切り花とは、花や葉を茎が付いた状態で切り取りとったものです。切り花は花器などに生けて室内で鑑賞したり、仏前などに添えたりして利用されます。
このページでは、切り花に利用出来る植物の紹介の他に、水揚げ方法や、延命剤の種類なども紹介しています。
また紹介する切り花に使える植物の種類は、基本的に属ごとに分類しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご確認下さい。購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
※切り花に使われる植物の種類は2ページに分けて紹介しています。本ページでは「あ行~た行」までを紹介しており、次のページで「な行~わ行」までの紹介をしています。そのため、両方のページを参考にご覧下さい。
■切り花を長持ちさせる基礎知識
●エチレン

エチレンとは、構造式CH2=CH2、二重結合で結ばれた炭化水素のひとつです。植物ホルモンの一つでもあり、一般的に植物の成長・老化などの生理学的プロセスに関与しており、一般的に果物の成熟や花や葉の老化などに関与します。
このエチレンは、切り花の老化も促進するため、花弁が通常よりも早く萎れたり落弁させたりして、日持ちの短縮原因となっています。
エチレンへの対策としては発生源から遠ざける事が大切です。またエチレンガスの発生源の近くで使用する必要がある場合はエチレン耐性がある切り花を利用する事が考えられます。
エチレンガスの発生源
- 線香の煙
- 煙草の煙
- 石油ストーブ
- 排気ガス
- 果物の近く
- 糖不足の切り花
- 枯れた植物(花がら等)
- 1部植物の雌蕊や花托
エチレンガスに耐性がある植物
- キク
- グラジオラス
- スイセン
- チューリップ
- ユリ 等
●糖質

糖質とは、炭水化物の中から食物繊維を取り除いたもので、私たち人にとって脳や体の栄養源として働きています。
特に、切り花では、この糖質の中にある糖類(ショ糖やブドウ糖)が重要になり、光合成が殆ど出来なくなった後の、切り花のエネルギー補給に不可欠な存在です。
切り花は糖類を補給する事で、蕾の開花が促進されたり、花の発色を良くしたり、切り花の老化を抑制したり、糖類不足によるエチレン生成の上昇を抑制するなどの効果が期待できます。そのため、糖類の補給は一般的に切り花の日持ちに大きな影響を与えています。
糖類不足への対策は、花瓶の水に適切な量の砂糖(糖類)を入れて花を生けたり、専用の延命剤(品質保持剤)をいれる等の方法があります。さらに切り花として収穫する前に、植物に十分な日光を当てて糖を貯蔵させておくことも重要です。※砂糖や延命剤の入れ方などについては別途で下記に記しているためそちらを参考にして下さい。
●水揚げの悪化

