日陰の庭(シェードガーデン)の植物とは、直射日光が殆ど当たらない、もしくは全く当たらない庭の中で育つ植物です。
基本的に、日陰で植物を栽培するには高い耐陰性が必要となるため、日向を好む植物と比べて栽培できる植物の種類は少ない傾向にあります。そのため、何も知らないと日向で育つ植物を日陰に植栽して失敗したり、日陰の庭で育てられるお気に入りの植物を見つけられずに、植物の栽培を諦めてしまう方もいるかもしれません。
このページでは、日陰の庭で育てられる植物を属ごとに分類して紹介しています。日向の植物に負けないくらい美しい花を咲かせる植物や、美しい葉を見せる植物なども紹介しているため、きっとお気に入りの植物も見つかるはずです。また属ごとに紹介している植物の種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクからご覧下さい。加えて、購入を希望する方にもリンクを用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■日当たり(日照条件)
日当たり(日照条件)とは、太陽の光の当たり具合や当たる時間などのことをいいます。太陽の光は、植物が光合成を行いデンプンや酵素を生産するために必要なエネルギーであり、植物が大きく成長したり、開花をさせる上で重要な要素の一つとなります。
一方で、日陰で成長する植物は、自生地が主に林床などにあり、基本的に太陽が殆ど当たらない場所にあります。そのため、これら植物は基本的に高い耐陰性があり、お庭の日陰などでも育てる事ができます。ただし、これらの日陰を好む植物は乾燥や強光を苦手にしている傾向があるため、日向で栽培すると乾燥で直ぐに萎れたり、強光で葉が変色して光合成を上手く行えなくなり、枯れてしまうことも多くなります。そのため、日陰のお庭でも日向のお庭でも、それぞれに適した植物を植栽してあげる事が重要になってきます。
●日当たり(日照条件)の調べ方
観察する

お庭(花壇)に構造物や樹木などの日光を遮る物がないか調べる。日光を遮る物がある場合は、花壇が向いている方角を調べたり、実際にどの程度の日光が当たってるか観察したりして日当たりの時間を調べる。
花壇の向き(方角)を調べる
- 東向き(半日影):午前中に日光が当たり午後から日陰になる
- 南向き(日向):朝から夕方まで日光が長時間当たる
- 西向き(半日影):午前中は日陰になり午後から夕方まで日が当たる※西日が当たる環境となるため、半日影でも日向と同様の環境ストレスが植物にかかります。
- 北向き(日陰):午前中から午後まで日光が当たりにくいため殆ど日陰になる
●日当たり(日照条件)の分類
日当たりは季節によって太陽の角度が変わるため、細かい時間などが変化する事がありますが、大まかには花壇が向いてる方角を調べたり、実際に観察する事で調べる事ができます。日光の当たる時間が分かったら、日向・半日影・明るい日陰・暗い日陰に分類して育てる植物を選ぶ参考にしてみるとよいでしょう。
日向

日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
日向を好む植物は、乾燥に強い植物、強い日差しに耐性がある植物などになります。
半日影

半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
半日影は、西日の強い日差しを避けながら、しっかりと太陽光に当たることが出来るため、多くの植物にとって育てやすい環境となります。理想的な環境は植物により変化しますが、半日影は基本的に、日向の植物も明るい日陰の植物も育てられる事が多いです。
明るい日陰

明るい日陰とは、直射日光が2時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。※樹木から木漏れ日があたる場所や周囲が開けているが太陽が当たらない場所などになる。
明るい日陰は、一般的に乾燥を苦手にしている植物、強い日差しで葉焼けを引き起こしやすい植物などが好む環境です。
暗い日陰

暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
暗い日陰は、陰性植物などの一部の植物を育てることが出来ます。一般的に美しい花を咲かせる植物は少なく、葉姿が美しい植物が選ばれる傾向にある。
■日陰の庭(シェードガーデン)で仕える植物一覧
●あ行
アオキ属

学名:Aucuba
生活形:常緑低木
開花:3月~5月
花色:赤・紫
葉色:緑・黄
樹高:約50~300cm
主な原種:アオキ
用途:カラーリーフ/生垣/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アオキは葉を鑑賞する目的、敷地の目隠しとして生垣に利用する目的等で栽培される事の多い植物です。葉は光沢があり光を反射するため宝飾のような美しさがあり、また葉の中に黄色の班が入ります。そのため、お庭で栽培すると葉色の黄色が空間全体を明るい雰囲気へと変化させます。また冬になると赤色の果実をつけるため、ウィンターガーデンにワンポイント入るのも魅力です。
アグラオネマ属

学名:Aglaonema
生活形:多年草
開花:春・夏
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・赤・桃・白
草丈:約30~100cm
主な原種:ピクタム/ニティドゥーム等
用途:カラーリーフ/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アグラオネマは観葉植物の中でも耐陰性が高い事から屋内でも育てやすく、また葉色が豊富で葉の中に個性的な模様が入る事からカラーリーフとして楽しめる植物です。アグラオネマの主な種や園芸品種については種類からご覧ください。
アジアンタム属



学名:Adiantum
生活形:多年生植物
開花:-
花色:-
葉色:緑・黄・赤
草丈:約15~50cm
草姿:叢生型
主な原種:クジャクシダ/コバホウライシダ/アラゲクジャク 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジアンタムは種や品種が豊富にあるため形態も様々ですが、一般的には、美しい葉を観賞する目的で栽培されます。葉は羽状に細かくわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、葉が優雅に広がるため様々な空間をお洒落に彩るリーフとして楽しむことが出来ます。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
アジサイ属(ハイドランジア属)







学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型(付着根)
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アシスタシア属

学名:Asystasia
生活形:多年草
開花:周年※最も多く開花するのは9月~3月です。
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~60cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ガンゲティカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アシスタシアは、地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物として利用されたり、ハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また花は高密度には咲きませんが、理想的な環境では周年開花し、一般的には9月~3月頃が見頃となります。またいくつかの品種では、葉の中に白色の班が入るためカラーリーフとして楽しむこともできます。
アジュガ属(キランソウ属)



学名:Ajuga
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・橙・紫・白・黒・銀
草丈:10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:レプタンス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジュガは一般的に地面を覆う地被植物として栽培される事が多い植物です。株は匍匐茎で広がり、常緑で地面を覆うように葉をつけ、葉の色は多彩なため、品種を選べば美しいカラーの植物絨毯をつくることができます。耐陰性も優れているため、日陰のお庭の地面を明るく彩る事ができるでしょう。また開花期には花茎を垂直に伸ばし、ボリューム感のある花穂をつけます。青色や紫色の花は上品な雰囲気があり、桃色の花は可愛らしさがあります。そのため、お庭の雰囲気に合わせて花の色で品種を選ぶのもよいでしょう。
アスター属



学名:Aster
生活形:多年草
開花:4月~6月※ミヤマヨメナの開花期
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ミヤマヨメナ/アルペンアスター/イタリアンアスター 等
用途:切り花/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスターは、細く華奢な茎が垂直に伸びて、頂部に可憐なキク科の花(頭花)の花を咲かせる、楚々とした雰囲気を感じさせる魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は基本的に直立茎で垂直に伸びるため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、頂部に可愛い花を咲かせる事から、日本人好みの可憐な雰囲気を感じさせる植物となります。また耐陰性が優れているため日陰のお庭を花で彩る事も出来て、花を収穫すれば切り花として利用出来る所も魅力となります。さらに、花の色も豊富にあるため、紫・青の花を上品なお庭などに取り入れたり、桃の花を可愛い雰囲気のお庭などに取り入れるとよいかもしれません。
アスチルベ属



学名:astilbe
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑・黄・黒
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:アレンジー/シネンシス/ヒトツバショウマ 等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスチルベは綿菓子を思わせるふわふわとした花が魅力的な植物です。そのため、基本的にお庭の中で花を鑑賞したり、花を収穫して切り花やフラワーアレンジメントとして利用する目的地で栽培されます。アスチルベの草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は90cm程度まで真っ直ぐ上に伸びて高さを出すため、お庭の中に立体感などを出すこともできるでしょう。また耐陰性もあるため、植物が育ちにくい日陰のお庭を花で彩る事が出来る所も魅力となります。
アネモネ属



学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アマドコロ属



学名:Polygonatum
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:ナルコラン/ナルコユリ
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマドコロは、一般的にすずらんを思わせる花を楽しむ目的、根茎・若芽を食用として利用する目的、また幾つかの品種では葉の中に白色・黄色の班が入るため、カラーリーフとしてたのしむ目的で栽培されています。
アルケミラ属(ハゴロモグサ属)



学名:Alchemilla
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄
葉色:緑・黄
草丈:約10~60cm
草姿:叢生型
主な原種:モリス/エリスロポダ/ブルカリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルケミラは、錬金術師達が降雨の後に葉の上に残る水を集めて、卑金属を金に変換するために利用されたと言われています。そのため、錬金術と関連の深い植物になります。園芸においても、降雨後に葉の上に残る、水玉の模様を鑑賞する目的で育てられる事もあり、また草姿が叢生して葉が地面を覆うように広がるため、地被植物として利用されたりします。また錬金術と関連が深い植物となるため、異世界や錬金術などをテーマにしたようなお庭などにもよくあうでしょう。
アンスリウム属



