かわいいお庭に合う植物とは、可愛いをテーマにしているお庭の中に合う植物です。例えば、パステル調の植物があればメルヘンチックで可愛らしい雰囲気をお庭に添えたり、ハート形をしている植物が愛情などを連想させて可愛い雰囲気をお庭の中に添えてくれます。
このページでは、可愛いお庭にピッタリな植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■可愛いをイメージさせるもの
●可愛いカラー
パステルカラー

パステルカラーは、色調が淡く明度が高いカラーパレットです。
一般的に、ゆめかわいいをテーマにするファッションやインテリア、メルヘンチックな雰囲気を演出するのに利用される色であり、可愛いをテーマにするお庭によく合う色となります。
桃色

桃色は、女性的な可愛らしさや子供っぽさを感じさせる色になります。そのため、可愛いをテーマにする鬼羽によく合うでしょう。
赤色

赤色は、情熱的な愛情を感じさせる色です。色の中にやや力強さも感じさせるため、可愛らしさを軽減させる可能性もありますが、アクセントとして取り入れると可愛さが際立つでしょう。
クリーム色

クリーム色は、甘いお菓子や女性的な優しさ、子供っぽさや、包容力などを感じさせる色になります。そのため、桃色と並んで可愛らしさを強く引き立てる色となるでしょう。
●可愛い形や質感
ハート形

男女が「好き」の気持ちを伝える時のマークであり、可愛いを象徴する形です。植物の世界でもハート形をしている花や葉があるため、積極的に取り入れてみるのもよいでしょう。
円形(曲線)

円形(曲線)は、女性的な柔らかさと優しさを感じさせる形です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく合うでしょう。
水玉模様

子供が持っている傘や、エプロンなどのデザインによく利用されています。遊び心を感じさせる子供っぽい見た目をしているため、可愛いをテーマにするお庭にもマッチするでしょう。
ふわふわ

綿のように空気を含み、ふわふわとした見た目をしているものは、柔らかで優しい雰囲気をつくる他に、メルヘンの世界のような幻想的な雰囲気もつくりだします。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく合うでしょう。
フリル

フリルは子供の服やドレスの裾などによく付いているもので、豪華さや可愛らしさを感じさせる事ができます。植物の中にも花弁や葉がフリル状になっている物がよくあり、お洒落なイメージを感じさせます。
●その他
甘い香り

甘い香りは、記憶と連動して甘いお菓子や果物を想像させます。そのため、お菓子を食べる時のような穏やかで優しい気持ちにしてくれます。
小さいサイズ

小さいものは、男性的なイメージを持たせる大きなものと比べて、女性的な印象や子供っぽい印象を与えたりします。そのため、大きいものと小さいものがある場合は、小さいものの方が可愛いお庭によく合うでしょう。
■可愛いお庭にピッタリな植物の種類
●あ行
アキレア属



学名:Achillea
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ミレフォニウム/プタルミカ/フィリペンデュリナ
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アキレアは小さな花がドーム状に密集して咲く豪華な花房が魅力の植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に直立茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢で繊細な見た目をしていますが、倒伏することなく頂部に平面状・半球状の大きな花房をつけます。そのため、株の上部と下部で非常にアンバランスな見た目をしていますが、それが洗練された美しさとなり、アキレアの花の魅力をいっそう引き出しています。また葉は羽状に細かく分かれ、レース模様のような上品な見た目をしているため、花との相性が抜群によく、アキレアはエレガントな雰囲気のお庭によく合う植物となるでしょう。
アゲラタム属



学名:Ageratum
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:30~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ホウストニアナム/カッコウアザミ
用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アゲラタムは春から晩秋頃までと開花期間が長いことから一度植え付けて適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。花は頭花が茎頂部に半球状に密集するため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また頭花からは雌蕊が突出しているため綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気も感じさせる植物です。また種から簡単に増やせるため、毛氈花壇としてお庭の中に植物でイラストや模様を描くのに利用されたり、花壇の縁に苗を並べて縁どりとして利用されたり、花を収穫して切り花として利用されることもあります。
アジアンタム属



学名:Adiantum
生活形:多年生植物
開花:-
花色:-
葉色:緑・黄・赤
草丈:約15~50cm
草姿:叢生型
主な原種:クジャクシダ/コバホウライシダ/アラゲクジャク 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジアンタムは種や品種が豊富にあるため形態も様々ですが、一般的には、美しい葉を観賞する目的で栽培されます。葉は羽状に細かくわかれているため、レース模様をみているような上品な雰囲気があり、葉が優雅に広がるため様々な空間をお洒落に彩るリーフとして楽しむことが出来ます。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
アジサイ属(ハイドランジア属)



学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型(付着根)
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アスチルベ属

学名:astilbe
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑・黄・黒
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:アレンジー/シネンシス/ヒトツバショウマ 等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスチルベは綿菓子を思わせるふわふわとした花が魅力的な植物です。そのため、基本的にお庭の中で花を鑑賞したり、花を収穫して切り花やフラワーアレンジメントとして利用する目的地で栽培されます。アスチルベの草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は90cm程度まで真っ直ぐ上に伸びて高さを出すため、お庭の中に立体感などを出すこともできるでしょう。また耐陰性もあるため、植物が育ちにくい日陰のお庭を花で彩る事が出来る所も魅力となります。
アストランティア属



学名:Astrantia
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・紫・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:マヨール/マキシマ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アストランティアは、宝飾品を想像させるような美しい花と、楓の葉を思わせる美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、下部に葉が集まる傾向があります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が殆どなくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。アストランティアの花は、ブローチを思わせるた目をしており、中央に集まる小さな花が、光で輝き宝石のように見えることがあります。そのため、お庭で栽培すると高級感あるラグジュアリーな雰囲気を空間に添えることが出来たり、また花を収穫してお部屋に飾れば宝石を見てるような気分にさせてれるでしょう。※ただし、アストランティアの切り花は水揚げを行わないと直ぐに茎や花が萎れてしまうため、水揚げを手順通りしっかり行いましょう。
アネモネ属

学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アプテニア属

学名:Aptenia
生活形:匍匐型
開花:5月~10月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~15cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナツルソウ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アプテニアは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。花は高密度には咲きませんが、開花期は5月~10月頃と長く楽しめます。葉は多肉質で可愛らしい外観をしており、幾つかの品種では白・黄の班が入るためカラーリーフとしても楽しめます。また葉は水分・養分を蓄えているため、乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てる事も可能です。
アリッサム属



学名:
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アルメリア属

学名:Armeria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約30cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ハマカンザシ/シュードアルメリア/アルピナ
用途:グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルメリアは簪を思わせるような、可愛らしい花が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に花茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。園芸では、乾燥に強いためロックガーデンやゼリスケープなどに利用されることも多い、また開花した花は収穫して切り花としても利用できます。
アンスリウム属



学名:Anthurium
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は5月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白・赤・赤茶
草丈:約30~40cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:アンドレアナム/セリゼリアナム/クラリネルビウム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アンスリウムは属の中に約1500種があり、花の形や葉の形などの形態の異なる種や品種が様々あります。園芸では、美しい花を鑑賞目的とするフラミンゴ系と、葉を鑑賞目的とするベルベットリーフアンスリウム系に大きく分けることが出来ますが、一般的に栽培されているのは殆どが写真にあるような美しい花(苞)をもってるフラミンゴ系です。フラミンゴフラワー系の花(苞)は宝飾品を見てるような強い光沢と反射があるため、その花をお部屋などにインテリアとして飾るとラグジュアリーな空間へと雰囲気を変えます。また適切な環境下では開花は周年あるため、花を長く楽しみたい人にも好まれており、開花した花は収穫して切り花に出来る所も魅力です。一方で、ベルベットリーフアンスリウム系はその名前の通りベルベットを見てるような高級感ある葉が魅力的な植物になり、フラミンゴ系と比べると人気は劣りますが人々を魅了する植物となるでしょう。耐陰性が高いため、温暖な地域では屋外のシェードガーデンで楽しまれる事もありますが、基本的に寒さに弱いためインドアグリーンとして屋内で楽しまれる事が多い植物です。
インパチェンス属

学名:Impatiens
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期は5月~10月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型・直立型
主な原種:アフリカホウセンカ/ホウセンカ
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:インパチェンスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には花を観賞する目的で栽培されます。特にアフリカホウセンカは、開花期間の長さと株を覆うように咲く美しい花姿が魅力になるため、花壇の縁どりとして利用されたり、寄せ植えの素材として利用されたり、また耐陰性が高いため日陰の庭で活用されたりします。
エキナセア属



学名:Echinacea
生活形:多年草
開花:5月~10月※6月~8月に最も多く花が咲く
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:50~120cm
草姿:叢生型
主な原種:パープレア/パラドクサ/ホソババレンギク 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキナセアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には花の中央部で球状に盛り上がる筒状花と、垂れ下がる舌状花のコントラストが、ユニークでかわいい印象を与える植物となります。開花時期は5月~10月頃、開花の長さは品種差があり、分枝力が高いエキナセアほど長く花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい場合は、分枝力の高い種や品種を選ぶのが大切です。花はサイズが約5~15cmと大きくて、形や色も多用です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。草姿は叢生型、地面下にある根茎が成長に伴い広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。生育旺盛で茎を出す品種ほど花をよく咲かせるため、沢山の花を楽しみたい場合は、この点も踏まえて品種選びをすることも大切になってくるでしょう。
エリカ属



学名:Erica
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:11月~4月(淡雪エリカ)
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・茶
樹高:約50~100cm(淡雪エリカ)
樹形:分枝型
主な原種:淡雪エリカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリカは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的にはウィンターガーデンを彩る数少ない花の一つとして活用され、スズランを想像させるような壺形の可愛い花を咲かせる事で知られる植物です。開花期間も冬から春頃まで、長く咲くものが多いため、長期間楽しめる所も魅力の一つになるでしょう。樹形は分枝型になり、基部付近での分枝が多く、側枝は直立に伸びる傾向があります。そのため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、寄せ植え素材として利用されることもあります。またいくつかの品種では葉の色が黄色をしてることもあるため、カラーリーフとして楽しまれることもあるようです。
エリゲロン属



学名:Erigeron
生活形:多年草
開花:4月~12月(カルビンスキアヌス)
花色:桃・黄・白・青・紫
葉色:緑
草丈:約30~75cm
草姿:匍匐型・分枝型
主な原種:カルビンスキアヌス/スペシオサス/グラウカス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリゲロンは属の中に約457種があり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron karvinskianus)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋、その途中で開花が途切れる事もありますが、基本的には花を長く楽しめる事から、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。また頭花を構成している舌状花の色が、成熟するにつれて白色から桃色へと変化するため、一株の中で色の異なる花が同時に咲き乱れるため、カラフルな色彩効果をうみだしています。そのため、お庭で栽培するとポップで明るい雰囲気を作り出したり、子供が好むような元気で可愛らしい雰囲気を作り出してくれるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、株はこんもりと盛り上がりながは横に広がります。そのため、花壇のお洒落な縁どりとして利用したり、ロックガーデンなどで地被植物として利用したり、また乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てたりするのがおすすめです。エリゲロン・カルビンスキアヌスは非常に強健で乾燥に強く放ったらかしでも育てられるため初心者におすすめの植物です。しかし、繁殖力がとても強く、種で広がり雑草化しやすいため、不要なエリゲロンはこまめに除草するなどの対策が必要になってくるでしょう。
オキザリス属(カタバミ属)