水揚げの悪化とは、切り花の水揚げが悪化して水分が足りなくなっている状態です。
水揚げの悪化の原因は、一般的に蒸散による悪化と、導管の詰まりによる悪化があります。水揚げが悪化する事で茎・葉・花は細胞から水分が失われて萎れたり、またその状態が続くと短期間で細胞が死滅して枯れてしまいます。そのため、これらの原因を出来るだけ取り除き、適切な対策を行うことが大切になります。
蒸散による悪化
- 葉の量:切り花において、葉は蒸散を行い、植物の内の水分を減らす大きな原因となります。そのため、必要最低限の葉を残して、出来るだけ、葉を取り除く事が切り花の日持ちをよくする秘訣です。
- 風:風が強く当たる場所で切り花を管理すると、蒸散が促進されてしまい、吸水とのバランスがとれなくなり、日持ちを悪化させる原因になります。そのため、切り花は風の影響を受けにくい場所で管理する事が大切です。
導管の詰まりによる悪化
- 微生物:微生物は、切り花の導管内で増殖したり、切り口を腐敗させたりして、導管を物理的に塞ぎ水揚げを悪化させる原因になります。そのため、微生物の発生を抑制する対策をしたり、導管の詰まりを取り除いて回復させる水揚げ措置が必要です。※詳しい対策方法は下記の延命剤(品質保持剤)の種類と特徴と水揚げの方法一覧を参考にして下さい。
- 空気が入る:空気が切り花の切り口から侵入して、導管を塞ぎ、水揚げ悪化の原因になることがあります。そのまま放置すると、水揚げを悪くして蕾や花が上手く開かなかったり、萎れて枯れる原因にもなるため、適切な対策が必要になります。※詳しい対策方法は下記の水揚げの方法一覧を参考にして下さい。
- 障害反応:障害反応は、強い外的ストレスにより起こる生理現象です。切り花では、一部の植物が茎を切った時に樹液を分泌して傷口を塞ごうとします。この樹液で切り口が塞がれると、切り口にある導管から水分を吸収しなくなるため、切り花を生ける際は樹液に対する対策が必要となります。一般的な対策は、樹液の分泌が止まるまで流水で流して花瓶に生けたり、延命剤に含まれる抗菌剤を利用して障害反応を抑える方法があります。
■水揚げの方法一覧
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水切り法のやり方
- 準備:花材と水の入った容器を準備する
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
水折り法
水折り法とは、切り花の切り口を水中に付けた状態で茎を指でポキッと折り、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水折り法は、ハサミと相性の悪い植物や、茎が硬い植物、茎の繊維が多い植物等に向いている水揚げ方法になります。水折りする事で茎の繊維の多くが剥き出しになるため、特定の植物では水切りよりも水揚げがよくなったりします。
水折り法は、水中で茎を折るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水折りを行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水折りの方法
- 準備:花材と水の入った容器を準備する。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約5cmの場所で両手の親指を付けて、反対側に押すようにポキッと茎を折ります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
根元割り法・根元叩き法
根元割り法・根元叩き法とは、硬い茎や枝の根元に縦にハサミを入れて割る、または金槌などで硬い茎や枝の根元を叩いて潰す水揚げ方法です。
根元割り・根元叩きを行う事で、吸水する場所の面積が増えて、吸水力が高まり水揚げしやすくなります。
根元割り法のやり方
- 切り花の根元をハサミを使って斜めにカットします。
- カットした切り口に対して垂直に、ハサミを入れて、十時に切れ込みをいれます。
根元叩き法のやり方
切り花の切り口を、金槌で叩いて潰します。
湯揚げ法
湯揚げ法とは、切り花の切り口をお湯の中と冷水につけて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
湯揚げは、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があります。また熱のショックで一気に吸水する効果があります。またお湯で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
湯揚げの方法
- 準備:容器・お湯(約60~100度)・冷水を準備します。
- 花材の保護:花や葉が蒸気で弱らないように、切り花の上部を新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分はお湯につけるため、茎の下部は新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- お湯に浸ける:お湯(約60~100度)の中に切り口を浸して、切り口から空気が出てこなくなるのを待ちます。お湯につける時間は約20~60秒の間です。
- 冷水に浸ける:お湯から切り花を出した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
燃焼法
燃焼法とは、切り花の切り口の先端を火で炙り炭化させた後に、冷水に漬けて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
燃焼は、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果が期待できます。また火で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
燃焼は湯揚げと原理が似ていますが、燃焼な向いているのは、茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含んでいるような柔らかい茎の花材には向きません。
燃焼の方法
- 花材の保護:切り花の花や葉が熱気で弱らないように、切り花の上部を濡れた新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分は火で炙るため、茎の下部は濡れた新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- 切り口を炙る:切り口の先端から約1~3cmを火で炙り、炭化させます。
- 冷水に浸ける:切り口が炭化した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
深水法
深水法とは、容器の深くまで水を入れておき、切り花の大部分を水中に漬けて水揚げする方法です。一般的に、水揚げが苦手な植物や水切りなどをしても水揚げが上手くいかない場合に行われます。
深水は、切り花を深くまで水に浸けるため、高い水圧により水上がりがとてもよくなります。また茎や葉からも水分を吸水するため、萎れも素早く改善する効果も期待できます。
深水は基本的に茎葉が丈夫で、水の吸い上げが弱い花材(バラ・ダリア・ラナンキュラス等)でよく行われる方法です。茎や葉が繊細な植物で深水をすると傷んで腐敗する原因にもなるため、深水が出来る花材が確認してから行う事も大切になります。
深水のやり方
- 容器に水を入れる:バケツの中に切り花の半分程度浸かる水をいれておきます。
- 花材を保護する:切り花の花や葉が潰れないように注意しながら、新聞紙で固定するように優しく包みます。その際、茎の下部数cmを新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 水揚げ:バケツの中に切り花が半分以上浸かる様にして、数時間程度放置して水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
浅水法
浅水法とは、花瓶などの花器に入れる水の量を少なくして、浅い水で花を生ける方法です。一般的に、茎が柔らかく水に浸かると腐敗しやすい植物において、水に浸かる面積を減らして腐敗リスクを下げるために行われます。
逆さ水法
逆さ水法とは、切り花を逆さに持った状態で、花に水がかからないように気をつけながら、葉の裏に霧吹きで水をかけて吸水させる水揚げ方法です。
逆さ水は、一般的に葉が沢山ついている花材や、葉が大きい花材で行われる事が多い方法になり、葉から水分を効率よく吸収させたり、蒸散を抑制したりする事で、萎れを防ぐ効果が期待できます。
逆さ水のやり方
- 水をかける:切り花の根元を持ちながら、花の部分を下に向けて、葉の裏に向けて、霧吹きまたはシャワーをかけます。その時に、花に水が出来るだけ当たらないようにしましょう
- 新聞紙に包む:切り花を新聞紙の中にくるんで、霧吹きで軽く水をかけて新聞紙を濡らします。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 水揚げ:水を入れたバケツの中に切り花を漬けて、数時間程度放置して休ませます。
- 水を落とす:新聞紙を外して余分な水分を落とします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
アルコール法
アルコール法とは、水切りをした後に、切り口をアルコール(エタノール)の中に浸して、水の吸い上げを促しで同時に抗菌を行い雑菌の発生を抑制する水揚げ方法です。
アルコール法のやり方
- 準備:コップの中に、切り花の切り口をつける程度のエタノールを入れます。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- エタノールに浸す:エタノールの中に切り口を浸して10秒程度待ちます。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
ハッカ油法
ハッカ油法とは、水切りをした後に、切り口をハッカ油に浸して殺菌して雑菌を抑制する水揚げ方法です。
ハッカ油法のやり方
- 準備:コップの中に、切り花の切り口をつける程度のハッカ油を入れます。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- エタノールに浸す:ハッカ油の中に切り口を数秒程度浸します。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
ミョウバン法
ミョウバン法とは、水切りをした後に、切り口にミョウバンを塗り込む水揚げ方法です。ミョウバンを切り口につける事で、灰汁が抜けて水の吸い上げがよくなる効果があり、また殺菌効果があるため微生物の増殖も抑えられます。
ミョウバン法のやり方
- ミョウバンの用意:ミョウバンを必要量だけ準備する。
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- ミョウバンを付ける:切り口をミョウバンにつけるか、または塗り込みます。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
■延命剤(品質保持剤)の種類と特徴
延命剤または品質保持剤とは、切り花の鮮度を維持して、日持ちを高めるために用いられる薬剤です。一般的に「糖」と「抗菌剤」が入っており、延命剤の種類によっては水の吸い上げをさらによくする成分などが入っていることもあります。
●糖の働き
- 蕾を開かせる
- 花を大きく咲かせる
- 切り花を健康に保ち老化を抑制する
- 花色がよくなる
- 日持ちがよくなる
●抗菌剤の働き
- 微生物の増殖を抑制して導管の詰まりや腐敗を抑制する
- 生け水を綺麗に保つ
●延命剤(品質保持剤)の種類
クリザール・フラワーフード
- 切り花全般用(液体と粉末タイプがある)
- 切り花に十分な栄養を与えて花を大きく咲かせる。
- 萎凋や変色を抑制する。
- PHを酸性に近づけて水揚げを促進する。
- 抗菌剤の効果で生け水のヌメリを抑えて清潔に保つ効果がある。
その他のシリーズ
- クリザール・エリート:特にバラへの効果が高くなっている切り花鮮度保持剤です。
- クリザール・アルストロメリア:ユリ・アルストロメリアを美しく咲かせる専用の切り花鮮度保持剤です。
- クリザール・ブルボサス:アイリス・フリージア・ヒヤシンス・ダリア等の球根切り花用の前処理剤です。
美咲(misaki)
- 切り花全般用
- 切り花が美しく咲くための栄養がしっかりと入っています。
- 無機イオンが切り花を根のある状態に近づけて、花や葉の乾燥を防ぎ、花のツヤやハリを長く保ちます。
- 抗菌剤の効果で微生物の繁殖を防ぎ、導管の詰まりや腐敗などを防ぎます。
花工場 切花ロングライフ液
- 切り花全般用
- トレハロース(糖)が主成分となり、花に影響を補給して切り花を美しく咲かせることが出来る。
- 抗菌剤の効果で微生物の繁殖を防ぎ、導管の詰まりや腐敗などを防ぎます。
水あげ名人
- 切り花全般用
- 切り花が美しく咲くための栄養(糖)がしっかりと入っています。
- 抗菌剤の効果により、生け水を清潔に保つ効果や微生物の繁殖を防ぐ効果があります。
- 界面活性剤の効果により水分と栄養の吸収がよくなります。
- ステンレス・錫・銅・真鍮などを腐食させる心配がないため花器を選ばず利用できます。
キュート 切花長もち液
- 切り花全般用
- 切り花が美しく咲くための栄養(糖)がしっかりと入っています。
- ミョウバンが入っている事で微生物の繁殖を防ぐ抗菌効果が期待できます。
- 界面活性剤の効果により水分と栄養の吸収がよくなります。
エクスプレス切花栄養剤
- 切り花全般用
- 切り戻しをしなくても水分と栄養がスムーズに吸収されます。
- 切り花が美しく咲くための栄養(糖)がしっかりと入っています。
- 抗菌剤の効果により、生け水を清潔に保つ効果や微生物の繁殖を防ぐ効果があります。
砂糖
砂糖は、切り花が美しく咲くための栄養となります。ただし、砂糖は微生物の栄養にもなり、水を汚しヌメヌメにさせたり、導管を塞ぎ水揚げを悪くしたり、切り花が腐敗する原因にもなります。
そのため、水の入れ替えや切り戻しが普通の生け水にいれるよりも大切になってくるでしょう。
砂糖の使い方:花瓶の水の中に砂糖を小さじ一杯程度入れましょう。
漂白剤
漂白剤は、殺菌作用があるため微生物の繁殖を防ぎます。そのため、花瓶の水を清潔に保ったり、微生物が原因による導管の詰まりを防いだり、切り口などの腐敗を防ぐことができます。
漂白剤の使い方:花瓶の水の中に漂白剤を1滴から数滴、または極小量いれます。漂白剤の入れすぎは、逆効果になり、切り花が枯れる原因にもなるため注意が必要です。
■切り花に使われる植物一覧
●あ行
●か行
●さ行
●な行
- ナンテン属
- ニゲラ属
- ニシキギ属(ユオニマス属)
- ネリネ属
●は行
- バイカウツギ属
- ハナミョウガ属
- バンクシア属
- パンパスグラス(シロガネヨシ属)
- ヒアシントイデス属
- ヒマワリ属(ヘリアンサス属)
- ヒヤシンス属
- ヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)
- フウセントウワタ属
- ブラシノキ属(カリステモン属)
- フランスギク属
- フランネルフラワー(アクチノタス属)
- フリージア属
- ブルニア属
- フロックス属
- プロテア属
- へレニウム属
- ベロニカ属
- ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)
- ボタン属
- ポピー(ケシ属)
- ボロニア属
●ま行
- マーガレット(モクシュンギク属)
- マリーゴールド属(コウオウソウ属)
- ミズキ属
- ムスカリ属
- モナルダ属
- モンステラ属
●や・ら・わ行
- ヤブラン属
- ユーカリ属
- ユーコミス属(パイナップルリリー)
- ユウギリソウ属(トラケリウム属)
- ユーフォルビア属
- ユリ属
- ヨモギギク属
- ライスフラワー(オゾタムヌス属)
- ライラック(シリンガ属)
- ラグラス属(ウサギノオ属)
- ラベンダー(ラヴァンドラ属)
- リコリス属(ヒガンバナ属)
- リシマキア属(オカトラノオ属)
- リューコスペルマム属
- リュウカデンドロン属
- リンドウ属(ゲンチアナ属)
- ルドベキア属
- ルピナス属
- レンギョウ属
- ロウバイ属
- ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)
- ワックスフラワー(カメラウキウム属)
- ワレモコウ属
●日持ちする切り花
- アルストロメリア属
- アンスリウム属
- エキナセア属
- カスミソウ属
- キク属
- クラスペディア属
- クリスマスローズ(ヘレボロス属)
- スターチス(リモニウム属)
- スモークツリー(ハグマノキ属)
- センニチコウ属
- ダイアンサス属(ナデシコ属)
- ネリネ属
- バンクシア属
- ヒヤシンス属
- ブルニア属
- プロテア属
- ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)
- ユーカリ属
- ユーコミス属(パイナップルリリー)
- ユウギリソウ属(トラケリウム属)
- ユリ属
- ライスフラワー(オゾタムヌス属)
- リューコスペルマム属
- リュウカデンドロン属
- ワックスフラワー(カメラウキウム属)
※リンクが無い【な行~わ行の植物の紹介】は1ページ目にあります。
切り花に使える植物の紹介2ページ目
●あ行
アイリス属(アヤメ属)