学名:Anthurium
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白・赤・赤茶
草丈:約30~40cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:アンドレアナム/セリゼリアナム/クラリネルビウム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンスリウムは属の中に約1500種があり、花の形や葉の形などの形態の異なる種や品種が様々あります。園芸では、美しい花を鑑賞目的とするフラミンゴ系と、葉を鑑賞目的とするベルベットリーフアンスリウム系に大きく分けることが出来ますが、一般的に栽培されているのは殆どが写真にあるような美しい花(苞)をもってるフラミンゴ系です。フラミンゴフラワー系の花(苞)は宝飾品を見てるような強い光沢と反射があるため、その花をお部屋などにインテリアとして飾るとラグジュアリーな空間へと雰囲気を変えます。また適切な環境下では開花は周年あるため、花を長く楽しみたい人にも好まれており、開花した花は収穫して切り花に出来る所も魅力です。一方で、ベルベットリーフアンスリウム系はその名前の通りベルベットを見てるような高級感ある葉が魅力的な植物になり、フラミンゴ系と比べると人気は劣りますが人々を魅了する植物となるでしょう。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれる事もありますが、基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多い植物です。
イカリソウ属



学名:Epimedium
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~50cm
草姿:叢生型
主な原種:三枝九葉草/トキワイカリソウ/キバナイカリソウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イカリソウは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、花の見た目が船の錨に見える事で知られる植物です。そのため、ちょっと変わった植物が好きな人などに好まれます。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。そのため、ロックガーデンなどの地被植物として利用されたりします。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は黄色・白色をしていることもあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
イワナンテン属



学名:leucothoe
生活形:常緑低木
開花:4月~5月
花色:桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・白
樹高:約60~150cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:セイヨウイワナンテン/アメリカイワナンテン 等
用途:カラーリーフ/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イワナンテンは種や品種で形態が変わりますが、一般的には、枝が湾曲しながら広がる優雅な樹形と、スズランを思わせる壺形のかわいい花、多彩な葉の色を鑑賞する目的で栽培される植物です。
インパチェンス属



学名:Impatiens
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期は5月~10月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型・直立型
主な原種:アフリカホウセンカ/ホウセンカ
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:インパチェンスは属の中に1000種以上の種があり、種によって生活形や形態も様々ですが、一般的に園芸では日陰のお庭の中で花を長く楽しめる植物として重宝されています。特にアフリカホウセンカとその品種は、理想的な環境下で花が周年咲くため、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれており、日陰で育てられる植物が少ない中で、この植物は魅力となる部分も多く重宝されています。草姿は分枝形、株元からよく分枝してドーム状に広がる傾向があるため、花壇の縁どりや地被植物として利用されており、また寄せ植えの素材として利用されることもあります。※ただしこの植物は寒さに弱いため、多年草ですが温暖な地域以外では冬に枯れる一年草として園芸的には扱われています。
ウラハグサ属



学名:Hakonechloa
生活形:多年草
開花:9月~11月
花色:緑・黄
葉色:緑・黄
草丈:約30~70cm
草姿:叢生型
主な原種:フウチソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ウラハグサは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には地面を覆うように優雅に広がる草姿が魅力の植物となります。草姿は叢生型で、根茎・匍匐茎で緩やかに広がりながら、地上茎が放射状に伸びて、茎と葉で低いドームを形成します。そのため、優雅な印象を感じさせる地被植物として活用される事が多いです。また品種の中には葉の色が黄色のものもあるため、品種を選び明るさを感じさせるカラーリーフとして楽しむ事もできます。
エキナンサス属
学名:
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:
草姿:
主な原種:マルモラタス・ラディカンスなど
用途:枝垂れる植物/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキナンサスは、熱帯雨林の樹木や岩面に着生して成長する習慣があり、上から下へと枝垂れる美しい草姿が魅力的な植物です。そのため、園芸でもハンギング仕立て等で楽しまれます。また花がとても華やかで美しく、口紅を想像させるような花姿をしていることから、英名ではlipstick plantと呼ばれていたりします。そのため、花を見るのもこの植物の楽しみ方のひとつになっています。
エピスシア属



学名:Episcia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月
花色:赤・桃・橙・黄
葉色:緑・桃・紫・茶・白
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:リラキナ/クプレアタ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エピスシアは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には優雅に枝垂れる草姿と多様な色をもっている葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。一般的に草姿は匍匐型で、茎が地面を覆うように横に広がったり、また茎は柔軟なため下垂します。そのため、 温暖な地域では地被植物として利用されたり、その他に植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。開花期間は周年ですが、花は疎らに咲くため、あまり重要視されません。基本的に葉の色が緑・桃・紫・茶・白と多彩であり、葉の中に入る模様も独特なためカラーリーフとしての価値が高い植物です。
オキザリス属(カタバミ属)



学名:Oxalis
生活形:多年草
開花:10月~4月※オキザリス・グラブラの開花
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・紫・桃・黒
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型
主な原種:トリアングラリス/フヨウカタバミ/グラブラ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキザリスは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オキザリス・トリアングラリスは葉を構成している小葉が三角形をしているためスタイリッシュでカッコイイ印象を与えます。また葉の色が紫色(黒色)をしてるため、貴族を想像させるような高貴な雰囲気を醸し出すカラーリーフとして楽しめるでしょう。草姿は叢生型で、根茎で広がるためお庭の中では地被植物として利用できます。一方で、オキザリス・グラブラは冬秋から春にかけて、株を覆うように高密度に咲く桃色の花が魅力的な植物になります。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴い広がり地面を覆うため、開花期には桃色の可愛らしい花絨毯が楽しめるでしょう。
オシダ属



学名:Dryopteris
生活形:多年生植物
開花:-
花色:-
葉色:緑・黄・赤・橙
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型
主な原種:セイヨウオシダ/ベニシダ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オシダは種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的には、鳥の羽根のような美しい葉を観賞する目的で栽培されます。葉は羽状に細かくわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、草姿は叢生して根茎で広がりながら、地面から沢山の葉が出て優雅に広がるため、空間をお洒落に彩るリーフとして楽しむことが出来ます。またオシダの多くの種は耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで活用しやすく、葉の色が緑色の他に黄色・赤色・橙色などがあるため、カラーリーフとしても楽しめる所も魅力です。また形態の似ているメシダ属の植物と比べて、一般的にオシダ属の植物は全体的に角張った見た目をしてる傾向があり、男性的で力強い雰囲気がありカッコイイ見た目をしてます。
オドリコソウ属(ラミウム属)



学名:Lamium
生活形:
開花:3月~6月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~80cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:マクラツム/ツルオドリコソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オドリコソウ(ラミウム)は、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特にラミウム・マクラツムは、草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物として活用することが出来ます。また葉の色が銀色にも見える光沢のある白色をしてるため、宝飾品を想像させるようなラグジュアリーな雰囲気があるカラーリーフとしても楽しめる植物です。オドリコソウは比較的に耐陰性があるため、日陰の庭で楽しめる所も魅力となります。
オリヅルラン属



学名:Chlorophytum
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オリヅルラン
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オリヅルランは、葉を放射状に流れるように伸ばしロゼットを形成する優雅な草姿と、匍匐茎を伸ばしてかわいい子株をつくる姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型またはロゼット型になり、根茎または匍匐茎を伸ばし株を増やし群生をつくります。そのため、温暖な地域では地面を覆う地被植物として利用されることもあります。個々の株はロゼットを形成して、葉が中心から外側に向かって放射状に広がります。葉の概形は細長い線形で、途中で湾曲しながら横へと広がるため、シャープさと優雅さを兼ね備える外観となります。また葉の色は緑色の他、白色や黄色があるため、カラーリーフとして楽しまれることも多いです。オリヅルランは耐陰性が高いため、インドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多い植物です。NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できます。
●か行
カエデ属

学名:Acer
生活形:落葉高木
開花:4月~5月
花色:緑・黄・紫
葉色:緑・赤・橙・黄
樹形:
樹高:約400~1500cm
主な原種:イロハモミジ/ハウチワカエデ
用途:カラーリーフ/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カエデは属の中に約158種があり種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的に掌を思わせる美しい葉と、秋の紅葉を鑑賞する目的地で栽培されています。
カキドオシ属(グレゴマ属)



学名:Glechoma
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:カキドオシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カキドオシは属の中に約7種があり種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的にカキドオシ(Glechoma hederacea subsp. grandis)の班入り品種をカラーリーフとして利用されたり、また若い茎葉を収穫して食用に利用されたりしています。草姿は匍匐型または叢生型、茎は柔軟で地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇で地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は白・桃・黄の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。
カラジューム属



学名:Caladium
生活形:多年草
開花:殆どない
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
草丈:約30~75cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:バイカラー/リンデニー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラジュームは、葉のサイズが巨大で強い存在感を感じさせる点や、葉の概形がユニークで”天使の翼”や”象の耳”に例えられる点、葉の色が多彩でカラーリーフとして楽しめる点などが魅力の植物となります。草姿はロゼット型で、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠後の春に沢山の葉を伸ばして叢生をします。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の形状はハート形または矢尻形をしており、可愛らしさとシャープなカッコ良さを兼ね備える見た目をしています。そのため、お洒落でユニークな葉として楽しめます。さらに、カラジュームは葉の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、派手さや華やかさが好きなら赤色や橙色を選んだりできる所も魅力となります。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
カラテア属



