーネーションやアメリカナデシコ等です。特にカーネーションは園芸品種が豊富にあり、花色や花形が様々ある所が魅力で、1つの花茎に1個の大きな花が咲くスタンダードタイプや沢山の花が咲くスプレータイプなどがあります。またアメリカナデシコの方は、茎の頂部に沢山の小花が集まり球状に咲くため非常に豪華な花姿をしている所が魅力です。
ナデシコの切り花の管理方法
- ナデシコの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行いましょう。
- 蕾が開き花弁が立った時に収穫すると日持ちがよくなります。
- 水揚げは水切りで行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなるため日持ちが長くなります。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で、ナデシコはエチレンの感受性が高いためエチレン発生源から離した場所で楽しみましょう。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行い、萎れた花を個々に摘み、蕾が開花する様に手入れをします。
ニゲラの紹介
名称:ニゲラ
分類:一年草
開花時期:4月~7月
花色:紫色●青色●桃色●赤色●白色〇
草丈:約15~60cm
日持ち:約5~7日
水揚げ:延命剤・水切り
花言葉:当惑/夢の中の恋/ひそかな喜び/夢で会いましょう
ニゲラの種類/育て方
特徴:ニゲラは青色や桃色等に着色される装飾的な萼片と、中央部で心皮が合着して先端が不規則に捻れる特徴的な雌蕊が魅力の一年草です。また花後には心皮が膨らみ風船状になり個性的な姿となることから、種鞘はドライフラワーとしても活用されます。
ニゲラの切り花の管理方法
- ニゲラの収穫は早朝もしくは涼しい夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 花を生ける花瓶には延命剤(栄養入り)いれましょう。
- 管理場所は低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
ヒマワリの紹介
名称:ヒマワリ
分類:一年草(1部多年草)
開花時期:7月~9月
花色:赤色●黄色●橙色●茶色●
草丈:約100~400cm
日持ち:約5日~8日
水揚げ:延命剤・浅水・水切り・湯揚げ
花言葉:愛慕/崇拝/情熱/私はあなただけを見つめる/あなたを幸福にする
ヒマワリの種類/育て方
特徴:ヒマワリは別名では「サンフラワー(Sunflower)」とも呼ばれ太陽にも例えられるシンプルな花姿と直径10~40cmにもなる巨大で花姿が魅力の一年草です。季節の花になりますが、切り花としても人気が高く、お部屋に飾ると華やかで明るい雰囲気が作られます。
ヒマワリの切り花の管理方法
- ヒマワリの収穫は早朝もしくは涼しい夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りと必要に応じて湯揚げを行います。
- ヒマワリの茎は産毛等の影響でバクテリアが増えやすく導管が詰まったり腐敗する原因となるため浅水の花瓶に延命剤(抗菌剤)もしくは漂白剤を1滴垂らして生けましょう。
- 管理場所は低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きます。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行い、水揚げが悪いと感じる場合は必要に応じて湯揚げをしましょう。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~8日程度です。
フウセントウワタの紹介
名称:フウセントウワタ
分類:常緑低木
開花時期:6月~10月
花色:紫色●桃色●白色〇
草丈:約50~200cm
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
花言葉:楽しい生活/たくさんの夢/逆境と反映/隠された能力
フウセントウワタの種類/育て方
特徴:フウセントウワタは花も美しいですが、一般的に花後に風船状に膨らむ果実を鑑賞する目的で育てられる常緑低木です。風船状に膨らむ果実は非常に長い剛毛で覆われており、個性的な形から切り花やフラワーアレンジメントの花材として高い人気があります。
フウセントウワタの切り花の管理方法
- フウセントウワタの収穫は早朝もしくは涼しい夕方に行いましょう。
- 水揚げは水切りで行います。
- 管理場所は低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)に置きましょう。
- 必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。
水揚げの方法一覧
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
水折り
水折りとは水中の中に茎を沈めて、茎の根元から約5cm上の部分に両手の指を付けて、ポキッと茎を折る水揚げ方法です。水折りはハサミと相性の悪い植物や、茎が硬い植物、茎の繊維が多い植物等に向きます。水折りする事で茎の繊維の多くが剥き出しになり水揚げもよくなります。水折りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水折りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
湯揚げ
湯揚げとは約80度に沸騰させたお湯に切り花の切り口をつけて、内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。
①湯上げする際は熱や水蒸気が余計な部分に当たらないように切り花の下部(約20cm)を残して花全体を新聞紙で包みます。
②切り花をお湯につけた後は冷水に浸ける必要があるため、予めバケツ等に冷水を入れて準備しておきましょう。
②鍋で沸騰させたお湯(約80度)に約30秒ほど切り花の切り口をつけましょう。
③お湯に浸け終わったら予め準備しておいた冷水に浸けて2時間程度水揚げを行います。
④水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い再度花瓶に生けて楽しみます。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
根元割り・根元叩き
根元割り・根元叩きとは、枝の根元を十の字になるようにハサミで数cmほど深く切れ込みを入れたり、金づちで枝の根元を叩いて潰したりして、水揚げしやすくする方法です。水揚げの悪い枝もの等に向く水揚げ方法です。
逆さ水
逆さ水とは花材を逆さに持って、花に水がかからないようにしながら、葉の裏に霧吹きで水をかける方法です。葉が蒸れて腐敗しやすく、深水に向かない花材等に向きます。