学名:Iris
生活形:多年草
開花:4月~6月※一部の品種は10~12月にも二期咲きする
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
主な原種:ドイツアヤメ/ハナショウブ/アヤメなど
用途:カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アイリスの花はサイズが15cmに達して巨大な事もあり、強い存在感で見る人を魅了します。また花の形は原種・品種で違いますが鳥が羽ばたいてるような優雅な見た目をしている所も魅力です。球根植物になり、球根が増える事で群生をつくります。花茎・葉ともに真っ直ぐと上に伸びるため整然としていて、洗練された雰囲気をつくる所も魅力です。また開花した花は切り花として楽しむ事も出来て、花がらを摘むことで2番花を楽しむことも出来ます。
アカシア属



学名: Acacia
生活形:常緑高木
開花:2月~4月※一部の種と品種は四季咲き
花色:黄色
葉色:緑・白緑・青緑・紫・白
樹形:単幹・株立ち
樹高:約300~1600cm※種によって変わる
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・根元割り・延命剤
主な原種:ギンヨウアカシア/フサアカシア/アカシア・デアネイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アカシアは種や品種で魅力的な部分や用途が変わりますが、一般的には、豪華な花や美しい葉を観賞したり、切り花などの花材として利用するために栽培される植物です。アカシアの花は球形の頭花が円錐状に高密度に集まるためボリュームよく豪華な花房になります。そのため、開花期に見られる花姿は非常に豪華で、また収穫後に花が乾燥しても型崩れや色褪せが殆どないためフラワーアレンジメントに重宝されます。また葉は羽状に細かく分裂しているため、レース模様をみてるような繊細なお洒落さがあり、幾つかの品種では白色・紫色の葉色があるためカラーリーフとして楽しむ事ができます。葉は花と同様に乾燥しても型崩れや色褪せがほとんどありません。そのため、葉をメインにするアカシアでもフラワーアレンジメントに利用する事が出来ます。
アガパンサス属



学名:Agapanthus
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:青・紫・白
葉色:緑・白
草丈:30~100cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
主な原種:ムラサキクンシラン/プラエコクス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガパンサスは花が球形に集まり、大きさが約15cmの巨大な花房をつくります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また剣のような概形をした葉にも魅力があり、葉は直立した後に湾曲して広がるため、優雅さを演出したり、また幾つかの品種では葉の色が白色をしてるため明るさと上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめたりします。アガパンサスは球根植物で、球根が増えると群生をつくります。そのため、地被植物として利用する事も可能です。
アカンサス属



学名:Acanthus
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:緑・紫・赤紫・桃・白
葉色:緑・白
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型・直立型
日持ち:3日~5日
水揚げ:水切り
主な原種:スピノサス/バルカニクス/モリス 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アカンサスは、一般的に古典主義建築の装飾を想像させる深い切れ込みの入るお洒落な葉や、垂直に伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培されます。葉は古代ギリシアの建築物や装飾などのモデルとして利用されていることから、ギリシャ庭園などの古典的なお庭を演出するのにおすすめです。また開花期には花茎が長く伸びて、豪華な花穂をつけるため、お庭の中に立体感を作り出したり、豪華な花がラグジュアリーな雰囲気をつくりだします。また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
アキレア属



学名:Achillea
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
主な原種:ミレフォニウム/プタルミカ/フィリペンデュリナ
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アキレアは小さな花がドーム状に密集して咲く豪華な花房が魅力の植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に直立茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢で繊細な見た目をしていますが、倒伏することなく頂部に平面状・半球状の大きな花房をつけます。そのため、株の上部と下部で非常にアンバランスな見た目をしていますが、それが洗練された美しさとなり、アキレアの花の魅力をいっそう引き出しています。また葉は羽状に細かく分かれ、レース模様のような上品な見た目をしているため、花との相性が抜群によく、アキレアはエレガントな雰囲気のお庭によく合う植物となるでしょう。
アゲラタム属



学名:Ageratum
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:30~100cm
草姿:直立型・分枝型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:ホウストニアナム/カッコウアザミ
用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アゲラタムは春から晩秋頃までと開花期間が長いことから一度植え付けて適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。花は頭花が茎頂部に半球状に密集するため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また頭花からは雌蕊が突出しているため綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気も感じさせる植物です。また種から簡単に増やせるため、毛氈花壇としてお庭の中に植物でイラストや模様を描くのに利用されたり、花壇の縁に苗を並べて縁どりとして利用されたり、花を収穫して切り花として利用されることもあります。
アザミ属



学名:Cirsium
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・白
草丈:約50~100cm
草姿:直立型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
主な原種:ノアザミ/フジアザミ/リブラレ
用途:背が高い花/カラーリーフ/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アザミは日本が原産で野原や道端などに自生している植物です。葉は羽状に深く裂け、縁部分に鋭い棘を持っているため近寄り難い見た目をしていますが、開花期には花冠から糸状の雄蕊・雌蕊を突出させる、ふわふわとした柔らかな花姿が楽しめたりもします。花は蜜源として蝶々などの昆虫を引き寄せるためビオトープやバタフライガーデンなどで利用されたり、また茶花(切り花)として利用されたりします。花の色も多彩なため好みの色の品種を選ぶ事が出来たり、また幾つかの品種では葉の中に班が入るものもあるためカラーリーフとして楽しめるアザミもあります。
アジサイ属(ハイドランジア属)





学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り・燃焼・深水
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アスター属



学名:Aster
生活形:多年草
開花:4月~6月※ミヤマヨメナの開花期
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:叢生型
水揚げ:水切り
草丈:約20~50cm
主な原種:ミヤマヨメナ/アルペンアスター/イタリアンアスター 等
用途:切り花/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスターは、細く華奢な茎が垂直に伸びて、頂部に可憐なキク科の花(頭花)の花を咲かせる、楚々とした雰囲気を感じさせる魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は基本的に直立茎で垂直に伸びるため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、頂部に可愛い花を咲かせる事から、日本人好みの可憐な雰囲気を感じさせる植物となります。また耐陰性が優れているため日陰のお庭を花で彩る事も出来て、花を収穫すれば切り花として利用出来る所も魅力となります。さらに、花の色も豊富にあるため、紫・青の花を上品なお庭などに取り入れたり、桃の花を可愛い雰囲気のお庭などに取り入れるとよいかもしれません。
アスチルベ属



学名:astilbe
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑・黄・黒
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼・延命剤
主な原種:アレンジー/シネンシス/ヒトツバショウマ 等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスチルベは綿菓子を思わせるふわふわとした花が魅力的な植物です。そのため、基本的にお庭の中で花を鑑賞したり、花を収穫して切り花やフラワーアレンジメントとして利用する目的地で栽培されます。アスチルベの草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は90cm程度まで真っ直ぐ上に伸びて高さを出すため、お庭の中に立体感などを出すこともできるでしょう。また耐陰性もあるため、植物が育ちにくい日陰のお庭を花で彩る事が出来る所も魅力となります。
アストランティア属



学名:Astrantia
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・紫・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:マヨール/マキシマ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アストランティアは、宝飾品を想像させるような美しい花と、楓の葉を思わせる美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、下部に葉が集まる傾向があります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が殆どなくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。アストランティアの花は、ブローチを思わせるた目をしており、中央に集まる小さな花が、光で輝き宝石のように見えることがあります。そのため、お庭で栽培すると高級感あるラグジュアリーな雰囲気を空間に添えることが出来たり、また花を収穫してお部屋に飾れば宝石を見てるような気分にさせてれるでしょう。※ただし、アストランティアの切り花は水揚げを行わないと直ぐに茎や花が萎れてしまうため、水揚げを手順通りしっかり行いましょう。
アネモネ属



学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アブラナ属



学名:Brassica
生活形:一年草/多年草
開花:3月~5月
花色:黄
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・青・白・黒・灰
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・ロゼット型
日持ち:約9~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ハボタン/カラシナ/アブラナ 等
用途:カラーリーフ/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アブラナ属は約30種を含む属であり、形態の異なる様々な種と品種が栽培されていますが、園芸では一般的に美しい葉を鑑賞する目的でハボタン(Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)が栽培されています。ハボタンは、冬を代表する植物の一つになり、バラの花を思わせるような優雅な葉姿や、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されます。ハボタンはコンパクトに成長して、多彩な葉色があるため、寄せ植えに活用されたり、毛氈花壇に活用されており、また茎が長く伸びる品種では切り花にして楽しまれることもあります。
アマドコロ属