学名:Calathea
生活形:多年草
開花:夏
花色:白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:約30~80cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オルビフォリア/マコヤナ/オルタナ/ランキフォリア 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラテアは属の中に約59種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、美しい葉を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に葉を何本も伸ばして群生をつくります。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の色も緑・黄・桃・紫・白と多彩であり、葉の中に入る模様も独特なためカラーリーフとしての価値も高い植物です。カラテアは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
カラマツソウ(タリクトラム属)



学名:Thalictrum
生活形:多年草
開花:5月~7月※アクイレギフォリウムの開花期
花色:桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:アクイレギフォリウム/オオシキンカラマツ/キバナカラマツソウ 等
用途:背が高い花/切り花//日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラマツソウは、属の中に約211種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい花や羽状に分裂する葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎または塊茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。 花は小さいながら多数集まり咲くため、 ボリューム感がありながら、空気を含む綿のような柔らかな見た目の花姿をしています。葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉は丸みを帯びる外観をしています。そのため、可愛らしさと洗練された見た目を兼ね備えるファンシーリーフとして楽しめる植物です。また耐陰性も高いため日陰の庭で利用する事も可能です。
カランコエ属



学名:Kalanchoe
生活形:多年草
開花:11月~5月※ベニベンケイの開花時
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・赤・紫・茶・銀・白・黒
草丈:約15~50cm(ベニベンケイ)
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ベニベンケイ/プミラ/コダカラベンケイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カランコエは、属の中に約175種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ベニベンケイは美しい花を鑑賞する目的で栽培されますが、開花期が晩秋頃から春までと長くて、また短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られるため長く花を楽しみたい人に好まれます。またカランコエ・プミラは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるためロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。さらに葉の色が殆ど銀色をしているため宝飾品を見てるような美しいシルバーリーフとして楽しめる所も魅力です。その他にも、多肉植物として魅力的な種がコダカラベンケイや月兎耳など数多くカランコエにはあります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
カリシア属



学名:Callisia
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:白
葉色:緑・紫・桃・黄・白
草丈:約10cm
草姿:匍匐型
主な原種:レペンス/フラグランス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリシアは属の中に約19種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には観葉植物として美しい葉や枝垂れる草姿などを鑑賞する目的で栽培されています。例えばカリシア・レペンスは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため温暖な地域では地被植物として利用される事もあり、また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿が鑑賞できます。また葉のサイズが小振りで丸みを帯びることから緻密で可愛らしい見た目となり、葉の色が緑色の他に桃色やクリームなどもあるため可愛らしいカラーリーフとして飾ることも出来ます。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ギボウシ属(ホスタ属)



学名:Hosta
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・青・白
草丈:約15~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オオバギボウシ/コバギボウシ/レンゲギボウシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギボウシは、一般的に薔薇の花のようにロゼット型に広がる優雅な葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿はロゼット型または叢生型になり、地面下にある根茎で緩やかに広がり、沢山の葉や花(花茎)を出して群生をつくります。葉のサイズは長さ3cm~71cmまで多様にあり、巨大な葉は遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。そのため、広い庭園の中でもフォーカルポイントとして働かせることが可能です。また葉の色は緑色の他、黄色・青緑色・クリーム色・白色と多様です。そのため、品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。開花期は初夏から秋頃、花はユリを想像させるような上品な見た目をしており、一日花のため朝に開花した花は、夕方には萎れます。ただし、花序は総状花序になり、花茎の下から上に向かいエネルギーが続く限り開花し続けるため、花全体としては長く楽しめます。ギボウシは一般的に鑑賞用として栽培されますが、オオバギボウシ等の食味のよい幾つかの種は春の新芽がウルイと呼ばれて山菜として収穫して食べられることもあります。食味は淡白で食べやすく、シャキシャキとした食感と独特なヌメリがあります。
ギヌラ属(サンシチソウ属)



学名:Gynura
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:黄・橙
葉色:緑・紫
草丈:約30~60cm
草姿:直立型・ツル型 等
主な原種:ビロードサンシチ/スイゼンジナ
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギヌラは属の中に約55種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ビロードサンシチは茎・葉にビロードのような紫色の毛が密生していて、光の反射で発光しているようにも見えます。そのため、自然界の植物では無く異世界からきたような独特な外観をしているカラーリーフとして楽しめる植物です。その他に、スイゼンジナは葉の色が表面は緑色、裏面は紫色をしているためカラーリーフとして鑑賞用に楽しむ事ができます。さらに鑑賞用としてだけではなく、茎・葉を収穫して炒めものやお浸しとして食べる事もできます。
クラッスラ属



学名:
生活形:多年草/常緑低木
開花:夏~秋※一部を除く
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・桃・赤・紫・茶・白
草丈:
草姿:直立型・叢生型・匍匐型 等
主な原種:金のなる木・乙女心・スプリングワンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クラッスラは属の中に約218種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
クラッスラの主な種
- 金のなる木:新芽に5円硬貨を通して、成長させると、側枝にお金が実っているように見えたため、これが縁起の良い植物として流通していました。また現在でも、縁起のよい植物として新築祝いや開業祝いなどの贈答として利用されたり、観葉植物として屋内で楽しまれたりしています。多肉植物になり、幹・側枝・葉は肉厚でむちむちとしており、可愛らしい外観をしてます。
- クラッスラ・キャピテラ:葉は多肉質で概形に変異が多く、個体により葉の形が三角形・卵形・披針形・長楕円形などになります。葉の色が多彩で緑・赤・黄・橙・紫などがあり、また強光や低温等のストレスでも変化しやすいため、カラーリーフとして楽しまれる事が多い植物です。茎は横臥茎で直立した後に倒れる傾向があるため、地面の上を広がったり、枝垂れたりしやすい傾向にあります。
- その他:クラッスラ・銀揃は葉に白色の毛が密生しているため光の反射により銀色に輝いているように見えます。クラッスラ・ペルシダは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのクラッスラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
クリスマスローズ(ヘレボロス属)



学名:Helleborus
生活形:多年草
開花(ハイブリッド):2月~4月
開花(ニゲル):12月~2月
花色:桃・橙・黄・緑・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:ニゲル/レンテンローズ/オドルス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クリスマスローズ(ヘレボロス)は、薔薇のような豪華な花姿と、俯きながら咲く可憐な花姿が、気品を感じさせる魅力的な植物です。草姿は叢生型で、地際から複数の葉や茎(花茎)が伸びます。葉はロゼットを形成するように地面を広がるため、地被植物となり、また葉の形状は掌状に分裂してるため、お洒落な印象を与えるファンシーリーフとして楽しめます。さらに、葉の色はふつう緑色ですが、品種を選べば葉の中に黄色・白色の斑が入るものもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花期はニゲル種では12月~2月、ハイブリッド種は2月~4月になります。花はサイズが約5~10cm、花の形や色は非常に多様です。花の形や色の好みは人それぞれ違いはありますが、やはりレア度の超多弁の八重咲き品種などの人気がたかいようです。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。切り花として利用する場合は、茎が硬くてしっかりしているものを選ぶと切り花として14日程度の日持ちがあるでしょう。また基本的に耐陰性が高い植物になるため、日陰の庭で活用される数少ない植物の一つにもなります。
クリプタンサス属

学名:Cryptanthus
生活形:多年草
開花:あまり咲かない
花色:黄・白
葉色:赤・桃・茶・黒・白
草丈:約10~15cm
草姿:ロゼット型
主な原種:ビビッタツス/トラフヒメアナナス
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クリプタンサスは、属の中に約63種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には、薔薇の花を見てるような美しいロゼットを形成する葉姿と、多様な葉の色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。そのため、観葉植物としてお部屋で栽培すると空間に優雅な雰囲気を添えることが出来ます。また葉の色が赤・桃・茶・黒・白と多彩なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力です。
クロトンノキ属



学名:Codiaeum
生活形:常緑低木
開花:春・夏
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・白
樹高:約100~200cm
樹形:株立ち
主な原種:ヘンヨウボク 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クロトンノキは属の中に約17種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸では、ヘンヨウボクが美しい葉を鑑賞する目的でインドアグリーンでよく栽培されています。樹形は叢生型(株立ち)になり、茎は垂直に伸びます。そのため、鉢植えの中で育てても高さのある観葉植物となりやすいです。葉はサイズが5~30cmほどと変異に富み、巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の色が緑・赤・桃・黄・橙・紫・白と多彩であり、葉の中に入る模様も独特なためカラーリーフとしての価値が高い植物です。
クワズイモ属(アロカシア属)



学名:Alocasia
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:緑・黄・白
葉色:緑・青緑・黄・黒・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:クワズイモ/シマクワズイモ/インドクワズイモ 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クワズイモは属の中に約91種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に地面から発生する葉が優雅に広がる葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉、多彩な葉色をカラーリーフとして鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型、地面下にある根茎または球茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし群生をつくります。葉のサイズは長さ30cm~130cmと巨大ため遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。また幾つかの品種では、葉の色が黄色・白色・黒色などを呈していたり、表面に強い光沢があるため、カラーリーフとして楽しんだりする事もできます。クワズイモは耐陰性が高いため屋外のシェードガーデンで楽しまれたり、またインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事もあります。
ゲラニウム属