学名:Oxalis
生活形:多年草
開花:10月~4月※オキザリス・グラブラの開花
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑・黄・橙・紫・桃・黒
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型
主な原種:トリアングラリス/フヨウカタバミ/グラブラ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキザリスは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オキザリス・トリアングラリスは葉を構成する小葉が三角形で、色が紫色(黒色)をしており、根茎で広がります。そのため、高貴さを感じさせるエレガントな庭の地被植物として利用できます。また、オキザリス・グラブラは冬の期間に株を覆うように高密度に咲く花が魅力的な植物になり、鱗茎が成長に伴い広がるため、地被植物としても利用できます。
オステオスペルマム属



学名:Osteospermum
生活形:多年草
開花:周年※3月~7月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約20~100cm
草姿:分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オステオスペルマムは、開花期間が周年で、特に花の最盛期である3月から7月は株を覆うように高密度に花が咲き誇るため、豪華な花姿を楽しむことができる植物です。花のサイズが約5~7cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲き・スプーン咲きと多様で色も多彩にあるため、豊富な選択肢の中から好みの品種が選べるという点も大きな魅力と言えるでしょう。
オキシペタラム属

学名:Oxypetalum
生活形:多年草/亜低木
開花:5月~10月
花色:青・桃・白
葉色:緑・白緑
草丈:約50~100cm
草姿:ツル型(スクランブリングシュラブ)・直立型
主な原種:カエルレウム 等
用途:開花期間長い/ツル植物/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オキシペタラムは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特に、オキシペタラム・カエルレウムは花や葉がフェルト生地のように柔らかで、パステル調の柔らかな色合いをしており、ふわふわとしたメルヘンチックな印象を感じさせるため、かわいい植物として人気です。草姿はツル型または直立型になり、茎はやや柔軟なため、支えにする他物がない場合は成長するに従い湾曲しながら倒れる傾向があります。そのため、ツル植物として誘引して育てられることもあります。また花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やフラワーアレンジメントの花材としてお部屋などで楽しむ事も可能です。※切り花として利用する場合は切り口から出てくる白色の樹液に触れないようにして、また樹液を洗い流して切り口を塞がないように工夫する事が大切になります。
オダマキ属



学名:Aquilegia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:セイヨウオダマキ/カエルレア/カナディンシス
用途:切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オダマキは種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、女性のドレスを見てるような美しい花姿、地面を覆うように広がるお洒落な葉を楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎・根生葉を伸ばして群生をつくります。根生葉は地面を覆うように広がり、また葉は天狗の団扇のような見た目でお洒落なため上品な地被植物として働きます。花は基本的に俯くように下向きに咲き、萼片が外側で花弁状に広がり、花弁が内側で筒状になっています。そのため、花姿はお洒落なドレスを見てるような優雅さがあり、お庭で栽培すればエレガントさを添える植物となります。
オレアリア属

学名:Olearia
生活形:常緑低木
開花:8月~10月
花色:黄色
葉色:緑色・白色
樹形:100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:アキシラリス/アフィン
用途:カラーリーフ/生垣/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オレアリアは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特に、オレアリア・アキシラリスは、枝葉に白色の綿毛が密生してるため、株全体の色は殆ど白色です。そのため、明るさや清潔感を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。また樹形は分枝型になり細い側枝が茂りドームを形成しながら成長する傾向があります。そのため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。また耐乾性も高いため、ロックガーデンなどに活用されることもあります。
オレガノ属

学名:Origanum
生活形:多年草
開花:5月~9月※ロツンディフォリウムの開花
花色:緑・黄緑・クリーム・赤紫・白
葉色:緑色・白緑色
草丈:約10~30cm※ロツンディフォリウムの草丈
草姿:叢生型
主な原種:ロツンディフォリウム/マジョラム/ブルガリ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オレガノは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オレガノ・ロツンディフォリウムは花を鑑賞する目的で栽培されており、ホップの花を思わせるようなピンクの苞が重なる花姿が魅力の植物となります。また枝は湾曲しながら枝垂れるためハンギング仕立てにして、優雅な草姿が楽しまれます。その他、オレガノ・マジョラムやオレガノ・ブルガリ等は葉を収穫して調味料として利用する目的で栽培されています。そのため、ハーブガーデンなどで栽培される事が多いです。
●か行
ガウラ属



学名:oenothera/gaura
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:リンドハイメリ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガウラは、蝶々に似ている可愛らしい花と、華奢な茎が風で揺られて蝶々がひらひらと舞うように見せる可憐な花姿が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢でやや柔軟なため、風で揺れたり、やや倒伏しやすかったりします。開花期間が春から晩秋頃まであり、総状花序に上に向かい花を咲かせ続けます。花数はやや少なめのため、豪華さはないですが可憐で楚々とした印象を与えます。花冠は4枚の花弁が上側に扇状に並ぶため、蝶々のような見た目をしてる所が特徴となります。また葉の色は、緑色の他、品種により黄・赤・桃・紫・白があるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
カキドオシ属(グレゴマ属)



学名:Glechoma
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:カキドオシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カキドオシは属の中に約7種があり種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的にカキドオシ(Glechoma hederacea subsp. grandis)の班入り品種をカラーリーフとして利用されたり、また若い茎葉を収穫して食用に利用されたりしています。草姿は匍匐型または叢生型、茎は柔軟で地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇で地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は白・桃・黄の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。
ガザニア属

学名:Gazania
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~10月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:リゲンス/リネアリス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガザニアは属の中に約19種があり種や品種により形態に差異がありますが、園芸では一般的に地面を覆うように広がりながら咲く、太陽を思わせるような美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型または匍匐型になり、地際に台木状の木質化した茎があり、そこから複数の茎がでて匍匐しながら広がります。そのため、地面を覆う地被植物として利用される事が多いです。開花期間は温暖な地域では一年を通して咲くこともあり、花はサイズが約5~10cmと大きくて、形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。また、葉の色はふつう緑色ですが、毛が多い種や品種では殆ど白色をしています。そのため、品種を選べば上品な印象を与えるカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
カスミソウ属




学名:Gypsophila
生活形:一年草・多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:分枝型
主な原種:エレガンス/宿根カスミソウ/ヌカイトナデシコ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カスミソウは種や品種により形態に差異が見られますが、一般的には、直径数ミリの小さな花がふんわりと疎らに集まって咲く、ボリュームのよい花姿が魅力の植物となります。茎は細く華奢で、花序の中には葉がなくて小さな苞しかつかないため花の姿が際立ちます。また茎の節間が長くて花どうしが離れて咲くため、花姿はボリューム感がありながら、空気を含んだような柔らかな見た目をしています。そのため、開花期には霞を見てるような幻想的な雰囲気を添える事ができます。また花は収穫すれば様々な用途に使えます。例えば、切り花やドライフラワーとして利用したり、花を様々な色に着色してプリザーブドフラワーとして楽しんだり、フラワーアレンジメントにして主役の花材を引き立てる名脇役として働かせたり、結婚式のブーケに利用されたりします。
カラジューム属



学名:Caladium
生活形:多年草
開花:殆どない
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
草丈:約30~75cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:バイカラー/リンデニー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラジュームは、葉のサイズが巨大で強い存在感を感じさせる点や、葉の概形がユニークで”天使の翼”や”象の耳”に例えられる点、葉の色が多彩でカラーリーフとして楽しめる点などが魅力の植物となります。草姿はロゼット型で、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠後の春に沢山の葉を伸ばして叢生をします。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の形状はハート形または矢尻形をしており、可愛らしさとシャープなカッコ良さを兼ね備える見た目をしています。そのため、お洒落でユニークな葉として楽しめます。さらに、カラジュームは葉の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、派手さや華やかさが好きなら赤色や橙色を選んだりできる所も魅力となります。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
カラマツソウ(タリクトラム属)



学名:Thalictrum
生活形:多年草
開花:5月~7月※アクイレギフォリウムの開花期
花色:桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:アクイレギフォリウム/オオシキンカラマツ/キバナカラマツソウ 等
用途:背が高い花/切り花//日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラマツソウは、属の中に約211種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい花や羽状に分裂する葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎または塊茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。 花は小さいながら多数集まり咲くため、 ボリューム感がありながら、空気を含む綿のような柔らかな見た目の花姿をしています。葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉は丸みを帯びる外観をしています。そのため、可愛らしさと洗練された見た目を兼ね備えるファンシーリーフとして楽しめる植物です。また耐陰性も高いため日陰の庭で利用する事も可能です。
カランコエ属



学名:Kalanchoe
生活形:多年草
開花:11月~5月※ベニベンケイの開花時
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・赤・紫・茶・銀・白・黒
草丈:約15~50cm(ベニベンケイ)
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ベニベンケイ/プミラ/コダカラベンケイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カランコエは、属の中に約175種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ベニベンケイは美しい花を鑑賞する目的で栽培されますが、開花期が晩秋頃から春までと長くて、また短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られるため長く花を楽しみたい人に好まれます。またカランコエ・プミラは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるためロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。さらに葉の色が殆ど銀色をしているため宝飾品を見てるような美しいシルバーリーフとして楽しめる所も魅力です。その他にも、多肉植物として魅力的な種がコダカラベンケイや月兎耳など数多くカランコエにはあります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
カリブラコア属



学名:Calibrachoa
生活形:多年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~80cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリブラコアは、人気の高いペチュニアと非常によく似ている事で知られている植物です。近年の研究でカリブラコアの染色体が18本に対してペチュニアの染色体が14本である事が判明するまでは、同属とするべきという考えもありました。カリブラコアは一般的なペチュニアと比べて、花のサイズが2~3cm前後と小ぶりで可愛らしい見た目をしており、多花性で雨による傷みが少ないです。そのため、ペチュニアよりもカリブラコアを選んで育てる人も多いです。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花のサイズは前述の通り小さいため、可愛らしさがあり、花弁は雨に強く丈夫なため、汚れることなく清潔感のある外観を長く保つ事ができます。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりするとよいでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎がこんもりと盛り上がるようにしながら横に広がります。そのため、花壇の縁どりとして利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。さらに、いくつかの品種は葉の色が白色またはクリーム色をしているため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだり出来る点も魅力のひとつとして数える事が出来るでしょう。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ギボウシ属(ホスタ属)

学名:Hosta
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・青・白
草丈:約15~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オオバギボウシ/コバギボウシ/レンゲギボウシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギボウシは、一般的に薔薇の花のようにロゼット型に広がる優雅な葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿はロゼット型または叢生型になり、地面下にある根茎で緩やかに広がり、沢山の葉や花(花茎)を出して群生をつくります。葉のサイズは長さ3cm~71cmまで多様にあり、巨大な葉は遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。そのため、広い庭園の中でもフォーカルポイントとして働かせることが可能です。また葉の色は緑色の他、黄色・青緑色・クリーム色・白色と多様です。そのため、品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。開花期は初夏から秋頃、花はユリを想像させるような上品な見た目をしており、一日花のため朝に開花した花は、夕方には萎れます。ただし、花序は総状花序になり、花茎の下から上に向かいエネルギーが続く限り開花し続けるため、花全体としては長く楽しめます。ギボウシは一般的に鑑賞用として栽培されますが、オオバギボウシ等の食味のよい幾つかの種は春の新芽がウルイと呼ばれて山菜として収穫して食べられることもあります。食味は淡白で食べやすく、シャキシャキとした食感と独特なヌメリがあります。
キャットテール(アカリファ属)