学名:Polygonatum
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約3~7日
水揚げ:水切り
主な原種:ナルコラン/ナルコユリ
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマドコロは、一般的にすずらんを思わせる花を楽しむ目的、根茎・若芽を食用として利用する目的、また幾つかの品種では葉の中に白色・黄色の班が入るため、カラーリーフとしてたのしむ目的で栽培されています。
アマランサス属



学名:Amaranthus
生活形:一年草
開花:7月~10月
花色:赤・黄
葉色:緑・黄・桃・赤・紫・黒
草丈:約30~250cm
草姿:直立型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:スギモリケイトウ/ハゲイトウ/ヒモゲイトウ
用途:背が高い花/カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマランサスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、美しい花や葉を観賞する目的、または茎・葉・種子を食用として利用する目的で栽培される植物です。例えば、ハゲイトウは夏の終わり頃から葉の色が緑色・紫色・黄色・赤色・桃色といった鮮やかな色に変化するため、カラフルなカラーリーフとして楽しめます。一方でスギモリケイトウやヒモゲイトウなどは花をメインに楽しまれる事が多く、花を収穫してフラワーアレンジメントなどでも楽しむことができます。
アマリリス属



学名:Amaryllis/Hippeastrum
生活形:多年草
開花:4月~7月※休眠させる事で開花時期を制御できる
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
主な原種:ベラドンナリリー/パピリオ/レティキュラータム 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマリリスは、球根の植付けから6~8週間程度で花が開花します。花は巨大で直径10~20cm程度になり、寸胴な茎の頂部に2~6個の花をつけます。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花は収穫して切り花として楽しむ事ができます。
アリウム属





学名:Allium
生活形:多年草
開花:5月~7月/6月~8月
花色:桃・青・紫・茶・白・銀
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ギガンテウム/クリストフィ/シクラム 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリウムは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、垂直に長く伸びる花茎の先に、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花のサイズは最大30cmになり、基本的に綺麗な球形になります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 花の色は多様なため好みで花色を選べますが、植物の世界では珍しい綺麗な青花や、ラメを塗ったような銀色の花を咲かせるアリウム・クリストフィなどは、アリウムを育てるなら一見する価値があるでしょう。また開花した花は収穫して切り花として楽しむ事もできます。
アルストロメリア属



学名:Alstroemeria
生活形:多年草
開花:4月~7月※一部の品種は5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ユリズイセン/バーシカラー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルストロメリアの草姿は叢生型、地面下にある根茎または塊茎が成長に伴ってゆっくり広がりながら、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期はふつう4月~7月ですが、一部の品種は四季咲きで5月~11月の範囲で長く開花します。そのため、花を長く楽しみたい人にもおすすめできる植物です。花の形はユリに似ており上品な見た目をしています。また花は茎の頂部に複数集まり咲くため豪華な花姿が楽しめる所も魅力です。花の色は色が鮮やかで多彩です。また花の中には独特なスポットが入るため、どこか南国のような雰囲気も感じさせます。そのため、トロピカルな雰囲気のお庭などによく合うでしょう。また開花した花を収穫して切り花としてたのしむ事も可能です。
アルメリア属

学名:Armeria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約30cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約3日~10日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ハマカンザシ/シュードアルメリア/アルピナ
用途:グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルメリアは簪を思わせるような、可愛らしい花が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に花茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。園芸では、乾燥に強いためロックガーデンやゼリスケープなどに利用されることも多い、また開花した花は収穫して切り花としても利用できます。
アンスリウム属



学名:Anthurium
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白・赤・赤茶
草丈:約30~40cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り・浅水・延命剤
主な原種:アンドレアナム/セリゼリアナム/クラリネルビウム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンスリウムは、種や品種で形態が変わり栽培目的も違います。例えば、フラミンゴフラワー系は写真にあるような美しい花(苞)が魅力的な植物になり、理想的な環境ではほとんど周年咲いて、花を収穫して切り花に利用されたりもします。一方で、ベルベットリーフアンスリウム系は葉が魅力的な植物になり、巨大な葉や美しい葉色をもっている品種などがあります。アンスリウムの花は、光沢があり宝飾品をみているような高級感があるためラグジュアリーな雰囲気のお庭や部屋によくあい、また南国を想像させるためトロピカルなお庭や部屋にもよく合うでしょう。
エキナセア属



学名:Echinacea
生活形:多年草
開花:5月~10月※6月~8月に最も多く花が咲く
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:50~120cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水切り
主な原種:パープレア/パラドクサ/ホソババレンギク 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
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備考:エキナセアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には花の中央部で球状に盛り上がる筒状花と、垂れ下がる舌状花のコントラストが、ユニークでかわいい印象を与える植物となります。開花時期は5月~10月頃、開花の長さは品種差があり、分枝力が高いエキナセアほど長く花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい場合は、分枝力の高い種や品種を選ぶのが大切です。花はサイズが約5~15cmと大きくて、形や色も多用です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。草姿は叢生型、地面下にある根茎が成長に伴い広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。生育旺盛で茎を出す品種ほど花をよく咲かせるため、沢山の花を楽しみたい場合は、この点も踏まえて品種選びをすることも大切になってくるでしょう。
エキノプス属(ヒゴタイ属)



学名:Echinops
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:分枝型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り
主な原種:ルリタマアザミ/バンナチカス/ヒゴタイ
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
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備考:エキノプスは植物の世界では珍しい青色の、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られる植物です。開花した花は、そのまま植物上で楽しまれる他、収穫して切り花やフラワーアレンジメントなどに利用されることもあります。
エリカ属



学名:Erica
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:11月~4月(淡雪エリカ)
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・茶
樹高:約50~100cm(淡雪エリカ)
樹形:分枝型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り
主な原種:淡雪エリカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリカは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的にはウィンターガーデンを彩る数少ない花の一つとして活用され、スズランを想像させるような壺形の可愛い花を咲かせる事で知られる植物です。開花期間も冬から春頃まで、長く咲くものが多いため、長期間楽しめる所も魅力の一つになるでしょう。樹形は分枝型になり、基部付近での分枝が多く、側枝は直立に伸びる傾向があります。そのため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、寄せ植え素材として利用されることもあります。またいくつかの品種では葉の色が黄色をしてることもあるため、カラーリーフとして楽しまれることもあるようです。
エリンジウム属



学名:Eryngium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:緑・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~100cm
草姿:分枝型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:マツカサアザミ/ザベリー/ギガンテウム 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
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備考:エリンジウムは、ヨーロッパの貴族が首元に巻いていた襞襟を想像させるような、お洒落な花を咲かせる植物です。開花した花は、そのまま植物上で楽しまれる他、収穫して切り花やフラワーアレンジメントなどに利用されることもあります。
エレムルス属


学名:Eremurus
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約150~300cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:ロブスタス 等
用途:背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エレムルスは、開花期になると花茎を300cm程度まで垂直に伸ばし、ボトルブラシを想像させるような長さ100cm程度の花穂をつけます。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる豪華さがあります。また花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
オーニソガラム属



学名:Ornithogalum
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:橙・黄・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り
主な原種:オオアマナ/ダビウム
用途:切り花/球根植物/ロックガーデン
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備考:オーニソガラムは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくり、美しい花を咲かせます。開花時期は概ね春頃になり、黄色・橙色・黒色・白色の花を咲かせます。
オキシペタラム属



学名:Oxypetalum
生活形:多年草/亜低木
開花:5月~10月
花色:青・桃・白
葉色:緑・白緑
草丈:約50~100cm
草姿:ツル型・直立型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼・延命剤・エチレンの感受性が高い
主な原種:カエルレウム 等
用途:開花期間長い/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー
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備考:オキシペタラムは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特に、オキシペタラム・カエルレウムは花や葉がフェルト生地のように柔らかで、パステル調の柔らかな色合いをしており、ふわふわとしたメルヘンチックな印象を感じさせるため、かわいい植物として人気です。草姿はツル型または直立型になり、茎はやや柔軟なため、支えにする他物がない場合は成長するに従い湾曲しながら倒れる傾向があります。そのため、ツル植物として誘引して育てられることもあります。また花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やフラワーアレンジメントの花材としてお部屋などで楽しむ事も可能です。※切り花として利用する場合は切り口から出てくる白色の樹液に触れないようにして、また樹液を洗い流して切り口を塞がないように工夫する事が大切になります。
オダマキ属