学名:Geranium
生活形:多年草
開花:5月~11月(ロザンネ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:プラテンセ/マキュラタム/ヒマライエンセ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲラニウムは属の中に約354種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲラニウム・ロザンネはゲラニウムの中でも特に開花期間が長い事で知られており、強健で育てやすい所が魅力です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり群生をつくり、耐陰性も高いため、薔薇などの下草によく利用されます。また、ゲラニウム・プラテンセは開花期間は5月~9月とロザンネと比べると短くて、花は小振りですが、八重咲き品種があったり、葉の色が緑色の他に紫色・茶色・黒色があるなど、栽培目的に合わせた品種の選択肢が豊富にあります。さらに、ゲラニウム属にはこの他にも多種多様な種と品種が存在します。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ケマンソウ属



学名:Lamprocapnos
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:タイツリソウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケマンソウは、茎が途中で弧状にしなやかに湾曲して広がり、ハート型の可愛い花を連ねて咲かせる、非常に可愛い花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎はしなやかに湾曲して広がりながら花を咲かせるため、お庭で栽培すると優雅な雰囲気を空間に添えることができます。花には花弁が4個あり、2枚の外側の花弁が袋状になり、ハートを形づくっています。そのため、この植物は恋心をテーマにするようなロマンチックなお庭にピッタリな植物となります。また、葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は黄色をしてるため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
コウスイハッカ属(メリッサ属)



学名:Melissa
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:白
葉色:緑・黄
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:オフィキナリス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い/日陰植物
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備考:コウスイハッカは属の中に約4種がありますが、一般的に園芸ではレモンバームがよく栽培されています。レモンバームには葉にレモンを想像させる爽やかな香りがあるため、風味を足す目的でスイーツの添えにされたり、またハーブティーとして飲用されたりします。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。そのため、地被植物として利用されることもあります。また葉はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色をしてるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
コリウス属(プレクトランサス属)





学名:Plectranthus
同義語:Coleus
生活形:多年草
開花:8月~11月(モナラベンダー)
花色:桃・紫・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:コリウス/アロマティカス/モナラベンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/観葉植物/種から育てる植物/日陰植物
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備考:プレクトランサスは属の中に約83種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
プレクトランサス属の主な種
- コリウス:葉の色が緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒と非常に多彩であり、葉の中に入る模様も多様なためカラーリーフとしての人気が抜群に高い植物です。また耐暑性や耐病性などが高くて強健なため初心者でも育てやすく、耐陰性が高いため日陰のお庭などでも楽しめます。
- モナラベンダー:花の色が透き通るような薄い紫色をしいる一方で花軸が殆ど黒色をしているため、重厚感と気品を感じさせる花姿が楽しめます。また葉の色も表面が濃い緑色、裏面が紫色をしてるため、花との相性も抜群によく、格式高い雰囲気を感じさせます。
- その他:上記の他にも、アロマティカスには葉にオレガノに似た香りと風味があるため肉料理などの香り付けに利用されたりします。またミントリーフは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのプレクトランサスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コルジリネ属


学名:Cordyline
生活形:常緑低木/常緑高木
開花:6月~8月(センネンボク)
花色:桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黒
樹高:約100~450cm(センネンボク)
樹形:直立型(単幹)・株立ち
主な原種:センネンボク/ニオイシュロラン
用途:カラーリーフ/香りが良い/観葉植物/日陰植物
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備考:コルジリネは属の中に約23種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、センネンボクは華やかな葉を鑑賞する目的でインドアグリーンとしてよく栽培されています。樹形は単幹または株立ちになり、高さは約100~450cmに成長します。そのため、鉢植えの中で育てても高さのある存在感ある観葉植物となりやすいです。葉はサイズが30~60cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、葉は茎下部では葉痕を残して落ちるため上部に集まりヤシの木のような見た目になる傾向があります。さらに葉の色が緑・赤・桃・紫・黒と多彩であるためカラーリーフとしての価値が高い植物です。またニオイシュロランは、開花期に見られる豪華な花房と香りが魅力の植物となります。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では紫色や黒色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむこともできます。
●さ行
シェフレラ属



学名:Schefflera
生活形:常緑低木/常緑高木
開花:7月~9月
花色:黄・緑・赤・桃
葉色:緑・黄・白
草丈:約300~500cm(ヤドリフカノキ)
草姿:直立型
主な原種:ヤドリフカノキ
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シェフレラは一般的に掌状に分裂しているお洒落な葉を鑑賞する目的で栽培されている観葉植物です。樹形は直立型になり、茎は垂直に伸びますが、園芸ではワイヤーなどでスパイラル状に曲げて仕立てられる事もあります。そのため、鉢植えの中で育てても高さのある観葉植物となりやすいです。葉は掌状複葉、葉を構成する小葉は大きな楕円形をしていて、表面に光沢があり、葉の色が品種により緑・黄・白とあります。そのため、多様な色合いがある、お洒落なカラーリーフとして楽しめます。シェフレラは耐陰性が高いため、インドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てることができます。また温暖な地域であればシェードガーデンで栽培する事も可能です。
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
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備考:シクラメンは、大理石の模様を想像させる美しい葉や、多数の花茎が並び整然と咲く篝火のような花姿が、気品のある雰囲気を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。多数の葉は薔薇の花のように広がるため、葉姿だけでも優雅で美しい外観をしています。その上で、さらに葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。開花期間は秋頃から翌春頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。塊茎からは多数の花茎が伸びて、花弁の反り返ったユニークな花を多数咲かせます。昔の人はその花姿が篝火にも見えたようで、カガリビバナの和名の由来ともなっています。基本的に耐陰性が高いため、シェードガーデンで育てることが出来ます。ただし、一部の種や品種(ガーデンシクラメン等)を除いて耐寒性が低いことから屋外で育てる場合は注意が必要でしょう。シクラメンの多くはインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てられています。その美しい外観から、屋内で栽培するとラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働いてくれるでしょう。
ジャノヒゲ属



学名:Ophiopogon
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・黒・白
草丈:約10~30cm(オオバジャノヒゲ)
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ジャノヒゲ/オオバジャノヒゲ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジャノヒゲ(Ophiopogon)は属の中に約85種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ジャノヒゲ(Ophiopogon japonicus)は日本庭園などで下草としてよく利用される植物です。草丈は10~20cm程度、草姿は叢生型またはロゼット型、匍匐茎で広がりながら株が増えます。株は葉が外側へと放射状に広がる事でロゼットを形成して、葉が線形で細長いためシャープな外観を呈します。花が咲いた後の秋にはメタリックブルーの美しい実がなる。また、オオバジャノヒゲ(Ophiopogon planiscapus)もジャノヒゲと同様に地被植物としてよく利用されます。ただし、ジャノヒゲと比べると株どうしの間隔が疎らになる傾向があり、葉がやや大きめです。また葉の色が緑色の他、黒色の品種がある所も特徴となります。この他にも、ジャノヒゲ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
シンゴニウム属

学名:Syngonium
生活形:多年草
開花:夏頃
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白
草丈:約100~1000cm
草姿:ツル型
主な原種:ポドフィルム/エリスロフィルム 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
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備考:シンゴニウム属は約41種を含み、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている観葉植物です。草姿はツル型で他物に気根を付着させて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、園芸ではヘゴ支柱などの誘引資材に誘引して栽培されたり、ハンギング仕立てでツルを枝垂れさせて優雅な草姿を鑑賞しながら育てられたり、剪定で株をコンパクトに保ったりしながら栽培されます。葉は矢尻形またはハート形をしていて、見る人によってシャープな印象や可愛らしい印象を感じさせます。葉の色も緑・黄・黄緑・赤・桃・紫・白と多彩なため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、桃色の葉であれば可愛らしい雰囲気を演出出来ますし、白色の葉であれば明るさや清楚さを演出することができます。シンゴニウムは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
スズラン属



学名:Convallaria
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:白・桃
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型
主な原種:スズラン/ドイツスズラン/ロゼア
用途:切り花/香りが良い/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スズランは、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を穂状に連ねて下向きに咲かせる花姿をしています。そのため、可愛らしさの中に可憐さを感じさせる花姿が楽しめる植物です。また花には若草のような甘く繊細な香りがある事から、バラやジャスミンと並び三大フローラルの一つとして数えられており、芳香を楽しむ目的でも栽培されることがあります。さらに開花した花を収穫して切り花にすれば、お部屋の中でもスズランの心地よい香りが楽しめるでしょう。ただし、栽培する際にはスズランの有毒性に注意する必要がありません。基本的に全草が有毒であり、スズランを挿した花瓶の水も毒で汚染されます。間違えて摂取すると嘔吐・頭痛・目眩・血圧低下・心臓麻痺などを引き起こす可能性があり、最悪の場合は死に至ります。そのため、小さな子供やペットのいる家庭ではスズランの扱いに注意が必要になるでしょう。
ストレプトカーパス属

学名:Streptocarpus
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~10月になる。
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型・ロゼット型 等
主な原種:サクソルム/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストレプトカーパス属は約184種を含む多様な属であり、一般的に美しい花をインドアグリーンとして鑑賞する目的で栽培される事が多い植物です。例えば、ストレプトカーパス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして枝垂れる優雅な姿を鑑賞されたりします。開花期間は理想的な環境で周年咲くため、長く花を楽しみたい人に好まれる植物です。ただし、花の数は少なめで株の中での開花は疎らになります。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他に、黄色や白色になるためカラーリーフとしても楽しめます。一方で、ストレプトカーパス・ヒブリダス(Streptocarpus × hybridus)は草姿がロゼット型になり、パンジーを想像させるような大きく華やかな花を鑑賞する目的で栽培されています。耐陰性も高くインドアグリーンで楽しまれます。
ストロビランテス属(イセハナビ属)