学名:Acalypha
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:レプタンス/ベニヒモノキ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キャットテールは、猫の尻尾を思わせる可愛い花を咲かせる事で知られている植物です。開花期間は周年、花穂が萎れ枯れるまでの期間も長いため、花を長く楽しみたい人などにおすすめの植物です。花には花弁がなく赤色の雄蕊が突出していて、花が穂状に連なります。そのため、花穂の中にある雄蕊が猫のしっぽの様なふさふさとした柔らかな外観と質感を生み出して可愛らしい雰囲気をつくります。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は白色(クリーム色)の班がはいります。そのため、明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しむこともできます。草姿は匍匐型になり、地面を覆うように広がるため温暖な地域では地被植物として利用される事もあります。また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿も鑑賞できます。
ギョリュウバイ属(レプトスペルマム属)

学名:Leptospermum
生活形:常緑低木・常緑高木
開花:4月~6月(スコパリウム)
花色:赤・桃・白
葉色:緑・紫・黒
樹高:約200~500cm
樹形:分枝型
主な原種:スコパリウム/ブラキアンドルム 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギョリュウバイは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異が見られ、目的に合わせて種・品種を選んで栽培がされています。園芸では、一般的にギョリュウバイ(Leptospermum scoparium)がよく栽培されています。ギョリュウバイの開花期は春から初夏にあり、枝を覆うように沢山の花を咲かせるため美しい景観が見られる所が魅力です。また花は花托のふち部分に沿い花弁が並ぶため、王冠のような豪華さを感じさせる見た目をしており、花は赤色や桃色の花弁をもっています。特徴的なのは花を構成している花托が黒色をしているため、花弁との組み合わせで、赤・黒は高級感を感じさせるコントラストとなり、また桃・黒の組み合わせはゴスロリ系のファッションを見てるような可愛らしいコントラストを生み出す所になります。どちらの色の組み合わせも、魅力的なため、お庭の雰囲気に合わせて品種と色を選ぶと良いでしょう。さらに、葉の色は緑色の他、品種により紫色や黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
キンギョソウ属



学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
クリスマスローズ(ヘレボロス属)



学名:Helleborus
生活形:多年草
開花(ハイブリッド):2月~4月
開花(ニゲル):12月~2月
花色:桃・橙・黄・緑・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:ニゲル/レンテンローズ/オドルス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クリスマスローズ(ヘレボロス)は、花の形が薔薇のように豪華な一方で、地面の方を向くように俯き咲くため、可憐な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型になり、葉が地面を覆うように広がるため、開花期以外は地被植物として利用できます。また葉は掌状に分裂していてお洒落な見た目をしています。そのため、開花期以外も上品なお庭を彩るファンシーリーフとなります。さらに、品種を選べば葉の中に黄色・白色の班が入るものもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花期はニゲル種では12月~2月、ハイブリッド種は2月~4月になります。花はサイズが約5~10cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形や色も多様です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。切り花として利用する場合は、茎がしっかりしているものを選んで収穫すれば14日程度の日持ちがあります。クリスマスローズは基本的に耐陰性が高い植物です。そのため、日陰の庭で活用される数少ない植物の一つとなります。
クレマチス属



学名:Clematis
生活形:多年草
開花:5月~6月※10月まで返り咲きすることもある
花色:赤・桃・紫・青・黄・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:
草姿:ツル型(巻きひげ)・叢生型
主な原種:ヴィオルナ/モンタナ 等
用途:開花期間長い/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クレマチスは属の中に約396種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
クレマチスの種または系統の種類
- パテンス系(早咲き大輪系):草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花のサイズは20cmに達することがあり、花の形・色ともに多様です。
- ヴィオルナ:草姿はツル型、他物に巻きツルを絡めて支えにしながら上に成長します。開花期は5月から6月にあり、10月まで返り咲きすることがあります。花の形はツボ形をしていてぷっくりと膨らむ可愛い外観をしています。
- モンタナ:草姿はツル型、ツルは長さ1200cmに伸びる事もあり圧倒的な被覆力があります。開花期は4月~5月、株を覆うように花が咲き誇るため視界を遮るような圧倒的な景観となる。
- その他:この他にもインテグリフォリアやタングチカ等の多数のクレマチスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
クローバー(トリフォリウム属)



学名:Trifolium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黒・灰・白
草丈:約5~15cm(シロツメクサ)
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:シロツメクサ/ストロベリーキャンドル/ルーベンス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クローバーは属の中に約299種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にシロツメクサが人気で、よく栽培されています。シロツメクサは草姿が匍匐型になり、地上茎は匍匐茎のみで地面を這うように広がります。そのため、草丈の低い絨毯のような外観になりやすく、人通りの多い場所を含めて様々な場所の地被植物として重宝されます。葉を構成する小葉は3枚または4枚以上ある事もあり、小葉が4枚あるシロツメクサは「四葉のクローバー」とも呼ばれていて幸運を呼ぶ葉になるため、見付けたら収穫してお守りにされる事も多いようです。さらに園芸品種が豊富で、葉の色が緑・赤・桃・紫・黒・灰・白と多彩にあります。そのため、好みに合わせて桃色の葉で可愛らしいクローバー絨毯を作ったり、紫色の葉でエレガントな雰囲気を出すクローバー絨毯を作ったり出来るところも魅力の一つとなるでしょう。
ケイトウ属(セロシア属)



学名:Celosia
生活形:一年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑・暗紫・赤紫
草丈:約30~100cm
草姿:直立型
主な原種:ノゲイトウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケイトウは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸ではケイトウ(Celosia argentea)と、その変種と品種が栽培されています。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~11月の範囲で長く咲きます。花の形にはトサカケイトウ、フサゲイトウ、ヤリゲイトウの3パターンがある。例えば、トサカケイトウは花の形状が扇状または脳状になって細かく波打っており、花房がしっかりとしているため切り花やアレンジメントで重宝される。またフサゲイトウは花房の形がふさふさとした羽毛状で、炎が燃え上がるようにも見えるためボリューム感のある豪華な花姿をしている。そして、ヤリゲイトウは非常に多花性で次々と槍形の花を咲かせます。また開花した花は、切り花の他、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなど様々な用途で利用されておりケイトウは人気の高い植物になります。
ゲラニウム属



学名:Geranium
生活形:多年草
開花:5月~11月(ロザンネ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:プラテンセ/マキュラタム/ヒマライエンセ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲラニウムは属の中に約354種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲラニウム・ロザンネはゲラニウムの中でも特に開花期間が長い事で知られており、強健で育てやすい所が魅力です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり群生をつくり、耐陰性も高いため、薔薇などの下草によく利用されます。また、ゲラニウム・プラテンセは開花期間は5月~9月とロザンネと比べると短くて、花は小振りですが、八重咲き品種があったり、葉の色が緑色の他に紫色・茶色・黒色があるなど、栽培目的に合わせた品種の選択肢が豊富にあります。さらに、ゲラニウム属にはこの他にも多種多様な種と品種が存在します。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ケマンソウ属



学名:Lamprocapnos
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:タイツリソウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
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備考:ケマンソウは、茎が途中で弧状にしなやかに湾曲して広がり、ハート型の可愛い花を連ねて咲かせる、非常に可愛い花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎はしなやかに湾曲して広がりながら花を咲かせるため、お庭で栽培すると優雅な雰囲気を空間に添えることができます。花には花弁が4個あり、2枚の外側の花弁が袋状になり、ハートを形づくっています。そのため、この植物は恋心をテーマにするようなロマンチックなお庭にピッタリな植物となります。また、葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は黄色をしてるため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
コキア属(バッシア属)

学名:Bassia
同義語:Kochia
生活形:一年草
開花:7月~9月
花色:桃・黄
葉色:緑・桃・赤
草丈:約30~90cm
草姿:直立型
主な原種:
用途:カラーリーフ/種から育てる植物
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備考:コキアは、可愛らしさを感じさせる丸みのある姿と、秋の紅葉で株全体が桃色または赤色に染まるロマンチックな色彩が魅力的な植物です。
コスモス属



学名:Cosmos
生活形:一年草/多年草
開花(秋咲きコスモス):9月~10月
開花(春咲きコスモス):6月~10月
開花(チョコレートコスモス):5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・赤茶・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:コスモス/キバナコスモス/チョコレートコスモス 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コスモスは属の中に約35種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コスモス(Cosmos bipinnatus)は、茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズが5~10cmと大きく華やかな見た目をしています。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、コスモスの洗練された美しさとなり、花の魅力をいっそう引き出しています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。また、チョコレートコスモスは多年草タイプのコスモスとなります。チョコレートを思わせる花の色と香りが特徴になり、開花期間が5月~11月と長い点も魅力になります。
コリウス属(プレクトランサス属)

学名:Plectranthus
同義語:Coleus
生活形:多年草
開花:8月~11月(モナラベンダー)
花色:桃・紫・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:コリウス/アロマティカス/モナラベンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/観葉植物/種から育てる植物/日陰植物
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備考:プレクトランサスは属の中に約83種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
プレクトランサス属の主な種
- コリウス:葉の色が緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒と非常に多彩であり、葉の中に入る模様も多様なためカラーリーフとしての人気が抜群に高い植物です。また耐暑性や耐病性などが高くて強健なため初心者でも育てやすく、耐陰性が高いため日陰のお庭などでも楽しめます。
- モナラベンダー:花の色が透き通るような薄い紫色をしいる一方で花軸が殆ど黒色をしているため、重厚感と気品を感じさせる花姿が楽しめます。また葉の色も表面が濃い緑色、裏面が紫色をしてるため、花との相性も抜群によく、格式高い雰囲気を感じさせます。
- その他:上記の他にも、アロマティカスには葉にオレガノに似た香りと風味があるため肉料理などの香り付けに利用されたりします。またミントリーフは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのプレクトランサスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コレオプシス属(ハルシャギク属)



学名:Coreopsis
生活形:多年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ロゼア/ハルシャギク/イトバハルシャギク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/種から育てる植物
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備考:コレオプシスは属の中に約39種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コレオプシス・ロゼアは茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズは大きめです。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、洗練された印象を与えます。また開花は一般的に6月~9月ですが、幾つかの品種は6月~11月頃まで花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれる種でもあります。また、ハルシャギクは一年草タイプとなりますが、花のサイズは5cm程度まであり比較的に大きく華やかな花姿が楽しめる植物です。品種も多くて、花の色も多様なため、好みの色を選んで育てられる所も魅力となります。この他にも、コレオプシス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●さ行
サポナリア属

学名:Saponaria
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルコザクラ/サボンソウ
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サポナリアは属の中に約35種を含んでおり、種や品種により形態に差異がありますが、一般的に園芸では、ツルコザクラが美しい花姿が見られる地被植物として栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は春から夏にかけてあり、花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をツルコザクラで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。
サルスベリ属