学名:Aquilegia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約3~5日
水揚げ:水切り
主な原種:セイヨウオダマキ/カエルレア/カナディンシス
用途:切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オダマキは種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、女性のドレスを見てるような美しい花姿、地面を覆うように広がるお洒落な葉を楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎・根生葉を伸ばして群生をつくります。根生葉は地面を覆うように広がり、また葉は天狗の団扇のような見た目でお洒落なため上品な地被植物として働きます。花は基本的に俯くように下向きに咲き、萼片が外側で花弁状に広がり、花弁が内側で筒状になっています。そのため、花姿はお洒落なドレスを見てるような優雅さがあり、お庭で栽培すればエレガントさを添える植物となります。
オトギリソウ属



学名:Hypericum
生活形:半常緑低木
開花:5月~7月
果期:6月~9月
花色:黄
葉色:緑
樹高:約30~150cm
樹形:叢生型・匍匐型
日持ち:約10日
水揚げ:水切り
主な原種:キンシバイ/セイヨウキンシバイ/イノドルム
用途:グランドカバー/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オトギリソウは種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的に鮮やかな黄花や、花後に見られる可愛らしい果実を鑑賞する目的地で栽培されています。樹形はオトギリソウの中の種で差異があり、叢生型または匍匐型になります。叢生型の種では、細い側枝が多くブッシュになるため自然風の生垣に利用されることがあります。また匍匐型の種であれば、地被植物として利用されます。花後にできる果実は枝物として収穫して、切り花またはフラワーアレンジメントの素材として利用できます。
オランダカイウ属



学名:Zantedeschia
生活形:多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・茶・白色・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約10日
水揚げ:水切り・浅水
主な原種:オランダカイウ/モモイロカイウ/シラボシカイウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オランダカイウは別名で「カラー」呼ばれている植物になり、一般的に色紙をロール状に巻いたようなお洒落な花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下に根茎または塊茎があり成長に伴い広がりながら、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。花はサトイモ科でよく見られる肉穂花序になり、肉穂花序を仏炎苞がロール状に囲っています。仏炎苞はその外観からギフトを包む包装紙のような見た目をしており、色が非常に多様です。そのため、高級感を感じさせてラグジュアリーな印象を与えます。また開花した花は、切り花やフラワーアレンジメントなど幅広く活用出来る所も魅力となります。
●か行
ガーベラ属



学名:Gerbera
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:ロゼット型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤・漂白剤
主な原種:ヤメソニー 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガーベラは、地際でロゼットを形成しながら、開花期に花茎を垂直に長く伸ばして、大きな花を咲かせる事で知られている植物です。草姿はロゼット型で、株はロゼットを形成しながら、根茎を短く伸ばして別の株をつくり叢生します。理想的な環境では周年開花し、一般的には4月~11月頃に花を咲かせます。花はサイズが約7~12cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲きと多様で色も多彩にあるため、豊富な選択肢の中から好みの品種が選べるという点も大きな魅力の一つと言えるでしょう。また開花した花は、切り花やフラワーアレンジメントなど幅広く活用出来る所も魅力となります。
カスミソウ属




学名:Gypsophila
生活形:一年草・多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:分枝型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤・エチレンの感受性が高い
主な原種:エレガンス/宿根カスミソウ/ヌカイトナデシコ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カスミソウは種や品種により形態に差異が見られますが、一般的には、直径数ミリの小さな花がふんわりと疎らに集まって咲く、ボリュームのよい花姿が魅力の植物となります。茎は細く華奢で、花序の中には葉がなくて小さな苞しかつかないため花の姿が際立ちます。また茎の節間が長くて花どうしが離れて咲くため、花姿はボリューム感がありながら、空気を含んだような柔らかな見た目をしています。そのため、開花期には霞を見てるような幻想的な雰囲気を添える事ができます。また花は収穫すれば様々な用途に使えます。例えば、切り花やドライフラワーとして利用したり、花を様々な色に着色してプリザーブドフラワーとして楽しんだり、フラワーアレンジメントにして主役の花材を引き立てる名脇役として働かせたり、結婚式のブーケに利用されたりします。
ガマズミ属(ビバーナム属)



学名:Viburnum
生活形:落葉低木/常緑低木/常緑小高木
開花:
花色:白・黄・桃
葉色:緑・黄・白・茶
樹形:分枝型・株立ち
樹高:
日持ち:約7日
水揚げ:根元割り・湯揚げ・深水
主な原種:ヤブデマリ/マクロセファラム/サンゴジュ
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガマズミは、属の中に約204種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて園芸でも栽培されています。例えば、ヤブデマリは側枝が水平に広がるため枝が層状に重なった独特な樹形となり、アジサイを思わせるような美しい花を咲かせる事から庭木として栽培されたりします。またサンゴジュは分枝が多く側枝が密にでて、剪定にも強い事から生垣として利用される事も多くあり、美しい花や珊瑚を思わせるような果実も鑑賞価値が高く人気の木です。その他にも、花や果実の鑑賞価値が高いトキワガマズミや、アジサイを思わせる大きな花房を沢山咲かせるビバーナム・マクロセファラムなど様々なガマズミの種と品種が栽培されています。
カラマツソウ(タリクトラム属)



学名:Thalictrum
生活形:多年草
開花:5月~7月※アクイレギフォリウムの開花期
花色:桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日
水揚げ:水切り
主な原種:アクイレギフォリウム/オオシキンカラマツ/キバナカラマツソウ 等
用途:背が高い花/切り花//日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラマツソウは、属の中に約211種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい花や羽状に分裂する葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎または塊茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。 花は小さいながら多数集まり咲くため、 ボリューム感がありながら、空気を含む綿のような柔らかな見た目の花姿をしています。葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉は丸みを帯びる外観をしています。そのため、可愛らしさと洗練された見た目を兼ね備えるファンシーリーフとして楽しめる植物です。また耐陰性も高いため日陰の庭で利用する事も可能です。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)





学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
キク属





学名:Chrysanthemum
生活形:多年草
開花:10月~11月
開花(夏菊):5月~6月/7月~8月
開花(寒菊):12月~2月
開花(二度咲き菊):6月・10月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
日持ち:約7日~14日
水揚げ:水折り・延命剤
主な原種:イエギク/ノジギク 等
用途:枝垂れる植物/切り花/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キクは日本で古くから栽培されており、特に江戸時代では盛んに品種改良が行われて地域特有の古典菊が多数生み出されました。また海外に渡ったキクも独自の発展を遂げており日本では洋菊として親しまれています。草姿は一般的に直立型ですが分枝型になる事もあり、また栽培中は摘芯で分枝を促して様々な形に仕立てられることもあります。キクの花は一般的に秋に開花します。ただし、品種改良が進んだことで夏頃に花が咲く「夏菊」や冬に咲く「冬菊」や初夏と秋に花を咲かせる「二度咲き菊」などもあります。そのため、それぞれの菊を準備して育てる事で一年を通してキクの花を楽しむことも出来ます。キクは花のサイズ・形・色が非常に多様にあります。そのため豊富な選択肢の中から好みの品種が選びたのしむことができます。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。キクの切り花はエチレンに強い耐性があり、花持ちがよいため、エチレンの含まれる線香の煙が漂う仏花としての人気が高いです。
キツネノマゴ属



学名:Justicia
生活形:多年草/常緑低木
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:分枝型
日持ち:約7日
水揚げ:水折り
主な原種:コエビソウ
用途:開花期間長い/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キツネノマゴは属の中に約913種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コエビソウは理想的な環境では花が周年咲くため、花を長く楽しみたい人に好まれており、花を保護する苞が鱗状に重なる事で、海老を想像させるような外観をしています。そのため、ユニークな花が好きな人に人気の高い植物です。また、サンゴバナは花が上を向いて穂状に咲くため、王冠や羽飾りに例えられるユニークな花姿をしており、春から秋にかけて長く開花を楽しめる所が魅力となります。
キンギョソウ属



学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
日持ち:約5日~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
キンセンカ属



学名:Calendula
生活形:多年草・一年草
開花:12月~6月
花色:桃・黄・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~80cm
草姿:直立型・分枝型
日持ち:約5~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ
主な原種:オフィキナリス/ヒメキンセンカ
用途:開花期間長い/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンセンカは、一般的に3月~5月が花の最盛期になりますが、夏に種を蒔けば12月頃から花が楽しめます。草姿は直立型または分枝型、茎の頂部で花を咲かせると、下部で分枝が進み、次の花が咲きます。花はスパイシーな香りがあり、収穫してエディブルフラワーとしてサラダなどに添える事で彩りと風味が楽しめます。また切り花としてお部屋に飾り楽しむ事もできます。
クチナシ属