学名:Strobilanthes
生活形:多年草
開花:11月~3月
花色:紫
葉色:緑・紫・桃・銀
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ディエリアヌス 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ストロビランテス属は約463種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には、ストロビランテス・ディエリアヌス(Strobilanthes dyerianus)が観葉植物として広く栽培されています。ストロビランテス・ディエリアヌスは葉の表面に強い光沢があり、光の反射により光っても見えるため、金属や宝飾品を思わせる見た目をしています。また葉の色も緑・紫・桃・銀と多彩で葉の中に独特な模様が入るため、ラグジュアリーな印象を添えるカラーリーフとして楽しめる植物です。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多くなります。
スミレ属(ビオラ属)



学名:Viola
生活形:一年草/多年草
開花:10月~5月(パンジー)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白
葉色:緑・黒
草丈:約15~25cm
草姿:分枝型・叢生型
主な原種:パンジー/ラブラドリカ/ニオイスミレ/スミレ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物/日陰植物/
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スミレ属は約690種を含み、生活形や形態の異なる種や品種が多数あります。代表的な種にはパンジー(Viola × wittrockiana)またはビオラがあり、これは冬を代表する花として知られています。草姿は分枝型で、基部付近からよく分枝して沢山の茎を叢生するように伸ばします。茎の向きにより株の見た目は横に広がったり、行儀よく直立して成長したりするため、用途に合わせて選択するとよいでしょう。主な用途としては花壇の縁どりや、寄せ植え素材などがあります。開花期間は10月~5月頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。花の形はスミレ形花冠と呼ばれるユニークな形状をしており、また花の中に入るブロッチ(斑)と組み合わさる事で、動物の表情を見てるような独特な感じさせます。また花は非常に多花性で株を覆うように次々と咲き誇るため、彩りの少ない冬の花壇を豪華にしてくれるでしょう。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白等があり、非常に多彩なため自分好みの色を見つけやすくなっています。また上記で紹介しているパンジー以外にも、スミレ属には、黒葉と紫色の花が重厚的な雰囲気をつくるビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)や、花や葉にキャンディを思わせる香りがあるニオイスミレ(Viola odorata)等の多様な種があります。詳しい情報は種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スモモ属(サクラ属)





学名:Prunus
生活形:落葉低木/落葉小高木/落葉高木
開花:3月~4月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・黒
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:ウメ・モモ・アンズ・サクランボ 等
用途:カラーリーフ/生垣/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモモ属は約349種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、ウメ・モモ・アンズ・サクランボなどは果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されます。またオヒョウモモ・ベニバナスモモ・ヒマラヤザクラなどは美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。
●た行
ツタ属



学名:Parthenocissus
生活形:落葉ツル性木本
開花:6月~7月
花色:緑
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・白
樹高:約800~3000cm
樹形:ツル型(吸盤)
主な原種:ツタ/アメリカヅタ/ヘンリーヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツタ属は約12種を含む多様な属であり、一般的に壁面などの他物を覆うように成長するツル性の樹形や、美しい葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。樹形はツル型で、茎が非常に長く伸びて広範を覆う被覆力があります。ツルのまきヒゲの先端にある吸盤を他物に付着させて自らの支えにしながら成長します。そのため、園芸では壁面等の大きな構造物を覆うのに役立ちます。ただし、吸盤が接着剤のように他物につくため、撤去する時は他物を劣化させたり破壊する可能性があるため利用する場合は注意が必要でしょう。葉は株の中で高密度についているため、薮のような生い茂った印象を与えます。人工的な構造物が葉で覆われていく様はある種の荒廃を想像させるため、自然をテーマにするお庭をつくる場合は重宝するかもしれませんね。一方で、個々の葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしており、季節により春・夏は若々しい緑色、秋は赤色・橙色に紅葉して、冬になると落葉して這うように広がる茎のシルエットを浮かび上がらせます。そのため、季節の移り変わりを感じさせる植物として楽しめます。花や果実は数が少なくて葉に隠れているため鑑賞価値は殆どありません。ただし、蜜源として蜜蜂などの昆虫がたくさん遊びにきたり、果実を野鳥が食べきたり、ツルと葉の間に生き物がかくれるスペースを作ったりするため、生き物と共生する自然風のお庭を作りたい場合はおすすめの植物のひとつとなるでしょう。
ツタバウンラン属(シンバラリア属)



学名:Cymbalaria
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約5~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:ツタバウンラン/アエクイトリロバ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツタバウンラン属は約10種を含む属であり、一般的にツル性に成長する草姿や、可愛らしい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはツタバウンラン(Cymbalaria muralis)やシンバラリア ・アエクイトリロバ(Cymbalaria aequitriloba)等があります。例えば、ツタバウンランは草姿が匍匐型になり、茎が地面や岩の隙間などを這って進みながら不定根を伸ばして定着しながら広がります。そのため、園芸ではロックガーデンなどで岩の隙間などに偽着生させて育てられたりします。葉は長さ1~3cmと小さくて、形は丸みのある外観をしていて可愛らしい見た目をしています。花は金魚草と同じ仮面状花冠で、下唇の喉部が膨らむ可愛らしい外観をしており、色は紫色で上品な印象を感じさせます。また花は開花中は正の光屈性があるため太陽に向かって伸びますが、結実すると負の光屈性になり、種を地面や岩の隙間に埋め込もうとする、変わった性質をもっています。そのため、そのユニークな性質を観察するために栽培してみるのもよいかもしれませんね。
ツルニチニチソウ属(ビンカ属)



学名:Vinca
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~50cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルニチニチソウ/ヒメツルニチニチソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツルニチニチソウは、一般的に地面を覆うように広がる植物になり、園芸では日陰などの被覆植物として利用され、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は匍匐型または叢生型で、茎の種類には匍匐茎と直立があります。そのため、花壇や斜面などで地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。また地被植物として利用する場合は、根からアレロパシー物質が溶出しているため雑草の発生を抑制する効果が期待できます。開花は3月~6月頃にあり、花の大きさは種により差異がありますが、一般的に花径は2~6cm程度あり、紫色の花が咲きます。そのため、上品な雰囲気を演出します。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色があるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しむ事も可能です。さらに、耐陰性が高いため木の下の下草として利用したり、シェードガーデンでに利用する事も可能です。ツルニチニチソウの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
ディスキディア属



学名:Dischidia
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:ツル型
主な原種:ルスキフォリア/メジャー/ペクテノイデス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディスキディア属は約116種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に樹木などに着生して、ツル性の茎をよじ登らせたり枝垂れさせながら成長する植物です。代表的な種にはディスキディア・ルスキフォリア(Dischidia ruscifolia)やディスキディア・メジャー(Dischidia major)等があります。例えば、ディスキディア・ルスキフォリアは葉のサイズが非常に小さくて、形がハート形をしています。また多肉質でぷにっとした外観をしてるため、非常に可愛らしい見た目をしており、葉がツル性の茎に連なる姿は、まるでネックレスのような宝飾品にも見えます。草姿がツル型で枝垂れる性質があるため、植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿を鑑賞される事が多いです。一方で、ディスキディア・メジャーは別名でアリ植物とも呼ばれており、自生地では葉の中に、アリの隠れ家が作られる事があります。葉はサイズが約6~12cmと巨大で、風船のように膨らんで中が空洞になっており、葉の一部には蟻が出入りできる穴があります。ディスキディア・メジャーと蟻は共生関係にあり、隠れ家を提供する代わりに有害な昆虫から守って貰ったり、蟻の排泄物を葉の中にある根で吸収して栄養としているようです。ディスキディア属には上記以外にも多様な種と品種が存在します。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ディフェンバキア属

学名:Dieffenbachia
生活形:多年草
開花:春・夏
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
主な原種:アモエナ/セグイネ 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディフェンバキア属は約56種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に観葉植物として美しい葉が鑑賞されている植物です。草姿は叢生型で、地表に複数の茎が伸びます。茎は多肉質で太く、直立に伸びたり不規則に湾曲して伸びるため、ユニークなシルエットを作り出します。また葉のサイズが大きいため、観葉植物として育てるとジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色・黄色・白色と多彩で葉の中に模様が入るため、カラーリーフとして楽しめたりもします。ディフェンバキアは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ドラセナ属(リュウケツジュ属)



学名:Dracaena
生活形:多年草/常緑低木/常緑高木
開花:滅多に咲かない
花色:緑・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白・赤
草丈:約150~2000cm
草姿:叢生型
主な原種:サンセベリア/フレグランス 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ドラセナ属は約120種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に観葉植物として美しい葉や樹形を鑑賞されている植物です。代表的な種にはサンセベリア(Dracaena trifasciata)やドラセナ・フレグランス(Dracaena fragrans)などがあります。例えば、サンセベリアは地表面から細長い肉厚の葉が垂直に整然と並ぶため洗練された葉姿をつくります。そのため、お部屋の中で栽培すればエレガントな雰囲気を添えるインテリアとして使う事が出来るでしょう。また葉の色が緑色と黄色または白色の複色となるため、カラーリーフとしても楽しめる観葉植物になります。一方で、ドラセナ・フレグランスは、一般的にヤシの木を想像させるユニークな樹形を鑑賞する目的で栽培されます。樹形は直立型(単幹)または叢生型(株立ち)になり、仕立てない場合は茎の上部での分枝が殆どなく真っ直ぐ伸びます。株は成長が進むと、葉痕を残しながら古い葉が落ちるため、茎の上部だけに葉が集まりヤシの木を想像させるユニークな外観となります。また耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多くなります。NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できるでしょう。この他にも、ドラセナ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
●な行
ニシキギ属(ユオニマス属)