学名:Lagerstroemia
生活形:落葉小高木
開花:6月~10月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・紫・黒
樹高:約100~700cm
樹形:単幹・株立ち・分枝型
主な原種:インディカ/オオバナサルスベリ
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルスベリは、開花期に枝を覆うように咲き誇る美しい花姿が魅力となる植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ100~700cm程度に成長します。幹や太い側枝は、成熟すると薄い樹皮が剥がれて滑らかな周皮が現れます。その際、樹皮と周皮の色の違いにより美しいまだら模様が見られることがあります。開花期は初夏から秋にあり、枝を覆うように沢山の花を咲かせるため桜を思わせるような美しい景観が見られます。花を構成する花弁が縮れて丸めた紙のようにくしゃくしゃとしている所が特徴となり、沢山の花が密に円錐状に集まる事で円錐花序をつくり、ボリュームのよい花房となります。そのため、遠くから見てもよく目立つ豪華な花姿となります。葉の色は緑色の他、品種により紫色や黒色があります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しむことも可能です。
サルビア属



学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、花が少なくなる冬の季節を秋から春頃まで長く彩ることができるため、冬の季節の代表的な花の一つとして数えられます。シクラメンの草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。葉はロゼットのように広がり、薔薇の花のような葉姿になる傾向があるため、優雅な印象を感じさせやすいです。また葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、高級感も感じさせます。そのため、ラグジュアリー感のあるお庭のカラーリーフとしてもおすすめです。開花は秋頃から翌春頃まであり、花の少ない冬の季節を長く彩ります。花は基本的に俯いて咲くため可憐な雰囲気があり、また反り返る花弁が華やかな雰囲気も添えます。シクラメンは耐陰性が高いため、シェードガーデンなどで育てることも可能です。またインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てることも可能です。シクラメンは種や品種で耐寒性が大きく変わるため、育て方などをしっかり確認してから栽培した方がよいでしょう。
ジニア属



学名:Zinnia
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:エレガンス
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジニアは、種から簡単に沢山の苗を作れたり、初心者でも簡単に育てられたり、開花期間も長かったり、多彩な花の形と色があったりして、おすすめポイントが多く人気の高い園芸植物となります。草姿は直立型・分枝型・匍匐型などがあり、種や品種により変化します。そのため、直立型であれば花壇の中で高さを出したい時や切り花を取りたい時に選んだり、また匍匐型であれば地被植物として利用したい時などに選んで利用するとよいでしょう。花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲き・ダリア咲き・ポンポン咲き・カクタス咲き・アネモネ咲き・ビーハイブ咲きと非常に多様です。また花の色も赤・桃・黄・橙・紫・緑・白と多彩なため、好みに合わせて品種を選び楽しむことができます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾るのもよいでしょう。
シモツケ属



学名:Spiraea
生活形:落葉低木/半常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄・橙
樹高:約100~200cm
樹形:叢生型
主な原種:シモツケ/コデマリ/ユキヤナギ 等
用途:カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シモツケは属の中に約110種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シモツケ(Spiraea japonica)は小さな花が半球状に高密度に集まりボリューム感のある花が咲きます。また花の色も他のシモツケ属の種と比べて赤・桃・白と多様です。葉の色も緑の他に、赤や黄などもあるためカラーリーフとして楽しめたり、樹形は叢生型で分枝が多いため花木の他、自然風の生垣として活用されることがあります。またユキヤナギ(Spiraea thunbergii)は樹形が叢生型で、枝が途中でしなやかに湾曲しながら外側へと広がるため優雅な外観となります。さらに開花期になると、枝を覆うように白花が咲き誇り株を覆い尽くすため、美しい景観として楽しめます。この他にも、シモツケ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ジャスミン属

学名:Jasminum
生活形:落葉ツル性木本/常緑ツル性木本
開花:5月~10月※一般的な開花は3月~5月にある(ソケイ)
花色:白・桃・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~800cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ソケイ/ハゴロモジャスミン/マツリカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジャスミンは、花の香りが非常に強いことから三大フローラルの一つとして数えられている植物です。樹形はツル型、他物に自らの茎を絡めさせて支えを得ながら上に成長します。そのため、一般的にトレリスやアーチなどの誘引資材に誘引して栽培されます。開花期間はジャスミン属の種で差異があり、例えばソケイであれば開花期が5月~10月、一般的に3月~5月頃に開花します。花は多花性で枝を覆うように咲き誇るため、ジャスミンの枝で広範を覆っておけば美しい景観が見られます。また開花すると数メートル先まで官能的で蜂蜜を思わせるような強烈な香りを漂わせるため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。例えば、ガーデンファニチャーやガゼボなどの傍にジャスミンを植栽しておけば、休憩しながら香りを楽しめます。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他、黄色や白色もあるため、カラーリーフとしてたのしむ事も可能です。
シレネ属



学名:Silene
生活形:多年草
開花:5月~8月(スイセンノウ)
花色:赤・桃・橙・茶・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm(スイセンノウ)
草姿:分枝型・匍匐型・叢生型
主な原種:ユニフローラ/スイセンノウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シレネ属は約907種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)は草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物や、ハンギング仕立てに利用出来ます。また葉が多肉質で「ぷにっ」としてるため可愛らしさがあり、いくつかの品種は葉の色が緑色の他に、白色やクリーム色の葉色をもつ品種もあるため、カラーリーフとしてお庭の中に柔らかさや明るさを添えることが出来ます。一方で、スイセンノウ(silene coronaria)は草姿が分枝型になり高さ30~90cmに成長します。茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色です。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせます。また、これらの茎の色は、赤・桃・白の花との組み合わせにより、一層魅力が引き立ちます。例えば、桃花であればシルバーの宝飾品の中にピンクダイヤモンドが煌めいてるようなラグジュアリー感と可愛らしさがあり、また赤花であればシルバーとルビーが織り成すような派手で豪華なラグジュアリー感を演出できます。この他にも、シレネ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
スイートピー(レンリソウ属)



学名:Lathyrus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~6月/6月~7月(春撒き)
開花(宿根スイートピー):6月~8月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~240cm
草姿:ツル型(巻きひげ)
主な原種:スイートピー/宿根スイートピー/キバナノレンリソウ 等
用途:ツル植物/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイートピーは蝶々を思わせる可愛らしい花が穂状に連なり、優美な花姿をつくる植物です。花には甘く繊細な香りがあるため、一般的に芳香性の花として楽しまれますが、多年草である宿根スイートピーには香りがないため注意が必要です。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫して切り花としてお部屋で楽しむ事も出来ます。草姿はツル型、他物に巻きひげを絡めて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材に誘引して栽培されます。
スイカズラ属(ロニセラ属)



学名:Lonicera
生活形:半常緑ツル性低木/落葉ツル性木本/常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・紫・白
樹高:
樹形:叢生型・ツル型(巻き付き茎) 等
主な原種:スイカズラ/ニオイニンドウ/ニティダ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイカズラ属(ロニセラ属)は約159種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
スイカズラ属の主な種
- スイカズラ(Lonicera japonica):花の色が成熟するにつれて白色から黄色に変化するため、別名で「キンギンカ」とも呼ばれています。また花に強い芳香があり、開花期には数メートル先までアニスに似た甘い香りを漂わせる事でしられています。草姿は叢生型またはツル型、根茎で広がりながら多数のツルを出します。ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ニオイニンドウ(Lonicera periclymenum):唇形花が放射状に束生する事で王冠のような豪華な花姿が見られます。そのため、この花を鑑賞する目的で栽培される植物です。また花には強い香りがあり、数メートル先まで芳香が漂います。草姿はツル型、ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ロニセラ・ニティダ(Lonicera nitida):園芸では、一般的に生垣やトピアリーに仕立てて活用されます。樹形は叢生型、側枝が多くブッシュ壌土になる。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後の概形が緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スグリ属



学名:Ribes
生活形:落葉低木
開花:2月~4月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
樹高:約100~400cm
樹形:叢生型
主な原種:フサスグリ/ハナスグリ
用途:生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スグリ属は約193種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、フサスグリ(Ribes rubrum)はイクラの卵を思わせる光沢のある果実を鑑賞して楽しんだり、収穫して生食やジャムに加工して食べたりする目的で栽培されています。一方で、ハナスグリ(Ribes sanguineum)は主に花を鑑賞する目的で栽培されています。個々の花は大きめで穂状に連なり咲くためボリューム感があり豪華な花姿となり、垂れ下がりながら開花します。また花の色が赤・桃・白とあるため、お庭の雰囲気に合わせて花色が選べる所も魅力です。この他にも、スグリ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スズラン属



学名:Convallaria
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:白・桃
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:叢生型
主な原種:スズラン/ドイツスズラン/ロゼア
用途:切り花/香りが良い/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
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備考:スズランは、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を穂状に連ねて下向きに咲かせる花姿をしています。そのため、可愛らしさの中に可憐さを感じさせる花姿が楽しめる植物です。また花には若草のような甘く繊細な香りがある事から、バラやジャスミンと並び三大フローラルの一つとして数えられており、芳香を楽しむ目的でも栽培されることがあります。さらに開花した花を収穫して切り花にすれば、お部屋の中でもスズランの心地よい香りが楽しめるでしょう。ただし、栽培する際にはスズランの有毒性に注意する必要がありません。基本的に全草が有毒であり、スズランを挿した花瓶の水も毒で汚染されます。間違えて摂取すると嘔吐・頭痛・目眩・血圧低下・心臓麻痺などを引き起こす可能性があり、最悪の場合は死に至ります。そのため、小さな子供やペットのいる家庭ではスズランの扱いに注意が必要になるでしょう。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
スミレ属(ビオラ属)



学名:Viola
生活形:一年草/多年草
開花:10月~5月(パンジー)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白
葉色:緑・黒
草丈:約15~25cm
草姿:分枝型・叢生型
主な原種:パンジー/ラブラドリカ/ニオイスミレ/スミレ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物/日陰植物/
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スミレ属は約690種を含む多様な属です。園芸では、一般的に冬を彩る植物が少なくなる季節において美しい花で庭を彩る目的、スミレ形花冠と呼ばれるビオラ属特有のユニークな花形を鑑賞する目的などで栽培される事が多い植物です。例えば、パンジー(Viola × wittrockiana)またはビオラは秋頃から翌年の晩春頃まで長く花を咲かせることで知られる植物です。そのため、花を咲かせる植物が少なくなる冬の季節を彩る花として人気があります。草姿は分枝型で、基部付近からよく分枝して沢山の茎を叢生するように伸ばし、茎の頂部に花を咲かせます。株は基本的に行儀よくコンパクトに成長するため、寄せ植え素材でも重宝されます。花は非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花姿は非常に豪華です。花のサイズ・形・色も非常に多様で好みに合わせて品種を選ぶことが出来るため、冬の花としての人気が他の植物と比べても抜群に高いのも納得です。一方で、スミレ属にはこの他にも、重厚的な印象を与える黒葉と紫色の花が格式高い雰囲気をつくるビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)や、花や葉にキャンディを思わせる香りがあるニオイスミレ(Viola odorata)等の多様な種があります。スミレ属のより詳しい情報は種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スモークツリー(ハグマノキ属)

学名:Cotinus
生活形:落葉低木
開花:5月~8月
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑・赤・黄・橙・紫・黒
樹高:約200~700cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモークツリーは名前が示すとおり、開花期に見られる花姿がまるでモクモクと漂う煙を想像させるような植物です。樹形は直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)になり、剪定や萌芽更新などの仕立て方で変化します。開花期は晩春から晩夏になり、雌株の花の結実しなかった雌蕊が長く伸びることでスモーク状の花姿になります。そのため、雄株の花は雌株のようにスモーク状にはなりません。巨大でふわふわとした柔らかな見た目をした花房は多花性で、視界を覆うように咲き誇るため幻想的な雰囲気をお庭の中に添えることができるでしょう。また開花後の花は収穫して切り花やアレンジメントに利用することもできます。またこの他に、葉の色が品種により赤・黄・橙・紫・黒をしてることがあります。そのため、これらの品種を選ぶことでカラーリーフとして利用する事もできます。
スモモ属(サクラ属)