学名:Gardenia
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は6月~7月
花色:白・黄
葉色:緑
樹高:約30~300cm
樹形:分枝型
日持ち:約3日
水揚げ:燃焼
主な原種:ジャスミノイデス/タイテンシス
用途:生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クチナシは、花にココナッツやジャスミンを思わせる強い香りがあり、ジャスミンよりも大きく華やかな花を咲かせる植物です。クチナシの樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状になるため、庭木として栽培される他に、生垣としても利用されます。日本での一般的な開花は6月~7月であり、また理想的な環境では花が周年咲きます。花のサイズは時に10cmに達する事があり、花の形は一重咲きの他、薔薇のような花のような豪華な八重咲きの花も咲かせます。さらに、花は開花すると数メートル先までココナッツやジャスミンを思わせる強い香りを漂わせます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えてリラックスしながら香りを楽しんだり、花を収穫して切り花として部屋の中で香りを楽しんだりする事もできるでしょう。
グラジオラス属



学名:Gladiolus
生活形:多年草
開花(春咲き):6月~9月
開花(夏咲き):6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約30~180cm
草姿:叢生型
日持ち:約3~10日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:アシダンセラ/オポシティフロールス/ダレニー 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グラジオラスは、大きく存在感のある豪華な花が、茎の下から上に向かって高密度に咲き続けて、豪華な花姿を作り出す植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠のあける春に地上から茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り上に向かい花を高密度に咲かせ続けるため花穂は長くなる傾向があります。また個々の花のサイズも約6~14cm以上と巨大で強い存在感があり、さらに花の形は一重咲きから八重咲きまであるため非常に豪華な花姿となります。花の色も豊富なため、ピンクであれば可愛いお庭に、紫色であればエレガントなお庭というように、好みに合わせて品種選びをするとよいでしょう。開花した花はお庭の中で楽しむことも出来ます。草丈が30~180cm程度になるため、花壇の中に高さと立体感を出すことが出来るでしょう。また花は収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
クラスペディア属



学名:Pycnosorus
同義語:craspedia
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:黄
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り
主な原種:グロボーサ/グラウカ 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クラスペディアは、垂直に長く伸びる茎の先に、ゴルフボールを想像させるような球形の花を咲かせる事で知られています。草姿は叢生型、地上に茎と根生葉を何本も伸ばして群生をつくりますが、短命であるためそれほど広がりません。花のサイズは最大1~3.5cmになり、基本的に綺麗な球形になり、鮮やかな黄色です。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾る事もできます。基本的に花は乾燥しても、型崩れや色褪せがほとんどないため、ドライにした後にフラワーアレンジメントによく利用されます。
クリスマスローズ(ヘレボロス属)



学名:Helleborus
生活形:多年草
開花(ハイブリッド):2月~4月
開花(ニゲル):12月~2月
花色:桃・橙・黄・緑・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
日持ち:約7~14日
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼
主な原種:ニゲル/レンテンローズ/オドルス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/香りが良い/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クリスマスローズ(ヘレボロス)は、花の形が薔薇のように豪華な一方で、地面の方を向くように俯き咲くため、可憐な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型になり、葉が地面を覆うように広がるため、開花期以外は地被植物として利用できます。また葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしています。そのため、開花期以外も上品なお庭を彩るファンシーリーフとなります。さらに、品種を選べば葉の中に黄色・白色の班が入るものもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花期はニゲル種では12月~2月、ハイブリッド種は2月~4月になります。花はサイズが約5~10cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。切り花として利用する場合は、茎がしっかりしているものを選んで収穫すれば14日程度の日持ちがあります。クリスマスローズは基本的に耐陰性が高い植物です。そのため、日陰の庭で活用される数少ない植物の一つとなります。
グロリオサ属



学名:Gloriosa
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:赤・黄・橙・桃
葉色:緑
草丈:約200cm
草姿:ツル型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・燃焼・延命剤
主な原種:スペルバ 等
用途:ツル植物/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グロリオサは、炎の揺らめきを想像させるユニークな花の形と、鮮やかな赤色と黄色の複色の花色が特徴の植物です。草姿はツル型になり、他物に巻きひげを絡めさせて自らを支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材を準備して栽培されます。花は下向きに開花して、6枚の花被片が上側に反り返り、弁縁部分が波打ち、色が赤色と黄色の複色となります。その花姿は炎の揺らめきのような独特な外観を呈するため、変わった花やかっこいい花を好きな人に好まれる植物です。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。注意する点は、グロリオサには有毒なアルカロイド(コルヒチン/グロリオシン)が高レベルで含まれている所です。特に、地面下にある球茎が山芋に似ているため、誤飲して死亡する事故も多数報告されています、栽培する際は絶対に摂取しないよう厳重な注意が必要となります。
ケイトウ属(セロシア属)



学名:Celosia
生活形:一年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑・暗紫・赤紫
草丈:約30~100cm
草姿:直立型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り延命剤
主な原種:ノゲイトウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケイトウは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸ではケイトウ(Celosia argentea)と、その変種と品種が栽培されています。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~11月の範囲で長く咲きます。花の形にはトサカケイトウ、フサゲイトウ、ヤリゲイトウの3パターンがある。例えば、トサカケイトウは花の形状が扇状または脳状になって細かく波打っており、花房がしっかりとしているため切り花やアレンジメントで重宝される。またフサゲイトウは花房の形がふさふさとした羽毛状で、炎が燃え上がるようにも見えるためボリューム感のある豪華な花姿をしている。そして、ヤリゲイトウは非常に多花性で次々と槍形の花を咲かせます。また開花した花は、切り花の他、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなど様々な用途で利用されておりケイトウは人気の高い植物になります。
ゲッカコウ属


学名:Polianthes
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
日持ち:約7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:チューベローズ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲッカコウは属の中に約23種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にチューベローズが人気で、よく栽培されています。チューベローズ(Polianthes tuberosa)は、夜になるとイランイランノキを思わせる甘く濃厚なエキゾチックな香りを漂わせる事で知られています。草姿は叢生型、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。花は百合の花を思わせるような上品な見た目をしており、蝋質で独特な光沢を持っています。そのため、宝飾品をみてるようなラグジュアリーな印象を感じさせます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
ケマンソウ属



学名:Lamprocapnos
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・燃焼
主な原種:タイツリソウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケマンソウは、茎が途中で弧状にしなやかに湾曲して広がり、ハート型の可愛い花を連ねて咲かせる、非常に可愛い花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎はしなやかに湾曲して広がりながら花を咲かせるため、お庭で栽培すると優雅な雰囲気を空間に添えることができます。花には花弁が4個あり、2枚の外側の花弁が袋状になり、ハートを形づくっています。そのため、この植物は恋心をテーマにするようなロマンチックなお庭にピッタリな植物となります。また、葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は黄色をしてるため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
コスモス属



学名:Cosmos
生活形:一年草/多年草
開花(秋咲きコスモス):9月~10月
開花(春咲きコスモス):6月~10月
開花(チョコレートコスモス):5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・赤茶・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・叢生型
日持ち:約7~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・ 浅水
主な原種:コスモス/キバナコスモス/チョコレートコスモス 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コスモスは属の中に約35種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コスモス(Cosmos bipinnatus)は、茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズが5~10cmと大きく華やかな見た目をしています。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、コスモスの洗練された美しさとなり、花の魅力をいっそう引き出しています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。また、チョコレートコスモスは多年草タイプのコスモスとなります。チョコレートを思わせる花の色と香りが特徴になり、開花期間が5月~11月と長い点も魅力になります。
●さ行
サルビア属





学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型
日持ち:約3日
水揚げ:水切り
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
ジギタリス属



学名:Digitalis
生活形:二年草/多年草
開花:5月~8月※分枝が多いジギタリスは開花が長くなる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:ロゼット型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り
主な原種:プルプレア/パルビフローラ/ヴァリニー 等
用途:背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジギタリスは、開花期になると花茎を約100~200cm程度まで垂直に伸ばし、大きな花を高密度に連ねる豪華な花穂を咲かせる事で知られる植物です。豪華な花を咲かせるため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる華やかさがあります。ただし、個々の花の形が筒状で無数に穴が空いてるようにも見えるため、人によっては集合体恐怖症を想起させる事もありそうです。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・茶・白と多様にありどれも素敵ですが、特にジギタリスは茶色系の花がアンティークな雰囲気を醸し出しおすすめになります。またジギタリスはお庭の中で高さや立体感を出す花として役立ちますが、花を収穫すれば豪華な切り花としてお部屋に飾る事もできます。
ジニア属