学名:Euonymus
生活形:落葉低木/常緑低木/常緑小高木/常緑ツル性木本
開花:5月~7月
花色:緑・黄・赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・紫・白
樹高:約100~800cm
樹形:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(付着根)
主な原種:マサキ/ニシキギ/ツルマサキ/セイヨウマユミ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニシキギ属は約146種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に庭木や生垣などに利用されており、美しい葉・花・果実などを鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはマサキ(Euonymus japonicus)やニシキギ(Euonymus alatus)などがあります。例えば、マサキは一般的に剪定で概形が整えられて生垣やトピアリーなどによく利用されている植物になります。生活形は常緑小高木、樹形は叢生型(株立ち)になる。葉は革質で強い光沢があり、日陰になるほどに色は濃くなる傾向があります。また葉の色は緑色の他、黄色や白色もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。一方で、ニシキギの樹形も叢生型(株立ち)ですが、側枝は横へと大きく広がって傘状となるため、大株は非常に優雅な雰囲気を醸し出します。また秋になると葉の色が真っ赤に紅葉するため、株全体が燃え上がっているような圧巻の景観を作り出します。さらに紅葉が終わり、葉が落ちると、枝のシルエットが浮かびあがります。ニシキギの枝には、最大4枚の翼が張り出しており、個性的な外観をつくりだしているため、これを観察するのも楽しいでしょう。また、この枝は収穫して茶花として利用される事もあるようです。この他にも、ニシキギ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
●は行
パキラ属

学名:Pachira
生活形:常緑高木
開花:ほとんどない
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~1800cm
樹形:直立型
主な原種:グラブラ・アクアティカ
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:パキラは英名では「ラッキー・ツリー(lucky tree)」や「マネーツリー(Money Tree)」とも呼ばれており、繁栄や幸運の象徴として人気の高い観葉植物のひとつとなります。樹高は400~1800cm、樹形は直立型です。葉は掌状複葉、葉を構成する小葉は楕円形をしていて、表面に光沢があります。そのため、スタイリッシュなリーフとして楽しめます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色や白色もあるため品種を選べばカラーリーフにもなるでしょう。開花は一年を通してありますが、ほとんど見られません。パキラは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ハナミョウガ属



学名:Alpinia
生活形:多年草
開花(レッドジンジャー):周年※一般的な開花は6月~10月になる
開花(ゲットウ):4月~6月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約100~700cm
草姿:叢生型
主な原種:レッドジンジャー/ゲットウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ハナミョウガ属は約435種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはレッドジンジャー(Alpinia purpurata)やゲットウ(Alpinia zerumbet)などがあります。例えば、レッドジンジャーは、派手な花を鑑賞したり、切り花にして楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の茎を伸ばし群生をつくります。理想的な環境下では周年開花するため、長く花を楽しみたい人に好まれます。花は穂状花序に並びます。ただし花は鱗状に重なる苞に保護され隠れています。そのため、一般的に苞が鑑賞されており、苞の色は赤・桃・白があり、非常に大きな花姿となるため豪華な印象を与えます。また花は収穫すれば切り花にもなるため試してみるのも良いでしょう。一方で、ゲットウは大きく優雅に広がる葉を鑑賞したり、花を鑑賞したり、沖縄では食物を葉で包む目的で栽培される植物です。草姿は叢生型、地中にある根茎から複数の偽茎を伸ばし群生をつくります。葉はサイズが約30~60cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉の色が緑色の他に、黄色・白色とあるため、カラーリーフとして楽しめたりもします。花は蕾の時期は白桃に似てるため「月桃(ゲットウ)」と呼ばれており、蝋質で光沢があるため宝飾品を見てるような印象を感じさせるでしょう。
ヒアシントイデス属



学名:Hyacinthoides
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ブルーベル/ツリガネズイセン
用途:グランドカバー/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒアシントイデスは、鐘形の花が下向きに穂状に連なり、可憐な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。花の形は鐘形で、先端の裂片が外側にクルンと強くカールして下向きに開花します。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、上部で弧状に湾曲する花茎に連なり咲くため、優雅さと豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は、ふつう青色ですが、種や品種によって桃色や紫色や白色もあります。青色は心を落ち着けるためヒーリングガーデンなどにピッタリですが、桃色の花を選んだら可愛い雰囲気をお庭に添えることが出来るでしょう。
ヒイラギナンテン属



学名:Berberis
同義語:Mahonia
生活形:常緑低木
開花:3月~4月
花色:黄
葉色:緑
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型・叢生型
主な原種:ヒイラギナンテン/ヒイラギメギ 等
用途:日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒイラギナンテン属は約617種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種には、ヒイラギナンテン(Berberis japonica)やヒイラギメギ(Berberis aquifolium)などがあります。例えば、ヒイラギナンテンは、ヒイラギの葉を思わせるトゲトゲした葉が羽状に連なる優雅な葉姿や、黄色の花が総状花序に連なり、総状花序が散形状に連なる事で噴水のように咲き誇る優雅な花姿が作られます。一方で、ヒイラギメギもヒイラギの葉を思わせるトゲトゲした葉が羽状に連なる優雅な葉姿をしており、花は総状花序が総状に密に連なる事でボリューム感のある花姿が作られます。
ヒポエステス属



学名:Hypoestes
生活形:多年草
開花:9月~12月
花色:紫
葉色:緑・赤・桃・黄・白
草丈:約15~75cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:フィロスタキア 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒポエステスは、絵の具で描いたような模様が出来る、多彩な葉色が魅力的な植物です。草姿は直立型または分枝型になり、茎は直立・傾状に伸び、コンパクトに成長する性質があります。そのため、他の植物の成長をあまり邪魔せず、寄せ植え素材として活用しやすいです。葉の色は緑・赤・桃・黄・白と多彩なため好みの色を探せる点も魅力の一つでしょう。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の品種を選んだり、明るく清楚な雰囲気を添えたい場合は白色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。
ヒューケラ属



学名:Heuchera
生活形:多年草
開花:5月~7月(9月)
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒
草丈:約15~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ビローサ/ミクランサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒューケラは、楓の葉を思わせるお洒落な葉の形や、非常に多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型になり、地中にある根茎で緩やかに広がりながら、多数の葉と花茎を出して叢生します。また多数の葉は地面を覆うように広がるため、地被植物として活用されます。葉の形は掌状浅裂・掌状中裂になり、楓やアイビーを思わせるお洒落な見た目をしています。葉の色も緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の葉を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。開花は春から夏頃にあり、花のサイズ(約0.5~1.2cm)や花序(総状花序・円錐花序)は品種により、かわります。花を楽しみたい場合は、花のサイズと花序、花の数と密度に注目して品種を選ぶとよいでしょう。またヒューケラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ピレア属(ミズ属)



学名:Pilea
生活形:多年草
開花:滅多に咲かない
花色:桃・黄・白
葉色:緑・黄・白・銀・茶・黒
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:カディエレイ/ペペロミオイデス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ピレア属は約609種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ピレア属の主な種
- ピレア・カディエレイ(Pilea cadierei):葉に濡れたような光沢感があり、緑色と白色の複色となるため、ラグジュアリーな印象を添えるカラーリーフになります。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は倒卵形、葉の色は緑色・白色(銀色)で光沢がある。
- ピレア・ペペロミオイデス(Pilea peperomioides):は直立茎に円形の葉を沢山つけるため、可愛らしい印象を与える観葉植物です。草姿は叢生型、茎の種類は直立茎、葉の形は楯形で円形、葉の色は緑色で濡れたような光沢がある。
- ピレア・グラウカ(Pilea glauca):茎が地表面を張ったり、壁面を枝垂れる性質があるため、園芸では主にハンギング仕立てで楽しまれます。葉の色も白色を帯びて美しくカラーリーフとして楽しまれます。草姿は匍匐型、茎の種類は匍匐茎、葉の形は円形、葉の色は白緑色・白色をしている。
フィカス属(イチジク属)





学名:Ficus
生活形:常緑高木/常緑低木
開花:滅多に咲かない
花色:赤・橙・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:最大6000cm
樹形:直立型(単幹)・匍匐型・ツル型(付着根)
主な原種:ガジュマル/ベンジャミン/インドゴムノキ/ベンガレンシス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィカス属は約881種を含む属であり、園芸でも樹形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィカス属の主な種
- ガジュマル(Ficus microcarpa):支柱根が幹の基部や側枝から発生するため独特な樹形となる。特に、幹の基部から発生する支柱根は、タコ足のようになり、幹を支えるため、その独特な見た目から観葉植物で人気です。また精霊が住むと考えられているため、逸話を知って栽培すればメルヘンチックな気分にさせてくれるかもしれません。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、幹や側枝は支柱根を出す事があり、葉の形は楕円形、葉の色は緑色になる。
- インドゴムノキ(Ficus elastica):樹脂で作られたような光沢のある大きい葉が魅力の植物です。一般的に観葉植物として栽培されており、花言葉が「永遠の幸せ」と素敵な事から、結婚祝いなどで贈られる。生活形は常緑高木、樹形は単幹、幹や枝から支柱根が出る事もあり、葉は長さ約5~15cm、葉の色は緑・黄・赤・白・黒と多様で、光沢がある。
- フィカス・プミラ(Ficus pumila):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフにもなります。
フィットニア属