学名:Prunus
生活形:落葉低木/落葉小高木/落葉高木
開花:3月~4月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・黒
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:ウメ・モモ・アンズ・サクランボ 等
用途:カラーリーフ/生垣/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモモ属は約349種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、ウメ・モモ・アンズ・サクランボなどは果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されます。またオヒョウモモ・ベニバナスモモ・ヒマラヤザクラなどは美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。
セダム属



学名:Sedum
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・白・桃
葉色:緑・黄・桃・赤・橙・紫・茶・黒・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型・叢生型 等
主な原種:スプリングワンダー/エゾノキリンソウ/玉つづり/マツノハマンネングサ等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セダム属は約483種を含む多様な属であり、ぷにっとした多肉質な葉を鑑賞する目的や、花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、セダム・スプリングワンダー(Sedum versadense)は葉がロゼット状に高密度につくため、株姿が薔薇の花や松ぼっくりを想像させる外観をしており、また葉の色も緑色・赤色・桃色・紫色と多彩なためユニークなカラーリーフとして楽しめます。一方で、エゾノキリンソウ(Sedum kamtschaticum)は多肉質な葉も可愛らしいですが、開花期に株を覆うように咲き誇る黄色の花も魅力的な植物となります。上記の他にもセダム属には、草姿が匍匐型で茎が枝垂れる性質があるためハンギング仕立てにピッタリな玉つづり(Sedum morganianum)や、松の葉のような針形の葉を持っているマツノハマンネングサ(Sedum hakonense)等の多様な種があります。種類のリンク先にはセダム属の41の原種と57の品種を紹介しているためよければご覧下さい。
ゼラニウム属



学名:Pelargonium
生活形:低木/多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~12月になる。
花色:赤・桃・紫・橙・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~100cm
草姿:分枝型・匍匐型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:ゾナルゼラニウム/アイビーゼラニウム/センテッドゼラニウム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼラニウム属は約286種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的だったり、お洒落な形と多彩な色の葉をカラーリーフとして鑑賞する目的だったり、葉の香りを楽しむ目的などで栽培されている植物です。
ゼラニウムの主な種
- ゾナルゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。個々の花が大きくて、たくさんの花が球状に集まるため、ボリューム感のある豪華な花姿が楽しめる植物です。また葉の概形は殆ど円形をしてるため、可愛らしい見た目をしており、葉の中に帯状の黒色の模様が出来たり、また幾つかの品種では桃・黄・橙・黒・白等の模様がはいるためカラーリーフとして楽しめます。草姿は分枝型になります。
- アイビーゼラニウム:開花期間が理想的な環境では周年、一般的には春から晩秋頃まで長く花が咲きます。花は大きめですが、ゾナル系と比べると花の数が少ないためボリューム感はやや劣ります。葉の形はアイビーのように掌状に裂けているため非常にお洒落な外観をしており、いくつかの品種では黄・桃・白等の班がはいります。草姿はツル型、茎はやや柔軟で垂れ下がる傾向があるためハンギング仕立てにして鑑賞されることが多い植物です。
- その他:センテッド・ゼラニウムは葉にローズやフルーツ系等の強い香りがあるため、芳香の植物として栽培されています。また葉の概形が多様で、色も多彩なためカラーリーフとしても楽しめる植物です。またリーガル・ゼラニウムは個々の花が大きいのはもちろん、花の数が多いため開花期になると株を覆い尽くすように花が咲き誇ります。そのため、豪華な花姿が楽しめる植物です。上記の他にも、数多くのゼラニウムが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
センニチコウ属

学名:Gomphrena
生活形:一年草/多年草
開花:5月~11月
花色:紫・桃・赤・橙・白・黄
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:分枝型
主な原種:センニチコウ/プルケラ/キバナセンニチコウ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:センニチコウ属は約140種を含む多様な属であり、一般的に開花期が長かったり、花が植物上で非常に長持ちしたり、花が乾燥しても形・色が崩れにくい等の特徴があります。そのため、お庭を花で長く彩りたい人や、花材として利用したい人などに好まれる植物となります。代表的な種である、センニチコウ(Gomphrena globosa)は、生活形が一年草になり、春頃に種を撒いたらその年に花を咲かせて冬には枯れます。草姿は分枝型または匍匐型、’ちなつ’等の一部品種は茎が匍匐して広がるものもあるため地被植物として利用できたりもします。開花は5月~11月、花序は頭花が集散状に次々と分枝を繰り返して沢山の花を咲かせます。頭花の形は綺麗な球形で、色は紫・桃・赤・橙・白・黄と非常に多様です。そのため好みに合わせて、紫色の花を選んでお庭に上品な雰囲気を添えたり、桃色の花を選んでお庭に可愛らしさを添えたりする事ができます。一方で、キバナセンニチコウ(Gomphrena haageana)は生活形が多年草になり、一度定着すれば何年も生きて花を咲かせます。草姿は叢生型で地面から沢山の直立茎が伸び、あまり分枝しないため整然とした外観になりやすいです。開花期は7月~11月、花序は頭花で集散状の分枝が少ないため、一年草タイプと比べて花数は少ないです。頭花の形は最初は球形で、咲き進むにつれて長球形に変化します。花の色は赤・橙・桃・黄と、一年草タイプのセンニチコウと比べて品種の選択肢が少なめです。そのため、一年草タイプよりも人気が低い傾向にあります。 センニチコウ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
●た行
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タイム属

学名:Thymus
生活形:常緑亜低木
開花:5月~8月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ブルガリス/ヨウシュイブキジャコウソウ/レモンタイム 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タイム属は約269種を含む多様な属であり、一般的に枝葉を収穫して料理の香りづけや、地面を覆う地被植物や、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはタイム・ブルガリスやヨウシュイブキジャコウソウ等があります。例えば、タイム・ブルガリス(Thymus vulgaris)は枝葉や花にオレガノにも含まれるチモールとカルバクロール等の精油が含まれています。そのため、オレガノに似た強い香りがあり、肉料理や魚料理等の香り漬けとしてよく利用されます。草姿は匍匐型または叢生型、茎の種類は直立茎・傾状茎・匍匐茎があり、こんもりと盛り上がるようなマット状に広がります。そのため、地被植物として利用されており、特にクリーピングタイムは踏圧に強く、踏むと心地よい香りが広がるため、タイムの中で最も地被植物に向いています。また開花期になると、株を覆うように沢山の花が咲き誇るため、花絨毯を見てるような美しい景観が楽しめたりもします。一方で、レモンタイム(Thymus citriodorus)は枝葉にレモンを思わせるような爽やかな香りがあります。枝葉は収穫すれば肉料理や魚料理等の香りづけにしたり、ハーブティーに利用されたりします。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。タイム属には上記以外にもヨウシュイブキジャコウソウやウーリータイム等の多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タチアオイ属(アルセア属)

学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ダリア属



学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
チューリップ属



学名:Tulipa
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~70cm
草姿:叢生型
主な原種:
用途:切り花/球根植物/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:チューリップは、水を注ぐコップを想像させるような可愛らしい花を咲かせるユニークな植物です。草姿は叢生型で、地中にある鱗茎が成長に伴い増えながら群生をつくります。葉の形は楕円形で縁部分がフリル状に波打つ傾向があり、肉厚でぽっちゃりとした雰囲気を与え、茎を抱くようについています。そのため、チューリップの葉は可愛らしさを感じさせます。開花は春頃、花序は単頂花序、つまり茎の先端に一個だけ花を咲かせます。花は品種改良が進んでいて、一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲き・パーロット咲きなどの様々な花形があり、また花の色も多様です。そのため、好みに合わせて品種を選ぶ事ができます。チューリップの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
ツツジ属



学名:Rhododendron
生活形:半常緑低木/落葉低木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~200cm(サツキ)
樹形:分枝型・叢生型
主な原種:サツキ・アザレア・シャクナゲ・レンゲツツジ 等
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ツツジ属は約600種以上を含む属であり、一般的に株を覆うように咲き誇る花姿を鑑賞したり、生垣として利用する目的などで栽培される植物です。代表的な種にはサツキ(Rhododendron indicum)やアザレア(Rhododendron simsii cv)やシャクナゲ(Rhododendron subg. Hymenanthes)等があります。例えば、サツキは生活形が半常緑低木になるため寒さの厳しくない地域であれば冬の間も葉が残り、一年を通して目隠しとしての役目を果たす事ができます。開花期はサツキ(皐月)の名前が示すとおり5月頃で、非常に多花性で、枝先に1~2個の花をつけながら、株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、生垣などで沢山の株を並べれば美しい景観を作り出す事も可能です。花の色は赤・桃・橙・白があるため好みの品種を選ぶことが出来ます。例えば、お庭の空間をロマンチックに彩る場合は桃色の花を選んだり、情熱的で華やかな雰囲気を作りたい場合は赤色の花を選びます。樹形は分枝型になり、側枝が多くブッシュ状になります。基本的に萌芽力が強いため、剪定で好みの概形に整えて、整形式の生垣として利用される事が多いです。ツツジ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ディアスキア属



学名:Diascia
生活形:多年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ディアスキアは、開花期間の長さや、2個の距が角のように後ろに突き出るユニークな花の形が特徴になる植物です。草姿は一般的に分枝型ですが、品種により匍匐型を呈する場合もあります。分枝型は寄せ植えなどに使いやすく、匍匐型は地被植物やハンギング仕立てに向きます。開花は春から晩秋にかけて長く咲きます。そのため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。花序は総状花序になり、エネルギーが続く限り、花が上に向かい咲き続けます。ただし、開花した個々の花は落ちやすいため、花穂はそれほど長くなりません。花の形は唇形、裂片が丸いため可愛らしい見た目をしています。花の色は赤・桃・橙・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
テイカカズラ属



学名:Trachelospermum
生活形:常緑ツル性木本
開花:5月~6月
花色:桃・黄・白
葉色:緑・桃・赤・橙・黄・白
樹高:約30~600cm
樹形:ツル型(巻き付き茎/付着根)
主な原種:テイカカズラ/キョウチクトウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:テイカカズラ属は約11種を含む属であり、一般的に他物を覆うように成長するツル性の植物で、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはテイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)やトウキョウチクトウ(Trachelospermum jasminoides)等があります。たとえば、テイカカズラは、花にジャスミンを思わせる香りがあり、園芸品種のハツユキカズラがよく栽培されています。樹形はツル型で、他物に茎を巻き付けたり、気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではトレリスなどに誘引してツル植物として栽培されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。花は集散状に次々と咲き、株を覆うようにクリーム色の花が咲き誇ります。花にはジャスミンの香りがあるため、芳香性の花としてたのしむのもよいかもしれませんね。また葉の色はふつう緑をしていますが、品種により桃・赤・橙・黄・白等の色があります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできる所も魅力です。テイカカズラ属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
トキワマンサク属