学名:Zinnia
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り・深水・延命剤
主な原種:エレガンス
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
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備考:ジニアは、種から簡単に沢山の苗を作れたり、初心者でも簡単に育てられたり、開花期間も長かったり、多彩な花の形と色があったりして、おすすめポイントが多く人気の高い園芸植物となります。草姿は直立型・分枝型・匍匐型などがあり、種や品種により変化します。そのため、直立型であれば花壇の中で高さを出したい時や切り花を取りたい時に選んだり、また匍匐型であれば地被植物として利用したい時などに選んで利用するとよいでしょう。花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲き・ダリア咲き・ポンポン咲き・カクタス咲き・アネモネ咲き・ビーハイブ咲きと非常に多様です。また花の色も赤・桃・黄・橙・紫・緑・白と多彩なため、好みに合わせて品種を選び楽しむことができます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾るのもよいでしょう。
シモツケ属



学名:Spiraea
生活形:落葉低木/半常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・橙
樹高:約100~200cm
樹形:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:根元割り・根元叩き・深水
主な原種:シモツケ/コデマリ/ユキヤナギ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シモツケは属の中に約110種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シモツケ(Spiraea japonica)は小さな花が半球状に高密度に集まりボリューム感のある花が咲きます。また花の色も他のシモツケ属の種と比べて赤・桃・白と多様です。葉の色も緑の他に、赤や黄などもあるためカラーリーフとして楽しめたり、樹形は叢生型で分枝が多いため花木の他、自然風の生垣として活用されることがあります。またユキヤナギ(Spiraea thunbergii)は樹形が叢生型で、枝が途中でしなやかに湾曲しながら外側へと広がるため優雅な外観となります。さらに開花期になると、枝を覆うように白花が咲き誇り株を覆い尽くすため、美しい景観として楽しめます。この他にも、シモツケ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
シラー属



学名:Scilla
生活形:多年草
開花:4月~6月(オオツルボ)
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~40cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約7日~10日
水揚げ:水切り
主な原種:オオツルボ/シラー・シベリカ/ツルボ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シラー(Scilla)は属の中に約87種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、オオツルボ(Scilla peruviana)は、花が円錐形に集まり、茎の下から順に開花していきます。そのため、外側に開花した花が集まり、内側に蕾が集まる傾向にあります。花の色は紫・青・白の範囲であり、一般的に蕾の方が色が濃い傾向となるため、花房を上から見ると円環状の美しい模様が浮かびます。一方で、シラー・シベリカ(Scilla siberica)は、花の形が鐘形をしていて、俯くように開花します。そのため、可憐な雰囲気があり、また青色(紫色)の花色が気品と落ち着いた雰囲気を空間に添えます。
シレネ属



学名:Silene
生活形:多年草
開花:5月~8月(スイセンノウ)
花色:赤・桃・橙・茶・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm(スイセンノウ)
草姿:分枝型・匍匐型・叢生型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:ユニフローラ/スイセンノウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シレネ属は約907種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)は草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物や、ハンギング仕立てに利用出来ます。また葉が多肉質で「ぷにっ」としてるため可愛らしさがあり、いくつかの品種は葉の色が緑色の他に、白色やクリーム色の葉色をもつ品種もあるため、カラーリーフとしてお庭の中に柔らかさや明るさを添えることが出来ます。一方で、スイセンノウ(silene coronaria)は草姿が分枝型になり高さ30~90cmに成長します。茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色です。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせます。また、これらの茎の色は、赤・桃・白の花との組み合わせにより、一層魅力が引き立ちます。例えば、桃花であればシルバーの宝飾品の中にピンクダイヤモンドが煌めいてるようなラグジュアリー感と可愛らしさがあり、また赤花であればシルバーとルビーが織り成すような派手で豪華なラグジュアリー感を演出できます。この他にも、シレネ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
スイートピー(レンリソウ属)



学名:Lathyrus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~6月/6月~7月(春撒き)
開花(宿根スイートピー):6月~8月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~240cm
草姿:ツル型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤
主な原種:スイートピー/宿根スイートピー/キバナノレンリソウ 等
用途:ツル植物/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイートピーは蝶々を思わせる可愛らしい花が穂状に連なり、優美な花姿をつくる植物です。花には甘く繊細な香りがあるため、一般的に芳香性の花として楽しまれますが、多年草である宿根スイートピーには香りがないため注意が必要です。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫して切り花としてお部屋で楽しむ事も出来ます。草姿はツル型、他物に巻きひげを絡めて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材に誘引して栽培されます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
日持ち:約3~5日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤・エチレンの感受性が高い
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スズラン属



学名:Convallaria
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:白・桃
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:スズラン/ドイツスズラン/ロゼア
用途:切り花/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スズランは、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を穂状に連ねて下向きに咲かせる花姿をしています。そのため、可愛らしさの中に可憐さを感じさせる花姿が楽しめる植物です。また花には若草のような甘く繊細な香りがある事から、バラやジャスミンと並び三大フローラルの一つとして数えられており、芳香を楽しむ目的でも栽培されることがあります。さらに開花した花を収穫して切り花にすれば、お部屋の中でもスズランの心地よい香りが楽しめるでしょう。ただし、栽培する際にはスズランの有毒性に注意する必要がありません。基本的に全草が有毒であり、スズランを挿した花瓶の水も毒で汚染されます。間違えて摂取すると嘔吐・頭痛・目眩・血圧低下・心臓麻痺などを引き起こす可能性があり、最悪の場合は死に至ります。そのため、小さな子供やペットのいる家庭ではスズランの扱いに注意が必要になるでしょう。
スターチス(リモニウム属)



学名:Limonium
旧属名:Statice
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:青・紫・桃・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:ロゼット型 等
日持ち:10日以上
水揚げ:水切り
主な原種:ハナハマサジ/ラティフォリウム
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:旧スターチス(リモニウム属)は約605種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはスターチス(Limonium sinuatum)が広く栽培されています。スターチスは切り花やドライフラワーにした時に日持ちが抜群によいため、花材にする目的で栽培されることが多い植物です。花を構成する花被片は萼片が最も華やかで長持ちするため、鑑賞価値が高く、色も青・紫・桃・黄・白と多様です。一方で、花弁は萼片に隠れるように開花して散るのも早いため、あまり鑑賞価値はありません。また葉が基部に集まり、茎葉がないため、茎のシルエットが際立ち、また花の美しさが強調される所も魅力の一つとなります。
ストケシア属



学名:Stokesia
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:紫・青・桃・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:ラエビス 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストケシアは一般的に上品な花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花から突出する糸状の雌蕊が柔らかな雰囲気を添えています。また花の色が紫・青・桃・白と多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
日持ち:約5日~10日
水揚げ:水切り・湯揚げ・延命剤・エチレンの感受性が高い
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
スノードロップ(ガランサス属)

学名:Galanthus
生活形:多年草
開花:2月~3月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約10~25cm
草姿:叢生型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:マツユキソウ/エルウェシー 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スノードロップは、雪の残る地面からも葉や花茎を伸ばして、水の雫が落ちる瞬間を見てるような可愛らしい花を咲かせる植物です。草姿は叢生型、地面下にある球茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に2月~3月頃にあり、花茎の先に1個の花を下向きに咲かせます。花は花被片が6枚、開花が進むと外側の3枚の白色の花被片は緩く外側に広がり、内側は3枚の花被片は筒を作り緑色の班が入ります。そのため、明るさと爽やかさを感じさせる色彩効果があります。
スノーフレーク属

学名:Leucojum
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:白・緑
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:オオマツユキソウ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スノーフレークは、可憐なスズランの花を思わせるような花を、花茎の先に3~8個程度つけて咲かせる植物です。そのため、草姿は叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。開花期は種により差異がありますが、一般的に3月~5月頃にあり、花茎の先に白色に緑色の斑点の入る3~8個の花を下向きに咲かせます。花の形は、鐘形でやや膨らみのある概形をしており、花被片の6枚は先端があまり開かず、蕾のような見た目を保ちます。そのため、可愛らしさと可憐さを感じさせる花姿となります。
スモークツリー(ハグマノキ属)



学名:Cotinus
生活形:落葉低木
開花:5月~8月
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑・赤・黄・橙・紫・黒
樹高:約200~700cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
日持ち:約10日~14日
水揚げ:根元割り・深水
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモークツリーは名前が示すとおり、開花期に見られる花姿がまるでモクモクと漂う煙を想像させるような植物です。樹形は直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)になり、剪定や萌芽更新などの仕立て方で変化します。開花期は晩春から晩夏になり、雌株の花の結実しなかった雌蕊が長く伸びることでスモーク状の花姿になります。そのため、雄株の花は雌株のようにスモーク状にはなりません。巨大でふわふわとした柔らかな見た目をした花房は多花性で、視界を覆うように咲き誇るため幻想的な雰囲気をお庭の中に添えることができるでしょう。また開花後の花は収穫して切り花やアレンジメントに利用することもできます。またこの他に、葉の色が品種により赤・黄・橙・紫・黒をしてることがあります。そのため、これらの品種を選ぶことでカラーリーフとして利用する事もできます。
セントーレア属(ヤグルマギク属)