学名:Fittonia
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・白
草丈:約10月~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:アルビウェニス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィットニアは、葉の色が多彩で、葉の中に独特な模様が入る観葉植物です。草姿は匍匐型になり、茎は匍匐茎と傾状茎(匍匐後に立ち上がる)があります。そのため、地被植物として栽培されたり、また鉢植えや寄せ植えでは手前でボリューム感を出す植物として活用されます。葉の色は緑・赤・桃・黄・白と多彩で、基本的に葉脈に脈班が入るため複色となります。そのため、独特な色彩が好きな人に好まれます。フィットニアは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が一般的になります。
フィロデンドロン属



学名:Philodendron
生活形:多年草/ツル性木本
開花:夏頃
花色:緑・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・黒・白
草丈:約50~500cm
草姿:直立型/匍匐型 等
主な原種:ヒトデカズラ/エルベセンス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フィロデンドロンは約623種を含む属であり、園芸でも生活形・葉の形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フィロデンドロン属の主な種
- ヒトデカズラ(Philodendron selloum):太い直立茎に、多数の羽状に分裂する葉をつける。また直立茎には葉が落ちた後に葉痕が残るため、独特な葉姿を鑑賞する事ができます。
- フィロデンドロン・エルベセンス(Philodendron erubescens):葉は大きく存在感があり、葉の色は緑・赤・桃・黄・橙・黒・白と多彩で、樹脂で作らたような強い光沢がある。そのため、ラグジュアリーな雰囲気を添えるカラーリーフとして楽しめる観葉植物です。
- オキシカルジウム(Philodendron oxycardium):茎がツル性で柔軟なため、壁面に這わせたり、ハンギング仕立てで垂れさせて観葉植物として栽培されます。樹形はツル型、他物に気根を付着させて成長する。葉の色は緑・黄・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。
プルモナリア属(ヒメムラサキ属)



学名:Pulmonaria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・白
草丈:約10~40cm
草姿:叢生型
主な原種:サッカラータ/ロンギフォリア 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プルモナリアは、一つの花序の中で異なる色の花が混在してカラフルな色彩が楽しめる植物です。プルモナリアは、種により形態が変化しますが、一般的に草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。そのため、草丈が10~40cm程度の地被植物として利用されること事もあります。葉の色はふつう緑色ですが、品種により白色の斑点が入る事があります。そのため、品種を選ぶ事で可愛らしいカラーリーフとして楽しむ事もできます。開花は3月~5月頃になり、漏斗形の花が、サソリ形花序にジグザグに配置されて咲きながら密集します。花の色が成熟するにつれて桃・紫・青と変化するため、花序の中で色の違う花が混在して、グラデーションのような色彩効果をうみだします。またプルモナリアは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ブルンネラ属



学名:Brunnera
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:マクロフィラ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブルンネラは、美しい青花や、幾つかの品種で見られる白色の班が入る美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、多数の根生葉が地面を覆うように広がったり、茎を複数伸ばして群生をつくります。葉のサイズは5~20cmと大きいため、遠くからでも目立つ強い存在感があり、葉はふつう緑色ですが、園芸品種の多くは白色の班が入るため、明るさや清楚さを感じさせるカラーリーフとして楽しめます。花の形は合弁花冠で裂片に丸みがある可愛らしい見た目をしており、集散状に次々と咲きます。明るい青色の花が咲き誇る春の季節は、湖面を見ているような涼やかで爽やかな雰囲気を添える事ができるでしょう。またブルンネラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ベゴニア属



学名:Begonia
生活形:多年草
開花:周年※一部の種
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黒
草丈:
草姿:分枝型・叢生型 等
主な原種:センパフローレンス/ボリビエンシス/マクラータ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベゴニア属は約1500種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベゴニア属の主な種
- ベゴニア・センパフローレンス(Begonia × semperflorens):開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があります。花は葉と比べると小さいため、脇役のような印象をあたえる事もありますが、非常に華やかで集散状に次々とよく咲きます。また光沢のある葉に囲まれているため、輝く宝飾品を見てるようなラグジュアリーな雰囲気も感じさせる事もあるでしょう。耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しまれる事が多いです。
- リーガスベゴニア(Begonia × hiemalis):薔薇のような花を株いっぱいに咲かせるため、豪華な花姿が楽しめる植物です。短日植物のため一般的に開花期は10月~翌5月頃までになりますが、品種改良が進んで四季咲きする品種も出てきています。基本的に寒さに弱いため屋内で鑑賞されるのが一般的です。
- レックスベゴニア(Begonia × rex cultorum):品種により差異がありますが、基本的に葉のサイズが大きくて、多様な形と多彩な葉色をもっている事から、観葉植物として重に栽培されています。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、ツル仕立て・ハンギング仕立て・トピアリー仕立て・地被植物などの多様な仕立てが出来る点、お洒落でカッコイイ葉の形が楽しめる点、カラーリーフとして楽しめる点、切り花やプリザーブドフラワーなどの用途の多さ等から安定して高い人気を誇る植物です。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるような洗練された見た目をしているため、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれます。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。ヘデラは耐陰性が高い植物のため、日陰の庭で楽しんだり、インドアグリーンとして楽しんだりできます。また基本的に強健で管理も楽なため初心者でも失敗が少なく簡単に育てられる植物の一つでしょう。ヘデラはギリシャ神話の中で、結婚を司る女神の祭壇の飾りに使われており、この植物は永遠の愛や不滅を象徴しています。そのため、現代でも結婚式の飾りに利用されたり、また大切な人へのギフトとして贈られることがあります。
ポーチュラカリア属
学名:portulacaria
生活形:常緑低木
開花:5月~7月
花色:黄
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約200~500cm
樹形:直立型・匍匐型
主な原種:アフラ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカリアは、多肉質でぷにぷにとした可愛らしい茎と葉を鑑賞する目的で栽培されており、観葉植物として屋内で楽しまれたり、また盆栽のように仕立てて楽しまれたりしています。
ポトス(ハブカズラ属)



学名:Epipremnum
生活形:多年草
開花:自然開花は稀
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約300~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:ポトス 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポトスは、多様な仕立て方をして、美しい葉を鑑賞できる観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は緑・黄・白があり、葉の中に散班や切班などの班が入り、多彩な葉色を楽しめるため、一般的にカラーリーフとして楽しまれています。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。さらに、NASAが行った実験では空気中のホルムアルデヒド・キシレン・トルエン等の有害物質を葉で吸着する効果が確認されているため、インドアグリーンとして育てると、部屋の空気を清浄に保つ効果が期待できるでしょう。
ホヤ属(サクララン属)



学名:Hoya
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・桃・白
草丈:
草姿:ツル型(巻き付き茎/付着根)・叢生型 等
主な原種:カルノーサ/カーリー/レツーサ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/ツル植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ホヤは、自生地では樹木に着生しており、ツル性の茎で樹木をよじ登ったり、また枝垂れさせたりして成長する植物です。そのため、園芸で栽培する際も誘引資材を準備して這わせたり、またハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の形は多種多様にあり、種や品種により楕円形・線形・試形(ハート形)などがあります。特に、ハート形の葉はそれ自体が可愛いため、それを鑑賞する目的で栽培されたりします。また葉の色も緑・黄・桃・白などがあるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事もできます。花は肉厚でワックスで塗ったような光沢があり、多数の花が半球状にあつまるため、ボリューム感のある花姿となります。そのため、開花期には宝飾品を見てるような豪華な花姿が楽しめます。ホヤは耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
ポリシャス属

学名:Polyscias
生活形:常緑低木・常緑小高
開花:栽培環境では滅多に咲かない
花色:緑・黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~600cm
樹形:直立型・叢生型
主な原種:タイワンモミジ/フリスビー 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリシャス属の中に約176種があり、多彩な葉の色と、多様な形の葉を楽しむ目的で栽培されている観葉植物です。
ポリシャス属の主な種
- タイワンモミジ(Polyscias fruticosa):生活形は常緑低木、樹形は株立ち、葉の形は1~3回羽状複葉、葉の色は緑・黄・白がある。園芸では観葉植物として栽培されており、お洒落な形や色をしてる葉を楽しまれています。
- ポリシャス・フリスビー(Polyscias balfouriana):生活形は常緑小高木、樹形は株立ち、葉の形は円形・広楕円形・心形、葉の色は緑・黄・白がある。園芸では観葉植物として栽培されており、可愛らしい形や多彩な色をしてる葉を楽しまれています。
●ま行
ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)



学名:Tradescantia
生活形:多年草
開花:周年※開花は散発的
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・紫・灰・白
草丈:約15~45cm
草姿:叢生型・匍匐型・ロゼット型
主な原種:ムラサキオモト/ムラサキゴテン/シマムラサキツユクサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキツユクサ属は約85種を含む属であり、枝垂れたりロゼットを形成したりする優美な草姿や、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されています。例えば、ムラサキオモト(Tradescantia spathacea)は、草姿が叢生型になり、地中を根茎で広がりながらロゼットを形成する株を複数つくり群生をつくります。そのため、地被植物として利用されたりします。葉の色は品種により緑・黄・紫・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。一方で、シマムラサキツユクサ(Tradescantia zebrina)は草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色は品種により緑・紫・灰・白などがあり多彩なため、カラーリーフとして利用できる点も魅力のひとつとなります。上記の他にも、ムラサキツユクサ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
メシダ属(アシリウム属)