学名:Loropetalum
生活形:常緑低木
開花:4月~5月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黒
樹高:約100~300cm
樹高:分枝型
主な原種:トキワマンサク 等
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トキワマンサク属は約5種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に優雅に広がる樹形や、紙吹雪のように咲き誇る美しい花、多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培されています。代表的な種であるトキワマンサク(Loropetalum chinense)は、樹形が分枝型で、側枝は弧状に湾曲しながら優雅に広がります。開花は4月~5月、花は紐状の花弁が4~5本集まるためヒラヒラとした紙のような見た目をしており、花が総状花序に咲き続けます。また非常に多花性になり、株を覆うように咲き誇るため、開花期は桃色または赤色の紙吹雪のような圧巻の景観を作り出す事ができます。さらに、複数の株を並べて植栽すれば視界を覆うように花が咲き、幻想的な空間を創り出すこともできるでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、品種により赤・桃・紫・黒など葉色があります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめるでしょう。
●な行
ニチニチソウ属



学名:Catharanthus
生活形:多年草/亜低木
開花:周年※一般的な開花は5月~11月になる
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~100cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ニチニチソウ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニチニチソウ属は約9種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に長期間に渡り咲き誇る華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されています。代表的な種であるニチニチソウ(Catharanthus roseus)は、理想的な環境下では花が周年咲くため、花を長く楽しみたい人などに人気の高い植物です。草姿は分枝形と匍匐形があり、品種により茎の向きは直立するものや匍匐するものがあります。そのため、直立する茎の品種は花壇や寄せ植えの中で高さや立体感を出せたり、匍匐する茎の品種は地被植物やハンギング仕立てにして楽しむと良いでしょう。花の形は高杯形で、裂片の丸みが可愛らしい印象を添え、腋生に次々と開花してたくさんの花が咲く事で豪華な花姿を作り出します。花の色も赤・桃・紫・黄・白と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、情熱的で派手な雰囲気を添えたい場合は赤色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ニワトコ属

学名:Sambucus
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黒・黄・白
樹高:約400~600cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:セイヨウニワトコ/ニワトコ/セイヨウアカミニワトコ 等
用途:カラーリーフ/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニワトコ属は約22種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に果実を収穫してジャムなどで利用したり、レースフラワーを思わせる上品な花を鑑賞したり、美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)は樹形が叢生型で樹冠は円形に近い見た目になります。葉は羽状複葉で優雅に広がるため、レース模様をみているような上品な印象を与えます。また葉の色が品種により緑色・黄色・黒色と多様なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力でしょう。花はレースフラワーのように、小さな花が散房花序に集まります。そのため、庭木として栽培するとお庭の中にエレガントさを添えるはずです。花が終わると黒色の果実が豊かに実りますが、食用とすることができます。ただし、果実には有毒成分が含まれているため生で食べると吐き気や嘔吐などの中毒を引き起こす可能性があります。そのため、必ず加熱調理して、ジャムなどに加工をして食べるようにしましょう。この他にも、ニワトコ属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ネメシア属

学名:Nemesia
生活形:一年草・多年草
開花(ネメシア):3月~6月
開花(宿根ネメシア):5月~10月※夏場に休む傾向がある
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:ネメシア/宿根ネメシア/ケイランサス
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネメシア属は約60種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。代表的な種にはネメシア(Nemesia strumosa)や宿根ネメシア(Nemesia caerulea)などがあります。例えば、ネメシア(Nemesia strumosa)は生活形が一年草になり、園芸品種が豊富で花色が多い所が魅力となります。花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。一方で、宿根ネメシア(Nemesia caerulea)は生活形が多年草です。開花期間も5~10月と長いため、花を長く楽しみたい人などに好まれます。こちらも花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。
ネリネ属



学名:Nerine
生活形:多年草
開花:10月~12月
花色:赤・桃・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ボウデニー/サルニエンシス 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネリネ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に上品さを感じさせる花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。草姿はロゼット型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる細長い葉と、垂直に伸びる花茎が整然とした外観をつくります。花は細長い6個の花被片が外側にカールしながら漏斗状に広がるため、優雅な見た目をしており、さらに花が散形花序に複数集まり咲くため豪華な花姿となります。そのため、お庭に植えると開花した花がエレガントな雰囲気を空間に添えてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品とラグジュアリー感を演出してくれるでしょう。
●は行
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約68種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
バコパ属



学名:Chaenostoma
生活形:多年草
開花:周年※春頃に最も開花して夏は休む傾向にある
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:バコパ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バコパ地表面を絨毯のように覆いながら、株一杯に咲き誇る豪華な花姿を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。理想的な環境下では周年開花しますが、一般的には春に最も花が咲き、夏に花は休む傾向があります。花は2~3cm程度と小ぶりですが、一方で非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、花絨毯を見てるような美しい花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ヒヤシンス属



学名:Hyacinthus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オリエンタリス 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヤシンスは、百合を想像させる優美な花が、穂状に高密度に連なり豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は直立する傾向があり、葉の形は線形で肉厚です。そのため、スタイリッシュな中に可愛らしさも感じさせるリーフとして楽しめます。開花は2月~4月、花の形はユリ形花冠で、花被片の先端が外側にクルンと強くカールします。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、穂状に高密度に連なり咲くため、優雅さの中に豪華さを感じさせる花姿となるでしょう。花の色は、赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多様で、また強い光沢があり、光が反射すると宝石のように輝いて見えます。そのため、ヒヤシンスを楽しむ場所にはラグジュアリー感を添えることができるでしょう。その他、ヒヤシンスは花に心地よいフレッシュな香りがあったり、花を収穫して切り花として利用出来たりします。非常に豪華な花姿だけではなく、多様な使い道のあるヒヤシンスはとても人気の高い植物となります。
ヒューケラ属



学名:Heuchera
生活形:多年草
開花:5月~7月(9月)
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒
草丈:約15~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ビローサ/ミクランサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒューケラは、楓の葉を思わせるお洒落な葉の形や、非常に多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型になり、地中にある根茎で緩やかに広がりながら、多数の葉と花茎を出して叢生します。また多数の葉は地面を覆うように広がるため、地被植物として活用されます。葉の形は掌状浅裂・掌状中裂になり、楓やアイビーを思わせるお洒落な見た目をしています。葉の色も緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の葉を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。開花は春から夏頃にあり、花のサイズ(約0.5~1.2cm)や花序(総状花序・円錐花序)は品種により、かわります。花を楽しみたい場合は、花のサイズと花序、花の数と密度に注目して品種を選ぶとよいでしょう。またヒューケラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ブーゲンビリア属



学名:Bougainvillea
生活形:常緑ツル性木本
開花:周年※一般的に春と秋に開花する
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~1200cm
樹形:ツル型(鈎・刺/スクランブリングシュラブ)
主な原種:スペクタビリス/テリハイカダカズラ/ブティアナ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブーゲンビリアは、一般的に優雅に広がる樹形や、紙吹雪のように咲き誇る美しい花を鑑賞する目的で栽培されている常緑ツル性木本です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。また茎は成熟すると太く頑丈になり、自立するようになるため、最初だけ誘引してあげるとよいでしょう。またコンパクトで誘引不要の品種などもあります。理想的な環境下では開花が周年あり、数ヶ月ごとに開花と休息を繰り返しますが、一般的には春と秋に花が咲き誇ります。花序は集散花序に3個の花が並びます。ただし花は3枚の苞に保護され隠れているため、一般的には苞が鑑賞されており、苞はひらひらとして紙のような見た目をしており、色は赤・桃・黄・橙・紫・白と多様です。また非常に多花性になり、株を覆うように咲き誇るため、紙吹雪のような圧巻の景観を作り出す事ができます。さらに、複数の株を並べて植栽すれば視界を覆うように花が咲くため幻想的な空間を創り出すこともできるでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、品種により黄・白などの葉色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめるでしょう。
ブッドレア属

学名:Buddleja
生活形:落葉低木
開花:6月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約180~500cm
樹形:分枝型
主な原種:ダビディ/ウェイエリアナ/アルテニフォリア
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブッドレア属は約111種を含む属であり、園芸でも樹形・花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。特に代表的な種であるブッドレア(Buddleja davidii)は、開花期の長さやボリューム感のある円錐形の花房が魅力で広く栽培されている植物です。ブッドレアの樹形は分枝型、やや節間が広めで側枝が奔放に伸びる傾向があるため、雑多な印象を感じさせる事があります。開花期は6月~10月頃までと長くあり、花を長期間たのしみたい人に好まれるでしょう。花序は円錐花序で、長さが最大50cmに達します。その大きな花穂は、遠くから見ても強い存在感があるため、庭園などの広い空間の中でもフォーカルポイントとして働くでしょう。一方で、円錐花序は集散状に上から下に開花が進み、分枝が繰り返されるため、株が奔放に茂りすぎて雑多な印象をあたえる原因にもなります。また開花後の花は枯れても残るため、花がら摘みをしないと清潔感が損なわれる原因にもなります。これらはブッドレアを栽培する際の悩みのひとつになるかもしれません。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩で好みで品種を選べます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりすることができます。また、ブッドレアは別名でバタフライブッシュと呼ばれており、蝶々を引き寄せる花として知られています。そのため、蝶々を呼ぶ花として栽培してみるのもよいかもしれませんね。
ブラキカム属

学名:Brachyscome
生活形:多年草/一年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:桃・青・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:10~30cm
草姿:分枝型/匍匐型 等
主な原種:アングスティフォリア/イベリディフォリア 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラキカム属は約102種を含む属であり、園芸でも生活形・花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。特に代表的な種であるブラキカム・アングスティフォリア(Brachyscome angustifolia)は、理想的な環境下では花が周年咲き、非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇るため、人気の高い植物になります。花は花梗が長く伸びて、葉のさらに上で開花するため、葉に隠れることなく鑑賞できます。花のサイズは1.5~2.5cmと大きめで、個々の花をしっかり鑑賞出来る点も魅力の一つとなるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型、茎の形態は傾状茎になり匍匐した後に立ち上がりマット状に広がります。そのため、株を等間隔に並べて地被植物として利用したり、花壇の縁どりなどに利用したり、寄せ植えで活用する場合は他の植物の前方に配置してボリューム感を出すことができます。ブラキカム属には、この他にも様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
フランネルフラワー(アクチノタス属)



学名:Actinotus
生活形:多年草
開花(一期咲き):4月~6月
開花(四季咲き):4月~6月・9月~12月
花色:緑・白
葉色:緑・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:ヘリアンセ 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランネルフラワーは、植物全体に羊毛状の毛が生えており、フランネルのような柔らかな質感があります。その独特な見た目と、開花期間の長さから、人気の高い植物です。草姿は叢生型になり、地際から直立茎が何本も伸びます。葉は羽状にわかれているため、レース模様をみているような繊細で上品な雰囲気があり、また葉には白色の毛が密生して白緑色になるため、上品な印象を与えるシルバーリーフとしても楽しめます。開花期は春のみ咲く一期咲きと、春と秋に咲く四季咲きがあり、品種により差異があります。花はキク科でよく見られる頭花に見えますが、花びらに見える部分は苞になり、実際の花は中央部で散形花序に密集しています。花は触るとフランネルのような柔らかな質感をしており、また色は白色と緑色をしているため、明るさと爽やかさを印象を感じさせてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品と清楚な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
プリムラ属