学名:Centaurea
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・紫・青・黒・白
葉色:緑・白
草丈:約40~90cm
草姿:直立型・分枝型・叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:ヤグルマギク/ヤマヤグルマギク/ギムノカルパ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントーレア(ヤグルマギク)属は約774種を含む多様な属であり、一般的に上品さを感じさせるお洒落な花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)は、生活形が一年草です。花序は頭花で、花序の外側にある筒状花は大きく発達して横向きに広がり、花序の中央部にある筒状花は小さいため花序の中央は凹んだように見える傾向があります。また他のセントレーア属の花と比べて外側の筒状花の数が多い傾向があるため、花姿にボリューム感があり豪華な見た目をしています。花の色も赤・桃・紫・青・黒・白と多様なため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んだり出来る所もおすすめポイントとなります。一方で、セントレーア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa)は、葉が羽状に分裂してるため、レース模様のようなオシャレな外観をしており、また葉に白色の毛が密生してるため、殆ど白色をしています。そのため、お洒落なシルバーリーフとして楽しめる植物になります。上記の他にも、セントレーア属が多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
センニチコウ属



学名:Gomphrena
生活形:一年草/多年草
開花:5月~11月
花色:紫・桃・赤・橙・白・黄
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:分枝型
日持ち:約10~14日
水揚げ:水切り
主な原種:センニチコウ/プルケラ/キバナセンニチコウ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:センニチコウ属は約140種を含む多様な属であり、一般的に開花期が長かったり、花が植物上で非常に長持ちしたり、花が乾燥しても形・色が崩れにくい等の特徴があります。そのため、お庭を花で長く彩りたい人や、花材として利用したい人などに好まれる植物となります。代表的な種である、センニチコウ(Gomphrena globosa)は、生活形が一年草になり、春頃に種を撒いたらその年に花を咲かせて冬には枯れます。草姿は分枝型または匍匐型、’ちなつ’等の一部品種は茎が匍匐して広がるものもあるため地被植物として利用できたりもします。開花は5月~11月、花序は頭花が集散状に次々と分枝を繰り返して沢山の花を咲かせます。頭花の形は綺麗な球形で、色は紫・桃・赤・橙・白・黄と非常に多様です。そのため好みに合わせて、紫色の花を選んでお庭に上品な雰囲気を添えたり、桃色の花を選んでお庭に可愛らしさを添えたりする事ができます。一方で、キバナセンニチコウ(Gomphrena haageana)は生活形が多年草になり、一度定着すれば何年も生きて花を咲かせます。草姿は叢生型で地面から沢山の直立茎が伸び、あまり分枝しないため整然とした外観になりやすいです。開花期は7月~11月、花序は頭花で集散状の分枝が少ないため、一年草タイプと比べて花数は少ないです。頭花の形は最初は球形で、咲き進むにつれて長球形に変化します。花の色は赤・橙・桃・黄と、一年草タイプのセンニチコウと比べて品種の選択肢が少なめです。そのため、一年草タイプよりも人気が低い傾向にあります。 センニチコウ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
●た行
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
日持ち:約5日~14日
水揚げ:水切り・延命剤・エチレンの感受性が高い
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タチアオイ属(アルセア属)



学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
日持ち:
水揚げ:燃焼
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ダリア属





学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~11日
水揚げ:水切り・湯揚げ・深水・延命剤
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
ダンギク(カリオプテリス属)



学名:Caryopteris
生活形:低木
開花:8月~10月※5月~6月に咲く事もある
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約30~150cm
樹形:分枝型
日持ち:
水揚げ:水切り
主な原種:インカナ/クランドネンシス/カリガネソウ
用途:カラーリーフ/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダンギクは一般的に、花が各節に集散状に密集して円環状となり、花穂全体では段々としたユニークな花姿をつくる植物です。樹形は分枝型になり、基部付近でよく分枝して茎は直立に伸びます。開花は一般的に8月~10月、しばしば環境により5月~6月に花が咲くこともあります。花序は輪散花序で、集散花序が総状に配置されます。ダンギクは集散花序の花が多くて節を完全に囲うように咲き、節間が広いため、他では見られないような段々と連なった独特な花姿が見られます。そのため、変わった花が好きな人などにこのまれる植物です。花の色は品種により青・紫・桃・白と多彩なため、好みで品種を選ぶ事が出来ます。個人的には植物では珍しい青花のダンギクがおすすめです。また葉の色も緑色の他に、品種により白色の覆輪がはいるものがあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだりもできます。さらに、ダンギクは在来種であり蜜源として蜜蜂がよく来ます。そのため、ビオトープなどにもおすすめの植物です。
チューリップ属



学名:Tulipa
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~70cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~10日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:チューリップは、水を注ぐコップを想像させるような可愛らしい花を咲かせるユニークな植物です。草姿は叢生型で、地中にある鱗茎が成長に伴い増えながら群生をつくります。葉の形は楕円形で縁部分がフリル状に波打つ傾向があり、肉厚でぽっちゃりとした雰囲気を与え、茎を抱くようについています。そのため、チューリップの葉は可愛らしさを感じさせます。開花は春頃、花序は単頂花序、つまり茎の先端に一個だけ花を咲かせます。花は品種改良が進んでいて、一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲き・パーロット咲きなどの様々な花形があり、また花の色も多様です。そのため、好みに合わせて品種を選ぶ事ができます。チューリップの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
ツルバギア属



学名:Tulbaghia
生活形:多年草
開花:5月~10月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型
日持ち:約5~7日
水揚げ:水切り
主な原種:ルリフタモジ/シムレリ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルバギア属は約28種を含む属であり、一般的に可憐に咲く花やその香りを楽しむ目的で栽培される植物です。代表的な種にはルリフタモジやツルバギア・シムレリ等があります。例えば、ルリフタモジは夜になると花から甘く繊細な香りを漂わせることで知られる植物になります。草姿は叢生型、地面下にある根茎で広がりながら球根が成長に伴って少しずつ増殖して、株を増やし群生をつくります。地面から伸びる葉、垂直または放射状に広がるため、優雅な葉姿が楽しめます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。開花は5月~10月で四季咲き性があるため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花冠は筒部が長い高盆形花冠になり、茎頂に複数の紫花が集まり咲きます。そのため、周囲の空間に上品な雰囲気を添えます。また花には甘く繊細な香りがあり、植物を触った場合はニンニクを思わせる匂いが漂います。そのため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。ツルバギア属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
デルフィニウム属



学名:Delphinium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・湯揚げ・深水・・延命剤
主な原種:エラータム/ベラドンナ/シネンセ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:デルフィニウムは、一般的に垂直に長く伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、高さ約100~200cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができるでしょう。開花は4月~6月頃、大輪の花が穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。 花の色は桃・青・紫・白と多彩で好みで品種を選ぶことが出来ますが、デルフィニウムで最も美しい色は青色と言われています。青色は植物の世界では珍しい色になり、また心を沈める鎮静効果があるため、ブルーガーデンやヒーリングガーデンなどを作る際に取り入れるのも良いかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、非常に豪華な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
トリトマ属(クニフォフィア属)

学名:kniphofia
生活形:多年草
開花:4月~8月※8月~10月の種や品種もある。
花色:赤・桃・橙・黄
葉色:緑
草丈:約90~150cm
草姿:ロゼット型・叢生型
日持ち:約5日~7日
水揚げ:水切り・延命剤
主な原種:オオトリトマ/リネアリフォリア/ルーペリー 等
用途:背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トリトマ属は約71種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にボトルブラシを想像させるユニークな花の形や、南国を想像させる鮮やかな花色を楽しむ目的で栽培されています。代表的な種であるオオトリトマ(Kniphofia uvaria)は、草姿がロゼット型になり、地面下にある根茎が成長に伴って広がりながら、地中から多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。開花は4月~8月、花の形は円筒形をしており、花が総状花序に上に向かい咲き続けます。そのため、花の外観はボトルブラシに似ており、また花の色は成熟度により、赤色・橙色から黄色・緑色へと変化するため、花穂の上と下で色が変化してグラデーションが見られます。日本ではあまり見られない独特な花形と、鮮やかな花色から、南国を連想させるトロピカルな雰囲気のお庭などによく合うでしょう。この他にも、トリトマ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介しています。さらに詳しい情報や、品種を選びたい場合などに是非ご活用下さい。