学名:Athyrium
生活形:多年草
開花:-
花色:-
葉色:緑・赤・紫・黄・灰・白
草丈:約30~80cm
草姿:叢生型
主な原種:イヌワラビ/セイヨウメシダ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:メシダは、鳥の羽根を見てるような繊細で美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で、地中を根茎で広がりながら、地面から沢山の葉が出て優雅に広がります。そのため、地被植物として活用できます。葉の形は2~3回羽状複葉になり、小葉は極小さく細長い線形から楕円形の形をしています。またメシダはオシダと比べると葉が柔軟で柔らかな見た目をしている事から、より優雅な印象を感じさせやすいです。そのため、お庭に植えるとレースの模様を見てるような上品な雰囲気や、エレガントな雰囲気を添えることが出来るでしょう。また葉の色が、緑・赤・紫・黄・灰・白と多様な点も魅力のひとつとなり、品種を選びカラーリーフとして楽しむのもよいでしょう。基本的に耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで栽培されます。
モクセイ属



学名:Osmanthus
生活形:常緑高木
開花:9月~10月
花色:黄・橙
葉色:緑・黄・桃・橙・白
樹高:約300~1800cm
樹形:分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:キンモクセイ/ヒイラギ/ヒイラギモクセイ 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モクセイ属は約26種を含む属であり、園芸でも葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。代表的な種にはキンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)とヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)があります。例えば、キンモクセイは花に蜂蜜や杏子を想像させる甘い香りがあり、香りが非常に強いため開花期は数メートル先まで芳香が届きます。花は節から束生してボリューム感たっぷりに咲くため、花姿も豪華で、また太陽を見てるような橙色の花色が南国を思わせるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。また樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多いため、生垣に仕立てられることもあります。一方で、ヒイラギは、葉縁部にある凹凸と鋭い棘が特徴となる植物です。日本では、この鋭い棘が、邪気を祓ったり、鬼の目を刺すと考えられていた事から、魔除けや縁起木として親しまれています。樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多くて萌芽力も高いため、生垣に仕立てられたり、また玉散らし等のトピアリーとして栽培されることもあります。上記の他にも、モクセイ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
モチノキ属(イレックス属)



学名:Ilex
生活形:常緑低木・常緑高木
開花:
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約200~1000cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:カラーリーフ/生垣/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モチノキ属は約569種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。代表的な種にはイヌツゲ(Ilex crenata)やソヨゴ(Ilex pedunculosa)などがあります。例えば、イヌツゲは樹形は叢生型または分枝型で、側枝が多くブッシュ状になり萌芽がよいため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用されたり、またトピアリー仕立てで栽培されたりします。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後のシルエットが緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。一方で、ソヨゴは風に吹かれると葉が「シャカ シャカ」と心地よい音を響かせる事で知られています。音を鳴らす植物は珍しいため、これを楽しむ目的で庭木や生垣などに仕立て栽培されています。上記の他にも、モチノキ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
モンステラ属



学名:Monstera
生活形:多年草
開花:夏頃(稀に咲く)
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約200~2000cm
草姿:ツル型(付着根)
主な原種:
用途:カラーリーフ/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モンステラは、ジャングルの中にいるような雰囲気を醸しだす巨大な葉を鑑賞する目的で栽培される観葉植物です。草姿はツル型で、他物に気根を侵入させて自らを支えながら成長します。そのため、気根を定着させることが出来るヘゴ支柱やココスティックなどを準備して這わせたり、長く伸び過ぎた茎をカットしてコンパクトなままで栽培されるのが一般的です。葉はサイズが約25~90cmと大きく優雅に広がるため、葉で視界が塞がれるジャングルの中にいるような雰囲気を醸し、葉が成熟にするにつれて葉縁部や葉の中に穴が空いて個性的な外観を呈します。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれたりします。ただし基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多いです。
●や・ら・わ行
ヤエムグラ属(ガリウム属)



学名:Galium
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑
草丈:約30~50cm
草姿:叢生型
主な原種:クルマバソウ/ヤエムグラ 等
用途:グランドカバー/香りが良い/ドライフラワー/日陰植物
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備考:ヤエムグラ属は約650種を含む属であり、園芸でも樹形・ 葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。特に代表的な種である、クルマバソウ(Galium odoratum)は、車輪のように輪生するお洒落な葉と上品な印象を添える白花を鑑賞したり、また甘い香りをたのしむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。葉は長楕円形で、6~10枚の葉が輪生するため、車の車輪を見てような独特でお洒落な見た目をしています。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添えてくれるでしょう。また葉にはクマリンを由来とする芳香があり、香りはココナッツやバニラに似た甘い香りがあります。この香りは乾燥するとクマリンが増加してより強くなるためポプリやマットレスなどに使用される事があり、アルコールの風味付けに使用されています。ただし、クマリンは腎臓にダメージを与える恐れがあるため、大量に摂取するのは控えた方が良いでしょう。開花は春から夏にかけて、上品な白花が、お洒落な葉と調和して、より一層にエレガントな雰囲気を添えます。基本的に耐陰性が高い植物のため、主にシェードガーデンで楽しまれる植物です。
ヤブラン属



学名:Liriope
生活形:多年草
開花:7月~10月
花色:紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~60cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ヤブラン
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヤブランは、ロゼット状に優美に広がる美しい葉姿や、上品な印象を添える紫花が魅力的な植物です。草姿は叢生型またはロゼット型、根茎で緩やかに広がりながら株が増えます。株は葉が外側へと放射状に広がる事でロゼットを形成して、葉が線形で細長いためシャープな外観を呈します。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色もあるため品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。また開花期に見られる紫花は、優美に広がる葉とも調和して、お庭にエレガントな雰囲気を添えてくれるでしょう。基本的に耐陰性が高い植物のため、シェードガーデン等で栽培することも可能です。
ユッカ属(イトラン属)



学名:Yucca
生活形:多年草・常緑低木・常緑高木
開花:6月~8月
花色:白・黄・桃・紫
葉色:緑・黄・白・青緑・紫
草丈:約30~1200cm
草姿:直立型・ロゼット型・叢生型
主な原種:イトラン/メキシコチモラン/キミガヨラン 等
用途:カラーリーフ/観葉植物/日陰植物/ロックガーデン
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備考:ユッカ属は約52種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユッカ属の種類
- イトラン(Yucca filamentosa):葉がロゼットを形成して、成熟するに連れて葉の向きが直立・斜上・水平へと変化するため、半球形の外観となります。また葉の縁部分の繊維が剥がれて、糸状の毛が絡み合うため、葉の中で蜘蛛の巣を張っているような独特な印象を与えます。
- メキシコチモラン(Yucca elephantipes):有茎種で、茎が太く寸胴で重量感がある。葉は茎の頂部で束生するように集まるため、ヤシの木を見てるようなユニークな外観となります。ユッカでは珍しく、耐陰性が高いことから、観葉植物としてお部屋の中で楽しまれることが多い植物です。
- アツバキミガヨラン(Yucca gloriosa):シャンデリアを見ているような豪華な花姿が魅力的な植物です。花は蕾のような丸みのある外観で、円錐状に連なり、垂れ下がりながら開花します。有茎種で、葉は頂部に集まるため、開花期以外はヤシの木を見てるようなユニークな株姿が楽しめます。
ルイヨウショウマ属(アクタエア属)



学名:Actaea
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:桃・白
葉色:緑・橙・紫・茶・黒
草丈:約60~150cm
草姿:叢生型
主な原種:サラシナショウマ/パキポダ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
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備考:ルイヨウショウマ属は約32種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ルイヨウショウマ属の主な種
- サラシナショウマ(Actaea simplex):お洒落なレースを見てるような羽状複葉や、幾つかの品種で見られるシックな黒葉や茶色のアンティークな葉、スラリと伸びる上品な花穂を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、葉を横に広げるため地被植物としても適します。
- アクタエア・パキポダ(Actaea pachypoda):一般的に蝋質で光沢のある、宝飾品のような果実を鑑賞する目的です。耐陰性が高いためシェードガーデンなどでも育てられます。
ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)



学名:Muehlenbeckia
生活形:落葉ツル性木本/落葉低木
開花:6月~7月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:コンプレクサ/アキシラリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
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備考:ワイヤープランツは、柔軟なワイヤーを思わせるような茎が作り出す独特な樹形と、緻密で可愛らしい印象を与える葉が魅力的な植物です。樹形はツル型で、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、ツルを誘引して誘引資材に仕立てられたりしますが、多くは地被植物のように仕立てられたり、鉢に植えてワイヤー状のツルを枝垂れさせて仕立てられる事が多いです。葉は約0.5~2cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、繁茂しても薮を見てるような野暮ったさを感じさせにくいです。葉の形は丸みを帯びるため、可愛らしさがあり、葉の色は緑色の他に品種を選ぶと黄・桃・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。また枝葉は収穫して切り花やフラワーアレンジメントの素材として利用する事ができます。ワイヤープランツの枝葉は、アレンジメントの中でボリューム感を出したり、容器の目隠しとして働かせたり、流れを演出したりして多様な活用方法があるため人気の花材です。