学名:Primula
生活形:多年草
開花:11月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ポリアンサ/ジュリアン/オブコニカ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プリムラ属は約545種を含む属であり、園芸でも草丈・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
プリムラ属の主な種
- プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha):開花期が11月から5月と長く、花の少なくなる冬の季節を色鮮やかに彩る事から、冬を代表する花として人気の高い植物の一つです。他のプリムラと比べて園芸品種が豊富にあり、花の形・色が多様にあるところが魅力になります。株はロゼット型で基本的に横に大きく広がらずにコンパクトに成長します。また耐寒性が高いため屋外の花壇に並べたり、寄せ植えに使用したりしやすい植物となります。
- プリムラ・オブコニカ(Primula obconica):開花期は11月~4月頃まで、ポリアンサと比べて草丈が高くなり、花も大きいため、豪華な花姿がたのしめます。ただし、寒さに弱いため、基本的に屋内で鑑賞する植物です。
- プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides):開花期は11月~4月頃まで、花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、非常に沢山の花が咲きます。そのため、花姿はボリューム感がありながら空気を含んだような柔らかな見た目をしており、霞を見てるような幻想的な雰囲気を添えることができます。
フロックス属
ハッピーガーデン・フォーエバーピンク


学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
プロテア属



学名:Protea
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
樹高:30~800cm
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:キングプロテア/クイーンプロテア/エキシミア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プロテアは、直径30cmにも達する超巨大な花を咲かせる事もある植物で、花持ちが抜群に良いことから豪華な印象を添える切り花やフラワーアレンジメントなどに使用されています。プロテアの樹形は叢生型または分枝型、叢生型は地中に太い塊茎をもち、地面から複数の茎を出します。理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、個々の花も長く鑑賞出来るため、長期間にわたり花を楽しみたい方にとって魅力的です。花序は頭花になりますが、花弁のように見える部分は色鮮やかな苞が鱗状に重なったものです。この苞は一般的にビロードのような毛が生えているため、プロテアに高級感と華やかさを添えています。実際の花は中央部で密集していて、長く突出した雄蕊が綿のような柔らかな印象を添えているのが特徴です。花のサイズや形は種や品種で差異で差異がありますが直径は3~30cmあり、花の形は皿状に大きく開いた豪華なものや、長球形の蕾のような可愛らしい見た目をしているものがある。購入する際は自身の好みで形や色を選ぶとよいでしょう。プロテアの種と品種に関しては種類のリンクからも9種類の原種と、14種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ペチュニア属



学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、ほとんど一年を通して花を咲かせる点や、品種改良が進んでいて非常に多種多様な花の形と色がある点等から圧倒的な人気を誇る植物です。ペチュニアの草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間がとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、特に春から秋にかけてはよく花が咲きます。漏斗形の花は、エネルギーが続く限り茎が勢いよく成長して節から花をどんどん咲かせます。花は非常に多花性で株を覆うように咲き誇ることから、豪華な花姿を楽しめるでしょう。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と他の植物と比べても非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。さらに、葉の色はふつう緑色ですが、品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。このように、ペチュニアは多様な魅力がある一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)



学名:Hylotelephium
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・紫・茶・黒・白
草丈:約50cm
草姿:叢生型
主な原種:オオベンケイソウ/ムラサキベンケイソウ/ミセバヤ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベンケイソウは茎や葉の表面が滑らかで光沢もあるため、プラスチック製の玩具を見てるような可愛らしさがあり、また秋にはボリュームのよい花を咲かせるため、これを鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型または匍匐型の二種類があります。叢生型は地中にある根茎が成長に伴い広がりながら、複数の茎を伸ばし群生をつくるため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて種や品種を選ぶとよいでしょう。開花期は種により差異がありますが、普通は晩夏から秋頃に咲きます。星型の小さな花が散房状に高密度に集まり咲くため半球状の大きな花房となります。その大きな花房は遠くからでもよく目立ち目を引きつけるため、フォーカルポイントとしても働くでしょう。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋にも飾れます。インテリアとして飾れば、お部屋の中に豪華さと可愛らしさを添えることができるできます。。
ペンタス属(クササンタンカ属)



学名:Pentas
生活形:低木
開花:5月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約30~150cm
樹形:分枝型
主な原種:ランセオラテ 等
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペンタスは星形の花が半球状に集まり咲くボリュームのある花房を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形は分枝型になり、側枝葉が多くこんもりと茂ります。開花期は5月~11月頃まであるため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気があります。花は高杯形で筒部が非常に長く、先端の裂片は5個あり星形になっています。個々の花は小さいですが、散房状に集まり半球状になるため、大きく豪華な花姿が楽しめます。また花の色も赤・桃・紫・白と多彩なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
ポーチュラカ属



学名:Portulaca
生活形:一年草/多年草
開花:5月~10月(ハナスベリヒユ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~25cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナスベリヒユ/マツバボタン/ウェルデルマニー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカは、茎が匍匐性に広がるため地被植物として主に利用されており、ぷにぷにとした可愛らしい茎・葉や、鮮やかな色の花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。茎や葉は肉厚でぷにっとしていて可愛らしい見た目をしており、また多肉の部分には養分や水分を貯蔵しているため栄養や水分の少ない環境に適応することができます。開花期は種により差異がありますが、ハナスベリヒユでは5月~10頃まで花が見られます。花の色は鮮やかで赤・桃・黄・橙・白とあるため、カラフルでポップな雰囲気をお庭に添えることができるでしょう。また葉の色は緑色の他に、桃・黄・白とあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ボタン属



学名:Paeonia
生活形:多年草/落葉低木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型・分枝型
主な原種:
用途:切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ボタン属は約37種を含む属であり、園芸でも生活形・ 花の形・花の色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種にはボタン(Paeonia suffruticosa)とシャクヤク(Paeonia lactiflora)の二種類があります。例えば、ボタンは生活形が落葉低木で、分枝しながらブッシュ状に成長します。花は約10~25cmと大きいため強い存在感があり、薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしている点が魅力です。花が散る時は、花弁が一枚ずつ離れるため、花弁が丸ごとドサッと落ちるシャクヤクと比較される事もあります。一方で、シャクヤクは生活形が多年草になり、草姿は叢生型で地中から沢山の茎を出します。花のサイズは約8~16cmですが、ボタンと比べると花弁が多い傾向があり、より豪華な花姿が楽しめることが多いです。
ポリゴナム(イヌタデ属)



学名:Persicaria
生活形:多年草
開花:周年※春と秋に最も多く開花する
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ポリゴナム/ヒマラヤトラノオ/アプレキシコール 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリゴナム属は約131種を含む属であり、園芸でも草姿・ 葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。代表的な種である、ポリゴナム(Persicaria capitata)は、園芸でも広く栽培されており、地表面を這うように広がりながら、金平糖を思わせるような可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、岩の隙間に偽着生させたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。開花期は周年で、春と秋に最も花が咲きます。そのため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気があります。花は頭花になり、小さな花が球状に集まり金平糖のお菓子のような可愛らしい見た目をしています。また非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇ります。そのため、お庭などで栽培すれば花絨毯を敷いてる豪華さや、お菓子が散りばめられてるような可愛らしい雰囲気を添えることができます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては桃色・黄色・白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
●ま行
マーガレット(モクシュンギク属)

学名:Argyranthemum
生活形:多年草
開花:11月~6月※3月~5月に最も多く開花する
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~80cm
草姿:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マーガレットは「好き」「嫌い」と唱えながら花弁を一枚づつ千切り恋の行方を占う花として知られている植物です。草姿は分枝型で、側枝が多く外観はドーム状に盛り上がる姿になります。そのため、花壇や鉢植えの中で立体感とボリューム感を出すことが出来ます。葉の形は2~3回羽状に深く裂けていて、裂片が細いため、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気があり、大きく華やかな花との対比をうみだしています。花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲きと多様で、また花の色も赤・桃・黄・橙・白と非常に多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。また花は散房状に株の表面を覆うように咲き誇るため、非常に豪華な花姿が楽しめます。この多様な魅力が、マーガレットが広く愛され続けている理由のひとつとなっているのでしょう。
ミズキ属



学名:Cornus
生活形:落葉高木
開花:3月~6月
花色:赤・桃・黄・緑・白
葉色:緑
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:ミズキ/ハナミズキ/シラタマミズキ/常緑ヤマボウシ 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミズキ属は約51種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ミズキ属の主な種
- ヤマボウシ(Cornus kousa):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、春から初夏にかけて株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が尖っていて、ハナミズキと区別することが可能です。ヤマボウシの果実は多数の果実が集まる集合果で、ボコボコと隆起した球形をしており、収穫してたべることが出来ます。
- ハナミズキ(Cornus florida):生活形は常緑高木、樹冠は傘形に優雅に開く傾向があり、早春から初夏にかけて葉が展開する前から株を覆い尽くすように花が咲き圧巻の景観を作り出します。花は苞の先端が凹んでいて、ヤマボウシと区別することが可能です。果実は毒性があるため食べられませんが野鳥の貴重な食料源となります。
- シラタマミズキ(Cornus alba):生活形は落葉低木、樹形は株立ち、細い側枝が多くブッシュ状になり、枝の色は赤色・紫色・黒色などをしている。園芸では自然風の生垣として利用されたり庭木として楽しまれており、冬季には葉が落葉した後に見られる色鮮やかな枝のシルエットは海で見られるような珊瑚を想像させます。
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
ムラサキナズナ属(オーブリエチア属)

学名:Aubrieta
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~20cm
草姿:匍匐型
主な原種:デルトイデア 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムラサキナズナは、地表面を這うように広がりながら、開花期に株いっぱいに花を咲かせて花絨毯を作り出す植物です。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、岩の隙間などに偽着生させたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりする植物です。開花期は春で、総状花序に花が次々と咲いて株を覆うように咲き誇ります。そのため、花絨毯が敷かれているような美しい花姿が楽しめます。また幾つかの品種は、葉に黄色(白色)の班が入るため、カラーリーフとしても楽しめます。
モクレン属(マグノリア属)



学名:Magnolia
生活形:落葉低木/落葉高木
開花:3月~4月
花色:白・黄・桃
葉色:緑
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:サラサモクラン/タイサンボク/カラタネオガタマ 等
用途:香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モクレン属は約373種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
モクレン属の種類
- サラサモクレン(Magnolia × soulangeana):花のサイズが10~20cmと大きいため強い存在感があり、花の形がチューリップや蓮のような見た目をしています。そのため、豪華さの中に可愛らしさや優美さを感じさせる花姿が楽しめる植物です。
- タイサンボク(Magnolia grandiflora):花のサイズは最大30cmに達する事があり、非常に巨大な花を探せる植物です。花にはキャンディを想像させる甘い香りがあり、開花期には数メートル先まで濃厚な芳香がただよいます。また甘い香りが蜜蜂などの花粉媒介者を引き寄せるため、花の中で蜜蜂が集合している事もままあります。
- カラタネオガタマ(Magnolia figo):花は3~4cmほどと他のモクレン属の種と比べて小ぶりで、6枚の花被片が皿状に開いて開花します。花被片はワックスを塗ったような光沢があり、バナナに似た強い香りがある点が特徴となります。
- オガタマノキ(Magnolia compressa):古来から神社の神域などに植栽されており、御神木として祀られている植物です。枝葉は榊と同様に神事で利用されており、神前に供える事で心霊を招くと考えられています。
モナルダ属



学名:Monarda
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:タイマツバナ/ヤグルマハッカ/レモンベルガモット 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モナルダは、松明を想像させるような個性的な花を鑑賞したり、柑橘系(ベルガモット)の香りがある葉を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は基本的に分枝が少なく垂直に伸びるため、モナルダは群生をしていても洗練とした印象を感じさせます。開花は6月~9月頃で、花序は節間と花梗が極短い輪散房花序に密集して咲きます。個々の花は細長く伸びる上唇と下唇がツンツンとした独特な見た目をしているため、花姿は燃え上がる松明のような個性的な見た目となっています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな人に好まれるでしょう。また葉には芳香があり、その香りは種や品種で差異がありますが、ベルガモット・レモン・オレガノに似た芳香をもちます。この香りを楽しむ目的で、葉をぽぷりにしたり、ハーブティーにして飲まれることもあります。
●や・ら・わ行
ユーカリ属





学名:Eucalyptus
生活形:常緑高木
開花:
花色:赤・黄・白
葉色:緑・白・灰
樹高:約100~10000cm※種により差異が大きい
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:シネレア/ウェブステリアナ/レモンユーカリ等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/観葉植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーカリ属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーカリの主な種
- ユーカリ・シネレア(Eucalyptus cinerea):幼木・若木の葉は銀貨のように円形で銀色をしているため、高級感を感じさせます。また他の円形の葉をもつユーカリと比べてサイズが最大8cmと大きくなるため豪華さがある。
- ユーカリ・ウェブステリアナ(Eucalyptus websteriana):葉の形状がハート形をしているため、恋心をくすぐられるような可愛らしい印象を与えます。他のユーカリと同様にアレンジメント素材として重宝されます。
- ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus bridgesiana):他のユーカリと一線を画すほどの強烈な香りがあります。精油にはシネオールが約50~70%とその他にα-ピネンやp-シメン等が含まれており、これを抽出する目的で栽培もされています。家庭で栽培する際は、かなり大きくなるため萌芽更新等を繰り返して育てるのがよいでしょう。
- レインボーユーカリ(Eucalyptus deglupta):樹皮が緑色・鶯色・赤色・橙色・紫色・青色・茶色・灰色のペンキで色を塗ったような色彩をしているため、一見するとフェイク植物のような見た目をしています。そのため、この植物をお庭で栽培すると強く目を引きつけるかもしれませんね。
ユーコミス属(パイナップルリリー)

学名:Eucomis
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・紫・赤・黒
草丈:
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オータムナリス/ホシオモト/バンデルメルウェイ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーコミスは、パイナップルを見てるようなユニークな見た目の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は斜上に優雅に広がる傾向があり、葉の形は長楕円形または線形で肉厚です。太い花茎に花が高密度に咲くため、円筒型の豪華な花姿となり、また花序の頂部に苞がロゼットのように束生します。そのため、パイナップルを想像させるような見た目となり、お庭で栽培すると南国の雰囲気を演出できます。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、トロピカルな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ユーフォルビア属



学名:Euphorbia
生活形:多年草・低木
開花:4月~6月(カラキアス)
花色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・橙・白
葉色:緑・青・黄・橙・赤・桃・紫・黒・白
草丈:約50~120cm(カラキアス)
草姿:直立型・叢生型
主な原種:カラキアス・ソテツキリン・初雪草・ポインセチア・雪華草 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーフォルビア属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーフォルビア属の主な種
- ユーフォルビア・カラキアス(Euphorbia characias):たくさんの花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿が魅力的な植物です。また草丈は50~120cm、株は叢生して沢山の茎を伸ばし、大株に成長します。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができます。
- ユーフォルビア・アミグロダイデス(Euphorbia amygdaloides):花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿と、緑・赤・紫・黒と多様な葉色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。
- ユーフォルビア・蘇鉄キリン(Euphorbia bupleurifolia):多肉質な幹と、幹の頂部でロゼットを形成する葉が、果物のパイナップルを想像させる多肉植物です。そのため、ユニークな植物が好きな人に好まれ、栽培されています。
ユリ属



学名:Lilium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:叢生型
主な原種:オニユリ/ヒメユリ/ササユリ/カノコユリ 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリは豪華さや優美さを感じさせる花を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に茎を伸ばし群生をつくります。開花は6月~8月、花のサイズは30cmに達する事もある大輪で強い存在感があり、花の形は6枚の花被片が漏斗形に開きながら先端が外側に湾曲するため、豪華さと優美さを兼ね備える花姿が楽しめます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、高級感のあるラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
ヨモギ属(アルテミシア属)



学名:Artemisia
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:黄
葉色:緑・白
草丈:約15~60cm
草姿:叢生型
主な原種:シロヨモギ/アサギリソウ/ルドビシアナ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヨモギ属は約506種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ヨモギ属の主な種
- シロヨモギ(Artemisia stelleriana):株は全体が白色の毛で覆われているため、明るさや清潔感を感じさせるシルバーリーフとして広く親しまれている植物です。また葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉に丸みがあるため、レース模様を見るような上品さと、可愛らしさが兼ね備える見た目をしています。そのため、エレガントなお庭で栽培すると上品さや優美さを添えてくれるでしょう。
- アサギリソウ(Artemisia schmidtiana): 株は丸みのあるドーム状に成長する傾向があり、光で輝き霞をみてるような幻想的な雰囲気を感じさせる植物です。草姿は叢生型で、株はモコモコと盛り上がるようにドーム状に広がります。そのため、地被植物として活用できます。葉は羽状複葉、葉を構成してる小葉は細長い線形をしているため、綿のように空気をたくさん含んだ軽やかな見た目をしており、ふわふわとしたボリューム感があります。また葉は絹糸状の毛で覆われているため、基本的に色は殆ど白色です。絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつとなります。上記の理由から、この植物は、ふわふわとしたメルヘンチックなお庭や、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭などを演出するのに適した植物となります。
ライスフラワー(オゾタムヌス属)


学名:Ozothamnus
生活形:常緑低木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑
樹高:100~200cm
樹形:分枝型
主な原種:ライスフラワー
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライスフラワーは、米粒のような見た目をした蕾が、茎頂で密集して咲く花姿が、豪華な印象を与える魅力的な植物です。樹形は分枝型になり、基部付近でよく分枝してブッシュ状に茂ります。また細い側枝には、線形の葉が沿うようについているため、枝のシルエットが際立つ独特な外観を呈します。花序は頭花と散房花序の組み合わさる複合花序になり、頭花が蕾の時は紙のような総苞に包まれています。総苞は乾燥しても色褪せや型崩れが少ない事から、ライスフラワーをフラワーアレンジメントで使用する場合は、頭花が蕾の時に収穫して利用されるのが一般的になります。
ライラック(シリンガ属)



学名:Syringa
生活形:落葉小高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約300~600cm
樹形:単幹・分枝型・株立ち
主な原種:ライラック/ヒメライラック/ペルシャライラック 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライラックは、ボリューム感のある豪華な花房と、花から香る果物のような甘い芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ約300~600cm程度に成長します。開花は4月~6月、花序は円錐花序で、長さが7~25cm程度あり、花が高密度に密集してモコモコと盛り上がる豪華な花姿を呈します。さらに、花には果物を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。その他にも、この香りを砂糖や蜂蜜に移して、ライラックハニーやライラックシュガーとして楽しまれることもあります。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色をしている品種があります。この品種を選ぶことで開花期以外もカラーリーフとしてたのしむこともできます。
ラグラス属(ウサギノオ属)



学名:Lagurus
生活形:一年草
開花:4月~8月
花色:黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ウサギノオ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラグラスは、ウサギの尾を想像させるような可愛らしい花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の稈が直立に伸びて群生をつくります。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は寸胴で丸みのある可愛らしい外観をしており、その外観からウサギの尾に例えられています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)



学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ランタナ属

学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
リュウカデンドロン属

学名:Leucadendron
生活形:常緑低木
開花:11月~4月
花色:緑・黄・橙・赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・銀・白
樹高:
樹形:直立型・分枝型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リュウカデンドロン属は約85種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リュウカデンドロン属の主な種
- リュウカデンドロン・サリグナム(Leucadendron salignum):開花期になると花の周辺にある苞と葉が、黄・赤・紫・白などに色付いて鑑賞価値を高める植物です。生活形は常緑低木、樹形は分枝型、開花期は11月~4月、花序は長さ1~2cmの球形の頭花になり、花序の下に多彩な苞がある。
- シルバーアフリカーナ(Leucadendron argenteum):葉に絹糸状の白色の毛が密生しているため、葉の色は白緑色をしています。また絹糸状の毛は光が当たると反射して、キラキラ輝いて見えるため、宝飾品を見てるような美しさがある点もこの植物の魅力のひとつです。生活形は常緑高木、樹形は直立型(単幹)、開花期は春、花序は頭花です。
レウコフィルム属



学名:Leucophyllum
生活形:常緑低木
開花:周年※開花は疎らで湿度が上がると一斉に開花する傾向がある。
花色:紫・桃
葉色:緑・白
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レウコフィルムは、白色の美しい葉や、紫色の上品な花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が茂りドームを形成しながら成長するため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。葉は約2~3cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の表面には白色の腺毛があり、色はパステル調の柔らかな白緑色をしています。そのため、優しい雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花は周年咲く能力があり、特に湿度が高くなると花が一斉に咲く傾向があるため、雨を予測する植物として英名では「バロメーター・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれています。花は葉腋に単生して咲き、枝を覆うように咲き誇ることもあります。花の色は個体差により紫色または桃色をしているため、上品な印象を感じさせたり、可愛らしい雰囲気を作ったりするでしょう。
ワイヤープランツ(ミューレンベッキア属)



学名:Muehlenbeckia
生活形:落葉ツル性木本/落葉低木
開花:6月~7月
花色:緑・白
葉色:緑・黄・桃・白
樹高:約
樹形:ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:コンプレクサ/アキシラリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワイヤープランツは、柔軟なワイヤーを思わせるような茎が作り出す独特な樹形と、緻密で可愛らしい印象を与える葉が魅力的な植物です。樹形はツル型で、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。そのため、ツルを誘引して誘引資材に仕立てられたりしますが、多くは地被植物のように仕立てられたり、鉢に植えてワイヤー状のツルを枝垂れさせて仕立てられる事が多いです。葉は約0.5~2cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、繁茂しても薮を見てるような野暮ったさを感じさせにくいです。葉の形は丸みを帯びるため、可愛らしさがあり、葉の色は緑色の他に品種を選ぶと黄・桃・白とあるため、カラーリーフとしても楽しめます。また枝葉は収穫して切り花やフラワーアレンジメントの素材として利用する事ができます。ワイヤープランツの枝葉は、アレンジメントの中でボリューム感を出したり、容器の目隠しとして働かせたり、流れを演出したりして多様な活用方法があるため人気の花材です。
ワックスフラワー(カメラウキウム属)



学名:Chamelaucium
生活形:常緑低木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約15~300cm
樹形:分枝型
主な原種:ウンキナツム
用途:生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワックスフラワーは、宝飾品をみているような光沢のある美しい花を鑑賞する目的で一般的に栽培されている植物です。樹形は分枝型で、細い側枝がブッシュ状に多く茂り、線形または針形の葉がつきます。そのため、枝葉の間から光が通り、霞がかったような印象を与えたり、繊細で洗練された印象を感じさせます。開花は春から初夏にかけて、花は円形の5枚の花弁と淡い桃色の花色が可愛らしさを演出する効果があり、またワックスで塗られたような光沢と、雄蕊で作られる王冠のような偽副冠が宝飾品を見てるようなラグジュアリー感を演出します。開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ることが出来るため、ラグジュアリー感を演出するインテリアとして取り入れてみるのも良いでしょう。